JPS6222074Y2 - - Google Patents

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JPS6222074Y2
JPS6222074Y2 JP1978111567U JP11156778U JPS6222074Y2 JP S6222074 Y2 JPS6222074 Y2 JP S6222074Y2 JP 1978111567 U JP1978111567 U JP 1978111567U JP 11156778 U JP11156778 U JP 11156778U JP S6222074 Y2 JPS6222074 Y2 JP S6222074Y2
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JP
Japan
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tube
metal tube
heating wire
heater
heating
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JP1978111567U
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JPS5529009U (ja
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管状ヒータに関するものである。
従来、この種の管状ヒータの内部構造は第2図
に示すように蜂の巣状又は花形状をした磁器製の
絶縁碍子1の略周囲に同心円上に位置させてそれ
ぞれ外方を開口させた挿入孔2,2を長手方向に
平行に設け、且つ中心部に小孔3を形成して複数
の絶縁碍子1,1を第3図に示すように直線状に
位置し、中心に位置した各小孔3に長尺ボルト
(図示せず)を挿通して一体に固定し、この挿入
孔2,2内に収容した各々の発熱線4,4を絶縁
碍子の底部で折返して隣接する挿入孔に挿通させ
ることによつて発熱体5を構成し、この発熱体を
外筒6内に収容して両者の間に粉末絶縁物7を充
填してヒータを構成していたが、以下のような欠
点があつた。
ヒータ容量が大きくなると発熱線の本数が増
加すると共にヒータ全長が長くなるため挿入孔2
の数を多くし、且つ必要な積層長Lを得るために
は積層数を多くする必要があるが、挿入孔2の形
状が複雑になれば加工精度が出ないのみならず、
長いものは曲がり、そり、割れ等が生ずるため絶
縁碍子2の長さlとして一定の限界を有し、約50
〜100mmが経済的に見て限度であつた。パイプ
寸法によつては複雑な形状の絶縁碍子を多種類用
意しておく必要があり、それによつてヒータの大
きさ、寸法等が大きく制約を受けて自由度が得ら
れないし、その上、絶縁碍子の形状も加工上から
の制約を受けた。ヒータの特性上、表面温度を
一定に保ち、均一な発熱を得るためには筒形の金
属管内壁に極力沿つて発熱線4を配する必要があ
り、そのためには第2図の寸法tを極力小さく
し、且つ直径dφを極力大きくする必要がある。
しかし第2図の構造では加工精度上と経済性の面
から考えて或る程度不満足な状態で留めておかな
ければならないし、限度まで近づけると加工上か
らギヤツプGが大きくなつてしまい、絶縁性及び
耐圧特性が劣化する欠点があつた。発熱線と金
属内壁との距離tを薄く出来ないので、ワツト密
度を大きく出来ず、従つてヒータが大形となつて
しまう欠点があつた。絶縁碍子を直線状に多数
個連結するため各挿入孔2のズレ及び段違いが大
きくなり、均一なピツチで発熱線を挿入すること
が出来ず、更に、発熱線を金属管内壁に沿つて万
遍なく均一に分散させることが困難となり、従つ
て前記寸法d中のワツト密度を高めようとすると
発熱線の局部過熱等により断線の危険があつた。
挿入孔2の多いものや長いものは加工が複雑困
難であるばかりでなく、加工時に発生した潜在的
な歪や、使用時の熱ストレスによつて割れや欠け
を生じ、断線、短絡、耐電圧低下、絶縁劣化等の
致命的な欠陥が増加した。熱容量が大きく、発
熱線と金属内壁との距離が大きいことにより熱伝
導率の低下と合せてワツト密度を大きく出来ない
ので迅速な昇温が得られず、温度コントロールに
対する追従性が悪かつた。少ない発熱線の本数
(各挿入孔の半分)で所要ワツト数を得なければ
ならないために各発熱線に大きな負担がかかると
共に、一部分断線した場合には大きなワツト数の
低下をもたらし使用が不能となつた。発熱線の
各端末が頂部へ集中し、これらのものを空間的に
限られたキヤツプ内で配線を行なわなければなら
ない関係上、絶縁や耐電圧特性の劣化や短絡する
危険性を含んでいた。
本考案はかかる従来の欠点を除去するため、金
属管内に、内部に発熱線を挿入させる複数の外管
を同心状に配列すると共に、中心に内管を収容
し、当該発熱線を底部で、ひとまとめにして接続
することを特徴とするものである。
本考案の実施例について第5〜7図に基づいて
説明すると、石英管若しくは磁器管等の耐熱絶縁
性を有した複数の外管11を内管12の周囲に同
一円周上に配列し、この外管内に発熱線13を挿
入して第6,7図に示す如く、底部で一括接続O
した後、各外管11及び内管12を有底金属管1
4内に挿入し、互いの間隙内にマグネシア等の粉
末絶縁物15を充填する。この場合、内管12の
