JPS62223159A - (n−置換フエニル)不飽和脂肪酸アミド誘導体、それらの製造方法及びそれらを有効成分として含有する5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤 - Google Patents

(n−置換フエニル)不飽和脂肪酸アミド誘導体、それらの製造方法及びそれらを有効成分として含有する5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤

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JPS62223159A
JPS62223159A JP6495486A JP6495486A JPS62223159A JP S62223159 A JPS62223159 A JP S62223159A JP 6495486 A JP6495486 A JP 6495486A JP 6495486 A JP6495486 A JP 6495486A JP S62223159 A JPS62223159 A JP S62223159A
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hydrogen atom
eicosa
trienamide
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Application number
JP6495486A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Arai
義信 新井
Hisao Nakai
久郎 中井
Masaaki Toda
正明 戸田
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な(N−置1(λjフェニル)不飽和脂肪
酸アミド9誘導体、それらの製造方法、及びそれらを有
効成分として含有する5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関
する。
さらに詳しく言えは、生体内においてアラキト/酸から
ロイコトリエン類が生成される際に関与する5−リポキ
シゲナーゼの作用を阻害するため、抗炎症剤または抗ア
レルギー剤として有用できる一般式 (式中、 Xは(11単結合、 t2+ −CH(R’)−CH(R5)−基、(3)ト
ランス−C(R’)=C(R5)−基または(4+ −
CEliiC−基を表わし、R1は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直@または分枝鎖のアルキル基、
(3)水酸基または (41フェニル基を表わし、 R2H(11−COOH基、 (31−8o3H基 (41−CH2Cool基または +51−Y−(CI(2)m−COOH基を表わし、R
3は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基、(
41水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 冒はfilシス−CH=CH−基または+21−CミC
−基を表わし、 ルは6.7またば8を表わし、 R4及びR5は、それぞれ (1)水素原子または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
わし、 Yは(1)酸素原子または (2)イオウ原子を表わし、 mは1.2.3または4を表わす。) で示される(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミビ誘
導体に関する。
〔発明の背景〕
プロスタグランジン(Prostaglanaln 、
以下PGと略記する。)研究の領域において、ここ数年
の間に相ついでいくつかの重大な発見が行なわれた。
そのためPG研究開発の流れにも近年大きな変化が見ら
れる。新しく発見され、または新たに構造決定されたP
Gファミリーの中で、特に強力かつユニークな生物活性
をもったものとしてPGエンビパーオキサイト” (P
G  ondoperoxiass 、すなわちPGG
2及びPGE1)、トロンボキサy A2(Throm
bomneA2、以下TxA2と略記する。)、プロス
タサイクリン(Prostacyclin、’すなわち
PG工。)およびロイコトリエンA%B、 C,D及び
E(以下それぞれLTA、 LTB、 LTC,LTD
及びLTEと略記する。)などがあげられる。これらの
化合物に加え、これまでにすでによく知られていた各柚
PGを含むPGファミリーのすべては、アラキドン酸ヲ
共通の母体として生体内で生合成されるため、アラキド
ン酸に始まる代謝経路の全体はアラキドン酸カスケー)
” (Arachidonate cascade )
とよばれている。各経路の詳しい説明や各生成物の条理
的性質については、医学のあゆみ2月4.378 (1
980)、同、 114.462 (1980)、同、
υ、4.866 (1980)、同。
世、 929 (1980)、現代医療、■、 909
 (1980)、同。
旦、 1029 (1980)、同、坦、 1065 
(1980)及び同。
12、1105 (1980)などに記載されている。
アラキト9ン酸カスケードは、アラキドン酸にシクロオ
キシゲナーゼが作用してPGG2、さらにPGE1を経
て各fiP(3,例えばプロスタグランジンF (以下
PGF、と略記する。)、ブロスタグ2α ランジンE2(以下PGE2と略記する。)、PG工2
、TXA2等に至る経路と、アラキドン酸にリポキシゲ
ナーゼが作用してハイドロパーオキシエイコサテトラエ
ノイツクアシツド(hydroperoxyeicos
a−tetraenoicacid、以下HPETEと
略記する。)を経てハイドロキシエイコサテトラエノイ
ツクアシット’ (hydroxyeicosatet
raenoic acid 、以下fiETEと略記す
る。)あるいはロイコトリエンに至る経路とに大別され
る。
前者の経路については、すでによく知られているのでこ
こで詳細に述べることは避ける。詳細については鹿取信
ら編、プロスタグランジン(1978) 。
講談社発行を参照されたい。
後者の経路については反応工程式Iに示される経路によ
シ各f」化合物が生成されることが知られている。
LTA      ts−HETE l ′ アラキドン酸は良く知られている経路、すなわちPGエ
ンドパーオキサイドを経る経路で代謝されるほか、リポ
キシゲナーゼによって全く別の経路に入って代謝される
。すなわちアラキドン酸にリポキシゲナーゼ、例えば5
−リポキシゲナーゼ、12−リポキシゲナーゼあるいは
15−リポキシゲナーゼが作用して、それぞれ 12−HPETE 00H 15−HPETE が生成する。これらの1−iPETEはパーオキシダー
ゼにより過酸化水素基が水酸基に変換されて5−匪TE
、  12− HETEあるいは15−北TE が生成
するが、5− HPETEからはLTAもさらに生成す
る。
LTAは酵素により又は非酵素的に、あるいはグルタチ
オン−s−トランスフェラーゼによりそれぞれLTBあ
るいはLTCが生成する。LTCはr−グルタミルトラ
ンスはブチダーゼによりLTDにかえられる。LTDは
さらにLTEに代謝されることが最近明らかとなってい
る( Biochem、Biophys 。
Res、Commun、 、里、 1266 (197
9)及びProstaglandins 。
19 (5) 、 645 (1980)参照〕。
各種ロイコトリエンのもつ薬理作用に関する研究も進め
られており、その作用も次々工に判明してきた。そして
、とりわけ重要な薬理作用を有するものはLTB%LT
C及びLTDであることがわかった。
虻 (式中、C6−C7間、C8−C0間、C10−011
間及びC14−015間の二重結合はそれぞれZ、 E
、 w及びZを表わす。)を有するロイコトリエンB 
 (LTB4、−般には単にLTBと呼ばれる。)は、
白血球に対する強力な遊走作用及び粘着作用を有し、さ
らに白血球の脱顆粒作用を有することがわかっている(
 Nature、286.264 (1980)、Pr
oc、 Nat、Acaa、Sci。
USA 、 78 、3887 (1981)及びJ 
、Biol、 Cham、 、 256゜5317 (
1981)参照のこと〕。その上、カル7ウムイオノフ
、オアー作用も強く、種々の細胞を攻撃して、その細胞
からのアラキドン酸代謝物の遊離を促進していると考え
られる( J、Biol、 Chem、 、μ程474
6 (1982)参照のこと〕。白血球や楕々のアラキ
ドン酸代謝物(特にPGE2など)が、炎症やアレルギ
ー症状の発現に大きく関与していることを考えると、L
TBのこのような作用は、炎症やアレルギー症状の発現
のひとつの重要なファクターであると言うことができる
一方、LTC及びLTf)はそれぞれ古くから良く知ら
れているS RS (slow reactingsu
bstance)あるいは5R8−A(elosv r
eacting 5ubstance ofanaph
ylaxis )  に同一であることが明らかとなっ
た( Proc、 Natl、 Acad、 Sci、
 USA、 76、4275(1979)、Bioch
om、Biophye+Ree、Commun、、 9
1゜1266 (1979)、Proc、Natl A
caa、Sci、 USA 。
77 、2014 (1980)、14ature 、
 285 、104 (1980)参照〕。
SR8という名称はFelclbergらがコプラ毒の
肺沸流またはコプラ毒を卵黄とインキュベーションした
時に遊離する物質に対して用いたもので、この物質は摘
出モルモット回腸を緩徐に収縮し、その作用は長時間持
続するOとが報告されている(J。
PhysiOl、 、 94.187 (1938)参
照〕。
さらにKellaway  らは感作モルモット肺の潅
流時に抗原を感作させると5R3−Aが遊離することを
示し、5R8−Aとアレルギー反応との関係をはじめて
示した( Quant、 J、Exp、 Physio
l、、 39゜121 (1940) 参照〕。またB
rocklehurstは特異抗原のわかっている気管
支喘息患者の手術によって摘出した肺切片に抗原を作用
させるとヒスタミンと5R8−Aが遊離し、気管支筋を
強く収縮し、この収縮は抗ヒスタミン剤によって緩解さ
れないので5R3−Aは喘息発作時における重要な気管
支収縮物質(bronchoconstrictor)
であることを示唆した(Progr、 Allerg7
.6539(1962)参照〕。その後、人の肺組織片
から得られた5R3−Aは正常な人の気管支動輪を収縮
させる( 工nt、Arch。
Allelrgy Appl、  Immunol、、
 38.217 (1970)参照〕、ラットの5R8
−Aをモルモットに静注すると肺気道抵抗の増強が認め
られる( J 、 Cx1n、 Invest、 。
53、1679 (1,974)参照〕、5R8−A 
をモルモット、ラット、サルの皮肉に注射すると血管の
透過性を元通させる(Advances in 工mm
unology、 、10.105(1969)、J、
Allergy C11n、 Immuno11621
.371(1978)、Prostaglandins
 、 19 (5)、 779 (1980)等参照〕
など多くの報告がある。
上記のようにSRS  は免疫反応が関与して遊離して
くるものをS R8−A、  カル7ウムイオノフア(
calcium 1onophore )  処理など
免疫反応によらないで遊離してぐるもの2SR8と2拙
類区別されているが、両者の間には多くの類似点があり
同一の物質である呵11に性が強いと考えられている。
また、さらKLTCおよびLTDはSR3あるいは5R
3−Aと同一の物質であることが明らかとなり、そのた
めこれらロイコトリエンの薬理性質はSR,Sまたは5
R8−Aの桑埋的性質と置き換えて考えることができる
。そのだめLTC及びLTDはアレルギー症状の発現に
関与する重要な因子と考えられている。
従って、アラキドン酸がロイコトリエン類に代謝される
際に一番最初に関与する5−リボキクゲナーゼの作用を
阻害することは、LTBに起因すると考えられる各種炎
症やアレルギー症状の改善に有効であるばかりでなく、
LTCやLTDに起因すると考えられる各種アレルギー
症状の改善にも有効である。
〔従来の技術〕
以上のような背景のもとに、最近、5−リポキシゲナー
ゼの阻害剤が多数提案されている。それらは不飽和脂肪
酸及びそれらの誘導体と芳香環化合物に大別される。
不飽和脂肪酸及びそれらの話導体としてはが知られ、芳
香環化合物としては、 が九られている。
一方、本発明化合物と化学構造の類似した(N−置候フ
ェニル)−不飽和カぽ肪酸アミド誘導体としては ■ 特開昭60−142941号に、一般式(式中、 A1は炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖のアルケニル
