JPS6340876Y2 - - Google Patents

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JPS6340876Y2
JPS6340876Y2 JP1792682U JP1792682U JPS6340876Y2 JP S6340876 Y2 JPS6340876 Y2 JP S6340876Y2 JP 1792682 U JP1792682 U JP 1792682U JP 1792682 U JP1792682 U JP 1792682U JP S6340876 Y2 JPS6340876 Y2 JP S6340876Y2
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JP
Japan
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heating device
inorganic
insulated cable
groove
cable
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JP1792682U
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JPS58120593U (ja
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  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は重油等の液体を加熱するための、電気
加熱装置の改良に係わるものである。
重油貯槽の流動性を高めるため、貯槽を加熱す
ることが行われているが、従来の温水、蒸気に代
えて温度制御が容易で、維持管理の容易な電気加
熱装置が採用されつつある。
電気加熱装置としては、加熱装置を貯槽周囲に
巻付ける方式と、貯槽内に加熱装置を直接挿入す
る方式があるが、後者が熱効果の点で優れてい
る。
従来この直接挿入形加熱装置としては、無機絶
縁ケーブルが使用されており、保護管内に無機絶
縁ケーブルを挿入し、その空隙に酸化マグネシウ
ムあるいはアルミナ等の無機充填材を充填したも
の、及び保護管内にさらに小さい径の保護管を多
数設け、各々に無機絶縁ケーブルを挿入すると共
に、小保護管と外部保護管で形成される空隙に無
機充填材で充填するものとがあつた。
しかし前者は無機絶縁ケーブル自体が、無機材
で充填されているため故障時に無機絶縁ケーブル
を取替えることができない欠点があつた。
一方後者は、取替えが容易なものの、無機絶縁
ケーブルと小保護管との間には空隙があり、高温
(200℃以上)に達する無機絶縁ケーブルの使用で
は酸化劣化が懸念される欠点があつた。
また両者とも無機充填材が充填されているが、
無機充填材は空気に比べて、かなり熱伝導は良い
が、熱の完全な良導体とは言えず、熱抵抗が高
く、無機絶縁ケーブルを高温で使用せざるを得
ず、寿命が短かくなる欠点があつた。
さらに、無機充填材は比重が大きく(例えばア
ルミナは3.9)、加熱装置の重量が重くなり取扱い
性が悪く、また、無機充填材の粉末充填加工作業
は容易でなく、加工費が効果となる欠点があつ
た。
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、無機絶縁ケーブルの寿命を長くし、取扱い
性を改善した電気加熱装置を提供することにあ
る。すなわち、本考案の要旨とするところは、外
周にケーブルをはみ出すことなく収容し得る螺旋
状の溝を設けた円筒形金属構造物と、該溝に巻付
けられた無機絶縁ケーブルと、該構造物よりやや
大き目の内径を有し該構造物を収容した金属保護
管とより構成されたことを特徴とする電気加熱装
置にある。
次に本考案の一実施例を添付図面を参照してさ
らに説明するに、第1図は挿入形電気加熱装置を
油槽1に適用したもので、加熱装置2は貯槽1内
に挿入配置されており、貯槽底部又は貯槽壁を利
用して支持3にされている。
第2図及び第3図は加熱装置2の拡大断面を示
すもので、4は内部の金属管であり、その外周に
は円筒形の金属構造物5が設けられている。
金属構造物5の外周には螺旋状の溝6が設けら
れており、この溝6には無機絶縁ケーブル7が収
容巻付けられている。
8はこの金属構造物5より若干大き目の内径を
有する金属保護管であり、金属構造物5を収容
し、先端はふた9でシールされている。
また貯槽取付側に当る根本的部分にはフランジ
10が取付けられ、パツキンを介してボルト・ナ
ツトで貯槽側壁に締付け固定されるものである。
一方無機絶縁ケーブル7端末は、貯槽取付け外側
フランジ部から取出され、端末処理がされて、防
