JPH056534B2 - - Google Patents

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JPH056534B2
JPH056534B2 JP24553183A JP24553183A JPH056534B2 JP H056534 B2 JPH056534 B2 JP H056534B2 JP 24553183 A JP24553183 A JP 24553183A JP 24553183 A JP24553183 A JP 24553183A JP H056534 B2 JPH056534 B2 JP H056534B2
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JP
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group
acid
compound according
anthranilic acid
sodium salt
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Yoshinobu Arai
Masaaki Toda
Tsumoru Myamoto
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なケトン化合物に関する。 さらに詳しく言えば、ロイコトリエンに対する
拮抗作用、ホスホリパーゼ阻害作用、さらに5α
−リダクターゼ阻害作用を有する新規なケトン化
合物に関する。 プロスタグランジン(Prostaglandin、以下PG
と略記する。)研究の領域において、ここ数年の
間に相ついでいくつかの重大な発見が行なわれ
た。そのためPG研究開発の流れにも近年大きな
変化が見られる。新しく発見され、また新たに構
造決定されたPGフアミリーの中で、特に強力か
つユニークな生物活性をもつたものとしてPGエ
ンドパーオキサイド(PG endoperoxides、すな
わちPGG2及びPGH2)、トロンボキサンA2
(Thromboxane A2、以下TX A2と略記する。)、
プロスタサイクリン(Prostacyclin、すなわち
PGI2)およびロイコトリエンC、DおよびE(以
下、それぞれをLTC、LTDおよびLTEと略記す
る。)などがあげられる。これらの化合物に加え、
これでにすでによく知られていた各種PGを含む
PGフアミリーのすべては、アラキドン酸を共通
の母体として生体内で生合成されるため、アラキ
ドン酸に始まる代謝経路の全体はアラキドン酸カ
スゲート(Arachidonate Cascade)と呼ばれて
いる。各経路の詳しく説明や各生成物の薬理学的
性質については、医学のあゆし、114、378
(1980)、同114、462(1980)、同、114、866
(1980)、同、114、929(1980)、現代医療、12
909(980)、同、12、1029(1980)、同、12、1065
(1980)及び同12、1105(1980)などに記載されて
いる。 アラキドン酸カスケードは、アラキドン酸にシ
クロオキシゲナーゼが作用してPGG2、さらに
PGH2を経て各種PG、例えばプロスタグランジ
ンF2〓(以下PGF2〓と略記する。)、プロスタグラン
ジンE2、(以下PGE2と略記する。)、PGI2
TXA2等に至る経路とアラキドン酸にリポキシゲ
ナーゼが作用してハイドロパーオキシエイコサテ
トラエノイツクアシツド
(hydropueroxyeicostaetraenoic acid、以下、
HPETEと略記する。)を経てハイドロキシエイ
コサテトラエノイツクアシツド
(hydroxyeicosatetraenoic acid、以下HETEと
略記する。)あるいはロイコトリエンに至る経路
とに大別される。 前者の経路については、すでによく知られてい
るのでここで詳細に述べることは避ける。詳細に
ついては鹿取信ら変、プロスタグランジン
(1978)、講談社発行を参照されたい。 後者の経路については反応工程式に示される
経路により各種化合物が生成されることが知られ
ている。 【表】 アラキドン酸は良く知られている経路、すなわ
ちPGエンドパーオキサイドを経る経路で代謝さ
れるほか、リポキシゲナーゼによつて全く別の経
路に入つて代謝される。すなわちアラキドン酸に
リポキシゲナーゼ、例えば5−リポキシゲナー
ゼ、12−リポキシゲナーゼあるいは15−リポキシ
ゲナーゼが作用して、それぞれ5−HPETE、12
−HPETEあるいは15−HPETEが生成される。 これらのHPETEは、パーオキシダーゼにより
過酸化水素基が水酸基に変換されて、5−
HETE、12−HETEあるいは15HETEに変換さ
れる。また、これらのHPETEのうち、5−
HPETEは脱水されることによつてLTA4に変換
される。 さらに、LTA4は酵素的にロイコトリエンB4
(以下、LTB4と略記する。)に、またグルタチオ
ン−S−トランスフエラーゼにより、LTC4に変
換される。 そして、LTC4はγ−グルタミルトランスペプ
チダーゼによりLTD4に変換される。LTD4はさ
らにLTE4に代謝されることが最近明らかとなつ
ている〔Biochem.Biophys.Res.Commun.、91
1266(1979)及びPrstagladins、19)(5)、645
(1980)参照〕。 一方、SRSについて述べると、SRSとはSlow
Reacting Substanceの省略であり、この名称は
Feldbergらがコブラ毒の肺潅流またはコブラ毒
を卵黄とインキユベーシヨンした時に遊離する物
質に対して用いたもので、この物質は摘出モルモ
ツト回腸を緩徐に収縮し、その作用は長時間接続
することが報告されている〔J.Physiol.、94、187
(1938)参照〕。 さらにKellawayらは感作モルモツト肺の潅流
時に抗原を感作させるとSRS−A(Slow
Reacting Substance of Anaphylaxis)が遊離
することを示し、SRS−Aとアレルギー反応との
関係をはじめて示した〔Quant.J.Exp.Physiol.、
30、121(1940)参照〕。またBrocklehurstは特異
抗原のわかつている気管支喘息患者の手術によつ
て摘出した肺切片に抗原を作用させることヒスタ
ミンとSRS−Aが遊離し、気管支筋を強く収縮
し、この収縮は抗ヒスタミン剤によつて緩解され
ないのでSRS−Aは喘息発作時における重要な気
管支収縮物質(bronchoconstrictor)であること
を示唆した〔Progr.Allergy、、539(1962)参
照〕。その後、人の肺組織片から得られたSRS−
Aは正常な人の気管支筋輪を収縮させる〔Int.
Arch.Allergy Appl、Immunol.、38、217(1970)
参照〕、ラツトのSRS−Aをモルモツトに静注す
ると肺気道抵抗の増強が認められる〔J.Clin.
Invest.、53、1679(1974)参照〕、SRS−Aをモ
ルモツト、ラツト、サルの皮内に注射すると血管
の透過性を亢進させる〔Advances in
Immunology、10、105(1969)、J.Allergy Clin.
Immunol.、621、371(1978)、Prostaglandins、
19(5)、779(1980)等参照〕など多くの報告があ
る。 上記のようにSRSは免疫反応が関与して遊離し
てくるものをSRS−A、カルシウムイオノフア
(calcium ionophore)処理など免疫反応によら
ないで遊離してくるものをSRSと2種類区別され
ているが、両者の間には多くの類似点があり同一
の物質である可能性が強いと考えられている。 また、さらにLTC4およびLTD4はSRSあるい
はSRS−Aと同一の物質であることが明らかとな
り、そのためこれらロイコトリエンの薬理性質は
SRSまたはSRS−Aの薬理的性質と置き換えて考
えることができる〔Proc.Natl.Acad.SCI.USA、
76、4275(1979)、Biochem.Biophys.Res.
Cmmun.、91、1266(1979)、Proc.Natl.Acad.
