JPS6222733A - ω,ω′−ジクロロアルカンの製造法 - Google Patents
ω,ω′−ジクロロアルカンの製造法Info
- Publication number
- JPS6222733A JPS6222733A JP16144385A JP16144385A JPS6222733A JP S6222733 A JPS6222733 A JP S6222733A JP 16144385 A JP16144385 A JP 16144385A JP 16144385 A JP16144385 A JP 16144385A JP S6222733 A JPS6222733 A JP S6222733A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、1医農薬品の合成中間体として有用な1.4
−ジクロロブタン等のω、ω′−ジクロロアルカンを工
業的に有利に製造する方法に関するものである。
−ジクロロブタン等のω、ω′−ジクロロアルカンを工
業的に有利に製造する方法に関するものである。
(従来技術及びその問題点)
ω、ω′−ジヒドロキシアルカンあるいは、その脱水物
であるエーテル、例えば、1,4−ブチレングリコール
あるいはテトラヒドロフランに無触媒下、70〜110
°Cで塩化水素ガスを導入し、1.4−ジクロロブタン
を製造する事が知られている。しかしながら、この方法
では、副生物として、およそ15〜20係のビス−4−
クロロブチルエーテル(モノクロル体の脱水物)が生成
するため、目的物である1、4ジクロロブタンの収率が
低下するという問題があった〇 一方、副生物であるビス−(4−クロロブチル)エーテ
ルを更に高温で塩化水素ガスにより塩素化し、1,4−
ジクロロブタンを得る方法も考えられるが、工業的に有
利な方法ではない。
であるエーテル、例えば、1,4−ブチレングリコール
あるいはテトラヒドロフランに無触媒下、70〜110
°Cで塩化水素ガスを導入し、1.4−ジクロロブタン
を製造する事が知られている。しかしながら、この方法
では、副生物として、およそ15〜20係のビス−4−
クロロブチルエーテル(モノクロル体の脱水物)が生成
するため、目的物である1、4ジクロロブタンの収率が
低下するという問題があった〇 一方、副生物であるビス−(4−クロロブチル)エーテ
ルを更に高温で塩化水素ガスにより塩素化し、1,4−
ジクロロブタンを得る方法も考えられるが、工業的に有
利な方法ではない。
(発明の目的)
本発明は、上記の(ω 、ω響−ジクロロアルカンの製
法において副生物、すなわち、ビス(ω−クロロアルカ
ノ)エーテルの生成を抑制し、ω、ω1−ジクロロアル
カンの生成収率を向上させる工業的に有利な方法を提供
することを目的とする。
法において副生物、すなわち、ビス(ω−クロロアルカ
ノ)エーテルの生成を抑制し、ω、ω1−ジクロロアル
カンの生成収率を向上させる工業的に有利な方法を提供
することを目的とする。
(発明の構成)
本発明は、ω−ω1−ジヒドロキシアルカンあるいは、
その脱水物であるエーテルに塩化水素ガスを導入し、反
応終了後、反応液を二層分離させ、有機層を分留するこ
とによってω−「ω−−ジクロロアルカンを製造する方
法において、該分留の缶残液を次反応時に原料に添加す
ることを特徴とするω、ω1−.ωロロアルカンの製造
法である。
その脱水物であるエーテルに塩化水素ガスを導入し、反
応終了後、反応液を二層分離させ、有機層を分留するこ
とによってω−「ω−−ジクロロアルカンを製造する方
法において、該分留の缶残液を次反応時に原料に添加す
ることを特徴とするω、ω1−.ωロロアルカンの製造
法である。
上記の缶残液は、副生物であるビス(ω−クロロアルカ
ノ)エーテルを含有するものであるが、本発明者等は鋭
意検討の結果、この缶残液を次反応時に、原料のω、ω
−−ジヒドロキシアルカンに添加した後、塩素化を行う
事により、副生ビス(ω−クロロアルカノ)エーテルの
生成が抑制されその結果ω、ω1−.ωロロアルカンの
収率が向上することを見いだし本発明に至ったものであ
る。
ノ)エーテルを含有するものであるが、本発明者等は鋭
意検討の結果、この缶残液を次反応時に、原料のω、ω
−−ジヒドロキシアルカンに添加した後、塩素化を行う
事により、副生ビス(ω−クロロアルカノ)エーテルの
生成が抑制されその結果ω、ω1−.ωロロアルカンの
収率が向上することを見いだし本発明に至ったものであ
る。
なお、本発明の反応は平衝反応であり、本反応条件下で
はビス(ω−クロロアルカノ)エーテルの生成比が一定
であるため、該エーテルを反応初期に加えることにより
、新たに反応させたω、ω「−ジヒドロキシアルカン由
来の該エーテル生成が抑えられたものと考えらnる。
はビス(ω−クロロアルカノ)エーテルの生成比が一定
であるため、該エーテルを反応初期に加えることにより
、新たに反応させたω、ω「−ジヒドロキシアルカン由
来の該エーテル生成が抑えられたものと考えらnる。
本発明の実施にあたっては、先の反応液の有機層を分留
した後の缶残液を原料の一丁ω1−ジヒドロキシアルカ
ンに加えた後、70〜110°Cて塩化水素ガスを導入
すればよい。
した後の缶残液を原料の一丁ω1−ジヒドロキシアルカ
ンに加えた後、70〜110°Cて塩化水素ガスを導入
すればよい。
本発明に使用さnるω、ω雷−ジ−ジヒドロキシアルカ
ン1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレング
リコール、1.5−=’ヒドロキシペンタン等、炭素数
がおよそ10以下のものが好ましい0 (発明の効果) 、前の反応液の、分留缶残液を、そのまま次反応時に原
料に加えて塩素化するだけで、副生物の生成を抑制し、
ω、ω°−ジクロロアルカンの収率ヲ著しく向上させる
ことができる。
ン1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレング
リコール、1.5−=’ヒドロキシペンタン等、炭素数
がおよそ10以下のものが好ましい0 (発明の効果) 、前の反応液の、分留缶残液を、そのまま次反応時に原
料に加えて塩素化するだけで、副生物の生成を抑制し、
ω、ω°−ジクロロアルカンの収率ヲ著しく向上させる
ことができる。
以下実施例により説明する。