基を表わし、 A2及びA2′は各々独立して水素原子または炭素数1
〜15の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わし、XA
は弐NA5(式中、Aは水素原子または炭素数1〜4の
直@または分枝鎖のアルキル基を表わす。)で示される
基を表わし、 A?i式C00A 、 Cl2COOAまたは0CH2
C○OA  (各式中、Aは水素原子または炭素数1〜
4の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わす。)で示さ
れる基を表わし、 A4は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の直鎖ま
たは分枝鎖のアルキル基まだはアルコキシ基、水α2基
またはニトロ基を表わし、−は単結合または二重結合を
表わし、 rLAはo、 iまたは2を表わす。)(各記号の説明
は本発明と関連のある箇所のみ記載した。) で示される化合物がロイコトリエン拮抗剤、ホスホリパ
ーゼ阻害剤、または5α−リダクターゼ阻害剤として有
用である旨記載されてお9、また、[相] 特願昭59
−246363号には、一般式(式中、 B1は炭素数1〜20の直鎖捷たは分枝鎖のアルケニル
基またはアルキニル基を表わし、 〜は単結合、あるいは炭素数1〜10の直鎖または分枝
鎖のアルキル基で置換していてよいエチレン基またはビ
ニレン基、あるいはエチニレン基を表わし、 B2は水素原子あるいは炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖のアルキル基を表わし、 B3は水素原子、・・ロゲン原子、炭素数1〜6の直鎖
または分枝鎖のアルキル基またはアルコキシ基、水酸基
あるいはニトロ基を表わし、YBは酸素原子あるいはイ
オウ原子を表わし、員 で示される基を表わし、 B8は水素原子あるいは炭素数1〜6の直鎖または分枝
鎖のアルキル基を表わし、 rLB及びqBはそれぞれ0または1〜10の整数を表
わす。
ただしYBが酸素原子を表わす場合、pBはゼロを表わ
さないものとする。) (各記号の説明は本発明と関連のある箇所のみ記載した
。) で示される化合物がロイコトリエン拮抗剤、ホスホリパ
ーゼ阻害剤、または5α−リダクターゼ阻害剤として有
用である旨記載されており、さらに0 特開昭60−2
08951号には、一般式(式中、 Dlは飽和、不飽和または多不飽和である15〜19個
の炭素原子を有するアルギルであシ、 L)2は水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキルあ
るいはフェニルで、1)、 DはDおよびD5により置換されているフェニルであシ
、 D及びD5はそれぞれ同一または異なシ、水素、1〜6
個の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシ、メトキシ
、ハロゲンあるいはニトロである。)(各記号の説明は
本発明と関連のある箇所のみ記載した。) で示される化合物がズロテアーゼ(エラスターゼ及びカ
テズシンG)阻害剤として有用である旨記載されている
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来の5−リポキシゲナーゼ阻害剤と
は化学(・b¥造全異にした、全く新規な5−リポキシ
ゲナーゼ阻害剤を提供することにある。
〔目的を達成するための手段〕
今回、本発明者らは、従来の5−リポキシゲナーゼ阻害
剤とは化学構造を異にした化合物について、その化学構
造と5−リポキシゲナーゼ阻害作用との関係全検削する
過程で、不飽和脂肪酸、とアミドの窒素原子が置換フェ
ニル基で置換された化合物が、予想外にも強力な5−リ
ポキシゲナーゼ阻害作用を有することを見い出し、本発
明を完成した。
〔従来技術との比較〕
5−リポキシゲナーゼ阻害作用を有する(N−置換フェ
ニル)不飽和脂肪酸アミド誘導体はこれまで全く知られ
ておらず、今回初めて見い出されたものである。
また、一般式(I)の各記号の定義から明らかなように
、本発明化合物の一部は、特開昭60−142941号
、同60−208951号及び%願昭59−24636
3号に記載された発明の範囲(上位概念)に含まれる。
しかしながら、一般式(A)、(B)及び(D)で示さ
れる化合物は、きわめて広範囲にわたっており、本発明
化合物に必須の化学構造であるしトジエン型及び1−エ
ン−4−イン型構造を有する化合物としては、ごく少数
が特定的に記載されているに過ぎない。
さらに一般式(A)、(11)及び(勇で示される化合
物はロイコトリエン拮抗作用、ホスホリパーゼ阻害作用
、5α−リダクダーゼ阻害作用または プロテアーゼ阻
害作用を有するが、本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害
作用は、これらの薬理作用からは全く予測されない作用
である。
さらに詳細に述べると、特開昭60−142941号に
は一般式(A)で示される化合物が広く開示されている
が、L4−ジエン型構造を有する化合物としては、具体
的には の3化合物が特定的に記載されているだけである。
またロイコトリエン拮抗作用とは化合物がロイコトリエ
ンの受容体に結合し、ロイコトリエンと受容体との結合
を阻止し、ロイコ) IJエンの作用の発現を抑えるの
に対し、5−リポキシゲナーゼ阻害作用は目的化合物が
酵素と直接結合し、酵素の正常な拗きを阻止しロイコト
リエンの合成を抑えるものであシ、両件用は根本的にそ
の作用機序を異にするものであシ、両者の間には相関関
係はない。従って、本発明の5−リポキシゲナーゼ阻害
作用は一般式(Alの化合物が有する作用からは全く予
期されない薬理的性質である。
また%願昭59−246363号及び特開昭60−20
8951号には、それぞれ一般式(E)及び一般式(D
)で示される化合物が広範囲に開示されているが、L4
−ジエン型及び1−エン−4−イン型構造を有する化合
物に関する具体的な記載は、いずれの明細書にも全くな
い。
また、本発明化合物が有する5−リポキシゲナーゼ阻害
作用は、一般式(D)の化合物が有するプロテアーゼ阻
害作用からも全く予期されない薬理的性質である。
〔発明の構成〕
従って、本発明は、 (11一般式 (式中、 Xは(11単結合、 +21−C1((R’)−CH(R5)−基、(3)ト
ランス−〇(R’) =C(R5)−基 または+41
−C=C−基を表わし、 R1は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
(3)水酸基 または (4)フェニル基を表わし、 R2はfil  −COOH基、 (31−8o3H基、 (41−CH2Cool、% −iたけ+51−Y−(
Cal、瑞−COOI(Mkfiわし、R3は(1)水
素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
(4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 陽メは(1)シス−CH=C)i−基 または+21−
C竺C基を表わし、 ルは6.7または8を表わし、 R4及びR5は、それぞれ (11水素原子 または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
わし、 Yは(11酸素原子 または (2)イオウ原子を表わし、 mは1,2.3または4を表わす。
ただし、以下の2条件を満足するものとする。
(1)Xが単結合、−CH(R’)−C1l(R5)−
基またはトランス−〇 (R’ )=C(R5)−基(
式中、R4及びR5は前記と同じ意味を表わす。)を表
わし、 R1が水素原子゛または炭素数1〜4の直aまたは分枝
鎖のアルキル基を表わし、 R2が一部〇〇H基、−C)i2COOH基または−Y
 −(CH2)rn−C0OH基(式中、Y及びmは前
記と同じ意味を表わす。)を表わし、かつ 電がシス−CH=CH−基を表わすとき、ルは7または
8しか表わさないものとする。
(11)一般式(IA)において、 X = 単結合、R1=R”=水素1l−1R2= 2
−C0OH基、冒=シス−C)i、=CIト基及びIL
=7である化合物、 Xニドランス−〇H=CH−基、R1=R3=水素原子
、R2= 2− C0OH基、W=シス−CH=CH−
基及びル=7である化合物、及び X= ) ラyスーCH=CH−基、R4素9X子、R
2=2−COOH基、R3=5−クロロ原子、曾=シス
−CH: CH−基及びル=7である化合物を除く。)
で示される(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミビ肪
導体、及びそれらの非毒性塩、及び、(2)・一般式(
IAX式中、すべての記号及び条件は前記と同じ意味を
表わす。)で示される化合物の製造方法、及び (3)一般式 (式中、 Xは(11単結合、 12+ −CH(R’ ) −CI((R5)−基、(
3)トランス−〇(R’)=C(R5)−基 または(
41−C=C−基を表わし、 Rは(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
(3)水酸基 または (4) フェニル基を表わし、 ■(2ば(11−COOH基、 (31−503H基、 t4+  −CH2COOH基 または(51−Y−(
CH2)□−〇〇〇H基を表わし、R3は(1)水素原
子、 (2)ハロゲン原子、 (3) 炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基
、(射水酸基 または (5)ニトロ基を表わし、 狛シはfil  シス−Cfi = CB−基 または
!21 −C=Q−基を表わし、 ルは6,7または8を表わし、 R4及びR5は、それぞれ (11水素原子 まだは (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
わし、 Yは(11酸素原子または (2)イオウ原子を表わし、 mは1.2.3または4を表わす。) で示される( N −fti換フェニル)不飽和脂肪酸
アミド線導体、及びそれらの非毒性塩を有効成分として
含有する5−リポキシゲナーゼ阻害剤に関する。
一般式(IA)で示される本発明化合物は、〔従来の技
術〕の項に記載した一般式(A)、(B)及び(D)で
示される範囲には含まれるが、下位概念として具体的に
は開示されていない化合物を主として含む群(以下、一
般式(IA−1)として示される。)と一般式(A)、
(B)及び(D)には含まれない化合物を主として宮む
群(以下、一般式(IA−2)として示される。)に分
類することができる。
すなわち、一般式(IA)で示される化合物は、一般式 (式中、 xlは(1)単結合、 +21 − CI (R4) −CI((R5)−基 
または(3)トランス−C(R’) = C(R5)−
基を表わし、R11は(1)水素原子まだは (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基を
表わし、 R21は(11−COOH基、 +21−CH2COOH基 または (3+ −Y−(CH2)m−COOH基を表わし、R
31は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
(4)水酸も(または (5)ニトロ基 金表わし、 rLlは7または8を表わし、 R4、R5、Y及びmば11iI記と同じ意味を表わす
ただし、一般式(IA−1)において、X1=単結合、
R11=R31=水素原子、R21=2−COOH基及
びrL!=7である化合物、 X1=トランス−〇H=CH−基、R11= R31=
水素原子、R21= 2− C0OH基及びn1=7で
ある化合物、及びX1=トランス−〇H=CM基、R1
1=水素原子、R21= 2− C0OH基、R31=
5−クロロ原子及びrLl=7である化合物を除く。) で示される化合物と、 一般式 (式中、 X2はfl)単結合、 +21−CM(R’)−CH(R5)−基、(3)トラ
ンス−C(R’ ) −C(R5)−基または(41−
C−=C−基を表わし、 R12ば(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
(3)水酸基 または (4) フェニル基を表わし、 R22ば(11−COOH基、 (3+ −8o3H基、 (41−CH2COOH基または f5)  −Y−(CH2)rn、Cool基を表わし
、R−(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3) 炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基
、(4) 水酸基 または (5) ニトロ基を表わし、 !は(1)  シス−C1(: CH−基 または(2
+ −C=C−基を表わし、 rL2は6,7または8を表わし、 R4,R5,Y及びmは前記と同じ意味を表わす。
