JPS6222993B2 - - Google Patents

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JPS6222993B2
JPS6222993B2 JP56095419A JP9541981A JPS6222993B2 JP S6222993 B2 JPS6222993 B2 JP S6222993B2 JP 56095419 A JP56095419 A JP 56095419A JP 9541981 A JP9541981 A JP 9541981A JP S6222993 B2 JPS6222993 B2 JP S6222993B2
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JP
Japan
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pyridyl
formula
cyclopropyl
methyl
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JP56095419A
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English (en)
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JPS5726683A (en
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Doria Jianfuederiko
Romeo Shiriako
Ruiiza Koruno Mariia
Rauria Furanchesuko
Suberutsue Pieero
Teibora Maruseriino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUARUMITARIA KARURO ERUBA SpA
Original Assignee
FUARUMITARIA KARURO ERUBA SpA
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Publication date
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Publication of JPS5726683A publication Critical patent/JPS5726683A/ja
Publication of JPS6222993B2 publication Critical patent/JPS6222993B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/22Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring with oxygen or sulfur atoms directly attached in position 4
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/16Otologicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Immunology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、置換2−シクロプロピル−クロモ
ン、その製造法ならびに該クロモンを含有する製
薬学的組成物に関する。 本発明の化合物は次の式()で示される: 〔式中、R1は水素原子又はC1−C6アルキル基であ
り、R2はC1−C4アルキル基又はC3−C4アルケニ
ル基であり、R3はピリジル基又はメチル基によ
つて又は置換されたピリジル基を表わす〕。 本発明の目的物は、製薬学的に認容性の式
()の化合物の塩であり、ならびに全ての考え
られうる異性体及びその混合物でもある。 本発明の化合物は、シス−でもトランス−立体
配置でもよい。α及びβ炭素原子上の2個の水素
原子がシクロプロパン環面に対して同じ側の上に
ある場合、該化合物はシス−立体配置であり、そ
の逆もまた同じである。また、シス−とトランス
−異性体との混合物も、本発明の範囲に属する。
有利に、本発明の化合物は、トランス−立体配置
である。 R3基中の置換基の位置を確認するために付さ
れる番号は、次に示すように常用のものである: アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基及び
アルカノイルオキシ基は、分枝鎖又は直鎖の基で
あつてよい。 R1は、C1−C6アルキル基が有利であり、特に
メチル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチ
ル基及びヘキシル基である。 R4及び/又はR5はC1〜C4アルキル基、特にメ
チル基、エチル基、イソプロピル基及びt−ブチ
ル基である。 R2は有利にC2−C3アルキル基、特にエチル基
及びプロピル基であるか、又はC3アルケニル
基、特にアリル基である。 R3がピリジル基である場合、2−ピリジル基
が有利である。 製薬学的に認容性の塩の例は、無機塩基例えば
水酸化−ナトリウム、−カリウム、−カルシウム及
