JPS62230726A - 自己免疫疾患治療剤 - Google Patents

自己免疫疾患治療剤

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JPS62230726A
JPS62230726A JP7465186A JP7465186A JPS62230726A JP S62230726 A JPS62230726 A JP S62230726A JP 7465186 A JP7465186 A JP 7465186A JP 7465186 A JP7465186 A JP 7465186A JP S62230726 A JPS62230726 A JP S62230726A
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JP
Japan
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fat emulsion
fatty acid
carbon atoms
steroid
autoimmune diseases
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Pending
Application number
JP7465186A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetaka Nakajima
中島 常隆
Hirotoshi Masuda
増田 博俊
Masahiro Watanabe
正弘 渡辺
Kazumasa Yokoyama
和正 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自己免疫疾患に対する治療薬に関する。
生体成分は外界因子により絶えず変動しており、これら
に対して宿主は免疫系により反応(防御反応)を行って
いる。正常人においては、免疫mfiff機構がバラン
ス良く働いているため、その反応は現象として把握する
ことはむつかしいが、何かの原因により、宿主の免疫調
節機構に異常が発生した場合、自己の成分を抗原として
認識する自己抗体が産生され、種々の免疫反応を引き起
こして組織障害、機能障害が生起される。
このような自己免疫疾患の例は、数多くあげることがで
き、(慢性)関節リウマチ、自己免疫性溶血性貧血、特
発性血小板減少性紫斑病、全身性エリテマトーデス、重
症筋無力症などがある。
〔従来技術〕
このような自己免疫疾患に対する治療薬としては、その
病因から考えて、アザチオプリン、サイクロフォスフア
マイド、ビンクリスチン等の免疫抑制剤が用いられるが
、これら薬剤投与に伴う副作用も多岐にわたるため、治
療上の第1選択としてステロイド療法が試みられること
が多い。とりわけ、疾患自体が直ちに生命の危険につな
がらない慢性関節リウマチにおいては、一般に先ず、非
ステロイド系抗炎症剤で治療を試み、次にステロイド療
法に進むケースがとられる。即ち、ステロイド療法にお
いても、ステロイド製剤は種々の副作用をもたらし、長
期治療を要する自己免疫疾患においては、多量のステロ
イドを連続投与する必要があり、充分な注意を払う必要
がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 このような背景より、もし少量の投与量で高い効果があ
り、しかも長期にわたり効力が持続するような製剤がで
きれば、これらの問題を解決することが出来るであろう
と推察される。
ステロイド脂肪乳剤の態様の製剤としては、消炎鎮痛剤
が知られているが(特開昭57−16818号明細書)
、かかる剤型ステロイド製剤を自己免疫疾患の治療剤と
して使用することについては未だその示唆すらなされて
いない。
当該製剤を自己免疫疾患の治療に適用したのが本発明で
あり、本発明者等は種々の実験を重ねた結果、従来のス
テロイド製剤に較べて、ステロイド脂肪乳剤は免疫担当
臓器へのより多くの集中が可能であり、かつ当該部位で
の活性の持続が長く続くことを見出し、さらに研究を重
ねて本発明を完成した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、免疫抑制作用を有するステロイドを含有する
脂肪乳剤からなる自己免疫疾患治療剤に関する。
本発明で使用される免疫抑制作用を有するステロイドの
具体的例としては、メチルプレドニヅロン、パラメタリ
