JPS62227102A - 多層膜の光学的膜厚制御方法 - Google Patents

多層膜の光学的膜厚制御方法

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JPS62227102A
JPS62227102A JP61068716A JP6871686A JPS62227102A JP S62227102 A JPS62227102 A JP S62227102A JP 61068716 A JP61068716 A JP 61068716A JP 6871686 A JP6871686 A JP 6871686A JP S62227102 A JPS62227102 A JP S62227102A
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thickness
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optical film
wavelength
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Tomoko Kitazawa
倫子 北沢
Hirotaka Nakano
博隆 中野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、誘電体薄膜を用いた多層膜の光学的膜厚制
御方法に係シ、特に誘電体多層膜において異なる光学的
膜厚の層を有する場合の光学的膜厚制御方法に関する。
[背景技術とその問題点コ 一般に薄膜の膜厚測定法は、大別して薄膜の形成中に行
なう方法と、薄膜を形成し穴径に測定する方法がある。
しかし、薄膜の膜厚あるいは膜質な制御する目的の九め
には、前者の方法を取らなければならない。
ところで、光学や光学電子工学を目的とし念訪電体多層
膜の形成には、ハ波長の光学的膜厚、あるいはその整数
倍を制御する場合が多い。誘電体薄膜の屈折率及び膜強
度等の膜質は基板温度に依存するので、誘電体薄膜につ
いては、水晶振動子法ではなく、膜形成中の透過率ある
いは反射率を測定しなから膜厚、特に光学的膜厚を制御
する光電式膜厚制御法が優れている。そして、との光電
式膜厚制御法には、単色測光法と2色測光法がある。
さて、誘電体多層膜を用いて所望の分光特性を有するフ
ィルタを得ようとする場合、全ての屡の光学的膜厚がλ
。/4であることは、種々の欠点がある0例えば、第8
図に示すような分光特性において、透過率が高いことが
望まれるようなフィルタでは、透過率のリップルは極力
抑制することが要求される。第8図に示す特性を有する
層数5層程度の多層膜でさえ、リップルの谷で80%の
値となる。層数が増すに従い、リップルの数は多く、谷
での透過率の値は低くなる。
誘電体多層膜において、しばしば、異なる光学的膜厚の
層を形成する必要が生ずるが、例えば上述の透過帯にお
けるリップルを低減させることを目的とする場合も、こ
れに相当する。この場合、誘電体多層膜、あるいはその
一部分として、異なる光学的膜厚が夫々λ、/4とλ2
/4である高屈折率物質Hと低屈折率物質りからなる2
層の場合を例にとると、単色測光法の場合、第4図に示
すように、波長λ、を有する単色フィルタ26により、
Hの層をλ、/4だけ形成する。
その後、同一のソニタ基板2a〜2eにより、引続き波
長λ2を有する単色フィルタ26により、Lの層をλ2
/4だけ形成しようとしても、第9図に示すように、極
値においては、λ2/4の光学的膜厚は制御されず、λ
x/4となってしまう。尚、第9図では、λ、くλ2の
場合を図示した。又、λ、〉λ2の場合を第10図に示
すが、同様KLの層の光学的膜厚λ2/4を極値におい
て制御することは出来ない。尚、図中の点線は、仮1/
4波長λ2を有する単色フィルタ26で監視した場合の
Hの層の蒸着中の透過率曲線を示す。又、第4図中、1
はモニタ部、10は真空槽、11はドーム、12〜14
は基板、20は蒸着材料、21は光源、22は受光部、
23はルツが、24は電子銃、25は単色フィルタであ
る。
上述のように、各層で光学的膜厚が異なる場合には、単
色フィルタをλ1からλ2へ交換するだけでなく、モニ
タ基板2&〜2eをも新たに交換して、夫々所望のλ1