び−アルミニウムとの塩であつてもよいし、有機
塩基例えばリジン、トリエチルアミン、トリエタ
ノールアミン、ジベンジルアミン、メチルベンジ
ルアミン、ジ−(2−エチル−ヘキシル〕−アミ
ン、ピペリジン、N−エチルピペリジン、N・N
−ジエチルアミノエチルアミン、N−エチルモル
ホリン、β−フエネチルアミン、N−ベンジル−
β−フエネチルアミン、N−ベンジル−N・N−
ジメチルアミン及び他の認容性有機アミンとの
塩、ならびに無機酸、例えば塩化水素酸、臭化水
素酸及び硫酸ならびに有機酸、例えばクエン酸、
酒石酸、マレイン酸、リンゴ酸、フマル酸、メタ
ンスルホン酸及びエタンスルホン酸との塩であつ
てもよい。 有利な塩は、ナトリウム塩及びカリウム塩、な
らびに塩基性エステルの、例えばジエチルアミノ
エチルエステル及びジメチルアミノエチルエステ
ルのナトリウム塩、カリウム塩、並びに塩酸塩で
ある。 特にすぐれた本発明の化合物は、式()の化
合物〔この場合R1は(a)水素原子、(b)C1−C6−ア
ルキル基であり、R2はC1〜C4アルキル基、特に
エチル基又はプロピル基であるか、もしくはC3
−アルケニル基、特にアリル基であり、R3は2
−ピリジル基であるか、もしくはメチル基によつ
て置換された2−ピリジル基である〕ならびにそ
の製薬学的に認容性の塩である。 本発明のすぐれた化合物において、−COOR1
は有利に遊離の又は塩にされたカルボキシ基であ
る。 特にすぐれた本発明の化合物の例は次のもので
ある: トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2
−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル−)−シクロ
プロピル〕−クロモン; トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン; トランス−6−カルボキシ−3−アリロキシ−
2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン; 〓〓〓〓〓
トランス−6−カルボキシ−2−エトキシ−2
−〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
ロピル〕−クロモン; トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2
−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−クロ
モン; トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−ク
ロモン; トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン; ならびに製薬学的に認容性のこれらの塩、特に塩
基性エステル(例えば2−ジエチルアミノエタノ
ール及び2−ジメチルアミノエタノールを有する
該エステル)ならびにそのC1〜C6アルキルエス
テル、特にメチルエステル、エチルエステル、イ
ソプロピルエステル、t−ブチルエステル及びヘ
キシエステルのナトリウム塩又は塩酸塩。 本発明の化合物は、次の方法によつて製造され
る: 式(): 〔式中、R1、R2及びR3は前記のものを表わす〕の
化合物又はその塩をシクロプロパン化し、必要に
応じて、式()の化合物を公知方法によつて式
()のCOOR1がエステル化されたカルボキシ基
である化合物を相応する遊離カルボキシ酸に変
じ、かつ/又は必要に応じて、式()の化合物
を製薬学的に認容性の塩に変換し、かつ/又は必
要に応じて、塩を遊離化合物に変換しかつ/又は
必要に応じて、異性体混合物を分離して各異性体
にする。 式()の化合物のシクロプロパン化は、有利
に、式()の化合物をジメチルスルホキソニウ
ムメチリド(例えばJ.Chem.Soc.、1967年、第
2495頁に記載されている方法よつて製造)と反応
させ、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ジオキサン及びこれらの混合物から
成る群から選択された不活性有機溶剤中で、有利
に約0℃〜約50℃の範囲内の温度で処理すること
によつて実施することができる。 式()の化合物は上記のように、公知方法に
よつて、式()の他の化合物に変換することが
でき;例えば、式()の化合物(ここで、−
COOR1基はエステル化されたカルボキシ基であ
る)は、加水分解例えば水又は低級脂肪族アルコ
ールのような溶剤中の例えば水酸化ナトリウム又
は水酸化カリウムを使用し、室温約150℃の範囲
内の温度で処理する塩基性加水分解 によつて式
()の化合物(この場合、−COOR1基はカルボ
キシ基である)に変換することができ、同じ反応
は、例えば50℃より高い温度で、ジメチルホルム
アミド中の臭化リチウムを用いる処理によつて実
施するともできる。 特に、式()の化合物(この場合−COOR1
基はt−ブトキシカルボニル基である)は、例え
ば溶剤の不在下に、もしくは例えばベンゼン、ト
ルエン、ジオキサンからなる群から選択された不
活性有機溶剤の存在下に、約0℃〜約50℃の範囲
内の温度で、トリフルオル酢酸を用いる処理によ
つて、式()の化合物(この場合、−COOR1
はカルボキシ基である)に変換することができる
か、もしくは例えば“ジヤーナル・オブ・ゼ・ア
メリカン・ケミカル・ソサイエテイー(J.Am.
