JPS62238388A - 錫めつき浴用添加剤及び錫めつき方法 - Google Patents

錫めつき浴用添加剤及び錫めつき方法

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JPS62238388A
JPS62238388A JP8309586A JP8309586A JPS62238388A JP S62238388 A JPS62238388 A JP S62238388A JP 8309586 A JP8309586 A JP 8309586A JP 8309586 A JP8309586 A JP 8309586A JP S62238388 A JPS62238388 A JP S62238388A
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JP
Japan
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tinning
foaming
tin
plating
bath
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Pending
Application number
JP8309586A
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English (en)
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Shunichi Morita
俊一 森田
Mitsuo Kamiyama
上山 三雄
Takeshi Kono
武司 河野
Kazuo Nakano
中野 和生
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Toyo Kohan Co Ltd
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Toyo Kohan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は錫めっき浴用添加剤及び錫めっき方法に関する
金属物質への錫めっきは、工業的電気錫めっき浴として
、電解液の種類により 〔1〕アルカリ法、〔2〕フエ
ロスタン法、〔3〕ハロゲン法に分類される。
これらのめっき法は特殊な例を除き、いずれも陽極に錫
陽極を用い、全屈物体を陰極として、直流電流を通電す
ることにより、浴中の錫イオンの補給は金属錫陽極の陽
極溶解によりめっきされている。
代表的電気錫めっき・フェロスタン法は、アルカリ法乙
こ比較して電力依存性、温度依存性等に優れ、ハロゲン
法に比較して錫の有効利用性等に優れた特徴を存し、電
気錫めっき法として工業的に有用なことは良く知られて
いる。フェロスタン法に用いられる成分は、(1)硫酸
、フェノールスルホン酸等の酸成分、(2)可溶性錫塩
成分、及び(3)有機光沢剤成分より構成され、酸成分
、可溶性錫塩成分はもとより有機光沢剤成分は均質で、
平滑性、光沢性が((れ、かつ密着性の良好な錫めっき
を得るための必須成分である。有機光沢剤として、すで
に米国特許第2,457.152号に提案されているエ
トキシ化ナフトール〔1モルのナフトールと約3〜15
モルのエチレンオキイドとを反応させて得られる〕、特
公昭57−60435号で提案されているエトキシ化ナ
フトールスルホン酸〔1モルのナフトールと6〜7モル
のエチレンオキシドを付加反応させ、さらにスルホン化
してアニオン界面活性剤として得られる〕は、フェロス
タン法における有機光沢剤として有用な成分ということ
ができる。
しかしながら、前記組成物は従来の錫めっき生産ライン
速度300m/分レヘルにおいて、優れためっき特性な
らびに操業上問題とはならない有機光沢剤に起因する発
泡レベルであったが、生産効率向上化で、例えば生産ラ
イン速度を360m/分レベルに上げることによる、(
1)被めっき鋼板の振動、(2)基準単位の電気分解に
ともなうガス発生量の増加等を主因とする有機光沢剤に
起因する発泡が、操業上、許容量をオーバーする現象が
見られる。
例えば、前述の米国特許第2,457.152号に記載
されているエトキシ化ナフトールの実用に供し得るエチ
レンオキシド付加体は1モルのナフl−−ルに6〜8モ
ルのエチレンオキシドであり、6モル未満では溶解性に
劣り、8モル以上では低速でも発泡する。
