JPS62237421A - 車両用防眩型液晶反射鏡 - Google Patents
車両用防眩型液晶反射鏡Info
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- JPS62237421A JPS62237421A JP7930886A JP7930886A JPS62237421A JP S62237421 A JPS62237421 A JP S62237421A JP 7930886 A JP7930886 A JP 7930886A JP 7930886 A JP7930886 A JP 7930886A JP S62237421 A JPS62237421 A JP S62237421A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
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- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/133553—Reflecting elements
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野〕
本発明は車両に用いられるルームミラー、サイドミラー
、ドアミラー等の液晶層１１４鏡に係り、より具体的に
は、液晶の電気光学効果を利用して後続車両のヘッドラ
イトからの光、建造物等から反射する太陽光等の強い入
射光に応答して反射率を低減させる防眩型の液晶反射鏡
に係る。
、ドアミラー等の液晶層１１４鏡に係り、より具体的に
は、液晶の電気光学効果を利用して後続車両のヘッドラ
イトからの光、建造物等から反射する太陽光等の強い入
射光に応答して反射率を低減させる防眩型の液晶反射鏡
に係る。
一般に、上記のごとき防眩型液晶反射鏡の従来のものは
、枠体と、該枠体に保、持された液晶セルとを有し、該
液晶セルは、互いに離隔された状態で対向せしめられた
第１及び第２の透明基板と、該第１及び第２の透明基板
間に配置された液晶層と、第１の透明基板の、液晶層と
反対側の面上に配置されていて実質上平坦な反射面を提
供している反射層と、第１の透明基板と液晶層との間に
配置された第１の電極層と、該第１の電極層と液晶層と
の間に配置されていて該液晶層を形成している液晶分子
を垂直に配向せしめる第１の垂直配向膜と、第２の透明
基板と液晶層との間に配置された第２の電極層と、該第
２の電極層と液晶層との間に配置されていて液晶分子を
垂直に配向せしめる第２の垂直配向膜とを有している。
、枠体と、該枠体に保、持された液晶セルとを有し、該
液晶セルは、互いに離隔された状態で対向せしめられた
第１及び第２の透明基板と、該第１及び第２の透明基板
間に配置された液晶層と、第１の透明基板の、液晶層と
反対側の面上に配置されていて実質上平坦な反射面を提
供している反射層と、第１の透明基板と液晶層との間に
配置された第１の電極層と、該第１の電極層と液晶層と
の間に配置されていて該液晶層を形成している液晶分子
を垂直に配向せしめる第１の垂直配向膜と、第２の透明
基板と液晶層との間に配置された第２の電極層と、該第
２の電極層と液晶層との間に配置されていて液晶分子を
垂直に配向せしめる第２の垂直配向膜とを有している。
また、上記反射鏡は駆動回路を備えており、該駆動回路
は第１及び第２の電極層間に電圧を印加して液晶分子を
駆動せしめるようになっている。
は第１及び第２の電極層間に電圧を印加して液晶分子を
駆動せしめるようになっている。
そして、上記液晶反射鏡においては、第１及び第２の電
極層間に電圧が印加されていない非防眩時、液晶層を形
成している液晶分子の長軸が平坦な反射面に対する法線
とほぼ平行に延びるようそれら液晶分子は配向されてい
る。
極層間に電圧が印加されていない非防眩時、液晶層を形
成している液晶分子の長軸が平坦な反射面に対する法線
とほぼ平行に延びるようそれら液晶分子は配向されてい
る。
添付図面の第４図に示されているごとく、上記の液晶反
射鏡を、例えば自動車のルームミラー１として用いた場
合、自動車後方からルームミラー１に入る入射光２とそ
のルームミラー１から運転者の目４に入る反射光３とは