比較例1
1.4−ブチレングリコール4.50.6 g(5モル
)と濃塩酸50.7 jj (0,5モル)をフラスコ
に仕込み、96〜102℃に加熱して、塩化水素ガスを
導入した。塩化水素ガスの導入は、0.75モル/ H
rで44時間、1.5 モル/ Hrで4時間行った。
)と濃塩酸50.7 jj (0,5モル)をフラスコ
に仕込み、96〜102℃に加熱して、塩化水素ガスを
導入した。塩化水素ガスの導入は、0.75モル/ H
rで44時間、1.5 モル/ Hrで4時間行った。
反応終了後有機層と水層とに分液し、有機層を分析シた
結果、1,4−ジクロロブタンの生成収率は、70.5
モル%(447,71g)であった。又、副生物である
、ビス−(4−クロロブチル)エーテルの生成量は90
.60 gであった。
結果、1,4−ジクロロブタンの生成収率は、70.5
モル%(447,71g)であった。又、副生物である
、ビス−(4−クロロブチル)エーテルの生成量は90
.60 gであった。
実施例1
比較例1により得らnた有機層を分留した下記の組成を
有する缶残液1oo、!i’(全量)と1,4−ブチレ
ングリコール450.6g(5モル)オよび濃塩酸(0
,5モル)をフラスコに仕込み、95〜99°Cに加熱
しながら、塩化水素ガスを0.75モル/Hrで35時
間、1.5モル/Hrで10時間導入した。
有する缶残液1oo、!i’(全量)と1,4−ブチレ
ングリコール450.6g(5モル)オよび濃塩酸(0
,5モル)をフラスコに仕込み、95〜99°Cに加熱
しながら、塩化水素ガスを0.75モル/Hrで35時
間、1.5モル/Hrで10時間導入した。
〈缶残液組成〉
テトラヒドロフラン 3.20wt%1.4−
ジクロロブタ7 23.36 1/ビス−4−クロ
ロブチルエーテル72.14〃そ の 他
1.30 p反応終了後、
有機層と水層とに分液し、有機層を分析し、該有機層の
成分より、添加した缶残液の成分を差し引いたものから
、本実施例の反応成績を計算した。
ジクロロブタ7 23.36 1/ビス−4−クロ
ロブチルエーテル72.14〃そ の 他
1.30 p反応終了後、
有機層と水層とに分液し、有機層を分析し、該有機層の
成分より、添加した缶残液の成分を差し引いたものから
、本実施例の反応成績を計算した。
その結果、1,4−ジクロロブタンの生成収率は79.
6モル係(505,5g)であった。又、ビス−(4−
クロロブチル)エーテルの生成量は31.46.!li
+であり、比較例1の90.60 gに対し、約65チ
その生成が抑制されていた。
6モル係(505,5g)であった。又、ビス−(4−
クロロブチル)エーテルの生成量は31.46.!li
+であり、比較例1の90.60 gに対し、約65チ
その生成が抑制されていた。
Claims (1)
- ω,ω′−ジヒドロキシアルカンあるいは、その脱水物
であるエーテルに塩化水素ガスを導入し、反応終了後、
反応液を二層分離させ、有機層を分留することによって
ω,ω′−ジクロロアルカンを製造する方法において、
該分留の缶残液を次反応時に原料に添加することを特徴
とするω,ω′−ジクロロアルカンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16144385A JPS6222733A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ω,ω′−ジクロロアルカンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16144385A JPS6222733A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ω,ω′−ジクロロアルカンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222733A true JPS6222733A (ja) | 1987-01-30 |
JPH0535134B2 JPH0535134B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=15735209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16144385A Granted JPS6222733A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | ω,ω′−ジクロロアルカンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222733A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1108395A2 (en) | 1999-12-17 | 2001-06-20 | Mani, Inc. | Dental root canal therapeutic instrument |
US7069757B2 (en) | 2003-02-26 | 2006-07-04 | Mani, Inc. | Twisting apparatus for ultrafine rectangular bar |
-
1985
- 1985-07-22 JP JP16144385A patent/JPS6222733A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1108395A2 (en) | 1999-12-17 | 2001-06-20 | Mani, Inc. | Dental root canal therapeutic instrument |
US7069757B2 (en) | 2003-02-26 | 2006-07-04 | Mani, Inc. | Twisting apparatus for ultrafine rectangular bar |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0535134B2 (ja) | 1993-05-25 |
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