JPS6221751B2 - - Google Patents
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- JPS6221751B2 JPS6221751B2 JP55006278A JP627880A JPS6221751B2 JP S6221751 B2 JPS6221751 B2 JP S6221751B2 JP 55006278 A JP55006278 A JP 55006278A JP 627880 A JP627880 A JP 627880A JP S6221751 B2 JPS6221751 B2 JP S6221751B2
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- castable
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- strontium aluminate
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Description
本発明は耐熱性キヤスタブル、特には高温強度
に秀れたキヤスタブル調合物に関するものであ
る。 キヤスタブルは古くから耐火物の一分野として
その施工性の自由度が大きい故に広い範囲に適用
されてきた。従来のキヤスタブルはそのほとんど
がカルシウム・アルミネート即ちアルミナセメン
トを結合剤として、アルミナ等の耐熱性骨材を結
合するもので、カルシウム・アルミネートの水和
硬化作用を利用するものであつた。アルミナセメ
ントを用いるキヤスタブルは、上述の如く、施工
性の自由度が大きい。即ち、成形煉瓦では使用し
にくいような形状の複雑な個所にも自由に使え、
その産業に与える影響は大きなものがあつたが、
このキヤスタブルは高温における強度が小さいと
いう欠点をもつていた。即ち、カルシウム・アル
ミネート水和物で結合されるキヤスタブルは高温
での使用温度域において、結晶水を放出し、カル
シウム・アルミネート結合相になるが、これは融
点が1550〜1600℃とあまり高くなく、このような
カルシウム・アルミネート結合相からなるキヤス
タブル製品は高温において結合相が容易に軟化
し、高温強度が充分でなくなる。 本発明者等はアルミナセメントの上記欠点に鑑
み、高温でも充分な強度を保ちうるキヤスタブル
組成物の研究に取組み本発明に到達したもので、
本発明は耐熱性骨材にストロンチウム・アルミネ
ート0.5〜10重量％を配合してなるキヤスタブル
調合物を要旨とするものである。 ストロンチウム・アルミネートにはSrO・
Al2O3とSrO・2Al2O3の２種類の化合物があり、
これらは各々融点はCaO―Al2O3系結晶に比べか
なり高い融点を有するものとして知られている
が、ストロンチウム・アルミネートセメントとし
て用いうることは全く知られていない。本発明者
等は上記の如く、アルミナセメントの欠点を克服
する目的でストロンチウム・アルミネートについ
て種々検討を加えた結果ストロンチウム・アルミ
ネートを結合剤として用いた不定形耐火物の開発
に成功したものである。ストロンチウム・アルミ
ネートは水和すると3SrO・Al2O3・6H2O、Al
（OH）3、SrCO3を生成し、結合力を発揮するもの
である。 かくして水和硬化した3SrO・Al2O3・6H2O、
Al（OH）3及びSrCO3を結合相とするキヤスタブ
ル成形体は加熱されるに従い結晶水を放出するな
どして、大部分はSrO・Al2O3、SrO・2Al2O3、
SrO・6Al2O3等の結晶を生体にした結合相とな
る。これらのストロンチウム・アルミネートは前
述の如く高融点であり、高温において軟化するこ
となくキヤスタブルの高温強度を高く保持する。 本発明で用いうる耐熱性骨材は特には限定を要
しないが、結合相のストロンチウム・アルミネー
トが高融点化合物であるだけにその骨材も高融点
をもつものが望ましく、通常の高融点酸化物であ
るアルミナ、ジルコニア、ジルコンなどが用いら
れうるが、特にストロンチウム・アルミネートと
組合せるのに好ましい骨材は炭化珪素、炭化硼
素、窒化珪素の非酸化物から選ばれる１種又は２
種以上である。これら耐熱性骨材は本発明範囲で
はその平均粒径が0.1〜1.0mmであることが好まし
い。ストロンチウム・アルミネート量の多少にも
よるが、骨材の平均粒径が1.0mmより大きいと硬
化後のキヤスタブル成形物の強度が不充分とな
り、また０・１mmより小さいと強度や耐熱衝撃性
に問題が生じてくる。 一方、結合相としてのストロンチウム・アルミ
ネート量は0.5〜10重量％、好ましくは１〜７重
量％であることが必要である。上記の如くその配
合量を上限10重量％とすることが必要であるが、
これは、それ以上ストロンチウム・アルミネート
を添加しても、高価なストロンチウム・アルミネ
ートを多量に添加する割にキヤスタブル成形体の
強度を向上させる効果が大きくならないためであ
る。また、ストロンチウム・アルミネートの配合
量が0.5重量％より少いと、骨材を結合するのに
充分な量の結合相が存在せず、従つて、キヤスタ
ブル成形体の強度が不充分になる。 以下に実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 炭酸ストロンチウム粉末とアルミナ粉末の等モ
