JPS6221908Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6221908Y2 JPS6221908Y2 JP10575383U JP10575383U JPS6221908Y2 JP S6221908 Y2 JPS6221908 Y2 JP S6221908Y2 JP 10575383 U JP10575383 U JP 10575383U JP 10575383 U JP10575383 U JP 10575383U JP S6221908 Y2 JPS6221908 Y2 JP S6221908Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- chamber
- passage
- heating chamber
- partition wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 83
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 83
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 26
- 238000005086 pumping Methods 0.000 claims description 18
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 16
- 238000007654 immersion Methods 0.000 claims description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 3
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000000295 fuel oil Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、アルミニウムなどの金属の溶解状
態を保持する保温炉に関するものである。
態を保持する保温炉に関するものである。
この種の保温炉において、従来溶湯加熱室は電
気、ガス、重油などを用い外から加熱されていた
が、最近加熱効率を増すために、浸漬ヒータによ
り溶湯を直接加熱する保温炉が用いられるように
なつている。ところが溶湯に常時浸漬されている
ヒータには、溶湯の流れに基因する物理的屈曲に
より局部的な破損が生じるという問題がある。
気、ガス、重油などを用い外から加熱されていた
が、最近加熱効率を増すために、浸漬ヒータによ
り溶湯を直接加熱する保温炉が用いられるように
なつている。ところが溶湯に常時浸漬されている
ヒータには、溶湯の流れに基因する物理的屈曲に
より局部的な破損が生じるという問題がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決した保温
炉を提供することにある。
炉を提供することにある。
この考案による保温炉は、上記の目的を達成す
るために、溶湯供給室と溶湯汲出し室とが第１隔
壁を介して前後に配置せられているとともに、両
室の一側方にこれらの全長にわたりかつ浸漬ヒー
タを備えた溶湯加熱室が第１隔壁を介して配置せ
られており、第２隔壁の下部には、溶湯供給室と
溶湯加熱室とを通じる第１通路および溶湯加熱室
と溶湯汲出し室とを通じる第２通路とがそれぞれ
設けられ、第１隔壁の下部には、溶湯供給室と溶
湯汲出し室とを通じる付加通路が設けられている
ものである。
るために、溶湯供給室と溶湯汲出し室とが第１隔
壁を介して前後に配置せられているとともに、両
室の一側方にこれらの全長にわたりかつ浸漬ヒー
タを備えた溶湯加熱室が第１隔壁を介して配置せ
られており、第２隔壁の下部には、溶湯供給室と
溶湯加熱室とを通じる第１通路および溶湯加熱室
と溶湯汲出し室とを通じる第２通路とがそれぞれ
設けられ、第１隔壁の下部には、溶湯供給室と溶
湯汲出し室とを通じる付加通路が設けられている
ものである。
この考案による保温炉は、上述のような構成を
有するので、溶湯汲出し室の溶湯内に、溶湯汲出
しのために取鍋を沈めると、その分だけ溶湯の容
積が増えるので、第２通路に溶湯汲出し室と連通
している溶湯加熱室の湯面はいつたん上昇する
