JPS62232609A - プラスチツク光伝送性繊維 - Google Patents

プラスチツク光伝送性繊維

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JPS62232609A
JPS62232609A JP61076046A JP7604686A JPS62232609A JP S62232609 A JPS62232609 A JP S62232609A JP 61076046 A JP61076046 A JP 61076046A JP 7604686 A JP7604686 A JP 7604686A JP S62232609 A JPS62232609 A JP S62232609A
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JP
Japan
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fiber
layer
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Pending
Application number
JP61076046A
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English (en)
Inventor
Yoshiharu Tategami
義治 立上
Katsuramaru Fujita
藤田 桂丸
Motonobu Furuta
元信 古田
Yoshitaka Obe
大部 良隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は耐熱性にすぐれた光伝送性繊維に関する。
〈従来の技術〉 従来光伝送性繊維としては、無機ガラス系光学繊維が知
られているが、加工性が悪く曲げ応力に弱いばかりでな
く高価でもあることから、プラスチックを基材とする光
学繊維が開発されている。
プラスチック光伝送性繊維としては、屈折率が大きくか
つ光透過性が良好な重合体(例えば、メタクリル系重合
体、スチレン系重合体)を芯材層とし、これよりも屈折
率が小さくかつ透明な重合体(含弗素系重合体など)を
鞘材層とした二層構造の繊維が知られている。
メタクリル系重合体を芯材層成分とする光伝送性繊維は
、屈曲性、引張り強度などの機械的性質や耐熱性の点で
十分な特性が得られておらず、自動車のエンジンルーム
等の110″C以上の高温部所に設置した場合、光伝送
性の劣化が大きくなることが知られている。
このため保護層成分としてガラス転移温度または融点が
120〜260℃である熱可塑性樹脂(例えばナイロン
、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリアセタール)を用
いた三層構造の繊維とすることにより耐熱性を改良する
ことが提案されているが(特開昭59−226802号
公報)、高温連続使用時の光伝送性、耐候性、耐油性、
耐摩耗性、耐屈曲性および成形加工性が今だ十分ではな
い。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は耐熱性および機械的性質が優れた、高温
時においても良好な光伝送性を示すプラスチック光伝送
性繊維を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明は芯材層、鞘材層および保護層の8層構造からな
る光伝送性繊維において、該保護層としてボリア疋ド系
熱可塑性エラストマーを用いたことを特徴とするプラス
チック光伝送性繊維に関するものである。
芯材層にはメタクリレート系樹脂を用いることができる
。中でもエステル部分に炭素数8〜20個からなる脂環
式炭化水素基を有するメタクリル酸エステル単位を8〜
40重量%含有する透明なメタクリル系重合体が好まし
い。
エステル部分に炭素数8〜20個の脂環式炭化水素基を
有するメタクリル酸エステルは、メタクリル酸あるいは
その塩化物を式ROHの脂環式炭化水素・モノオールで
エステル化することにより製造される。
脂環式炭化水素・モノオールとしては、2゜6−シメチ
ルシクロヘキサノール、ボルネオール、イソボルネオー
ル、l−メントール、フェンチルアルコール、p−メン
タノール−2,1−7ダマンタノール、8−メチル−1
−アダマンタノール、8.6−シメチルー1−アダマン
J、t タノール、トリシクロ(5,2,1,Or/It〕デカ