ただし、R22が一部〇〇H基、−CH2C0OH基ま
たは−Y−(C12)、n−C0OH基を表わす場合に
は以下の条件を満足するものとする。
(1)  冒が一部−C−基を表わすか、(11)  
閂がシス−CH= CH−基を表わし、X2が−C=C
−基を表わすか、あるいは (iiil  電がシス−CH=CH−基を表わし、X
2が単結合、−CH(R4)−CH(R5)−基または
トランス−〇(R’)=C(R5)−基を表わし、R1
2が水酸基またはフェニル基を表わすものとする。) で示される化合物に分類される。
すべての本発明化合物は、不飽和脂肪酸アミドの窒素原
子に置換フェニル基が結合した化合物として命名される
。すなわち (1)Rが一部〇〇H基を表わす場合には、例えば式で
示される化合物は、(2E、 11Z、 14Z) −
N −(3−カルボキシフェニル)−エイコサ−2,1
1,14−) ’Jエンアミドと命名され、 (1)  R2がIHテトラゾルー5−イル基を表わす
場合には、例えば式 テ示すレル化合物ハ、(2E、IIZ、14Z)−N−
(2−(IH−テトラツルー5−イル)フェニル)−エ
イコサ−2、11,14−トリエンアミドと命名され、
(Hl)  R2が一8O3H基を表わす場合には、例
えば式で示される化合物は、(2a、nz、14z) 
−N−(2−スルホフェニル)−エイコサ−2,11,
14−トリエンアミドと命名され、 (iv)  R2が−CH2C00H基’に表わfm合
Kd、flLtば式 で示される化合物は、(2E、IIZ、14Z) −N
−((2−カルボキシメチル)フェニル)−エイコサ−
2,11,14−トリエンアミド9と命名され、 (■)R2が−Y −(CH2)m−C0OH基を表わ
す場合には、で示される化合物は、(9Z、x2Z)−
N−(2−(2−カルボキシエチルチオ)フェニル)−
オクタデカ−9,12−ジエンアミドと命名される。
特許請求の範囲を含む本明細書において、一般式(D、
  (1−1)及び(1−2)中の部分構造CがCを表
わす場合、ふたつの二重結 合はともにシス配R(すなわち、Z)であシ、X。
Xl及びX2が表わすC(R’)=C(R”) 中の二
重結合はトランス配!(すなわち、E)である。
x、xl及びX2が表わす−CH(R’)−CH(R5
)基中のR4及び/またはR5がアルキル基を表わす場
合には、それらが結合する炭素原子は不斉炭素となシ異
性体が生じる。またR1 、Hll 、R12、R3、
R31、R32、R4及びR5が分枝鎖アルキル基を表
わす場合にも異性体が生じる可能性がある。しかしなが
ら、一般式(I)、(I−1)及び(l−2)で示され
る本発明化合物には、不斉炭素によるすべての異性体が
包含される。
一般式(I)、(IA)、(IA−1)及び(IA−2
)において、R1,R11、R12、R3、R31、R
32、R4及びR5が表わす炭素数1〜4の直鎖または
分枝顧のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル基及びそれらの異性体が挙けられる。
R3、R31及びR32が表わすノ・ロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が
挙げられる。
X1X1及ヒx2トシテハ単結合、CH20H2、CH
(CH3)−CH2、CH2−CH(CR,)、CI(
CH3)−CH(C13)、トランス−〇H=CH,)
ランス−C(CH3)=CH1トランス−CH,、C(
CH3)、トランス−〇(CH3) =C(CH3)及
びC=C基が好ましい。
R1、R11及びR12としては水素原子、メチル基、
水酸基及びフェニル基が好ましい。
R2、R21及びR22としては、C0OH,IH−テ
トラゾルー5−イル、5o3H1C)[2COOH及び
Y −(C)12)、L−COOH基のいずれの基も好
ましいが、とシわけR21、!: L テu cooH
,CH2C0OH及0: Y −(OH2漏−coom
 基が好ましく、R22としてはC00H1IH−テト
ラゾルー5−イル及び5O3H基が好ましい。また、こ
れらの基が結合するベンゼン環の位置は−N(R)−基
の結合位置を1位としたとき、2.3及び4位のいずれ
も好ましいが、とりわけ2位及び3位が好ましい。
R3、R31及びR32としては、水素原子、塩素原子
、メチル基、水酸基及びニトロ基が好ましいが、特にR
32としては水素原子及び塩素原子が好ましい。
またこれらの基が結合するベンゼン環の位置は−N(R
’)基の結合位置を1位としたとき、2.3.4.5及
び6位のいずれも好ましい。
本発明の好ましい一群としては (式中、 Xは単結合、−CH(R” ) −CH(R” )−基
またはトラシス−C(R41> = C(R51>−基
を表わし、R13は水素原子またはメチル基を表わし、
R23は一部〇〇H基、−CH2COOH基または−Y
−(OH2)□−coon基を表わし、R33は水素原
子、塩素原子、メチル基、水酸基またはニトロ基を表わ
し、 R41及びR51はそれぞれ水素原子またはメチル基を
表わし、 その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
ただし、一般式(IA−IF)において、X3=単結合
、R13== R33=水素原子、R23= 2− C
0OH基及びル1=7である化合物、 X3= トラン、r、−CH=CH−%、R13=R3
3=水素a子、R23= 2− Cool基及びル1=
7である化合物、及びX3−トランス−CH=CH−基
、R−水素原子、R23= 2− C0OH基、R33
=5−クロロ原子及びrLl=7である化合物を除く。
) で示される化合物及びそれらの非勘性塩、及び(式中、 X4は単結合、−CH(R41) −CH(R51)−
基、トランス−〇 (R41) = C(R51>−基
または一部=C−基を表わし、R14は水素原子、メチ
ル基、水酸基または7エ二ル基を表わし、 R24は一部〇〇H基、IH−テトラゾ1ツルー5−イ
ル基、−303H基、CH2C0OH基または−M−(
C)12)□−COOH基を表わし、 R34は水素原子、塩素原子、メチル基、水酸基または
ニトロ基を表わし、 その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
ただし、R24が一部〇〇H基、−CH2C0OH基ま
たは−M−(C)i、)□−COOH基を表わす場合に
は以下の条件を(11足するものとする。
(1)  −が−〇−=C−基を表わすか、(11) 
 蜜がシス−CH= CH−基を表わし、x4が−C=
C−基を表わすか、あるいは (fil)  閂がシスーCH:CH−基を表わし、X
4が単結合、−C)1 (R” ) −C1((R51
)−基またはトランス−〇 (R41) =: C(R
51)−基を表わし、R14が水酸基またはフェニル基
を表わすものとする。)で示される化合物及びそれらの
非毒性塩、及び(式中、すべての記号は前記と同じ意味
を表わす。
ただし、条件は存在しない。) で示される化合物またはそれらの非毒性塩を有効成分と
して含Mする5−リポキシゲナーゼ阻害剤である。
本発明化合物のうち、好ましい化合物としては、例えば fl、+  (9Z、12Z)−N−((2−,3−ま
たは4−)カルボキシフェニル)−オクタデカ−9,1
2−ジエンアミド、(21(IIZ、14Z)−N−(
(2−,3−4たU4−)’フルボキシフェニル)−エ
イコサ−11,14−ジエンアミド、(31(2E、I
IZ、14Z)−N−((2−,3−または4−)カル
ホキジフェニル)−エイコサ−2,11,14−) I
Jエンアミ ト9、 F41  (2F、11Z、14Z)−N−((2−,
3−または4−)カルボキシフェニル)−2−メチルエ
イコサ−2,11,14−トリエンアミド、 (51(IIZ、14Z)−N−((2−,3−47’
vid4−)J#ボキシフェニル)−エイコサ−11,
14−ジエン−2−インアミド、(61(10Z、13
Z) −N−((2−、3−または4−)カルボキシフ
ェニル)−ノ六デカー10.13−ジエンアミド、(力
 (12Z、15Z) −N−((2−、3−または4
−)カルボキシフェニル)−ヘンエイコサ−12,15
−ジエンアミド:(81(2E、12Z、15Z)−N
−((2−,3−または4−)カルボキシフェニル)−
ヘンエイコサ−2,12,15−トリエンアミド、 (91(2E、12Z、15Z)−N−((2−,3−
または4−)カルボキシフェニル)−2−メチルヘンエ
イコサ−2、12,15−トリエンアミド、 (1G  (12Z、15Z)−N−((2−,3−1
7’i:、は4−)カルボキシフェニル)−ヘンエイコ
サ−12,15−ジエ/−2−インアミド、 α1)  (9Z)−N−((2−,3−または4−)
カルボキシフェニル)−オクタデカ−9−エン−12−
インアミド、Q21  (IIZ)−N−((2−,3
−tタハ4−、)カルyN*シフzニル→−エイコサ−
11−エン−14−インアミド、α31  (2E、I
IZ)−N−((2−,3−または4−)カルボキシフ
ェニル)−エイ;?−2,11−ジエン−14@ンアミ
トゞ、α4)  (2E、IIZ)−N−((2−,3
−または4→カルボキシフエニル)−2−メチルエイ;
t−2,U−)エン−14−インアミド、 (151(IIZ)−N−((2−,3−または4−カ
ルボキシフェニル)−エイコ?−11−エンー2.14
→ジインアミヒ、及び 06)〜(751上記(1)〜(15)の化合物のフェ
ニル環にクロロ原子、メチル基、水酸基またはニトロ基
が置換した化合物、及び (′?Q〜(宴)上記[11〜σ1の化合物の窒素原子
にメチル基、水酸基またはフェニル基が置換した化合物
、及び 上記σら)〜(列)の化合物のカルボキシル基が(IH
−テトラゾル−5−イル)基、スルホ基、カルボキシメ
チル基、カルボキシメチルオキシ(またはチオ)3−カ
ルボキシプロピルオキシ(またはチオ)基、または4−
カルボキシブチルオキシ(iたはチオ)基で置換された
化合物が挙げられる。
一般式(I)、(I−1)及び(I−2)で示される化
合物の非毒性塩としては、例えばナトリウムまたはカリ
ウムの如きアルカリ金属の塩、カルシウム又はマグネシ
ウムの如きアルカリ土類金属の塩、アンモニウム塩及び
薬学的に許容される(非毒性の)アミン塩が含まれる。
カルボン酸とそのような塩を形成する適当なアミンはよ
く知られており、例えばテトラメチルアンモニウムの如
きテトラアルキルアンモニウムの塩、及びメチルアミン
塩、ジメチルアミン塩、シクロペンチルアミン塩、ベン
ジルアミン塩、フェネチルアミン塩、ピペリジン塩、モ
ノエタノールアミン塩、ジェタノールアミン塩、リジン
塩、アルギニン塩またはN−メチルグルカミン塩等の有
機アミン塩が挙げられる。
〔製造法〕
本発明に従えば、すべての記号が前記と同じ意ぅち、R
2が−COOH基、1エトテトラゾルー5−イル基、−
5o3H基まだは−CH2C○OH基を表わす化合物、
すなわち一般式 (式中、R” 1−C0OH,l、tH−y−トラツル
ーs−イル基、−8O3H基及び−CH2COOH基を
表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わも)で示
される化合物を反応させて、アミド゛結合を形成させる
ことにより製造される。
酸とアミンを反応させてアミド結合を形成させる反応は
公知であり、例えば、 (A)  混合酸無水物を用いる方法、tB)  t−
eハライドを用いる方法、(C)DCCを用いる方法、 等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、 (A)  混合酸無水物を用いる方法は、例えば一般式
(II)で示される酸を不活性有機溶媒(クロロホルム
IN化メチレン、ジエチルエーテル、THF(テトラヒ
ビロアラン)等)中または無溶媒で、三級アミン(ピリ
ジン、トリエチルアミン、ピコリン等)の存在下、酸ハ
ライド(ピパロイルクロライド、チオニルクロライド、
トン・ルクロライト0、メシルクロライド、オギサリル
オロライl−’等)、または酸d導体(クロロギ酸エチ
ル、クロロギ酸インブチル等)と、0℃〜40℃で反応
させ、得られた混合酸無水物と一般式(lna)で示さ
れるアミンを不活性有機溶媒(上記と同じ)中、O℃〜
6・40℃で反応させることによシ行なわれる。
(B)  酸ハライドを用いる方法は、例えば一般式叩
で示される酸を不活性有機溶媒(上記と同じ)中、また
は無溶媒で、酸ハライ)″(上記と同じ)と−20℃〜
選流温度で反応させ、得られた酸ハライドを三級アミン
(上記と同じ)の存在下、もしくは非存在下、一般式(
■α)で示されるアミンと不活性有機溶媒(上記と同じ
)中、0℃〜40℃で反応させることにより行なわれる
(C)DCC=”、用いる方法は、例えば、一般式(I
I)で示される酸と一般式(■α)で示されるアミンを
、不活性有機溶媒(上記と同じ)中、または無溶媒で三
級アミン(上記と同じ)の存在下もしくは非存在下、D
CC(ジシクロへキシルカルボジイミド)を用いて、0
℃〜40℃で反応させることにより行なわれる。
これら(A)、(Blおよび(C)の反応は、いずれも
