JPS6223473Y2 - - Google Patents

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JPS6223473Y2
JPS6223473Y2 JP1981086282U JP8628281U JPS6223473Y2 JP S6223473 Y2 JPS6223473 Y2 JP S6223473Y2 JP 1981086282 U JP1981086282 U JP 1981086282U JP 8628281 U JP8628281 U JP 8628281U JP S6223473 Y2 JPS6223473 Y2 JP S6223473Y2
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JP
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vehicle
valve
cylinder
suspension unit
fluid
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JP1981086282U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車輛用懸架装置に関するもので、サス
ペンシヨン付きの電動車椅子等に実施して好適な
ものである。
サスペンシヨン付きの電動車椅子は、走行中に
車輪が路面から受ける衝撃をサスペンシヨンが吸
収するので、乗心地がよい利点がある反面、搭乗
者が乗車しようとするときには、体重によりサス
ペンシヨンが作動して揺れ、乗車困難となり、あ
るいは乗車ができないことになる問題がある。こ
れは一般の健丈者では問題にならにい程度の揺れ
で生ずるのである。
一方、電動車椅子であつても、一般の手動式車
椅子と同様に、介助者により手押しで走行するこ
とがある。この場合、段差等を乗り超えるときに
は前輪を持ち上げるのが普通であるが、前輪を持
ち上げるため後輪を支点にする力を与えると、後
輪に取付けられたサスペンシヨンが作動し、この
動きを吸収してしまつて、前輪が思うように持ち
上がらない問題が生ずる。
以下、図について説明すると、第1図において
1は電動車椅子であつて、車体フレーム2に前輪
3と後輪4とを取り付け、さらにシート5、フー
トレスト6、介助者用ハンドル7、操縦器8、バ
ツテリーボツクス9等を取り付けたものである。
前輪3の取付けは、ブラケツト10を水平面内で
回動自在に支持し、このブラケツト10の下端に
車軸11を枢着したキヤスター式になつている。
一方、後輪4の取付けは、車体フレーム2に取
付けられたブラケツト12にスイングアーム13
の前端を軸14によつて枢着し、このスイングア
ーム13の後端に取り付けられたモーターユニツ
ト15の出力軸16に取り付ける方式となつてい
る。そして車輪側部材であるこのスイングアーム
13と、車体側部材である車体フレーム2との間
には、サスペンシヨンユニツト17が取り付けら
れている。
このような構成の電動車椅子1は、走行すると
きに後輪4が路面から上下方向の力を受けると、
スイングアーム13と車体フレーム2との間に取
り付けられたサスペンシヨンユニツト17が伸縮
し、衝撃を吸収することになる。このため乗心地
は良好となるが、車体フレーム2に荷重が掛つた
ときにもサスペンシヨンユニツト17は縮少する
ので、搭乗者の乗降の際、特に搭乗の際に前述の
ような問題が生ずるものであつた。
本考案はこの点に鑑みてなされたもので、サス
ペンシヨンユニツトにシリンダー式のものを使用
し、必要に応じてこれに加える流体を止めるよう
にして、上記問題が生じないようにしたものであ
る。
そしてその具体的な構成としては、車輪側部材
と車体側部材との間に介装されるシリンダー式の
サスペンシヨンユニツトにおいて、前記シリンダ
ーの上下部の流体給排口を、電磁弁もしくは電動
弁で形成され車輛の電磁ブレーキと連動するよう
に接続される、オリフイスとバイパス通路とを有
し該バイパス通路に一方向の圧力に対してのみ開
弁する一方弁を設けた弁機構を有する管路で接続
し、該弁機構を任意に作動できるようにしたもの
である。
本考案の一実施例を第2図以降の図について説
明すると、まず第2図において、18はシリンダ
ー式のサスペンシヨンユニツトであつて、上端部
に取付ブラケツト19を有するシリンダー20
と、このシリンダー20内に摺動自在に嵌挿され
たピストン21、およびこのピストン21を上端
