JPS6223580B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6223580B2
JPS6223580B2 JP1653582A JP1653582A JPS6223580B2 JP S6223580 B2 JPS6223580 B2 JP S6223580B2 JP 1653582 A JP1653582 A JP 1653582A JP 1653582 A JP1653582 A JP 1653582A JP S6223580 B2 JPS6223580 B2 JP S6223580B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
shaft
arm
operating
driving force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1653582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58133281A (ja
Inventor
Hiroyuki Watanabe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomy Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tomy Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomy Kogyo Co Ltd filed Critical Tomy Kogyo Co Ltd
Priority to JP1653582A priority Critical patent/JPS58133281A/ja
Priority to GB08303152A priority patent/GB2114457B/en
Publication of JPS58133281A publication Critical patent/JPS58133281A/ja
Publication of JPS6223580B2 publication Critical patent/JPS6223580B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H33/00Other toys

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 最近は、各種の自動機械及び装置を自動制御ま
たは遠隔操縦などによつて作動させる無人化が普
及していて、これに適応する各種産業ロボツトの
開発が盛んであるが、これら産業用ロボツトには
遠隔操作可能のマニピユレータ、所謂マジツクハ
ンド機能を備えたものが多いが、本発明は前記産
業用ロボツトの作動を具備するべく構成したロボ
ツト玩具に関するものである。
本発明の主たる目的は、基台に取り付けた腕部
を手動式操作機構を操作することにより、腕部を
自在に回動せしめて先端の把持部で物体を挾持し
たり離したりすることができるロボツト玩具を提
供せんとするものである。
更に具体的に説明すれば、基台には電動モータ
を含んだ駆動機構と駆動力変換機構を内蔵し、外
部から操作可能な手動式操作機構を取り付けると
共に、基台の上面に立設した回転支持部材には、
掌部先端に物体を挾持する開閉自在な挾持片から
なる把持部を設け、屈曲自在な関節部を有する腕
部の基端を担持してある。前記腕部は中空状に形
成され、基端部から掌部に至る内部には両端にギ
ヤを軸着した複数の伝達軸を軸支してあり、該伝
達軸の基端は基台に内蔵した駆動力変換機構と伝
達歯車列によつて連結されていて、先端部に軸着
したギヤは伝達された駆動力によつて所定の関節
部を屈曲若しくは回転させており、掌部内まで延
設した伝達軸は把持部の挾持片を開閉作動させて
いる。そして、基台に内蔵した駆動力変換機構は
手動式操作機構と作動連結していて、手動式操作
機構を操作することにより前記腕部に設けた関節
部及び把持部等の作動部に伝達される駆動力を正
転、逆転及び断続させる機能を有するものであ
る。
従つて、手動式操作機構を操作して腕部を回動
させ、関節部を屈曲させることにより掌部を所望
の位置に移動させ、把持部の挾持片を開閉させて
物体を挾持し、腕部の回動範囲内に移動し得るよ
うに構成したものである。
本発明の他の目的は、単一の操作杆を操作する
ことにより、腕部に設けた複数の関節部を作動せ
しめるようにしたロボツト玩具の手動式操作機構
を提供せんとするものである。具体的に説明する
と、関節部が屈曲自在な腕部と、この腕部を作動
させる駆動機構と駆動力変換機構を内蔵した基台
の上面適所には、前後及び左右の互いに直交する
方向の傾倒して揺動自在な操作杆が立設されてい
て、該操作杆の下端部は、操作杆の下方に配設し
た第1及び第2の可動板に穿設した長孔に嵌合し
ている。この2枚の可動板の長孔は互いに直交す
る状態で重合されていて、2つの長孔の交差部に
操作杆の下端部が嵌合している。従つて、操作杆
を前後方向に傾倒させると操作杆の下端部が可動
する方向と直交する方向に長孔を穿設した可動板
が可動し、操作杆を左右方向に傾倒すると、これ
と直交する方向に長孔を穿設したもう一方の可動
板が可動するもので、一本の操作杆によつて2つ
の駆動力変換機構を作動させることができるよう
にしたものである。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照
して詳細に説明する。
まず、第1図A,Bに示すようにロボツト玩具
本体1はやや偏平なハウジングで形成された基台
2と該基台2に立設した回転支持部材6に基端部
を担持した腕部7より構成されている。腕部7は
先端に掌部11が取り付けてあり、該掌部11の
先端には開閉自在な一対の挾持片12a,12b
が取り付けてあり物体の把持部12となつてい
る。また、掌部11の基端側には環状の第1関節
部10が設けてあり、この第1関節部10が回転
することにより把持部12の挾持片12a,12
bを任意に回転させることができるものである。
そして、掌部11の基端は下膊部17の先端と第
2関節部9で連結されていて、掌部11は第2関
節部9によつて上下方向に屈曲自在である。
下膊部17の基端は上膊部16の先端を第3関
節部8で連結されていて、下膊部17は第3関節
部8によつて水平方向に屈曲自在である。
上膊部16の基端は回転支持部材6の上端に枢
支して担持されており、この回転支持部材6の上
端は第4関節部15であり人間の身体に例えれば
肩関接に相当するものである。そして、この第4
関節部15は腕部7を上下動させると共に、左右
方向に旋回させることができるものである。
かくして、上記のように構成された腕部7は挾
持片12a,12bの開閉動作と第1、第2、第
3、第4の各関節部が作動することにより、腕部
7の回動軌跡内の物体を把持し任意の位置に移送