Chem.Soc.)”第99巻、第968頁、1977年に記載さ
れている方法によつて不活性有機溶剤、有利にテ
トラクロルメタン中のトリメチルシリルヨーダイ
ドを用いる処理によつて変換することもできる。 式()の化合物(この場合、−COOR1基はカ
ルボキシ基である)は、常法によつて、例えば酸
のアルカリ塩を適当なアルキルハロゲン化物と、
例えばアセトン、ジオキサン、ジメチルホルムア
ミド、ヘキサメチルホスホストリアミドのような
不活性溶剤中で約0℃〜約100℃の範囲内の温度
で反応させることによつて、式()の化合物
〔この場合、−COOR1基はエステル化されたカル
ボキシ基、例えばカルボアルコキシ基である〕に
変換することができる。 また、式()の化合物のエステル化は、(a)例
えば溶剤の不在下もしくは例えばベンゼン、トル
エン、キシレン、ジオキサン、ジクロルエタン、
塩化メチレン、テトラヒドロフランのような不活
性有機溶剤中で有利に約0℃〜約120℃の範囲内
〓〓〓〓〓
の温度で、所望の酸ハロゲン化物、例えば塩化オ
キサリル、塩化チオニル、PCl3、PCl5又はPOCl3
と反応させることによつて、式()の化合物
(この場合、−COOR1基はカルボキシ基である)
を相応するハロカルボニル、有利にクロルカルボ
ニル誘導体に変じ;次に(b)得られるハロカルボニ
ル誘導体を適当な式R1−OHのアルコール(この
場合、R1は前記のものを表わす)と、例えばベ
ンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、ジク
ロルエタン、塩化メチレン、テトロヒドロフラン
のような不活性溶剤中で、約0℃〜約120℃の範
囲内の温度で、有利に例えばトリエチルアミン又
はジエチルアミンのような塩基の存在下に反応さ
せて実施することができる。 また式()の化合物の場合による造塩ならび
に塩の遊離化合物への変換及び異性体混合物の各
異性体への分離は、常法によつて実施することが
できる。 例えば、場合による対掌体の各対掌体への分離
は、場合により活性塩基を用いる造塩及び引続く
分別結晶によつて実施することができる。すなわ
ち、シス−及びトランス−幾何学的異性体混合物
の分離は、例えば分別結晶によつて実施すること
ができる。 式()の化合物は、例えばベルギー特許明細
書第855657号に相応する西ドイツ国特許出願公開
第P2725932号明細書に記載された方法によつて
製造することができる。 本発明の化合物は抗アレルギー作用を有するこ
とが認められ、したがつてアレルギー源の全ての
疾病、例えば気管支喘息、アレルギー性鼻炎、枯
草熱、蕁麻疹及び皮膚病の予防及び治療に有効で
ある。 本発明の化合物の抗アレルギー作用は、例えば
該化合物がグース(Goose)J.及びブレア
(Blair)A.M.J.N.(Immunology、第16巻、第749
頁、1969年)によるネズミの受動皮膚過敏性現象
(PCA)試験において有効である事実によつて明
らかである。 本発明の化合物の重要な特性は、該化合物が経
口投与の場合にも抗アレルギー作用の高い平均を
示すことである。 次表は、ネズミのPCA試験における公知の抗
アレルギー性医薬ジナトリウムクロモグリケート
(DSCG)と比較してトランス−6−カルボキシ
−3−エトキシ−2−〔2−6′−メチル−2′−ピ
リジル)−2−シクロプロピル〕−クロモン
(FCE20212)、トランス6−カルボキシ−3−ア
リロキシ−2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジ
ル)−シクロプロピル〕−クロモン
(FCE20623)、トランス6−カルボキシ−3−エ
トキシ−2−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロ
ピル〕−クロモン(FCE20065)、トランス6−カ
ルボキシ−3−プロポキシ−2−〔2−(5′−メチ
ル−2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−クロモン
(FCE20465)、トランス6−カルボキシ−3−プ
ロポキシ−2−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプ
ロピル〕−クロモン(FCE20394)を経口投与し
た後に得られる作用値を示す。 作用データは、感作に使用される血清の活量を
半分まで減少させることのできる活性化合物の適
用量として定義される記号KBで表わされる: KB=B/DR−1 式中、 B=mg/Kgで表わされる拮抗作用化合物の適用
量; DR=適用量比率:拮抗物質を用いる血清の適用
量効果対数関数と拮抗物質を用いない該関数と
の差の逆対数(J.H.Gaddum他、Exp.Physiol.
、1955年、第40巻、第49頁参照)。 ここで、KBはこの値は独立して薬剤適用量及
び感作に使用されるレアギン濃度の双方に無関係
であるので、KBが採用された。 KB値が低ければ低いほど、抗アレルギー作用
は一層高い。
【表】 〓〓〓〓〓
抗アレルギー作用は、モタ(Mota)I、“イミ
ユノロジー(Immunology)”、第7巻、第681
頁、1964年の方法に従い、ネズミにおいて増大さ
れる同種細胞親和性抗体を使用して、グース
(Goose)J.及びブレア(Blair)A.M.J.N(上記
引用文中)によるlgE−間接PCAの抑制によつて
測定した。 試験化合物を、抗原適用15分前に経口(p.o.)
