JPS6222371Y2 - - Google Patents

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JPS6222371Y2
JPS6222371Y2 JP1980167094U JP16709480U JPS6222371Y2 JP S6222371 Y2 JPS6222371 Y2 JP S6222371Y2 JP 1980167094 U JP1980167094 U JP 1980167094U JP 16709480 U JP16709480 U JP 16709480U JP S6222371 Y2 JPS6222371 Y2 JP S6222371Y2
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JP
Japan
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orifice
thin plate
ink
thin
diameter
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JP1980167094U
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JPS5788556U (ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はインクジエツトプリンタ等に組み込ま
れオンデマンド的に微小なインク滴を噴射するイ
ンク滴噴射装置に関する。
本考案者等は特公昭53−12138号並びに特公昭
53−45698号に開示された著名なオンデマンド型
インク滴噴射装置とは異なる新規な装置を提案し
6月20日付で特願昭55−84264号として特許出願
に及んでいる。本考案は斯る新規なオンデマンド
型インク滴噴射装置の改良に係り、先ずは上記特
許出願明細書に記載された本考案の基本となるイ
ンク滴噴射装置を説明する。
第1図は上記本考案の基本となるインク滴噴射
装置を示す断面図であつて、1は正弦波状、矩形
波状、鋸歯波状等の電気信号に応答して振動する
圧力変化手段としての圧電振動子、2は該圧電振
動子1が長径端の一側壁を形成し対向箇所に小径
の開孔3を有するホーン状の圧力室、4は該ホー
ン状の圧力室2の開孔3を閉塞する樹脂板、金属
板、ゴムシート、フイルム等の薄板、5は該薄板
4によつて閉塞された圧力室2を満たし圧電振動
子1の振動を上記薄板4に伝播せしめる伝播媒体
で、該伝播媒体5は振動の伝播率が高く残留振動
に対してダンピング作用のある水、インク、シリ
コンオイル、水銀等の液体、シリコングリス等の
粘弾性物質及び磁性流体等の如き液体に粉体をコ
ロイド状に混入したもの等が適宜用いられる。従
つて、薄板4は振動部として動作する。6は薄板
4の前方に僅小間〓を隔てて配置されその間〓に
一定の厚みのインク層7を保持する前面板、8は
該前面板6の略中央の薄板4対向箇所に穿たれた
微小径のオリフイス、9は上記インク層7に外部
からインクを供給するキヤピラリイチユーブであ
る。
斯る構造のインク滴噴射装置の圧電振動子1に
電気信号が加えられると、該圧電振動子1は湾曲
振動しその振動が圧力室2で圧力増幅されながら
伝播して薄板4を撓ませることによつてインク層
7が振動しオリフイス8から微小なインク滴が噴
射される。通常、上記薄板4の振動径Dとオリフ
イス8の開孔径8の開孔径dとは略20:1≦D:
d≦60:1の関係を有しており、薄板4の振動に
よるインク層7でのインクの流れは第2図に於い
て矢印で示す如くその殆んどはインク層7の周縁
方向に拡散してしまい効率良くインク滴の噴射を
行なわしめることができなかつた。
またインク滴の噴射を効率良く行なわしめる為
に前面板6に厚みAを薄くし、オリフイス8に於
ける流動抵抗を低下せしめることを試みたが、厚
みAが極端に薄くなると前面板6自身が薄板4に
よる振動の影響を受けインク滴の噴射は安定しな
い。逆に厚みAを厚くすると、上記流動抵抗が大
きくなる為にインク滴の噴射を得ることができな
い。即ち、前面板6の厚みAを無暗に薄くした
り、厚くしたりすることはできない。
そこで、第3図a乃至cに示す如き前面板6の
構造等を工夫したものが提案されている。
第3図aのものは薄板4とインク層7を介して
対向した前面板6に穿たれたオリフイス8の極近
傍の厚みをその周縁に較べ肉薄にした肉薄部6a
を形成したものである。従つて、オリフイス8で
の流動抵抗を低下せしめることができると共に、
薄板4の振動に対しても強固な構造となる。然し
斯る構造に於いても薄板4周縁の振動によるイン
クの流れはインク層7の周縁方向に拡散し、イン
ク滴噴射効率の低下は免れない。
また第3図bの構造は上記aに於ける欠点を克
服するもので、薄板4周縁の振動によるインク流
をもオリフイス方向に案内すべく前面板6の肉薄
部6aの直径Bを上記薄板4の振動径Dと同一と
している。然し乍ら、この構造に於いては上記薄
板4周縁の振動をオリフイス8方向に導くことは
できるが、肉薄部6aを大径にしたことによつて
該肉薄部6aが振動しインク滴の噴射を不安定な
ものにしていた。
更に第3図cは上記同図a及びbを組合せた構
造を持つもので、両者の欠点を殆んど解消せしめ
ることができるものの、インクの流れは安定せず
インク滴の噴射特性に若干の変動を招いていた。
本考案は斯る点に鑑みて為されたものであつ
て、第4図に第2図及び第3図の従来例と対比せ
しめる為に本考案の実施例に於いても同要部のみ
を記す。
即ち、第4図は振動部を司どる薄板4と、該薄
板4と僅小間隙を隔てて配置された前面板6と、
該前面板6と薄板4との間に設けられたインク層
7及び、薄板4の振動によりインク滴を噴射せし
めるオリフイス8を含む要部断面図である。
斯る本考案装置に於いて改良されたところは、 (i) 前面板6の肉薄部6aをオリフイス8を中心