し得るようになつているものである。また、基台
2の側面に基台2と一体に操作部2aが設けてあ
り、操作部の上面には前後及び左右方向に傾倒し
て揺動自在であり、かつ、回動自在な2本の操作
杆121が立設してある。操作杆121を立設し
た操作部の上面には操作杆121を操作すること
により作動する腕部7の作動個所が図示されてい
て操作パネルとなつている。
次に、駆動機構と駆動力変換機構について説明
する。
駆動機構は第2図に示すように基台2に内蔵さ
れていて、バツテリー79と結線したスイツチ8
0およびモータ20とモータ軸21に軸着したモ
ータピニオン22と該モータピニオン22と噛合
するクラウンギヤ24を軸着した駆動軸23から
構成されている。そして、駆動軸23には後述す
る駆動力変換機構の回動ギヤー27と噛合する複
数個のギヤ25,25…が軸着されている。
駆動力変換機構は前記腕部7の把持部12及び
各関節部の作動部に駆動機構の駆動力を正逆転さ
せたり断続させたりする機能を有するものであ
り、腕部7の各作動部の数と同数のものが取り付
けてある。つまり、本実施例においては第1変換
機構37aは第4関節部15に駆動力を伝達し腕
部7を上下動させていて、第2変換機構37bは
回転支持部材6に駆動力を伝達し、腕部7全体を
旋回作動させている。第3変換機構37cは第1
関節部10に駆動力を伝達し、掌部11を回転さ
せていて、第4変換機構37dは第2関節部9に
駆動力を伝達し、掌部11を上下動させている。
第5変換機構37eは第3関節部8に駆動力を伝
達し、下膊部17を水平方向に回動させていて、
第6変換機構3fは把持部12の挾持片12a,
12b開閉作動させている。各変換機構の基本的
な構成は外周面に係止突起を設け、側面に駆動軸
23のギヤ25と噛合する回動ギヤ27を立設し
た1個のドラム26と前記回動ギヤ27と噛合う
2個の正逆転切換ギヤ35,36からなつてい
る。この変換機構の構造を具体的に説明すると、
駆動軸23に軸着したギヤ25の近傍には円筒形
のドラム26が同軸的に遊嵌して取り付けてあ
り、このドラム26の側面には回動ギヤ27が歯
車軸42に遊嵌して立設してあり、駆動軸23の
ギヤ25と常時噛合つている。それ故、回動ギヤ
27は駆動軸23の回転駆動により回転し、同時
にギヤ25の周囲を公転的に回動することができ
るものでドラム26には常に所定の方向に回転力
が付勢されている。そして、前記ドラム26の外
周縁に沿つた前記回動ギヤ27の公転回動軌跡上
のギヤ33,34,35,36が配設されてい
る。該4個のギヤは、ギヤ33がギヤ34と、ギ
ヤ35はギヤ34と一体のピニオン34′と、そ
してピニオン34′はギヤ35と噛合い、ギヤ3
5はギヤ36と噛合つているので常に噛合つた状
態となつている。そして、ギヤ33,34,3
5,36はそれぞれの歯車軸38,39,40,
41に回転自在に遊嵌して取り付けてある。ま
た、前記回動ギヤ27はギヤ33,34,35,
36の全てと噛合いが可能となつているが、前記
ドラム26の外周面に、円周方向と軸方向に位置
をずらせて設けた係止突起28〜32が後述する
操作機構の係止爪と係合してドラムが停止する
と、回動ギヤ27はギヤ33,34,35,36
のいづれか1つと噛み合うか、若しくはいずれの
ギヤ33〜36とも噛合わないニユートラルの状
態が保持できるようになつている。
4個のギヤのうち、ギヤ35,36は駆動力の
正逆転を切換えるものであり、ギヤ33,34は
それぞれの回転の速度を変換するものである。
そして、ギヤ36と一体に形成したピニオン3
6′は各変換機構37a〜fの出力ピニオンであ
り、腕部7の各作動部へ駆動力を伝達する歯車列
の基端と噛合している。
駆動力変換機構37a〜fの個々の構造は上記
のとおりである。そして第2図に示すように駆動
軸23は基台2内を横断する状態で架設されてい
て、この駆動軸23に6個のドラム26が回転自
在に遊嵌している。そして、前記ドラム26の周
囲に歯車軸40,41と歯車軸38,39が架設
されていて、歯車軸40,41には正逆転切換用
のギヤ35,36がそれぞれ6枚づつ回転自在に
遊嵌している。また、歯車軸38,39には正逆
転の回転速度を低速度に変換する変速ギヤ33,
34がそれぞれ5枚づつ回転自在に遊嵌してい
る。この変速ギヤ33,34は前記腕部7の作動
に緩急を付加するためのものであるが駆動力変換
機構にとつて必須の要素ではない。従つて、微調
整を必要としない作動部に駆動力を伝達する場
合、例えば挾持片12a,12bを開閉させる把
持部に駆動力を伝達する第6変換機構27fには
変速ギヤ33,34は取り付けられていない。
次に、第3図Aの断面図に基づいて前記駆動力
変換機構の概要を説明する。
同図の変換機構は第1変換機構37aを例示し
たものであるが、正逆転切換ギヤ35,36と速
度変換ギヤ33,34及びドラム26と回動ギヤ
27の配設関係は第2乃至第5変換機構37b〜
eも同一であり、第6変換機構37fは前記基本
的構成から速度変換ギヤ33,34を取り出した
ものである。
第3図Aに示した状態は操作機構の係止爪11
7がドラム26の係止突起30と係合し、ドラム
26の回動ギヤ27がいづれの変換ギヤ33,3
4,35,36とも噛合つていないので、ニユー
トラルの状態であり、腕部7には駆動力が伝達さ
れていない。そして、操作杆121を操作すると
係止爪117が回動し、ドラム26に突設して係
止突起32と係合すると回動ギヤ27はギヤ36
と噛合い、ギヤ36と一体に形成した出力ピニオ
ン36′は駆動力を伝達する歯車列の基端である
クラウンギヤ302と噛合うために歯車軸301
は高速正回転する。また、係止爪117がドラム
2の係止突起2と係合すると回動ギヤ27はギヤ
35と噛合うので歯車軸301は高速で逆回転す
る。同様に回動ギヤ27がギヤ34と噛合うと、
ギヤ34は減速ギヤの機能を果たすもので歯車軸
301は低速正回転する。更に、回動ギヤ27が
ギヤ33と噛合うと歯車軸301は低速で逆回転
することになる。なお、上記した正逆転及び高低
速の回転は相対的な意味で呼称したものであり、
例えば第1変換機構27aにおいては、歯車軸3
01が高速正回転するときは、第4関節部15が
作動するので腕部7が高速で上動し、低速正回転
では低速で上動するものであり、歯車軸301が
高速逆回転するときは腕部7は第4関節部15に
よつて高速で下動し、低速逆回転では腕部7はゆ
つくりと下動するものである。
次に、ドラム26に突設する係止突起について
第3図A,Bを参照して説明する。
係止突起30はニユートラル突起でドラム26
の軸線方向の中央部に突設されていて、該中央部
を境界として正転側には正転用の係止突起31,
32が反対側の逆転側には逆転用の係止突起2
8,29が、それぞれドラム26の軸線方向に位
置をずらせて突設されている。
また、係止突起28〜32はドラム26の円周
方向に所定の角度離間して取り付けられている。
