JPS62237613A - 伝導ケ−ブル用防水性被覆材の製造方法 - Google Patents

伝導ケ−ブル用防水性被覆材の製造方法

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JPS62237613A
JPS62237613A JP61079847A JP7984786A JPS62237613A JP S62237613 A JPS62237613 A JP S62237613A JP 61079847 A JP61079847 A JP 61079847A JP 7984786 A JP7984786 A JP 7984786A JP S62237613 A JPS62237613 A JP S62237613A
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JP
Japan
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melting point
absorbing agent
resin layer
point resin
polymeric water
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JP61079847A
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English (en)
Inventor
豊秋 田中
大平 克次
亀井 良祐
橋本 昭紘
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Publication of JPS62237613A publication Critical patent/JPS62237613A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は電気通信ケーブル、光フアイバー通信ケーブル
等の伝導ケーブルに用いられる防水性被覆材の¥J造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
電気通信ケーブルや光フアイバー通信ケーブル等のいわ
ゆる伝導つ°−プルでは、外部からの水分または湿気な
どの浸入は絶対に許されぬものとされ、ケーブル相互の
接続部分に関しては特に綿密な防水被覆が/Il!iさ
れている。
この防水被覆は、接続部分に施した防水性被覆材の外表
面に、更に吸水及び吸湿材を捲き付け、その上にゴムな
どの防水材を被覆してなり、この最外表面の防水材を通
過して被覆図内に浸入した水分等は、上記吸水材に吸収
させて、ケーブルにまで達することがないようにしてい
る。
ここに用いられる吸水、吸湿材としては、ポリエチレン
グリコール含浸のポリプロピレン製割繊雑、ジエチレン
グリコール含浸紙などのほか、ポリオレフィン特解繊糸
の表面を溶融状態として、高分子吸水剤たとえばポリア
クリル酸ソーダとか、アクリル酸−酢酸ビニル共重合体
の微粉末を振りか【プて融着したものなどがある。
〔発明が解決し」;うとする問題点〕
しかしながら、含浸による場合には、そこに用いられる
吸水剤が湿潤性を有することから、取扱いが煩雑となり
、また流体を構成要素としているために、被覆の再現性
が頗る困難な問題点があった。
また融着の場合には、延伸加工処理した繊維が、溶融に
より延伸効果を失い、ケーブルm設作業時の引張りなど
の応力に耐えず破損し易いばかりか、高分子吸水剤の@
肴値にも問題を有している。
これらの諸問題を解決するための手段として、ポリオレ
フィンの押出時に、粉末状の高分子吸水剤を添加混練し
、押出成形されたフィルムを延伸処理後に割繊維処理な
どして防水性を付与することも考えられるが、一般的に
高分子吸水剤は熱に弱く、ポリオレフィン等の合成樹脂
の溶M渇度下であっても、押出成形までの良い時間、そ
のままの状態にあると、吸水能力の低下を来たすばかり
か、押出成形されたのちの高分子吸水剤は、そのほとん
どが樹脂中に埋設し、表面に露出する聞はきわめて僅か
となるために、吸水効果を充分に発揮し4!?ない欠点
があり、そのままでは全く実用に供することができず、
取扱や被覆の再現性、吸水効果などの上からは、融着の
ものが最も好ましいことが明らかとなった。
上記粉末状の高分子吸水剤を融着させた防水性被覆材の
問題点は、引張強度の劣化と高分子吸水剤の添加効率の
低さにあり、これらを改善すれば、湿潤性の吸水剤を含
浸させた吸水材よりも一段と優れた防水被覆が得られる
ことに本発明者らは着眼し、鋭意研究を重ねた結果、防
水被覆材の基材としては、少なくとも2層以上の融点が
異なる合成樹脂のR層積屠体または複合繊維体によるw
I械糸がよく、この解繊糸の外層を形成する低融点樹脂
に粉末状の高分子吸水剤を融着してなる防水性被覆材が
、伝導ケーブル用防水性被覆材として、きわめて有効で
