JPS62220396A - 情報カ−ドの内容出力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は情報カードの内容出力装置に係り、特に集積回
路によるデジタル情報とスライドによる視覚情報とを兼
備した情報カードからその内部に蓄積した情報内容を出
力する情報カードの内容出力装置に関する。

（従来技術） 近年の集積回路技術の発展で比較的小型のカードにデジ
タル情報を記憶させたＲＯＭカードやＩＣカードという
情報記憶媒体が各所で用いられている。これらのカード
は磁気カードにくらべて記憶できるデータ量が多いので
、磁気カードより広範な分野に応用が可能である。しか
して、これらカードは文字、数字等のデータを記憶しで
あるもので、図形や写真等の視覚情報については、その
必要とする記憶容量の大きさから、現在のＩＣ集積度で
はまだまだカード中に記憶させるのに無理がある。しか
しながら、一方では１社会生活の多様化に伴って文字数
字情報とともに視覚情報の流通も大いに必要とされてき
ている。

（発明の目的） 本発明は以上のような事情に鑑み、デジタル情報ととも
に視覚情報も一緒に出力して一連の情報を伝えるメディ
アとして利用できるようにした情報カードの内容出力装
置を提供することを目的とする。

（発明の概要） すなわち本発明はデジタル情報を集積回路に、そして視
覚情報をスライドにそれぞれ記憶させて一枚のカード上
に配備した情報カードを装填してその内容をパソコン等
の表示装置に表示するとともに、スライドの内容をスク
リーンに投影できるようにした情報カードの内容出力装
置である。

（実施例） 次に本発明の一実施例を図面にもとづき説明する。

第１図は本発明による情報カードの内容出力装置に装填
されるＩＣカード１を示す平面図で、このＩＣカードｌ
のカード本体２は従来からの磁気カード等と同様にプラ
スチック製でたとえば名刺の大きさで、厚みが数分の１
ミリメートルから数ミリメートルに形成されている。

このＩＣカード１には、集積回路３（第２図）を有する
記憶領域４とスライド５（第３図）の装填領域６とが設
けられている。記憶領域４には外部機器、たとえば第５
図に示すようなＩＣカードデータのリーダライタ７との
信号入出力のための接続端子８が外部に露出している。

なお、必要ならばこの接続端子８および集積回路３の保
護用の保護膜９（第２図、仮想線）、さらにはスライド
５の保護カバー９ａ（第３図、仮想線）を設け。

リーダライタ７へ装填するときに保護力ｔ＜−９ａより
ＩＣカードｌを取出し、装填すると保護膜９が開放する
ようにすることができる。なお、符号ｌＯはエンボス領
域であって、ＩＣカード内容の表示やカード使用者の名
前その他の内容をエンボスによって表示できるようにな
っている。

前記集積回路３は、たとえば８，０００バイトの記憶容
量を有し、第４図に示すごとくその内部に入出力制御用
のＣＰＵ（中央処理装ｊｉｌ）１１．制御プログラム記
憶用のＲＯＭ　（読出し専用メモリ）１２、データ記憶
用のＲＡＭ　（随時書込み読出しメモリ）１３、パスラ
イン１４、およびリーダライタ７とのインターフェース
１５を有し、データバックアップ用の電池１６および前
記接続端子８に接続されている。なお、データ記憶用の
素子としてＲＡＭ１３のかわりにＥＥＦＲＯＭ　（電気
的書換え可能ＲＯＭ）を用いれば、電池１６は不要とな
る。また、ＲＯＭ１２はマスクＲＯＭを使用するのが一
般的であるが、制御プログラムをユーザレベルで変更し
たい場合など必要に応じて書換え可能なＥＥＦＲＯＭな
どを用いてもよい。尚、ＲＯＭやＲＡＭの記憶容量とし
て上記した８キロバイト以外にも１６．３２．６４キロ
バイト等のものを用いることもできる。

前記スライド装填領域６には、第３図に示すごとく、ス
ライド５装填用の係合凸部１７が形成され、スライド５
を第１図の矢印Ａのごとく挿入引出して着脱自在に装填
できるようになっている。

