JP3432781B2 - 切土補強土工事用穿孔機 - Google Patents
切土補強土工事用穿孔機Info
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Description
おいてロックボルト孔を穿孔する切土補強土工事用穿孔
装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】法面の土留めの代表的工法に、地中に穿
孔した孔内にアンカーを設け、アンカーの引き抜き抵抗
を利用することにより土圧に抵抗させるアンカー工法が
ある。このアンカー工法で穿孔に使用されるアンカード
リルは、移動手段及び搭載方式からクローラ搭載型と、
スキッドベース搭載型と、ホイール搭載型の3種に分類
されている。 【0003】クローラ搭載型のアンカードリルは、穿孔
機本体を含む全ての穿孔装置をクローラ台車に搭載した
ものであり、迅速な移動ができる機構になっている。ス
キッドベース搭載型のアンカードリルは、穿孔装置をス
キッドベースに搭載したものであるが、一般に穿孔機本
体とパワーユニットとが分離されており、狭い場所に設
置し易い機構になっているものが多い。 【0004】ホイール搭載型のアンカードリルは、穿孔
装置をトラックの荷台等に搭載したものであり、特別な
施工目的に合わせて製作されたものが多い。切土補強土
工事においてロックボルト孔を穿孔する切土補強土工事
用穿孔機としては、法面の高所及び狭小な場所で使用す
ることから、質量が小さくコンパクトなスキッドベース
搭載型の穿孔機が多く利用されている。 【0005】しかしながら、スキッドベース搭載型の穿
孔機は、迅速な移動ができない。これに対し、クローラ
搭載型の穿孔機は、迅速な移動ができるが質量、サイズ
が大きく、狭小な場所では使用できないという問題があ
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】切土補強土工事におけ
る法面の作業場所は、高所では狭小であるが、低域にな
るにつれて幅の広い場所が確保できるようになる場合も
多い。従って、このような場合には、高所ではスキッド
ベース搭載型、低域ではクローラ搭載型の穿孔機を使用
すれば効率の良い施工ができるようになる。 【0007】しかし、そのためには、スキッドベース搭
載型とクローラ搭載型の2機種の穿孔機をそれぞれ準備
しなければならない。本発明は、切土補強土工事におけ
る上記問題を解決するものであって、一台で狭小な高所
ではスキッドベース搭載型、幅の広い作業場所が確保で
きるようになればクローラ搭載型として使用することの
できる切土補強土工事用穿孔機を提供することを目的と
する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の切土補強土工事
用穿孔機は、上記課題を解決するため、スキッドべース
に接続可能なベースフレームを、クローラ台車の台車フ
レームに着脱自在に接続し、ベースフレーム上に穿孔装
置を搭載している。台車フレームとベースフレームの接
続部の、台車フレームの旋回装置の旋回体には、ベース
フレームの環状部の中心位置を合わせるための上方が先
細の位置決めリブを旋回中心を中心とする同一半径円周
上に複数個配設すると共に、ベースフレームの回転方向
位置を合わせる位置決めピンを立設し、ベースフレーム
の環状部の接続板には位置決めピンが嵌入されるピン孔
を設けている。この切土補強土工事用穿孔機を用いて法
面にロックボルト孔を穿孔する場合には、クローラ台車
を法面付近まで走行させ、法面の作業場所が狭小であれ
ば、穿孔装置を搭載したベースフレームをクローラ台車
の台車フレームから取外し、スキッドべースに接続して
スキッドべース搭載型の穿孔機とし、それから、穿孔装
置を位置決めし法面に対して穿孔を行う。 【0009】切土補強土工事の作業が進捗して幅の広い
場所が確保できるようになると、穿孔装置を搭載したベ
ースフレームをスキッドべースから取外し、クローラ台
車の台車フレームに接続してクローラ搭載型の穿孔機と
し、これを使用して穿孔を行う。従って、一台の穿孔機
で効率良く施工ができるようになり、スキッドベース搭
載型とクローラ搭載型の2機種の穿孔機を準備する必要
はない。 【0010】台車フレームとベースフレームの接続部