あることを先に見出した。
この新たな防水性被覆材では、解繊糸を加熱したのちに
おいても延伸性は失われることはないが、高分子吸水剤
の融着状態や石にまだ問題があり、融着手段が改善され
れば、吸水効果が更に一段と向上することが明らかとな
った。
したがって、本発明の目的は高分子吸水剤の融着効率が
高り、r!1着も均等に行われて、使用量の罪滅をも図
ることができる伝導ケーブル用防水被覆材の製造方法を
提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明における解繊糸は、融点に高低差がある合成樹脂
のシート状またはフィルム状積層体を、主として一方向
に延伸して方向性を付与し、これをスプリットロールに
かけて延伸方向に多数の割裂部を形成して網状にしたり
、または完全に引裂いて1lil状にしたもの、或は融
点が異なる2つの合成樹脂をフィラメン1〜状またはマ
ルチフィラメント状に押出成形して得られる複合繊維体
などを束ねて、トウにしたものを指す。
この場合、積層体や複合繊維体の層数には特にυl限は
ないが、3層以上のものにあっては、高融点樹脂を内層
とし、その内層の両側に低融点樹脂が外層として存する
ことが好ましい。また融点の差は大きい程好ましいが、
融点が鋭敏にあられれるものは僅かの差でもよい。
上記積層体における各合成樹脂の組合せは、通常2層と
3層とがあり、2層の場合を下記に例示すると、 低融点樹脂1lijZ高融点樹脂層 低密度ポリエチレン/ アイソタクチックポリプロピレン 低密度線状ポリエチレン/ アイソタクチックポリプロピレン 1層1密度ポリエチレン/ アイソタクチックポリプロピレン 低密度線状ポリエチレン/高密度ポリエチレンエチレン
FffMビニル共巾合体/ アイソタクチツクボリプロピレン などであり、3層は上記高融点樹脂層の反対側に更に上
記低融点樹脂層か、他の樹脂層が外層として重ねられる
また高融点樹脂層にはポリアミド系樹脂を用い、低融点
樹脂βとしてポリエチレンまたはポリプロピレンを用い
ることもでき、このときには接着剤層を要するが、その
いずれの場合であっても延伸後には1 、000〜10
,000デニールという伝導ケーブル用として耐えるも
のとなる。
上記解繊糸への高分子吸水剤の@着は、低融点樹脂層の
融点近傍まで解繊糸を加熱して行う。この加熱により外
層を形成する低融点樹脂層の表面は溶融するが、高融点
樹脂層には加熱による変化は起らず、延伸によって与え
られた引張強度はそのまま維持される。したがって、溶
融によって低融点樹脂層の物性が変化したとしても、解
繊糸としてはイの変化に左右されず、伝導ケーブル用と
しての耐久性を保つ。
上記高分子吸水剤の添加に際しては、予め防水効果が1
0ねれない温度範囲(たとえば60°〜100℃)にて
高分子吸水剤を加熱して置く。また低融点樹脂層への融
着は、粉末状の高分子吸水剤を充填した容器の内または
粉末の賞状雰囲気中を、解繊糸を通過させて行うのが好
ましいが、他に敗イtiまたは吹付(−J <Kどの手
段をもって行ってもよい。
また融着効果を一段と向上さけるためには、解繊糸を1
1」広く拡げて行うのがよく、かくすれば史に均一に高
分子吸水剤のFj&着をなすことができる。
このように高分子吸水剤を予め加熱して置いて添加を行
った場合には、低融点樹脂層と高分子吸水剤との間の温
度差が小さいことから、高分子吸水剤の接触によって低
融点樹脂層が急冷されるようなことがなく、低融点樹脂
層の温度低下による融着の困難さが除かれて、融着状態
は均一となる。
本発明に用いられる高分子吸水剤としては、吸水倍率(
吸収M(9)/吸水剤(!?))が500〜1000の
ものが好ましく、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸と
酢酸ビニルの共重合体或はぞのケン化物の粉末が好まし
く用いられる。
また粒度としては、解繊糸表面を可及的に稠密に被覆で
きるものが好ましいが、必ずしも最稠密状になる必要は
なく、通常は10〜500μ、特に50〜300μのも
のが入手上または取扱上の点から好適である。
(実施例) 第1図は本発明の方法により製造される伝導ケーブル用
防水性被覆材の組成を示す断面図で、1は解繊糸、2は
高融点樹脂層、3.3は外層を形成する低融点樹脂層、
4は低融点樹脂層3に融着した粉末状の高分子吸水剤で
ある。
第2図に示1Jこうに、高融点樹脂層2をアイソタクヂ
ックボリブロビレンにより形成し、また低融点樹脂層3
を低密麿ポリエチレンにより形成した解繊糸1を、まず
加熱装置10に通して90°〜100℃の加熱空気によ
り、上記低融点樹脂層3の表面を溶解状態に近く加熱す
る。
次にこの解繊糸1を、直ちに粒度が60μ程度の高分子
吸水剤4を充填した添加装置11に送り出す。上記高分
子吸水剤4は公知の手段をもって10°〜80℃の温度
範囲に加熱され、この高分子吸水剤4の中を解繊糸1は
ロール12により支持されて通過する。この通過時に適