ルの配合物を充分に混合し、機械プレスにより成
形した後1300℃で５時間焼成した。これを平均粒
径4.5μの粉末にした。この焼成粉末をＸ線回折
により調べるとSrO・Al2O3、SrO・2Al2O3及び
SrO・6Al2O3であつた。 このようにして得られたストロンチウム・アル
ミネート粉末と第１表に示す耐熱性骨材と水とを
第１表に示す所定割合に混合し、４×４×16cmの
金属製型に入れて硬化反応を行わせた。（硬化反
応時間は第１表に併記。）次にこの成形体を型よ
り取出し、室温及び高温強度を測定した。 また従来のアルミナセメントとの比較例も第１
表に併記した。
に秀れたキヤスタブル調合物に関するものであ
る。 キヤスタブルは古くから耐火物の一分野として
その施工性の自由度が大きい故に広い範囲に適用
されてきた。従来のキヤスタブルはそのほとんど
がカルシウム・アルミネート即ちアルミナセメン
トを結合剤として、アルミナ等の耐熱性骨材を結
合するもので、カルシウム・アルミネートの水和
硬化作用を利用するものであつた。アルミナセメ
ントを用いるキヤスタブルは、上述の如く、施工
性の自由度が大きい。即ち、成形煉瓦では使用し
にくいような形状の複雑な個所にも自由に使え、
その産業に与える影響は大きなものがあつたが、
このキヤスタブルは高温における強度が小さいと
いう欠点をもつていた。即ち、カルシウム・アル
ミネート水和物で結合されるキヤスタブルは高温
での使用温度域において、結晶水を放出し、カル
シウム・アルミネート結合相になるが、これは融
点が1550〜1600℃とあまり高くなく、このような
カルシウム・アルミネート結合相からなるキヤス
タブル製品は高温において結合相が容易に軟化
し、高温強度が充分でなくなる。 本発明者等はアルミナセメントの上記欠点に鑑
み、高温でも充分な強度を保ちうるキヤスタブル
組成物の研究に取組み本発明に到達したもので、
本発明は耐熱性骨材にストロンチウム・アルミネ
ート0.5〜10重量％を配合してなるキヤスタブル
調合物を要旨とするものである。 ストロンチウム・アルミネートにはSrO・
Al2O3とSrO・2Al2O3の２種類の化合物があり、
これらは各々融点はCaO―Al2O3系結晶に比べか
なり高い融点を有するものとして知られている
が、ストロンチウム・アルミネートセメントとし
て用いうることは全く知られていない。本発明者
等は上記の如く、アルミナセメントの欠点を克服
する目的でストロンチウム・アルミネートについ
て種々検討を加えた結果ストロンチウム・アルミ
ネートを結合剤として用いた不定形耐火物の開発
に成功したものである。ストロンチウム・アルミ
ネートは水和すると3SrO・Al2O3・6H2O、Al
（OH）3、SrCO3を生成し、結合力を発揮するもの
である。 かくして水和硬化した3SrO・Al2O3・6H2O、
Al（OH）3及びSrCO3を結合相とするキヤスタブ
ル成形体は加熱されるに従い結晶水を放出するな
どして、大部分はSrO・Al2O3、SrO・2Al2O3、
SrO・6Al2O3等の結晶を生体にした結合相とな
る。これらのストロンチウム・アルミネートは前
述の如く高融点であり、高温において軟化するこ
となくキヤスタブルの高温強度を高く保持する。 本発明で用いうる耐熱性骨材は特には限定を要
しないが、結合相のストロンチウム・アルミネー
トが高融点化合物であるだけにその骨材も高融点
をもつものが望ましく、通常の高融点酸化物であ
るアルミナ、ジルコニア、ジルコンなどが用いら
れうるが、特にストロンチウム・アルミネートと
組合せるのに好ましい骨材は炭化珪素、炭化硼
素、窒化珪素の非酸化物から選ばれる１種又は２
種以上である。これら耐熱性骨材は本発明範囲で
はその平均粒径が0.1〜1.0mmであることが好まし
い。ストロンチウム・アルミネート量の多少にも
よるが、骨材の平均粒径が1.0mmより大きいと硬
化後のキヤスタブル成形物の強度が不充分とな
り、また０・１mmより小さいと強度や耐熱衝撃性
に問題が生じてくる。 一方、結合相としてのストロンチウム・アルミ
ネート量は0.5〜10重量％、好ましくは１〜７重
量％であることが必要である。上記の如くその配
合量を上限10重量％とすることが必要であるが、
これは、それ以上ストロンチウム・アルミネート
を添加しても、高価なストロンチウム・アルミネ
ートを多量に添加する割にキヤスタブル成形体の
強度を向上させる効果が大きくならないためであ
る。また、ストロンチウム・アルミネートの配合
量が0.5重量％より少いと、骨材を結合するのに
充分な量の結合相が存在せず、従つて、キヤスタ
ブル成形体の強度が不充分になる。 以下に実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 炭酸ストロンチウム粉末とアルミナ粉末の等モ
ルの配合物を充分に混合し、機械プレスにより成
形した後1300℃で５時間焼成した。これを平均粒
径4.5μの粉末にした。この焼成粉末をＸ線回折
により調べるとSrO・Al2O3、SrO・2Al2O3及び
SrO・6Al2O3であつた。 このようにして得られたストロンチウム・アル
ミネート粉末と第１表に示す耐熱性骨材と水とを
第１表に示す所定割合に混合し、４×４×16cmの