が、溶湯を汲出すと逆に湯面は降下し、また溶湯
を溶湯供給室へ供給すると、これと第１通路と連
通している溶湯加熱室の湯面が上昇するが、溶湯
供給室と溶湯汲出し室間の第１隔壁に付加通路が
存在するので、これにより溶湯加熱室に出入りす
る溶湯の流速を小さくせしめることができる。し
たがつて溶湯加熱室に出入りする溶湯の流れの影
響が浸漬ヒータに及ぶのを軽減しうる。
有するので、溶湯汲出し室の溶湯内に、溶湯汲出
しのために取鍋を沈めると、その分だけ溶湯の容
積が増えるので、第２通路に溶湯汲出し室と連通
している溶湯加熱室の湯面はいつたん上昇する
が、溶湯を汲出すと逆に湯面は降下し、また溶湯
を溶湯供給室へ供給すると、これと第１通路と連
通している溶湯加熱室の湯面が上昇するが、溶湯
供給室と溶湯汲出し室間の第１隔壁に付加通路が
存在するので、これにより溶湯加熱室に出入りす
る溶湯の流速を小さくせしめることができる。し
たがつて溶湯加熱室に出入りする溶湯の流れの影
響が浸漬ヒータに及ぶのを軽減しうる。
この考案の実施例を、以下図面を参照して説明
する。なお、この明細書において、前とは第１図
の下側を、後とは同上側をいうものとする。また
図示の保温炉はアルミニウム溶湯用のものであ
る。
する。なお、この明細書において、前とは第１図
の下側を、後とは同上側をいうものとする。また
図示の保温炉はアルミニウム溶湯用のものであ
る。
保温炉には、溶湯供給室１と溶湯汲出し室２と
が第１隔壁３を介して前後に配置せられていると
ともに、両室１，２の一側方にこれらの全長にわ
たる溶湯加熱室４が第２隔壁５を介して配置せら
れている。第２隔壁５の下部には、溶湯供給室１
と溶湯加熱室４とを通じる第１通路６および溶湯
加熱室４と溶湯汲出し室２とを通じる第２通路７
とがそれぞれ設けられ、第１隔壁３の下部には、
溶湯供給室１と溶湯汲出し室２とを通じる付加通
路８が設けられている。
が第１隔壁３を介して前後に配置せられていると
ともに、両室１，２の一側方にこれらの全長にわ
たる溶湯加熱室４が第２隔壁５を介して配置せら
れている。第２隔壁５の下部には、溶湯供給室１
と溶湯加熱室４とを通じる第１通路６および溶湯
加熱室４と溶湯汲出し室２とを通じる第２通路７
とがそれぞれ設けられ、第１隔壁３の下部には、
溶湯供給室１と溶湯汲出し室２とを通じる付加通
路８が設けられている。
加熱室４の蓋９には、複数の浸漬ヒータ１０
と、ヒータ保護筒１１とが垂下状に設けられてお
り、ヒータ保護筒１１の下端が溶湯汲出しによる
湯面下降限Ｂより下方に位置するようになされて
おり、かつ浸漬ヒータ１０の外周面とヒータ保護
筒１１の内周面間に間隔が設けられている。
と、ヒータ保護筒１１とが垂下状に設けられてお
り、ヒータ保護筒１１の下端が溶湯汲出しによる
湯面下降限Ｂより下方に位置するようになされて
おり、かつ浸漬ヒータ１０の外周面とヒータ保護
筒１１の内周面間に間隔が設けられている。
溶湯供給室１にも蓋が施されるが図示は略され
ている。通路６〜８の下端は、保温炉の底に達し
ており、かつ第１通路６は第２通路７に比べて小
さく形成せられている。それは、溶湯供給室１に
は、溶湯供給時酸化物が発生するので、これが溶
湯加熱室４に流入するのを阻止するためと、溶湯
加熱室４内における溶湯の流速をなるべく小さく
するためである。また付加通路８も本来湯を流通
するためのものではないから、第１通路６と同様
に小さく形成せられている。浸漬ヒータ１０は、
棒状の発熱体１２が上端に鍔１３を有する有底の
絶縁管１４に収められたものであり、絶縁管１４
の開口部が鍔付き環状栓１５で塞がれ、発熱体１
２の上端部がこれより上方に突出しているもので
ある。蓋９は断熱耐火材１６の上面に鉄板１７が
貼られたものであり、浸漬ヒータ１０はこれを貫
通して下方にのび、その絶縁管１４の上端鍔１３
が鉄板１７の上面に固着せられている。ヒータ保
護筒１１の上端には、鍔１８が設けられており、
これが蓋９の断熱耐火材１６中に埋入されかつ鉄
板１７下面に設けられた垂直断面Ｌ形の鉄製掛止
め部材１９の水平部１９ａに引掛けられ、これに
よりヒータ保護筒１１は蓋９に固定せられてい
る。絶縁管１４およびヒータ保護筒１１には、ア
ルミニウムやその溶滓に侵食されずしかも熱伝導
率が高く耐熱性を有する材料が用いられており、
具体的にはSiCまたはSi3N4などが適している。
