JPS62218290A - 車輌用フロントバスケットの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は車輌用フロントバスケット、特にスクータ型
車輌におけるフロントバスケットの取付は方式に利用し
て有効な技術に関する。

［従来技術］ スクータ型車輌としては、スクータ型の自動二輪車とス
クータ型の自動二輪車がある。このスクータ型車輌の操
向ハンドルの下方には運転者の脚部へ走行風や前輪によ
り跳ね上げられた泥が掛るのを防止するためのレッグシ
ールドが取付けられている。このレッグシールドには車
体の前側から前面カバーを取付けてハンドル軸を覆うよ
うにした中空構造のものがある。そして、その前面カバ
ーは、プラスチック製のものが多く、その複数箇所に設
けられた取付は座にボトルを差し込んで車体側に設けら
れたブラケット等に固定するのが一般的である。

また、スクータ型車輌ではハンドル軸前方に荷物を入れ
るバスケット（以下フロントバスケットと称する）を取
付ける場合がある。その場合、前面カバーの取付は座を
利用してフロントバスケットを取り付けるようにすれば
、それらを別個に車体に取り付ける場合と較べて取り付
は箇所が少なくなり、その分、外部に露呈する取り付は
箇所が少なくて済む。また、そのようにすればフロント
バスケットに入れた荷物の荷重をプラスチック製の前面
カバーで受けるよりも、強固な車体で受ける方が重い荷
物の運搬上好都合である。

このことに着眼して、従来、フロントバスケットを車体
に取り付けるにあたり、フロントバスケットを車体に取
り付けるための支持金具に前記前面カバーの取り付は座
の位置と対応する部分にそれ専用の挿通穴を設け、この
挿通穴と前記取付は座とに取付はボルトを差し込んでフ
ロントバスケットを前面カバーと一緒に車体に取り付け
るフロントバスケットの取付は構造が知られている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかし、スクータ型車輌では前記前面カバーの取付は座
の上下位置及び間隔が機種ごとに異なっている。そのた
め、車体ごとに、それに対応した位置に取付は用ねじの
挿通穴のある支持金具によって支持される専用のフロン
トバスケットを用意しなければならないこととなり、フ
ロントバスケットはその汎用性に乏しく多種類必要とさ
れることとなってその製作のための型投資代が高くなっ
たり、その在庫管理も煩雑となるなどの問題点があった
。

この発明は上記問題点を解決するために成されたもので
、フロントバスケット製作の画一化が図れ、製作投資の
節減と在庫管理の容易化が図れる車輌用フロントバスケ
ットの取付は構造を提供することを目的とする。

［問題点を解決するだめの手段］ この発明は、上記問題点を解決するため、前面カバーの
上下の取付は座と対応させて設けられたフロントバスケ
ットの上下の支持金具の挿通穴のうち少なくとも一方を
縦長の長穴とした。

［作用］ 車輌の機種によって前面カバーの取付は座の上下方向の
間隔が異なっていても、支持金具の縦長の長穴によりそ
の差異が調整されることとなって、支持金具の挿通穴の
位置が前記前カバーの取付は座の位置と一致しなくなる
ことはない。

［実施例］ 第１図は、この発明に係るスクータ型車輌用フロントバ
スケットの取付は構造を分解斜視図として示すもので１
次のように構成されている。

同図において、１はスクータ型車輌２０の車体２０ａの
前部に取付けられる前面カバーで、２はこの前面カバー
１と一緒に車体２０ａの前部に取付けられるフロントバ
スケットである。

前記前面カバー１の前面の上下の傾斜状態は車輌２０の
機種によって異なっている。そして、その中央部分には
、中央に挿通穴１ａａを有する凹状の上取付は座１ａが
、また、下部の左右部分には中央に挿通穴１ｂｂ、ｌｃ
ｃを有する凹状の左右の取付は座１ｂ、ｌｃがそれぞれ
設けられている。これら取付は座１ａ、ｌｂ、ｌｃは後
述のようにボルトを通してフロントバスケット２と前面
カバー１とを一緒に車体２０ａにねじ止めするためのも
ので、車体２０の機種によりその位置及び間隔が異なっ
ている。

一方、前記フロントバスケット２の背面下部の両側寄り
には、左右方向からボルト１３．１４を通すための挿通
穴６ａ、７ａを有するブラケット６．７が固着されてい
る。また、フロントバスケット２の背部中央上部には取
付は開口部１０が設けられ、この取付は開口部１０に上
部支持金具１１が溶接等によって一体に取付けられてい
る。一方、フロントバスケット２の前記ブラケット６゜
７と前記前面カバー１の左右の取付は座１ｂ、１Ｇとの
間には下部支持金具１２が介在されている。

前記上部支持金具１１の中央部に縦長の長穴１１ｂが形
成されるとともに、その周りが後方に凹み、長穴１１ｂ
中に差し込むボルト２３の頭がフロントバスケット２中
に突出せず、その中の荷物に傷つけないようになってい
る。

一方、前記下部支持金具１２は横長で前記ブラケット６
．７の間隔に対応した長さを有している。

そして、その各ブラケット６．７の内側に対接する左右
両端部には、後方に屈曲したねじ受部１２ａ、１２ｂが
形成され、その前記ブラケット６゜７の挿通穴６ａ、７
ａと対応する部分には前記ボルト１３．１４が螺合され
るねじ穴１２ｃ、１２ｄが形成されている。また、下部
支持金具１２の中間部は垂直な平板状となっており、左
右一対の横に長い長穴１２ｆ、１２ｇが形成されている
。