ン、フルランドレノロン、フルオシノロンアセトニド、
プロピオン酸ベクロメタゾン、ハイドロコーチゾンの炭
素数6〜22の脂肪酸エステル、プレドニゾロンの炭素
数6〜22の脂肪酸エステル、デキサメサゾンの炭素数
6〜22の脂肪酸エステル〔デキサメサゾンとしてはα
−型とβ−型(ベーターデキサメサゾンあるいはベクメ
サゾンとも呼ばれる)があり、本発明が両者をも包含す
ることはいうまでもない〕、トリアムシノロンの炭素数
6〜22の脂肪酸エステル、パラメタリンの炭素数6〜
22の脂肪酸エステル、ベクロメタゾンの炭素数6〜2
2の脂肪酸エステル、フルオロメソロンの炭素数6〜2
2の脂肪酸エステルなどを代表的なものとして例示する
ことができる。
このようなステロイドの更に好ましい例としては、デキ
サメサゾンパルミテート、デキサメサゾンステアレート
、デキサメサゾンミリステート、ハイドロコーチゾンパ
ルミテート、ハイドロコーチゾンステアレート、ハイド
ロコーチゾンミリステート、プレドニゾロンパルミテー
ト、プレドニゾロンステアレート、プレドニゾロンミリ
ステート等が挙げられる。
かかるステロイド類は、実質的に公知化合物であり、公
知の手段またはこれに準する手段にて製造することがで
きる。
本発明の脂肪乳剤の好ましい態様は、有効量の免疫抑制
作用を存するステロイド、大豆油5〜50%(W/V)
 、好ましくは8〜30%(W/V)、大豆油100に
対する重量比が1〜50、好ましくは5〜30の量のリ
ン脂質および適量の水よりなる乳剤である。
本発明の製剤に用いる大豆油は一般に高純度の精製大豆
油であることが好ましく、それは精製大豆油を例えば、
水蒸気薄情法〔エイチ、ジェイ。
リノブス、ジャーナル オブ アメリカン オイル ケ
ミスト ソサイエティー(H,J、 Lips 、 J
A+*、 O4l Chemist、 Sac、)、互
、422〜423(1950)〕により、さらに精製し
てi)た高純度の精製大豆油(純度ニトリグリセリド、
ジグリセリドおよびモノグリセリドとして99.9%以
上含有)であることが好ましい。
本発明で使用されるリン脂質も一般に精製リン脂質であ
ることが好ましく、常法の有機溶媒による分画法によっ
て調製したものが例示される。当該方法による製法は、
たとえば次の通りである。
即ち、例えば、粗卵黄リン脂質130gを冷n−ヘキサ
ン200 mlおよび冷アセトン100@lに溶解後、
攪拌下、徐々に冷アセトン1)70−を添加し、不溶物
を濾別回収し、再び冷n−ヘキサン260−および冷ア
セトン130aZに溶解する。撹拌下、再び冷アセトン
1)701)7を加え、不溶物を濾別回収した後、溶媒
を留去し、乾燥物60gを得る。
このものは、ホスファチジルコリンを70〜80%、ホ
スファチジルエタノールアミンを12〜25%含有し、
これ以外のリン脂質として、ホスファチジルイノシトー
ル、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリンを含有
する〔ディー、ジエイ、ハナハンら、ジャーナル オプ
 バイオロジカルケミストリー(D、 J、 Hana
han et al+ J、 Biol。
Chew、)、192.623〜628 (1951)
  )。
本発明の乳剤は、さらに0.3%(W/V)までの量の
炭素数6〜22、好ましくは12〜20の脂肪酸または
その生理的に受は入れられる塩を乳化補助剤として含ん
でいてもよく、また0、5%(w/v)、好ましくは0
.1%(W/V)以下の量のコレステロール類または5
%(W/V) 、好ましくは1%(W/V)以下の量の
ホスファチジン酸を安定化剤として含んでいてもよい。
乳化補助剤としての炭素数6〜22の脂肪酸は医薬品に
添加可能なものであれば使用できる。当該脂肪酸は直鎖
状、分枝状のいずれでもよいが、好ましくは直鎖状のも
のが使用される。また天然脂肪酸が好都合に使用される
。好ましい脂肪酸の具体例としては、例えばステアリン
酸、オレイン酸、リノール酸、バルミチン酸、リルン酸
などがあげられる。
上記脂肪酸の塩としては、生理的に受は入れられる塩、
例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩など
)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩など)などがあ
げられる。
コレステロールおよびホスファチジン酸は医療用として