不活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、無水条件で
行なうことが好ましい。
一般式(IA)で示される本発明化合物のうち、R2が
一部〇〇H基または−Y −(CH2)m−COOH基
を表わす化合物、すなわち一般式 (式中、R2bバー C0OHg 1 タハ−Y−(C
H2)、−COOH基(式中、Y及びmは前記と同じ意
味を表わす。)を表わし、その他の記号は前記と同じ意
味を表わす。)で示される化合物は、一般式 (式中、R2b′は一部〇OR6基または−Y−(CH
2)m−COOR6基(式中、R6は低級アルキル基を
表わし、Y及びmは前記と同じ意味全表わす。)を表わ
し、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。)で示さ
れる化合物をケン化反応に付すことによシ製造される。
ケン化反応は公知であり、例えば け)水と混和しうる
有機溶媒(T HF、ジオキサン、エタノール、メタノ
ール等)中、アルカリ (水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化リチウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム等)の水溶M、ヲ用いるか、t2+  アルカノール
(メタノール、エタ7ノール等)中、上記のアルカIJ
 f用いて無水条件で行なわれる。これらの反応は〕1
n常−10℃〜100℃の温度で行なわれる。
さらに、一般式(IA)で示される本発明化合物のうち
、RがIH−テトラゾルー5−イル基を表わす化合物、
すなわち一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物は、一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物をアジドと反応させることにより得るこ
とができる。
シアン基金アジドと反応させ、IH−テトラゾルー5−
イル基に訴導する反応は公知であり、例えば無水条件下
、不活性有機溶媒(ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドン等)中、弱(f? (ピリジウムクロライl
−9、塩化アンモニウム、ジメチルアニリンの塩酸塩等
)の存在下、アジド(アジ化ナトリウム、アジ化リチウ
ム、アジ化カリウム等)を用いて加熱することにより行
なわれる。
一般式(fV)及び(■で示される化合物は、一般式(
I[)で示される化合物と、それぞれ一般式(式中、す
べての記号は前記と同じ意味全表わ鳴)で示される化合
物及び一般式 (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を反応させて、アミド結合全形成させる
ことによシ製造される。アミド結合を形成させる反応は
前記と同様にして行なわれる。
中間体として用いた一般式(n)で示される化合物は、
それ自体公知であるか、または公知の方法により簡単に
製造することができる。以下に製造方法の一例を示す。
反応工程式■ す場合: (X[)             (11C)反応工
程式■ (・/(W) i′ (II=) <■f) (XXI)               (Icy)
上記反応工程式中、Rは低級アルキル基を表わし、R8
はトシル基またはメシル基を表わし、R4“及びR5“
はそれぞれ炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル
基を表わし、THPはテトラヒドロピラン−2−イル基
を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす。
各工程を簡単に説明すると、 工程(α)11緩和な酸化反応、例えば不活性有機溶媒
(アセトン等)中、ジョーンズ試薬を用いて、−20℃
から室温で反応させるか、ノ・ロゲン化炭化水素(クロ
ロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素等)中、三酸化ク
ロム−ピリジン錯体を用いて一20℃から室温で反応さ
せることにより行なわれる。
工程(b月1緩和な酸化反応であυ、例えは不活性有機
溶媒(ジメチルスルホキシド等)中、トリエチルアミン
の存在下、三酸化イオウ−ピリジン錯体を用いて室温で
反応させるか、スワン酸化によ9行なわれる。
工程(C) +4 不g ’e11−有機f(i ’1
2 (T HF、1,2−ジメトキシエタン等)中、水
素化ナトリウムを懸濁させ、一般式 (式中、R9は低級アルキル基を表わし、その他の記号
は前記と同じ意味全表わす。)で示されるジアルキルホ
スホネートを加え、得られた一般式(XXTf)で示さ
れる化合物のナトリウム訪導体を一般式(■)または(
X)で示される化合物と20℃から50℃で反応させる
ことにより行なわれる。
工程(,1)11グIJ ニヤール反応であり、不活性
有機溶媒(T)IF、エーテル等)中、0℃で一般式%
式%) (式中、l’lalは・・ロゲン原子でありR4(xは
前記と同じ意味を表わす。)で示されるグリニヤール試
薬と反応させ、続いて酸で処理することにより行なわれ
る。
工程(e)11ケン化反応であり、前記した一般式■の
化合物を一般式(Ib)の化合物に変換するのと同様に
して行なわれる。
工程(す月ニドシル化またはメシル化反応である。
三級アミン(ピリジン、トリエチルアミン券)の存在下
、不活性斗]磯fr4媒(塩化メチレン等)中、あるい
はピリジン中において、−30℃から50℃でトシルク
ロライドまたはメシルクロライドと反応させることによ
り行なわれる。
工程(ケ)(コアセトン中、アルカリヨーダイト″(ヨ
ウ化ナトリウム、ヨウ化カリウム等)を用いて、室温か
ら溶媒の速流温度で反応させることにより行なわれる。
工程(A)は、不活性有機溶媒(Tl(F’、エーテル
等)中、−78℃でリチウム化剤(ループチルリチウム
等)と一般式 %式%() (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物と反応させ、得られた一般式CXX[V
)まだはαW)の化合物のアニオンに、不活性有機溶媒
(ヘキサメチルホスファアミド1等)に溶かした一般式
(XIV)  または(XIX)のヨード化合物を0℃
から(資)℃(好ましくは室温)で反応させることによ
シ行なわれる。
工程(1月コマイケル付加反応であシ、例えば不活性有
機溶媒(エーテル)中、ヨウ化第1銅と一般式(XXI
[l)で示される化合物を0℃から5℃で反応させるこ
とにより行なわれる(詳細についてはRee、 Tra
v、Chim、、 55,821 (1936)参照の
こと)。
工程CJ)>+L脱THP化反応であシ、酸性条件下で
加水分解することによシ行なわれる。好ましくは希塩酸
とTHFの混合液、希塩酸とメタノールの混合液、酢酸
、水及びTHE’の混合液、リン酸、水及びTHEの混
合液、I)−トルエンスルホン酸とメタノールの混合液
中、室温から80℃で行なわれる。溶媒は原料化合物の
溶解度により、適宜変換することができるし、混合溶媒
とすることができる。
前記した一連の反応式において、出発原料として用いた
一般式(Vl)、(X[l)及び(八すの化合物、すな
わち一般式 (式中、pはn−1,nまたはル+1で示される整数(
式中、ルは前記と同じ意味を表わす。)を表わす。)で
示される化合物、及び一般式(■)で示される化合物(
後の反応工程式では式(■α)で示され、該試において
、pがルーlである場合に式(■)の化合物を表わす。
)は、それ自体公知であるか、または公知の方法により
簡単に製造することができる。以下に製造方法の一例を
示す。
反応工程式■ (式中、Rは低級アルキル基を表わし、その他の記号は
前記と同じ意味を表わす。) 各工程を簡単に説明すると、 工程(沖は水酸基をテトラヒドロピラン−2−イル基で
保護する反応であり、不活性有機溶媒(塩化メチレン等
)中、縮合剤(p−1ルエンスルホンに等)の存在下、
2.3−ジヒドロピランと室温で反応させることによシ
行なわれる。
工8 < fL) 11ウイテイヒ反応である。不活性
有機溶媒(THP等)中、強塩基(rL−ブチルリチウ
ム等)の存在下、一般式(Xi)の化合物と一般式(式
中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で示さ
れるホスホニウム塩を一78℃から室温で反応されるこ
とによシ行なわれる。反応はへキサメチルホスファアミ
ド中で行なうことが望ましい。
工程(n>+j還元反応である。不活性有機溶媒(トル
エン等)中、公知の還元剤(ジインメチルアルミニウム
ハイド9ライド等)を用いて一78℃から室温で行なわ
れる。
工程(n)d不活性有機f8妹(ジメチルスルホキシド
寺)中、シアン化カリウムまたはシアン化ナトリウムを
用いて、室温から溶媒の還流温度で行なわれる。反応は
不活性ガス気流中で行なうのが好ましい。
工程(O)D、ニトリルからアルテビドヲ得る反応でち
り、工程(m)と同様にしてニトリルを還元した後、0
℃から室温で弱酸(希硫酸)で処理することにより行な
われる。
前記した一連の反応式において、出発原料として用いた
一般式(XEI)及び(XXXI)の化合物、さらに一
般式(XXII)、(XXl[l)、(XXIV)、(
XXV)、及び(XXXIV)の化合物はそれ自身公知
であるか、または公知の方法によシ簡単に製造すること
ができる。
もう一方の中間体として用いた一般式(■す、(11b
)及び(illC)の化合物はそれ自体公知であるか、
または公知の方法によシ簡単に製造することができる。
とシわけ、一般式(■α)、(IIIA) (式中、R
2b′が一部〇OR’基(R6は前記と同じ意味を表わ
す。)を表わす場合)及び(IIIC)の化合物は大部
分市販されている。R2b′が−Y −(C12)、7
!−COOR6基(式中、すべての記号は前記と同じ意
味を表わす6)を表わし、R3が水酸基及びニトロ基以
外の基を表わし、R1が水酸基以外の基を表わす一般式
(l[[b)の化合物の製造方法の一例を以下に示す。
(式中、Rは炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基またはフェニル基を表わし R3“は水素原子、ハ
ロゲン原子または炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アル
キル基を表わし、その他の記号は前宮己と同じ意味を表
わす。) 工程(p)は不活性有機溶媒(Tay、アセトニトリル
等)中、塩基(水素化ナトリウム等)の存在下、一般式 %式%() (式中、R60ハハロゲン原子、アルキルスルホニルオ
キシ基またはアリールスルホニルオキシ基を表わし、そ
の他の記号は前記と同じ意味を表わt)で示される化合
物を用いて室温から溶媒の還流温度で行なわれる。
工程(q)はニトロ基の還元反応であシ、水素化触媒(
パラジウム黒等)の存在下、水素ガスを用いて、あるい
は亜鉛、スズまたは塩化第一スズと塩r←2を用いて、
あるいは三塩化チタンを用いであるいはアンモニア水と
ハイドロサルファイド(Na2S204)を用いて行な
われる。
工程(j)はハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロ
ロホルム等)中、三級アミン(トリエチルアミン、ピリ
ジン等)の存在下、無水トリフルオロ酢酸を用いて水冷
下に行なわれる。
工程(S)は、一般式 %式%() (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
示される化合物を用いて、工程(77)と同様にして行
なわれる。
工程(?)は不活性有機溶媒(メタノール、エタノール
等)中、塩基(炭酸カリウム、ナトリウムメトキサイド
等)を用いて無水条件で行なわれる。
前記した一連の反応式において、出発原料として用いた
一般式(XXXV)及び(XXXMI)の化合物、及び
一般式(XL)及び(XLI)の化合物はそれ自身公知
であるか、または公知の方法によシ簡単に製造すること
ができる。
一般式+11で示される本発明化合物は R2が−C0
OH糸、IH−テトラゾルー5−イル基、−3o3H基
、−CI(2Coo)i基及び−Y−(C基端−COO
H基(式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。
)を表わす場合には、塩を形成することができる。
塩に変換することによ)本発明化合物の水に対する溶解
性が向上するため、医薬品として投与する際に有用であ
る。
本発明化合物の非毒性塩は公知の方法にょシ容易に製造
することができる。
本明細書中の各反応において反応生成物は通常の精製手
段、例えば常圧下または減圧下における蒸留、シリカゲ
ルまたはケイ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマト
グラフィ、薄層クロマトグラフィ、あるいはカラムクロ
マトグラフィまたは洗浄、再結晶等の方法により′!!