−8−オール等の脂環式炭化水素モノオールをあげるこ
とができ、これに対応するメタクリル酸エステルを例示
することができる。
これらのメタクリル酸エステルの中で特に好適には、メ
タクリル酸フェンチル、メタクリル酸l−メンチル、メ
タクリル酸ボルニル、メタクリル酸イソボルニル、メタ
クリル酸8.5−ジメチル−1−アダマンチル、メタク
リル酸アダマンチル、メタクリル酸トリシクロ(6,2
゜1、Of7/〕デカ−8−イルをあげることができる
これらのメタクリル酸エステルを8重量%より少なく含
有するメタクリル酸メチルを主体とする芯材層において
は、可撓性はすぐれているが、耐熱性の向上に寄与する
ことが少なく、40重量%より多く含有する芯材層にお
いては耐熱性にすぐれているが、実用上、可撓性の向上
が少ない。脂環式炭化水素基は芳香族炭化水素基の場合
に比べ、光伝送性繊維における導光損失が小さく、光信
号伝送媒体として巾広く使用できる。
炭素数8以上の脂環式炭化水素基のうち、炭素数10以
上の脂環式炭化水素基の場合が耐熱性向上の寄与率が高
い。
炭素数7以下の脂環式炭化水素基を有するメタクリル酸
エステルを使用する場合は耐熱性の向上が少ない。又、
炭素数8以上の場合でも直鎮状炭化水累基、たとえば、
メタクリル酸n −オクチルやメタクリル酸n−ドデシ
ルなどのメタクリル酸エステルは耐熱性向上が少ない。
炭素数が約20までの脂環式炭化水素がのぞましくそれ
を”こえると重合体の機械的強度が低下する傾向にある
本発明に用いるメタクリレート系樹脂には炭素数1〜4
のアルキル基を有するアクリル酸アルキルを共重合によ
って含有させることができる。耐熱性を保持するために
はこれらの共重合成分は必要な最少社とし、5重量%以
下に設定することが望ましい。
エステル部分に炭素数8〜2ONの脂環炭素基を有する
メタクリル酸エステル8〜40重量%を含有するメタク
リル酸メチルを主体とする重合体は高い屈折率を示すの
で、光伝送性繊維として好ましい特性を有する。
鞘材層としては、芯材層よりも少なくとも3%小さい屈
折率を有する透明樹脂、又は弗素ゴムを用いることがで
きる。屈折率の差が8%より小さい場合、鞘材層による
光の反射割合が小さくなり導光損失が大きくなる。
具体的な屈折率としては1.42以下であるのが好まし
く、結晶性でなく無定形に近い重合体で、かつ、前記芯
材層との接着性が良好なものが望ましい。
好ましい透明樹脂および弗素ゴムとしては、弗素樹脂、
熱可塑性弗素ゴムおよび弗素ゴムがある。
弗素樹脂としては、例えば、−一フルオロアクリル酸フ
ルオロアルキル、−一フルオロアクリル酸アルキル、メ
タクリル酸フルオロアルキルなどからなるアクリル系ま
たはメタクリル系重合体および共重合体や含弗素オレフ
ィンなどからなる含弗素重合体および共重合体をあげる
ことができる。
ε−フルオロアクリル酸フルオロアルキル重合体、膚−
フルオロアクリル酸アルキルおよびメタクリル酸フルオ
ロアルキル重合体としてはその単独重合体の軟化温度が
約50’C以上で屈折率が1.48以下の値を示すもの
が好ましい。
また、含弗素オレフイン系重合体としてはビニリデンフ
ルオライド−テトラフルオロエチレン共重合体、トリフ
ルオロエチレン−ビニリデンフルオライド共重合体、ビ
ニリデンフルオライド−テトラフルオロエチレン−ヘキ
サフルオロプロペン共重合体などを挙げることができる
熱可塑性弗素ゴムとしては分子内に弗素ゴム相からなる
ソフトセグメントと弗素樹脂相からなるハードセグメン
トを有し、常温において弗素樹脂相で物理的な架橋がお
こなわれてゴム弾性を有し、融点以上の高温では熱可塑
性プラスチックと同様な挙動を有するものである。その
代表的なものとしては、ダイエルサーモプラスチック(
ダイキン工業−社製)があげられる。
また好ましい弗素ゴムとしては、ビニリデンフルオライ
ド−へキサフルオロプロペン共重合体、ヒニリデンフル
オライドーペンタフルオロブロペン共重合体、ビニリデ
ンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン共重合体
、などをあげることができる。ことに好適にはビニリデ
ンフルオライド−へキサフルオロプロペン共重合体であ
る。
本発明の光伝送性繊維の保護層として用いられるポリア
ミド系熱可塑性エラストマーとして、ポリアミドをハー
ドセグメントとしポリエステルをソフトセグメントとし
たポリエステルアミド型の共重合体があり、ダイアミド
−PAE(ダイセル・ヒュルス■社製)、ペバックス(
東し■社製)があげられる。また、ポリアミドをハード