使用が可能なものであれば使用できる。
また、本発明製剤はアルブミン、デキストラン、ビニル
重合体、非イオン性界面活性剤、ゼラチン、ヒドロキシ
エチル澱粉から選ばれた高分子物質を安定化剤として配
合してもよい。当該安定化剤の添加量は、免疫抑制作用
を有するステロイド1重量部に対して0.1〜5重量部
、好ましくは0.5〜1重量部である。
アルブミンとしては、ヒト用製剤を得ることを目的とす
る場合には抗原性の問題からヒト由来のものを用いるの
が好ましい。ビニル重合体としては、たとえばポリビニ
ルピロリドンがあげられる。
また、非イオン性界面活性剤としては、たとえばポリア
ルキレングリコール(例えば、平均分子量1000〜1
0000 、好ましくは4000〜6000のポリエチ
レングリコール)、ポリオキシアルキレン共重合体(例
えば、平均分子量1000〜20000 、好ましくは
6000〜10000のポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレン共重合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアル
キレン誘導体〔例えば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレ
ン−(40)−エーテル、同一(20)−エーテル、同
一(100)−エーテルなど〕、ヒマシ油ポリオキシア
ルキレン誘導体〔例えば、ヒマシ油ポリオキシエチレン
−(40)−エーテル、同一(100)−エーテル、同
一(20)−エーテルなど〕などがあげられる。
また乳剤を等張化するために、通常用いられるグリセリ
ンおよびブドウ糖などの等張化剤を添加することもでき
る。
本発明の乳剤は、通常のホモジナイザー、例えば、加圧
噴射型ホモジナイザーまたは超音波ホモジナイザーを用
いることにより製造される。それは、まず、各々所要量
の大豆油、リン脂質、免疫抑制作用を有するステロイド
および要すればコレステロール類またはホスファチジン
酸を混合、加熱して溶液とし、均質化処理することによ
り油中水型分散液を作り、次いでこれに所要量の水を加
え再び均質化を行い、分散液を水中油型乳剤に変換する
ことにより容易に製造される〔参照:アール、ピー、ゲ
イヤーら、ジャーナル オプ アメリカン オイル ケ
ミスト ソサイエティー(R。
P、  Geyer  et  al+  J、  A
m、  Oil  Che+m、  Soc、)  、
32%365〜370 (1950) ) 。
安定化剤および等張化剤等は生成乳剤に加えてもよい。
かくして提供された免疫抑制作用を有するステロイドの
脂肪乳剤は、その平均粒子径1.0μ以下の極めて微細
で安定な免疫抑制作用を有するステロイド含有脂肪乳剤
である。
本製剤は、液状製剤としてそのまま、または凍結乾燥す
ることによって乾燥製剤としても提供され得る。凍結乾
燥は自体既知の手段によって行われる。
本発明の製剤は、使用時に生理的に供用される水溶液に
よって希釈または分散して用いられるのが一般的である
本発明の脂肪乳剤は、非経口的あるいは経口的に投与さ
れるが、好ましくは経静脈内投与である。
静脈内投与における投与量としては、1回につき、デキ
サメサゾン換算で0.01 = 150a+g/kg体
重を、1日1回投与することが一般的であるが、疾患の
種類、症状の重度により変わり得る。投与は連続もしく
は頻回行うことが好ましい。
〔作用・効果〕
本発明のステロイド脂肪乳剤は、免疫担当臓器へのより
多くの集中が可能であり、かつ当該部位での活性の持続
が長く続くという特有の作用を有するものである。
従って、本発明の自己免疫抑制剤は少量の投与で優れた
抗体産生抑制効果(免疫抑制作用)を長期にわたって発
揮し、従来のステロイド剤にみられる大量投与による有
害反応を避けることができるという効果を有するもので
ある。
具体的には、正常動物に本発明製剤の代表例としてデキ
サメサゾンパルミテート脂肪乳剤〔対照薬剤:デキサメ
サゾンホスフェート水溶性製剤(汎用ステロイド製剤)
〕を投与し、抗原で免疫した後の抗体産生抑制作用およ
びその持続性を調べたところ、本発明製剤は対照に比し
て有意に強力であった。また、免疫複合体処理活性にお
いても、同様に本発明製剤投与群の方が低く、より抑制
されていた。一方、自己免疫疾患自然発症動物を用いて
治療を行ったところ、本発明製剤投与群の方が延命率が
高く、また、自己抗体の産生も強く抑制されていた。従