の、台車フレームの旋回装置の旋回体には、ベースフレ
ームの環状部の中心位置を合わせるための上方が先細の
位置決めリブを旋回中心を中心とする同一半径円周上に
複数個配設すると共に、ベースフレームの回転方向位置
を合わせる位置決めピンを立設し、ベースフレームの環
状部の接続板には位置決めピンが嵌入されるピン孔を設
けているので、ベースフレームを台車フレーム接続する
とき位置決めが容易になり、現場で簡単に接続すること
ができる。 【0011】 【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る切土補強土工事用穿孔機の正面図、図2は切土補強土
工事用穿孔機の側面図、図3は切土補強土工事用穿孔機
のベースフレームをクローラ台車の台車フレームから取
外した状態を示す正面図、図4は切土補強土工事用穿孔
機のベースフレームをスキッドベースに接続した状態を
示す正面図、図5は切土補強土工事用穿孔機のベースフ
レームをスキッドベースに接続した状態を示す側面図、
図6はクローラ台車の平面図、図7は台車フレームの接
続部の平面図、図8〜図12は台車フレームとベースフ
レームの接続作業の説明図である。 【0012】この切土補強土工事用穿孔機1は、クロー
ラ台車2の台車フレーム3にベースフレーム4が着脱自
在に接続され、ベースフレーム4上には穿孔装置5が搭
載されている。クローラ台車2は、クローラ6と台車フ
レーム3とを備えた自走可能な台車であって、台車フレ
ーム3の中央部に旋回装置7が設けられている。この旋
回装置7の旋回体8上には、ベースフレーム4を接続す
るとき中心位置を合わせるための上方が先細となる位置
決めリブ9が、旋回中心Oを中心とする円周上に複数個
等間隔で配設されている。また、旋回体8上には、ベー
スフレーム4の回転方向位置を合わせる位置決めピン1
0が立設され、接続用のボルト孔14が設けられてい
る。 【0013】ベースフレーム4の下面には、台車フレー
ム3の旋回体8に接続するための環状部11が設けられ
ている。環状部11の下端の接続板12には、位置決め
ピン10を嵌入させて位置決めするためのピン孔13と
接続用のボルト孔(図示略)とが設けられている。ベー
スフレーム4上に搭載されている穿孔装置5は、ロック
ボルト孔を法面に穿孔するためのさく岩機18を備えて
おり、さく岩機18の法面方向への移動を案内するガイ
ドシェル19が、旋回起伏可能なブーム20にチルトボ
デイ21、スイングボデイ22、ガイドマウンチング2
3を介して支持されている。 【0014】ベースフレーム4を台車フレーム3に接続
する場合には、ベースフレーム4をクレーン等で吊っ
て、図8のように環状部11の中心Pと旋回体8の旋回
中心Oとを合わせ、台車フレーム3の旋回体8上に下ろ
して行く。このとき、図9のように環状部11の中心P
と旋回中心Oとが若干ずれていても、位置決めリブ9の
上方が先細になっているので、ベースフレーム4は、位
置決めリブ9によって環状部11の中心Pと旋回中心O
とが一致するように案内される。 【0015】図10のように環状部11の中心Pと旋回
中心Oとが一致したら、ベースフレーム4の回転方向を
調整して、ピン孔13を位置決めピン10に合わせ、こ
の状態からさらにベースフレーム4を下降させて、図1
1のように位置決めピン10をピン孔13に嵌入させ
る。これにより、ベースフレーム4は台車フレーム3に
対して正しく位置決めされる。そこで、図12のように
旋回体8と接続板12とを接続ボルト15で固定する。 【0016】ベースフレーム4を台車フレーム3から取
外す場合には、接続ボルト15を外してベースフレーム
4を吊り上げてやれば良い。環状部11は、スキッドべ
ース16にも同様に接続可能になっている。この切土補
強土工事用穿孔機1を用いて法面にロックボルト孔を穿
孔する場合には、クローラ台車2を法面付近まで走行さ
せ、法面の作業場所が狭小であれば、穿孔装置5を搭載
したベースフレーム4をクローラ台車2の台車フレーム
3から取外し、スキッドべース16に接続してスキッド
べース搭載型の穿孔機とし、それから、穿孔装置5のブ
ーム20を動かしてガイドシェル19を穿孔位置に位置
決めし、さく岩機18を作動させ法面に対して穿孔を行
