JPS6223446Y2 - - Google Patents

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JPS6223446Y2
JPS6223446Y2 JP1980085063U JP8506380U JPS6223446Y2 JP S6223446 Y2 JPS6223446 Y2 JP S6223446Y2 JP 1980085063 U JP1980085063 U JP 1980085063U JP 8506380 U JP8506380 U JP 8506380U JP S6223446 Y2 JPS6223446 Y2 JP S6223446Y2
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operating
roller chain
bending
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【考案の詳細な説明】 本考案は、湾曲部の操作機構を改良した内視鏡
に関する。
一般に、内視鏡は、操作部に挿入部を連結して
なり、上記挿入部は可撓管の先端に湾曲部を介し
て先端構成部を連結したものである。そして、上
記操作部には、湾曲操作機構が設けられていて、
これによつて上記湾曲部を遠隔的に操作すること
ができるようになつている。上記湾曲操作機構と
しては、スプロケツトとローラチエーンを用いた
ものが知られている。
すなわち、この湾曲操作機構は、操作部に、操
作ノブと連動するスプロケツトを設け、このスプ
ロケツトにはそのほぼ半周にわたつてローラチエ
ーンをかみ合せたものである。さらに、このロー
ラチエーンの両端には一対の操作ワイヤのそれぞ
れ一端を連結し、他端を上記湾曲部の先端(先端
構成部の後端)に連結している。したがつて、操
作ノブを介してスプロケツトを回転させれば、ロ
ーラチエーンを介して一方の操作ワイヤが引張ら
れ、他方の操作ワイヤが弛むから、上記湾曲部を
湾曲操作することができるのである。
ところで、このような構成によると、湾曲部を
湾曲操作することにより、上述したごとく他方の
操作ワイヤが弛むから、この弛みを取り除かなけ
れば操作ワイヤが蛇行したり、操作ワイヤに曲が
り癖が付いたりする。そして、このような状態で
使用を繰り返すと、上記操作ワイヤが切断してし
まうという虞れがあるので、上記操作ワイヤの弛
みを確実に取り除かなければならない。
従来、上記操作ワイヤの弛みを取り除くには、
操作ワイヤが連結されたローラチエーンを操作ワ
イヤの弛みに応じて操作部内の空間で蛇行させる
ということが行なわれていた。しかしながら、ロ
ーラチエーンは操作部内の同一空間内にあるの
で、単にその操作部内の空間で蛇行させると、ロ
ーラチエーンの蛇行した一端側が他端側に接触し
たり、ローラチエーンの両端にある操作ワイヤを
連結するための一対の連結部材が互いに干渉し合
うなどしてローラチエーンが動かなくなり、湾曲
部の湾曲操作が不可能となるという問題が生じや
すい。また、操作ワイヤの弛みに応じてローラチ
エーンを単に蛇行させると、この蛇行したローラ
チエーンが操作部の内部の他の内蔵物に干渉して
動かなくなつてしまうことがあるので、このこと
によつても湾曲部の湾曲操作を不可能にすること
があるなどの問題があつた。
また、チエーンを使わない湾曲操作装置で、湾
曲用の操作ワイヤに、ワイヤ弛緩除去器を連結し
て、このワイヤ弛緩除去器が前記操作ワイヤの通
路に設けてある突き当て部に突き当たつて、湾曲
角を規制するようになつている装置があるが、湾
曲用操作ノブ側の操作ワイヤと、上記ワイヤ弛緩
除去器との連結は、半田付けまたはろう付けによ
るものであつた。その為に操作ノブを大きな力で
回して、上記ワイヤ弛緩除去器が上記突き当たつ
た時に、操作ノブ側の操作ワイヤに大きな張力が
かかり、半田付またはろう付した連結部がはずれ
てしまう欠点があつた。
本考案は、上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、湾曲操作を行なう
とき生じるたるみをチエーン部分によつて確実に
吸収除去し、操作性を向上できるとともに、湾曲
部の湾曲操作量(角)を一定角内におさえ、耐久
性を向上した内視鏡を提供することにある。