また、特公昭57−60435号に記載されている5〜
7モルのエトキシ化ナフトールスルホン酸においても、
期待する生産ライン速度において発泡トラブルがみられ
る。
発泡による問題は、(1)高価なめつき液の持ち出しロ
ス、(2)さらには次工程浴への混入、(3)設備の腐
食、(4)排水への影響等があるため、均質で高速(3
60m/分〕生産においても、発泡トラブルのない、め
っき特性に対して、悪影響のない有機光沢剤が要求され
る。
本発明者等は、これらの問題点を解消すべく鋭意研究の
結果、本発明に到達したものである。即ち、本発明は、 (1)下記一般式で示される化合物からなる錫めつき浴
用添加剤、一般式、 CI+3 〔但し、一般式中、mは6〜8であり、nは0.5〜3
である。〕、および (2)硫酸あるいはフェノールスルホン酸を用いる酸性
用めっき浴に、温度20〜70℃で、少なくとも5A/
drrfの電流密度で通電し、鉄系材料に錫を電気めっ
きする方法において、めっき浴へ下記一般式で示される
化合物を添加することを特徴とする錫めっき方法を提供
するものである。
一般式、 H3 コ 〔但し、一般式中、mは6〜8であり、nは0.5〜3
である。〕 上記一般式で示される化合物はαナフトール初期エチレ
ンオキシド、末端プロピレンオキシド付加型非イオン性
界面活性剤であり、エチレンオキシド6〜8モル、およ
びブビレンオキシド0.5〜3モル付加体であって、硫
酸あるいはフェノールスルホン酸を用いる酸性用めっき
浴に添加し、20〜70°C温度条件下、少なくとも5
 A / d rI(の電流密度で、鉄系材料に錫を電
気めっきする場合に用いる錫めっき浴用添加剤である。
また、前記一般式中mが6未満である場合、錫めっき浴
に安定に分散または溶解しない。mが8を超えると低発
泡性効果を発揮しない。さらにnが0.5未満である場
合、低発泡性効果を発揮することはできず、またnが3
を超えると錫めっき浴に安定に分散または溶解しない。
本発明方法において、使用するめっき浴用添加剤は、電
気錫めっき法において、均質で平滑性、光沢性が優れ、
かつ密着性の良好な錫めっきを得るための有機光沢剤で
あって、生産性の向上にともなう生産ライン速度の上界
に対して発泡に起因するトラブルの発生しない、低発泡
性、有機光沢剤組成物であることを特徴とするものであ
る。
すなわち、硫酸またはフェノールスルホン酸を用いる酸
性錫めっき浴に添加し、優れた均質、分散、溶解性を保
持し、かつ高速錫めっきラインにおいても、優れた低発
泡性を発揮する。さらには均質で平滑性、光沢性、密着
性を発揮するものである。
以下本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 表−1に示した錫めっき浴添加剤(1)〜(14)につ
いて、下記試験方法に基づき試験を行った。その結果を
表−2に示した。
〔1〕発泡性比較テスト モデル錫めっき浴 硫酸第一錫           45g/βフェノー
ルスルホン酸〔硫酸換算)15g/I!添加剤    
         Log/Aを調整し、10Ldネス
ラー管に50戴採取する。
50℃に60分間保持後、100回/30秒間、激しく
震とう後、静置して発生した泡減数を静置直後、及び静
置30秒後、測定し発泡性の比較を行った。
〔2〕溶解安定性比較テスト 前記〔1〕発泡性比較テストと同様の錫めっき浴モデル
を調整し、温度40℃の条件下、60分間保持した後、
溶解の状態を比較した。
◎; 極めて優れた溶解性を示す。
O: 良好な溶解性を示す。
Δ: 溶解性が劣り、実用に供し難い。
×: 極めて溶解性が劣り、実用に供し得ない。
(3)ハルセル比較テスト 鋼板テストピースをアルカリ脱脂剤にて電解脱脂し、水
洗後、硫酸にて表面調整し、再度水洗後、モデル錫めっ
きと同様のめっき浴を調整し、50℃、DC3Aの電流
下、40秒間、ハルセルテストを行い、水洗後、被めっ
き鋼板下端25鶴位の有効めっき中を測定した。
表−2により明らかなように、本発明は優れた低発泡性
、溶解安定性、めっき性を示すのに対して比較品は、下
記の通りであることが確認された。
阻6〔エチレンオキシド付加のみ〕 低発泡性に劣る。
患7〔プロピレンオキシド付加のみ〕 溶解安定性に劣る。
患8〔エチレンオキシド5モル付加体〕溶解安定性に劣
る。
患9〔エチレンオキシド9モル付加体〕低発泡性、めっ
き性に劣る。
患10〔末端プロピレンオキシド付加体範囲外〕低発泡
性に劣る。