なお、固定した視覚情報の場合にはスライド５はカード
本体２に着脱自在とせず、カード本体２に直接印刷ある
いは固定するようにしてもよい。

このようなＩＣカードｌは、たとえば内外の旅行に関す
る各種データを文字・数字情報と、視覚情報とに分けて
利用できる。たとえば、集積回路３のＲＡＭ１３に旅行
先およびその整理番号、利用交通機関、費用その他を入
力し、スライド５には現地や付近の観光案内の写真を準
備しておくものとする。

もちろん、旅行にかぎらず各種機器のデータや設計図な
どの図面、医療データなどその他任意の事項に関する各
種情報を入力、準備しておくことができ、その利用方法
は多岐にわたる。

第５図はこのＩＣカードｌを装填してデータの書込み読
出し、あるいはスライド５の投影のためのリーダライタ
７を概略的に示す。このリーダライタ７はＩＣカード１
内に記憶ないし蓄積された情報の出力装置として機能す
るもので、ＩＣカード１の装填部２０と、スライド５用
の投影部２１と、集積回路３からのデータ読出しあるい
はデータ書込み用の回路部２２とを有する。そして、回
路部２２は接続ケーブル２３によって上位の制御装置、
たとえばパソコンやホストコンピュータなどのコントロ
ーラ２４に接続されている。このコントローラ２４はキ
ーボード２５を有する。

このコントローラ２４にはＣＲＴのような表示装置２６
や音声合成装置２７などが接続されている。これらの表
示装Ｎ２６．音声合成装置２７によってＲＡＭ１３に記
憶されていたデータを文字数字メツセージとして、ある
いは音声メツセージとしてユーザに提供する。また、前
記リーダラ・イタ７の投影部２１の前方に配置されたス
クリーン２８にスライド５の内容を投影できるので、上
記文字、数字あるいは音声メツセージとともに視覚にう
ったえる図形や写真メツセージを伝えることができる・ リーダライタ７について第４図にもとづきさらに説明す
る。前記投影部２１および回路部２２ないしＣＰＵＩＩ
は外部の電源３０からそれぞれ交流および直流の所定必
要電力を供給され、投影部２１はスライド投影用の光源
３１、レンズ系３２および上記スクリーン２８を有する
。

回路部２２は、上位機器のコントローラ２４とのインタ
ーフェース３３、ＩＣカードｌとのインターフェース３
４．ＣＰＵＩＩ稼動のための基準クロック発信用のオツ
シレータ３５、ＩＣカードｌの装填位置確認用の位置セ
ンサ３６、ＩＣカード１のリーダライタ７への装填時に
この位置センサ３６からの信号を判断してＲＡＭＩ　３
からあるいはＲＡＭＬ３へのデータ読出しあるいは書込
みの制御を行うコントロール部３７等を有する。

このようなＩＣカードｌの使用にあたっては。

記述のごとく事前にＲＡＭ１３に必要なデータをコント
ローラ２４のキーボード２５によってり一ダライタ７を
介して入力し、またスライド５としてはこれらデータに
対応した写真や図面を準備しておく。

ＩＣカード１をリーダライタ７に装填し、位置センサ３
６によって装填完了を確認すると、パソコン等上位機器
のコントローラ２４ないしはり一ダライタ７のコントロ
ール部３７からの制御信号をＩＣカードｌのＣＰＵＩＩ
が解読し回路部２２を介してＩＣカードｌのＲＡＭ１３
からのデータ読出しを開始し、パソコン等上位機器のデ
ータ記憶領域に格納したうえで、表示装置２６に表示す
る。このデータ表示と並行してスライド５の内容がスク
リーン２８上に投影され、ユーザは表示装置２６あるい
は音声合成装置２７からのデータを確認しながらスクリ
ーン２８上の視覚情報を見ることができ、たんなる文字
や数字情報による表示よりはるかに情報把握が容易とな
る。

このＩＣカード１の内容はリーダライタ７を介してＲＡ
Ｍ１３の内容を書変えることで、変更や追加をすること
ができ、これに応じてスライド５の内容を適宜変更すれ
ばよい。