第3図Aに示した状態は操作機構の係止爪117
がドラム26の係止突起30と係合していて、回
動ギヤー27が変換ギヤー33,34,35,3
6のいづれとも噛合つていない所謂ニユートラル
の状態である。
そして、回動ギヤ27が正逆転切換用のギヤ3
6と噛合つているときは係止爪117は係止突起
32と係合している。
この係止突起32を基準とすれば、回動ギヤ2
7をギヤー35に噛合させるドラム26の係止突
起28は、駆動軸23を中心としてギヤ36の歯
車軸41とギヤ35の歯車軸40が形成する角度
と等しい角度に離間して設ければ良いものであ
り、回動ギヤー27を速度変換用のギヤー33,
34に噛合せるドラムの係止突起29,31も全
く同様にして取り付けてある。
かくして、この駆動力変換機構は操作機構の係
止爪117がドラム26の周面近傍をドラム26
の軸線に沿つて移動することにより、前記腕部7
の各作動部へ伝達する駆動力を誤動作なく確実に
変換し得るものである。
次に、本発明のもう1つの目的である手動式操
作機構について説明する。
従来の操作機構では操作摘みを操作して駆動機
構をON−OFFさせるものや、正・逆・停止・を
制御するもの等が知られているところであるが、
いづれも単一の操作機構で単一の駆動機構を制御
していたものである。この従来の方法で本発明の
ロボツト玩具にみられるように6系統にも及ぶ駆
動機構を正・逆・停止させて制御するには多数の
操作機構が必要となつてくる。勿論この従来の方
法で作動させることも充分に可能ではあるが操作
性の煩雑さが好趣感を著しく損うという欠点を有
していた。本発明の手動式操作機構は単一の操作
杆を操作することにより、少くとも2系統、望ま
しくは3系統の駆動力変換機構の正・逆・停止を
制御し得るように構成し、2本の操作杆を両手で
操作することによりロボツトに6種類の作動を行
なわせるようにしたものである。
操作機構4は基台2内に配置して設けられてい
る駆動力変換機構の手前側に配設されている。該
操作機構4は第2図に示したように、操作部材が
図中、左側に組み立てられた2連からなる1組の
部材と、その右側に分解して示された各部材から
なる他の1組とによつて構成され、右側の一組は
前記第1〜第3変換機構37a,37b,3c
を、また、左側の一組は第4〜第6変換機構37
d,37e,37fを制御できるように割り振ら
れている。そして、各組の操作部材には先端に係
止爪を設けて操作杆の操作により前記ドラム26
の係止突起に係合させ、各変換機構37a〜fの
ギヤ変換を行うようにしている。
上記のように、右側に設けた1組の操作機構4
は、左側のものと全く同じ構成と機能をもつもの
が分解して示されている。そこで分解した側につ
いて説明すると、該操作機構4は左側に組立てて
示したように前後方向に細長く形成した2連の可
動板が前記駆動軸23の軸線に対して直角方向に
配置されている。この右側にある操作部材は可動
板の下側に可動板よりも巾の狭い可動板を設置し
さらにその下側には回動片を取付けて組立てら
れ、その左側にある操作部材は可動板の下部に小
さな回動片を取りつけてそれぞれ構成されてい
る。
まず、図中右側の操作部材から説明すると、細
長い板体に形成された第2可動板100はその先
端を、前記第2変換機構37bのドラム26の中
央位置に臨ませるようにして先端に係止爪101
を突設し、係止爪101の後方には軸孔102が
穿設され、該軸孔102には基台2上に固立設し
た軸筒103が嵌挿し、第2可動板100は軸筒
103を支点として左右に回動するようになつて
いる。
この軸孔102の後方には第2可動板100の
長手方向に沿つて長孔104を開口し、この長孔
104には後述の操作杆121の下端部が挿通さ
れる。さらに第2可動板100の後部両側面はコ
字状の板ばね105の開放端が内接し、板バネ1
05の後端が基台2上に固立設されている一方前
記板ばね105の内側空所には軸筒106が立設
されている。従つて、第2可動板100は板ばね
105の弾性力により、第2可動板100が左右
に回動しても、先端の係止爪101が常にドラム
26の中央すなわち、ニユートラル位置に臨む状
態に保持されるものである。この第2可動板10
0の上面に載置して重合するように設けられた第
1可動板104は、上記第2可動板100より幅
広な板体に形成され、前部側面に突出する係止溝
108を形成すると共に、前部板体面には長手方
向に延びる長孔109が開口し、板体ほぼ中央に
は第1可動板107を横断して左右方向に拡がる
長孔110が穿設され、後部には後方に開口した
スリツト111が設けられ、かつ、前記左右方向
の長孔110に相当する位置には、一方の側面よ
り外方に舌片112が突出形成している。この第
1可動板107を前記第2可動板100に重合す
るときには、長孔109に軸筒103を嵌合し、
かつ、第2可動板100の長孔104が第1可動
板107の長孔110に合致するようにして取り
付ける。このようにして上下の長孔104,11
0が合致した空間には後述の操作杆の下端部の挿
入を許容し、後部のスリツト111には後部の軸
筒106が嵌合する。従つて、第1可動板107
は長孔109とスリツト111によつて前後方向
に摺動自在である。
また、前記舌片112の両側はコ字状の板ばね
113の開放端に内接してあり、該コ字状の板バ
ネ113はコ字状の枠体115で基台2の底板に
取り付けてある。
そして、前記第1変換機構37aのドラム26
と対応する基台2の底板には揺動片116が配設
されいる。該謡動片116はほぼ3角状に形成し
た板体上の先端にあたる頂点に係止爪117が第
1変換機構37aのドラム突起に対向して突設
し、後方には一方の隅部に軸孔118を穿設し、
基台2に固設した軸筒119が上記軸孔118に
嵌合していて、他方の隅部にはピン軸120を突
出させ、このピン軸が最上段の第1可動板107
に形成した係止溝108に嵌合している。
上記の如く第2可動板100の上面に第1可動
板107を載置して第2可動板100を貫通して
いる前部の軸筒103を第1可動板107の長孔
109に嵌合し、かつ、後部の軸筒106を第1
可動板107のスリツト111に嵌合する。
さらに、第2可動板100の側方に揺動片11
6を設けて揺動片116のピン軸120を第1可
動板107の係止溝108に嵌入させる。このよ
うにすると第2可動板100の長孔104と第1
可動板107の長孔110とが合致し、係止爪1
01が第2変換機構37bのドラム26に、ま
た、係止爪117が第1変換機構37aのドラム
26にそれぞれ対向するようになり、第1可動板
107及び第2可動板100に係合するコ字状の
板バネ113,105によつてその静止位置がド
ラム26の中央位置、即ち、ニユートラルの状態
に保持されるものである。
上記第1可動板107の長孔110には上方よ
り操作杆121下端部が挿入される。この操作杆
121は頭部にノブ122を形成したロツド12
3の中間に球体124が形成され、球体124の