h製することができる。精製は各反応ごとに行なっても
よいし、いくつかの反応終了後行なってもよい。
〔効果〕
一般式(1)で示される化合物およびその薬学的に許容
される非毒性塩は、5−リポキシゲナーゼの活性を特異
的に阻害するので、人間を含めた哨乳動物、特に人間に
おいて、5−リポキシゲナーゼの作用によって生成する
s −HPETE以降の産生物質の生成をコントロール
することが望まれる場合に有効である。これらの作用は
実験室の実験により認められている。例えば5−リポキ
シゲナーゼに対する阻害作用は以下に述べるスクリーニ
ング系によシ確認した。
5−リポキシゲナーゼ阻害作用 5−リポキシゲナーゼの活性測定は、カゼイン処理して
得たモルモットの腹腔内多核白血球を超音波処理したの
ち遠心分離法によって得た10へooo x gの上清
分画を酵素として用いた。すなわちこの上清分画(10
0〜500μ9蛋白)を1蔵塩化カルシウム共存下に、
放射性同位体(C)で標識したアラキドン酸と30℃で
5分間インキュベートしたのちエーテル抽出し、抽出物
をシリカゲル薄層クロマトグラフィーで分離すると5−
Rh:TE、 5 、12− di METEおよびロ
イコトリエンBの生成が観察される。この測定系におい
て5−BET”h:、 5 、12− di HETE
およびロイコトリエンBの生成を50%閉害するのに必
要な本発明化合物の濃度をもって、5−リポキシゲナー
ゼに対する阻害濃度(工C30)とした。
表1=5−リポキシゲナーゼ阻害作用 (i)  一般式CIA−1)に含まれる本発明化合物
(H)一般式(IA−2)に含まれる本発明化合物(f
il)  一般式fi)にのみ含まれる本発明化合物(
公知化合物) なお、検体として用いた本発明化合物は相当する酸をす
l−IJウム塩に変換した後実験に供した。
すなわち、本発明化合物である酸をエタノール−ジメチ
ルスルホキシ)’(1:1)の混合溶媒にて20mM溶
液とし、この一定量に同量の20 mMの水酸化ナトリ
ウム水溶液−エタノール(1:4)の混合′e、を加え
て、本発明化合物の10 mMのナトリウム塩浴孜とし
て実験に供した。ただし、表中、1)で示された数値は
7リーの酸を用いて測定されている。
5−リポキシゲナーゼの作用を阻害することによって、
5− HPETE以降の産生物質、 とシわけロイコト
リエンA、 B、 C,D及びEの生成を抑えることが
できる。従って、一般式(I)の本発明化合物及びそれ
らの非毒性塩に、人間を含めた哺乳動物、特に人間にお
けるロイコトリエンA、 B、 C%D及びEK、起因
する疾、小の予防や治療に有用である。
例えばロイコトリエンBK起因する炎症やアレルギー症
状、及びロイコトリエンC及びDに起因するアレルギー
性の気管および気管支または肺の疾患、アレルギー性の
ショックあるいはアレルギー性の各種炎症の予防や治療
に有効である。
さらに、本発明化合物の毒性は非常に低いものであり、
医薬品として十分安全に使用できることが確認された。
本発明化合物を上記の目的で用いるには、通常全身的あ
るいは局所的に、経口又は非経口で投与される。投与量
は年令、症状、治療効果、投与方法、処理時間前により
異なるが、通常成人ひとg当たシ、1回につき0.17
M1〜500■の範囲で1日1回から数回経口投与され
るか、または特に緊急な処置が必要な場合には、成人ひ
とり描ジ、1@につき1μ9〜10■の範囲で1日1回
から数回静脈内投与されるか、または0.1μ9〜1■
/時間の範囲で1日1回から数回静脈内持続注入される
もちろん前記したように、投与量は種々の条件で変動す
るので、上記投与量範囲より少ない量で十分な場合もあ
るし、また範1fflを越えて必要な場合もある。
本発明による経口投与のだめの固体組成物としては、錠
剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このような固体組成物
においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、少な
くともひとつの不活性な希釈剤、例えば乳糖、マンニト
ール、ブトつ糖、ヒドロキシプロピルセルロースs 微
tVBセルロース、デンプン、ポリビニルピロリドン、
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムと混合される。組成
物は、常法に従って、不活性な希釈剤以外の添加剤、例
、 えはステアリン酸マグネシウムのような潤滑剤、繊
維素グルコン酸カルシウムのような崩壊剤、ラクトース
のような安定化剤、グルタミン酸まだはアスノラギン酸
のような溶解補助剤を含有していてもよい。錠剤または
丸剤は必要によシ白糖、ゼラチン、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタ
レートなどの胃溶性あるいは腸溶性物質のフィルムで被
膜してもよいし、また2以上の層で被膜してもよい。さ
らにゼラチンのような吸収されうる物質のカプセルも包
含される。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳
濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等を
含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤、例えば精製
水、エタノールを含む。この組成物は不活性な希釈剤以
外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、
芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法によ
シ処方されるスプレー剤が含まれる。この組成物は不活
性な希釈剤以外に亜硫酸水素ナトリウムのような安定剤
と等張性を与えるような緩衝剤、例えば塩化ナトリウム
、クエン酸ナトリウムあるいはクエン酸全含有してもよ
い。スプレー剤の製造方法は、例えば米国特許第286
8691号及び同第3095355号明細書に詳しく記
載されている。
本発明による非経口投与0ための注射剤としては、無菌
の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含す
る。水性の溶液剤、懸濁剤としては例えば注射用蒸留水
及び生理食塩水が含まれる。
非水溶性の溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレン
グリコール、ポリエチレンクリコール、オリーブ油のよ
うな植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリソ
ルベート80等がある。このような組成物は、さらに防
腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(例えば、ラ
クトース)、溶解補助剤(例えは、グルタモノ駿、アス
パラギン酸)のような補助剤を含んでもよい。これらは
例えばバクテリア保留フィルターを通す濾過、殺菌剤の
配合または照射によって無菌化される。これらはまた無
菌の固体組成物を製造し、使用前に無菌水または無菌の
注射用溶媒に溶解して使用することもできる。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法に
よシ処方される外用液剤、軟コウのような塗布剤、直腸
内投与のための坐剤及び膣内投与のためのペッサリー等
が含まれる。
〔実施例〕
以下、参考例および実施例により本発明を詳述するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お参考例および実施例中のl’−TLCJ、「工R」及
び「NMRJの記号は、おのおの「薄層クロマトグラフ
ィ」、「赤外吸収スはクトル」及び「核磁気共鳴スペク
トル」を表わし、クロマトグラフィによる分離の箇所に
記載されている溶媒の割合は、体積比と示し、カッコ内
の溶媒は使用された溶出溶媒または展開溶媒を示し、「
工R」 は特別の記載が無い場合はKBr錠剤法で測定
し、「NMRJは特別の記載が無い場合は重クロロホル
ム(CDC13)溶液で測定している。
参考例 1 (2F、11Z、14Z)−2−メチル一二イコサー2
.11.14−トリエン酸 (11(2f2,11Z、14Z)−2−メチル−エイ
コサ−2,11゜14− ) IJエン酸エチルエステ
ルテトラヒビロ7ラン60m1K懸濁した水素化ナトリ
ウム467■(含量64%)にテトラヒドロフラン10
M!!に溶かしたエチル2−ジメチルホスホノプロピオ
ネート3.51を滴下し、室温で15分間かきまぜた。
次いで得られた溶液に、テトラヒドロフラン20 rt
teに溶かした(9Z、12Z)−オクタデカ−α12
−ジェナール(特開昭60−142941号明細書の参
考例1(α)の方法により製造した。) 2.649を
滴下し、室温で40分間反応させた。反応混合物を減圧
濃縮し、ルーへキサン−エーテル(1:1)の混合溶媒
で希釈し、水洗した後減圧濃縮した。残留物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(rL−ヘキサン:酢酸エ
チル=20:1)で精製して、次の物性値を有する標題
化合物2.149を得た。
NMR:δ 6.75(IH,す、5.5−5.2 (
4H,F7り、4.20(2H,+7)、1.8(3f
(、d)、0.9(3H,?)。
+21  (2E、IIZ、14Z)−2−メチル−エ
イコサ−2,11゜14−トリエン酸 エタノール35m/に溶かした相当するエチルエステル
(上記11+で製造した。)2.141)に4規定水酸
化カリウム水溶液6ゴを加えて45℃で3時間かきまぜ
た。反応混合物を水冷後、1規定塩酸を加えて酸性化し
、エタノールを減圧留去した。残留溶液をルーへキサン
−酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で抽出し、抽出液全
水洗し無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。残
留物全シリカゲルカラムクロマトグラフィ(ルーへギサ
ン:酢酸エチル=20:1→3:1)で精製して次の物
性値を有する目的化合物1.36gを得た。
NMR:δ 6.90 (IH、td )、5.44−
5.24(4H,m)、2.77(2H,す、1.84
(3)[、d)、0.90(3fi、+り。
参考例 二。
CIIZ 、 14Z)−エイコサ−11、14−ジエ
ン酸(111、11−ランチカンジオール HO−(0M2)、1− OH トルエン150m/に溶かしたウンデカンニ酸ジメチル
エステル2.339fニ一78℃ニ冷却シ、トルエンに
溶かしたDよりAL (ジイソブチルアルミニウムハイ
ドライド)の1.76規定溶液31.2m/をゆつく9
滴下し、室温で2時間かきまぜた。反応混合物に水をゆ
つくシ滴下し、さらに1時間かきまぜた。
析出したアルミニウム化合物を戸別し、F液を減圧濃縮
して粗標題化合物2.129を得た。
+2+11−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)
−ウンデカン−1−オール HO−(C1(2)1□−0TI−IF塩化メチレン1
50ゴに溶かしたジオール(上記(1)で製造した。)
2.12gに2,3−ジヒト90ビラン1.008gと
触媒量のp−トルエンスルホン酸を加えて室温で1時間
かきまぜた。反応混合物にトリエチルアミン数滴を加え
た後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィ(ルーヘキサン:酢酸エチル=20:1→5:
1)で精製して、次の物性値を有する標題化合物1.3
4gを得た。
TLC(ルーヘキサン:酢酸エチル=3 : 1 ) 
:RfO,27゜(3111−(テトラヒドロピラン−
2−イルオキシ)−ウンデカナール OHC−(CH2)1o−OTHP ジメチルスルホキシド251Llに溶かしたウンデカン
−1−オール(上記(2)で製造した。> 1.349
にトリエチルアミン3.42 ml ’に加え、次いで
二酸化イオウ−ピリジン錯体1.959Iを少量ずつ加
えて、室温で30分間かきまぜた。反応混合物を飽和塩
化アンモニウム水溶液中に注ぎ込み、ルーへキサン−エ
ーテル(i:1)の混合液で抽出した。抽出物を水洗し
、無水硫駿マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(n−ヘキサン:
酢酸エチル= 20 : 1→10:1)で精製して次
の物性値を有する標題化合物1.069を得た。
TLC(yz−ヘキサン:酢酸エチ#=3 :1 ) 
:Rf  O,76゜+41  (IIZ、14Z)−
1−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)−エイコ
サ−11,14−ジエンテトラヒドロフラン35 ml
に溶かした((3Z)−3−ノネニル)トリフェニルホ
スホニウムヨータイト2.4B’e−78℃に冷却した
後、ルーヘキサンに溶かしたループチルリチウムの1.
