JPS62226835A - 繊維の製造方法及び装置 - Google Patents

繊維の製造方法及び装置

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JPS62226835A
JPS62226835A JP7056786A JP7056786A JPS62226835A JP S62226835 A JPS62226835 A JP S62226835A JP 7056786 A JP7056786 A JP 7056786A JP 7056786 A JP7056786 A JP 7056786A JP S62226835 A JPS62226835 A JP S62226835A
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gas
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Keihachiro Tanaka
田仲 啓八郎
Hisao Ishibe
久雄 石部
Narikazu Yoshii
成和 吉井
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/06Manufacture of glass fibres or filaments by blasting or blowing molten glass, e.g. for making staple fibres

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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は粘稠状態にある物質2例えばガラス、プラスチ
ック、炭素繊維製造用調整ピッチ、アルミナ先駆体等か
ら該物質の繊維を製造する方法及び装置に関し、詳しく
は例えば2〜3gm以下の極細ガラス繊維の製造に好適
な方法及び装置に係る。
[従来の技術] クリーンルームのフィルタ材として微細なガラス繊維が
大量に用いられている。また、自動車。
オートバイ等の鉛蓄電池にもガラス繊維製−スペーサが
多量に用いられつつある。
これらフィルタ材あるいは蓄電池用に用いられるガラス
繊維はその直径が0.2〜3μmと非常に細い短#I維
であり、一般住宅等に用いられている断熱用ガラスm#
Iに比し1150−1/3の直径になっている。
このような細径の短mraを効率良く製造する方法とし
てRGJ法(ロータリーガスジェット法)が本出願人よ
り提案されている(特公昭58−57374、特開昭6
0−86051など)。
RGJ法は、要すれば、溶融ガラス流に沿って渦巻き状
に高温高圧ガス流を吹き付けて、ガラスを細繊化する工
程を有するものである。
より詳細に述べると、粘稠物質を流出オリフィスから流
出させ、前記流出オリフィスの周りに周方向に間隔を置
いて配置した、少なくとも3本の気体噴出ノズルから直
線状高速気体流(以下、第1の高速気体流ということが
ある。)を吹き出させ、ここにおいて前記気体流の各々
は、前記物質の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接
線方向の成分と、前記物質の流出方向に向ってまず前記
物質の中心軸線に徐々に接近し、次に前記中心軸線から
徐7々に離れていく成分とを有しており、それにより前
記物質の流出開始部から前記気体流が前記物質の中心軸
線に最も接近する部分までの範囲にある第1の区域にお
いて、前記物質をその中心軸線の周りに自転せしめると
共に、その流出方向に向って断面が徐々に減少する実質
上円錐形状にせしめ、そして第1の区域に続く第2の区
域において、前記物質を円錐形状の先端から繊維状にせ
しめて、前記流出方向及び半径方向外方に渦巻き状に飛
び出させ、その後にこの繊維状の前記物質を前記中心軸
線から徐々に離れていく前記気体流に接触させて、更に
引き伸ばしを行うものである。
このRGJ法はオリフィスより流出したガラス流に沿っ
て渦巻き状に高温高圧ガス流を吹き付けてガラスを細緻
化するので、熱効率的に優れた繊維化法であり、細径繊
