JP4611540B2 - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は内視鏡の湾曲操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡においては一般に、挿入部の先端付近に形成された湾曲部を、挿入部の基端に連結された操作部からの遠隔操作によって任意に屈曲させることができるようになっている。
【0003】
そのような湾曲操作を行うための湾曲操作装置には各種の機構が採用されているが、操作部材によって回転駆動されるスプロケット歯車にチェーンやタイミングベルトを係合させて操作ワイヤを牽引するようにした機構がよく知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのような内視鏡の湾曲操作装置においては、チェーン又はタイミングベルトの自由端部分に操作ワイヤの基端を連結する必要があり、そのための連結部材が操作ワイヤの基端に半田付け等によって取り付けられている。
【0005】
しかし、操作ワイヤに連結部材を取り付ける段階で操作ワイヤの長さが全く過不足のない状態になるように調整するのは困難であり、その後の工程において操作ワイヤと湾曲操作装置とを連結する組み立てをし、その状態をみてからワイヤの張り具合の調整を行う必要がある。
【0006】
そのため従来は、組み立てた湾曲操作装置をワイヤの張り具合を確認してから一度分解し、操作ワイヤに対する連結部材の取り付け位置をずらす等の微調整を行ってから、再度湾曲操作装置を組み立て直す等の面倒な作業になっていた。
【0007】
そこで本発明は、連結された操作ワイヤの張り具合の調整を容易に行うことができる内視鏡の湾曲操作装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の湾曲操作装置は、略U字状に曲げ戻して配置されたタイミングベルトが、操作部材により回転駆動されるスプロケット歯車に係合されると共に、操作ワイヤの基端部分がタイミングベルトの自由端部分に連結され、スプロケット歯車を回転させることにより、タイミングベルトを介して操作ワイヤが進退駆動されるようにした内視鏡の湾曲操作装置において、タイミングベルトの曲げ戻し部がスプロケット歯車から浮き上がって離れた状態で、タイミングベルトが曲げ戻し部を挟む二箇所においてスプロケット歯車と係合するようにすると共に、スプロケット歯車に対するタイミングベルトの係合状態を調整自在としたものである。
【0009】
なお、タイミングベルトをスプロケット歯車の軸線と平行方向に移動させてスプロケット歯車と係脱させることにより、スプロケット歯車に対するタイミングベルトの係合状態が調整されるようにすれば、調整作業が簡単である。
【0010】
また、タイミングベルトがスプロケット歯車との二箇所の係合部においてスプロケット歯車から浮き上がってスプロケット歯車に対する係合が外れるのを防止するためのベルト押さえ部材を設けるとよく、ベルト押さえ部材が、スプロケット歯車に対してタイミングベルトを係脱するのを妨げない状態に配置するとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は、本発明の実施例の内視鏡を示しており、基端が操作部1に連結された挿入部2の先端部分に、操作部1からの遠隔操作によって屈曲する湾曲部3が形成され、対物光学系等を内蔵した先端部本体4が湾曲部3の先端に連結されている。
【0012】
操作部1内には、先端が湾曲部3に連結された一対の操作ワイヤ5を牽引操作するための湾曲操作機構10が配置されており、その湾曲操作機構10を操作するための湾曲操作ノブ6(操作部材)が、操作部1の上半部の側面に配置されている。
【0013】
挿入部2内において操作ワイヤ5をガイドする可撓性ガイド管7の基端部分は操作部1内のフレームに固定され、可撓性ガイド管7の図示されていない先端部分は挿入部2の先端に固定されている。
【0014】
図1は、操作部1内に配置された湾曲操作機構10を図示しており、図2は、そのII−II断面を、操作部1のフレーム20とハウジング21を含めて図示している。ハウジング21は公知の構成のものであり、操作部1に対して組み立て完了時に取り付けられ、分解修理の際には単独で操作部1から取り外すことができる。
【0015】
湾曲操作ノブ6の回転軸6aがフレーム20に回転自在に支持されており、フレーム20の表面に沿って配置されたスプロケット歯車11が、回転軸6aと一体的に回転するように回転軸6aと係合している。
【0016】
また、スプロケット歯車11と係合するタイミングベルト12が、略U字状に曲げ戻されてフレーム20の表面に沿って配置されている。タイミングベルト12は伸縮性はないが可撓性を有する公知の素材のものであり、スプロケット歯車11と噛み合うピッチの歯が内面側に形成されている。
【0017】
操作部1内のタイミングベルト12の曲げ戻し部12aの外方(図1において上方)の空間には、タイミングベルト12の曲げ戻し部12aがスプロケット歯車11から浮き上がって離れた位置を通るのを規制するカバーやストッパの類は設けられておらず、タイミングベルト12の曲げ戻し部12aはスプロケット歯車11に対して任意の膨らみ形状をとることができる。
【0018】
そして、タイミングベルト12の曲げ戻し部12aを挟む例えば180°対称の二箇所の位置(図1及び図2においてスプロケット歯車11の左右の位置)には、その位置でスプロケット歯車11と係合するタイミングベルト12が外方に浮き上がってスプロケット歯車11に対する係合が外れるのを防止するためのベルト押さえ部材13が設けられている。