横方向に係合ピン125が突出しており、係合ピ
ン125の先端は球状部125′を形成してい
る。而して、上記球体124は基台2と一体に形
成した半球体状の凹部をなす玉軸受126により
支承されていて操作杆121は前後左右方向に揺
動自在である。
従つて、ロツド123の下端部を第1可動板1
07と第2可動板100の長孔110,104の
交点に嵌挿した操作杆121を前後方向(第1可
動板107の長手方向)に沿つて傾倒してやる
と、ロツド123の下端部は第1可動板107の
長孔110の側縁に当接して、第1可動板107
を第1可動板107の長手方向に摺動するように
可動させることができる。このとき、揺動片11
6はピン軸120が第1可動板107の係止溝1
08に嵌合しているので連動して揺動し、先端に
立設した係止爪117も第1変換機構37aのド
ラム26の軸線方向に揺動するのでドラム26に
突設した係止突起28〜32のいづれか1つと係
合することができる。また、第2可動板100は
操作杆121の下端部であるロツド123が長孔
104内を長孔104の長手方向に沿つて揺動す
るので第2可動板100は作動することがない。
次に、操作杆121を左右方向(第1可動板の
長手方向と直交する方向)に傾倒すると、操作杆
121の下端部であるロツド123は第2可動板
100の長孔104の側縁に当接して、第2可動
板100は軸筒103を支点として左右方向に揺
動する。従つて、第2可動板100の先端に立設
した係止爪101は第2変換機構37bのドラム
26の軸線方向に揺動するのでドラム26に突設
した係止突起28〜32のいづれか1つと係合す
ることができる。このとき、第1可動板107は
操作杆121の下端部であるロツド123が長孔
110の長手方向に沿つて揺動するのでロツド1
23の動きに影響されることなく停止している。
これを腕部7の作動と関連して具体的に説明する
と、操作杆121を前後方向に傾倒すると腕部7
は第4関節部15から緩急の上下動をすることに
なり、操作杆121を左右方向に傾倒すると腕部
7は回転支持部材6によつて左右に緩急の旋回動
作をすることになるものである。更に、前記第1
可動板107と第2可動板100の左側には第3
可動板132が並設されている。該第3可動板1
32の前端下方には略三角形状の揺動片127が
基台2の底板に立設した軸筒130に揺動自在に
配設されている。該揺動片127には前記軸筒1
30が嵌合する軸孔129を穿設し、先端に係止
爪128を突出形成していて、他方の隅部には上
方に突出したピン軸131が植設されている。こ
の揺動片127の上物には細長い板体に形成した
第3可動板132が載置され、この第3可動板1
32は板体の前部に前記軸筒130を嵌合して摺
動するようにしたスリツト133が前面を開口し
て設けられ、筒軸130の上部が嵌合している。
板体の側面には側方に突出する係止溝134を形
成して前記ピン軸131が嵌合されている。第3
可動板132のほぼ中央部にはコ字形状の挾持片
135が立設し、これには操作杆121の係合ピ
ン125の先端にある球状部125′を挾持でき
るようになつている。
また、第3可動板132の後部には長孔136
が開口され、基台2上に立設した軸筒137を下
方より嵌挿し、第3可動板132の可動に際して
ガイドの機能を果すようにしてある。さらに、第
3可動板132の裏面には一対をなす突起体13
8,138が下方に向けて突設している。この突
起体138,138は基台2底板上に固設してあ
る一対のコ字状枠体139,139の開放端14
0,140に嵌合するもので、このコ字状枠体1
39はそれぞれの開放端が対向するように配設
し、該コ字状枠体139,139の内側には両端
部をコ字状枠体139,139の屈曲面に内接し
たコイルスプリング141を収容してある。
そして、前記突起体138,138をコ字状枠
体139,139の開放端140,140に嵌合
した第3可動板132はコイルスプリング141
によつて揺動片127の係止爪128が、第3変
換機構37cのドラム26におけるニユートラル
位置で静止するようにバネ力が付勢されている。
上記構造からなる操作機構は操作杆121を回転
することによつて、第3可動板132が前後方向
に可動し、それに伴つて第3可動板132の係合
している揺動片127を左右に回動するので、係
止爪128が第3変換機構37cのドラム26上
の何れの突起とも係合することが可能にある。
第4、第5、第6変換機構37d、37e,3
7fを作動させる操作機構は前記第1、第2、第
3変換機構37a,37b,37cを作動させる
操作機構と全く同一であり、第2図に示す基台2
の手前左側に組立てられた状態で開示されてい
る。
従つて、本発明の手動式操作機構4によれば単
一の操作杆で複数の駆動力変換機構を制御できる
ものであり、本実施例のように6系統にも及ぶ変
換機構でも2本の操作杆によつて充分に操作制御
し得るものである。
次に、第1〜第6変換機構37a〜fの出力ピ
ニオン36′から前記腕部7に駆動力を伝達する
歯車列と回転支持部材6に設けた駆動力伝達機構
について説明する。
即ち、第4関節部15を作動させるため第1変
換機構37aにおける終端の出力ピニオン36′
が、歯車軸301の一端に軸支したクラウンギヤ
302に噛合し、歯車軸301の他端に軸着した
ピニオン303より、これに噛合しているクラウ
ンギヤ304と、先端に小歯車305が軸着して
いる軸306を介して下端にクラウンギヤ307
と同軸309に軸着した伝達ギヤ308が駆動さ
れるようになつている。
ついで、第2変換機構37bにおける終端の出
力ピニオン36′が、連続的に蝟集している歯車
群即ち、導入側に設けた親子ギヤのギヤ201と
噛合し、そのピニオン202が次段の親子ギヤの
うちクラウンギヤ203と噛み合いそのピニオン
204がさらに下段に設けた親子ギヤのギヤ20
5と噛合し、そのピニオン206が軸207の下
端に設けたギヤ208に噛合するようになつてお
り、軸207の上端に軸着した伝達ギヤ209が
駆動されるようになつていて、回転支持部材6を
回転させる。
つぎに第3変換機構37cの終端に設けた出力
ピニオン36′は、親子ギヤのギヤ601に噛合
し、そのピニオン602が軸603の下端に軸着
しているクラウンギヤ604と噛合し、かつ、軸
603の上端に軸着した伝達ギヤ605が駆動さ
れるように設けてあつて、掌部11を回転させ
る。
第4変換機構37dの終端に設けた出力ピニオ
ン36′は、横軸501の一端に軸着したクラウ
ンギヤ502に噛合し、他端にはピニオン503
が設けられ、これが軸504の下端に軸着されて
いるクラウンギヤ505と噛合し、軸504の上
端に軸着した伝達ギヤ506を駆動していて第2
関節部9を作動している。
ついで、第5変換機構37eの終端に設けた出
力ピニオン36′は、横軸401の一端に設けら
れたクラウンギヤ402に噛合し、その他端のピ
ニオン403が軸404の下端にあるクラウンギ