そのルームミラー１の反射面に対する法線５から角度（
θ）だけづれている。前述した通り、液晶分子の長軸は
反対面に対する法線５と平行に延びているので、該液晶
分子の長軸は入射光２及び反射光３に対し角度（θ）を
なして交差することになり、そのためにそのルームミラ
ーでは非防眩時の反射率が低いという問題がある。換言
すれば、その液晶ルームミラーは防眩時の反射率と非防
眩時の反射率とのコントラストが、反射面に対する法線
方向で最大となるように構成されているにもかかわらず
、実際にはそのコントラストが最大のところから角度（
θ）だけづれて使用されており、そのためにそのルーム
ミラーのコントラストが低いという問題がある。 本発
明の目的は、使用される条件において防眩時の反射率と
非防眩時の反射率とのコントラストが最大となるのを可
能ならしめる車両用防眩型液晶反射鏡を提供することで
ある。
射鏡を、例えば自動車のルームミラー１として用いた場
合、自動車後方からルームミラー１に入る入射光２とそ
のルームミラー１から運転者の目４に入る反射光３とは
そのルームミラー１の反射面に対する法線５から角度（
θ）だけづれている。前述した通り、液晶分子の長軸は
反対面に対する法線５と平行に延びているので、該液晶
分子の長軸は入射光２及び反射光３に対し角度（θ）を
なして交差することになり、そのためにそのルームミラ
ーでは非防眩時の反射率が低いという問題がある。換言
すれば、その液晶ルームミラーは防眩時の反射率と非防
眩時の反射率とのコントラストが、反射面に対する法線
方向で最大となるように構成されているにもかかわらず
、実際にはそのコントラストが最大のところから角度（
θ）だけづれて使用されており、そのためにそのルーム
ミラーのコントラストが低いという問題がある。 本発
明の目的は、使用される条件において防眩時の反射率と
非防眩時の反射率とのコントラストが最大となるのを可
能ならしめる車両用防眩型液晶反射鏡を提供することで
ある。
本発明によれば、車両に用いるための防眩型液晶反射鏡
にして、枠体と、前記枠体に保持された液晶セルであっ
て、該液晶セルは、互いに離隔された状態で対向せしめ
られた第１及び第２の透明基板と、該第１及び第２の透
明基板間に配置された液晶層と、前記第１の透明基板の
、前記液晶層と反対側の面上に配置されていて実質上平
坦な反射面を提供している反射層と、該第１の透明基板
と前記液晶層との間に配置された第１の電極層と、該第
１の電極層と前記液晶層との間に配置されていて該液晶
層を形成している液晶分子を垂直に配向せしめる第１の
垂直配向膜と、前記第２の透明基板と前記液晶層との間
に配置された第２の電極層と、該第２の電極層と前記液
晶層との間に配置されていて前記液晶分子を垂直に配向
せしめる第２の垂直配向膜とを有している前記液晶セル
と、該第１及び第２の電極間に電圧を印加して前記液晶
分子を駆動せしめる駆動回路と、を有しており、前記第
１及び第２の垂直配向膜のうちの少なくとも一方の垂直
配向膜の垂直配向面は前記平坦な反射面に対し所定の角
度でもって傾けられていて、前記第１及び第２の電極居
間に電圧が印加されていない非防眩時、前記液晶分子の
長軸を該平坦な反射面に対する法線に対して傾斜させて
いることを特徴とする車両用防眩型液晶反液晶層鏡によ
って上記問題点を解決することができる。
にして、枠体と、前記枠体に保持された液晶セルであっ
て、該液晶セルは、互いに離隔された状態で対向せしめ
られた第１及び第２の透明基板と、該第１及び第２の透
明基板間に配置された液晶層と、前記第１の透明基板の
、前記液晶層と反対側の面上に配置されていて実質上平
坦な反射面を提供している反射層と、該第１の透明基板
と前記液晶層との間に配置された第１の電極層と、該第
１の電極層と前記液晶層との間に配置されていて該液晶
層を形成している液晶分子を垂直に配向せしめる第１の
垂直配向膜と、前記第２の透明基板と前記液晶層との間
に配置された第２の電極層と、該第２の電極層と前記液
晶層との間に配置されていて前記液晶分子を垂直に配向
せしめる第２の垂直配向膜とを有している前記液晶セル
と、該第１及び第２の電極間に電圧を印加して前記液晶
分子を駆動せしめる駆動回路と、を有しており、前記第
１及び第２の垂直配向膜のうちの少なくとも一方の垂直