Sci.USA、77、2014(1980)、Natue、285、104
(1980)参照〕。 このような多くの研究結果に基づいて、現在で
はアラキドン酸からLTA4を経て生合成される各
種ロイコトリエン(LTC4、LTD4やLTE4および
今後さらに新しく構造決定されるかも知れないロ
イコトリエン)は、アレルギー性の気管および気
管支または肺の疾患、アレルギー性シヨツクある
いはアレルギー性の各種炎症の発現に関与する重
要な因子と考えられている。 従つて、これらのロイコトリエンを抑制するこ
とにより人間を含めた哺乳動物、特に人間におけ
るアレルギー性の気管・気管支の疾患、例えば喘
息、アレルギー性の肺の疾患、アレルギー性のシ
ヨツク、アレルギー性の各種疾患の予防および/
または治療に有効である。 また、アラキドン酸はホスホリパーゼ
(phospholipase)の作用によつて、リン脂質より
遊離されるが、詳しく見ると反応工程式に示す
ように2つの経路、すなわち(1)ホスフアチジル
コリン(phosphatidyl cholin)にホスホリパー
ゼA2が作用する経路と(2)ホスフアチジル イノ
シトール(phosphatidyl inositol)にホスホリパ
ーゼCが作用して1,2−ジグリセライド(1,
2−diglyceride)が生成され、これらにさらに
ジグリセライドリパーゼ(diglyceridelipase)、
次いでモノグリセライドリパーゼ
(monoglyceridelipase)が作用して遊離される
経路が一般的に考えられている〔化学と生物21
154(1983)参照〕。 遊離されたアラキドン酸は、さらに2つの経路
すなわち(1)シクロオキシゲナーゼ
(cyclooxygenase)代謝経路により、プロスタグ
ランジン(PG)やトロンボキサンA2(TXA2)な
どの生理活性物質に代謝されるか、または(2)リポ
キシゲナーゼ(lipoxygenase)代謝経路により、
SRS−A(Slow Reacting Substances of
Anaphylaxis)、ヒドロキシエイコサテトラ酸
(HETE)やロイコトリエンB4(Leukotriens B4
などの生理活性物質に代謝されることが知られて
いる〔化学と生物21、154(1983)参照〕。 これらの代謝物は、例えばTXA2は強力な血小
板凝集および血管収縮作用を持つ物質であるこ
と、SRS−Aは喘息のケミカル メデイエーター
(chemical mediator)であること、LTB4は、痛
風などの炎症のケミカル メデイエーターである
こと、またPGは炎症における血管拡張作用、発
痛作用、発熱作用、白血球遊走作用を持つメミカ
ルメデイエーターであることが知られている〔代
謝20、317(1983)、The Lancet 1122(1982)、鹿
取信ら編プロスタグランジン(1978)講談社参
照〕。 このようにしてアラキドン酸は生体内で生理的
に重要な役割を果たすケミカルメデイエーターに
変換代謝されるが、これらメデイエーターのバラ
ンスが崩れることにより数々の症病が引き起こさ
れる。 本発明者らは、ロイコトリエンに拮抗する化合
物、またはホスホリパーゼ(ホスホリパーゼA2
および/またはホスホリパーゼC)を阻害する化
合物を見出すため、幅広い研究を行なつた結果、
後述の一般式()で示されるケトン化合物がそ
の目的を達成することを見出し、本発明を完成し
た。 本発明化合物はホスホリパーゼを強力に阻害
し、リン脂質からアラキドン酸の遊離を抑制する
ため人間を含めた哺乳動物、特に人間におけるア
ラキドン酸代謝物、例えばTXA2、PG、ロイコ
トリエンに起因する症病の予防および/または治
療に有効である。 対象となる症病の例としては、前記したロイコ
トリエンに起因するアレルギー性の各種疾患およ
び血栓症、例えば脳や冠動脈の内皮や内膜の損傷
に起因する血栓症、炎症、例えば関節炎、リウマ
チなどが挙げられる〔循環科学、484(1983)お
よび薬局34、167(1983)参照〕。 さらに本発明化合物には、前述したロイコトリ
エン拮抗剤、ホスホリパーゼ阻害剤としての用途
の他に、下記のような5α−リダクターゼ阻害作
用も見出されている。 5α−リダクターゼは、小胞体および核酸中に
存在し、標的組織に摂取されたテストストロンを
活性剤の5α−ジヒドロテストステロンに変換す
る作用を有するが、この活性型の5α−ジヒドロ
テストステロンは細胞内の受容体と結合すること
により細胞増殖を引き起こし、この作用が亢進す
ると前立腺肥大症、脱毛症あるいは座瘡の発病を
もたらすことされている。 例えば、前立腺肥大症について述べると、従来
は薬物病法として女性ホルモンであるエストロゲ
ン剤や抗男性ホルモン作用を有するゲスターゲン
剤が用いられてきた。しかし、いずれも本来のホ
ルモン作用が副作用として残るため充分な治療が
なされているとは言い難かつた。 本発明化合物は、もちろんホルモン特有の作用
を有さず、しかも5α−リダクターゼを強力に阻
害し、5α−ジヒドロテストステロンの増加を抑
えて、細胞増殖を抑制するため、人間を含めた哺
乳動物、特に人間の前立腺肥大症、脱毛症および
座瘡を有効に予防および/または治療しうるもの
である。 本発明は、一般式 〔式中、R1は炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖
のアルキル基またはアルケニル基を表わし、R2
およびR2はおのおの独立して、水素原子または
炭素数1〜15の直鎖または分枝鎖のアルキル基を
表わし、記号Xは式NR5(式中、R5は水素原子ま
たは炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル
基を表わす。)で示される基、イオウ原子または
酸素原子を表わし、R3は式COOR6(式中、R6
水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖
のアルキル基を表わす。)で示される基を表わし、
R4は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
直鎖または分枝鎖のアルキル基またはアルコキシ
基、式COOR7(式中、R7は水素原子、または炭素
数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わ
す。)で示される基、水酸基はニトロ基を表わし、
nは0、1または2を表わし、記号〓は単結合ま
たは二重結合(E、ZまたはEZ混合物)を表わ
す。〕で示されるケトン化合物およびその非毒性
塩に関する。 一般式()中、R1が表わす炭素数3〜22の
直鎖または分枝鎖のアルケニル基としては、プロ
ペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ペンタジ
エニル基、ヘキセニル基、ヘキサジエニル基、ヘ
プテニル基、ヘプタジエニル基、ヘプタトリエニ
ル基、オクテニル基、オクタジエニル基、オクタ
トリエニル基、ノネニル基、ノナジエニル基、ノ
ナトリエニル基、ノナテトラエニル基、デセニル
基、デカジエニル基、デカトリエニル基、デカテ
トラエニル基、ウンデセニル基、ウンデカジエニ
ル基、ウンデカトリエニル基、ウンデカテトラエ
ニル基、ウンデカペンタエニル基、ドデセニル
基、デドカジエニル基、ドデカトリエニル基、ド
デカテトラエニル基、ドデカペンタエニル基、ト
リデセニル基、トリデカジエニル基、トリデカト
リエニル基、トリデカテトラエニル基、トリデカ
ペンタエニル基、トリデカヘキサエニル基、テト
ラデセニル基、テトラデカジエニル基、テトラデ
カトリエニル基、テトラデカテトラエニル基、テ
トラデカペンタエニル基、テトラウカヘキサエニ
ル基、ペンタデセニル基、ペンタデカジエニル
基、ペンタデカトリエニル基、ペンタデカテトラ
エニル基、ペンタデカペンタエニル基、ペンタデ
カヘキサエニル基、ペンタデカヘプタエニル基、
ヘキサデセニル基、ヘキサデカジエニル基、ヘキ
サデカトリエニル基、ヘキサデカテトラエニル
基、ヘキサデカペンタエニル基、ヘキサデカヘキ
サエニル基、ヘキサデカヘプタエニル基、フエプ
タデセニル基、ヘプタデカジエニル基、ヘプタデ
カトリエニル基、ヘプタデカテトラエニル基、ヘ
プタデカペンタエニル基、ヘプタデカヘキサエニ
ル基、ヘプタデカヘプタエニル基、ヘプタデカオ
クタエニル基、オクタデセニル基、オクタデカジ
エニル基、オクタデカトリエニル基、オクタデカ
テトラエニル基、オクタデカペンタエニル基、オ
クタデカヘキサエニル基、オクタデカヘプタエニ
ル基、オクタデカオクタエニル基、ノナデセニル
基、ノナデカジエニル基、ノナデカトリエニル
基、ノナデカテトラエニル基、ノナデカペンタエ
ニル基、ノナデカヘキサエニル基、ノナデカヘプ
タエニル基、ノナデカオクタエニル基、ノナデカ
ノナエニル基、エイコセニル基、エイコサジエニ
ル基、エイコサトリエニル基、エイコサテトラエ
ニル基、エイコサペンタエニル基、エイコサヘキ
サエニル基、エイコサヘプタエニル基、エイコサ
オクタエニル基、エイコサノナエニル基、ヘネエ
イコセニル基、ヘネエイコサジエニル基、ヘネエ
イコサトリエニル基、ヘネエイコサテトラエニル
基、ヘネエイコサペンタエニル基、ヘネエイコサ
ヘキサエニル基、ヘネエイコサヘプタエニル基、
ヘネエイコサオクタエニル基、ヘネエイコサノナ
エニル基、ヘネエイコサデカエニル基、およびこ
れらの異性体基が挙げられ、R1の好ましい基と
しては、ヘプタデカジエニル基、ヘプタデカトリ
エニル基、ジメチルヘプタジエニル基、およびイ
ソブテニル基が挙げられる。 一般式()中、R1が表わす炭素数3〜22の
直鎖または分枝鎖のアルキル基としては、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプ
チル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウン
デシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデ
シル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプ
タデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、エ
イコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基およ
びこれらの異性体基が挙げられ、好ましい基とし
ては、n−ブチル基、n−ノニル基、n−デシル
基、n−トリデシ基、n−ペンタデシル基、およ
びn−ヘプタデシル基が挙げられる。 一般式()中、R2およびR2′が表わす炭素数
1〜15の直鎖または分枝鎖のアルキル基として
は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ド
デシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペン
タデシル基、およびこれらの異性体基が挙げら
れ、R2およびR2′のおのおの好ましい基として
は、メチル基および6−デシル基が挙げられる。
またR2およびR2′はおのおの水素原子である場合
も好ましい。 一般式()中、R4が表わすハロゲン原子と
しては、フツ素原子、塩素原子、臭素原子および
ヨウ素原子が挙げられる。 R4の好ましい原子としては、水素原子および
塩素原子が挙げられる。 一般式()中、R4が表わす炭素数1〜4の
直鎖または分枝鎖のアルキル基またはアルコキシ
基中のアルキル基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基およびこれらの異性体
基が挙げられる。 一般式()中、R5、R6およびR7が表わす炭
素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基およびこれらの異性体基が挙げられる。 R5としては水素原子が好ましく、R6およびR7
としては水素原子、メチル基およびエチル基が好
ましい。 一般式()で示される本発明化合物には、異
性体の存在が考えられ、特に記号〓が二重結合を
表わす場合、この二重結合のEまたはZにより、
また記号〓が単結合を表わす、R2および/また
はR2′がアルキル基を表わす場合、このアルキル
基の結合している炭素は不斉炭素となり、異性体
が存在する。 また、さらに一般式()中の各置換基中のア
ルキル、アルキレン、アルケニルおよび/または
アルケニレン部分の分枝鎖、ならびにアルケニル
および/またはアルケニルン部分の二重結合によ
り、上記と同様にして異性体が生じる。本発明
は、これらのすべての異性体およびそれらの混合
物を含むものである。 一般式()で示される化合物は、一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物と一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。〕で示される化合物を反応させることにより
製造することができる。 この反応は公知の反応であり、例えば、不活性
有機溶媒(塩化メチレン、クロロホルム、テトラ
ヒドロフラン等)中、三級アミン(トリエチルア
ミン、ピリジン等)の存在下、−20℃〜40℃の温
度で行なわれる。好適には塩化メチレン中、トリ
エチルアミンまたはピリジンの存在下、0℃〜室
温で行なわれる。 一般式()で示される化合物は、公知の化合
物であり、例えばR3が2位のカルボキシ基で、
R4が5位の塩素原子で、Yがアミノ基である化
合物は4−クロロアントラニル酸であり、また
R3が2位のカルボキシ基で、R4が水素原子で、
Yが酸素原子である化合物はサリチル酸であり、
これらはどちらも市販されている。 一般式()で示される化合物は、一般式 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わ
す。〕で示されるカルボン酸を酸クロライドに変
換することにより製造される。 カルボン酸を酸クロライドに変換する反応はよ
く知られており、不活性有機溶媒(塩化メチレ
ン、テトラヒドロフラン等)中、または無溶媒
で、塩化物(チオニルクロライ、オキサリルクロ
ライド、クロロギ酸エチル等)を用いて、−40℃
〜30℃の温度で行なわれる。好適には、無溶媒で
オキサリルクロライドを用いて、室温で行なわれ
る。 さらに、一般式()で示される範囲内におい
て、ある特定の化合物群から別の化合物群を製造
する方法がいくつか存在し、例えば、(1)エステル
化、(2)ケン化、(3)接触還元が挙げられる。 これらを個々に次の反応工程式に挙げる。図
中中の各記号は次の意味を表わしこれ以外の記
号は前記と同じ意味を表わす。 R1a−炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基。 R6aおよびR7a−炭素数1〜4の直鎖または分枝
鎖アルキル基。 図中中の各工程での概略は以下のとおりであ
る。 (1) エステル化−例えば、相当するアルキル基を
有するアルカノール中、酸(p−トルエンスル
ホン酸、塩酸、塩化水素ガス等)の存在下、0
℃〜40℃の温度で行なわれる。もちろん上記の
アルカノールに加えて反応に関与しない有機溶
媒(テトラヒドロフラン、塩化スチレン等)を
加えてもよい。 (2) ケン化−例えば、水と混合しうる溶媒(エタ
ノール、メタノール、テトラヒドロフラン等)
中アルカリ物質(水酸化カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化リチウム等)の水溶液を用い
て、0℃〜80℃の温度で行なわれる。 (3) 接触還元−例えば、水素雰囲気下、有機溶媒
(メタノール、エタノール、テトラヒドロフラ
ン等)中、触媒(パラジウム−炭素、パラジウ
ム、白金黒、ニツケル等)の存在下、0℃〜40
℃の温度で行なわれる。 反応生成物は、通常の精製手段、例えば常圧下
または減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケ
イ酸マグネシウムを用いた高速液体クロマトグラ
フイー、薄層クロマトグフイーあるいは、カラム
クロマトグラフイまたは洗浄、再結晶等の方法に
より精製することができる。 精製は各反応ごとに行なつていてもよいし、い
くつかの反応終了後行なつてもよい。 本発明化合物は、前述した様にロイコトリエン
拮抗作用、ホスホリパーゼ阻害作用および5α−
リダクターゼ阻害作用を有するが、例えば実験室
の実験では、次に示す様な作用を示した。 本発明化合物は、LTD4に対し、下表に示され
る様な拮抗作用を示した。 【表】 本発明化合物は、ホスホリパーゼA2に対し、
下表の様な阻害作用を示した。 【表】 本発明化合物は、5α−リダクダーゼに対し、
下表の様な阻害作用を示した。 【表】 本発明化合物のLTD4に対する拮抗作用は以下
の実験方法により測定した。 体重300〜400gの雄性モルモツトより摘出した
回腸(3cm)を、37℃、Tyrode液、酸素(95%)
−二酸化炭素(5%)の混合ガス通気のマグヌク
管に懸垂し、約30分間安定させたのち、LTD4
10-9g/ml濃度で加え、この時の収縮に対して本
発明化合物の濃度を変えて加え収縮高を測定し
て、これよりIC50値を算出した。 本発明化合物のホスホリパーゼA2に対する阻
害作用は、Shakir法の変法により、基質として
L−β−〔1−14C〕−アラキドニル−α′−ステア
ロイル−ホスフアチジルコリンを、酵素にはモル
モツトの肺から得たホスホリパーゼA2を用いて
測定した〔Anal.Biochem.、114、67(1981)参
照〕。 本発明化合物の5α−リダクダーゼに対する阻
害作用は、J.Shimazakiらの方法を参考にしてラ
ツトの前立腺の核フラクシヨンから得た5α−リ
ダクターゼを用いて行なつた。5α−リダクター
ゼの活性測定は、0.09MHpes(PH7.4)、0.22Mシ
ヨ糖、5×10-3MNADPH、5μM〔4−14C〕テス
トロン、5α−リダクターゼおよび本発明化合物
の混合液を用いて、反応を37℃で60分間行なつ
た。反応停止はクロロホルム−メタノール(1/2)
で行ない、遠心分離したのち、上清をシリカゲル
薄層プレートにスポツトし、クロロホルム−メタ
ノール−酢酸(99.2:0.6:0.2)を用いて分離し、
生成したジヒドロテストステロンの放射活性を
TLCスキヤナーを用いて測定、酵素活性阻害率
を算出した〔Endocrinol、Japon.、18、179
(1971)参照〕。 本発明化合物の塩は非毒性であることが好まし
い。ここで非毒性の塩とは動物の組織に対して比
較的無害であり、しかも治療に必要な量を用いた
とき、一般式()で示される化合物の有効な薬
理的性質がそのカチオンにより生じた副作用によ
つて損なわれないようなカチオンからなる塩を意
味する。 又、塩は水溶性であることが好ましい。 適当な塩としては、例えばナトリウム又はカリ
ウムの如きアルカリ金属の塩、カルシウム又はマ
グネシウムの如きアルカリ土類金属の塩、アンモ
ニウム塩及び薬学的に許容される(非毒性の)ア
ミン塩が含まれる。カルボン酸とそのような塩を
形成する適当なアミンはよく知られており、例え
ば理論上アンモニアの1個あるいはそれ以上の水
素原子を他の基に置き換えて得られるアミンが含
まれる。その基は1個以上の水素原子が置換され
ているときは同じでも異なつてもよいが、例えば
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜3のヒド
ロキシアルキル基から選ばれる。適当な非毒性ア
ミン塩としては、テトラメチルアンモニウムの如
きテトラアルキルアンモニウムの塩、及びメチル
アミン塩、ジメチルアミン塩、シクロペンチルア