ヤ405に噛合しており、軸404の上端に軸着
した伝達ギヤ406を駆動していて、第3関節部
8を作動している。
最後に挾持片12a,12bを開閉する第6変
換機構37fは終端に設けた出力ピニオン36′
が、横軸701の一端に軸着したクラウンギヤ7
02に噛合され、他端に設けられたピニオン70
3が軸704の下端に軸着したクラウンギヤ70
5に噛合して軸704の上端に軸着した伝達ギヤ
706を駆動している。そして、これら伝達歯車
列の終端の伝達ギヤは、基台2に回転自在に立設
した回転支持部材6の基端部に位置していて、回
転支持部材6の伝達歯車と噛み合つている。
回転支持部材6は第4図に示してあるが、作図
の都合上中間部を省略し、下部は各ギヤの噛合い
状態が理解しやすいように上下方向に引き伸ばし
た状態で描かれている。
回転支持部材6は筒状体6aであつて基台2の
上面に回転自在に嵌着されている。そして、第1
変換機構37aから駆動力を伝達される伝達ギヤ
308は回転支持部材6の筒状体6a内の中央に
位置している。
また、第2〜第6変換機構37b〜fから駆動
力を伝達される伝達ギヤ209,605,50
6,406,706は回転支持部材6の筒状体6
aの外周面に沿い、各ギヤの高さが異なつて配設
されている。
この回転支持部材6は筒状体6aの外周面を円
筒蛇腹部材6bで被覆している。上記筒状体6a
の外周上部には支持環210を固着し、筒状体6
aの上方から腕部7の基端部を嵌めこんで、その
下端が前記支持環210で支承されるようになつ
ている。
筒状部6aの内部中央に位置する伝達ギヤ30
8には筒状体6aの上部より垂下した軸310の
下端に軸着したギヤ311が噛合し、軸310の
上端にはウオームギヤ312を設け、これと噛合
するウオームホイル313が、筒状体6aの上端
部を貫通した横軸314に軸着されている。而し
て、横軸314の一端は筒状体6aの側面に突出
し、この突出部に伝達ギヤ315を軸着してい
る。該伝達ギヤ315は後述する第4関節部15
を形成する扇形ギヤ316に噛合して、上膊部1
6を上下方向に150度内外回動可能にするもので
ある。
回転支持部材6の筒状部6aにはその外周下部
に4個のリングギヤが着脱可能に遊嵌し、このリ
ングギヤを介して腕部7の各作動部に対して駆動
伝達がおこなわれる。
下段より4段までのリングギヤは第4関節部1
5より先の腕部7の作動部に対して伝達するもの
で、リングギヤの内外面にそれぞれ歯が刻設さ
れ、外歯で導入した動力を内歯で伝達するように
してある。これらリングギヤの上部にはさらに1
個のリングギヤ211が筒状体の外周面に固設さ
れていて、このリングギヤ211には外歯のみが
刻設され、筒状体6aに外嵌固定することによつ
て、回転支持部材6を回転するようにしている。
さらに詳述すると、最下段に設けたリングギヤ
407の外歯407aは軸404に軸着した伝達
ギヤ406に噛合してリングギヤ407を回転さ
せ、内歯407bを介してこれに噛み合うように
した筒状体6a内部のギヤ408を回して該ギヤ
408が嵌合している軸409を回している。ギ
ヤ408は筒状体6aの一部を切り欠いて歯先を
外方へ突出することにより内歯407bに噛合す
るようにしている。
2段目のリングギヤ507にも外歯507aと
内歯507bが刻設され、外歯507aには軸5
04に設けた伝達ギヤ506が噛み合つてリング
ギヤ507を回し、内歯507bには内方に垂設
した軸508下端に軸着したギヤ509が噛合
し、筒状体6aの上方へ回転を伝達する。
該ギヤ509も、筒状体6aの一部を切り欠い
て歯先が外方へ突出し内歯507bに噛み合うも
のである。
3段目のリングギヤ606にも外歯606a、
内歯606bが設けられ、外歯606aは軸60
3端に軸着した伝達ギヤ605に噛合してリング
ギヤ606を回し、内歯606bには内方に介装
した中間ギヤ607を介してギヤ608が噛合
し、ギヤ608を嵌合した軸609を回し上方へ
回転を伝えている。上記中間ギヤ607も筒状体
6aの一部を切り欠き歯先を外方へ突出して内歯
606bに噛み合うようにされている。
4段目のリングギヤ707には外歯707a、
内歯707bが設けられ、外歯707aには軸7
04に軸着した伝達ギヤ706が噛合してリング
ギヤ707を回し、内歯707bには内方に設け
られた中間ギヤ708を介してギヤ709が噛み
合い、このギヤ709の嵌合する軸710を回し
上方に駆動伝達している。中間ギヤ708も筒状
体6aの一部切り欠きより歯先を外方へ突出し内
歯707bに噛合させている。
上記の各軸409,508,609,710の
上端には伝達ギヤが4連設されている。即ち、軸
409には伝達ギヤ410、軸508には伝達ギ
ヤ510、軸609には伝達ギヤ610、軸71
0には伝達ギヤ711がそれぞれ軸着されてい
る。
前記4連のリングギヤの上方には、筒状体6a
の外周面に固定されるリングギヤ211が嵌合し
ている。リングギヤ211は筒状体6aの外方に
て軸207に設けた伝達ギヤ209に噛合するも
のであり、回転支持部材6はリングギヤ211と
共に回転するものである。
このように、回転支持部材6においては基台2
に散設した複数の伝達歯車群をリングギヤによつ
て筒状体6a内に集納すると共に、該筒状体6a
の下部に集設した駆動部端末である伝達歯車列よ
り駆動力を導入して筒状体6aを介して腕部7に
駆動力を伝達できるように構成したものである。
回転支持部材6の筒状体6aにはその上方より
第5図で示す第4関節部15の連結部材8aが嵌
挿され、該連結部材8aの上部には前記の如く4
連よりなる伝達ギヤ510,610,711及び
410が列設している。これら4連歯車が上膊部
16に内装された伝達機構に連結され、これより
先の各関節部に駆動を伝達している。そして、腕
部7を支持する連結部材8aは上端の両側に一対
の耳片8b,8bを突設してあり、下端は関放し
ていて前記回転支持部材6の筒状体6aの上部に
嵌合できるようになつている。そして、耳片8
b,8bは通孔8b′,8b′が開設してあり、該通
孔8b′,8b′と耳片8b,8bの内側に嵌合する
上膊部16の側面に穿設したネジ孔8b″,8
b″をビス等の手段で螺着し、腕部7を上下方向
に回動自在に枢支している。更に、一方の側の耳
片8bの通孔8b′には先端に係合ピン317を突
設した扇形ギヤ316が固着されている。この扇
形ギヤ316の係合ピン317は前記上膊部16
の側面に開設した通孔8eに嵌合していて、扇形
ギヤ316の円弧状ギヤ316aには前記筒状体
6aから突出した軸314の先端に軸着した伝達
ギヤ315であるピニオンが噛合している。従つ
て、腕部7は耳片8b,8bの通孔8b′,8b′に
螺着した上膊部16のネジ孔8b″,8b″部を支
点として上下方向に回動するもので第4関節部1
5を構成している。
この第4関節部15における駆動力の伝達は、
前記回転支持部材6の筒状体6aの上方に突設し
た4本の伝達ギヤ510,610,711,41