配向膜の垂直配向面は前記平坦な反射面に対し所定の角
度でもって傾けられていて、前記第１及び第２の電極居
間に電圧が印加されていない非防眩時、前記液晶分子の
長軸を該平坦な反射面に対する法線に対して傾斜させて
いることを特徴とする車両用防眩型液晶反液晶層鏡によ
って上記問題点を解決することができる。
以下、本発明の実施例を、添付図面を参照して説明する
。
。
第２図は自動車のルームミラーに適用された本発明の実
施例による防眩型液晶反射鏡を示しており、該反ｉｔ鏡
は樹脂製の枠体１０と、該枠体１０に保持された液晶セ
ル２０とを有している。そして、枠体１０は自動車のフ
ロントガラス上方に固定された支持アーム１１の先端に
枢動可能に取付けられている。
施例による防眩型液晶反射鏡を示しており、該反ｉｔ鏡
は樹脂製の枠体１０と、該枠体１０に保持された液晶セ
ル２０とを有している。そして、枠体１０は自動車のフ
ロントガラス上方に固定された支持アーム１１の先端に
枢動可能に取付けられている。
第１図に詳細に示されている通り、液晶セル２０は、一
対のスペーサ２３によって互いに離隔された状態で対向
せしめられたガラスで成る第１及び第２の透明基板２１
及び２２と、それら第１及び第２の透明基板２１及び２
３間に配置されだ液晶層２５とを有している。そして、
その液晶層２５は、誘電率異方性が負のネマチック液晶
分子２６と、カイラル剤でなる微悉のカイラルネマチッ
ク液晶分子２７と、Ｐ型２色性で分子の長軸方向に遷移
モーメントを有する色素分子２８との混合体で形成され
ている。
対のスペーサ２３によって互いに離隔された状態で対向
せしめられたガラスで成る第１及び第２の透明基板２１
及び２２と、それら第１及び第２の透明基板２１及び２
３間に配置されだ液晶層２５とを有している。そして、
その液晶層２５は、誘電率異方性が負のネマチック液晶
分子２６と、カイラル剤でなる微悉のカイラルネマチッ
ク液晶分子２７と、Ｐ型２色性で分子の長軸方向に遷移
モーメントを有する色素分子２８との混合体で形成され
ている。
第１の透明基板２１の、液晶層２５と反対側の面には例
えば銀、アルミニウム、クロム等からなる反射層２９が
例えば蒸着、スパッタリング等により配置されていて、
第２の透明基板２２に向い合った実質上平坦な反射面３
１を提供している。
えば銀、アルミニウム、クロム等からなる反射層２９が
例えば蒸着、スパッタリング等により配置されていて、
第２の透明基板２２に向い合った実質上平坦な反射面３
１を提供している。
また、第１の透明基板２１の、反射層３１と反対側の面
にはＩＴＯ（Ｉｎ Ｏ５ｎ０２ ）等からなる透明の
第１の電？［３３がスパッタリングによって形成されて
いる。そして、その第１の電極層３３の、第１の透明基
板２１と反対側の面には液晶層２５を形成している液晶
分子２６．２７及び２８を垂直に配向せしめる第１の垂
直配向膜３４が配置されている。その第１の垂直配向膜
３４は、第１の電極層３３上に蒸着された酸化シリコン
（Ｓｉｎ）層３６と、そのＳｉ０層３６上に塗布された
ー塩基性カルボン酸クロム錯体からなる垂直配向材料層
３７とを有している。そして、Ｓｉ０層３６は反射面３
１と平行な第１の透明基板２１の面に対して入射角度（
α）でＳｉＯを第１の電極層３３上に蒸着させることに
よって形成され、それにより、第１の垂直配向Ｉ！！３
４の垂直配向面３８は反射面３１と平行な第１の透明基
板２１の面に対して角度（α）をなして傾けられた鋸歯
状断面形状を有するようになっている。この角度（α）
で傾けられた垂直配向面３８により、液晶分子２６．２
７及び２８はそれらの長軸３９がその垂直配向面３８に
対して垂直に、すなわち直角になるように、換言すれば
、反射面３１に対する法線４０に対し同じ角度（α）を
形成するように配向されている。
にはＩＴＯ（Ｉｎ Ｏ５ｎ０２ ）等からなる透明の
第１の電？［３３がスパッタリングによって形成されて
いる。そして、その第１の電極層３３の、第１の透明基
板２１と反対側の面には液晶層２５を形成している液晶
分子２６．２７及び２８を垂直に配向せしめる第１の垂
直配向膜３４が配置されている。その第１の垂直配向膜
３４は、第１の電極層３３上に蒸着された酸化シリコン
（Ｓｉｎ）層３６と、そのＳｉ０層３６上に塗布された
ー塩基性カルボン酸クロム錯体からなる垂直配向材料層