ミン塩、ベンジルアミン塩、フエネチルアミン
塩、ピペリジン塩、モノエタノールアミン塩、ジ
エタノールアミン塩、リジン塩、アルギニン塩の
如き有機アミン塩が挙げられる。 一般式()で示されるケトン化合物の塩は一
般式()で示される酸を公知の方法、例えば適
当な溶媒中で適当な塩基、例えばアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の水酸化物あるいは炭酸塩
または有機アミンと反応させることにより得られ
る。 人間を含めた哺乳動物、特に人間において、ロ
イコトリエンを抑制することにより、アレルギー
性の気管・気管支の疾患、例えば喘、アレルギー
性の肺の疾患、アレルギー性のシヨツク、アレル
ギー性の各種疾患の予防および/または治療に有
効であり、また、ホスホリパーゼ(ホスホリパー
ゼA2および/またはホスホリパーゼC)を阻害
することにより上記ロイコトリエンをも含めたア
ラキドン酸代謝物に起因する疾患、例えば血栓
症、例えば脳や冠動脈の内皮や内膜の損傷による
血栓症、各種の炎症、例えば関節炎、リウマチの
予防および/または治療に有効である。さらに
5α−リダクターゼを阻害することは前立腺肥大
症、脱毛症、座瘡の予防および/または治療に有
効である。 一般式()で示されるケトン化合物またはそ
れらの非毒性の塩を前記の目的で(ロイコトリエ
ン拮抗剤、ホスホリパーゼ阻害剤または5α−の
リダクターゼ阻害剤として)用いるには、各々に
つき、通常全身的あるいは局所的に経口または非
経口で投与される。投与量は年齢、体重、症状、
治療効果、投与方法、処理時間等により異なる
が、通常成人ひとり当り、各々につき1回に1mg
〜1g、好ましくは20mg〜200mgの範囲で、1日
1回から数回経口投与されるか、または成人ひと
り当り、各々につき1回に100μg〜100mg、好ま
しくは1mg〜10mgの範囲で、1日1回から数回非
経口投与される。もちろん前記したように投与量
は種々の条件で変動するので、上記投与範囲より
少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越え
て投与する必要のある場合もある。 経口投与のための固体組成物としては、錠剤、
散剤、顆粒剤等が含まれる。このような固体組成
物においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質
が、少なくともひとつの不活性な希釈剤、例えば
乳糖、マンニトール、ブドウ糖、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、微結晶セルロース、デンプン、
ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウムと混合される。組成物は、常法に従つ
て、不活性な希釈剤以外の添加剤、例えばステア
リン酸マグネシウムのような潤滑剤や繊維素グル
コン酸カルシウムのような崩壊剤を含有していて
もよい。錠剤または丸剤は必要により白糖、ゼラ
チン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロースフタレートなどの胃
溶性あるいは腸溶性物質のフイルムで被膜しても
よいし、また2以上の層で非茎してもよい。さら
にゼラチンのような吸収されうる物質のカプセル
も包含される。 経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容
される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロツプ剤、エ
リキシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性
な希釈剤、例えば精製水、エタノールを含む。こ
の組成物は不活性な希釈剤以外に潤滑剤、懸濁剤
のような補助剤、甘味剤、風味剤、芳香族、防腐
剤を含有していてもよい。 経口投与のためのその他の組成物としては、ひ
とつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自体
公知の方法により処方されるスプレー剤が含まれ
る。 非経口投与のための注射剤としては、無菌の水
性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含
する。水性の溶液剤、懸濁剤としては例えば注射
溶蒸留水及び生理食塩水が含まれる。非水溶性の
溶液剤、懸濁剤としては、例えばプロピレングリ
コール、ポリエチレングリコール、オリーブ油の
ような植物油、エタノールのようなアルコール
類、ポリソルベート80、アラビアゴム、アルギン
酸ナトリウム等がある。このような組成物は、さ
らに防腐剤、潤滑剤、乳化剤、分散剤のよう補助
剤を含んでもよい。これらは例えばバクテリア保
留フイルターを通す過、殺菌剤の配合または照
射によつて無菌化される。これらはまた無菌の固
体組成物を製造し、使用前に無菌水または無菌の
注射用溶媒に溶解して使用することもできる。 非経口投与のためのその他の組成物としては、
ひとつまたはそれ以上の活性物質を含み、それ自
体公知の方法により処方される、外用溶剤、軟コ
ウのような塗布剤、直腸内投与のための坐剤及び
腟内投与のためのペツサリーイー等が含まれる。 一般式()で示される本発明化合物中、好ま
しい化合物としては、 N−(2−ヘプテノイル)アントラニル酸、 N−(2−ドデセノイル)アントラニル酸、 N−(2−トリデセノイル)アントラニル酸、 N−(2−ヘキサデセノイル)アントラニル酸、 N−(2−オクタデセノイル)アントラニル酸、 N−(2−エイコセノイル)アントラニル酸、 N−(2,11,14−エイコサトエリエノイル)
アントラニル酸、 N−(2,8,11,14−エイコサテトラエノイ
ル)アントラニル酸、 N−(59−ジメチル2,4,8−デカトリエノ
イル)アントラニル酸、 N−(5−メチル−2,4−ヘキサジエノイル)
アントラニル酸、 4−クロロ−N−(2−ヘプテノイル)アント
ラニル酸、 4−クロロ−N−(2−ドデセノイル)アント
ラニル酸、 4−クロロ−N−(2−トリデセノイル)アン
トラニル酸、 4−クロロ−N−(2−ヘキサデセノイル)ア
ントラニル酸、 4−クロロ−N−(2−オクタデセノイル)ア
ントラニル酸、 4−クロロ−N−(2−エイコセノイル)アン
トラニル酸、 4−クロロ−N−(2,11,14−エイコサトリ
エノイル)アントラニル酸、 4−クロロ−N−(2,8,11,14−エイコサ
テトラエノイル)アントラニル酸、 4−クロロ−N−(5,9−ジメチル−2,4,
8−デカトリエノイル)アントラニル酸、 4−クロロ−N−(5−メチル−2,4−ヘキ
サジエノイル)アントラニル酸、 S−(2−ヘプテノイル)チオサリチル酸、 S−(2−ドデセノイル)チオサリチル酸、 S−(2−トリデセノイル)チオサリチル酸、 S−(2−ヘキサデセノイル)チオサリチル酸、 S−(2−オクタデセノイル)チオサリチル酸、 S−(2−エイコセノイル)チオサリチル酸、 S−(2,11,14−エイコサトリエノイル)チ
オサリチル酸、 S−(2,8,11,14−エイコサテトラエノイ
ル)チオサリチル酸、 S−(5,9−ジメチル−2,4,8−デカト
リエノイル)チオサリチル酸、 S−(5−メチル−2,4−ヘキサジエノイル)
チオサリチル酸、 4−クロロ−S−(2−ヘプテノイル)チオサ
リチル酸、 4−クロロ−S−(2−ドデセノイル)チオサ
リチル酸、 4−クロロ−S−(2−トリデセノイル)チオ
サリチル酸、 4−クロロ−S−(2−ヘキサデセノイル)チ
オサリチル酸、 4−クロロ−S−(2−オクタデセノイル)チ
オサリチル酸、 4−クロロ−S−(2−エイコセノイル)チオ
サリチル酸、 4−クロロ−S−(2,11,14−エイコサトリ
エノイル)チオサリチル酸、 4−クロロ−S−(2,8,11,14−エイコサ
テトラエノイル)チオサリチル酸、 4−クロロ−S−(5,9−ジメチル−2,4,
8−デカトリエノイル)チオサリチル酸、 4−クロロ−S−(5−メチル−2,4−ヘキ
サジエノイル)チオサリチル酸、 O−(2−ヘプテノイル)サリチル酸、 O−(2−ドデセノイル)サリチル酸、 O−(2−トリデセノイル)サリチル酸、 O−(2−ヘキサデセノイル)サリチル酸、 O−(2−オクタデセノイル)サリチル酸、 O−(2−エイコセノイル)サリチル酸、 O−(2,11,14−エイコサトリエノイル)サ
リチル酸、 O−(2,8,11,14−エイコサテトラエノイ
ル)サリチル酸、 O−(5,9−ジメチル−2,4,8−デカト
リエノイル)サリチル酸、 O−(5−メチル−2,4−ヘキサジエノイル)
サリチル酸、 4−クロロ−O−(2−ヘプテノイル)サリチ
ル酸、 4−クロロ−O−(2−ドデセノイル)サリチ
ル酸、 4−クロロ−O−(2−トリデセノイル)サリ
チル酸、 4−クロロ−O−(2−ヘキサデセノイル)サ
リチル酸、 4−クロロ−O(2−オクタデセノイル)サリ
チル酸、 4−クロロ−O−(2−エイコセノイル)サリ
チル酸、 4−クロロ−O−(2,11,14−エイコサトリ
エノイル)サリチル酸、 4−クロロ−O−(2,8,11,14−エイコサ
テトラエノイル)サリチル酸、 4−クロロ−O
−(5,9−ジメチル−2,4,8−デカトリエ
ノイル)サリチル酸、 4−クロロ−O−(5−メチル−2,4−ヘキ
サジエノイル)サリチル酸、 N−(2−メチル−2−トリデセノイル)アン
トラニル酸、 N−(3−メチル−2−トリデセノイル)アン
トラニル酸、 N−(3−デシル−2−トリデセノイル)アン
トラニル酸、 N−(2−メチル−2−オクタデセノイル)ア
ントラニル酸、 N−(3−メチル−2−オクタデセノイル)ア
ントラニル酸、 N−(3−デシル−2−オクタデセノイル)ア
ントラニル酸、 4−クロロ−(2−メチル2−トリデセノイル)
アントラニル酸、 4−クロロ−(3−メチル−2−トリデセノイ