45規定溶液2.97−を滴下し、同温度で10分間か
きまぜた。ここヘヘキサメチルホスファアミ)’912
I9を加えて10分間かきまぜた後、テトラヒト907
ラン15 mlに溶かしたアルデヒド(上記(3)で実
遺した。) 1.069を加え、−78℃で1時i11
かき1ぜた。反応混合物をルーへキサンで希釈し、水洗
後有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮した
。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(n−ヘ
キサン:酢酸エチル=10:1)で精製して、次の物性
値を有する標題化合物1.29gを得た。
TLC(rL−ヘキサン:酢酸エチ#=10:1):R
fO,76゜(51(IIZ、14Z)−エイコサ−1
1,14−ジエン−1−オールメタノール25 atと
塩化メチレン10dの混合溶媒に溶かした0THP化合
物1.299に触媒量のp−トルエンスルホン酸を加え
て室温で1.5時間かきまぜた。反応混合液にトリエチ
ルアミン数滴を加えた後減圧濃縮して、次の物性値を有
する粗標題化合物1.2011)を得た。
TLC(ルーヘキサン:酢酸エチル”5:1):Rf 
O,42゜((51(IIZ、14Z)−エイコサ−1
1,14−ジエン酸アセトン10mJIC溶かしたアル
コール(前記(5)で製造した。)500■t−−1o
℃に冷却し、ジョーンズ試薬(2,67規定)3.83
−を滴下し、同温度で30分間かきまぜた。反応混合液
にインプロノノールを加え、エーテルで抽出した。抽出
液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後減圧濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(rL
−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)  で精製して次の
物性値を有する標題化合物403■を得た。
NMR:δ 5.5−5゜1(4H,m)、2.9−2
.7 (2H,m)、0.9 (3H,t )。
参考例 3 (2E、 12Z、 15Z)−ヘンエイコサ−2,1
2,15−トリエン酸(11(9Z、12Z)−オクタ
デカ−9,12−ジエン−1−オール(9Z、12Z)
−オフタテカー9,12−ジエン酸メチルエステル(リ
ノール酸メチルエステル)を用いて、参考例2−(1)
と同様にして遺元し、標題化合物を得た。
+21  (9Z、12Z)−1−メタンスルホニルオ
キシ−オフタテカー9.12−:)二ン 塩化メチレン90ytlとトリエチルアミン10dの混
合液に溶かしたアルコール(前記fi+で製造した)1
0gに水冷下かきませながらメタンスルホニルクロライ
)3.5 dをゆつくシ加えた。反応混合物を酢酸エチ
ルで希釈し、希塩酸とともに十分振とうした後、有機層
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮して、次の物性
値全有する粗標題化合物129を得た。
TLC(rL−ヘキサン:酢酸エチ#=3: 1):R
f O,24゜+31  (9Z、12Z)−オクタデ
カ−9,12−ジェニルシアナイ ト9 アルゴン雰囲気化、ジメチルスルホキシド20dに溶か
したシアン化ナトリウム2.189に、ジメチルスルホ
キシド10ytlに溶かしたメシレート(前記(2)で
製造した。)3.051)を100℃でかきまぜながら
加え、同温度で30分間かきまぜた。反応混合物を冷却
後、酢酸エチルで希釈し、水とともに十分振とうした後
、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(n−ヘキ
サン:酢酸エチル=50:1)で精製して次の物性値を
有する標題化合物2.199を得た。
TLC(rL−ヘキサン:酢酸エチル=10:1):R
fO,53゜(41(10Z、13Z)−ノナデカ−1
0,13−ジェナールトルエン25ゴに溶かしたニトリ
ル(前記(3)で製造した。)2.199にトルエンに
溶かしたDIBALの1.76規定溶液4.96dを一
78℃で滴下し、0℃まで昇温した後再び一78℃まで
冷却してメタノール2継をゆつくシ加えた。反応混合液
を希硫酸中にOζ〜5℃でゆつくシ加えて酢酸エチルで
抽出は。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮して次の
物性値を有する粗標題化合物2.2gを得た。
TLC(n −ヘキフン:酢酸エチル=10:ICRf
 O,44゜+51  (2E、12Z、15Z)−ヘ
ンエイコサ−2,12,15−トリエン酸 上記+41で製造したアルデヒド1とエチルジメチルホ
スホノアセテートを用いて、参考例1− (11及ヒ(
2)と同様にして、次の物性値を有する標題化合物を得
た。
TLC(n−へ*ty:酢酸!−F−ル=1 : 1 
) :RfO,60゜参考例 4 (2E、11Z)−エイコサ−2,11−ジエン−14
−イン酸L9−ノナンジオールを出発原料として用いて
、参考例2−+21→2−(3)→2−(41(試薬と
して(3−フェニル)トリフェニルホスホニウムヨーダ
イトを用いた。〕→2−(51→2−431→3−(5
1と同様にして順次反応を行ない、次の物性値を有する
標題化合物を得た。
TLC(n−ヘキfン:酢酸x−fル= 1 : 1 
) : Rj’  0.27゜参考例 5 (12Z、 15Z)−ヘンエイコサ−12,15−ジ
エン−2−イン酸 fil  (9Z、12Z) −1−P−トルエンスル
ホニルオキシ−オクタデカ−9,12−ジエン (9Z 、 12Z)−オクタデカ−9,12−ジエン
−1−オール(参考例3−(11で製造した。)とp−
トルエンスルホニルクロライドを用いて、参考例3−(
21と同様にして、次の物性値を有する標題化合物を得
た。
TLC(rL−ヘキサン:酢(9xチ#=5:1):R
f O,66゜+2+  (9Z、12Z)−オクタデ
カ−9,12−ジェニルヨーダイト アセトン20罰に溶かしたトシレート1.91にヨウ化
ナトリウム1.35gを加えて50℃で1.5時間かき
ませた。反応混合物をルーヘキサン−酢酸エチル(10
:1)の混合液で希釈し、水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィ(TL−ヘキサン:酢酸エチル=20:
1)で精製して次の物性値を有する標題化合物1.58
9を得た。
TLC(FL−ヘキサン:酢酸エチ#=5:1月Rf 
O,87゜(31(12Z、15Z)−1−(テ)ラヒ
)’oヒラy−2−イルオギシ)−ヘンエイコサ−12
,15−ジエン−2−インテトラヒドロフラン60 m
e VCf(fjかした3−(テトラヒドロピラン−2
−イルオキシ) −1、’ロピン1.189を一78℃
に冷却した後、ここへルーへキサンに溶かしたrL:ズ
チルリチウムの1.45規定溶液5.79m1を滴下し
、さらにヘキサメチルホス7アアミ)”lQmlに溶か
したヨービ化合物(前記12+で製造した。) 1.5
89を滴下した後、室温で2時間かきませた。反応混合
物を飽和塩化アンモニウム水溶液中に注ぎ込み、エーテ
ルで抽出し、抽出液を水洗後減圧濃縮した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィ(rL−へキサン:酢
酸エチル=20:1)で4ゴ製して、次の物性値を有す
る標題化合物32979を得た。
NMR:δ  5.44−5.22(4H,?n)、4
.80(1)1.す、4.28(IH,dt)、4.1
7(IH,dt)、3.90−3.76(IH,m)、
3.56−3.44(IH,77り、2.75(2H,
t )、2.24−2.14C2H,m)、0.88(
3)(、Q。
+41  (12Z、15Z)−ヘンエイコサ−12,
15−ジエン−2−イン酸 0THP化合物(前記(3)で製造した。)を用いて、
参考例2151→2−(61と同様にして、次の物性値
を有する標題化合物を得た。
NMR:δ  5.44−5.24(4H,m)、2.