【0019】
この実施例のベルト押さえ部材13は、フレーム20に突設された支軸14に回転自在に支持されたローラーであり、外周面がタイミングベルト12の背面に面する状態に配置されている。ただし、ベルト押さえ部材13は必ずしも回転自在でなくても差し支えない。
【0020】
このような構成により、曲げ戻し部12aがどのようにスプロケット歯車11から浮き上がった位置にあっても、タイミングベルト12はベルト押さえ部材13で押さえられた二箇所においてスプロケット歯車11と常に係合状態を維持する。
【0021】
ベルト押さえ部材13は、タイミングベルト12がフレーム20に対して垂直方向(即ち、スプロケット歯車11の軸線と平行の方向であり、図2において上方)に浮き上がるのを規制する形状になっておらず、その方向のタイミングベルト12の浮き上がりは操作部1のハウジング21によって規制されている。
【0022】
図1に示されるように、挿入部2側に向かうタイミングベルト12の両自由端部分には、各々押し込み側となる操作ワイヤ5に発生する緩みを吸収するための弛緩除去器16を介して、操作ワイヤ5の基端が連結されている。
【0023】
したがって、湾曲操作ノブ6を回転操作することにより、スプロケット歯車11とタイミングベルト12を介して操作ワイヤ5が進退駆動され、湾曲部3を任意に屈曲させることができる。
【0024】
この実施例の弛緩除去器16は、操作ワイヤ5の基端に半田付け又はロー付け等によって固着されたワイヤ止め片17が軸線方向に内部で遊動できるようにした筒状体である。ただし、その他の構成によってタイミングベルト12の自由端と操作ワイヤ5の基端とを連結しても差し支えない。
【0025】
このように構成された実施例の内視鏡の湾曲操作装置は、操作部1にハウジング21が取り付けられていない状態では、タイミングベルト12を、スプロケット歯車11との係合部においてスプロケット歯車11の軸線と平行方向に移動させることにより、スプロケット歯車11とタイミングベルト12との係合を外すことができる。
【0026】
そして、改めてタイミングベルト12をスプロケット歯車11に係合させる際に、例えば図1に二点鎖線で図示されるように曲げ戻し部12aの膨らみ状態を変えて、二箇所の係合部間のタイミングベルト12の歯数が変わるように、タイミングベルト12とスプロケット歯車11との係合状態を調整することができる。
【0027】
したがって、組み立て時や修理時等に、操作部1と挿入部2を連結してから弛緩除去器16を介してタイミングベルト12と操作ワイヤ5を連結し、そこで操作ワイヤ5の張り具合が不適切な場合には、上述のようにスプロケット歯車11に対するタイミングベルト12の係合状態(曲げ戻し部12aの膨らみ状態)を調整することにより、分解作業等を何ら行うことなく操作ワイヤ5の張り具合を適切な状態にすることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、タイミングベルトの曲げ戻し部がスプロケット歯車から浮き上がって離れた状態で、タイミングベルトが曲げ戻し部を挟む二箇所においてスプロケット歯車と係合するようにすると共に、スプロケット歯車に対するタイミングベルトの係合状態を調整自在としたことにより、分解作業等を何ら行うことなく操作ワイヤの張り具合を適切な状態に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡の湾曲操作装置の平面部分断面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡の湾曲操作装置の図1におけるII−II断面図である。
【図3】本発明の実施例の内視鏡の全体構成を示す外観図である。
【符号の説明】
1 操作部
3 湾曲部
5 操作ワイヤ
6 湾曲操作ノブ
10 湾曲操作機構
11 スプロケット歯車
12 タイミングベルト
12a 曲げ戻し部
13 ベルト押さえ部材
16 弛緩除去器
20 フレーム
21 ハウジング

Claims (4)

  1. 略U字状に曲げ戻して配置されたタイミングベルトが、操作部材により回転駆動されるスプロケット歯車に係合されると共に、操作ワイヤの基端部分が上記タイミングベルトの自由端部分に連結され、上記スプロケット歯車を回転させることにより、上記タイミングベルトを介して上記操作ワイヤが進退駆動されるようにした内視鏡の湾曲操作装置において、
    上記タイミングベルトの曲げ戻し部が上記スプロケット歯車から浮き上がって離れた状態で、上記タイミングベルトが上記曲げ戻し部を挟む二箇所において上記スプロケット歯車と係合するようにすると共に、上記スプロケット歯車に対する上記タイミングベルトの係合状態を調整自在としたことを特徴とする内視鏡の湾曲操作装置。
  2. 上記タイミングベルトを上記スプロケット歯車の軸線と平行方向に移動させて上記スプロケット歯車と係脱させることにより、上記スプロケット歯車に対する上記タイミングベルトの係合状態が調整される請求項1記載の内視鏡の湾曲操作装置。
  3. 上記タイミングベルトが上記スプロケット歯車との二箇所の係合部において上記スプロケット歯車から浮き上がって上記スプロケット歯車に対する係合が外れるのを防止するためのベルト押さえ部材が設けられている請求項1又は2記載の内視鏡の湾曲操作装置。
  4. 上記ベルト押さえ部材が、上記スプロケット歯車に対して上記タイミングベルトを係脱するのを妨げない状態に配置されている請求項3記載の内視鏡の湾曲操作装置。
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