JPS622285Y2 - - Google Patents

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JPS622285Y2
JPS622285Y2 JP1981178691U JP17869181U JPS622285Y2 JP S622285 Y2 JPS622285 Y2 JP S622285Y2 JP 1981178691 U JP1981178691 U JP 1981178691U JP 17869181 U JP17869181 U JP 17869181U JP S622285 Y2 JPS622285 Y2 JP S622285Y2
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JP
Japan
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fuel
coil
solenoid valve
insulating tape
yoke
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JP1981178691U
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English (en)
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JPS5884355U (ja
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Landscapes

  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の気化器等に用いられる燃料浸
漬形電磁弁の改良に関するものである。
例えば特開昭56−23547号公報にあるように気
化器の燃料室内に電弁を垂直に装着して抵速系統
の吸入空気量および主燃料系統の供給燃料量を制
御する閉ループ式気化器が用いられるようになつ
た。この場合の電磁弁は燃料室に装着するため
に、細長い形で小形であることが要求されるが、
このようにすると電磁弁の放熱部材であるヨーク
の放熱面積が小さくなつてコイルの温度を上昇さ
せる。この温度上昇を抑制するために燃料浸漬を
行うが、浸漬できるのはコイル長の約半分程度で
あり、十分な冷却効果を得ることができなかつ
た。
本考案は従来技術の問題点を解消し、小形で冷
却効果の大きい燃料浸漬形電磁弁を提供すること
を目的とし、その特徴とするところは、コイルの
外径とヨークの内径との間に0.5mm以下のクリア
ランスを設けて構成したことにある。
第1図は本考案の一実施例である燃料浸漬形電
磁弁の装着状態を示す断面図で、気化器の要部断
面図ともなつている。1はチヨーク弁を設けてあ
る吸気筒A,2は燃料室3を有する吸気筒B、4
は燃料を油面5の高さに制御するフロート、6は
燃料浸漬形電磁弁である。燃料浸漬形電磁弁6は
可動鉄心であるプランジヤ7が中心にあり、連結
棒を介してバルブ10bを形成し、上部は空気吸
入用バルブ10aを形成している。このバルブ1
0aはエアブリード孔に対向し、上記バルブ10
bは燃料供給オリフイスに対向し、燃料室3に収
容されている戻しばね9で常に上昇力を与えられ
ている。
プランジヤ7の連結棒は、固定鉄心であるコア
8に包囲され、その外側にはボビン11に巻回し
たコイル12が絶縁テープ13に被覆されて収容
され、その外側は円筒状のヨーク14で包囲して
燃料室3中に浸漬している。また、ヨーク14の
下部には燃料の導入孔16a,16bが設けら
れ、燃料がボビン11内に浸入できるようになつ
ている。なお、ボビン11の上部はボデイ15お
よびヨーク14の上部と一体となつて燃料浸漬形
電磁弁6を形成している。
このように構成された燃料浸漬形電磁弁6の動
作の概容を次に説明する。コイル12に電流を流
すと固定鉄心であるコア8にプランジヤ7が吸引
され、下端のオリフイスをバルブ10bが封止し
て燃料供給を停止する。一方、上部のバルブ10
aはエアブリード孔から離れて空気を吸入し低速
燃料系に空気を補給する。このような通電時はコ
イル12の温度が上昇するのでその周囲の燃料が
加熱され、破線で示すごとく毛細管現象によつて
油面5上に僅かに上昇する。
本考案においては絶縁テープ13の外周とヨー
ク14の内面との間に0.5mm以下のクリアランス
Gを設け、ボビン11のコイル巻幅lと絶縁テー
プ13の両端との間には隙間δを形成しているの
で、クリアランスGより毛細管現象によつて上昇
した燃料が隙間δからコイル12内に燃料が流入
する。なお、上記導入孔16a,16bより入つ
てコイル12内を上昇する燃料はコイル線間の隙
間が狭いのに妨げられて上昇することは少く、
0.5mm以下の間隙(クリアランス)Gを上昇する
量が多くなり、導入孔16a,16bは実際は燃
料の流出孔となつている。
第2図はクリアランスGと燃料上昇量との関係
を示す線図で、0.5mmのクリアランスでは20mmの
上昇を示し、これ以下のクリアランスGでは燃料
の上昇率が急激に増加する。このようにして上昇
した燃料はコイル12の上端から隙間δを介して
コイル12内に入り下降する。即ち、油面5より
上部のコイル12も燃料によつて冷却することが
可能となる。
本実施例の燃料浸漬形電磁弁は、ヨークとコイ
ルを巻回包囲した絶縁テープとの間に0.5mm以下
の間隙を形成し、これを介して毛細管現象により
燃料を上昇させてコイル内を下降させることによ
つて、コイルを能率良く冷却して電磁弁の効率を
増加させることができるという効果が得られる。
本考案の燃料浸漬形電磁弁は、油面上のコイル
線を自動的に燃料で冷却することができるので、
コイル温度を抑制して小形で高能率であるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である燃料浸漬形電
磁弁の装着状態を示す断面図、第2図は第1図の
電磁弁のクリアランスGと燃料上昇量との関係を
示す線図である。 1……吸気筒A、2……吸気筒B、3……燃料
室、4……フロート、5……油面、6……燃料浸
漬形電磁弁、7……プランジヤ、8……コア、9
……戻しばね、10……バルブ、11……ボビ
ン、12……コイル、13……絶縁テープ、14
……ヨーク、15……ボデイ、16……導入孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 気化器の燃料室内に垂直に設置してコイルの上
    部を油面上に露出させ、上記コイルの外側を筒状
    のヨークで包囲した燃料浸漬形電磁弁において、
    上記コイルの外周に巻かれた絶縁テープと上記ヨ
    ークの内周との間に毛細管現象によつて上記コイ
    ルの上端まで引き上げる燃料通路と、前記コイル
    の上端部において前記コイルの上端と前記燃料通
    路とを前記絶縁テープをまたいで連通する通路を
    設けたことを特徴とする燃料浸漬形電磁弁。
JP17869181U 1981-12-02 1981-12-02 燃料浸漬形電磁弁 Granted JPS5884355U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17869181U JPS5884355U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 燃料浸漬形電磁弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17869181U JPS5884355U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 燃料浸漬形電磁弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5884355U JPS5884355U (ja) 1983-06-08
JPS622285Y2 true JPS622285Y2 (ja) 1987-01-20

Family

ID=29973716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17869181U Granted JPS5884355U (ja) 1981-12-02 1981-12-02 燃料浸漬形電磁弁

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JP (1) JPS5884355U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53148627U (ja) * 1977-04-27 1978-11-22

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Publication number Publication date
JPS5884355U (ja) 1983-06-08

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