セグメントとしポリエーテルをソフトセグメントとした
ポリエーテルアミド型の共重合体として、グリラックス
(大日本インキ■社製)、GRILAMID@(エムス
・ヘミイ(スイス)社製)があげられる。
本発明の光伝送性m維の製法は従来の公知方法で製造す
ることができる。
芯材層の重合体の場合、懸濁重合法においては、多量の
水を使用するためその中に含まれる異物が重合体中に混
入しやすく、又、その脱水工程においても異物が混入す
る可能性がある。
場合矛ζより濾過法や蒸溜法でゴ疋などの異物を除去し
たのち重合をおこなう事が好ましい。
また、芯材層の重合体の製造段階と光伝送性繊維の製造
段階とを連続した工程でおこない、かつ、芯材層の重合
体を高温度下で連続塊状重合工程およびそれにつづく残
存未反応単量体を主体とする揮発物の連続分離工程の2
工程で製造する方法がある。
芯材層の重合体を塊状重合し、ついで得られた重合体か
ら芯材層、鞘材層及び保護層の形成を三層押出し法によ
りおこなう製造法も望ましい方法である。
鞘材層重合体の場合は、芯材層重合体の場合はど製造法
による光伝送性への影響は認められないので、特にゴ疋
などの異物が混入しないようにして、必要なら°ば濾過
法によりゴ史などの異物を除去して鞘材層重合体の製造
をおこなえばよい。
なお保護層成分は光伝送性−一の影響は認められないの
で必要ならば、カーボンブラック、ガラス繊維、タルク
、炭酸カルシウム、マイカ、チタン酸カリなどを1〜8
0mm%添加することができる。
芯材層、鞘材層および保護層の成分を溶融状態のもとで
、特殊ノズルによって配合しつ、つ賦形(所謂複合紡糸
)する方式では、基材層成分溶融押出機、鞘材層成分溶
融押出機および保護層成分溶融押出機よりなる複合紡糸
機によりプラスチック光伝送性繊維が製造される。芯材
周成分は、溶融押出機により溶融され計量ポンプで定電
紡糸ヘッドに供給される。鞘材層成分および保護層成分
も同様にして各々紡糸ヘッドに供給される。紡糸ヘッド
内の紡糸口金で3層構造に賦形され吐出され、冷却後に
巻き取られ場合によっては、延伸あるいは、アニール処
理される。
また、芯材周成分と鞘材層成分を複合紡糸により素線と
した後、保護層を溶融状態下に被覆してやってもよい。
本発明の光伝送性繊維における芯材層、鞘材層および保
護層の厚さおよび太さは、目的(こ応じて適宜設定され
、紡糸口金において各供給口におけるオリフィスの管径
および管長を変えることにより厚さおよび太さがコント
ロールされる。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例中の光伝送性能の評価は、ハロゲンタングステン
ランプを光源として回折格子分光器を用い650nmの
波長における被測定光伝送繊維と基準光伝送繊維の出力
強度をシリコンフォトダイオードで読みとり、次式によ
りh −Isから1141m L Ckx>の導光損失
aを求めた。
この式よりε値が小さいほど光伝送性はすぐれているこ
とがわかる。
収縮率は、光伝送性m維を熱処理したのち、初期と熱処
理後のaHA長を比較することによって求めた。
繰り返し曲げ試験は直径10wr11の円筒に光伝送性
ia維を巻きつけ、180°の曲げをa o o o。
回繰返した後、外観を観察した。
実施例1 懸濁安定剤としてヒドロキシエチルセルロース0.5重
置%、ポリメタクリル酸ナトリウム0.025重量%お
よびリン酸二水素ナトリウム0.4重量%を溶解させた
純水(脱イオン水、0.2itm濾過) 5 kgをポ
アサイズ0.45μmのフィルターで濾過した後撹拌機
を備えた内容積101のステンレス反応器に入れた。
別に減圧蒸留により精製したメタクリル酸メチル79重
量%、アクリル酸メチル1重量%、メタクリル酸ボルニ
ル20重量%よりなる単量体混合物8 kqを調合し、
この混合物にn−ドデシルメルカプタン0.80重量%
およびラウロイルパーオキサイド0.8重量%を加えて
溶解後、ポアサイズ0.10μmのフィルターで濾過し
反応器へ仕込み、温度83°C1撹拌機回転数650回
転で重合させた。約1時間で反応温度が上昇し、86“
Cに達した。更に105°Cまで昇温し、80分間保っ
た後、反応器を冷却した。
得られた粒子状重合体を水洗脱水し、51の超純水に投
入し、水洗を繰り返し、必要に応じて周波数24KHz
(出力aoow、  日本精機、MF−800−20型
)で超音波処理を80分間8回実施した。この粒子状重
合体を水洗脱水し、減圧下110°C110時間乾燥し
て、クロロホルム溶液中で求めた極限粘度〔η〕=0.
