JPS62235876A - 感熱転写階調制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、比較的簡単な構成で記録画像の解像度を効率
良く向上させ得る感熱転写階調制御装置に関するもので
ある。

〔従来技術及びその問題点〕

従来よりＴＶ信号や印劉分野等での画像再現において、
画像の輪郭補正を行なう場合には、第４図（Ａ）に示す
ような矩形波状の入力信号に対して、その立上がり時お
よび立ち下り時に同図（Ｂ）に示すような矩形波パルス
を加えている。即ち、立上がり時（自から黒への変化時
）および立ち下り時く黒から白への変化時）に、変化方
向とは反対方向く逆極性〉のレベルのパルスを直前に加
え、続いて変化時点では変化方向と同方向のレベルのパ
ルスを加えて、同図（Ｃ）のような波形に補正するとい
う原理で行なわれていた。しかるに、この補正信号をそ
のまま感熱転写装■に使用すると、通常の感熱ヘッド（
サーマルヘッド）は熱応答が遅いために、第５図（Ａ）
図示の未補正の入力信号に対して濃度実現は同図（Ｂ）
のように、立上がり、立下がりで鈍ってしまい、急峻な
エツジ特性が得られない。同様に第５図（Ｃ）（第４図
（Ｂ））図示の補正信号に対しては、第５図（Ｄ）に示
すような熱応答となる。即ち、一旦白に強調を行なって
から黒を強調しようとすると、熱の応答がやや遅いので
白の強調を行なうことによって濃度が下り、その分を黒
の強調を補正するだけに留まる。その結果第４図（Ｃ）
−の如き補正後の階調記録信号は第５図（Ｅ）に示すよ
うな濃度特性となり、同図（Ｂ）に比べて一層白あるい
は黒への立上がりに対してぼけた画像を再生してしまう
という欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、入力信号を所定時間遅延させる遅延回路と、
この遅延回路の出力信号と原入力信号との差をとる減算
器と、この減算器の出力信号レベルに所定の倍率を与え
る増幅回路と、この増幅回路の出力信号に上記入力信号
を加算する加算器とを少くとも具備した感熱転写階調制
御装置、及び更に減算器の出力信号のレベルを基準レベ
ル（Ｆｌ値）と比較する比較器と、この比較器の出力信
号に応じて前記減算器の出力信号のレベルまたはＯレベ
ルの何れかを選択する選択回路と、この選択回路からの
出力信号のレベルに所定の倍率を与える増幅回路とを具
備した感熱転写階調制御装置を提供することにより、従
来装置における上記諸欠点を解決したものである。

（実施例〕 第１図は本発明の感熱転写階調制御装置の第１実施例の
概略ブロック図である。この図と第２図の動作説明用波
形図を参照しながら、感熱転写階調制間装［１の構成及
び動作等について説明する。

第１図中１１は第２図（Ａ）に示すような波形の入力信
号χｎを所定時間（τ）ｉ！！延させる遅延回路、１２
は遅延回路１１の第２図（Ｂ）のどとき出力信号χ旧と
原入力信号χｎとの差をとる減算器、１３は減算器１２
の第２−図（Ｃ゛）のごとき出力信号（χｎ−χ旧）の
レベルに所定の倍率を与える増幅回路、１４は増幅回路
゛１３の”出力信号ｋ（χｎ−χ旧）に上記入力信号χ
ｎを加算する加ｔｓ器であり、その出力信号は同図（Ｄ
＞のような゛波□形となり、これが感熱ヘッド１５に供
給される。従つ“て加′算器１４の出力信号をＶｎとす
ると、Ｖｎは次式のような１次線型式で表現できる。

Ｙｎ−χｎ＋ｋ（χｎ−χｎ−＋　）　・”　・”　＝
　−（１）但し、ｋ：補正定数 このように、第２図（Ｃ）図示の差信号（減算器１゛２
の出力信号）が、立上がり、立下がりにおける工□ッジ
検出成分となるもので、このパルス状波形゛の働きによ
り、白から黒へ、及び思から白へ変化する（即ち文字等
の黒い線が印刷される）−際の線や黒点等の画像の輪郭
が強調され、視覚上の鮮明度が向上するわけである。

次に、本発明の感熱転写階調制御！Ａ置の第２実施例に
ついて説明する。この第２実施例の装ｆｉ２においては
、仮に入力信号χｎ中に雑音成分が含まれている場合で
も、それ以上にＳ／Ｎが劣化しないように構成したもの
であり、以下第６図の概略ブロック図及び第３図の動作
説明用波形図を参照しながら、その具体的構成及び作用
、効果等について説明する。なお、第６図中第１図示の
第１実施例と同一構成部分には同一符号を付してその詳
細な説明は省略する。