度な押出力の下に高分子吸水剤4の添加が(jわれ、添
加した高分子吸水剤4は、それ自体が加熱されているこ
とから、溶融状態に近くまで軟化された低融点樹脂層3
の表面温度を低下させること−よなく、融着された状態
となり、添加装置11から送り出されたのちにおいても
高分子吸水剤4は、低融点樹脂層3の表面に稠密に―着
している。
この高分子吸水剤4の融nNを増す必要がある場合には
、解繊糸1を巾広に拡げて行う。これは網状或は繊維状
のものを束ねた状態にある解繊糸1では、送り出の際の
引張力によって巾が縮まり易く、それだu高分子吸水剤
4との接触面積が減少して、高分子吸水剤4の融着部分
に制限を受【プるからで、巾広に拡げて行った場合には
、ぞの拡がった部分にも高分子吸水剤4の1m着が行わ
れ、融着部分が必然的に多くなるからである。
上記の方法により製造された伝導ケーブル用防水被覆材
における高分子吸水剤の融着mは30〜40%となり、
融着状態ら稠密で剥離も生じ難いものであった。比較の
ために、ポリプロピレンのみからなる解繊糸を60°〜
100℃加熱しただけで高分子吸水剤の融着を行ったと
ころ、融@量は認められなかった。更に温度90″〜1
40℃に上げて融着を試みたところ、融着最はきわめて
僅かであり、加熱中に解繊糸が切断するものがあった。
また吸水量について測定を行ったところ、本発明のもの
では吸水は倍率は35倍であった。上記比較例では若干
の吸水性が認められるだけで、吸水不足であることは明
らかであった。
なお、吸水量の測定方法は、0.25 (JのWIgi
糸を150#!l!の純水(蒸留水)に浸漬し、時々撹
痒しながら10分間放置し、その後60x2/200×
3メッシコー計5枚の上に注ぎ、5分間水切りを行い、
メツシュ上に残ったゲル状のものをKI Wしo、zb
(9) 〔発明の効果〕 本発明は上述のように、従来のものよりも吸水量倍率が
優り、また引張強度をち右するばかりか、取吸いも含浸
の乙のに比べて容易であり、伝導ケーブル用防水被覆材
としてきわめて有益なものである。しかも簡単な手段に
よって高分子吸水剤の融るを均一になすことができ、製
造における高分子吸水剤の無駄も少なく、コストの節減
を図ることができるなどの特長を有する。
4、回向の1!!I甲な説明 第1図は伝導ケーブル用防水性被覆材を形成する解繊糸
の部分断面図、第2vAは本発明に係る製造方法の開示
工程図である。
1・・・解繊糸 2・・・高融点樹脂層 3・・・低融点樹脂層 4・・・高分子吸水剤 10・・・加熱装置 11・・・添加装置 12・・・ロール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも2層以上の融点が異なる合成樹脂の薄
    層積層体または複合繊維体から低融点樹脂層が外層とな
    った解繊糸を製造し、その解繊糸を低融点樹脂の融点近
    傍まで加熱したのち、予め吸水効果が損われない温度範
    囲にて加熱した粉末状の高分子吸水剤を添加して、該高
    分子吸水剤を上記低融点樹脂層に融着してなるとを特徴
    とする伝導ケーブル用防水被覆材の製造方法。
  2. (2)少なくともとも2層以上の融点が異なる合樹脂の
    薄層積層体または複合繊維体から低融点樹脂層が外層と
    なった解繊糸を製造し、その解繊糸を低融点樹脂の融点
    近傍まで加熱した状態にて、粉末状の高分子吸水剤を低
    融点樹脂層に融着する際に、上記解繊糸を巾広に拡げて
    高分子吸水剤の添加を行うことを特徴とする伝導ケーブ
    ル用防水被覆材の製造方法。
JP61079847A 1986-04-02 1986-04-07 伝導ケ−ブル用防水性被覆材の製造方法 Pending JPS62237613A (ja)

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US07/155,935 US4966809A (en) 1986-04-02 1987-04-02 Water-absorbing composite body
PCT/JP1987/000208 WO1987005860A1 (en) 1986-04-02 1987-04-02 Water-absorbent composite and process for its preparation

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0659171A (ja) * 1992-06-29 1994-03-04 American Teleph & Telegr Co <Att> 光ファイバケーブル
JP2009086636A (ja) * 2007-09-12 2009-04-23 Fujikura Ltd 吸水光ファイバ及びその製造方法

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