金属製型に入れて硬化反応を行わせた。（硬化反
応時間は第１表に併記。）次にこの成形体を型よ
り取出し、室温及び高温強度を測定した。 また従来のアルミナセメントとの比較例も第１
表に併記した。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 耐熱性骨材にストロンチウムアルミネート
0.5〜10重量％配合してなるキヤスタブル調合
物。 ２ 耐熱性骨材が平均粒度0.1〜1.0mmである特許
請求の範囲第１項記載のキヤスタブル調合物。 ３ 耐熱性骨材が炭化珪素、炭化硼素、窒化珪
素、アルミナ、ジルコニア、ジルコンから選ばれ
る１種又は２種以上である特許請求の範囲第１項
又は第２項記載のキヤスタブル調合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP627880A JPS56104783A (en) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | Castable blend |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP627880A JPS56104783A (en) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | Castable blend |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56104783A JPS56104783A (en) | 1981-08-20 |
| JPS6221751B2 true JPS6221751B2 (ja) | 1987-05-14 |
Family
ID=11633928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP627880A Granted JPS56104783A (en) | 1980-01-24 | 1980-01-24 | Castable blend |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56104783A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0283656U (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-28 | ||
| JPH0464960U (ja) * | 1990-10-15 | 1992-06-04 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5384025B2 (ja) * | 2007-04-27 | 2014-01-08 | 新日鐵住金株式会社 | 不定形耐火物用結合剤及び不定形耐火物 |
| EP2272811B1 (en) | 2008-04-25 | 2017-04-26 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Binder for monolithic refractory and monolithic refractory |
| JP5290125B2 (ja) | 2008-10-24 | 2013-09-18 | 新日鐵住金株式会社 | 不定形耐火物用結合剤及び不定形耐火物 |
| ES2567185T3 (es) | 2010-04-28 | 2016-04-20 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation | Aglomerante para materiales refractarios monolíticos, material refractario monolítico, y método de construcción de materiales refractarios monolíticos |
| JP6499464B2 (ja) * | 2015-02-06 | 2019-04-10 | 新日鐵住金株式会社 | 断熱不定形耐火物 |
| JP2022065401A (ja) * | 2020-10-15 | 2022-04-27 | Ｊｆｅスチール株式会社 | キャスタブル耐火物およびそれを用いた溶鋼鍋 |
-
1980
- 1980-01-24 JP JP627880A patent/JPS56104783A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0283656U (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-28 | ||
| JPH0464960U (ja) * | 1990-10-15 | 1992-06-04 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56104783A (en) | 1981-08-20 |
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