３７とを有している。そして、Ｓｉ０層３６は反射面３
１と平行な第１の透明基板２１の面に対して入射角度（
α）でＳｉＯを第１の電極層３３上に蒸着させることに
よって形成され、それにより、第１の垂直配向Ｉ！！３
４の垂直配向面３８は反射面３１と平行な第１の透明基
板２１の面に対して角度（α）をなして傾けられた鋸歯
状断面形状を有するようになっている。この角度（α）
で傾けられた垂直配向面３８により、液晶分子２６．２
７及び２８はそれらの長軸３９がその垂直配向面３８に
対して垂直に、すなわち直角になるように、換言すれば
、反射面３１に対する法線４０に対し同じ角度（α）を
形成するように配向されている。
そして、第２の透明基板２２の、第１の透明基板２１に
向い合った面には、上記第１の電極層３３と同じ第２の
電極層４１が配置され、また、その第２の電極層４１の
、第２の透明基板２２と反対側の面には第２の垂直配向
膜４２が配置され、その第２の垂直方向膜４２は第１の
垂直方向ｒ！３４と同様に形成されたもので、Ｓ ｉ
０層４３、垂直方向材料層４４及び鋸歯状断面形状の垂
直配向面４５を有している。
向い合った面には、上記第１の電極層３３と同じ第２の
電極層４１が配置され、また、その第２の電極層４１の
、第２の透明基板２２と反対側の面には第２の垂直配向
膜４２が配置され、その第２の垂直方向膜４２は第１の
垂直方向ｒ！３４と同様に形成されたもので、Ｓ ｉ
０層４３、垂直方向材料層４４及び鋸歯状断面形状の垂
直配向面４５を有している。
第２図に戻って、枠体１０の下壁１２にはフォトセンサ
ーのごときセンサー１３が取付けられており、該センサ
ー１３は後続の自動車のへラドライトからの光、建造物
等から反射する太陽光等の、液晶セル２０に入ってくる
光の強さを検出して、その光の強さが所定の値を越える
時、防眩信号を発する。また、枠体１０の端壁１４と液
晶セル２０との間には駆動回路１５が収容されており、
該駆動回路１５は導線１６によってセンサー１３に接続
されているとともに図示されていない導線によって液晶
セル２０の第１及び第２の電極層３３及び４１（第１図
）に接続され、センサー１３からの防眩信号に応答して
それら第１及び第２の電極３３及び４１間に電圧を印加
するようになっている。そして、その駆動回路１５は導
線１７を介して車載バッテリ〈図示せず）に接続されて
いる。
ーのごときセンサー１３が取付けられており、該センサ
ー１３は後続の自動車のへラドライトからの光、建造物
等から反射する太陽光等の、液晶セル２０に入ってくる
光の強さを検出して、その光の強さが所定の値を越える
時、防眩信号を発する。また、枠体１０の端壁１４と液
晶セル２０との間には駆動回路１５が収容されており、
該駆動回路１５は導線１６によってセンサー１３に接続
されているとともに図示されていない導線によって液晶
セル２０の第１及び第２の電極層３３及び４１（第１図
）に接続され、センサー１３からの防眩信号に応答して
それら第１及び第２の電極３３及び４１間に電圧を印加
するようになっている。そして、その駆動回路１５は導
線１７を介して車載バッテリ〈図示せず）に接続されて
いる。
第１図に示されているごとく、自動車の進行方向後方か
ら液晶セル２０に入る入射光５２（第４″図中の入射光
２に対応）とその液晶セル２ｏから運転者の目５４に入
る反射光５３（第４図中の反射光３に対応）とは反射面
３１に対する法線４０（第４図中の法線５に対応）から
角度（β）（第４図中の角度（θ）に対応）だけづれて
いる。そして、本発明実施例の場合、垂直配向面３８，
４５が傾けられている所定の角度（α）、すなわち、法
線４０に対する液晶分子２６．２７及び２８のそれぞれ
の長軸３９の傾斜角（α）はその法１１４０と自動車進
行方向後方からの入射光５２どの間の角度（β）に実質
上等しくなるよう設定されている。そして、一般に、そ
の角度（α−β）は約２０度から２５度である。
ら液晶セル２０に入る入射光５２（第４″図中の入射光
２に対応）とその液晶セル２ｏから運転者の目５４に入
る反射光５３（第４図中の反射光３に対応）とは反射面
３１に対する法線４０（第４図中の法線５に対応）から
角度（β）（第４図中の角度（θ）に対応）だけづれて
いる。そして、本発明実施例の場合、垂直配向面３８，
４５が傾けられている所定の角度（α）、すなわち、法