維を効率良く製造できる。
而して、より細い繊維を製造可能とする方法として、第
1の高速気体流によって渦巻き状に飛び出された繊維に
、第2の高温高速気体流を一方向から吹き付け、更に延
伸することにより極細化しようという製造法が本出願人
より提案されている(特開昭6O−86051)。
[発明が解決しようとする問題点] 特開昭60−86051のRGJ法では、それ以前に提
案されているRGJ法よりも細緻化はできるものの、そ
の後の研究により、次のような改良課題が存在すること
が認められた。
■ 第2の高温高速気体流を一方向から吹き付けるため
、第2の高温高速気体流を前記オリフィスから遠ざけす
ぎると、第1の高温高圧気体流によって吹き飛ばされた
繊維が@2の高速気体流の本流(中心部)に導入されに
<<、繊維径が不均一になり易い。
■ 第2の高温高速気体流を前記オリフィスに接近させ
過ぎると、第2の高温高速気体流の作用を受けて渦巻き
状高温高速流に流れの乱れが生じ、未fam化物が発生
し易くなる。
本発明は、かかる課題を克服し、より安定的に、極細の
短繊維を効率良く製造し得るようにすることを目的とし
ている。
[問題点を解決するための手段及び作用]本発明はオリ
フィスより流出した溶融ガラス流に沿って渦巻き状に第
1の高速気体流を吹き付けてガラスを繊維化する従来の
基本的なRGJ法において、第1の高速気体流によって
細緻化されたu&雄を、流出する粘稠物質流の中心軸へ
向って交差するように複数方向から対向して斜め下向き
に吹き出される第2の高速気体流により吹き飛ばし、極
細線化しようとするものである。
即ち、本発明の繊維の製造方法は 粘稠物質を流出オリフィスから流出させ、前記オリフィ
スの周りに周方向に間隔を置いて配置した、少なくとも
3本の第1の気体噴出ノズルから直線状に第1の高速気
体流を吹き出させ、ここにおいて前記気体流の各々は、
前記物質の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線方
向の成分と、前記物質の流出方向に向ってまず前記物質
の中心軸線に徐々に接近し、次に前記中心軸線から徐々
に離れていく成分とを有しており、 それにより、前記粘稠物質の流出流れは中心軸線の周り
に自転しながら徐々に細まり、その後、繊維状にされて
、うずまき状に飛び出され、引き伸ばされる繊維の製造
方法において、 前記物質の中心軸線に前記第1の高速気体流が最も接近
した位置よりも前記物質の下流側の部分に、第2の気体
噴出ノズルから第2の高速気体流を、前記物質の流出オ
リフィスの中心軸線を挟む少なくとも2方向から斜め下
向きに、かつ当該オリフィスの中心軸線を横切ると共に
各々の中心軸がある点において交差するように吹き出さ
せることを特徴とする繊維の製造方法、 であり、また本発明の繊維の製造装置は粘稠物質を流出
させるための流出オリフィスと、前記流出オリフィスの
周りに周方向に間隔を置いて配置した少なくとも3本の
第1の気体噴出ノズルを備え、これら第1の気体噴出ノ
ズルは。
それらの噴出口が、前記物質の中心軸線を横断する断面
の外周に沿う接線方向の成分と、前記物質の流出方向に
向ってまず前記物質の中心軸線に徐々に接近し、次に前
記中心軸線から徐々に離れていく成分とを有する方向を
指向して配設されている繊維製造装置において、 各々の中心軸線が前記オリフィスの中心軸線を横切り、
かつある点において交差する斜め下向き方向となるよう
に噴出口が指向されると共に、各々が前記流出オリフィ
スの中心軸を挟んで配設された複数個の第2の気体噴出
ノズルを有しており、 これら第2の気体噴出ノズルは、それぞれ内壁の延長面
が、前記第1の気体噴出ノズル噴出口と該第1の気体噴
出ノズルの中心軸線が前記オリフィスの中心軸線に最も
接近する位置よりとの間の領域において第1の気体ノズ
ル内壁の該位置までの延長面も前記オリフィスから遠い
側に位置するように配置されていることを特徴とする繊
維の製造装置。
である。
かかる本発明によれば、第2の高速気体流によってさら
に延伸された極細の繊維が得られ、しかもHIi維径も
揃い、未繊維化物等も少なくなる。
[実施例] 以下、第1図及び第2図に示す実施例を参照しながら、
