JPS6039258Y2 - インク滴噴射装置 - Google Patents

インク滴噴射装置

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JPS6039258Y2
JPS6039258Y2 JP10372680U JP10372680U JPS6039258Y2 JP S6039258 Y2 JPS6039258 Y2 JP S6039258Y2 JP 10372680 U JP10372680 U JP 10372680U JP 10372680 U JP10372680 U JP 10372680U JP S6039258 Y2 JPS6039258 Y2 JP S6039258Y2
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JP
Japan
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pressure
ink
chamber
propagation medium
pressure chamber
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Expired
Application number
JP10372680U
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English (en)
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JPS5727340U (ja
Inventor
貞成 安藤
淳次 前田
清司 福島
直友 地主
広一 米田
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は微小なインク滴を噴射するインク滴噴射装置に
関する。
インク滴を噴射するインク滴噴射装置の内、必要なイン
ク滴の噴射が得られるオンデマンド型が、 (1)不要インク処理のない、 (2)カラー化が極めて容易な、 (3) インク滴の粒径が可変であり、濃淡表現が可
能な、 優れた特長点が有している為に、種々実用化に至ってい
る。
第1図並びに第2図は上記実用化に至っている著名なイ
ンク滴噴射装置を示し、第1図はインクが満されるイン
ク室1がl室のシングルキャビティ型と称せられるもの
で、特公昭53−12138号に詳しい説明が為されて
いる。
第2図は上記インク室1が内方の室1aと外方の室1b
とに分割されたダブルキャビティ型のインク滴噴射装置
で、特公昭53−45698号に開示されている。
この両者に共通することは、電気信号に応答して圧’i
t振動子2が湾曲振動しその振動によってインク室1内
に圧力が上昇してオリフィス3からインク柱4を突出せ
しめ、そのインク柱4が自分自身の運動エネルギと表面
張力とによってインク滴5となり対向配置された記録媒
体(図示せず)に向って飛翔するインク滴5のオンデマ
ンド型噴射メカニズムにある。
本考案は斯るオンデマンド型インク滴噴射装置に属する
新規な噴射装置として本考案者等が6月20日付で出願
した特願昭55−84264号の改良に係り、先ずは上
記特許明細書に記載された本考案の基本となるインク滴
噴射装置を説明する。
第3図は上記本考案の基本となるインク滴噴射装置を示
す断面図で、10は弦波状、筒形波状、鋸歯波状等の電
気信号に応答して振動する圧力変化手段としての圧電振
動子、11は該圧電振動子10が長径端の一側壁を形威
し対向箇所に小径の開孔12を有するホーン状の圧力室
、13は該ホーン状の圧力室11の開孔12を閉塞する
樹脂板、金属板、ゴムシート、フィルム等の薄板、14
は該薄板13によって閉塞された圧力室11を満たし圧
電振動子10の振動を上記薄板13に伝播せしめる伝播
媒体で、該伝播媒体14は振動の伝播率が高く残留振動
に対してダンピング作用のある水、インク、シリコンオ
イル、水銀等の液体、シリコングリス等の粘弾性物質及
び磁性流体等の液体に粉体をコロイド状に混入したもの
等が適宜用いられる。
従って、薄板13は振動部として動作する。
15は薄板13の前方に僅小間隙を隔てて配置されその
間隙に一定の厚みのインク層16を保持する前面板、1
7は該前面板16の略中夫の薄板13対向箇所に穿たれ
た微小径のオリフィス、18は上記インク層16に外部
からインクを供給するキャピラリイチューブである。
断る構造のインク滴噴射装置の圧電振動子10に電気信
号が給電されると、該圧電振動子10は湾曲振動し圧力
室11側に湾曲した際、圧力室11内のの圧力を上昇せ
しめる。
この圧力上昇は伝播媒体14を介して小面積の薄板13
にホーン状の形状と相俟って圧力増幅されながら到達し
、該薄板13をインク層16側に急激に変位せしめる。
従って、この薄板13の急激な変位によってインク層1
6のインクは対向箇所に穿たれたオリフィス17から突
出しインク滴となり噴射する。
次に圧電振動子10が逆方向に湾曲すると圧力室11内
の圧力は減小し薄板3は平面状態に戻ってキャピラリイ
チューブ18からインク層16にインクが補給される。
この様に、薄板13の振動によりインク滴の噴射並びに
インクの補給が行なわれており、この薄板13を電気信
号に応答して忠実に振動させることが非常に重要である
一方、上記圧力室11への伝播媒体14の充填は第4図
に示す如く圧力室11と連通した細孔19を形威し、こ
の細孔19から圧力室11内の空気を真空脱気しながら
上記伝播媒体14を充填せしめ、その後ネジ式の密閉栓
20で閉塞する方法が採られている。
この方法によると、密閉栓20の細孔19との間には水
密的に細孔19を閉塞する為の0リング等の弾性バッキ
ング21が配挿せしめられている。
然し乍ら、密閉栓20の密閉度を高める為に密閉栓20
のネジ込み量を増やすと、細孔19内の伝播媒体14の
圧力が上昇して圧力室11内の伝播媒体14を加圧し、
第4図に示す如く薄板13を撓ませる危惧が発生する。
この様に薄板13が撓むと該薄板13は圧電振動子11
による圧力変化を受けても忠実に振動することができず