ル)アントラニル酸、 4−クロロ−(3−デシル−2−トリデセノイ
ル)アントラニル酸 4−クロロ−(2−メチル−2−オクタデセノ
イル)アントラニル酸、 4−クロロ−(3−メチル−2−オクタデセノ
イル)アントラニル酸、 4−クロロ−(3−デシル−2−オクタデセノ
イル)アントラニル酸、 N−(9,12−オクタデカジエノイル)アント
ラニル酸、 N−(5,8,11−オクタデカトリエノイル)
アントニル酸、 4−クロロ−N−(9,12−オクタデカジエノ
イル)アントラニル酸、および 4−クロロ−N−(5,8,11−オクタデカト
リエノイル)アントラニル酸およびこれらの酸の
相当するメチルエステル、エチルエステルおよび
非毒性塩が挙げられる。 以下、参考例および実施例により本発明を詳述
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。なお参考例および実施例中の
「TLC」、「IR」、「NMR」および「MS」の義号
は、おのおの「薄層クロマトグラフイ」、「赤外吸
収スペクトル」、「核磁気共鳴スペクトル」および
「質量分析」を表わし、クロマトグラフイによる
分離の箇所に記載されている溶媒の割合は、体積
比を示し、「TLC」のカツコ内の溶媒は展開溶媒
を示し、「IR」は特別の記載が無い場合はKBγ錠
剤法で測定し、「NMR」は特別の記載が無い場
合は重クロロホルム(CDCl3)溶液で測定してい
る。 参考例 1 γ−リノレンアルデヒド リノレン酸エチル2.4gを無水トルエン30mlに
解かし、−78℃に冷却し、DIBAL(ジイソブチル
アルミニウムハイドライド;25%トルエン溶液)
5mlをゆつくり滴下したのち、エチルエーテルを
加えて室温まで昇温した。反応液を酒石酸水素ナ
トリウム水溶液、水、飽和食塩水で順次洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルカラフクロマトグラフイ(シ
クロヘキサン:酢酸エチル=50:1)で精製し、
下記の物性値を有する標題化合物2.0gを得た。 TLC:R=0.65(シクロヘキサン:酢酸エチル=
3:1)。 MS:m/Ζ=262(M+)、191、164、150。 NMR:δ=9.78(t、1H)、5.40(m、6H)、2.80
(m、4H)、2.42(dt、2H)、1.90〜2.20(m、
4H)、1.20〜1.80(m、10H)、0.88(m、3H)。 参考例 1(a) リノールアルデヒド リノール酸エチル3.3gを用いて、参考例1と
同様の操作により標題化合物3.0gを得た。 参考例 2 2E,8Z,11,14Z−エイコサテトラエン酸エチ
参考例1で製造したアルデヒド2.0gをクロロ
ホルム30mlに溶かし、メトキシカルボニルメチリ
デン トリフエニルホスホラン2.4gを加え、3
時間還流した。反応後室温まで放冷し、減圧濃縮
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
(シクロヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製
して下記の物性値を有する標題化合物1.9gを得
た。 TLC:R=0.59(シクロヘキサン:酢酸エチル=
3:1)。 MS:m/Ζ=318(M+)、287、259、150。 NMR(CDCl3):δ=6.42(q、2H)、5.40(m、
6H)、3.73(s、3H)、2.80(m、4H)、1.90〜
2.40(m、6H)、1.20〜1.60(m、10H)、0.90
(m、3H)。 参考例 2(2) 2E,11Z,14Z−エイコサトリエン酸メチル 参考例1(a)で製造した化合物3.0gを用いて、
参考例2と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化号物3.1gを得た。なお、精製にはシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(シクロヘキン:
酢酸エチル=20:1)を用いた。 TLC:R=0.72(シクロヘキサン:酢酸エチル=
4:1)。 MS:m/Ζ=320(M+)、228、260。 NMR:δ=6.41(q、2H)、5.36(m、4H)、3.70
(s、3H)、5.74(m、2H)、1.80〜2.50(m、6H)、
1.3(m、16H)、0.88(m、3H)。 参考例 2(b) 2E−オクテン酸メチル ペンタノール3.9gを用いて、参考例 2と同
様の操作により下記の物性を有する標題化合物
3.6gを得た。 MS:m/Ζ=142(M+)、126、113、111、86、
87。 NMR:δ=7.00(dt、1H)、5.84(dt、1H)、3.72
(s、3H)、2.2(m、2H)、1.20〜1.60(m、
4H)、0.91(t、3H)。 参考例 2(c) 2E−ドデセン酸メチル オクタナール4.4gを用いて、参考例2と同様
の操作により下記の物性値を有する標題化合物
3.1gを得た。 MS:m/Ζ=212(M+)、180、138、113、87。 NMR:δ=6.98(dt、1H)、5.82(dt、1H)、3.72
(s、3H)、2.20(m、2H)、1.26(m、14H)、
0.87(t、3H)。 参考例 2(d) 5,9−ジメチル−2E,4E,8−デカトリエ
ン酸エチル 3,7−ジメチルオクタ−2,6−ジエンアル
デヒド4.8gを用いて、参考例2と同様の操作に
より下記の物性値を有する標題化合物4.2gを得
た。 MS:m/Ζ=208(M+)、193、177、165、140、
125、81、69。 NMR:δ=7.61(dd、1H)、6.00(d、1H)、5.80
(dd、1H)、5.10(s、1H)、3.73(s、3H)、
2.20(m、4H)、1.90(m、3H)、1.68(s、3H)、
1.61(s、3H)。 参考例 2(e) 5−メチル−2E、4−ヘキサジエン酸メチル 3−メチル−2−ブテナール3.8gを用いて、
参考例2と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物3.8gを得た。 NMR:δ=7.57(dd、1H)、5.99(d、1H)、5.75
(d、1H)、3.73(s、3H)、1.89(s、3H)、
1.87(s、3H)。 参考例 2(f) 2−メチル−2E−オクタデセン酸エチル ヘキサデカナール2.2gおよび1−エトキシカ
ルボニルエチリデン トリフエニルホスホラン5
g(メトキシカルボニルトリフエニルホスホラン
に代えて)を用いて、参考例2と同様の操作によ
り、下記の物性値を有する標題化合物2.9gを得
た。 MS:m/Ζ=324(M+)、279、278、141。 NMR:δ=6.75(m、1H)、4.17(q、2H)、2.10
(t、2H)、1.80(t、3H)、1.20〜1.40(m、
29H)、0.86(t、3H)。 参考例 2(g) 2−デシル−2−トリデセン酸メチル ジデシルケトン15.2gを用いて、参考例2と同
様の操作により標題化合物108mgを得た。なお、
精製にはシリカゲルカラムクロマトグラフイ(ヘ
キサン:酢酸エチル=40:1)を用いた。 参考例 2(h) 3−メチル−2EZ−オクタデセン酸メチル メチル ペンタデシル ケトン2.5gを用いて、
参考例2と同様の操作により、標題化合物288mg
を得た。なお、精製にはシリカゲルカラムクロマ
トグラフイを用いた。 参考例 3 2E,8Z,11Z,14Z−エイコサテトラエン酸 参考例2で製造したエステル1.9gをTHF(40
ml)−メタノール(40ml)の混合液に溶かし、4N
水酸化カリウム水溶液7.5mlを加え、室温で4時
間かくはんし、塩酸でPH3に調整したのちエチル
エーテルで抽出した。抽出液を水、飽和食塩水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減
圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマト
グラフイ(塩化メチレン:エタノール=40:1)
で精製し、下記の物性値を有する標題化合物1.0
gを得た。 TLC:R=0.34(シクロヘキサン:酢酸エチル=
4:1)。 MS:m/Ζ=304(M+)、259、247、244、206、
150。 NMR:δ=6.47(q、2H)、5.40(m、6H)、2.80
(m、4H)、1.80〜2.30(m、6H)、1.20〜1.40
(m、10H)、0.88(m、3H)。 参考例 3(a) 2E,11Z,14Z−エイコサトリエン酸 参考例2(a)で製造した化合物3.1gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物1.9gを得た。なお、精製にはシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(塩化メチレン:
エタノール=40:1)を用いた。 TLC:R=0.22(塩化メチレン:エタノール=
40:1)。 MS:m/Ζ=306、261、179、165。 NMR:δ=6.48(q、2H)、5.38(m、4H)、2.73
(m、2H)、1.80〜2.40(m、6H)、1.32(m、
16H)、0.88(m、3H)。 参考例 3(b) 2E−オクテン酸 参考例2(b)で製造した化合物3.6gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物3.2gを得た。なお、精製にはシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1)を用いた。 MS:m/Ζ=129、128(M+)、110、99、88、
73。 NMR:δ=7.10(dt、1H)、5.83(dt、1H)、2.2
(m、2H)、1.20〜1.60(m、4H)、0.90(t、
