JPS6222332B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6222332B2
JPS6222332B2 JP8930781A JP8930781A JPS6222332B2 JP S6222332 B2 JPS6222332 B2 JP S6222332B2 JP 8930781 A JP8930781 A JP 8930781A JP 8930781 A JP8930781 A JP 8930781A JP S6222332 B2 JPS6222332 B2 JP S6222332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
generator
relay
electric motor
differential protection
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8930781A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57206226A (en
Inventor
Tsuguyoshi Nakagawa
Shigeru Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP8930781A priority Critical patent/JPS57206226A/ja
Publication of JPS57206226A publication Critical patent/JPS57206226A/ja
Publication of JPS6222332B2 publication Critical patent/JPS6222332B2/ja
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  • Protection Of Generators And Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は負荷に大形の電動機を含む発電機の差
動保護継電装置に関する。
一般にたとえば原子力発電設備には万一事故等
により必要な電力の供給が得られなくなつた場合
に備えて内燃機関等で駆動される非常用発電設備
が備えられ、万一の場合にはこの非常用発電設備
によつて非常用炉心冷却設備その他の設備に電力
を供給するように構成されている。そして、従
来、このような非常用発電設備は第1図に示す如
く構成されていた。すなわち、1は発電機であつ
てデイーゼル機関等により駆動されて発電をな
し、母線2を介して電動機3等の負荷側に電力を
供給するように構成されている。なお、4,5は
遮断器である。そして、このような設備には差動
保護継電装置が設けられており、万一発電機1の
内部で短絡等が生じた場合には発電機1をトリツ
プさせ、損傷を最小限に抑える。6,7はその変
流器であつて発電機1の主回路の母線側および中
性点側にそれぞれ設けられている。そして、これ
ら変流器6,7の二次回路はそれぞれ差動継電器
8に接継されている。なお、これら変流器6,7
および差動継電器8は発電機1の各相毎に設けら
れている。そして、発電機1の内部で短絡等が生
じた場合には発電機1の主回路の母線側および中
性点側を流れる電流に差が生じ、変流器6,7の
二次回路に流れる電流にも差が生じる。そして、
この電流の差によつて差動継電器8が励磁されて
その接点8aが閉成し、発電機トリツプ装置9が
作動して発電機1をトリツプさせるように構成さ
れている。ところで、このような非常用発電設備
の負荷としては上記の如き非常用炉心冷却設備の
ポンプを駆動する電動機3が含まれており、この
ような電動機3の定格は発電機1の容量に対して
かなり大きなものが用いられている。ところで、
このような電動機3を起動した際の起動電流はた
とえば第2図に示す如くこの電動機3を投入した
瞬間に位相によつて非対称なものとなり、このよ
うな電流は対称な電流に対して第2図に破線で示
す如き直流成分が重畳しているのと同じとなる。
そして、この電動機3の定格は発電機1の容量に
対してかなり大きいので発電機1の主回路を流れ
る電流も大きな影響を受け、直流成分が重畳され
たような非対称なものとなる。そして変流器6,
7は一般に直流成分を含んだ電流に対して誤差が
大きくなる傾向を有しており、これら変成器6,
7の二次回路を流れる電流に差が生じることがあ
る。このため、電動機3の起動時に差動保護継電
装置が誤作動して発電機1がトリツプする可能性
があつた。
本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的とするところは負荷の電動機の起動
の際に誤作動により発電機がトリツプする可能性
がない発電機の差動保護継電装置を得ることにあ
る。
すなわち、本発明の構成は負荷の発電機の起動
により始動し、この電動機の起動後の所定時間内
には差動保護継電機構を作動不能とする継電機構
制御機構を設け、電動機の起動時に誤作動によつ
て発電機がトリツプする可能性をなくしたもので
ある。
以下本発明の一実施例を第3図を参照して説明
する。
この一実施例は原子力発電設備の非常用発電設
備である。図中101は発電機であつて、デイー
ゼル機関(図示せず)等により駆動されて発電を
なすように構成されている。また、103は負荷
側の機器たとえば非常用炉心冷却設備のポンプ駆
動用の電動機である。そして、上記発電機101
で発生した電力は母線102を介して上記電動機
103に供給されるように構成されている。なお
104,105は遮断器である。そして、この発
電機101には差動保護継電装置が設けられてお
り、万一内部で短絡等が生じた場合にはこの発電
機101をトリツプさせ、損傷を防止するように
構成されている。以下この差動保護継電装置につ
いて詳述する。106,107はその変流器であ
つて、発電機101の主回路の母線側および中性
点側に設けられている。そして、これらの変流器
106,107の二次回路はそれぞれ差動継電器
108に接続されている。なお、これら変流器1
06,107および差動継電器108は発電機1
01の各相毎に設けられているものであるが、第
3図では1組のみを示す。そして、上記発電機1
01の内部で短絡等が生じ、主回路の母線側と中
性点側を流れる電流に差が生じ、変流器106,
107の二次回路を流れる電流にも差が生じる。
そして差動継電器108はこの電流の差によつて
作動し、その接点108aを閉成するように構成
されている。そして、この接点108aの閉成に
より発電機トリツプ機構109が作動し、発電機
101をトリツプするように構成されている。ま
た、110は継電器、111は時限継電器であつ
て、互に並列に接続されている。また、112は
電動機起動接点であつて電動機103の起動と同
時に閉成されているもので、上記継電器110お
よび時限継電器111とそれぞれ直列に接続され
ている。そして、上記時限継電器111は電動機
103が起動して電動起動接点112が閉成する
ことにより始動し、所定時間経過後すなわち電動
機103が定常運転に達したのちに上記継電器1