/4並びにλ2/4(あるいはその整数倍)をiit制
御しなければならない。
しかし、低屈折率物質りとしては、通常、ガラス基板の
屈折率(例えばBK−7のガラス基板は1.51)に近
い値の物質、例えば二酸化シリコン(屈折率は1.47
)が用いられる。第11図に示すように、ガラス基板上
へ直接低屈折率物IRLを形成しても、蒸着中の光量変
化、従って透過重油a(あるいは反射率曲線)の変化量
が小さく、λ2/4の極値を検出することが困難であっ
た。
更に、2色測光法の場合も同様で、ガラス基板上へ二酸
化シリコンの如く低屈折率物質りを形成する場合の蒸着
中の分光透過率の変化は、波長λ。の点で最大で、その
絶対値は第11図のLの形成の開始の透過率の値と、λ
2/4を形成した終了時の透過率の値の差である。従っ
て、λ。
を中心とした短波長側や長波長側の波長λ、やλ2にお
ける透過率(あるいは反射率)の変化量は、波長λ。に
おいてよりも更に小さく、λ2/4゛の極値を検出する
ことが困難であった。
現実には、単色測光法並びに2色測光法の両方において
、第4図の受光部22や第5図の受光部32.33の感
度に起因するノイズが重畳され、更にλ2/4の極値検
出を困難にしている。
たとえ、第4図の光源21からの光をチッツピングして
も、蒸着中の透過率(あるいは反射率)曲線にノイズが
発生し、極値の検出を更に困難にする。ノイズ発生は、
赤外領域での受光素子を用いる場合に、可視光領域より
も更に顕著になる。
異なる光学的膜厚を有する低屈折率物質の制御は、特に
層数の多い短波長域通過フィルタや長波長域通過フィル
タのようなエッジ・フィルタのリップルの低減、並びに
その分光特性の再現性を得る場合には、大きな問題で、
従来しばしばそれが不可能であり、誘電体多層膜フィル
タを高歩留シで得るのは困難であった。
[発明の目的コ この発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、基板と近い屈折率を有する物質で、光学的膜厚が
既に形成されている層と異なる場合に、高精度で光学的
膜厚あるいは膜厚を制御し、以て高性能の分光特性を有
する誘電体多層膜フィルタを、再現性良く得られる多層
膜の光学的膜厚制御方法を提供することを目的とする。
[発明の概要] この発明は、基板上に形成された光学的膜厚がλ。/4
(λ。はある波長)の高屈折率物質と低屈折率物質の交
互層からなる誘電体多層膜を主体とし、光学的膜厚が上
記λ。/4と異なる層をも含む多層膜の光学的膜厚制御
方法において、上記高屈折率物質のある層の光学的膜厚
がλ、/4であり、それに引続く低屈折率(又は中間の
屈折率)物質の層の光学的膜厚がλ2/4である場合(
但し、λ1とλ2の少なくとも一方はλ。と等しくなく
、又、λ2=αλ、とする(α〜1)。)、上記光学的
膜厚λ1/4は、あるモニタ基板を用いて、単色光λ、
の1/4波長に相当する光の透過率又は反射率の極値を
検出することにより、又、上記光学的膜厚λ2/4は、
上記あるモニタ基板と同一のものを用いて、単色光1土
(1・λt(nは自層数)の1/4波長のn倍に相当す
る光の透過率又は反射率の極値を検出することによυ、
制御する多層膜の光学的膜厚制御方法である。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を、図面を用いて詳細に説明
するが、形成する誘電体多層膜フィルタは、エッジ・フ
ィルタとして短波長域通過フィルタを例にとシ詳述する
即ち、この短波長域通過フィルタは、例えば光合分波器
用のフィルタとして用いられるものであり、その構成は
例えば層数は27層で、次の如くとする。
基板11.05M・1.05 L・1.05 H−L・
()I−L)  ・1.05 H・1.05 L・1.
05M1接着剤 ・・・・・・・・・・・・(1)この
誘電体多層膜フィルタは、構成印に示す接着剤を介して
、他の誘電体ブロックに貼シ合わされておシ、ブロック
全体で光合分波器を形成している。
尚、上記構成(1)において、H,L、Mは、夫夫光学
的膜厚がλ。/4の高屈折率物質、低屈折率物質、中間
の屈折率を有する物質を表わし、具体的には、例えば夫
々二酸化チタン、二酸化シリコン、酸化ジルコニウムで
ある。今、λ。=1190 nmとすれば、λ。の1.