3H)。 参考例 3(c) 2E−ドデセン酸 参考例2(c)で製造した化合物3.1gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有る
標題化合物2.8gを得た。なお、精製にはシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイ(ヘキサン:酢酸エ
チル=5:1)を用いた。 MS:m/Ζ=198(M+)、180、162、138、73。 NMR:δ=7.11(dt、1H)、5.86(dt、1H)、2.24
(m、2H)、1.28(m、14H)、0.89(t、3H)。 参考例 3(d) 5,9−ジメチル−2E,4E,8−デカトリエ
ン酸 参考例2(d)で製造した化合物4.2gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物3.7gを得た。なお、精製にはシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1)を用いた。 MS:m/Ζ=194(M+)、179、151、126、111、
81、69。 NMR:δ=7.70(dd、1H)、6.05(d、1H)、5.80
(d、1H)、5.10(m、1H)、2.18(m、4H)、
1.91(s、3H)、1.68(s、3H)、1.61(s、3H)。 参考例 3(e) 5−メチル−2E,4−ヘキサジエン酸 参考例2(e)で製造した化合物3.8gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物3.3gを得た。なお、精製にはシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(ヘキサン:酢酸
エチル=5:1)を用いた。 MS:m/Ζ=126(M+)、111、81。 NMR:δ=7.67(dd、1H)、6.03(d、1H)、5.74
(d、1H)、1.88(s、6H)。 参考例 3(f) 2−メチル−2E−オクタデセン酸 参考例2(f)で製造した化合物2.9gを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る標題化合物2.3gを得た。なお、精製には再結
晶法(ベンゼン)を用いた。 MS:m/Ζ=296(M+)、278、250、214、210、
87。 NMR:δ=6.94(m、1H)、2.16(t、2H)、1.84
(s、3H)、1.20〜1.40(m、26H)、0.88(t、
3H)。 参考例 3(g) 2−デシル−2−トリデセン酸 参考例2(g)で製造した化合物108mgを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有
する標題化合物59mgを得た。なお、精製には再
結晶法(ベンゼン−ヘキサン)を用いた。 MS:m/Ζ=352(M+)、292、211、166。 NMR:δ=5.83(s、1H)、2.60(m、2H)、
2.15(m、2H)、1.20〜1.50(m、32H)、0.88
(t、6H)。 参考例 3(h) 3−メチル−2EZ−オクタデセン酸 参考例2(h)で製造した化合物228mgを用いて、
参考例3と同様の操作により下記の物性値を有す
る表題化合物96mgを得た。なお精製には再結晶法
(ヘキサン−ベンゼン)を用いた。 MS:m/Ζ=296(M+)、278、236、100。 NMR:δ=5.68(s、1H)、2.16(t、2H)、2.16
(d、3H)、1.50(t、2H)、1.26(s、24H)、
0.88(t、3H)。 実施例 1 N−(9Z,12Z−オクタデカジエノイル)アン
トラニル酸およびそのナトリウム塩 リノール酸605mgにオキサリル クロライド1.5
mlを加え、室温で1時間かくはんしたのち減圧濃
縮した。この液3mlをアントラニル酸296mgおよ
びトリエチルアミン436mgの塩化メチレン(3ml)
溶液に氷冷下、滴下した。室温で一夜かくはん
し、希塩酸を加えたのち酢酸エチルで抽出した。
抽出液を希塩酸、水で順次洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイ(酢酸エチル:ヘキ
サン=1:4)で精製し、下記の物性値を有する
標題化合物〔酸〕550mgを得た。 TRC:R=0.4(酢酸エチル:ヘキサン=1:
1)。 MS:m/Ζ=399(M+)、381、262。 IR(液膜法):ν=1690、1680、1615、1590cm-1。 NMR:δ=8.76(dd、1H)、8.09(dd、1H)、7.58
(dt、1H)、7.10(dt、1H)、5.25〜5.50(m、
4H)。 得られた酸をメタノールに溶解し、1規定水酸
化ナトリウム水溶液当量を加え、減圧濃縮して相
当するナトリウム塩を得た。 実施例 1(a) N−(2E,8Z,11Z,14Z−エイコサテトラ
エノイル)アントラニル酸およびそのナトリウ
ム塩 参考例3で製造した化合物265mgおよびアント
ラニル酸119mgを用いて、実施例1と同様の操作
により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕80
mgを得た。なお、精製にはシリカゲルカラムクロ
マトグラフイ(酢酸エチル:ヘキサン=1:10)
を用いた。ナトリウム塩も同様にして製造した。 TLC〔酸〕:R=0.2(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=423、405、294、286、258。 IR〔塩〕(KBr):ν=1665、1615、1580、1500、
1435cm-1 NMR〔塩〕(CDCl3+CD3OD):δ=8.28(d、
1H)、7.90(d、1H)、7.13(t、1H)、6.6−6.9
(m、2H)、5.68(d、1H)、5.2〜5.6(m、6H)。 実施例 1(b) N−(2E,11Z,14Z−エイコサトリエノイル)
アントラニル酸およびそのナトリウム塩 参考例3(a)で製造した化合物390mgおよびアン
トラニル酸174mgを用いて、実施例1と同様の操
作により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕
120mgを得た。なお、精製にはシリカゲルカラク
ロマトグラフイ(酢酸エチル:ヘキサン=1:
10)を用いた。ナトリウム塩も同様にして製造し
た。 TLC〔酸〕:R=0.2(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1) MS〔酸〕:m/Ζ=425、407、288、260、200。 IR〔酸〕(被膜法):ν=1680、1600、1580、1520
cm-。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.84(d、1H)、8.13
(d、1H)、7.61(t、1H)、7.12(t、1H)、7.00
(dt、1H)、6.00(d、1H)、5.2〜5.5(m、4H)。 実施例 1(c) N−(2E−ヘプテノイル)アントラニル酸およ
びそのナトリウム塩 参考例3(b)で製造した化合物128mgおよびアン
トラニル酸137mgを用いて、実施例1と同様の操
作により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕
83mgを得た。ナトウム塩も同様にして製造した。 MS〔酸〕:m/Ζ=247(M+)、190、137、119、
111。 IR〔酸〕(液膜法):ν=3500〜2500、2960、
2930、2860、1690、1640、1580、1520、1440、
1380、1220、980cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.71(d、1H)、8.07
(d、1H)、7.50(t、1H)、7.07(t、1H)、
6.95(dt、1H)、5.98(d、1H)、2.24(q、2H)、
1.3〜1.6(m、4H)、0.92(t、3H)。 実施例 1(d) N−(2E−ドデセノイル)アントラニル酸およ
びそのナトリウム塩 参考例3(c)で製造した化合物198mgおよびアン
トラニル酸137mgを用いて、実施例1と同様の操
作により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕
184mgを得た。ナトリウム塩も同様にして製造し
た。 MS〔酸〕:m/Ζ=317(M+)、190、181、146、
137、119。 IR〔酸〕(KBr):ν=3450、120、2940、2860、
1705、1690、1640、1610、1590、1530、1450、
1230cm-1。 NMR〔酸〕:δ=8.84(d、1H)、8.13(d、1H)、
7.61(t、1H)、7.12(t、1H)、7.00(dt、1H)、
6.00(d、1H)、2.37(q、2H)、1.50(m、2H)、
1.28(m、12H)、0.88(t、3H)。 実施例 1(e) N−(5,9−ジメチル−2E,4E,8−デカト
リエノイル)アントラニル酸およびそのナト 参考例3(d)で製造した化合物87mgおよびアント
ラニル酸66mgを用いて、実施例1と同様の操作に
より下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕60mg
を得た。ナトリウム塩も同様にして製造した。 MS〔酸〕:m/Ζ=313(M+)、298、245、230、
226、212、177、137。 IR〔酸〕(液膜法):ν=3400〜2600、2950、
1680、1610、1580、1520、1445、1230、1160cm
-1。 NMR〔酸〕:δ=8.90(d、1H)、8.16(d、1H)、
5.9〜6.2(m、2H)、5.12(s、1H)、2.18(s、