投与し:少なくとも6匹のネズミを各投与量に対
して使用した。 経口投与後7日間に示された急性毒性は、本発
明の化合物を評価するものであつた。例えば、ト
ランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−〔2
−(6′−メチル−2′−ピリジル)シクロプロピ
ル〕−クロモンは、ネズミにおいてLD50>400
mg/Kgを示した。 更に、本発明の化合物は、タカギ(Takagi)
K.及びオカベ(Okabe)S.によつて記載された方
法(Jap.J.of Pharmac.、1968年、第19巻:第9
号)の変形により25℃で40分間水浴中に拘束した
ネズミのストレス誘発潰瘍の抑制に作用すること
が判明した事実によつて証明されるような抗潰瘍
作用を有する。 また、本発明の化合物は、それがカンツエツト
(Kanzett)及びレスラー(R′ossler)(Arch.
Exp.Path.Pharmakol.、第71巻、第195頁1940
年)の方法によりモルモツトのヒスタミンによつ
て誘発される気管支痙攣の抑制に作用することが
半明した事実によつて示されるように気管支拡張
作用も認められる。 本発明の化合物は、常法で、例えば経口的及び
非経口的に有利に0.5〜15mg/Kgの1日量で服用
することができるか、又は吸入によつて有利に一
日量0.5〜100mg、有利に0.5〜25mgの1日量で投
与することができるか、又は局所応用によつて、
例えばクリーム100mgあたり有効成分約0.5〜5
mg、有利に1〜2mgを有するクリーム剤で適用す
ることができる。 勿論、製薬学的に認容性のキヤリヤー又は希釈
剤と組合わせた本発明の化合物を有する製薬学的
組成物の性質は、所望される適用方法に依存す
る。 該組成物は、常法で、普通の成分を用いて製造
することができる。例えば、本発明の化合物は水
性又は油性溶液又は懸濁液、エーロゾル、ならび
に粉末、錠剤、丸剤、ゼラチンカプセル、シロツ
プ、点滴剤、坐薬又はクリーム、もしくは局所用
ローシヨンの形で適用することができる。 従つて、経口投与するための本発明の化合物を
有する製薬学的組成物は、有利に、作用物質が希
釈剤例えば乳糖、デキストロース、白糖、マンニ
トール、ソルビトール、セルロース;潤滑剤、例
えばシリカ、タルク、ステアリン酸、ステアリン
酸マグネシウム又はステアリン酸カルシウム、及
び/又はポリエチレングリコールと一諸に含有す
る錠剤、丸剤又はゼラチンカプセルであるか又
は、該組成物は結合剤例えば澱粉、ゼラチン、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
アラビアゴム、トラガカント、ポリビニルピロリ
ドン、崩壊剤例えば澱粉、アルギン酸、アルギン
酸塩、グリコール酸ナトリウム澱粉;沸騰性混合
物;色素;甘味料、湿潤剤例えばレシチン、ポリ
ソルベート、ラウリルスルフエート及び一般に製
薬学的配合に使用される無害でかつ製薬学的処方
に使用される不活性の物質と共にを含有していて
よい。該製剤は、公知方法で、例えば混合、造
粒、打錠、砂糖コーテイング、又は膜コーテイン
グによつて製造することができる。 アレルギー性喘息の治療のために、本発明の化
合物は吸入により適用される。このような用法の
ために、適当な組成物を、有利に常用の噴霧器に
よつて投与される水中のナトリウム塩のような塩
の形の有効成分の懸濁液又は溶液よりなつていて
よい。また、該組成物は、加圧容器、例えばエア
ゾールデイスペンサーから適用されるジクロルジ
フルオルメタン又はジクロルテトラフルオルエタ
ンのような普通の液体噴射薬中の有効成分の懸濁
液又は溶液よりなつていてもよい。薬物が噴射薬
に溶解不能である場合には、エタノール、ジプロ
ピレングリコール、イソプロピルミリステートの
ような補助溶剤ならびに/もしくは薬物を噴射薬
媒体に懸濁させるために界面活性剤の組成物への
添加が必要であつてもよく、このような界面活性
剤は、該目的のために普通に使用されるも例えば
非イオン界面活性剤、例えばレシチンであつても
よい。本発明の化合物は、適当な空気吸入器によ
つて粉末の形で投与することもでき、この場合有
効成分の微細粒子状粉末は、乳糖のような希釈物
〓〓〓〓〓
質と混合することができる。 更に、本発明の化合物は、常法で皮内又は静脈
内注射によつて投与することもできる。 この内用に加えて、本発明の化合物は、局所適
用の組成物、例えば皮膚化学的治療に使用される
クリーム、ローシヨン又はペーストとして使用す
ることができる。この組成物に対して、有効成分
は常用の油性又は乳化賦形剤と混合することがで
きる。 本発明を次の実施例によつて詳説するが、この
実施例は本発明を限定するものではない。 例 1 トリメチル−スルホキソニウムヨーダイド
(3.46g)をジメチルホルムアミド(50ml)中の
50%水素化ナトリウム(0.76g)と、撹拌下で室
温で2時間反応させた。ジメチルホルムアミド
(50ml)中のトランス−6−カルボメトキシ−3
−エトキシ−2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジ
ル)−エチル〕−クロモン(3.8g)の溶液を加え
た。該混合物を撹拌下で室温で6時間反応させ、