として円状とし、その直径Bを薄板4の振動径
Dと略等しくした点、 (ii) 上記肉薄部6aの厚みCを薄板4の振動によ
る影響を受けない程度に薄くした点、 (iii) オリフイス8の開孔径dを外方に向つて漸次
減小せしめた漏斗状若しくはホーン状にした
点、及び (iv) 肉薄部6a外周の肉厚部6bと薄板4との間
のインク層7の厚みEを薄くしインク層7の周
縁方向に拡散する流動抵抗を大きくした点、 である。
即ち、前面板6の肉薄部6aの直径BをB≒D
としたにも拘らず該肉薄部6aの厚みCを極端に
薄くしない為に上記肉薄部6aが薄板4の振動に
よる影響を受けるに至らず、更に肉薄部6aの厚
みCを極薄にできなかつたにも拘らずオリフイス
8を漏斗状若しくはホーン状としたことによつ
て、該オリフイス8に於ける流動抵抗を低下させ
ると共に、インク層7の周縁方向の拡散に対する
流動抵抗を増大せしめたので、オリフイス8から
インク滴を効率良く、しかも安定して噴射せしめ
ることができる。
以下に本考案装置の具体的一実施例を記す。
Γ前面板6の厚みA:300〜500μm Γ前面板6の肉薄部6a直径B:1.5〜2.5mmφ Γ前面板6の肉薄部6a厚みC:250〜350μm Γ薄板4の振動径D:1.5〜2.5mmφ Γインク層7の厚みE:10〜80μmΓオリフイス
8の開孔径d1(大径側):200〜500μm、d2
(小径側):40〜60μm 本考案インク滴噴射装置は以上の説明から明ら
かな如く、薄板が前面にインク層を保持しインク
滴を噴射せしめるオリフイスが設けられた前面板
の厚みを、上記オリフイス近傍をその周縁に較べ
肉薄とすると共に、オリフイスの開孔径を外方に
向つて略漸次減小せしめたので上記前面板の肉薄
部に薄板の振動による影響を与えることなくイン
クの流れをオリフイスに導くことができ、安定し
た状態で効率良くインク滴を噴射せしめることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置を示す断面図、第2図はその
要部断面図、第3図a乃至cは他の従来装置の要
部断面図、第4図は本考案装置の要部断面図で、
1は圧電振動子、4は薄板、6は前面板、6aは
肉薄部、7はインク層、8はオリフイスを夫々示
している。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に伝播媒体が充填された圧力室に圧力変化
    手段を関連付け、この圧力変化手段の対向箇所に
    形成した開口を閉塞する薄板に、前記圧力変化手
    段による圧力変化を前記伝播媒体を介して集中的
    に印加し、前記薄板と僅小間隔を隔てて配置され
    た前面板への間に保持されたインク層のインクを
    薄板と対向箇所の前面板に設けられたオリフイス
    からインク滴として噴射せしめるインク滴噴射装
    置に於いて、前記オリフイスを中心として円状を
    成し、インク層を介して対向する薄板の開口に応
    じた振動径と略等しい直径を有するべく、前記オ
    リフイス近傍の前面板の厚みをその周縁に較べ肉
    薄とすると共に、オリフイスの開口径を外方に向
    つて略漸次減小せしめたことを特徴とするインク
    滴噴射装置。
JP1980167094U 1980-11-20 1980-11-20 Expired JPS6222371Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980167094U JPS6222371Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980167094U JPS6222371Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5788556U JPS5788556U (ja) 1982-06-01
JPS6222371Y2 true JPS6222371Y2 (ja) 1987-06-06

Family

ID=29525741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980167094U Expired JPS6222371Y2 (ja) 1980-11-20 1980-11-20

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JP (1) JPS6222371Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5193129A (ja) * 1975-02-13 1976-08-16
JPS54123951A (en) * 1978-02-27 1979-09-26 Ncr Co Ink jet printer control system
JPS5517587A (en) * 1978-07-27 1980-02-07 Seiko Epson Corp Liquid jetting device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5193129A (ja) * 1975-02-13 1976-08-16
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JPS5517587A (en) * 1978-07-27 1980-02-07 Seiko Epson Corp Liquid jetting device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5788556U (ja) 1982-06-01

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