4H)、1.93(s、3H)、1.5〜1.8(m、6H)。 実施例 1(f) N−(5−メチル−2E,4−ヘキサジエノイ
ル)アントラニル酸およびそのナトリウム塩 参考例3(e)で製造した化合物86mgおよびアント
ラニル酸107mgを用いて、実施例1と同様の操作
により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕
125mgを得た。なお、精製にはシリカゲルカラム
クロマトグラフイを用いた。ナトリウム塩も同様
にして製造した。 MS〔酸〕:m/Ζ=245(M+)、230、212、146、
137、109。 IR〔酸〕(KBr):ν=3450、2970、1690、1660、
1600、1580、1520、1445、1350、1290、1230cm
-1。 NMR〔酸〕:δ=8.91(d、1H)、8.17(d、1H)、
7.74(d、1H)、7.64(d、1H)、7.14(d、1H)、
6.09(d、1H)、6.00(d、1H)、1.94(s、3H)、
1.91(s、3H)、 実施例 1(g) N−(2E−トリデセノイル)アントラニル酸お
よびそのナトリウム塩 2E−トリデセン酸349mgおよびアントラニル酸
225mgを用いて、実施例1と同様の操作により下
記の物性値を有する標題化合物〔酸〕150mgを得
た。なお、精製にはシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイ(酢酸エチル:ヘキサン=1:10)を用い
た。ナトリウム塩も同様にして製造した。 TLC〔酸〕:R=0.6(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=331、313、195、137。 IR〔酸〕(KBr):ν=1680、1675、1630、1600、
1580cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.83(d、1H)、8.13
(dd、1H)、7.60(dt、1H)、7.10(t、1H)、
7.00(dt、1H)、5.99(d、1H)。 実施例 1(h) N−(2E−ヘキサデカノイル)アントラニル酸
およびそのナトリウム塩 2E−ヘキサデセン酸300mgおよびアントラニル
酸162mgを用いて、実施例1と同様の操作により
下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕126mgを
得た。なお、精製にはシリカゲルカラムクロマト
グラフイ(酢酸エチル:ヘキサン=1:10)を用
いた。ナトリウム塩も同様にして製造した。 TLC〔酸〕:R=0.6(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=373、355、237、200、190、
179。 IR〔酸〕(KBγ):ν=1690、1675、1630、1600、
1580、1520cm-1 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.83(d、1H)、8.12
(dd、1H)、7.60(dt、1H)、7.10(t、1H)、
6.99(dt、1H)、5.98(d、1H)。 実施例 1(i) 4−クロロ−N−(2E,11Z,14Z−エイコサト
リエノイル)アントラニル酸およびそのナトリ
ウム塩 参考例3(a)で製造した化合物300mgおよび−ク
ロロアントラニル酸169mgを用いて、実施例1と
同様の操作により下記の物性値を有する標題化合
物〔酸〕92mgを得た。なお、精製にはシリカゲル
カラムクロマトグラフイ(酢酸エチル:ヘキサン
=1:10)を用いた。ナトリウム塩も同様にして
製造した。 TLC〔酸〕:R=0.2(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=461、459、443、441、288、
260。 IR〔酸〕(KBγ):ν=1700、1680、1630、1600、
1570cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.92(d、1H)、8.03
(d、1H)、7.07(dd、1H)、6.99(dt、1H)、
5.96(d、1H)、5.2〜5.5(m、4H)。 実施例 1(j) N−(2E−オクタデセノイル)アントラニル酸
およびナトリウム塩 2E−オクタデセン酸145mgおよびアントラニル
酸105mgを用いて、実施例1と同様の操作により
下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕59mgを得
た。ナトリウム塩も同様にして製造した。 TLC〔酸〕:R=0.3(酢酸エチル:ヘキサン=
2:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=401、383、265、190、137、
120。 IR〔酸〕(KBr):ν=3120、2930、2850、1700、
1680、1640、1605、1585、1530、1450、1385、
1295、1220、965cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):=11.00(s、1H)、8.83
(d、1H)、8.12(d、1H)、7.60(t、1H)、
7.11(t、1H)、7.00(dt、1H)、5.98(d、1H)、
2.26(m、2H)、1.50(m、2H)、1.15〜1.40(m、
24H)、0.88(t、3H)。 実施例 1(k) 4−クロロ−N−(2EZ−オクタデセノイル)
アントラニル酸およびそのナトリウム塩 2EZ−オクタデセン酸410mgおよび4−クロロ
アントラニル酸250mgを用いて、実施例1と同様
の操作により下記の物性値を有する標題化合物
〔酸〕216mgを得た。なお、精製にはシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイ(酢酸エチル:ヘキサン=
1:4)を用いた。ナトリウム塩も同様にして製
造した。 TLC〔酸〕:R=0.3(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=435、417、265、213、198、
180。 IR〔酸〕(KBγ):ν=1700、1665、1600、1565cm
-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.94(d、1H)、8.04
(d、1H)、7.08(dd、1H)、7.01(dt、1H)、
5.96(d、1H)。 実施例 1(l) S−(2E−エイコセノイル)チオサリチル酸 2E−エイコセン酸147mgおよびチオサリチル酸
73mgを用いて、実施例1と同様の操作により下記
の物性値を有する標題化合物〔酸〕110mgを得た。
なお、精製には再結晶法(ヘキサン)を用いた。 TLC〔酸〕:R=0.40(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=446、428、293、136。 IR〔酸〕(KBr):ν=1690、1670、1625cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3):δ=8.06(d、1H)、7.45〜
7.70(m、3H)、7.00(dt、1H)、6.18(d、1H)。 実施例 1(m) 4−クロロ−N−(2−メチル−2E−オクタデ
セノイル)アントラニル酸 参考例3(f)で製造した化合物273mgおよび4−
クロロアントラニル酸137mgを用いて、実施例1
と同様の操作により下記の物性値を有する標題化
合物185mgを得た。精製には再結晶法(ヘキサン
−酢酸エチル)を用いた。 TLC:R=0.3(酢酸エチル:ヘキサン=1:
1)。 MS:m/Ζ=449、431、279、161、109。 IR(KBr):ν=1680、1670、1620、1590、1565
cm-1。 NMR(CDCl3+CD3OD):δ=8.84(1H、d)、
8.03(1H、d)、7.05(1H、dd)、6.63(1H、
t)。 実施例 1(n) O−(2E−エイコセノイル)サリチル酸 2E−エイコセン酸136mgおよびサリチル酸60.5
mgを用いて、実施例1と同様の操作により、下記
の物性値を有する標題化合物87mgを得た。なお、
精製にはシリカゲルカラムクロマトグラフイ(ヘ
キサン:酢酸エチル=10:1)を用いた。 TLC:R=0.30(酢酸エチル:ヘキサン=1:
2)。 MS:m/Ζ=413、412、293、120。 IR(KBγ):ν=1720、1685、1640、1600cm-1。 NMR:δ=8.07(dd、1H)、7.61(dt、1H)、7.10
〜7.40(m、3H)、6.07(d、1H)。 実施例 1(o) 4−クロロ−N−(3−デシル−2−トリデセ
ノイル)アントラニル酸 参考例3(g)で製造した化合物59mgおよび4−ク
ロロアントラニル酸28.8mgを用いて、実施例1と
同様の操作により下記の物性値を有する標題化合
物28mgを得た。なお、精製にはプレパテライブ
TLC(塩化メチレン:メタノール=100:15)を
用いた。 TLC:R=0.30(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1)。 MS:m/Ζ=507、505、488、335、264、250、
236、221。 IR(KBr):ν=1700、1665、1625、1595、1575、
1505cm-1。 NMR:δ=8.91(d、1H)、8.00(d、1H)、7.02
(dd、1H)、5.67(s、1H)、2.68(t、2H)、
2.16(t、2H)。 実施例 1(p) 4−クロロ−N−(3−メチル−2EZ−オクタ