ている。通路６〜８の下端は、保温炉の底に達し
ており、かつ第１通路６は第２通路７に比べて小
さく形成せられている。それは、溶湯供給室１に
は、溶湯供給時酸化物が発生するので、これが溶
湯加熱室４に流入するのを阻止するためと、溶湯
加熱室４内における溶湯の流速をなるべく小さく
するためである。また付加通路８も本来湯を流通
するためのものではないから、第１通路６と同様
に小さく形成せられている。浸漬ヒータ１０は、
棒状の発熱体１２が上端に鍔１３を有する有底の
絶縁管１４に収められたものであり、絶縁管１４
の開口部が鍔付き環状栓１５で塞がれ、発熱体１
２の上端部がこれより上方に突出しているもので
ある。蓋９は断熱耐火材１６の上面に鉄板１７が
貼られたものであり、浸漬ヒータ１０はこれを貫
通して下方にのび、その絶縁管１４の上端鍔１３
が鉄板１７の上面に固着せられている。ヒータ保
護筒１１の上端には、鍔１８が設けられており、
これが蓋９の断熱耐火材１６中に埋入されかつ鉄
板１７下面に設けられた垂直断面Ｌ形の鉄製掛止
め部材１９の水平部１９ａに引掛けられ、これに
よりヒータ保護筒１１は蓋９に固定せられてい
る。絶縁管１４およびヒータ保護筒１１には、ア
ルミニウムやその溶滓に侵食されずしかも熱伝導
率が高く耐熱性を有する材料が用いられており、
具体的にはSiCまたはSi3N4などが適している。
なお、第４図において、Ａは湯面上昇限、２０
は湯面付近に発生した溶滓を示す。
は湯面付近に発生した溶滓を示す。
上記保温炉において、溶湯汲出室２の溶湯内
に、溶湯汲出しのために取鍋を沈めると、その分
だけ溶湯の容積が増えるので、第２通路７に溶湯
汲出室２と連通している溶湯加熱室４の湯面はい
つたん上昇するが、溶湯を汲出すと逆に湯面は降
下する。また溶湯を溶湯供給室１へ供給すると、
これと第１通路６と連通している溶湯加熱室４の
湯面が上昇する。付加通路８は溶湯加熱室４に出
入りする溶湯の流速を低減せしめるが、ヒータ保
護筒１１は溶湯加熱室４に出入りする溶湯の流れ
の影響が浸漬ヒータ１０に及ぶのを阻止する。さ
らにヒータ保護筒１１は、浸漬ヒータ１０に湯面
の溶滓が付着するのを防ぐ。
に、溶湯汲出しのために取鍋を沈めると、その分
だけ溶湯の容積が増えるので、第２通路７に溶湯
汲出室２と連通している溶湯加熱室４の湯面はい
つたん上昇するが、溶湯を汲出すと逆に湯面は降
下する。また溶湯を溶湯供給室１へ供給すると、
これと第１通路６と連通している溶湯加熱室４の
湯面が上昇する。付加通路８は溶湯加熱室４に出
入りする溶湯の流速を低減せしめるが、ヒータ保
護筒１１は溶湯加熱室４に出入りする溶湯の流れ
の影響が浸漬ヒータ１０に及ぶのを阻止する。さ
らにヒータ保護筒１１は、浸漬ヒータ１０に湯面
の溶滓が付着するのを防ぐ。
図面はこの考案の実施例を示すもので、第１図
は溶湯供給室の蓋を除去しかつ溶湯加熱室の蓋を
切欠いた保温炉全体の平面図、第２図は第１図の
−線にそう断面図、第３図は第１図の−
線にそう断面図、第４図は第３図における浸漬ヒ
ータおよびヒータ保温管部分の拡大断面図であ
る。 １……溶湯供給室、２……溶湯汲出し室、３…
…第１隔壁、４……溶湯加熱室、５……第２隔
壁、６……第１通路、７……第２通路、８……付
加通路、１０……浸漬ヒータ。
は溶湯供給室の蓋を除去しかつ溶湯加熱室の蓋を
切欠いた保温炉全体の平面図、第２図は第１図の
−線にそう断面図、第３図は第１図の−
線にそう断面図、第４図は第３図における浸漬ヒ
ータおよびヒータ保温管部分の拡大断面図であ
る。 １……溶湯供給室、２……溶湯汲出し室、３…
…第１隔壁、４……溶湯加熱室、５……第２隔
壁、６……第１通路、７……第２通路、８……付
加通路、１０……浸漬ヒータ。
Claims (1)
- 溶湯供給室１と溶湯汲出し室２とが第１隔壁３
を介して前後に配置せられているとともに、両室
１，２の一側方にこれらの全長にわたりかつ浸漬
ヒータ１０を備えた溶湯加熱室４が第２隔壁５を
介して配置せられており、第２隔壁５の下部に
は、溶湯供給室１と溶湯加熱室４とを通じる第１
通路６および溶湯加熱室４と溶湯汲出し室２とを
通じる第２通路７とがそれぞれ設けられ、第１隔
壁３の下部には、溶湯供給室１と溶湯汲出し室２