って、免疫抑制作用を有するステロイドを含有する脂肪
乳剤は、自己免疫疾患に対する治療剤として有用性の高
いものであることが期待できる。
〔実験例・実施例〕
以下に、本発明からなる脂肪乳剤の実験例、実施例を示
す0本明細書においては、デキサメサゾンパルミテート
を含有する脂肪乳剤が例示され、また実験例における対
照薬剤としてデキサメサゾンホスフェート水溶性製剤(
汎用ステロイド製剤)が用いられ、使用薬剤量の表示は
デキサメサゾン換算されたものである。
実験例1 fil単回投与による抗体産生抑制効果各CDF、マウ
ス、雄性、20〜22gに、デキサメサゾンパルミテー
ト脂肪乳剤もしくはデキサメサゾンホスフェート水溶液
を100mg /kg、 30翔g/kg、10++g
/kgまたは3+*g/kgずつ静脈内へ単回投与し、
その直後、3日後、7日後に各々、各投与群を抗原とし
てヒツジ赤血球(IXIOI′)で免疫し、その5日後
に肺臓での抗体産生細胞数を調べた。その結果は第1図
に示した通りである。
当該結果からも明らかなように、両ステロイド製剤の投
与量に応じて抗体産生が抑制されているが、その割合は
デキサメサゾンパルミテート脂肪乳剤投与群の方が強い
ことがわかる。また、抗体産生抑制作用の持続性におい
ても、デキサメサゾンパルミテート脂肪乳剤の方が長い
ことがわかる。
(2)連続投与による抗体産生抑制効果各CDF、マウ
ス、雄性、20〜22gに、デキサメサゾンパルミテー
ト脂肪乳剤もしくはデキサメサゾンホスフェート水溶液
を10a+g/kg、3mg/に+r、1 mgl k
g 、 0.3 mgl kgまたは0.1 mg /
 kgの割合で1日1回、7日間連続静脈内へ投与し、
7白目の投与直後および7日後に抗原としてヒツジ赤血
球(IXIO”)で免疫し、その5日後に肺臓での抗体
産生細胞数を調べた。その結果は第2図に示されるが、
単回投与による実験例1−1)1の場合と同様に、デキ
サメサゾンパルミテート脂肪乳剤の方がデキサメサゾン
ホスフェート水溶液に比べ、抗体産生抑制作用が強く、
また抗体産生抑制作用の持続性においても優っていた。
実験例2 自己免疫疾患モデルとしてのMRL/1マウス(MRL
/Mp−[pr/j!p)に対する治療実験を以下のよ
うに行った。
MRL/Jマウス(5週令、雄性)にデキサメサゾンパ
ルミテート脂肪乳剤或いはデキサメサゾンホスフェート
水溶液を1日1回、1.5 mg/ kg又は0.15
mg/にぎの割合で静脈内へ投与した。投与回数として
、週1回と週3回の群をもうけた。採血は各マウスに対
して治療開始時(5週令目)、9週令目、188週令目
行い、血清分析時まで一20℃に保存した。治療は40
0日まで及んだが、その間の死亡日等を観察した。
(生存率に対する効果) 自己免疫疾患により屍亡するマウスの経過より平均生存
日数を求め、さらに無治療群と比較(T/C:延命率)
した結果が第1表である。
なお、Tは試験群の平均生存日数であり、Cは無処理群
の生存日数である。
この結果からも明らかなように、デキサメサゾンパルミ
テート脂肪乳剤はデキサメサゾンホスフェート水溶液に
比べ、低投与量においてもより優れた延命効果を示した
(以下余白) 第1表: MRL、/lマウスの生存率に及ぼすステロ
イド製剤の効果 (自己抗体産生抑制効果) MRL/1マウスは経口的に自己抗体が産生され、血中
に増えて来ることが一般に認められており、本実験にお
いては、自己抗原の一つとしての自己DNA (単鎖D
NA)に対する抗体量を測定した。本測定方法は、イズ
イ、ニス、 (Izui、 S、)らの方法〔クリニカ
ル アンド エクスベリメンタル イムノロジー(CI
in、 Exp、 lm5uno1.)、 26゜42
5 (1976))に準じた。その概略は次の通りであ
る。即ち、単鎖子牛胸腺DNAを固相に結合させ、次に
、検体であるMRL#!マウス血清とインキュベーショ
ンし、洗浄後、固相に結合している抗原(DNA)に結
合した抗体量をRIAで測定するものである。その結果
を示したものが第3図である。第3図では、治療開始時
の5週令の血中抗体量を100%として示しており、無
治療群は経口と共に抗体量は増加しているが、治療各群
においては、増加が抑えられている傾向である。デキサ
メサゾンパルミテート脂肪乳剤とデキサメサゾンホスフ
ェート水溶液投与群との比較では、週1回投与群におい
ては有意差は認められないが、週3回投与群では明らか
にデキサメサゾンパルミテート脂肪乳剤の方がDNAに