0と腕部7の上膊部16基端側に突出するクラウ
ンギヤ511,611,712,411が噛合し
て行なわれる。この双方のギヤの噛合せは前記耳
片8b,8bに穿設した通孔8b′,8b′を結ぶ軸
線上で行うことが望ましい。なぜなら、腕部7の
上下動はこの通孔8b′,8b′の位置を支点として
回動するものであり、この位置で噛合せを行なえ
ば腕部7がある程度上下動しても双方のギヤの噛
み合せは離間することなく噛合状態が維持できる
からである。
そして、この連結部材8aは第4関節部15が
最低限に下動傾斜しても連結部材8aに当接する
ことのないよう、連結部材8aの上面が通孔8
b′の中心付近より前方へ傾斜するような斜面8c
を形成している。また、連結部材8aの上面端部
に固着したフツク318と、上膊部16の後端部
に設けたフツク319との間にバネ320を張架
して第4関節部15によつて片持ちに支持された
腕部7の先端が上方へ回動し易くしてある。
かくして、腕部7における第4駆動部15は、
基台2内に収容した駆動機構から第1駆動力変換
機構37aを、経由して回転支持部材6を構成す
る筒状体6aから突出したピニオン315と噛合
う扇形ギヤ316の揺動作動と連動して腕部7の
上膊部16が上下動する作動と、実際には回転支
持部材6は筒状体6aに固着したリングギヤ21
1に噛合う伝達ギヤ209によつて筒状体6a自
体が回転しているが、筒状体6aは外周が円筒蛇
腹部材6bによつて覆われていて、外部からは筒
状体6aの回転動作が視覚できないので腕部7は
回転支持部材6の上端である第4関節部15を支
点として水平方向に回動するように作動するもの
である。
次に、上膊部16に伝達された駆動力が上膊部
16から先端に設けた第3関節部8と第2関節部
9及び第1関節部10と腕部7先端に設けた把持
部12の各作動部に伝達される状態について第
5,6,7図を参照して説明するが、いづれも中
空の腕部7内に回転自在に軸承し、両端に伝達ギ
ヤを軸着した伝達軸によつて駆動力が伝達され
る。
上膊部16は中空な直方体形状の筐体8dに形
成されていて基端の下側は前記回転支持部材6の
上端に取り付けた連結部材8aに枢着するため傾
斜面8cが形成されており、筐体8dの前方端部
には筐体8dの上下面からU字形の側板8f,8
fが一対をなして突出してあり、各側板8fの中
央部には軸孔8f′,8f′が開設されている。そし
て、上膊部16の前端で側板8f,8fが突出し
た部分は第6図に示す下膊部17の基端と連結し
て第3関節部8を形成する。
第3関節部8に駆動力を伝達する伝達軸412
は上膊部16内に回転自在に軸承されていて基端
側にクラウンギヤ411を、先端部にギヤ413
を軸着している。一端にギヤ413と噛合するギ
ヤ414を軸着した伝達軸415の他端にはギヤ
416を軸着し、ギヤ416と噛合するクラウン
ギヤ417を軸着した伝達軸418の他端にはウ
オームギヤ419を軸着し、ウオームギヤ419
と噛合するウオームホイール420を軸着した伝
達軸421の先端はギヤ422を軸着して第3関
節部8内に突出している。
第2関節部9に対する駆動力の伝達は、基端側
にクラウンギヤ511を軸着し、先端にギヤ51
3を軸着した伝達軸512によつて行なわれる。
その伝達経路は、ギヤ513から中間ギヤ514
に伝達されギヤ514と噛合うギヤ515を軸着
した伝達軸516に伝達され伝達軸516の先端
に軸着したギヤ517は第3関節部8内に突出し
ている。
第1関節部10に駆動力を伝達する伝達軸61
2は基端側にクラウンギヤ611を軸着し、先端
にギヤ613を軸着している。ギヤ613と噛合
うギヤ614を軸着した伝達軸615は先端にギ
ヤ616を軸着し第3関節部8内に突出してい
る。
腕部7の先端把持部12に駆動力を伝達する伝
達軸713の基端側にはクラウンギヤ712を軸
着し、先端にギヤ714を軸着している。
ギヤ714と噛合うギヤ715を軸着した伝達
軸716の先端にはギヤ717が軸着されていて
第3関節部8内に突設している。
上記したように各伝達軸は上膊部16内に配設
されていて前記ギヤ422が上膊部16の先端と
下膊部17の基端を連結する第3関節部8内で第
3関節部8を可動させ、他の伝達ギヤは第3関節
部8を経由して、腕部7の先端側に駆動力を伝達
する。
下膊部17も前記上膊部16と類似した筐体9
aに形成されている。筐体9aの基端側にはU字
形で一対をなす側板9b,9bが突設していて、
該側板9b,9bの中央部には軸孔9b′,9b′が
開設されている。この側板9b,9bは前記上膊
部16の前端に突設した側板8f,8fに内装し
て嵌挿され、それぞれの側板に開口した軸孔8
f′,8f′と9b′,9b′には枢軸423が嵌着して
下膊部17を水平方向に回動自在に枢支してい
る。そして、前記上膊部16側から突出したギヤ
422が突出している側の側板9bの内壁にはク
ラウンギヤ424が固着されている。そして、ク
ラウンギヤ424とギヤ422が噛合しているの
でギヤ422が正逆転することにより下膊部17
は第3関節部8を支点として左右方向に回動する
ことになる。
次に、前記枢着423には3個のクラウンギヤ
が回転自在に遊嵌していて、うち1個のクラウン
ギヤ518は上部側板9bの内面付近に設けら
れ、第2関節部9に駆動力を伝達するギヤ517
を噛み合つている。第2のクラウンギヤ617に
は第1関節部10に駆動力を伝達するギヤ616
が噛み合つていて、第3のクラウンギヤ718に
は把持部12に駆動力を伝達するギヤ717が噛
み合つている。
そして、下膊部17側からも3本の伝達軸52
0,619,720が突出していて、該伝達軸の
端部に軸着したギヤが前記3個のクラウンギヤと
それぞれ噛み合つている。
即ち、クラウンギヤ518には伝達軸520の
基端に軸着したギヤ519が噛合つていて、クラ
ウンギヤ617には伝達軸619の基端に軸着し
たギヤ618が噛み合い、クラウンギヤ718に
は伝達軸720の基端に軸着したギヤ719が噛
み合つている。従つて、下膊部17が水平方向に
回動しても各伝達軸のギヤの噛合せが外れること
がないので駆動力の伝達は正確に行なわれること
になる。
第2関節部9に駆動力を伝達する伝達軸520
の先端にはギヤ521を軸着し、該ギヤ521に
噛み合うクラウンギヤ522は伝達軸50と直角
方向に延びた軸523の一端に軸着し、中間適所
にはウオームギヤ524を軸着している。該ウオ
ームギヤ524には軸526の一端に軸着したウ
オームホイール525を噛み合せ、該軸526の
先端にはギヤ527を軸着し、第2関節部9内に
突出している。
第1関節部10に駆動力を伝達する伝達軸61
9の先端にはギヤ620が軸着されていて、該ギ
ヤ620と噛合うギヤ621を軸着した伝達軸6
22の先端にはギヤ623が軸着されていて、第
2関節部9内に突出している。
腕部7先端の把持部12に駆動力を伝達する伝
達軸720の先端に軸着したギヤ721は第2関
節部9内に突出している。