線４０に対する液晶分子２６．２７及び２８のそれぞれ
の長軸３９の傾斜角（α）はその法１１４０と自動車進
行方向後方からの入射光５２どの間の角度（β）に実質
上等しくなるよう設定されている。そして、一般に、そ
の角度（α−β）は約２０度から２５度である。
上述した防眩型液晶反射鏡の作動について以下説明する
。第２図に示されたセンサー１３によって検出される光
の強さが所定の値以下の非防眩時、液晶セル２０は第１
図に示された状態にあり、液晶分子２６．２７及び２８
の夫々の長軸３９の方向（遷移モーメント）は反射光５
３に対し平行をなして延びており、そのため色素分子２
８による光の吸収が最小となり、測定の結果、反射率は
５０％を示した。センサー１３によって検出される光の
強さが所定の値を越えると、駆動回路１５はそのセンサ
ー１３からの防眩信号に応答して第１及び第２の電極層
３３及び４１１１１に電圧を印加する。それにより、第
３図に示すごとく、液晶分子２６．２７及び２８は誘電
異方性が負であるので、それぞれの長軸が第１及び第２
の透明基板２１及び２２に対して平行となるよう駆動さ
れ、この時の反射率を測定したところ１０％であった。
。第２図に示されたセンサー１３によって検出される光
の強さが所定の値以下の非防眩時、液晶セル２０は第１
図に示された状態にあり、液晶分子２６．２７及び２８
の夫々の長軸３９の方向（遷移モーメント）は反射光５
３に対し平行をなして延びており、そのため色素分子２
８による光の吸収が最小となり、測定の結果、反射率は
５０％を示した。センサー１３によって検出される光の
強さが所定の値を越えると、駆動回路１５はそのセンサ
ー１３からの防眩信号に応答して第１及び第２の電極層
３３及び４１１１１に電圧を印加する。それにより、第
３図に示すごとく、液晶分子２６．２７及び２８は誘電
異方性が負であるので、それぞれの長軸が第１及び第２
の透明基板２１及び２２に対して平行となるよう駆動さ
れ、この時の反射率を測定したところ１０％であった。
電極層に電圧が印加されていない非防眩時に液晶分子の
長軸が反射面に対する法線と平行をなして液晶分子が配
向されている前述した従来技術について測定を行ったと
ころ、防眩時の反射率は上記本発明実施例の場合と同じ
１０％であったが、非防眩時の反射率は４５％であった
。従って本発明実施例の場合、従来技術よりも高いコン
トラストが得られることが理解されよう。
長軸が反射面に対する法線と平行をなして液晶分子が配
向されている前述した従来技術について測定を行ったと
ころ、防眩時の反射率は上記本発明実施例の場合と同じ
１０％であったが、非防眩時の反射率は４５％であった
。従って本発明実施例の場合、従来技術よりも高いコン
トラストが得られることが理解されよう。
上記実施例は第１及び第２の垂直配向膜３４及び４２の
夫々の垂直配向面３８及び４５が反射面３１と平行な透
明基板２１．２２の面に対し角度（α）だけ傾けられて
いるとして説明したけれども、第１及び第２の垂直配向
膜３４及び４２のうちの一方の配向膜の配向面３８また
は４５だけを角度（α）だけ傾けても、かなりのコント
ラスト向上が得られる。また、垂直配向面３８．４２は
、非防眩時、液晶分子２６．２７及び２８の夫々の長軸
３９が反射光５３の方向と平行となるようそれら液晶分
子を配向せしめるべく傾けられているとして説明したけ
れども、液晶分子の夫々の長軸３９が入射光５２の方向
と平行となるようそれら液晶分子を配向せしめるべく傾
けられていてもよいことは明らかである。
夫々の垂直配向面３８及び４５が反射面３１と平行な透
明基板２１．２２の面に対し角度（α）だけ傾けられて
いるとして説明したけれども、第１及び第２の垂直配向
膜３４及び４２のうちの一方の配向膜の配向面３８また
は４５だけを角度（α）だけ傾けても、かなりのコント
ラスト向上が得られる。また、垂直配向面３８．４２は
、非防眩時、液晶分子２６．２７及び２８の夫々の長軸
３９が反射光５３の方向と平行となるようそれら液晶分
子を配向せしめるべく傾けられているとして説明したけ
れども、液晶分子の夫々の長軸３９が入射光５２の方向
と平行となるようそれら液晶分子を配向せしめるべく傾
けられていてもよいことは明らかである。
また、上記実施例による液晶及銅鏡は相転移型のゲスト