77C2H,t)、0.90(3H,Iり。
実施例 1 (2E、IIZ、14Z)−N−(3−カルボキシフェ
ニル)−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド9
塩化メチレン5Qxxlに溶かした(2E、IIZ、1
4Z) −エイコサ−2,11,14−)リエン酸(l
¥j開昭60−142941号明細嘗の参考例3(α)
記載の方法により製造した。)1.377gに、塩化メ
チレン3mlに溶かしたシュウ酸クロライl’ 3 m
A’を加えて30分間かきまぜた後減圧d縮して相当す
る酸の酸クロライドを得た。
次に、ピリジン5ゴと塩化メチレン10 mlの混合液
に溶かした3−アミノ女息香酸616.57!19’!
i−水冷し、ここへ塩化メチレン10tnlに溶かした
上記調製の酸クロライドを滴下し、室温まで昇温して1
.5時間かきまぜた。反応混合物から塩化メチレンを留
去した後、1規定垣酸を用いて酸性化し、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後減圧Q縮して粗結晶を得た。
粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(rL−
ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して、次の物性
値を有するa題化合物(白色粉末)1.6709を得た
NMR(CD(J3+CI)30D溶液):δ 8.1
2(IH,t)、8.00(ILd)、7.78(11
,ct)、7.40(IH,t)、6.97(IH,c
!を入6.06(IH,dt)、5.50−5.25(
4H,m)、2.82−2.74(2H,m)、2.3
4−2.20(2H2m)、2.16−2.00(4f
(、fi)、0.90(3H,77リ ; 工Rニジ 3600−2300.1700.1640.
1600%1550.1320.1280.980信 
以下、参考例1〜5で製造した不飽和脂肪酸または実施
例1で用いた不飽和脂肪酸またはリノール酸と相当する
アニリン誘導体を用いて、実施例1と同様にして、次表
の(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミド訪導体を得
た。
表2 実施例 2 (gz、 12Z) −N−ヒドロキシ−N−(3−カ
ルボキシフェニル)−オクタデカ−9,12−ジエンア
ミド+11  (9Z、12Z)−N−ヒドロキシ−N
−(3−メトキシカルボニルフェニル)−オクタデカ−
312−ジエンアミビリノール酸224■と過剰のシュ
ウ酸クロライドを用いて、実施例1と同様にして酸クロ
ライドを得た。
次に、アルゴン雰囲気下、塩化メチレン5dとピリジン
0.5−の混合液に溶かした(3−ヒドロキシアミノ)
安息香酸メチルエステル16711IIiを氷冷し、こ
こへ塩化メチレン1 stに溶かした上記調製の酸クロ
ライドを滴下し、15分間かきまぜた。反応混合物を酢
酸エチルで希釈し、1規定塩酸及び飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ(ルーへキサ
ン:酢酸エチル=5=1)で精製して、次の物性値を有
する標題化合物1897F+!i’を得り。
NMR:δ 8.20−7.90(2H,yx)、7.
70−7.45(2f(、m)、5.60−5.20 
(4H,m)、3.95(3H,J’)、2.90−2
.60(2H,77り、2.40(2)I、す、2.2
5−1.90(41−[,71+1)、2.90−1.
15 (16M 、m)、0.90(3H,t) ; 工R: v  3150.1730.1620.149
0%1400.1300.1270.1240.121
0゜ 12+  (9Z、12Z)−N−ヒドロキシ−N−(
3−カルボキシフェニル)−オクタデカ−α12−ジエ
ンアミどメタノール2−に溶かしたメチルエステル(前
記(1)で製造した。)82■に2規定水酸化ナトリウ
ム水溶液0.5dを徐々に室温でかきまぜながら滴下し
、室温で1.5時間、さらに60℃で10分間かきまぜ
た。反応混合物に1規定塩酸を加えて酸性化した後酢酸
エチルで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水W
ceナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物(固体)
を酢酸エチルで洗浄し、次の物性値を有する標題化合物
(薄茶色粉末)52.6■を得た。
NMR:δ 8.25(IH9b、p)、7.88C2
8,bti)、7.45(IH,Q、5.50−5.2
4(4H,扉)、2.77(2H,bt)、2.72−
2.48(2H,77り、2.20−1.92(4H,
m)、1.84−1.56(2H,77L)、1.54
−1.12C14H,m)、0.89(3)i、’) 
p 工Rニジ 3150.2910.1690.162飄1
600%1580.1395、1320.127へ11
20.109へ760Cm   。
以下、適当な不飽和脂肪酸と相当するアニIJy訪導体
を用いて、実施例2と同様にして、次表の(N−置換フ
ェニル)不飽和脂肪酸アミ)−+誘導体を得た。
実施例 3 (2E、 IIZ、 14Z)−N −(2−(IH−
テトラゾルー5−イル)フェニル)−エイコサ−2,1
1,14−トリエンアミド(ll  (2E、IIZ、
14Z) −N−(2−シフ/ 7xニル) −zイコ
サー2.11.14− トリエンアミドゝ(2E、 1
1Z、 14Z)−エイコサ−2,11,14−トリエ
ン酸214■と過剰のシュウ酸クロライドを用いて、実
施例1と同様にしてuニクロライビを得た。
次に、塩化メチレン5mJとぎリジン0.3mlの混合
液に溶かした2−アミノベンゾニトリル82.6■に、
塩化メチレン1 rrtljに溶かした上記調製の酸ク
ロライドを水冷下に滴下し、15分間かきまぜた。
反応混合物を酢酸エチルで希釈した後、1規定塩酸と共
に十分に振とうし、得られた有機/i5を無水硫酸ナト
リウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィ(ルーへキサン:酢酸エチル=10
:1)で精製して、次の物性値を有する標題化合物17
5■を得た。
TLC(74−ヘキサンニ酢酸エチル=2:1):Rf
 O,76゜+21 (2E、IIZ、14Z) −N
−(2−(IH−テトラゾルー5−イル))フェニル−
エイコサ−2,11,14−トリエンアミドニトリル化
合物(上記(1)で製造した。)1751nq。
アジ化ナトリウム140■、塩化アンモニウム140■
及びN、N−ジメチルホルムアミh’8rrtlの混合
物を100℃で1.5時間かきまぜた。冷却後、反応混
合物を希塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出し、抽出液
を無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィ(クロロホルム:メ
タノール=100:1)で精製して、次の物性値金有す
る標題化合物180■を得た。
形状:橙色ワックス; 工R(液喚法)ニジ 3400−2200.166代1
640.1620゜1590.1540.1450− 
以下、適当な不飽和脂肪酸と相当するニトリル訪導体を
用いて、実施例3と同様にして、次表の(N−置換フェ
ニル)不飽和脂肪酸アミ)”iE&導体を得た。
製剤実施例 1 (2E、IIZ、14Z) −N−(3−カルボキシフ
ェニル)−エイコサ−2,11,14−)リエンアミド
5g、繊維素グルコン酸マグネシウム(崩壊剤)200
7/If、ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)100
11t?および結晶セルロース4.7gを常法によシ混
合し、打錠して1錠中に50m1の活性成分を含有する
錠剤100錠を得た。
手   糸ノL   ネr11J−E    書1、事
件の表示 昭和61年′12丁Δ′[願第6495’L@2、発明
の名称 3、補正をする者 4、代理人 住 所 〒103東京都中央区日本橋人形町2丁目2番
3@堀ロビル403号室 (特許法第17条第1項の規定による自発補正)7、補
正の内容 弁明の詳細な説明を以下のとおり補正づる。
4 B  下2           1 F+   
            11−1−72 下6   
    T H61斗11:弐番号 式番号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式▲数式、化学式、表等があります▼( I A
    ) (式中、 Xは(1)単結合、 (2)−CH(R^4)−CH(R^5)−基、(3)
    トランス−C(R^4)=C(R^5)−基または(4
    )−C≡C−基を表わし、 R^1は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (3)水酸基または (4)フェニル基を表わし、 R^2は(1)−COOH基、 (2)▲数式、化学式、表等があります▼(1H−テト
    ラゾル−5−イル基)、(3)−SO_3H基、 (4)−CH_2COOH基または (5)−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わし、
    R^3は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 ■は(1)シス−CH=CH−基または (2)−C≡C基を表わし、 nは6、7または8を表わし、 R^4及びR^5は、それぞれ (1)水素原子または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
    わし、 Yは(1)酸素原子または (2)イオウ原子を表わし、 mは1、2、3または4を表わす。 ただし、以下の2条件を満足するものとする。 (1)Xが単結合、−CH(R^4)−CH(R^5)
    −基またはトランス−C(R^4)=C(R^5)−基
    (式中、R^4及びR^5は前記と同じ意味を表わす。 )を表わし、 R^1が水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分枝
    鎖のアルキル基を表わし、 R^2が−COOH基、−CH_2COOH基または−
    Y−(CH_2)_m−COOH基(式中、Y及びmは
    前記と同じ意味を表わす。)を表わし、かつ■がシス−
    CH=CH−基を表わすとき、 nは7または8しか表わさないものとする。 (ii)一般式(IA)において、 X=単結合、R^1=R^3=水素原子、R^2=2−
    COOH基、■=シス−CH=CH−基及びn=7であ
    る化合物。 X=トランス−CH=CH−基、R^1=R^3=水素
    原子、R^2=2−COOH基、■=シス−CH=CH
    −基及びn=7である化合物、及びX=トランス−CH
    =CH−基、R^1=水素原子、R^2=2−COOH
    基、R^3=5−クロロ原子、■=シス−CH=CH−
    基及びn=7である化合物を除く。) で示される(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミド誘
    導体、またはそれらの非毒性塩。 2)一般式(IA)で示される化合物が、一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼(IA−1) (式中、 X^1は(1)単結合、 (2)−CH(R^4)−CH(R^5)−基または(
    3)トランス−C(R^4)=C(R^5)−基を表わ
    し、R^1^1は(1)水素原子または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基を
    表わし、 R^2^1は(1)−COOH基、 (2)−CH_2COOH基または (3)−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わし、
    R^3^1は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 n1は7または8を表わし、 R^4、R^5、Y及びmは前記と同じ意味を表わす。 ただし、一般式( I A−1)において、 X^1=単結合、R^1^1=R^3^1=水素原子、
    R^2^1=2−COOH基及びn1=7である化合物
    、 X^1=トランス−CH=CH−基、R^1^1=R^
    3^1=水素原子、R^2^1=2−COOH基及びn
    1=7である化合物、及びX^1=トランス−CH=C
    H基、R^1^1=水素原子、R^2^1=2−COO
    H基、R^3^1=5−クロロ原子及びn1=7である
    化合物を除く。) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 3)一般式( I A)で示される化合物が、一般式▲数
    式、化学式、表等があります▼( I A−2)(式中、 X^2は(1)単結合、 (2)−CH(R^4)−CH(R^5)−基、(3)
    トランス−C(R^4)=C(R^5)−基または(4
    )−C≡C−基を表わし、 R^1^2は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (3)水酸基または (4)フェニル基を表わし、 R^2^2は(1)−COOH基、 (2)▲数式、化学式、表等があります▼(1H−テト
    ラゾル−5−イル基)、(3)−SO_3H基、 (4)−CH_2COOH基または (5)−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わし、