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図を
参照して説明する。第1図は内視鏡の全体を示
し、この内視鏡は操作部1に挿入部2を連結して
なり、上記挿入部2は可撓管3の先端に湾曲部4
を介して先端構成部5を連結したものである。上
記操作部1には後述する湾曲操作装置6を操作す
る操作ノブ7が設けられ、この操作ノブ7を回転
操作することにより上記湾曲部4を湾曲操作させ
ることができるようになつている。また、操作部
1からはライトガイドケーブル8が導出され、こ
の延出先端には図示せぬ光源装置に接続されるコ
ネクタ9が設けられている。
一方、上記湾曲操作装置6は、第2図乃至第6
図に示すように構成されている。すなわち、操作
部1内には基板10が設けられ、この基板10の
一端側上面にはスプロケツト11が嵌着された支
持軸12が回転自在に突設されている。そして、
支持軸12に上記操作ノブ7が取着されている。
上記スプロケツト11には、このほぼ半周にわた
つてかみ合うようにローラチエーン13が設けら
れている。このローラチエーン13は複数のリン
クプレート14…を連結してなり、この両端部は
基板10の長手方向、すなわち操作部1から挿入
部2に向つて延出され、両末端の一対のリンクプ
レート14,14にはそれぞれ結合部材を兼ねた
後述するストツパ部材15,15が回動自在に連
結されている。これら各ストツパ部材15,15
にはそれぞれ第1の操作ワイヤ16と第2の操作
ワイヤ17の各一端が固着されている。これら第
1の操作ワイヤ16と第2の操作ワイヤ17との
他端は、上記湾曲部4に導かれ、ここで湾曲部4
を構成する回転自在に連結された複数の節輪(図
示せず)のうちの最先端の節輪に連結されてい
る。
また、上記基板10の上面にはローラチエーン
13の走行方向に沿つて挿通路18が形成されて
いる。すなわち、基板10の上面にはローラチエ
ーン13の両端部外側に沿う一対の側板19,1
9、スプロケツト11を囲む円弧状の端板20お
よびローラチエーン13の対向する端部間に位置
する仕切板21が立設され、これら板材によつて
ローラチエーン13に沿う上記挿通路18がロー
ラチエーン13よりもわずかに大きな高さhの寸
法で区画形成されている。なお、この挿通路18
は各板材の上端に取着された蓋板22によつて閉
塞されている。
上記一対の側板19,19には、その一部を外
方に膨出させて挿通路18の幅寸法を他の部分に
比べて広くして形成した空間からなる一対の吸収
部23,23が形成され、この吸収部23,23
によつて後述するごとくローラチエーン13に蛇
行生じさせることによりそのたるみを吸収するよ
うになつている。また、上記仕切板21は、その
一端部をスプロケツト11に近接させ、この一端
部すなわち上記吸収部23,23と対応する部分
は他の部分に比べて薄い薄肉部21aに形成さ
れ、この薄肉部21aによつても上記吸収部23
の幅寸法を増大させている。
一方、スプロケツト11と吸収部23,23に
対向する部位を避けた挿通路18の各両端部18
a,18bの各内壁には、上記ローラチエーンの
走行方向に沿う長孔からなる逃げ溝24,24が
形成されている。この逃げ溝24,24の幅はロ
ーラチエーン13およびストツパ部材15,15
の高さより狭く形成されている。そして、この逃
げ溝24,24内には上記ストツパ部材15,1
5に突設した突起部25,25がそれぞれ突入位
置している。この突起部25,25は第6図で示
すようにストツパ部材15,15の本体26の一
側面中央に一体に突出形成されており、また、こ
の幅は上記逃げ溝24,24の幅よりわずかに狭
い。したがつて、ローラチエーン13の走行に伴
つてその逃げ溝24,24内を移動することがで
きる。
なお、上記ストツパ部材15,15はその本体
26に設けたピン孔27に挿通するリベツトピン
28を介してローラチエーン13に連結されるよ
うになつている。したがつて、リベツトピン28
の作用でローラチエーン13とストツパ部材15
の間に大きな力が加わつてもこの連結が外れるこ
とがない。また、ストツパ部材15,15の本体
26には操作ワイヤー16,17の一端を連結す
る孔26aが設けられていて、この孔26aに上
記操作ワイヤ16,17の一端をろう付け固定す
るようになつている。
また、上記各逃げ溝24,24には上記ストツ
パ部材15,15の突起部25,25よりスプロ