05倍であるλ、はλ、 = 1250 nmとなる。
つまシ、l、Q5H、1,05L 、 1.05Mは、
夫々光学的膜厚がλ、/4の高屈折率物、低屈折率物質
、中間の屈折率を有する物質を表わす。
即ち、上記構成(i)において、基板側から数えて第3
層(1,osu)及び第4層目(L)を形成するには、
従来の方法では、夫々λ、 = 1250 nm 。
λ2== 1190 nmとして、1/4波長を形成す
ると第11図に示す如くになってしまい、第4層目を形
成する際透過率の変化の極値を検出することができず、
正確に膜厚制御ができない。この発明による第3層及び
第4層の蒸着時の透過率曲線を第1図に示す。即ち、第
3層目の1.05 Hの膜をあるモニタ基板を用いて、
単色光λ、の1/4波長に相当する光の透過率又は反射
率の極値を検出して制御する。この後、第4層目のLの
膜を、同一のモニタ基板を用いて、単色光λ2′の1/
4波長のn倍(第1図では2倍)K相当する光の透過率
又は反射率の極値を検出して制御する。尚、第1図に示
すようにλ2′の強波長とは、半分のλ2/4は既に形
成されており、全光学的膜厚がλ2′/2の時点の意味
である。ここで、各単色光λ4.λ2′は、第1図から
判るように、%λ、+ハλ2:Zλ′+ハλ2′であ勺
、λ2′=v2(λ1+λ2) ・・・・・・・・・(
11)となる。λ、は第3層目の1.05 Hに対応す
るものであり、λ、=1250nmとする。またλ2は
第4層目のHに対応するものであり、λ2=λ。=11
90 nmとする。従って、λ2′としては、λ2′=
1220 nmが用いられる。なお、λ1とλ2との間
λ2′=116・λ、で示される。
実際に構成(1)を形成する際の層数と、使用する物質
、モニタ基板、単色フィルタの関係を第2図に示す。第
1図は第2図における第3層目と第4層目に相当する部
分を詳細に示したものである。第2図において、第1層
目からと第3層目までは単色フィルタλ1 = 125
0 nmを用いて形成し、第4層目でλ2 ” 122
0 nmを用い第1図に示すようにLを形成し、第5層
目から第24層目まではλ2 = 1190 nmを用
い、第25層目から第27層目までは再びλ1 = 1
250 nmを用いる。
以上の光学的膜厚制御方法により、第4図に示す電子ビ
ーム蒸着装置を用いて誘電体多層膜を形成するが、他の
蒸着条件は次の如くである。
即ち、蒸発源を収納するルツデ23は、二酸化チタンと
二酸化シリコン及び酸化ジルコニウムを複数個ずつ具備
可能な図示しない円板型と扇型のものである。所定の物
質を蒸着させる場合、電子銃24からエミッン1ン電流
が到達する位置へ回転させて持って来る。電子銃24の
加速電圧は例えば6 kVであり、エミッション電流値
は例えば二酸化チタンの場合300mA、二酸化シリコ
ンの場合70m1i酸化ジルコニウムの場合350鮎で
ある。二酸化チタンの蒸着の場合、二酸化チタンが還元
して黒色に着色した膜となるのを防ぐ念め、酸素を例え
ば6×10”” Torr導入し、反応性蒸着を用いる
。基板温度は、例えば300℃とする。
尚、得られる二酸化チタンの蒸着膜の屈折率は2.3で
あり、二酸化シリコンの蒸着膜の屈折率は1.46乃至
1.47であり、酸化ジルコニウムの蒸着膜の屈折率は
1.87であった。
さて、上述の方法によシ誘電体多層膜の形成が終了した
ら、基板温度を下げ、大気圧に戻して真空槽10よシ取
シ出す。得られた構成(1)の短波長域通過フィルタへ
空気側よシ入射光が ′2fで入射する場合の、上記接
着剤にてBK−7のガラス基板と貼シ合せ後の分光特性
の測定結果の一例を、第6図並びに第7図に示す。第6
図は分光透過率曲線、第7図は第6図と同じものを損失
で表わした場合の分光特性であり、第6図並びに第7図
に示す斜線は、前述の本フィルタに要求される性能ある
いは規格であり、これ以上の特性が要求されることを示
す。
尚、分光特性の測定に際しては、2枚のBK−7のガラ
ス基板を接着剤にて貼シ合せたものをリファレンスとし
た。分光特性の測定の結果、この実施例において通過帯