対する抗体の産生を強く抑制している。このようなデキ
サメサゾンパルミテート脂肪乳剤の自己抗体産生抑制作
用が、先に示した生存率の向上につながる一因であると
推察される。
実施例1 精製大豆油100.0gに精製卵黄リン脂質24.0g
、デキサメサゾンパルミテート20g、オレイン酸ナト
リウム0.5gおよびホスファチジン酸0.5gを加え
、40〜75℃に加温溶解せしめる。これに1000 
mlの蒸留水を加え、マントン−ガラリン型ホモジナイ
ザーを用いて、1段目1001g/aJ、合計圧450
kg/cdの加圧下で10回通過させ乳化する。次いで
、この乳化液に5.0gのグリセリンを加え、20〜4
0℃の注射用蒸留水40(17を加えホモミキサーで粗
乳化する。これを再びマントン−ガラリン型ホモジナイ
ザーを用い、1段目1 ’l Q kg/cd、合計圧
500kg/−の加圧下でlO回通過させ乳化する。こ
れにより均質化された極めて微細な免疫抑制作用を有す
るステロイドを含有する脂肪乳剤が得られた。この乳剤
の平均粒子径は0.2〜0.4μであり、1g以上の粒
子を含有しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は実験例1の薬剤単回投与による抗体産生抑制効
果(1)を示す図であり、第2図は実験例1の薬剤連続
投与による抗体産生抑制効果(2)を示す図であり、第
3図は実験例2の自己抗体産生抑制効果を示す図である

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)免疫抑制作用を有するステロイドを含有する脂肪
    乳剤からなる自己免疫疾患治療剤。
  2. (2)免疫抑制作用を有するステロイドがメチルプレド
    ニゾロン、パラメタリン、フルランドレノロン、フルオ
    シノロンアセトニド、プロピオン酸ベクロメタゾン、ハ
    イドロコーチゾンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、
    プレドニゾロンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、デ
    キサメサゾンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、トリ
    アムシノロンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、パラ
    メタリンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、ベクロメ
    タゾンの炭素数6〜22の脂肪酸エステル、フルオロメ
    ソロンの炭素数6〜22の脂肪酸エステルから選ばれた
    少なくとも一種である特許請求の範囲第(1)項記載の
    自己免疫疾患治療剤。
  3. (3)宿主の免疫調節機構の異常により、自己の体成分
    を抗原として反応する抗体(自己抗体)が産生され、こ
    れにより生体構成成分の構造あるいは機能が障害を受け
    る自己免疫疾患に対する特許請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載の自己免疫疾患治療剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432439B1 (en) * 1997-10-01 2002-08-13 Wakamoto Pharmaceutical Co., Ltd. O/W emulsion composition
KR100369706B1 (ko) * 2000-08-30 2003-01-29 정병현 코르티코스테로이드에 의한 의원성 질병 예방용 복합제제

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US6432439B1 (en) * 1997-10-01 2002-08-13 Wakamoto Pharmaceutical Co., Ltd. O/W emulsion composition
KR100369706B1 (ko) * 2000-08-30 2003-01-29 정병현 코르티코스테로이드에 의한 의원성 질병 예방용 복합제제

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