    R^3^2は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 ■は(1)シス−CH=CH−基または (2)−C≡C−基を表わし、 n2は6、7または8を表わし、 R^4、R^5、Y及びmは前記と同じ意味を表わす。 ただし、R^2^2が−COOH基、−CH_2COO
    H基または−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わ
    す場合には以下の条件を満足するものとする。 (i)■が−C≡C−基を表わすか、 (ii)■がシス−CH=CH−基を表わし、X^2が
    −C≡C−基を表わすか、あるいは (iii)■がシス−CH=CH−基を表わし、X^2
    が単結合、−CH(R^4)−CH(R^5)−基また
    はトランス−C(R^4)=C(R^5)−基を表わし
    、R^1^2が水酸基またはフェニル基を表わすものと
    する。) で示される化合物である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 4)X、X^1またはX^2が単結合、CH_2CH_
    2、CH(CH_3)−CH_2、CH2−CH(CH
    _3)、CH(CH_3)−CH(CH_3)、トラン
    ス−CH=CH、トランス−C(CH_3)=CH、ト
    ランス−CH=C(CH_3)、トランス−C(CH_
    3)=C(CH_3)またはC≡C基である特許請求の
    範囲第1項乃至第3項のいずれかの項に記載の化合物。 5)R^1、R^1^1またはR^1^2が水素原子、
    メチル基、水酸基またはフェニル基である特許請求の範
    囲第1項乃至第4項のいずれかの項に記載の化合物。 6)R^2^2が−COOH基、1H−テトラゾル−5
    −イル基または−SO_3H基である特許請求の範囲第
    3項記載の化合物。 7)R^3、R^3^1またはR^3^2が水素原子、
    塩素原子、メチル基、水酸基またはニトロ基である特許
    請求の範囲第1項乃至第6項のいずれかの項に記載の化
    合物。 8)R^3^2が水素原子または塩素原子である特許請
    求の範囲第3項記載の化合物。 9)化合物が (2E,11Z,14Z)−N−(3−カルボキシフェ
    ニル)−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、
    (2E,11Z,14Z)−N−(2−カルボキシ−4
    −メチルフェニル)−エイコサ−2,11,14−トリ
    エンアミド、(2E,11Z,14Z)−N−(2−カ
    ルボキシ−5−ニトロフェニル)−エイコサ−2,11
    ,14−トリエンアミド、(2E,11Z,14Z)−
    N−メチル−N−(3−カルボキシフェニル)−エイコ
    サ−2,11,14−トリエンアミド、(2E,11Z
    ,14Z)−N−(3−カルボキシ−4−ヒドロキシフ
    ェニル)−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド
    、(2E,11Z,14Z)−N−(3−カルボキシ−
    2−ヒドロキシフェニル)−エイコサ−2,11,14
    −トリエンアミド、(2E,11Z,14Z)−N−メ
    チル−N−(2−カルボキシフェニル)−エイコサ−2
    ,11,14−トリエンアミド、(2E,11Z,14
    Z)−N−(2−カルボキシ−4−クロロフェニル)−
    エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、(2E,
    11Z,14Z)−N−(2−カルボキシメチルフェニ
    ル)−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、(
    9Z,12Z)−N−(3−カルボキシフェニル)−オ
    クタデカ−9,12−ジエンアミド、 (9Z,12Z)−N−メチル−N−(3−カルボキシ
    フェニル)−オクタデカ−9,12−ジエンアミド、(
    9Z,12Z)−N−(4−カルボキシフェニル)−オ
    クタデカ−9,12−ジエンアミド、 (2E,11Z,14Z)−N−(2−カルボキシフェ
    ニル)−2−メチルエイコサ−2,11,14−トリエ
    ンアミド、(11Z,14Z)−N−(2−カルボキシ
    フェニル)−エイコサ−11,14−ジエンアミド、 (2E,12Z,15Z)−N−(2−カルボキシフェ
    ニル)−ヘンエイコサ−2,12,15−トリエンアミ
    ド、(2E,12Z,15Z)−N−(3−カルボキシ
    フェニル)−ヘンエイコサ−2,12,15−トリエン
    アミド、(9Z,12Z)−N−{2−(3−カルボキ
    シプロピルチオ)フェニル}−オクタデカ−9,12−
    ジエンアミド、(9Z,12Z)−N−{2−(2−カ
    ルボキシエチルチオ)フェニル}−オクタデカ−9,1
    2−ジエンアミド、(2E,11Z,14Z)−N−{
    3−(3−カルボキシプロピルチオ)フェニル}−エイ
    コサ−2,11,14−トリエンアミド、(2E,11
    Z,14Z)−N−{2−(3−カルボキシプロポキシ
    )フェニル}−エイコサ−2,11,14−トリエンア
    ミド、(2E,11Z,14Z)−N−{2−(カルボ
    キシメチルチオ)フェニル}−エイコサ−2,11,1
    4−トリエンアミドまたは(2E,11Z,14Z)−
    N−{2−(2−カルボキシエチルチオ)フェニル}−
    エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、またはそ
    の非毒性塩である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 10)化合物が (2E,11Z,14Z)−N−ヒドロキシ−N−(2
    −カルボキシフェニル)−エイコサ−2,11,14−
    トリエンアミド、(2E,11Z,14Z)−N−{3
    −クロロ−2−(1H−テトラゾル−5−イル)フェニ
    ル}−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、 (2E,11Z,14Z)−N−(2−スルホフェニル
    )−エイコサ−2,11,14−トリエンアミド、 (2E,11Z)−N−(3−カルボキシフェニル)−
    エイコサ−2,11−ジエン−14−インアミド、(1
    2Z,15Z)−N−(3−カルボキシフェニル)−ヘ
    ンエイコサ−12,15−ジエン−2−インアミド、(
    9Z,12Z)−N−ヒドロキシ−N−(3−カルボキ
    シフェニル)−オクタデカ−9,12−ジエンアミド、
    (2E,11Z,14Z)−N−ヒドロキシ−N−(3
    −カルボキシフェニル)−エイコサ−2,11,14−
    トリエンアミド、(2E,11Z,14Z)−N−{2
    −(1H−テトラゾル−5−イル)フェニル}−エイコ
    サ−2,11,14−トリエンアミド、(2E,11Z
    ,14Z)−N−{4−クロロ−2−(1H−テトラゾ
    ル−5−イル)フェニル}−エイコサ−2,11,14
    −トリエンアミドまたは (2E,11Z,14Z)−N−{3−(1H−テトラ
    ゾル−5−イル)フェニル}−エイコサ−2,11,1
    4−トリエンアミド、またはその非毒性塩である特許請
    求の範囲第3項記載の化合物。 11)一般式▲数式、化学式、表等があります▼( I
    A) (式中、 Xは(1)単結合、 (2)−CH(R^4)−CH(R^5)−基、(3)
    トランス−C(R^4)=C(R^5)−基または(4
    )−C≡C−基を表わし、 R^1は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (3)水酸基または (4)フェニル基を表わし、 R^2は(1)−COOH基、 (2)▲数式、化学式、表等があります▼(1H−テト
    ラゾル−5−イル基)、(3)−SO_3H基、 (4)−CH_2COOH基または (5)−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わし、
    R^3は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 ■は(1)シス−CH=CH−基または (2)−C≡C基を表わし、 nは6、7または8を表わし、 R^4及びR^5は、それぞれ (1)水素原子または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
    わし、 Yは(1)酸素原子または (2)イオウ原子を表わし、 mは1、2、3または4を表わす。 ただし、以下の2条件を満足するものとする。 (1)Xが単結合、−CH(R^4)−CH(R^5)
    −基またはトランス−C(R^4)=C(R^5)−基
    (式中、R^4及びR^5は前記と同じ意味を表わす。 )を表わし、R^1が水素原子または炭素数1〜4の直
    鎖または分枝鎖のアルキル基を表わし、 R^2が−COOH基、−CH_2COOH基または−
    Y−(CH_2)_m−COOH基(式中、Y及びmは
    前記と同じ意味を表わす。)を表わし、かつ■がシス−
    CH=CH−基を表わすとき、 nは7または8しか表わさないものとする。 (ii)一般式( I A)において、 X=単結合、R^1=R^3=水素原子、R^2=2−
    COOH基、■=シス−CH=CH−基及びn=7であ
    る化合物、 X=トランス−CH=CH−基、R^1=R^3=水素
    原子、R^2=2−COOH基、■=シス−CH=CH
    −基及びn=7である化合物、及び X=トランス−CH=CH−基、R^1=水素原子、R
    ^2=2−COOH基、R^3=5−クロロ原子、■=
    シス−CH=CH−基及びn=7である化合物を除く。 ) で示される(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミド誘
    導体の製造方法において、 (1)一般式▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物と一般式▲数式、化学式、表等がありま
    す▼(IIIa) (式中、R^2^aは−COOH基、1H−テトラゾル
    −5−イル基、−SO_3H基または−CH_2COO
    H基を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を表わす
    。)で示される化合物をアミド結合を形成する反応に付
    すか、または (2)一般式▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R^2^b^′は−COOR^6基または−Y
    −(CH_2)_m−COOR^6基(式中、R^6は
    低級アルキル基を表わし、Y及びmは前記と同じ意味を
    表わす。)を表わし、その他の記号は前記と同じ意味を
    表わす。)で示される化合物をケン化反応に付すか、ま
    たは (3)一般式▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。)で
    示される化合物をアジドと反応させることを特徴とする
    一般式( I A)で示される化合物の製造方法。 12)一般式▲数式、化学式、表等があります▼( I
    ) (式中、 Xは(1)単結合、 (2)−CH(R^4)−CH(R^5)−基、(3)
    トランス−C(R^4)=C(R^5)−基または(4
    )−C≡C−基を表わし、 R^1は(1)水素原子、 (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (3)水酸基または (4)フェニル基を表わし、 R^2は(1)−COOH基、 (2)▲数式、化学式、表等があります▼(1H−テト
    ラゾル−5−イル基)、(3)−SO_3H基、 (4)−CH_2COOH基または (5)−Y−(CH_2)_m−COOH基を表わし、
    R^3は(1)水素原子、 (2)ハロゲン原子、 (3)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基、
    (4)水酸基または (5)ニトロ基を表わし、 ■は(1)シス−CH=CH−基または (2)−C≡C−基を表わし、 nは6、7または8を表わし、 R^4及びR^5は、それぞれ (1)水素原子または (2)炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖アルキル基を表
    わし、 Yは(1)酸素原子または (2)イオウ原子を表わし、 mは1、2、3または4を表わす。) で示される(N−置換フェニル)不飽和脂肪酸アミド誘
    導体、またはその非毒性塩を有効成分として含有するこ
    とを特徴とする5−リポキシゲナーゼ阻害剤。 13)(2E,11Z,14Z)−N−(2−カルボキ
    シフェニル)−エイコサ−2,11,14−トリエンア
    ミドまたは(2E,11Z,14Z)−N−(2−カル
    ボキシ−5−クロロフェニル)−エイコサ−2,11,
    14−トリエンアミド、またはその非毒性塩を有効成分
    として含有することを特徴とする特許請求の範囲第12
    項記載の5−リポキシゲナーゼ阻害剤。
JP6495486A 1986-03-25 1986-03-25 (n−置換フエニル)不飽和脂肪酸アミド誘導体、それらの製造方法及びそれらを有効成分として含有する5−リポキシゲナ−ゼ阻害剤 Pending JPS62223159A (ja)

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