次にこれを氷水で希釈した。沈殿を酢酸エチルで
抽出し:溶液を真空中で蒸発乾固させた。こうし
て得たトランス−6−カルボメトキシ−3−エト
キシ−2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−
シクロプロピル〕−クロモン(融点94〜97℃、3.9
g)を95%エタノール溶液中の1%KOH(67.6
ml)と還流温度で10分間反応させた。冷却後に、
該反応混合物を氷水で希釈し、NaHPO4で中和
し、沈殿物を過し、中性になるまで水で洗浄し
た。酢酸エチルから晶出させるトランス−6−カ
ルボキシ−3−エトキシ−2−〔2−(6′−メチル
−2′ピリジル)−シクロプロピル〕−クロモン
(1.4g)が得られた。融点229〜230℃。 NMR(CF3COOD)δp.p.m.1.52(t)(3H、
−OCH2 CH 、2.42〜2.66(m)(2H、
【式】)、2.93(s)(3H、−CH3)、3.44 (m)(2H、
【式】)、4.4(q)(2H、− OCH 2CH3)、7.7〜7.95(m)(3H、ピリジルプ
ロトン)8.52(d)(1H、C−8プロトン)、8.7
(dd)(1H、C−7プロトン)、9.43(d)(1H、C−
5プロトン)。 同様にして次の化合物が製造された: トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン(融点199〜200℃); トランス−6−カルボキシ−3−アリロキシ−
2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン(融点180〜181℃); トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2
−〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
ロピル〕−クロモン(融点207〜208℃); トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2
−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−クロ
モン(融点248〜250℃); トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロ
プロピル〕−クロモン(融点201〜202℃) N.M.R.(DMSO−d6)δ:0.86(t)(−
OCH2CH2CH )1.60(m)(−OCH2 CH
CH3)、1.88(m)
【式】2.30(s) (−CH3)、2.95(m)
【式】4.00 (m)(OCH 2CH2CH3)、7.41(d)(C−3ピリジル
プロトン)、7.61(d・d)(C−4ピリジルプロ
トン)、7.33(d)(C−8クロモニルプロトン)、
8.30(d、d)(C−7クロモニルプロトン)、
8.42(d)(C−6ピリジルプロトン)、8.66(d)(C
−5クロモニルプロトン); トランス−6−カルボキシ−3−プロポキシ−
2−〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−ク
ロモン(融点200〜210℃)。 トランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプロ
ピル〕−クロモン(1.75g)を化学量論的量の2N
NaOH中に溶かす。次いで、この溶液を真空中で
濃縮し、アセトンで希釈した。沈殿を濾過し、ア
セトンで洗浄すると、トランス6−カルボキシ−
3−エトキシ−2−〔2−(6′−メチル−2′−ピリ
ジル)−シクロプロピル〕−クロモン・ナトリウム
塩(融点>300℃)が得られた。 例 2 〓〓〓〓〓
有効物質50mgを含有し、それぞれ重量150mgで
ある錠剤を次のように製造する:組成 (錠剤10000固に対して) トランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプロ
ピル〕−クロモン 500 g 乳 糖 710 g トウモロコシ澱粉 237.5g タルク粉末 37.5g ステアリン酸マグネシウム 15 g トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2
−〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
ロピル〕−クロモン、乳糖及び半分量のトウモロ
コシ澱粉を混合する;次に、該混合物を0.5mm目
の篩に通す。トウモロコシ澱粉(18g)を熱水
(180ml)中に懸濁させる。得られるペーストを使
用して粉末を顆粒状にする。該顆粒を乾燥させ、
篩で細分し、次に残量の澱粉、タルク及びステア
リン酸マグネシウムを加え、注意深く混合し、直
径8mmの打錠剤を使用して錠剤に加工する。 例 3エアゾール処方 トランス−6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプロ
ピル〕−クロモン 2 % エタノール 10 % レシチン 0.2% ジクロジフルオルメタンとジクロルテトラフルオ