う。 【0017】切土補強土工事の作業が進捗して幅の広い
場所が確保できるようになると、穿孔装置5を搭載した
ベースフレーム4をスキッドべース16から取外し、ク
ローラ台車2の台車フレーム3に接続してクローラ搭載
型の穿孔機とし、これを使用して穿孔を行う。従って、
一台の切土補強土工事用穿孔機1で効率良く施工ができ
るようになり、スキッドベース搭載型とクローラ搭載型
の2機種の穿孔機をそれぞれ準備する必要はない。 【0018】台車フレーム3とベースフレーム4の接続
部である旋回体8上には、中心位置を合わせる位置決め
リブ9と、回転方向位置を合わせる位置決めピン10と
が設けられているので、ベースフレーム4を台車フレー
ム3に接続するとき位置決めが容易になり、現場で簡単
に接続することができる。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の切土補強
土工事用穿孔機は、一台でスキッドベース搭載型とクロ
ーラ搭載型の穿孔機として使用でき、効率良く施工でき
る。台車フレームとベースフレームの接続部の、台車フ
レームの旋回装置の旋回体には、ベースフレームの環状
部の中心位置を合わせるための上方が先細の位置決めリ
ブを旋回中心を中心とする同一半径円周上に複数個配設
すると共に、ベースフレームの回転方向位置を合わせる
位置決めピンを立設し、ベースフレームの環状部の接続
板には位置決めピンが嵌入されるピン孔を設けているの
で、ベースフレームを台車フレームに接続するとき位置
決めが容易で、現場で簡単に接続することができる。
穿孔機の正面図である。 【図2】切土補強土工事用穿孔機の側面図である。 【図3】切土補強土工事用穿孔機のベースフレームをク
ローラ台車の台車フレームから取外した状態を示す正面
図である。 【図4】切土補強土工事用穿孔機のベースフレームをス
キッドベースに接続した状態を示す正面図である。 【図5】切土補強土工事用穿孔機のベースフレームをス
キッドベースに接続した状態を示す側面図である。 【図6】クローラ台車の平面図である。 【図7】台車フレームの接続部の平面図である。 【図8】台車フレームとベースフレームの接続作業の説
明図である。 【図9】台車フレームとベースフレームの接続作業の説
明図である。 【図10】台車フレームとベースフレームの接続作業の
説明図である。 【図11】台車フレームとベースフレームの接続作業の
説明図である。 【図12】台車フレームとベースフレームの接続作業の
説明図である。 【符号の説明】 1 切土補強土工事用穿孔機 2 クローラ台車 3 台車フレーム 4 ベースフレーム 5 穿孔装置 6 クローラ 7 旋回装置 8 旋回体 9 位置決めリブ 10 位置決めピン 11 環状部 12 接続板 13 ピン孔 14 ボルト孔 15 接続ボルト 16 スキッドベース 18 さく岩機 19 ガイドシェル 20 ブーム O 旋回中心 P 環状部の中心
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 切土補強土工事においてロックボルト孔
を法面に穿孔する穿孔機であって、 スキッドべースに接続可能なベースフレームを、クロー
ラ台車の台車フレームに着脱自在に接続し、ベースフレ
ーム上に穿孔装置を搭載してなり、前記台車フレームと
ベースフレームの接続部の、台車フレームの旋回装置の
旋回体に、ベースフレームの環状部の中心位置を合わせ
るための上方が先細の位置決めリブを旋回中心を中心と
する同一半径円周上に複数個配設すると共に、ベースフ
レームの回転方向位置を合わせる位置決めピンを立設
し、ベースフレームの環状部の接続板に位置決めピンが
嵌入されるピン孔を設けたことを特徴とする切土補強土
工事用穿孔機。
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JP2000044951A JP3432781B2 (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 切土補強土工事用穿孔機 |
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-
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