JPS5940128Y2 - 保温炉 - Google Patents

保温炉

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Publication number
JPS5940128Y2
JPS5940128Y2 JP13476881U JP13476881U JPS5940128Y2 JP S5940128 Y2 JPS5940128 Y2 JP S5940128Y2 JP 13476881 U JP13476881 U JP 13476881U JP 13476881 U JP13476881 U JP 13476881U JP S5940128 Y2 JPS5940128 Y2 JP S5940128Y2
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JP
Japan
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heat
space
molten metal
furnace
electricity
Prior art date
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Expired
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JP13476881U
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English (en)
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JPS5838374U (ja
Inventor
忠男 高岸
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は溶融状態の金属の保温炉に関するもので、僅か
な使用電気量にて効率良く保温できるようにすることを
目的とする。
従来、例えばアルミダイカスト工場等において一日の操
業が終了するとアルミを溶融状態に保つ炉の電源を切っ
ていた。
従って明くる日の朝にはアルミは硬化しており、操業前
の数時間前に電源を入れなければ操業に間に合わず、手
間がかかった。
そこで夜中にも電源を入れておけばアルミを硬化させず
に済むが、従来の炉のヒーターは炉本体の外周に設けら
れているため、炉内の材料(アルミ)に対する熱効率が
悪く、従ってヒーターを多数本必要とし、電気代も多く
かかり、夜中に電源を入れるには至っていなかった。
本考案は斯かる従来の問題に対処すべく為されたもので
あって、保温炉本体を断熱効果の優れた耐熱ウールで包
み、本体内に溜められる溶融状態の金属に浸るようにヒ
ーターを設け、これによってヒーターの熱を金属が直接
受けて熱効率を良くし、前記耐熱ウールで包むことによ
って熱放散を少なくし得、その結果使用するヒーターの
本数も少なくなって時間当り僅かな電気代で済んで夜中
に電源を入れておいても1日の使用電気量は従来の炉に
比べて大幅に少なくなり、且つ操業の数時間前に電源を
入れるという手間も省けて作業能率の向上が計れるよう
にしたものである。
以下本考案を実施の一例を示す図面に基づいて説明する
図において1は上端開口の保温炉本体2を支持する外箱
で、この外箱1内面と保温炉本体2の外面との間の空間
には断熱効果のある耐熱ウール3が密に積め込まれ、前
記保温炉本体2並びにその中に溜められる溶融状態のア
ルミ等の金属4の重量は耐熱ウール3で受けられるよう
になっている。
前記保温炉本体2は2枚の堰板5,5によって3つの空
間6〜8に仕切られ、各空間6〜8は堰板5.5の下端
と本体2底部との間の間隙によって互いに連通している
尚中央の空間7の一側方の空間6は溶融金属注入側とな
る空間で、一端上端部には注ぎ口66aが形成されてお
り、又中の空間7の他側方の空間8は溶融金属汲み出し
側となる空間で、その幅は他の2つの空間6,7よりも
狭くなっている。
9,9は中央の空間7内の溶融状態の金属4内に浸るよ
うに設けられるヒーターで、周囲はセラミックで包まれ
ており、該ヒーター9,9の上端は前記保温炉本体2の
上端を前記注ぎ口6a及び他側方の空間8以外の部分に
おいて閉じる断熱性蓋体10に支持されている。
前記蓋体10は裏面に断熱効果のある耐熱ウール11が
装着され、前記外箱1の上端に載り、外箱1の上端をも
閉じるようになっている。
12は前記中央の空間7内の2本のヒーター9,9間に
位置し、上端が前記蓋体10に支持された熱電対で、こ
れは保温炉本体2内の溶融状態の金属4の温度を検出す
るものであって、金属4の温度が一定以上になると前記
ヒーター9,9の電源を切り、一定以下になるとヒータ
ー9,9の電源を入れるように自動的に制卸するために
設けられている。
従って上記構成の保温炉において、保温炉本体2の一側
方の空間6に注ぎ口6aから注入された溶融状態の金属
4ば前記2枚の堰板5,5の下端から他の2つの空間7
.′8に分配され、3うの空間6〜8内での高さが適当
高さになる迄注入される。
そ七で保温炉本体2内の溶融状態の金属4を成形機に供
給する場合1よ前゛記他側方の空間8の上端から金属4
を汲み取り、保温炉本体2内の金属4が減ってくると前
記注ぎ口6aから補充するのである。