材質は外管11に準ずるか、或は金属性のもので
発熱線回路の一部として使用してもよいし、又、
内管12を用いて同心状に複数の外管11を有底
金属管14内に配し、互いの間隙内に粉末絶縁物
を充填すればよい。
第8図に挿入孔が6個の場合について従来品と
本考案の実施例に於ける発熱線の接続方法の違い
を示す。即ち、全体のワツト数をPとし、外管の
本数又は発熱線の本数をnとすると、発熱線1本
当りの負担は従来品―2P/n、本考案品―P/nとな
る。
又、かりに1線が断線した時のワツト数の低下は
それぞれ従来品―n−2/n、本考案品―n−1/nと
かな り変動が少なくなる。特に大容量のヒータについ
ては従来品では1線が断線した時には単相運転と
なり、電源に大きな不平衡をもたらすが、本考案
ではそれがワツト数の低下も少なく十分使用に耐
えることが出来る。
外管が単純な円筒状であるから長尺のものでも
容易に製作でき、金属管の略頭部に締付部付ネジ
部16を設け、この金属管14を被加熱物たる液
体内に挿入し、該ネジ部16を液体収容槽壁に螺
着させて液体の加熱を行う。
本考案は以下のような効果を有する。
金属管内壁に接して同心円上に収容する外管
の中心に内管を位置させて、空隙内に絶縁材を
充填させるので、振動等によつても外管が金属
管の半径方向には移動することがないので、ヒ
ータの表面温度を一定に維持できる。
発熱線の本数及びヒータ寸法を自由に決定で
き、特性上及び寸法上の制約を受けず、加熱液
体に最適なワツト密度に設計することが可能で
ある。
外管の本数n(発熱線の本数)を適宜増加さ
せれば発熱線1本当りの負担や抵抗値のバラツ
キが1/nとなり、均一な発熱と特性が安定するの みならず、ヒータを長寿命化することが出来る。
発熱線を外管内に挿入するのみで良いから製
作上簡便で、且つ均一な状態で挿入出来るため
折返し形に比べ、局部加熱や層間短絡(隣接す
る発熱線相互間の電位差が小さい)による断線
事故を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のものの一部破断した正面図、第
2図は従来の絶縁碍子の正面図、第3図は第2図
A−A線断面図、第4図は絶縁碍子の孔に発熱線
を通した状態の斜視図、第5図は本考案の一部破
断した正面図、第6図は外管と内管との配管状態
を示した正面図、第7図は第6図B−B線断面
図、第8図1は本考案の単相に使用する場合の結
線図、第8図2は本考案の三相に使用する場合の
結線図、第8図3は従来品の単相に使用する場合
の結線図、第8図4は従来品の三相に使用する場
合の結線図である。 11……外管、13……発熱線、14……有底
金属管、O……一括接続点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部にそれぞれ発熱線13を挿通する耐熱絶縁
    性を有した円筒状の外管11を有底金属管14内
    に収容し、且つ内壁に接してそれぞれ同心円状に
    配列すると共に中心部に円筒状の内管12を収容
    し、この金属管14の上部外周に締付部付螺条部
    16を形成すると共に、この金属管内に位置させ
    た外管と内管との間に存する間隙内にそれぞれマ
    グネシア等の粉末絶縁物15を充填し、前記発熱
    線13の一端を金属管内で全て一括して接続する
    と共に、該発熱線の他端を金属管の外部に引き出
    して成る管状ヒータ。
JP1978111567U 1978-08-16 1978-08-16 Expired JPS6222074Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978111567U JPS6222074Y2 (ja) 1978-08-16 1978-08-16

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JP1978111567U JPS6222074Y2 (ja) 1978-08-16 1978-08-16

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Publication Number Publication Date
JPS5529009U JPS5529009U (ja) 1980-02-25
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ID=29059540

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JPS5768453U (ja) * 1980-10-13 1982-04-24
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JPS58118694U (ja) * 1982-02-08 1983-08-12 坂口電熱株式会社 投込ヒ−タ
JPS59229142A (ja) * 1984-05-18 1984-12-22 松下冷機株式会社 冷房装置
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JPS5529009U (ja) 1980-02-25

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