kll (末端プロピレンオキシド付加体範囲外〕低発
泡性、めっき性、溶解安定性に劣る。
11h12OJ1期プロピレンオキシド付加体〕低発泡
性、溶解安定性に劣る。
患13(初期プロピレンオキシド付加体〕低発泡性、め
っき性に劣る。
隘14(アニオン化αナフトールエトキシレート〕低発
泡性に劣る。
実施例2 表−1に示した錫めっき浴添加剤中の本発明添加剤(1
1(21について実ラインにおいて、使用テストを実施
した。表−3には本発明の添加剤および従来の添加剤(
ENSA)を用いてめっきした時の条件を示した。なお
、実ラインテストに用いた原板は、アルミキルドタイプ
の熱間圧延された板厚2、 Ovr*のコイルを、冷間
圧延ラインにて0.24 m1llとした後、電解清浄
ラインにて脱脂を行い、バッチ焼鈍を行った後門質圧延
ラインにて約1.0%の延びを付与したものを準備した
−ト記県板を電気錫めっきラインにて錫めっきを行う前
段階として、濃度3〜7の苛性ソーダを主成分とした洗
剤中で板を陰極として電流密度10A / d rKで
0.5秒電解処理を行い、次いで濃度5〜10%の硫酸
中で、板を陰極として電流密度6゜5A/dmで0.5
秒電解処理を行った後、錫めっき部にて表−3に示した
本発明添加剤及び従来の添加剤を含んだめっき浴中にて
、360 m/minのラインスピードで電流密度25
A/amで0.5秒の断続電解を4回繰り返し、2.8
g/mの錫めっきを施した。
その後、めっき後の板表面を水洗、乾燥し、抵抗加熱法
にて板表面にめっきした錫を熔融後、80℃水中で冷却
し鏡面光沢とした後、重クロム酸ソーダ30g/6を主
成分とした浴中にて、板を陰極として電流密度7.5 
A / d mで0.5秒電解処理を施し、錫めっき表
面に約5〜7 N/ mの酸化クロムを付与し、水洗、
乾燥後、板表面に静電塗油方式にて通常ブリキに用いら
れるDO3を4〜5 mg / m塗油を行った。
表−4に上述の条件でめっきを施した場合の、2泡発生
状況および錫めっき鋼板の表面特性を示した。
発泡状態の確認は上述の錫め、っきう・インにおける錫
めっき部の電解処理タンクにおいで、高速操業時発生ず
る泡の状態を肉眼観察を行い、発泡程度をゼI定した。
この結果、ラインテスト例−(1)、 (2)ともに発
泡の程度は従来の添加剤を用いた時に比較して、大幅な
改善が認められた。
発泡性の他にめっき添加剤を変更することにより変化が
予想されるブリキの表面特性である半U1性(半田上昇
値、半田強度値)および耐食性(ATC値、ISV値、
TCV値、TC5値)について調査した結果、表−4よ
り明らかな通り、本発明における添加剤を使用しても、
表面特性には変化はなく、従来の添加剤を用いた時と同
程度の値が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式で示される化合物からなる錫めっき浴
    用添加剤。 一般式、 O−(CH_2CH_2O)_m−(CH_2CHO)
    −_nH 〔但し、一般式中、mは6〜8であり、nは0.5〜3
    である。〕
  2. (2)硫酸あるいはフェノールスルホン酸を用いる酸性
    錫めっき浴に、温度20〜70℃で、少なくとも5A/
    dm^2の電流密度で通電し、鉄系材料に錫を電気めっ
    きする方法において、めっき浴へ下記一般式で示される
    化合物を添加することを特徴とする錫めっき方法。 一般式、 O−(CH_2CH_2O)_m−(CH_2CHO)
    −_nH 〔但し、一般式中、mは6〜8であり、nは0.5〜3
    である。〕
JP8309586A 1986-04-09 1986-04-09 錫めつき浴用添加剤及び錫めつき方法 Pending JPS62238388A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59182986A (ja) * 1983-04-01 1984-10-17 Keigo Obata スズ、鉛及びすず−鉛合金メツキ浴
JPS61238993A (ja) * 1985-04-16 1986-10-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 電気メツキ浴用添加剤

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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