ところで保温炉本体2は外周が断熱効果のある耐熱ウー
ル3で覆われ、又前記注ぎ口6a及び他側方の空間8を
除いて上端が断熱性蓋体10で覆われているので保温効
果に優れており、その中に前述の2本のヒーター9,9
が設けられて金属4に熱を直接伝えているため、金障4
を溶融状態に保つために僅かな熱量□で済む。
ところで上記構成の保温炉で150kgのアルミを溶融
状態で保温するのに必要な電気量は1時間当り4kWで
ある9従来の場合の電気量は1時間当り35k Wであ
るため、10時間使用の場合350kWの゛電気量が必
要であったが、上記構成の保温炉では一昼夜電気を使用
しても96kWで済み、使用電気量を大幅に少なくでき
る。
尚実際は操業してい・、ない夜は前記保温炉本体2の注
・ぎ口6a及び他側方の空間8の上端を蓋体10と同じ
材質の蓋体13〔第1図工点鎖線〕で覆うため、−日の
使用電気量は96kWより少なくなる。
又休日に電気を入れておいても使用電気量は僅かである
ため、1か月の使用電気量は従来に比べて大幅に少ない
尚前記保温炉本体2において2枚の堰板5,5を設け、
両堰板5,5間即ち中部の空間7にヒーター9,9を位
置させたのは保温炉本体2に注入される溶融状態の金属
4によってヒーター99に衝撃を与えないようにしたた
めである。
又保温炉本体2内を2枚の堰板5,5により仕切ること
により溶融状態の金属4の入口側となる一側方の空間6
の上端には金属4の滓が浮き、該空間6の上端よりその
滓を取り除くことがきる。
本考案保温炉は以上述べたように実施し得るもので、保
温炉本体を断熱効果の優れた耐熱ウールで包み、本体内
に溜められる溶融状態の金属に浸るようにヒーターを設
けであるため、ヒーターの熱を金属が直接受けて熱効率
を良くし、前記耐熱ウールで包むことによって熱放散を
少なくし得、その結果使用するヒーターの本数も少なく
なって時間当り僅かな電気代で済む。
従って夜中に電源を入れておいても1日の使用電気量は
従来の炉に比べて大幅に少なくなり、且つ従来のように
操業の数時間前に電源を入れるという手間も省けて作業
能率の向上が計れる。
更に前記保温炉本体には2枚の堰板を設け、両層板間即
ち中央の空間にヒーターを位置させであることにより、
保温炉本体に注入される溶融状態の金属によってヒータ
ーに衝撃を与えないようにすることができる。
又保温炉本体内を2枚の堰板により仕切ることにより溶
融状態の金属□の人口側となる一側方の空間の上端に1
よ金属の滓’h4浮き、該空間の上端よりその滓を容易
に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施の一例を示すもので、第1図は縦断
面図、第2図は蓋体を取り除いた状態の平面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 溶融状態の金属を溜める保温炉本体を断熱効果のある耐
    熱ウールで包み、前記保温炉本体内は2枚の堰板によっ
    て下端同志が連通ずる3つの空間に仕切られ、中央の空
    間には溶融状態の金属に浸るヒーターを設け、前記中央
    の空間を挾んで一側方の空間を溶融状態の金属の注入側
    、他側方の空間を溶融状態の金属の汲み出し側とした。 ことを特徴とする保温炉。
JP13476881U 1981-09-09 1981-09-09 保温炉 Expired JPS5940128Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13476881U JPS5940128Y2 (ja) 1981-09-09 1981-09-09 保温炉

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JP13476881U JPS5940128Y2 (ja) 1981-09-09 1981-09-09 保温炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5838374U JPS5838374U (ja) 1983-03-12
JPS5940128Y2 true JPS5940128Y2 (ja) 1984-11-12

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ID=33307395

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JP13476881U Expired JPS5940128Y2 (ja) 1981-09-09 1981-09-09 保温炉

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0541342Y2 (ja) * 1986-09-12 1993-10-19
JP6991454B2 (ja) * 2017-06-02 2022-01-12 株式会社アクセル技研 ダイカスト鋳造用溶湯保持炉

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Publication number Publication date
JPS5838374U (ja) 1983-03-12

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