に取り付けたピストンロツド22、さらにこのピ
ストンロツド22の下端に設けられた取付ブラケ
ツト23とシリンダー20の底部との間に圧縮状
態で介装されたスプリング24等から構成されて
いるものである。
このサスペンシヨンユニツト18は、電動車椅
子に使用する場合には、第1図のサスペンシヨン
ユニツト17の位置に、取付ブラケツト19,2
3により取り付けることになる。そして取付ブラ
ケツト19,23が取付けられる構造になつてさ
えいれば、電動車椅子以外の車輛にも取付けられ
るものである。
サスペンシヨンユニツト18のシリンダー20
の上下部には流体給排口25,26が設けられて
おり、ピストン21の昇降に抵抗を与える流体
(通常はオイル)が交互に出入りするようになつ
ている。そしてこれら流体給排口25,26に
は、途中に弁機構27を有する管路28が接続さ
れ、その内部に流体が充填されている。
弁機構27は、流体給排口29,30と流体排
出口31とを有する弁ケース32に、弁体33を
回動可能に装着し、この弁体33と一体の軸34
を、平板状のブラケツト35を介し、ソレノイド
36への通電または遮断によつて進退運動するプ
ランジヤ37に軸38で結合したものである。プ
ランジヤ37への通電、遮断は、リード線39,
40を通じて行なわれる。第3図はプランジヤ3
7と弁体33との結合状態を示すものである。
第2図および第3図に示すように、弁体33に
は中間部にオリフイス41と、バイパス通路42
とが設けられている。そしてこのバイパス通路4
2には、ボール43とスプリング44とから成る
一方弁45が設けられている。オリフイス41は
図中矢印で示すように流れる両方向の流れに抵抗
を与えるものであり、一方弁45はボール43を
押し上げる方向にのみ、流体の流れを許容するも
のである。弁体33には上端に孔46が設けられ
ており、弁ケース32の流体排出口31に連通す
るようになつている。
第4図に示すものは、第2図のソレノイド36
への給電回路である。この図において47は電源
であるバツテリー、48は手元スイツチ、49は
制御回路、50は図示しない電磁ブレーキのコイ
ルであつて、これらにソレノイド36が図示する
ように接続されている。
次に作動を説明する。第2図のものにおいてソ
レノイド36が励磁された場合には、プランジヤ
37はソレノイド36に吸引され、図中に実線で
示す位置にあつて、シリンダー20の液体吸排口
25,26と弁機構27とは図示する状態に維持
されることになる。この状態においてサスペンシ
ヨンユニツト18にB方向(突き上げ方向)の力
が加わると、ピストンロツド22を介してピスト
ン21が上昇するので、流体はシリンダー20の
上部の流体給排口25からシリンダー20の外部
に出、弁機構27に向けて流れることになる。
弁機構27に入つた流体はオリフイス41に入
るが、ここの流動抵抗は大きいので、バイパス通
路42の一方弁45のボール43を押し上げ、こ
の一方弁45を通り、管路28を通つてシリンダ
ー20の下部の流体給排口26からシリンダー2
0の内部に入ることになる。このときには流動抵
抗が少ないので、サスペンシヨンユニツト18の
収縮は円滑に行なわれることになる。
次にサスペンシヨンユニツト18の荷重がA方
向(伸び方向)に作用するときには、流体はシリ
ンダー20の下部の流体給排口26から管路28
を通つて一方弁45の方向に流れるが、この方向
に対しては一方弁45は遮断状態にあるので、流
体はオリフイス41のみを通つてシリンダー20
の上部の流体給排口25に向かうことになる。こ
のときには流体に作用する流動抵抗が大きいの
で、サスペンシヨンユニツト18には大きな減衰
効果が発生することになる。
ソレノイド36が非励磁状態にあるときには、
プランジヤ37が第2図の破線で示すところまで
突出するので、弁機構27の弁体33は90゜回動
し、管路38は遮断状態となる(第3図参照)。
これによつてサスペンシヨンユニツト18は、A
方向、B方向のいずれに荷重が加わつても作動し
ないことになる。したがつてこのサスペンシヨン
ユニツト18を電動車椅子に使用した場合、車体
フレーム2が下ることはない。
次に第4図について、電動車椅子の電磁ブレー
キと連動させる回路の説明をする。電動車椅子
は、操縦器8(第1図参照)に与えられる人的指
令を制御回路49(第4図参照)によつて電気信
号に変換し、回路上図示しないモーターユニツト
15(第1図参照)と、電磁ブレーキのコイル5
0への給電制御を行なうものである。
この場合の電磁ブレーキは、コイル50に通電
することによつて制動力を解く方式(コイル50