ケツト11側に位置して突当て部材29,29が
挿入されている。この突当て部材29,29は、
それぞれ基板10に取り付けられたスライド部材
30,30に対して一体に設けられていて、その
スライド部材30,30によつてローラチエーン
13の走行方向に移動できるようになつている。
すなわち、上記スライド部材30,30は、第2
図で示すように長孔31を設けてなり、この長孔
31に挿入する止めねじ32,32によつて基板
10に取付け固定されている。そして、止めねじ
32,32をゆるめ、ローラチエーン13の走行
方向に移動することにより、逃げ溝24,24内
における突当て部材29,29の位置を決め、そ
の後再び止めねじ32,32を締め付けてスライ
ド部材30,30を固定し、突当て部材29,2
9の位置を選択できるようになつている。
つぎに、上記構成の作用について説明する。ま
ず、操作ノブ7を第1図に矢印で示す方向に回動
させると、この操作ノブ7に支持軸12を介して
一体に設けられたスプロケツト11が同方向に回
動するから、このスプロケツト11のほぼ半周に
わたつてかみ合つたローラチエーン13が第2図
に矢印で示す方向に走行する。このローラチエー
ン13が走行することにより、その一端側に連結
された第1の操作ワイヤ16が引張られ、他端側
に連結された第2の操作ワイヤ17が押し込まれ
るので、湾曲部4は第1図に鎖線で示すように第
1の操作ワイヤ16によつて引張られた方向に湾
曲する。
このような湾曲操作に際し、ローラチエーン1
3により押し込まれる側の第2の操作ワイヤ17
には弛みが生じようとするのだが、そのとき、ロ
ーラチエーン13の他端側の吸収部23に位置す
る部分が第7図に示すように蛇行するから、上記
第2の操作ワイヤ17はローラチエーン13によ
つて押し込まれないため、第2の操作ワイヤ17
が弛むようなことがない。しかも、ローラチエー
ン13の走行距離は、その末端のストツパ部材1
5の突起部25が逃げ溝24内で突当て部材29
に突き当るため、湾曲操作量(角)は規制され
る。したがつて、上記ローラチエーン13を上記
吸収部23で蛇行可能な範囲以上に走行させすぎ
て、第2の操作ワイヤ17を弛ませてしまうこと
がない。
また、突当て部材29,29に突き当てるスト
ツパ部材25,25をローラチエーン13側に設
けたので、上記両者が突き当つたのち操作ノブ7
に力を加え、さらに強く回動するとしても、この
力はそのローラチエーン13において受け、第1
および第2の操作ワイヤ16,17側には伝わら
ない。したがつて、各操作ワイヤ16,17には
大きな張力が掛らない。このため、操作ワイヤ1
6,17と、ストツパ部材15を連結しているろ
う付部が破壊し、外れることが防止できる。
また、湾曲部4を一定以上に湾曲させないの
で、その湾曲部4やその内臓物を破壊したりする
ことがない。
また、挿通路18に設けられたローラチエーン
13は、その一端側と他端側とが側板19,19
および仕切板21によつて隔別されているから、
上記第2の操作ワイヤ17の弛みを取り除くため
にローラチエーン13が蛇行しても、このローラ
チエーン13の一端側と他端側とが接触してロー
ラチエーン13が動かなくなるというようなこと
がない。さらに、ローラチエーン13は、挿通路
18の一部を幅広くした吸収部23で蛇行するた
め、蛇行しやすく、かつ蛇行したローラチエーン
13が挿通路18を形成する内壁に強く圧接して
動かなくなるということもない。
また、湾曲部を一対の操作ワイヤー16,17
の他に別のもう一対の操作ワイヤーを設けて湾曲
させる形式の内視鏡では、別の一対の操作ワイヤ
ーを操作していると、操作ワイヤー16,17に
たるみが発生して操作ワイヤー16,17が操作
部1側に戻ろうとすることがある。この場合でも
上記挿通路18内に突当て部材29,29が突出
していないので、第8図のように操作ワイヤー1
6,17は操作部1側に戻り、吸収部23,23
でたるみを吸収させることができる。
なお、本考案は上記実施例のものに限定される
ことがなく、たとえばストツパ部材15の突起部
25を第9図で示すように側面に下部に突出させ
てもよい。また、第10図で示すように両側面の
それぞれに突起部25,25を設けてもよいが、
この場合には仕切板21にもその突起部25に対
応する逃げ溝を形成する。さらに、上記各突起部
25をストツパ部材15の本体26に対し着脱で