ルエタンとの混合物(70:30混合物) 100%まで 〓〓〓〓〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式(): 〔式中、R1は水素原子であるか又はC1−C6アルキ
    ル基であり、R2はC1−C4アルキル基又はC3−C4
    アルケニル基であり、R3はピリジル基又はメチ
    ル基によつて置換されたピリジル基を表わす〕の
    化合物ならびに製薬学的に認容性のその塩。 2 次の群: トランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
    〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプロ
    ピル〕−クロモン、 トランス6−カルボキシ−3−プロポキシ−2
    −〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
    ロピル〕−クロモン、 トランス6−カルボキシ−3−アリロキシ−2
    −〔2−(6′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
    ロピル〕−クロモン、 〓〓〓〓〓
    トランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
    〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプロ
    ピル〕−クロモン、 トランス6−カルボキシ−3−エトキシ−2−
    〔2−(2′−ピリジル)−シクロプロピル〕−クロモ
    ン、 トランス6−カルボキシ−3−プロポキシ−2
    −〔2−(2−ピリジル)−シクロプロピル〕−クロ
    モン、 トランス6−カルボキシ−3−プロポキシ−2
    −〔2−(5′−メチル−2′−ピリジル)−シクロプ
    ロピル〕−クロモン、 ならびに製薬学的に認容性のこれらの塩及びC1
    −C6アルキルエステルから選択した特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 3 塩がナトリウム塩である、特許請求の範囲第
    2項記載の化合物の塩。 4 塩はその塩基性エステルの塩酸塩である、特
    許請求の範囲第2項記載の化合物の塩。 5 塩基性エステルは2−ジエチルアミノエタノ
    ール又は2−ジメチルアミノエタノールエステル
    である、特許請求の範囲第4項記載の化合物。 6 C1−C6アルキル基はメチル基、エチル基、
    イソプロピル基、t−ブチル基又はヘキシル基で
    ある、特許請求の範囲第2項項記載の化合物の
    C1−C6アルキルエステル。 7 式(): 〔式中、R1は水素原子又はC1−C6アルキル基であ
    り、R2はC1−C4アルキル基又はC3−C4アルケニ
    ル基であり、R3はピリジル基であるか又はメチ
    ル基によつて置換されたピリジル基を表わす〕の
    置換2−シクロプロピル−クロモンならびに製薬
    学的に認容性のその塩を製造するに当り、式
    (): 〔式中、R1、R2及びR3は前記のものを表わす〕の
    化合物又はその塩をシクロプロパン化し、必要に
    応じて、式()の化合物を製薬学的に認容性の
    塩に変換することを特徴とする、置換2−シクロ
    プロピル−クロモンならびに製薬学的に認容性の
    その塩の製造法。 8 式(): 〔式中、R2はC1−C4アルキル基又はC3−C4アルケ
    ニル基であり、R3はピリジル基であるか又はメ
    チル基によつて置換されたピリジル基を表わす〕
    の置換2−シクロプロピル−クロモンならびに製
    薬学的に認容性のその塩を製造するに当り、式
    (): 〔式中、R1はC1−C6アルキル基を表わし、R2及び
    R3は前記のものを表わす〕の化合物又はその塩
    をシクロプロパン化し、引続き公知方法で加水分
    解し、必要に応じて、式()の化合物を製薬学
    的に認容性の塩に変換することを特徴とする、置
    換2−シクロプロピル−クロモンならびに製薬学
    的に認容性のその塩の製造法。 9 式(): 〔式中、R1は水素原子であるか又はC1−C6アルキ
    ル基であり、R2はC1−C4アルキル基又はC3−C4
    アルケニル基であり;R3はピリジル基又はメチ
    ル基によつて置換されたピリジル基を表わす〕の
    置換2−シクロプロピル−クロモンならびに製薬
    学的に認容性のその塩及び製薬学的に認容性の担
    持剤及び/又は希釈剤を含有することを特徴とす
    る、抗アレルギー剤。 〓〓〓〓〓
JP9541981A 1977-08-02 1981-06-22 Substituted 2-cyclopropyl-chromone, manufacture and antiallergic pharmaceutical composition Granted JPS5726683A (en)

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