入力信号χｎに第３図（Ａ＞に示すような雑音成分が含
まれて□いる場合、遅延信号χ旧にも当然同図（Ｂ）に
示すように雑音成分が含まれることとなり、その°結果
差信号１χｎ−χｎ−１１も（Ｃ）図示の′ように雑音
成分を含んだエツジ検出信号となる。従って、前述の（
１）式から明らかなようにこの雑音成分も増幅器１３で
増幅９強調されて加算器１４で原信号χｎに加夫られる
こととなり、その結果原画像のＳ／Ｎを更に劣化させて
しまう。

かかる欠点を解消するために、本発明の第２実施例の装
“置２では、第６図に示すように比較器１６及び選択ｉ
路１７を更に備えている。この比較器１６は、減算器１
２の出力信号（１χｎ−χｎ−＋　１　）のレベルを基
準レベル〈閾値）βと比較する働きを有し、選択回路１
７は比較器１６の出力信号に応じて減算器１２の出力信
号のレベルまたは０（接地）レベルの何れかを選択する
ものである。

即ち、選択回路１７は、減算器１２の出力信号（１χｎ
−χル１１）のレベルが基準レベルβより大ぎいときに
は減算器１２の出力信号をそのまま出力し、小さいとき
にはＯ（接地）レベルを出力する。かかる動作原理を数
式で表わすと、次の■。

（３）式のようになる。

Ｖｎ−χ１＋にαｎ　　・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・　■但し、β：画像における雑音
に対して不感となる信号レベル かかる構成により、第３図（Ｄ）に示すように、加ｎ器
１４の出力信号’Ｊｎ中には本来の入力信号χｎ中に含
まれている雑音成分を含むだけで、それ以上にＳ／へが
劣化することはなく、同図（Ｅ）図示のような感熱ヘッ
ドの温度変化特性が得られ、記録画像の解像度向上が図
れる感熱転写階調制御装置２が実現できるものである。

なお、遅延時間τの長さは、感熱ヘッド１５を構成して
いる複数の抵抗体の各々（即ち一画素分）に要する時間
を基準として定めると好都合である。

又は、τをＩＨ（水平走査時間）の遅延時間に定めると
、感熱プリンター（転写）用紙の紙送り方向に対する補
正、即ち解像度向上も実現できる。

（効果） 本発明の感熱転写階調制御装置は、入力信号を所定時間
遅延させる遅延回路と、この遅延回路の出力信号と原入
力信号との差をとる減算器と、この減算器の出力信号レ
ベルに所定の倍率を与える増幅回路と、この増幅回路の
出力信号に上記入力信号を加算する加算器とを少くとも
備えたので、白から黒へ、及び黒から白へ変化する際の
線や黒点等の画像の輪郭が強調されて解像度（視覚上の
鮮明度）を向上させることができ、更に、上記減算器の
出力信号のレベルを！！準リレベル閾値）と比較する比
較器と、この比較器の出力信号に応じて減ｎ器の出力信
号のレベルまたは０レベルの何れかを選択する選択回路
をも備えたので、原信号成分と雑音成分との分離を行な
って、原画像のＳ／へを更に劣化させることなく解像度
の向上を行なうことができ、しかも比較的簡単な構成で
これを実現出来る等の特長を有するものである。

第１図及び第６図は本発明の感熱転写Ｉ！２ｉ調制顛装
置の夫々第１及び第２実施例の概略ブロック図、１．２
・・・感熱転写階調制御装置、１１・・・遅延回路、１
２・・・滅ｎ器、１３・・・増幅回路、１４・・・加算
器、１６・・・比較器、１７・・・選択回路。

二冠しツ ヌ６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）感熱による階調記録を行なう感熱転写階調制御装
   置において、 入力信号を所定時間遅延させる遅延回路と、この遅延回
   路の出力信号と原入力信号との差をとる減算器と、この
   減算器の出力信号レベルに所定の倍率を与える増幅回路
   と、この増幅回路の出力信号に上記入力信号を加算する
   加算器とを少くとも備えたことを特徴とする感熱転写階
   調制御装置。
2. （２）感熱による階調記録を行なう感熱転写階調制御装
   置において、 入力信号を所定時間遅延させる遅延回路と、この遅延回
   路の出力信号と原入力信号との差をとる減算器と、この
   減算器の出力信号のレベルを基準レベル（閾値）と比較
   する比較器と、この比較器の出力信号に応じて前記減算
   器の出力信号のレベルまたは０レベルの何れかを選択す
   る選択回路と、この選択回路からの出力信号のレベルに
   所定の倍率を与える増幅回路と、この増幅回路の出力信
   号に上記入力信号とを加算する加算器とを備えたことを
   特徴とする感熱転写階調制御装置。