きるようにしてもよい。また、ストツパ部材15
はローラチエーン13の途中に介挿するようにし
てもよい。
以上述べたように本考案は、挿作部内にチエー
ンに沿つて挿通路を区画形成し、この挿通路の一
部にチエーンの蛇行を可能とする挿通路の幅を広
げた吸収部を形成したから、この吸収部で上記チ
エーンが蛇行することにより、このチエーンおよ
びこの両端に連結された操作ワイヤの各弛みを確
実に取り除くことができる。また、挿通路はチエ
ーンに沿つて区画形成されているから、チエーン
の一端側が蛇行することにより他端側と接触して
チエーンの走行が不可能となるようなことがな
い。さらに、チエーンは挿通路の幅を広くした吸
収部で蛇行するから、非常に蛇行しやすいため操
作ワイヤの弛みを確実に取り除くことができると
ともに、蛇行したチエーンが挿通路の内壁に強く
圧接してチエーンの走行が不可能となるというこ
ともない。
さらに、本考案はチエーンにストツパ部材を設
け、これを操作部の本体側に設けた突当て部材に
突き当て湾曲操作量(角)を規制するため、牽引
側の操作ワイヤに大きな張力を与えない。また、
ストツパ部材と、湾曲ノブ側のチエーンとの連結
は、リベツトピンによつて連結してあるので、ス
トツパ部材が突き当て部に突き当たつたときに、
湾曲ノブを大きな力量で回して、チエーンに大き
な張力がかかつても、上記連結部は、はずれるこ
とがない。したがつて、操作ワイヤの連結部の破
壊を招いたり、湾曲部やその内臓物を破壊したり
することがなく、耐久性をしかも、上記突当て部
材およびこれに当たるストツパ部材側の突起部を
チエーンの走行路を避けた逃げ溝内に位置するよ
うにしたから、チエーンの移動の際、突当て部材
にチエーンの部材が触れてその移動を妨害するこ
とがなく、円滑な動作を期待できる。また、挿通
路自体を大きくする必要がなく、操作部を小形化
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す内視鏡の斜視
図、第2図は同じくその操作部の湾曲操作機構部
の説明図、第3図は第2図中−線に沿う断面
図、第4図は第2図中−線に沿う断面図、第
5図は第2図中−線に沿う断面図、第6図は
同じくストツパ部材の斜視図、第7図および第8
図は同じく動作状態の操作機構部の説明図、第9
図および第10図はそれぞれ異なる他の実施例を
示すストツパ部材の斜視図である。 1……操作部、2……挿入部、4……湾曲部、
11……スプロケツト、13……ローラチエー
ン、16,17……操作ワイヤ、18……挿通
路、23……吸収部、19……逃げ溝、25……
ストツパ部材、29……突当て部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 挿入部の後端側に設けられた操作部内に、外部
    から回転操作可能なスプロケツトを設け、このス
    プロケツトのほぼ半周にわたつて両端に操作ワイ
    ヤが連結されたチエーンをかみ合せ、このチエー
    ンを介して上記挿入部の先端側に設けられた湾曲
    部を湾曲操作する内視鏡において、上記操作部内
    に、上記チエーンの走行方向に沿つてそのチエー
    ンを案内する挿通路を区画形成し、上記挿通路の
    一部にはその挿通路の幅を広げてチエーンの蛇行
    を許容する空間からなる吸収部を形成し、さら
    に、スプロケツトと吸収部の各部位を避けた上記
    挿通路の内壁に上記チエーンの走行方向に沿つて
    形成した逃げ溝を設け、この逃げ溝内に突出する
    突起部を設けたストツパ部材をチエーンに連結す
    るとともに、上記逃げ溝内には上記ストツパ部材
    の突起部を突き当てて湾曲操作量を規制する突当
    て部材を配設したことを特徴とする内視鏡。
JP1980085063U 1980-06-18 1980-06-18 Expired JPS6223446Y2 (ja)

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JPS5710801U JPS5710801U (ja) 1982-01-20
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ID=29447331

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