本発明について更に詳細に説明する。
なお、以下の実施例はガラスMlllaの製造法及びそ
の装置に関するものであるが、本発明は、プラスチック
、炭素繊維製造用調整ピッチ、アルミナ先駆体等の物質
から該物質の繊維を製造する場合にも適用できるもので
ある。
第1図は本発明の一実施例に係る繊維化装置の部分底面
図であり、第2図は第1図のII −rl線に沿った概
略部分断面図である。
第1.2図において、符号lは粘稠な溶融ガラス2を保
持する繊維化装M(白金ポット)であり、底部に溶融ガ
ラス流出オリフィス3が複数個、所定間隔毎に一直線上
に設けられている0Mはこのオリフィス3の開口であり
、溶融ガラス2がニー74を形成しながら流出している
a、b、a’1、b゛1は溶融ガラス流出オリフィス3
(開口M)の周囲にほぼ対称に配置され、白金ボットl
の底壁内に貫設されたマニホルド5.5°に連通してい
る第1の気体(ガス)噴出ノズル6.6゛の開口を示す
これら第1の気体噴出ノズル4.4°は、それらの噴出
口が、前記オリフィス3から流出する粘稠物質たる溶融
ガラス2の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線方
向の成分と、溶融ガラス2の流出方向に向ってまず該流
出流れの中心軸線に徐々に接近し、次に該中心軸線から
徐々に離れてい〈成分とを有する方向を指向して配設さ
れている。
なお、第1図において第1のガス噴出ノズルは4個示さ
れているが、その数は制限的ではない。
また、本発明のガラス繊維化装置においては第1のガス
噴出ノズルが溶融ガラス流出オリフィス3の周囲にほぼ
対称に配置されているのが好適である。
さらにまた、第1のガス噴出ノズルの外側に補助のガス
噴出ノズルを複数個設けてもよく、その中心軸はitの
ガス噴出、ノズルの中心軸線が流出−j−+17ノ19
小出、1%、晶錦[1目φ聾+1々 日1ち、第1の収
斂点Aの更に下方であって該溶融ガラス流出オリフィス
3の中心軸上にほぼ収斂するか又は完全に収斂する第2
の収斂点を有しているか、あるいは該溶融ガラス流出オ
リフィスの中心軸に平行であってもよい。
第1.2図において8.8゛は、高温高速ガスを噴出す
るための第2の気体(ガス)噴出ノズルであって、オリ
フィス3を挟んで対称的に対向配置され1円形、角形又
はスリット状(本実施例ではスリット状)のガス噴出口
8a、8’aが設けられている。
本実施例では、第2の気体噴出ノズル8.8゛は、オリ
フィス3の設置列の一端側に位置するオリフィスから他
端側に位置するオリフィスまで達するように一体的に長
く設けられている。そして、スリット状のガス噴出口8
a、8°aも、この長いノズル8.8°の一端側から他
端側にまで達する極めて長いスリット状開口として設け
られている。
このように長いスリット状開口をオリフィスの列の両脇
に配列すると、第2の高速気体流9.9°がオリフィス
3下方の領域を包み込むようになり、周囲から大気が該
領域に流れ込むことを防止し、該領域の保温及びそれに
よる繊維の粘度上昇の防止が図れ、極細繊維をより効率
良く製造できるようになる。
この第2の気体噴出ノズル8.8°は、それぞれマニホ
ルド5.5°とは別個に設けられたマニホルド7.7″
 (図示せず)に接続され、独立した配管系統から高温
ガスが供給されるよう構成されている拳 なお、白金ボッ)lの底部両脇に、その長手方向に延在
するように長管を配設し、この長管のオリフィス3と向
き合う側に開口を設け、この開口から第2の高速気体流
を噴出させるよう構成してもよい。
これら第2の気体噴出ノズル8.8′は、各々の中心軸
線がオリフィス3の中心軸線を横切り、かつある点(本
実施例ではオリフィス中心軸上の点H)で交差する斜め
下向き方向となるように噴出口8a、8°aを指向させ
ている。
また、これら第2の気体噴出ノズル8.8゜は、それぞ
れ内壁の延長面が、前記第1の気体噴出ノズル噴出口と
第1の収斂点Aとの間の領域において、第1の気体噴出
ノズルの該収斂点Aまでの延長面よりも下方に位置する
ように配置されている。
そして、第1のガス噴出ノズルの開口al。
a’   b  、b’rより出た第1の高速気体流(
ガ1’    1 ス流)によって、回転力を受けたガラス流は第1のガス