爆接続箱11に入れられ、外部からの給電線12
と接続されている。
ここで内部の金属管4としては鋼管あるいはア
ルミ管が使用されるが必要なければ取り除くこと
もできる。金属構造物5としては、アルミ鋳物な
どの型材が使用される。
金属構造物5の外周に設けられた溝6は、溝内
に無機絶縁ケーブル7が完全に収容し得る大きさ
に設けられており、保護管8への挿入、引出しの
際は、無機絶縁ケーブル7に損傷を与えるのを防
止している。
螺旋溝6のピツチは要求熱量により任意に決定
される。
図示しないが、無機ケーブル7を溝内に収納し
た後、保護と熱媒体の目的で、良熱伝導物質、例
えばサーモセメントで溝とケーブル間を充填する
ことは好ましい。
最外層の保護管8としては鋼管が使用され、内
径は金属構造物5より若干(10mm以下)大きい径
となつており、組立て、取外しは容易なるように
されている。
無機絶縁ケーブル7としては二心又は三心もの
が使用される。
外部保護管としては鋼管に限らず、耐熱ビニル
パイプ等のプラスチツクでも良く、又、加熱装置
は製造が容易なるよう円筒形状としたが、円筒状
に限らず断面が楕円、矩形等であつても良い。
さらに加熱装置は貯槽ばかりでなく、土壌の凍
結防止や、固体の加熱に利用しても良いものであ
り、本願が本実施例により限定的に解釈されるも
のではない。
このようにして成る本実施例は、金属構造物と
してアルミを使用したため熱伝導がよく、無機絶
縁ケーブルの熱量を効果的に伝え得るもので、ア
ルミの熱伝導率が2.5Kcal/mh℃であるのに対
し、従来のアルミナあるいは酸化マグネシウムの
熱伝導率が0.5Kcal/mh℃位であることから、熱
伝導は約5倍が良い。
また金属構造材であることから、従来の無機充
填材の充填作業の困難さに比べて、組立て取外し
が容易であり、故障等万一の場合はヒータ部だけ
を引抜き、取替えることが可能である。
さらにアルミは比重が小さい(2.7)なので軽
量となり、又熱伝導が良いため、保護層の熱抵抗
が小さく、ヒータを低温度で使うことができる。
すなわち、従来の無機充填材を保護に使つた場
合、この熱媒体で20Kw程度のヒータでは100℃
〜150℃程度の温度差を生ずるのに対し、20〜30
℃の温度差とすることができるもので、ヒータ寿
命を大幅に伸ばすことが可能である。
以上説明した通り本考案によれば、無機絶縁ケ
ーブルの寿命が長く、且つ取扱い性の改善された
優れた電気加熱装置の提供を可能としたものであ
り、その実用的価値は非常に大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電気加熱装置を油槽の加熱に使
用した装置の一実施例を示す説明図、第2図は本
考案加熱装置の一実施例を示す横断面説明図、第
3図はその縦断面説明図である。 1:貯槽、2:加熱装置、3:支持材、4:内
部金属管、5:金属構造物、6:溝、7:無機絶
縁ケーブル、8:金属保護管、9:ふた、10:
フランジ、11:防爆接続箱、12:給電線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周にケーブルをはみ出すことなく収容し得る
    螺旋状の溝を設けた円筒形金属構造物と、該溝に
    巻付けられた無機絶縁ケーブルと、該構造物より
    やや大き目の内径を有し該構造物を収容した金属
    保護管とより構成されたことを特徴とする電気加
    熱装置。
JP1792682U 1982-02-10 1982-02-10 電気加熱装置 Granted JPS58120593U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1792682U JPS58120593U (ja) 1982-02-10 1982-02-10 電気加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1792682U JPS58120593U (ja) 1982-02-10 1982-02-10 電気加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58120593U JPS58120593U (ja) 1983-08-17
JPS6340876Y2 true JPS6340876Y2 (ja) 1988-10-25

Family

ID=30030201

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JPS58120593U (ja) 1983-08-17

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