域のリップル並びに阻止域での減衰量共に充分な性能の
ものが得られることが判る。
[発明の変形例] 上記実施例では、第2図に示す如く、各モニタ基板2&
〜ff1nKHとLを2層ずつ形成し。
制御した場合を例にとシ説明したが、同一の単色フィル
タ(制御フィルタ)を用いる場合には、透過率(あるい
は反射率)の変化が小さくならずに、制御可能な範囲内
においては、2層以上を同一のモニタ基板によって制御
出来るのは勿論である。又、上記実施例では、第1図、
第2図、第3図に示したように、λ2を用いるのに、1
個のモニタ基板において第2層目に適用したが、構成(
1)において、第1層目から第4層目まで同一のモニタ
基板を用いて形成する際の、第4層目に適用して、も良
い。しかし、同一のモニタ基板上に多くの層数な形成す
ると、誤差が重畳されるのと、簡潔さの点からも、上記
実施例の如く、光学的膜厚が変化す゛る場合は4変化す
る層をモニタ基板上で第2層目に形成する方法が優れて
いる。
又、上記実施例では、単色測光法を例にとシ詳述したが
、2色測光法の場合にも、この発明を適用することが出
来る。即ち、構成(1)の基板側から数えて第1層目と
第2層目は、λ、(=1250 nm )を中心として
、波長1//2に対して等しい距離にあるλ1.λ、を
第5図に示す単色フィルタ34.35に用いれば、同一
モニタ基板2aを用いて成膜及び制御出来る。又、基板
側から数えて第3層目は、モニタ基板を2bK変え、単
色フィルタ34.35として、上と同じλ。
λ5を用いてHを形成し、次にλ2’ (=1220 
nm )を中心として、波長1/λに対して等しい距離
にあるλ8′、λ5′を単色フィルタ34.35に用い
Lを形成する。すると、受光部33と34によって測定
した蒸着中の透過率(あるいは反射率)曲線において、
等しい透過率(あるいは反射率)となる時がある。ある
いは、その差を取って零となるところを検出しても良い
。この時に蒸着を終了すれば、λ2/4が制御されたこ
とになる(λ2 = 1190 nmである)。以下、
同様の方法によシ、2色測光法にて制御される。
又、上記実施例としては、第1図に示すように、λ、〉
λ2の場合を例に取シ詳述したが、異なる(光学的)膜
厚として、λ、くλ2の場合には、蒸着中の透過率変化
は第3図に示すようになシ、同様に、この発明が適用出
来る。
又、上記実施例ではn = 2であり、λ2′の棒波長
に相当する極値を制御することにより、Lの任意の膜厚
を制御してきたが、n==3.4・・・・・・の自然数
の場合にも、λ/iM・λ、のn/4波 −n 長に相当する極値を制御すれば、Lの任意の膜厚を制御
することが出来る。
又、上記実施例では、短波長域通過フィルタを形成する
場合を例にとシ説明したが、この発明は他の型の誘電体
多層膜フィルタ、例えば長波長域通過フィルタのリップ
ルを低減させるために、異なる膜厚の層の光学的膜厚を
制御する場合等にも適用出来る。更に、酔覚体層のみで
なく、金属膜等を含むフィルタにも適用出来る。
又、上記実施例では、短波長域通過フィルタのリップル
低減を目的とする場合を例にとシ詳述したが、リップル
低減の目的のみでなく、他の目的にも、この発明は適用
出来るのは勿論である。
又、上記実施例では光合分波器に使用される穴め、デバ
イスの設計上入射角を傾斜させたが、通常の分光特性は
垂直入射の場合が多い。
又、上記実施例では、モニタ基板がガラスであυ、ガラ
スに近い低屈折率物質が前の層と膜厚あるいは光学的膜
厚が異なる場合につき詳述したが、他の基板でそれに近
い屈折率を有する薄膜を形成する之め、直接形成したの
でに、蒸着中の透過率(又は反射率)の変化が少ない場
合にも、この発明は適用出来るのは勿論である。
更に、単層膜として直接形成しても、透過率変化を制御
出来る場合でも、各層の膜厚あるいは光学的膜厚が異な
る場合、モニタ基板を1枚用いて単色フィルタを変える
ことによシ、多層の膜厚あるいは光学的膜厚を制御する
場合にも適用出来る。
又、上記実施例では、電子ビーム蒸着法を用いた場合を