デセノイル)アントナリル酸 参考例3(h)で製造した化合物96mgおよび4−
クロロアントラニル55mgを用いて、実施例1と
同様の操作により下記の物性値を有する標題化
合物40mgを得た。なお、精製には再結晶法(ヘ
キサン)を用いた。 TLC:R=0.30(酢酸エチル:ヘキサン=2:
1)。 MS:m/Ζ=451、449、432、279、171。 IR(KBr:ν=1690、1675、1640、1590、1570
cm-1。 NMR(CDCl3+CD3OD):8.88(d、1H)、8.00
(d、1H)、7.02(dd、1H)、5.74(s、1H)。 実施例 1(q) N−(2E−エイコセノイル)アントラニル酸お
よびそのナトリウム塩 2E−エイコセン酸194mgおよび4−クロロアン
トラニル酸85mgを用いて、実施例1と同様の操作
により下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕
140mgを得た。なお、精製には再結晶法(ヘキサ
ン)を用いた。ナトリウム塩も同様にして製造し
た。 TLC〔酸〕:R=0.5(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕:m/Ζ=429、411、293、200、137、
120。 IR〔酸〕:ν=1690、1680、1640、1600、1585、
1510cm-1。 NMR〔酸〕:δ=8.83(1H、d)、8.1(1H、dd)、
7.60(1H、dt)、7.10(1H、t)、6.99(1H、dt)、
5.98(1H、d)。 実施例 1(r) 4−クロロ−N−(2E−エイコセノイル)アン
トラニル酸およびそのナトリウム塩 2E−エイコセン酸216mgおよびアントラニン
酸120mgを用いて、実施例1と同様の操作によ
り下記の物性値を有する標題化合物〔酸〕84mg
を得た。なお、精製には再結晶法(ヘキサン:
酢酸エチル=1:2)を用いた。ナトリウム塩
も同様にして製造した。 TLC〔酸〕:R=0.2(酢酸エチル:ヘキサン=
1:1)。 MS〔酸〕=m/Ζ=463、445、293、173、171。 IR〔酸〕:ν=1685、1665、1630、1595、1570、
1520cm-1。 NMR〔酸〕(CDCl3+CD3OD):δ=8.87(1H、
d)、8.02(1H、d)、7.04(1H、dd)、6.97
(1H、dt)、5.96(1H、d)。 参考例 4 N−(2−ドデセノイル)アントラニル酸5g、
繊維素子グルコン酸カルシウム()200mg、ステ
アリン酸マグネシウム(潤滑剤)100mgおよび微
結晶セルロース4.7gを常法により混合し打錠し
て、一錠中に50mgの活性成分を含有する錠剤100
錠を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、R1は炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖
    のアルキル基またはアルケニル基を表わし、R2
    およびR2はおのおの独立して、水素原子または
    炭素数1〜15の直鎖または分枝鎖のアルキル基を
    表わし、記号Xは式NR5(式中、R5は水素原子ま
    たは炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル
    基を表わす。)で示される基、イオウ原子または
    酸素原子を表わし、R3は式COOR6(式中、R6
    水素原子または炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖
    のアルキル基を表わす。)で示される基を表わし、
    R4は水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4の
    直鎖または分枝鎖のアルキル基またはアルコキシ
    基、式COOR7(式中、R7は水素原子、または炭素
    数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わ
    す。)で示される基、水酸基はニトロ基を表わし、
    nは0、1または2を表わし、記号〓は単結合ま
    たは二重結合(E、ZまたはEZ混合物)を表わ
    す。〕で示されるケトン化合物またはその非毒性
    塩。 2 R1が炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖のア
    ルキル基である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 3 R1がn−ブチル基、n−ノニル基、n−デ
    シル基、n−トリデシル基、n−ペンタデシル基
    またはn−ヘプタデシル基である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の化合物。 4 R1が炭素数3〜22の直鎖または分枝鎖のア
    ルケニル基である特許請求の範囲第1項記載の化
    合物。 5 R1がヘプタデカジエニル基、ヘプタデカト
    リエニル基、ジメチルヘプタデカジエニル基また
    はイソブテニル基である特許請求の範囲第1項ま
    たは第4項記載の化合物。 6 R2およびR2′がおのおの独立して、水素原
    子、メチル基またはn−ブチル基である特許請求
    の範囲第1項より第5項までのいずれかの項に記
    載の化合物。 7 R3がカルボキシ基、またはそのメチルエス
    テル、エチルエステルまた非毒性塩である特許請
    求の範囲第1項より第6項までのいずれかの項に
    記載の化合物。 8 R4が水素原子またはハロゲン原子である特
    許請求の範囲第1項より第7項までのいずれかの
    項に記載の化合物。 9 N−(9Z,12Z−オクタデカジエノイル)ア
    ントラニル酸またはそのナトリウム塩である特許
    請求の範囲第1項記載の化合物。 10 N−(2E,8Z,11Z,14Z−エイコサテト
    ラノイル)アントラニル酸またはそのナトリウム
    塩である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 11 N−(2E,11Z,14Z−オクタデカジエノイ
    ル)アントラニル酸またはそのナトリウム塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 12 N−(2E−ヘプテノイル)アントラニル酸
    またはそのナトリウム塩である特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 13 N−(2E−ドデセノイル)アントラニル酸
    またはそのナトリウム塩である特許請求の範囲第
    1項記載の化合物。 14 N−(5,9−ジメチル−2E,4E,8−デ
    カトリエノイル)アントラニル酸またはそのナト
    リウム塩である特許請求の範囲第1項記載の化合
    物。 15 N−(5−メチル−2E,4−ヘキサジエノ
    イル)アントラニル酸またはそのナトリウム塩で
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 16 N−(2E−トリデセノイル)アントラニル
    酸またはそのナトリウム塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 17 N−(2E−ヘキサデカノイル)アントラニ
    ル酸またはそのナトリウム塩である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 18 4−クロロ−N−(2E,11Z,14Z−オクタ
    ジエノイル)アントラニル酸またはそのナトリウ
    ム塩である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 19 N−(2E−オクタデセノイル)アントラニ
    ル酸またはそのナトリウム塩である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 20 4−クロロ−N−(2EZ−オクタデセノイ
    ル)アントラニル酸またはそのナトリウム塩であ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 21 S−(2E−エイコセノイル)チオサリチル
    酸である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 22 4−クロロ−N−(2−メチル−2E−オク
    タデセノイル)アントラニル酸である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 23 O−(2E−エイコセノイル)サリチル酸で
    ある特許請求の範囲第1項記載の化合物。 24 4−クロロ−N−(3−デシル−2−トリ
    デセノイル)アントラニル酸である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 25 4−クロロ−N−3(−メチル2EZ−オク
    タデセノイル)アントラニル酸である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。 26 N−(2E−エイコセノイル)アントラニル
    酸またはそのナトリウム塩である特許請求の範囲
    第1項記載の化合物。 27 4−クロロ−N−(2E−エイコセノイル)
    アントラニル酸またはそのナトリウム塩である特
    許請求の範囲第1項記載の化合物。
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