とを通じる付加通路８が設けられている保温炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10575383U JPS6014497U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 保温炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10575383U JPS6014497U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 保温炉 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6014497U JPS6014497U (ja) | 1985-01-31 |
| JPS6221908Y2 true JPS6221908Y2 (ja) | 1987-06-03 |
Family
ID=30247751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10575383U Granted JPS6014497U (ja) | 1983-07-06 | 1983-07-06 | 保温炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014497U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010096401A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Sanken Sangyo Co Ltd | 非鉄金属溶解炉 |
-
1983
- 1983-07-06 JP JP10575383U patent/JPS6014497U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6014497U (ja) | 1985-01-31 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4455017A (en) | Forced cooling panel for lining a metallurgical furnace | |
| RU2358831C2 (ru) | Нагреваемый желоб для расплавленного металла | |
| JPS6221908Y2 (ja) | ||
| US4873421A (en) | Liquid-filled electric radiator | |
| KR101231317B1 (ko) | 전기식 온수탱크 | |
| CN105642875A (zh) | 加热管 | |
| US4470808A (en) | Pushing furnace for heating steel | |
| US2445457A (en) | Pot furnace | |
| CN220471873U (zh) | 智能保温水箱 | |
| CN213179394U (zh) | 内部热导通式保温炉 | |
| JPS5940128Y2 (ja) | 保温炉 | |
| CN209989417U (zh) | 用于闪速炼铁炉的还原塔和闪速炼铁炉 | |
| CN207081329U (zh) | 一种电磁加热石墨锅 | |
| CN215113901U (zh) | 熔盐反应炉 | |
| US1743177A (en) | Hot-air furnace | |
| CN220369866U (zh) | 一种不糊底加热结构 | |
| CN213179403U (zh) | 带局部加热器的保温炉 | |
| JPS6310215Y2 (ja) | ||
| CN217274856U (zh) | 内胆结构和热水器 | |
| US1796273A (en) | Radiator mounting | |
| AU609438B2 (en) | Flue construction | |
| US1707295A (en) | Seal for cyanide pots | |
| CN221791014U (zh) | 铁水包 | |
| KR200258568Y1 (ko) | 알루미늄 전기 용해로 | |
| JPS589759Y2 (ja) | 溶解保持炉 |