そして、下膊部17の先端側にはU字形の側板
9c,9cが一対をなして突出していて、該側板
9c,9cの中央部には軸孔9c′,9c′が穿設さ
れている。そして、この下膊部17の前端で側板
9c,9cが突出した部分は、第7図に示す掌部
11の基端と連結して第2関節部9を形成する。
掌部11の基端側は縦断面形状がU字状の筐体
10aが取り付けてある。該筐体10aの基端部
側面が前記下膊部17の前端に突設した側板9
c,9cに内接して嵌合し、側板9c,9cに穿
設した軸孔9c′,9c′と筐体10aの基端側面に
穿設した通孔10b′,10b′には枢軸529が嵌
着していて掌部11を上下方向に回動自在に枢支
している。そして、前記下膊部17から突出した
ギヤ527が突出した側の筐体10aの側面の内
壁にはクラウンギヤ528が取付具530によつ
て固着されている。そして、ギヤ527とクラウ
ンギヤ528が噛合しているので、ギヤ527が
正逆転することにより掌部11は第2関節部9を
支点として上下方向に回動することになる。
次に、枢軸529には2個のクラウンギヤ62
4,722が回転自在に遊嵌していて、一方のク
ラウンギヤ624には第1関節部10に駆動力を
伝達するギヤ623と噛合つている。他方のクラ
ウンギヤ722は把持部12に駆動力を伝達する
ギヤ721と噛合つている。
そして、クラウンギヤ624は掌部11の中央
部に回転自在に取り付けた環状枠11bで形成さ
れる第1関節部10に駆動力を伝達している。
環状枠11bの後端側には筒状体に形成したボ
ス11dが突設していて、該ボス11dの先端に
はギヤ625が固着されている。
そして、このボス11dは前記筐体10aの前
端面から筐体10a内に突出した筒状の軸受部材
11cに軸承されていて、環状枠11bは回転自
在に取り付けてある。また、環状枠11bの先端
側には把持部12を取り付ける支持枠11aが一
体に形成してある。従つて、クラウンギヤ624
と噛合うギヤ625が回転すると環状枠11bも
回転するので把持部12は環状枠11bが構成す
る第1関節部10によつて正逆回転が自在であ
る。
把持部12は一対の挾持片12a,12bと先
端部を挾持片12a,12bの中間部に、基端部
を前記支持枠11aの前部に、それぞれ揺動自在
に枢支した一対のリンク部材731と、先端部を
挾持片12a,12bの後端部に、基端部を前記
支持枠11aの基端側にそれぞれ揺動自在に枢支
し、さらに基端部に第1関節部10から駆動力が
伝達されるウオームホイール726,726を取
り付けた一対の可動リンク部材727,727か
ら構成されている。前記把持部12に対する駆動
力の伝達は、伝達軸724の基端に軸着したギヤ
723が把持部12に駆動力を伝達するギヤ72
1と噛合うクラウンギヤ722と噛合つて伝達さ
れている。
伝達軸724は前記ボス11d内を貫通してい
て後部はギヤ625の中心部に前部は環状枠11
1bの端面に回転自在に軸承されている。そし
て、伝達軸724の先端側は前記支持枠11a内
に突出していて、該先端部にはウオームギヤ72
5が軸着されていて、該ウオームギヤ725には
前記可動リンク部材727の基端に取り付けたウ
オームホイール726,726が両側から噛合つ
ている。従つて、ウオームギヤ725が所定方向
に回転し、該ウオームギヤ725と噛合うウオー
ムホイール726,726が回転すると前記可動
リンク部材727,727は基端の支軸729,
729を支点として先端が開く方向に回動する。
該可動リンク部材727,727の先端部と軸7
30によつて連結された挾持片12a,12bの
後部も互いに離間する方向に可動する。そして、
もう一方のリンク部材731,731は挾持片1
2a,12bの中間部に軸732,732で支持
し、後端部は支持枠11aに軸732で支持され
ているので、前記可動リンク部材727,727
に連動して可動し、2つの挾持片12a,12b
は平行状態で離間して開成されることになる。
従つて、ギヤ625が逆回転すると挾持片12
a,12bは平行状態のまま近接して物体を挾持
できることになる。なお、12d,12dは挾持
片12a,12bの内側に取り付けたゴム質部材
であり、物体を挾持し易くしている。
最後に、本発明のロボツト玩具には、所定の作
動時間内に所定の作業を行なわせるといつたゲー
ム的要素を付加し、玩具としてのプレイバリユウ
を豊かにするためにタイマー機構が取り付けてあ
り、該タイマー機構の詳細について第8図を参照
して説明する。
タイマー機構13は基台2内に収容されモータ
20の駆動を相対的にカウントし所定のフルカウ
ントに達したとき駆動電源を遮断するようになつ
ている。これを図について説明すると、第2図に
おける駆動軸23の右端に設けたギヤ150に中
間軸151の一端に軸着したギヤ152を噛合さ
せ、軸他端にはウオームギヤ153を設けて、軸
154に嵌合した下端のギヤ155と噛合させ、
軸154の上端にもギヤ156を設けている。こ
の軸上端のギヤ156により駆動するようにした
タイマー機構13は第8図に示すように、直方形
の枠14内部に収納され、細長い筒状体からなる
外周面に表示を施したタイマー機構本体を前記伝
導装置により回転可能にしたものである。
詳細に説明すると、前記ギヤ156には軸15
7の一端に設けたギヤ158を噛合させ、軸15
7の他端にもギヤ159を設けている。他端のギ
ヤ159は筒状のダイヤル部160端部に一体形
成したギヤ161に噛み合つている。ダイヤル部
160は外周面に0から100までの数字が表示さ
れ、その外方にはリム161aを形成し該161
aの外周面の一部に3枚程の歯形162が突設さ
れている。
また、リム161aの内部には、軸163が突
出すると共に、該軸163と平行に1本のピン1
64を突設してなる。前記軸163には円周方向
に突出した係止部156を設け、かつ、前記ピン
164を挾持する二股状の突片166を有してい
る係止具167が、着脱可能に嵌合されている。
上記ダイヤル部160には、細長い筒状よりな
る表示体168が挿入するようにして設けられ、
その一側面にはダイヤル部側のリム161aに内
嵌しうるリム169を突設したギヤ170を形成
し、このリム169の内周面には突起171が設
けられて、ダイヤル部160が正規回転するとき
に、前記係止具167の係止部165に摺接して
表示部168は回転するが、逆回転しようとする
と、係止部165と係合してこれを防止するよう
にしてある。また、前記ギヤ170に隣接する爪
車172が設けられ、この爪車172の円周上に
等間隔に刻設した爪歯172aの一部が、とくに
深く刻設された止歯172bを形成している。こ
の止歯172bには外方側面より<字状の係止端
をもつ係止片173が枠14に固定されて起立
し、爪車172に常時噛合するように配設され、
この係止片173の背面からバツテリ79とスイ
ツチ80に夫々コード連結した端子舌片174を
当接している。
上記止歯172bは前記ダイヤル部160に表