そして５次のようにしてフロントバスケット２を車体２
０ａに取付けである。即ち、下部支持金具１２前面の左
右の長穴１２ｆ、１２ｇと前面カバー１の左右の取付は
座１ｂｌｃとの間にそれぞれカラー１４．１５とスペー
サ１６．１７とを介在させ、左右の長穴１２ｆ、１２ｇ
からそれぞれボルト２１．２２を通しその先端を車体２
０ａ前部の取付は板２０ｃ（この取付は板はエテアリン
グシャフト（図外）の軸受パイプ８の下部の左右に取り
付けれらている。）の裏側のナツト２０ｃＣに螺着させ
ることによって、下部支持金具１２を前面カバー１と共
に車体２０ａの前部にねじ止めする。

そして、フロントバスケット２の左右のブラケット６．
７の内側を下部支持金具１２両側挿通穴６ａ、７ａの外
側からボルト１３．１４を差し込んでそれぞれの先端を
各ねじ穴１２ｃ、１２ｄに螺合させる。

一方、上部支持金具１３の長穴１１ｂと前カバー１の上
取付は座１３との間にカラー１８及びスペーサ１９を介
在させて上部支持金具１３の前面側の長穴１１ｂからボ
ルト２３を差し込んでその先端を車体２０ａの取付は板
２０ｂ（この取付は板はステアリングシャフト（図外）
の軸受パイプ８の上部に固定されている。）の固定ナツ
ト２０ｂｂに螺合させる。

このようにしてフロントバスケット２を前面カバー１と
共に車体２０ａの前部に取付けた状態の斜視図を第２図
に、部分断面図を第５図にそれぞれ示す。

この実施例のフロントバスケットの取付は構造によれば
、スクータ型車輌の機種により前面カバーの取付は座１
ａ、ｌｂ、ｌｃ相互の間隔がまちまちであっても、上部
支持金具１１の長穴１１ｂによって上下方向のずれが調
節でき、かつ、左右の取付は座１ｂ−１ｃの間隔の広狭
は下部支持金具１２の左右の長穴１２ｆ、１２ｇによっ
て調節できるので、機種ごとにそ、れ専用のボルト通し
穴を有するフロントバスケット２を作る必要がなくなっ
た。

車輌２ｏの前面カバー１の上下の傾斜状態が車輌デザイ
ン等の理由で機種ごとに異なっている場合においても、
フロントバスケット２の下部を下部支持金具１２を介し
、その両横側からボルト１３．１４を差し込んでねじ止
めしてあって、前面カバー１の上下の傾斜状態にあわせ
てボルト１３゜１４を支点としフロントバスケット２の
取付は角度を調整できるようになっているので前面カバ
ー１に無理な力が加わらず、前面カバー１がプラスチッ
ク製の弱いものであっても傷めることはない。

また、第５図に示すように、下部支持金具１２の左右の
長穴１２ａ、１２ｂの中央位置に目印２４．２５を付し
ておけば下部支持金具１２を前面カバー１に取り付ける
際の左右への偏りを防止できる。

また、下部支持金具１２の中間部には、第１図に示すよ
うに、丸穴１２ｅが設けられている。この丸穴１２ｅは
前面カバー１が車体２０ａに対して上下の２点止めとな
っていて取付は座が上下２つしかないような場合に、対
応させるボルト挿通用の穴である。

なお、上記実施例では前面カバー１の取付は座ｌａ、ｌ
ｂ、ｌｃが正立三角形の頂点配置となっている場合を説
明したが、倒立三角形の頂点配置となっている場合は上
部支持金具と下部支持金具１２を上下逆の配置にすれば
よい。また、下部支持金具１２の左右の長穴１２ｆ、１
２ｇは互いに連続させて１つにしてもよい。

［発明の効果］ この発明によれば、前面カバーと共に車体の前面にフロ
ントバスケットを取付けるにあたり、前面カバーの上下
の取付は座と対応させて設けられたフロントバスケット
の上下の支持金具の挿通穴のうち少なくとも一方を縦長
の長穴とし、車輌によって前面カバーの取付は座の上下
の間隔が異なっても、その差異を支持金具の縦長の長穴
によす調節できるようにしたので、車種が変わるごとに
それ専用のフロントバスケットを多種類用意する必要が
なくなり、その結果、フロントバスケット製作の画一化
が図られることとなって、製作投資の節減ができ、かつ
、在庫管理も容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は、この発明の実施例に係るスクータ型
車輌フロントバスケットの取付は構造を示すもので、そ
れらのうち、第１図は分解斜視図、第２図はフロントバ
スケットを取付けた状態を示す斜視図、第３図は上部取
付けの金具の取付は状態を示す部分斜視図、第４図は下
部支持金具の全体斜視図、第５図は縦断側面図である。 １・・・・前面カバー、ｌａ、ｌｂｔ　ｌｃ・・・・取
付は座、２・・・・フロントバスケット、１１・・・・
上部支持金具、ｌｌｂ・・・・長穴、１２・・・・下部
支持金具、１２ｆ、１２ｇ・・・・長穴、２０・・・・
車輌、２０ａ・・・・車体、２１，２２，２３・・・・
ボルト。 ゝご− 第２図 第３図 ｊＯ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スクータ型車輌を構成する車体に前面カバーをねじ止め
   するための取付け座を前面カバーの少なくとも上下２箇
   所に設け、フロントバスケットを車体に支持する上下の
   支持金具にそれぞれ前記前面カバーの取付け座の位置と
   対応させてフロントバスケット取付け用の挿通穴を設け
   、前記前面カバーの取付け座と支持金具の挿通穴とを介
   してフロントバスケットを前面カバーと一緒に車体にね
   じ止めする車輌用フロントバスケットの取付け構造にお
   いて、前記上下の支持金具の挿通穴のうち少なくとも一
   方を縦長の長穴としたことを特徴とする車輌用フロント
   バスケットの取付け構造。