噴出ノズル4.4°の収斂点Aを通り過ぎた所で開放さ
れ、それ自身が有していた遠心力でガラス流出オリフィ
ス3の中心軸と直交する半径方向へと飛び出すが、一部
第1のガス噴出ノズルの開口a  、a’   b  
、b’lより噴出したガス1     1゛   1 流により吹き飛ばされ、第2のガス噴出ノズル8.8°
より噴出された高温の第2の高速気体流(ガス流)9,
9°の合流部に入り込み、より高速のガス流の作用を受
ける。一方第1のガス噴出ノズルa  、  b  、
  a’1.  b’1より噴出されたガス流に乗らな
いガラス流はガス流9.9′の低速域又は伴流域に入り
込む、ガス流9,9°の中心部に入り込んだガラスと低
速域又は伴流に入り込んだガラスは連続しているので、
ガス流9,9゜に入り込んだ後のガス流の時間的変位差
によって延伸され細くなる。
なお、前述の補助のガス噴出ノズルを設けた場合には、
第1の高速ガス流によって繊維化されたガラスは、それ
を挟み包み込むように噴出する高温高速の第2のガス噴
出ノズルよりのガス流9゜9°の中心部に流入し、細緻
化される。
補助ガス噴出ノズルから吹き出されたガス流はガラス流
を効率よく繊維化するのに役立ち、より細い#a雄が得
られる。また、一方第2のガス噴出ノズル8.8゛より
噴出されたガス流9.9°はその断面方向における速度
分布が大きければ大きい程、また音速を超え衝撃波が発
生するようになればなるほど、細い繊維ができる。また
、第2のガス噴出ノズルより噴出されるガス流の温度は
極細のガラスm維を作る場合においては1000℃以上
、好ましくは1300℃以上が良い、但し、ガラス組成
によっても異なるがあまり高くしすぎるとla雄が再溶
解し、その表面張力が勝り球状となる。
本発明のガラスlam化装置の好ましい実施態様を示せ
ば以下の通りである。
オリフ スー  びノズル     さ溶融ガラス流出
オリフィスの直径 (第2図のDo ): 0.4〜2.5mm。
好ましくは0.5〜2.0mm 第1のガス噴出ノズルの直径(第2図のDl)=0.2
〜1.5mm、 好ましくは0.5〜0.8mm 第1のガス噴出ノズルの長さく第2図の01):1〜7
.5mm。
好ましくは1.5〜4.0mm 1にゝけ I 1 ガス口 ノズル  −開口面におけ
る中心軸間の距離 (第2図のS、):1〜5mm、 好ましくは1.2〜4mm 溶融ガラス流出オリフィスの中心軸に垂直な仮想平面と
第1のガス噴出ノズルの中心軸とがなす角(第2図のα
):20〜70°。
好ましくは35〜55゜ 開口面と第1の収斂点Aとの間の垂直距離(第2図+7
)Ll ) : 0 、5〜3mm、好ましくは1〜2
mm に け r 2 ガス  ノズル 第1のガス噴出ノズルの開口面と左右の第2のガス噴出
ノズル8.8゛開口面の両上端の延長線の交点Bt、で
の距離(第2図のLl):3mmを超え300mm以下
、好ましくは3mmを超え30mm以下。
溶融ガラス流出オリフィスの中心軸を挟んだ第2のガス
噴出ノズル8.8゛のガス流出中心軸間の距離(第2図
(7)S2):5〜20mm、好ましくは8〜15mm 第2のガス噴出ノズルのガス流出中心軸と溶融ガラス流
出オリフィスの中心軸に垂直な仮想平面とのなす角(第
2図のβ):30〜800、好ましくは40〜60’ J□に゛けるガス口  ノズル −  童溶融ガラス流
出オリフィスに対向して位置する2つの第1ガス噴出ノ
ズルの関係、即ち第1の収斂点Aを通り、溶融ガラス流
出オリフィス中心軸に垂直な仮想平面内における2つの
ガス噴出ノズル中心軸間の距離(第1図のSc):0 
、5〜2 m m 、好ましくは0.7〜1.5m 隣り合う溶融ガラス流出オリフィスの中心軸間の距離(
第1図のP): l 、0〜20mm。
好ましくは1.5〜7mm ここで、上記L1を0.5〜3.0mmとし、Llを3
mmを超え300mm以下とすると好適である理由につ
いて説明する。
Ll : このLlが0.5mmよりも小さイト、旋回
ガスがボッ)1の底面に過度に接近し、延伸により生じ
た短繊維がボットlの底面に付着するおそれがある。ま
た、旋回ガスとボット1底面との界面付近で旋回ガス流
に乱れが生じ、繊維化不良となり易い。