示した100の数字に相当するレベルで位置するよ
うにしてある。さらに、表示体168の外周面に
は鮮明なマーキング175が施されていて、例え
ば0から100まで段階的に減少するように発光塗
料等の塗布により操縦者から判別し易いようにし
てある。
この表示体168が前記ダイヤル部160に挿
入され接している外方には、表示体のギヤ170
とダイヤル部のリム161aに僅かに刻設されて
いる歯形162とに噛合するようギヤ176が設
けられているので、ダイヤル部160が一回転す
ると表示体168は爪歯172a1歯分だけ回転で
きるようになつている。なお、ダイヤル部160
の外方には手回し用ハンドル177が設けられ
る。上記表示体168は前方に向けて複数の窓
(図示しない)を設けて、表示体168の回転が
進むに伴いこの窓に表示されるマーキング175
の漸減してゆく状態を識別することによつて動力
エネルギーの消耗度を把握することができる。
以上の如く構成したロボツト玩具は掌部、下膊
部、上膊部からなる腕部と掌部先端の把持部が人
間の腕部に類似した機能を具備すると共に、それ
ら機能が1個の電源によつて各様に駆動され動作
するようにし、かつ最少の操作機構により最大限
の動作がなしうるようにされており、特に把持部
の挾持片は産業ロボツト用マニピユレータの機能
を具備し、而も遠隔操作によつて運転、休止は勿
論、速度制御を可能とした複合的な動作をするの
で精巧かつ、高度な教育玩具として好適である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施を示し、第1図Aは全体斜
視図、第1図Bは側面図、第2図は駆動部および
操作部の斜視図、第3図Aは変速歯車のギヤ変換
を示す断面図、第3図Bは同平面図、第4図は回
転支持部の斜視図、第5図は第3関節部の斜視
図、第6図は第2関節部の斜視図、第7図Aは第
1関節部、掌部、指部の斜視図、第7図Bはリン
ク片をもつ回動体の斜視図、第8図はカウント装
置の斜視図である。 1……ロボツト本体、2……基台、4……操作
機構、6……回転支持部材、7……腕部、8……
第3関節部、9……第2関節部、10……第1関
節部、11……掌部、12……把持部、20……
モータ、23……駆動軸、26……ドラム、27
……回動ギヤ、28〜32……係止突起、37…
…変速歯車、100,107,132……可動
板、116,127……揺動片、121……操作
杆、211,407,507,606,707…
…リングギヤ、316……扇形ギヤ、728……
回動体、731……リンク部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 基台に回転支持部材を立設し、該回転支持部
    材に腕部の基端を担持したロボツト玩具におい
    て、前記腕部は複数の関節部によつて屈曲または
    回転可能に連結されており、該腕部の形成する中
    空の腕部材内には両端にギヤを軸着した複数の伝
    達軸を軸支し、前記基台内にはモータを含む駆動
    機構と、前記回転支持部材及び腕部における各関
    節部の各作動部に駆動力を正逆転及び断続して伝
    達する複数の駆動力変換機構と、前記複数の駆動
    力変換機構を個別に作動せしめる手動式操作機構
    を備え、前記手動式操作機構は前後及び左右方向
    に傾倒自在な操作杆を設け、該操作杆の下方には
    互いに直交する方向に長孔を穿設した複数の可動
    板を重ね合せて配置し、該操作杆の下端部を前記
    複数の可動板の長孔の交叉部に嵌合せしめ、前記
    駆動力変換機構は操作杆を操作することより可動
    する可動板と連係して作動し、前記回転支持部材
    及び腕部を自在に回動させると共に、腕部先端の
    把持部を開閉させ物体を把持できるように構成し
    たことを特徴とするロボツト玩具。
JP1653582A 1982-02-04 1982-02-04 ロボツト玩具 Granted JPS58133281A (ja)

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JP1653582A JPS58133281A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 ロボツト玩具
GB08303152A GB2114457B (en) 1982-02-04 1983-02-04 Movable arm amusement device

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JP1653582A JPS58133281A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 ロボツト玩具

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Publication Number Publication Date
JPS58133281A JPS58133281A (ja) 1983-08-08
JPS6223580B2 true JPS6223580B2 (ja) 1987-05-23

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ID=11918956

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JP1653582A Granted JPS58133281A (ja) 1982-02-04 1982-02-04 ロボツト玩具

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GB (1) GB2114457B (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0397498A (ja) * 1989-09-11 1991-04-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機

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GB8816055D0 (en) * 1988-07-06 1988-08-10 Greaves Amusement Supplies Arcade game
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GB8303152D0 (en) 1983-03-09
GB2114457A (en) 1983-08-24
GB2114457B (en) 1985-09-04
JPS58133281A (ja) 1983-08-08

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