60dl/f、屈折率1.49の重合体を得た。
この重合体を220 ’Oに加熱したベント付溶融押出
機で285°Cに維持された複合紡糸ヘッドに芯材周成
分として供給した。285℃(こ加熱した1−フルオロ
アクリル酸2.2゜8.3−テトラフルオロプロピル−
メタクリル酸メチル−アクリル酸メチル共重合体((共
重合組成=87:10:8重量%)、屈折率1.41、
溶融粘度3×10 ボイズ(235°C))を鞘材層成
分とし、また220°Cに加熱したポリアミド系熱可塑
性エラストマー(ダイアミド−PAE%E 62MS 
8、ダイセルーヒュルス鱒社製)を保護層成分とし、ス
クリュー溶融押出機で同時に複合紡糸ヘッドに供給した
同時に供給された芯材層、鞘材層、保護層の溶融ポリマ
ーは、紡糸口金(ノズル径8flφ)を用いて、285
’Cで吐出され、冷却固化後3m/minの速度で引き
取り、巻き取って芯材層1ffj1鞘材屑10μm、保
護層の享みQ、 3 mmからなる外径1.610の三
層構造の光伝送性繊維を得た。
顕微鏡1こよる観察では、芯材層、鞘材層および保護層
は、同心円状に配置した真円であり、気泡異物等の存在
は、認められなかった。
この光伝送&1維の常温での光伝送損失は、650nm
で220dB/kM と極めて優れたものであった。更
にこの光伝送性繊維を120°Cで240時間熱処理後
の光伝送損失は280dB/kM、収縮率は1.1%、
くり返し曲げ試験はgo、ooo回くり返しても、ひび
割れ等の異状は全く認められず、耐熱性に極めて優れた
ものであった。
実施例2〜8 実施例1と同様な操作により、ポリアミド系熱可塑性エ
ラストマーを保護層成分として光伝送性繊維を得た。い
ずれも優れた耐熱性を示した。結果を表1に示す。
比較例1〜8 比較のために、実施例1と同様の操作により、芯材層成
分または保護層の異なる光伝送性繊維を得た。
熱処理後は、いずれも伝送損失、収縮率又は繰り返し曲
げ試験のいずれかの点で劣っており、耐熱性は不十分で
あった。結果を表2に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)芯材層、鞘材層および保護層の3層構造からなる光
    伝送性繊維において、該保護層としてポリアミド系熱可
    塑性エラストマーを用いたことを特徴とするプラスチッ
    ク光伝送性繊維。 2)エステル部分に炭素数8〜20個からなる脂環式炭
    化水素基を有するメタクリル酸エステル8〜40重量%
    を含有するメタクリル酸メチルを主体とする重合体を芯
    材層として用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のプラスチック光伝送性繊維。
JP61076046A 1986-04-02 1986-04-02 プラスチツク光伝送性繊維 Pending JPS62232609A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5519064A (en) * 1994-10-28 1996-05-21 The Dow Chemical Company Surface-modified post-crosslinked adsorbents and a process for making the surface modified post-crosslinked adsorbents
US5683800A (en) * 1994-10-28 1997-11-04 The Dow Chemical Company Surface-modified post-crosslinked adsorbents and a process for making the surface modified post-crosslinked adsorbents
WO2021043318A1 (zh) * 2019-09-04 2021-03-11 苏州大学 一种聚合物光纤及其制备方法和发光织物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5683800A (en) * 1994-10-28 1997-11-04 The Dow Chemical Company Surface-modified post-crosslinked adsorbents and a process for making the surface modified post-crosslinked adsorbents
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