例にと夛説明したが、他の成膜方法、例えばイオン・グ
レーティング法やスノ臂ツタリング法による成膜装置に
、この発明を盛シ込んでも良いのは勿論である。
[発明の効果] この発明によれば、前層と異なる任意の光学的膜厚を有
し、モニタ基板の屈折率の値に近い薄膜の光学的膜厚あ
るいは膜厚を単色測光法及び2色測光法のいずれによっ
ても、正確に制御可能となυ、任意の誘電体薄膜の所望
の膜厚及び光学的膜厚を制御子ることか可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の一実施例に係る多層膜の
光学的膜厚制御方法を用いた場合の蒸着中の透過率曲線
(第1図は短波長域通過)ィルタの第3層及び第4層、
第2図は短波長域通過フィルタの全体)を示す特性曲線
図、第3図はこの発明の変形例に係る多層膜の光学的膜
厚制御方法を用いた場合の蒸着中の透過率曲線を示す特
性曲線図、第4図は従来及びこの発明で使用する単色測
光法による電子ビーム蒸着装置を示す構成図、第5図は
同じく2色測光法による装置を示す構成図、第6図及び
第7図はこの発明の多層膜の光学的膜厚制御方法により
得られた短波長域通過フィルタの分光特性の例を示す特
性曲線図、第8図は2色測光法の原理図、第9図乃至第
11図は従来の光学的膜厚制御方法による蒸着中の透過
率曲線を示す特性曲線図である。 2a、2b 、2c 、2d 、2@−そニタ基板、1
2.13.14・・・製品となる基板、20・・・蒸着
材料、2ノ・・・光源、24・・・電子銃、22゜32
.33・・・受光部、26,34.35・・・単色フィ
ルタ。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦第1図 第2図 第3図 l6 第4図 第6図 700 800 900 1000 1100 +20
0 1300 1400WAVELENGTH(nm) 第8図 M9図 第10因

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に形成された光学的膜厚がλ_0/4(λ
    _0はある波長)の高屈折率物質と低屈折物質の交互層
    からなる誘電体多層膜を主体とし、光学的膜厚が上記λ
    _0/4と異なる層をも含む多層膜の光学的膜厚制御方
    法において、 上記高屈折率物質のある層の光学的膜厚が λ_1/4であり、それに引続く低屈折率(又は中間の
    屈折率)物質の層の光学的膜厚がλ_2/4である場合
    {但し、λ_1とλ_2の少なくとも一方はλ_0と等
    しくなく、又、λ_2=αλ_1とする(α≠1)。}
    、上記光学的膜厚λ_1/4は、あるモニタ基板を用い
    て、単色光λ_1の1/4波長に相当する光の透過率又
    は反射率の極値を検出することにより、又、上記光学的
    膜厚λ_2/4は、上記あるモニタ基板と同一のものを
    用いて、単色光(1+α)/n・λ_1(nは自然数)
    の1/4波長のn倍に相当する光の透過率又は反射率の
    極値を検出することにより、制御することを特徴とする
    多層膜の光学的膜厚制御方法。
  2. (2)上記単色光の波長(1+α)/n・λ_1におい
    て、n=2とし、1/2波長に相当する光の値を制御す
    る特許請求の範囲第1項記載の多層膜の光学的膜厚制御
    方法。
  3. (3)上記多層膜が誘電体層のみからなるエッジ・フィ
    ルタである場合の特許請求の範囲第1項及び第2項記載
    の多層膜の光学的膜厚制御方法。
  4. (4)上記エッジ・フィルタが、短波長域通過フィルタ
    である場合の特許請求の範囲第1項乃至第3項記載の多
    層膜の光学的膜厚制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0217701U (ja) * 1988-07-19 1990-02-06

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