なお、ＩＣカードｌの集積回路３として制御プログラム
を記憶したものを説明したが、本発明の出力装置におい
ては、これにかぎらず制御プログラム記憶用のＲＯＭ１
２あるいはＣＰＵＩＩそのものを省略し、単純なデータ
記憶用のＲＯＭあるいはＲＡＭカードを装填しその情報
を出力することもできる。ただし、この場合には外部か
らの制御信号によってＲＯＭやＲＡＭ内のデータを任意
の第三者が追加、変更可能であり、かつ読出しも回部で
あるので、装填する情報媒体としては情報の機密性、あ
るいはカードの活用性から本実施例のように記憶機能に
くわえて演算制御機能を有するＩＣカードを□利用する
ほうが望ましい。

さらに、スライドをカード本体に複数枚設け、これらス
ライドとリーダライタ７の投影部２１との相対位置関係
を個々に変えられるようにすれば視覚情報を一度により
多く伝達できることは勿論である。つまり、カード本体
を大きく形成すれば通常の写真スライドでも複数枚を搭
載できるし、スライドとしてマイクロフィルムを用いれ
ば、同じ大きさのカードでより多くの視覚情報を伝達で
きる。

また、本発明によるカード内容出力装置としては、本実
施例のリーダライタ７のように上位機器のたんなる端末
機としてではなく、このリーダライタ７にくわえて、カ
ードから出力させたデジタル情報を記憶する記憶領域、
コントローラ、キーボード、ＣＲＴ、あるいはプリンタ
などを有する上位機器と同様な機能を有するようなもの
にしてもよい。

（効果） 以上説明したごとく本発明によれば、集積回路と、スラ
イドとをひとつのカード上に配備した情報カードを装填
してその内容として特性の異なる文字、数字情報と、図
形や写真などの視覚情報とを一緒に作成、保管、携帯し
、かつこれを同時に出力して使用に供することができ、
各種情報のメディアの出力装置として大いに活用できる
。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の一実施例を説明するもので、第１図は装
置に装填するＩＣカードｌの平面図、第２図は第１図の
Ｈ−ＩＩ線断面図、第３図は第１図の■−■線断線断面
図番第４図Ｃカード１およびリーダライタ７のブロック
図、第５図はリーダライタ７の概略説明図である。 １、、、、、Ｉｃカード ２、、、、、カード本体 ３、、、、、集積回路 ４、、、、、記憶領域 ５・・・０．スライド ６、、、、、装填領域 ７、、、、、リーダライタ ８、、、、、接続端子 ９・・・９．保護膜 ９番８００．保護カバー ｔｏ、、、、、エンボス領域 ｌｉ−、、、、ｃｐｕ １２、、、、、ＲＯＭ １３、、、、、ＲＡＭ １４、、、、、パスライン １５、、、、、インターフェース １６、、、、、電池 １７、、、、、係合凸部 ２０、、、、、装填部 ２１、、、、、投影部 ２２、、、、、回路部 ２３、、、、、ケーブル ２４、、、、、コントローラ ２５、、、、、キーボード ２６、、、、、表示装置 ２７、、、、、音声合成装置 ２８、、、、、スクリーン ３０・・・・・電源 ３１、、、、、光源 ３２、、、、、レンズ系 ３３、、、、、インターフェース ３４・・・・・インターフェース ３５、、、、、オツシレータ ３６、、、．０位置センサ ３７、、、、、コントロール部

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報記憶領域を有する集積回路と、この回路の接
   続用の端子と、前記情報記憶領域に記憶された情報に関
   する視覚情報を記憶したスライドの装填領域とをカード
   本体に配設してなる情報カードを装填する装填部と、前
   記スライドの投影部と、前記接続用の端子を介して集積
   回路からのデータ読出しあるいはデータ書込み用の回路
   部とを有する情報カードの内容出力装置。
2. （２）前記情報カードの内容出力装置の回路部がパソコ
   ンなどの電子計算機に接続可能となっている特許請求の
   範囲第１項に記載の情報カードの内容出力装置。