、オンデマンド的にインク滴を噴射させることができな
い 本考案は斯る点に鑑みて為されたものであって、以下に
第5図並びに第6図を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第5図は本考案インク滴噴射装置を示し、10乃至21
は第3図並びに第4図と同様に圧電振動子〜弾性バッキ
ングで、異なるところは圧力室11に伝播媒体14を充
填する充填部にある。
即ち、圧力室11と一端が連通した細孔19の他端に小
容積の充填室22を形威し、この充填室22に該充填室
22内の伝播媒体14の圧力が上昇した時その圧力上昇
によって細孔19を封止するボール弁等の如き弁部材2
3を配置している。
この様に充填室22並びに弁部材23を有するインク滴
噴射装置の圧力室11に、伝播媒体14を充填する充填
方法を第6図a、 by cの要部拡大断面図を用いて
説明すると、同図aに示す如く圧力室11を細孔19、
充填室22を介して開放した状態で伝播媒体14内に浸
漬して真空脱気を行ない圧力室11内の空気と伝播媒体
14とを置換する。
次に伝播媒体14から装置を取り出し充填室22に弁部
材23を投入する。
この弁部材23は自重によって伝播媒体中を下降し細孔
19上に到達する。
そして、弾性バッキング21を挿通した密閉栓20を第
6図すに示す如く充填室22にネジ込む。
更に充填室22を水密的に閉塞する為に密閉栓20のネ
ジ込み量を増やすと、充填室22内の伝播媒体14の圧
力は上昇し該伝播媒体14は細孔19を介して圧力室1
1を加圧しようとする。
然し、細孔19の上部に弁部材23が位置しており、こ
の弁部材23が先に細孔19を閉じる方向に加圧される
従って、充填室22内に密閉栓20をネジ込めばネジ込
むほど弁部材23は細孔19を封止するこ゛とになり、
上記ネジ込みによる圧力上昇を圧力室に伝えない。
一方、充填室22の上記圧力上昇は密閉栓20の座部と
弾性バッキング21との間から伝播媒体14が流出する
ことによって一定圧力を保つ。
最終的には第6図Cの様に、密閉栓20が水密的に充填
室22を閉塞しても充填室22内の伝播媒体14は加圧
された状態を保持する為に、弁部材23は封止を継続し
圧力室11内の伝播媒体14を加圧することはない。
本考案は以上の説明から明らかな如く、圧力室に伝播媒
体を充填しこの伝播媒体を介して圧力変化手段の圧力変
化を小面積の振動部に集中的に印加してインク滴を噴射
するインク滴噴射装置に於いて、上記圧力室に細孔を介
して伝播媒体を充填する充填室を形成すると共に、この
充填室を閉塞する際に発生する充填室の圧力上昇によっ
て上記細孔を封止する弁部材を設けたので、上記圧力上
昇の圧力室内への伝播を阻止することができ、この圧力
伝播に起因する振動部の撓み変形を抑圧することができ
る。
従って、振動部は圧力変化手段の圧力変化に対して忠実
に応答しオンデマンド的にインク滴を噴射せしめること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図並びに第2図は従来のオンデマンド型インク滴噴
射装置を示す断面図、第3図並びに第4図は本考案イン
ク滴噴射装置の基本構造を示す断面図、第5図は本考案
インク滴噴射装置を示す断面図、第6図a、 b、 c
はその要部拡大断面図、である。 10・・・・・・圧電振動子、11・・・・・・圧力室
、13・・・・・・薄板、17・・・・・・オリフィス
、19・・・・・・細孔、20・・・・・・密閉栓、2
2・・・・・・充填室、23・・・・・・弁部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉された圧力室に圧力変化手段を関連付け、この圧力
    変化手段による圧力変化を内部に充填された伝播媒体を
    介して圧力室の側壁の一部に形威された小面積の振動部
    に集中的に印加し、この振動部の前面に保持されたイン
    ク層のインクをインク滴として噴射せしめるインク滴噴
    射装置に於いて、上記圧力室に伝播媒体を充填する充填
    室を形威し、この充填室と圧力室とを細孔を介して連通
    せしめると共に、上記充填室を閉塞する際に発生する充
    填室の圧力上昇によって上記細孔を封止する弁部材を設
    け、圧力室内への上記圧力上昇の伝播を阻止したことを
    特徴とするインク滴噴射装置。
JP10372680U 1980-07-22 1980-07-22 インク滴噴射装置 Expired JPS6039258Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10372680U JPS6039258Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22 インク滴噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10372680U JPS6039258Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22 インク滴噴射装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5727340U JPS5727340U (ja) 1982-02-13
JPS6039258Y2 true JPS6039258Y2 (ja) 1985-11-25

Family

ID=29465109

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JP10372680U Expired JPS6039258Y2 (ja) 1980-07-22 1980-07-22 インク滴噴射装置

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JPS5727340U (ja) 1982-02-13

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