Llが3mmを超えると、ニー74を経て旋回ガスと接
触するに到る時間が過度に長くなり、溶融ガラス温度が
低下し、繊維化しにくくなる。
Ll:Llが3mm以下であると、旋回ガスと第2の高
速気体流が干渉し、旋回ガスの流れが乱され、旋回ガス
による十分なガラスの延伸がなされなくなる。
Llが300mmを超えると、旋回ガスによって延伸さ
れて生じた短繊維が第2の高速気体流と接触するまでに
経過する時間が過度に長くなり、その間に冷却されて粘
度が増大し、第2の高速気体流と接触しても十分な延伸
がなされ難くなる。
このように構成した第1図〜第2図のガラス繊維化装置
では、ガラス溶融槽(図示せず)で溶融され、繊維化袋
M(白金ポット)1に流入した溶融ガラス2は溶融ガラ
ス流出オリフィス3から流出し、高温高圧ガス発生装置
(図示せず)から入口(図示せず)を通って供給され、
マニホルド5.5゛を経て第1のガス噴出ノズル6.6
°から噴出した高温、高圧のガスの作用をまず受けて円
錐(コーン)4を形成しつつ繊維化され、次に第2のガ
ス噴出ノズル8.8゛より噴出された高温高速のガス流
9.9″の作用により更に加熱延伸され極めて細いガラ
ス繊維となる。
以下、製造実施例について説明する。
実施例1 第1.2図に示す実施例装置を用い、5iOz57.9
%、A12035.8%、CaO3,0%、Na201
0.1%、K 202 、9%、820210.7%、
B A05.0%、ZnO3,9%からなる組成の溶融
ガラスをオリフィス1個当り600 g/時間の割合で
流出させ、第1の気体噴出ノズル6.6゛に連通ずるマ
ニホルド5.5゛の内圧を2 k g / c m″、
気体温度を1200℃に保ちつつ、第1の高速気体流を
噴出させ、更にブタンを燃焼させて得られた第2のガス
噴出ノズル8.8′の内圧を0.2kg/am″、気体
温度を1650℃に保ちつつスリット幅S3=6mmを
有する第2の気体噴出ノズルより噴出させた。
これによって、平均0.7p−rnの直径を有するガラ
ス繊維を得た。このときのブタン使用量はガラスmiI
i1kg作製するのに約1.3kgであり、従来法(火
炎法)のブタン使用量の約尾であった。
[効果] 本発明によれば、第1の高速気体流によって引き伸ばさ
れたm#lが第2の高速気体流によってさらに引き伸ば
され、繊維径の揃った細径繊維が得られる。また、第1
の高速気体流の流れが第2の高速気体流によって乱され
ることがなく、未繊維化物の殆ど含まない高品質の繊維
の製造が可能である。
本発明により溶融ガラスの繊維化を実施する場合には、
第1のガス噴出ノズルのみを有するガラスH&維化装置
を用いた場合と比較して、更にはまた。第2の高速気体
流を一方向からのみ噴き付ける繊維化装置を用いた場合
と比較して2.0Bm以下の極めて細い繊維が容易に得
られる。また。
火炎延伸法と比較すると加熱延伸に用いる熱エネルギー
は例えば約局〜イであり、極めて細い繊維が安価で得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の繊維化装置の一実施態様の概略部分底
面図であり、第2図は第1図のII −II線に沿った
概略部分断面図である。 2・・・溶融ガラス、 3・・・流出オリフィス。 6.6°・・・第1の気体噴出ノズル、8.8°・・・
第2の気体噴出ノズル、9.9°・・・第2の高速気体
流。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粘稠物質を流出オリフィスから流出させ、前記オ
    リフィスの周りに周方向に間隔を置いて配置した、少な
    くとも3本の第1の気体噴出ノズルから直線状に第1の
    高速気体流を吹き出させ、ここにおいて前記気体流の各
    々は、前記物質の中心軸線を横断する断面の外周に沿う
    接線方向の成分と、前記物質の流出方向に向ってまず前
    記物質の中心軸線に徐々に接近し、次に前記中心軸線か
    ら徐々に離れていく成分とを有しており、それにより、
    前記粘稠物質の流出流れは中心軸線の周りに自転しなが
    ら徐々に細まり、その後、繊維状にされて、うずまき状
    に飛び出され、引き伸ばされる繊維の製造方法において