への電流を断つたときの制動力が作用する)のも
のを用いるのが便利である。この方式の電磁ブレ
ーキを用いることによつて、コイル50とソレノ
イド36とを並列接続にすることができ、走行時
にのみサスペンシヨンユニツト18の作動をさせ
ることができる。もつとも、電磁ブレーキとソレ
ノイド36の双方ともに逆特性のものを製作し、
これを組合わせても同様の結果を得ることができ
る。なお、制御回路49に並列接続した手元スイ
ツチ48を閉じれば、凹凸路の手押し走行時等、
任意のときにサスペンシヨンユニツト18の作動
を停止させることができる。
本考案は上述のように構成したものであるか
ら、次のような効果がある。
サスペンシヨンユニツトと一体に製作できる
ので、小型、軽量になる。
電動車椅子に適用した場合、乗車時に車体の
揺れをなくすことができるので、乗車が容易に
なる。
そして弁機構の作動は電磁ブレーキと連動す
るので、乗車時に弁機構が作動するとき電磁ブ
レーキも作動するので、乗車がより容易にな
る。
電動車椅子を手押しで走行させる場合、段差
を乗り超えるときにサスペンシヨンユニツトに
吸収されるエネルギーがなく、前輪を簡単に持
上げられることになる。したがつて手押し走行
が容易になる。
走行時のサスペンシヨン機能は全く失なわれ
ないようにできるので、乗心地を損なうことが
ない。
弁機構の開閉を微妙に行なえば、2輪車や4
輪車における電子制御ブレーキと組合わせて、
そのブレーキ作動時のノーズダウンを防止する
等、多くの用途に適合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電動車椅子の概略を示す側面図、第2
図は本考案の一実施例の縦断面図、第3図は第2
図中の要部の斜視図、第4図はソレノイドの接続
例を示す回路図である。 18……サスペンシヨンユニツト、20……シ
リンダー、22……ピストンロツド、25,2
6,29,30……流体給排口、27……弁機
構、28……管路、31……流体排出口、33…
…弁体、36……ソレノイド、37……プランジ
ヤ、41……オリフイス、42……バイパス通
路、43……ボール、45……一方弁、47……
バツテリー、49……制御回路、50……コイ
ル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪側部材と車体側部材との間に介装されるシ
    リンダー式のサスペンシヨンユニツトにおいて、
    前記シリンダーの上下部の流体給排口を、電磁弁
    もしくは電動弁で形成され車輛の電磁ブレーキと
    連動するように接続される、オリフイスとバイパ
    ス通路とを有し該バイパス通路に一方向の圧力に
    対してのみ開弁する一方弁を設けた弁機構を有す
    る管路で接続し、該弁機構を任意に作動できるよ
    うに構成したことを特徴とする車輛用懸架装置。
JP1981086282U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6223473Y2 (ja)

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JP1981086282U JPS6223473Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JPS57197925U JPS57197925U (ja) 1982-12-15
JPS6223473Y2 true JPS6223473Y2 (ja) 1987-06-15

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ID=29881502

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP3168070U (ja) * 2011-02-14 2011-06-02 株式会社沢田電機 手動型車の停止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS557005U (ja) * 1978-06-23 1980-01-17
JPS557005A (en) * 1978-06-28 1980-01-18 Nippon Soda Co Ltd Protein adsorbent and purification of urokinase with it

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