JPS62229077A - プリント配線板の検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、プリント配線板の導通検査等を行うアダプタ
ーを組立てる際に、プローブピンを立てるピン立て装置
に関する。

（従来の技術） 従来から、プリント配線板１の導通検査は、第６図に示
すように、プローブピン２の挿入されたピン挿入式アダ
プター３を装着したベアボードテスター４を用いて行わ
れている。

このピン挿入式アダプター３は、通常２枚のオフグリッ
ド穴明加工されたアクリル板等の透明板５ａ、５ｂとオ
ングリッド穴明加工されたオングリッド格子６とをそれ
ぞれスペーサー７８を介して重ね合せ、組立てねじ８で
固定した後、この透明板５ａ、５ｂの所定のオフグリッ
ド穴位置にプローブピン２を挿入してその後端部をオン
グリッド格子６に落し込んで組立てられている。

しかしながら、このピン立での作業は従来人手により行
われているため、２枚の透明板５ａ、５ｂのオフグリッ
ド穴位置にプローブピン２を１本ずつ挿入するのに平均
２５分間、またオングリッド格子６にプローブピン２の
後端部を確実に落し込むのに平均７分間、その他組立て
時間を含めて１セツトを完成させるのに２名で平均４５
分間かかり、非常に能率が悪いという難点があった。ま
た検査終了後、アダプター３を分解したときプローブピ
ン２がばらばらになるため、次回の検査にはプローブピ
ン２を揃え直す必要があり、この準備にも時間がかると
いう問題があった。

（発明が解決しようとする問題点） このように従来の導通検査アダプターのピン立て装置に
おいては、オフグリッド穴明加工された透明板５ａ、５
ｂの穴へ１本ずつ手作業でプローブピン２を挿通させて
いるため、作業能率が悪いばかりでなく、次の検査のた
めの準備にも時間がかかるという問題がありその改善が
望まれていた。

本発明はこのような問題を解決ずべくなされたもので、
プリント配線板の導通検査をするためのアダプターに能
率よくプローブピンを立て、これを組み立てるピン立て
装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明のプリント配線板の検査装置は、オフグリッド穴
明加工されたプローブピン保持板を前記オフグリッド穴
を上に向けて固定する保持台と、この保持台上に配置さ
れピンヘッドを上にして多数本のプローブピンを収納し
かつ前面のプローブピンのみを落下可能な状態で保持す
るストッカーと、このストッカーを前記保持台上のプロ
ーブピン保持板に沿って前後に相対移動させる駆動装置
と、前記ストッカー内のプローブピンに振動を与える加
振装置とを代えたことを特徴とする。

（作用） 本発明の装置においては、スト・ツカ−に収納された多
数のプローブピンが加振装置により整列され、次いでス
トッカーと保持台の相対移動につれてプローブピンがプ
ローブピン保持板のオフグリッド穴の位置にきたとき、
力旧辰装置および必要に応じて設Ｃプられる揺動装置に
より保持板のオフグリッド穴内に順次落し込まれてピン
立てが行われる。

（実施例） 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。

この実施例のピン立て装置は、第１図に示すように、プ
ローブピン保持板１０をやや前方に傾斜させて保持する
保持台１１と、多数本のプローブピン１２を直立させて
収納するストッカー１３と、このストッカー１３を保持
台１１上のプローブピン保持板１０に沿って前後に移動
させるストッカー移動装置１４と、ストッカー１３内の
プローブピン１２に前後芳香および上下方向に振動を与
える揺動装置１５と、保持台１１の底板に固定された加
振装置１６とからその主体部分が構成されている。

プローブピン保持板１０は２枚の透明アクリル板１０ａ
、１０ｂからなり、それぞれ所定の対応する位置にオフ
グリッド穴明加工され、かつその周辺部には取付用の穴
が穿設されている。

保持台１１にはこの取付用の孔に対応する位置に取付ガ
イドピン１７が突設され、プローブピン保持板１０はこ
の取付ガイドピン１７に取付用の穴を嵌め込んで保持台
１１に固定される。

ストッカー１３は幅方向に複数に区画され、かつその底
板はプローブピンの前面１列分だけ後退して設けられ、
プローブピン１２はこの部分から下へ向けて送り出せる
ようになっている。さらにストッカー１３の前面を横切
って揺動装置１５を構成する角棒状のフィーダ１８が配
設され、このフィーダ１８はその端部に設けた偏心プー
リー１９の回転により矢印Ｃ方向に回転しながらプロー
ブピン１２を前後方向および上下方向に揺動するように
なっている。

ストッカー移動装置１４はストッカー１３の両側に平行
に配置された案内レール２０と、ストッカー１３を支持
しこの案内レール２０上を走行する案内車２１と、この
案内車２１を案内レール２Ｏ上で前後に移動させる図示
を省略した駆動装置とから構成されている。

この実施例の装置は次のようにして使用される。

まずストッカー１３の各区画内に、それぞれ１００〜３
００本のプローブピン１２をピンヘッドを上にして手で
大雑把に入れる。次いで、これらのプローブピン１２の
後方にそれぞれ重し２１を配置し、この小し２１でプロ
ーブピン１２をストッカー１３の前部の整列板２２に押
しつけつつ加振装置１６でストッカー１３全体を微振動
させ各区画内に収納されたプローブピン１２を整列さけ
る。