    、 前記物質の中心軸線に前記第1の高速気体流が最も接近
    した位置よりも前記物質の下流側の部分に、第2の気体
    噴出ノズルから第2の高速気体流を、前記物質の流出オ
    リフィスの中心軸線を挟む少なくとも2方向から斜め下
    向きに、かつ当該オリフィスの中心軸線を横切ると共に
    各々の中心軸がある点において交差するように吹き出さ
    せることを特徴とする繊維の製造方法。
  2. (2)オリフィス下端から、第1の高速気体流が前記物
    質の中心軸線に最も接近する位置までの距離は0.5〜
    3mmであり、第1の気体噴出ノズル噴出口下端から各
    第2の気体噴出ノズル噴出口上端の延長線の交点までの
    距離は3mmを超える特許請求の範囲第1項に記載の方
    法。
  3. (3)第2の高速気体流は第1の高速気体流とは独立し
    た配管系統より供給される特許請求の範囲第1項又は第
    2項に記載の方法。
  4. (4)間隔をおいて一直線上に配列された複数個のオリ
    フィスからそれぞれ粘稠物質が流出される特許請求の範
    囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の方法。
  5. (5)第2の気体噴出ノズルは、各オリフィスの中心を
    結ぶ直線を挟んで対称的に配置されており、かつオリフ
    ィス配列方向に延在するスリット状の気体噴出口を有し
    ている特許請求の範囲第4項に記載の方法。
  6. (6)前記スリット状の気体噴出口は、直線上に配列さ
    れたオリフィスのうちの一端側のオリフィスから他端側
    のオリフィスまで達するように延在している特許請求の
    範囲第5項に記載の方法。
  7. (7)粘稠物質を流出させるための流出オリフィスと、
    前記流出オリフィスの周りに周方向に間隔を置いて配置
    した少なくとも3本の第1の気体噴出ノズルを備え、こ
    れら第1の気体噴出ノズルは、それらの噴出口が、前記
    物質の中心軸線を横断する断面の外周に沿う接線方向の
    成分と、前記物質の流出方向に向ってまず前記物質の中
    心軸線に徐々に接近し、次に前記中心軸線から徐々に離
    れていく成分とを有する方向を指向して配設されている
    繊維製造装置において、 各々の中心軸線が前記オリフィスの中心軸線を横切り、
    かつある点において交差する斜め下向き方向となるよう
    に噴出口が指向されると共に、各々が前記流出オリフィ
    スの中心軸を挟んで配設された複数個の第2の気体噴出
    ノズルを有しており、 これら第2の気体噴出ノズルは、それぞれ内壁の延長面
    が、前記第1の気体噴出ノズル噴出口と該第1の気体噴
    出ノズルの中心軸線が前記オリフィスの中心軸線に最も
    接近する位置との間の領域において第1の気体ノズル内
    壁の該位置までの延長面よりも前記オリフィスから遠い
    側に位置するように配置されていることを特徴とする繊
    維の製造装置。
  8. (8)間隔をおいて一直線上に配列された複数個のオリ
    フィスを備えている特許請求の範囲第7項に記載の装置
  9. (9)第2の気体噴出ノズルは、各オリフィスの中心を
    結ぶ直線を挟んで対称的に配置されており、かつオリフ
    ィス配列方向に延在するスリット状の気体噴出口を有し
    ている特許請求の範囲第8項に記載の装置。
  10. (10)前記スリット状の気体噴出口は、直線上に配列
    されたオリフィスのうちの一端側のオリフィスから他端
    側のオリフィスまで達するように延在している特許請求
    の範囲第9項に記載の装置。
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KR101628320B1 (ko) * 2016-01-27 2016-06-21 에스제이홀딩스주식회사 유리제품 제조장치 및 제조방법

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