・ホストモードを利用しているとして説明されている番
プれども、１／４波長板と組合わされたゲスト・ホスト
モードあるいは２層式のゲスト・ホストモードを利用し
たものであってもよい。
・ホストモードを利用しているとして説明されている番
プれども、１／４波長板と組合わされたゲスト・ホスト
モードあるいは２層式のゲスト・ホストモードを利用し
たものであってもよい。
（発明の効果〕
以上説明した通り、本発明による車両用防眩型液晶反射
鏡は、第１及び第２の垂直配向膜のうちの少なくとも一
方の垂直配向膜の垂直配向面が平坦な反射面に対し所定
の角度でもって傾けられていて、第１及び第２の電極層
間に電圧が印加されていない非防眩時、液晶分子の長軸
をその平坦な反射面に対する法線に対して前記所定の角
度でもって傾斜させるよう構成されているので、非防眩
時での液晶分子による光の吸収が低減され、それにより
防眩時の反射率と非防眩時の反射率とのコントラストを
高めることができる。
鏡は、第１及び第２の垂直配向膜のうちの少なくとも一
方の垂直配向膜の垂直配向面が平坦な反射面に対し所定
の角度でもって傾けられていて、第１及び第２の電極層
間に電圧が印加されていない非防眩時、液晶分子の長軸
をその平坦な反射面に対する法線に対して前記所定の角
度でもって傾斜させるよう構成されているので、非防眩
時での液晶分子による光の吸収が低減され、それにより
防眩時の反射率と非防眩時の反射率とのコントラストを
高めることができる。
第１図は本発明実施例による車両用防眩型液晶反射鏡に
組込まれている液晶セルを示す図で、第２図のＩ−Ｉ線
に沿った拡大断面図であり、第２図は第１図に示された
液晶セルが組込まれている反９ＡＩを車両のルームミラ
ーとして用いた場合の例を示す断面図であり、 第３図は防眩時の液晶分子の配向を示す概略断面部分図
であり、 第４図は車両に装着されたルームミラーに対する入射光
及び反射光の関係を示す概略図である。 １０・・・枠体、１３・・・センサー、１５・・・駆動
回路、２０・・・液晶セル、２１・・・第１の透明基板
、２２・・・第２の透明基板、２５・・・液晶層、２６
．２７．２８・・・液晶分子、２９・・・反射層、３１
・・・反射面、３３・・・第１の電極層、３４・・・第
１の垂直配向膜、 ３９・・・液晶分子の長軸、４０・・・法線、４１・・
・第２の電極層、４４・・・第２の垂直配向膜、α・・
・所定の角度。
組込まれている液晶セルを示す図で、第２図のＩ−Ｉ線
に沿った拡大断面図であり、第２図は第１図に示された
液晶セルが組込まれている反９ＡＩを車両のルームミラ
ーとして用いた場合の例を示す断面図であり、 第３図は防眩時の液晶分子の配向を示す概略断面部分図
であり、 第４図は車両に装着されたルームミラーに対する入射光
及び反射光の関係を示す概略図である。 １０・・・枠体、１３・・・センサー、１５・・・駆動
回路、２０・・・液晶セル、２１・・・第１の透明基板
、２２・・・第２の透明基板、２５・・・液晶層、２６
．２７．２８・・・液晶分子、２９・・・反射層、３１
・・・反射面、３３・・・第１の電極層、３４・・・第
１の垂直配向膜、 ３９・・・液晶分子の長軸、４０・・・法線、４１・・
・第２の電極層、４４・・・第２の垂直配向膜、α・・
・所定の角度。
Claims (6)
- （１）車両に用いるための防眩型液晶反射鏡にして、枠
体と、 前記枠体に保持された液晶セルであつて、該液晶セルは
、互いに離隔された状態で対向せしめられた第１及び第
２の透明基板と、該第１及び第２の透明基板間に配置さ
れた液晶層と、前記第１の透明基板の、前記液晶層と反
対側の面上に配置されていて実質上平坦な反射面を提供
している反射層と、該第１の透明基板と前記液晶層との
間に配置された第１の電極層と、該第１の電極間と前記
液晶層との間に配置されていて該液晶層を形成している
液晶分子を垂直に配向せしめる第１の垂直配向膜と、前
記第２の透明基板と前記液晶層との間に配置された第２
の電極層と、該第２の電極層と前記液晶層との間に配置
されていて前記液晶分子を垂直に配向せしめる第２の垂
直配向膜とを有している前記液晶セルと、 該第１及び第２の電極間に電圧を印加して前記液晶分子
を駆動せしめる駆動回路と、を有しており、 前記第１及び第２の垂直配向膜のうちの少なくとも一方