次に保持台１１の上部の取付ガイドピン１７にオフグリ
ッド穴明加工が施された２枚の透明アクリル板１０ａ、
１０ｂの取付用穴を嵌め込み、案内レール２０に沿って
ス１〜ツカ−１３を矢印六方向にいっばいまで引き戻す
。次いで駆動装置を駆動させてストッカー１３を案内レ
ール２０に沿って矢印Ｂ方向にゆっくりと（３０〜４０
ｍｍ／分）後退させながら、偏心プーリー１９を駆動装
置により低速で回転させ、フィーダ１８により各区画内
に整列されたプローブピン１２に前後および上下の振動
を与えて前列から順にフィーダ１８およびその下方の整
列板２２を越えてプローブピン保持板１０上へ落下させ
、そのオフグリッド穴に順次挿通させる。尚、このとき
、プローブピン１２の段付部１２ａがオフグリッド穴の
周辺部にひっかかり円滑に挿通されさないことがあるの
で、これを防ぐため第２図に示すように、プローブピン
１２の段付部１２ａが穴周辺に達する前に、プローブピ
ン保持板１０の下方に配置されたクッションボード２３
にプローブピン１２の先端部１２ｂを当てて落下を止め
、プローブピン１２が穴に対して完全に平行になるまで
数分間微振動を加えた後、段付部１２ａを含めたプロー
ブピン１２全体をプローブピン保持板１０のオフグリッ
ド穴に挿通させるようにする。

このようにしてプローブピン１２をプローブピン保持板
１０のオフグリッド穴に落下させつつストッカー１３が
後退限界まで移動しところで、保持台１１からプローブ
ピン保持板１０をプローブピン１２が挿通されたままの
状態で取り外す。この後、第３図に示すように、２枚の
透明アクリル板１０ａ、’ＩＯｂ間を広げてその間にス
ペーサー２４ａを挟み、さらにこれらの下にスペーサー
２４ｂを介してオングリッド格子２５を置き、これらを
組立てねじ２６でねじ止めしてアダプター２７を組み立
てる。

このアダプター２７を再度保持台１１上に取付けた後、
加振装置１６により上下方向の微振動を加えることによ
り、プローブピン１２の下端部をオングリッド格子２５
の穴に落し込む。

こうしてプローブピン１２の立てられたアダプター２７
をライトテーブル上に移し、プローブピン１２の挿入も
れの有無を調べる。挿入もれがなければ、このアダプタ
ー２７はベアボードテスターに取り付けられ、プリント
配線板のプログラミングおにび電気検査に供ビられる。

尚、本発明においては、２枚の透明アクリル板１０ａ、
１０ｂのうち、ストッカー側の１枚１０ａに、第４図に
示すようなサラモミ加工を施したものを使用ずれば、プ
ローブピン１２が挿入し易くなり、挿入もれが少なくな
って組立てられアダプター２４の信頼性が向上するとと
もにプローブピン挿入もれチェックの時間も短縮するこ
とができる。

このザラモミ加工は、第５図に示すような刃先部２８ａ
とザラモミ部２８ｂとを有する専用ドリルを使用すれば
１回の加工で２枚の透明アクリル板に透明加工とサラモ
ミ加工とを両方施すことができる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明のピン立て装置によれば、従
来は２５分間かかつていたプローブピン保持板へのプロ
ーブピンの挿通作業を準備作業も含めて１０分程度の時
間で行うことができる。

また、プローブピンの挿通作業を行っている途中でも、
装置を停止することなく随時ストッカー内にプローブピ
ンを補充することができるので、次のアダプター組立て
のための準備作業に要する時間を大幅に短縮することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図および
第３図はその使用状態を説明する、第４図はサラモミ加
工された透明アクリル板の断面図、第５図はサラモミ加
工を施すのに使用する専用ドリルの正面図、第６図はア
ダプターをベアボードテスターに装置した状態を示す斜
視図である。 １０・・・・・・・・・プローブピン保持板１１・・・
・・・・・・保持台 １２・・・・・・・・・プローブピン １３・・・・・・・・・ストッカー １４・・・・・・・・・ストッカー移動装置１５・・・
・・・・・・揺動装置 １６・・・・・・・・・加振装置 １７・・・・・・・・・取付ガイドピン１８・・・・・
・・・・角棒状のフィーダ１９・・・・・・・・・偏心
プーリー ２５・・・・・・・・・オングリッド格子２７・・・・
・・・・・アダプター 第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）オフグリッド穴明加工されたプローブピン保持板
   を前記オフグリッド穴を上に向けて固定する保持台と、
   この保持台上に配置されピンヘッドを上にして多数本の
   プローブピンを直立収納し、かつ前面のプローブピンの
   みを落下可能な状態で保持するストッカーと、このスト
   ッカーを前記保持台上のプローブピン保持板に沿つて前
   後に相対移動させる駆動装置と、前記ストッカー内のプ
   ローブピンに振動を与える加振装置とを備えたことを特
   徴とするプリント配線板の検査装置。
2. （２）ストッカーは幅方向に複数の区画に仕切られてい
   る特許請求の範囲第１項記載のプリント配線板の検査装
   置。
3. （３）プローブピン保持板はオフグリッド穴明加工され
   た２枚の透明板からなる特許請求の範囲第１項記載のプ
   リント配線板の検査装置。