10と直列に接続されている常閉の接点111a
を開成するように構成されている。また、上記継
電器110は励磁されることにより常開の接点1
10aを閉成するとともに常閉の接点110bを
開成するように構成されている。そして上記常閉
の接点110aは前記電動機起動接点112と並
列に接続されており、上記継電器110の自己保
持をなすように構成されている。また、上記常閉
の接点110bは前記差動継電器108の接点1
08aと直列に接続されており、上記継電器11
0が励磁されている間はこの接点110bが開成
し、前記差動継電器108の接点108aが閉成
しても発電機トリツプ機構109が作動しないよ
うに構成されている。
以上の如く構成された本発明の一実施例は通常
運転時には発電機101の主回路の母線および中
性点側を流れる電流は互に等しく、よつて変流器
106,107の二次回路に流れる電流も互に等
しくなる。よつて差動継電器108は作動せず、
その接点108aは開成状態であるので発電機ト
リツプ機構109は作動しない。そして、発電機
101の内部で短絡等を生じると主回路の母線側
と中性点側を流れる電流に差が生じるので、これ
ら変流器106,107の二次回路に流れる電流
に差が生じる。そして、上記差動継電器108は
これらの電流の差によつて作動し、その接点10
8aが閉成される。よつて発電機トリツプ機構1
09が作動して発電機101がトリツプし、その
損傷を防止する。次に負荷側に電動機103が起
動すると電動機起動接点112が閉成し、継電器
110および時限継電器111が励磁される。そ
して、この継電器110の常開の接点110aが
閉成して自己保持をなすとともに常閉の接点11
0bが開成する。したがつて、この電動機103
の起動時に発電機101の主回路を流れる電流が
非対称となり、変流器106,107の二次回路
を流れる電流に差が生じて差動継電器108が作
動し、その接点108aが閉成されても発電機ト
リツプ機構109は作動しない。よつてこの電動
機103の起動時において誤作動によつて発電機
101がトリツプしてしまうようなことはない。
そして、所定時間が経過して電動機103が定常
運転に達したら時限継電器111が時限作動して
その接点111aが開成する。したがつて継電器
110が消磁され、接点110aが開成されると
ともに接点110bが閉成される。したがつて、
差動継電器108の作動によつてその接点108
が閉成されると発電機トリツプ機構109が作動
し得る状態となる。なお、電動機103が定常運
転に達したのちは発電機101の主回路に非対称
な電流が流れることはないので、誤作動により発
電機101がトリツプされる可能性はない。
なお、本発明は上記の一実施例には限定されな
い。
たとえば、発電機の主回路の母線側と中性点側
の電流の差を検出して発電機をトリツプさせる機
構すなわち差動保護継電機構は必らずしも上記の
如き構成でなくてもよい。
また、電動機の起動時のみ上記差動保護継電機
構を作動不能とする機構すなわち継電機構制御機
構は必らずしも上記の如き構成でなくてもよい。
さらに本発明は必らずしも原子力発電設備の非
常用発電設備に限らず、その他負荷に比較的大形
の電動機を有する発電機の差動保護継電装置一般
に適用できる。
上述の如く本発明は負荷側の電動機の起動によ
つて作動し、所定時間内は発電機の差動保護継電
機構を作動不能とする継電機構制御機構を備えた
ものである。したがつて、電動機の起動時に上記
発電機の主回路を流れる電流が非対称となつても
差動保護継電機構が誤作動して発電機が不必要に
トリツプするようなことが確実に防止される等そ
の効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の回路図、第2図は電動機の起
動電流の例を示す線図である。第3図は本発明の
一実施例の回路図である。 101……発電機、103……電動機、10
6,107……変流器(差動保護継電機構)、1
08……差動継電器(差動保護継電機構)、10
9……発電機トリツプ機構(差動保護継電機
構)、110……継電器(継電機構制御機構)、1
12……電動機起動接点(継電機構制御機構)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 負荷に電動機のある発電機の主回路の母線側
    と中性点側を流れる電流の差により作動してこの
    発電機をトリツプさせる差動保護継電機構と、上
    記電動機の起動により作動しこの電動機の起動後
    の所定時間内は上記差動保護継電機構を作動不能
    とする継電機構制御機構とを具備したことを特徴
    とする発電機の差動保護継電装置。 2 前記継電機構制御機構は前記差動保護継電機
    構の回路内に設けられ前記電動機の起動により開
    成される接点と前記電動機の起動により始動し、
    所定時間経過後に上記接点を閉成する時限継電器
    とを備えていることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第1項記載の発電機の差動保護継電装置。
JP8930781A 1981-06-10 1981-06-10 Differential protective relay unit for generator Granted JPS57206226A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8930781A JPS57206226A (en) 1981-06-10 1981-06-10 Differential protective relay unit for generator

Applications Claiming Priority (1)

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JP8930781A JPS57206226A (en) 1981-06-10 1981-06-10 Differential protective relay unit for generator

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57206226A JPS57206226A (en) 1982-12-17
JPS6222332B2 true JPS6222332B2 (ja) 1987-05-18

Family

ID=13967002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8930781A Granted JPS57206226A (en) 1981-06-10 1981-06-10 Differential protective relay unit for generator

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JPS57206226A (en) 1982-12-17

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