の垂直配向膜の垂直配向面は前記平坦な反射面に対し所
定の角度でもつて傾けられていて、前記第１及び第２の
電極層間に電圧が印加されていない非防眩時、前記液晶
分子の長軸を該平坦な反射面に対する法線に対して傾斜
させていることを特徴とする車両用防眩型液晶反射鏡。 - （２）前記平坦な反射面に対して前記少なくとも一方の
垂直配向面が傾けられている前記所定の角度は、該平坦
な反射面に対する法線と車両の進行方向との間の角度に
実質上等しくなるよう設定されている特許請求の範囲１
項記載の車両用防眩型液晶反射鏡。 - （３）前記第１及び第２の垂直配向膜の両方の夫々垂直
配向面は前記平坦な反射面に対し前記所定の角度で傾け
られている特許請求の範囲第２項記載の車両用防眩型液
晶反射鏡。 - （４）前記平坦な反射面に対して前記第１及び第２の垂
直配向膜の夫々の垂直配向面が傾けられている前記所定
の角度は約２０度から２５度である特許請求の範囲第３
項記載の車両用防眩型液晶反射鏡。 - （５）前記第１及び第２の透明基板の各々はガラス基板
で構成されており、前記第１及び第２の垂直配向膜の各
々は、該ガラス基板に斜方蒸着された酸化シリコン層と
、該酸化シリコン層に塗布された垂直配向材料層とを有
している特許請求の範囲第４項記載の車両用防眩型液晶
反射鏡。 - （６）前記液晶層は、誘電率異方性が負のネマチツク液
晶分子と、カイラルネマチツク液晶分子と、色素分子と
を含む混合体で形成されている特許請求の範囲第５項記
載の車両用防眩型液晶反射鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7930886A JPS62237421A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 車両用防眩型液晶反射鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7930886A JPS62237421A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 車両用防眩型液晶反射鏡 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62237421A true JPS62237421A (ja) | 1987-10-17 |
Family
ID=13686220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7930886A Pending JPS62237421A (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 車両用防眩型液晶反射鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62237421A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507381B1 (en) | 1997-05-26 | 2003-01-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal panel having tilted liquid crystal molecules and liquid crystal display using the liquid crystal panel |
-
1986
- 1986-04-08 JP JP7930886A patent/JPS62237421A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507381B1 (en) | 1997-05-26 | 2003-01-14 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal panel having tilted liquid crystal molecules and liquid crystal display using the liquid crystal panel |
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