JPS62217151A - 厚膜式ガス感応体素子 - Google Patents

厚膜式ガス感応体素子

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JPS62217151A
JPS62217151A JP6117386A JP6117386A JPS62217151A JP S62217151 A JPS62217151 A JP S62217151A JP 6117386 A JP6117386 A JP 6117386A JP 6117386 A JP6117386 A JP 6117386A JP S62217151 A JPS62217151 A JP S62217151A
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哲平 大川
Keizo Furusaki
圭三 古崎
Akio Takami
高見 昭雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 酸素センサ、その他ガスセンサとして有用な、厚膜式ガ
ス感応体素子のとくに表面層における金属触媒の劣化に
由来する性能の変調、たとえば自動車用の3元触媒用フ
ィードバックコントロールにおける制御空燃比点の耐久
試験後におけるリーン側へのシフトを来す欠点について
の有利な回避を1指して開発した、厚膜式ガス感応体素
子を提案しようとするものである。
(従来の技術) 厚膜式ガス感応体素子については、さきにチタニア厚膜
中に5〜30モル%の白金族元素の金属触媒を分散存在
させることに関連して特開昭60−158346号公報
に開示したところであるがその後の研究の進展により、
表面層付近の金属触媒が、このガス感応体素子を使った
自動車用の3元触媒用フィードバックコントロールにお
いて、制御空燃比点に影響を与えること、すなわち、耐
久試験のあと制御空燃比点がリーン側にシフトする欠点
が、とくに表面層付近における金属触媒の劣化に基因し
ていることが明らかになった。
ところで特開昭53−11226号、同53−1300
93号、同54−48596号及び同56−10614
7号各公報には、とくにベレット状の感ガス素子に関し
とくに最後にあげた公報では、表面層の触媒量を電極間
に比し、より少くすることにより、耐久性の向上を図る
ことが開示されている。しかしこの場合上記のり−ンシ
フトの抑制には寄与し得る反面、表面層付近の触媒の使
用中における劣化そのものを防止することはできず、さ
らにこの触媒が、排ガスから素子への被毒物質(Pb、
 Pなど)をトラップすべき機能に関して、触媒量の減
少は明らかに望ましくない。
(発明が解決しようとする問題点) 上掲特開昭60−158346号公報に開示した、厚膜
式ガス感応素子について、エミ・ノションの耐久供用中
におけるシフトが金属触媒の変質に起因して生じること
、またこの変質が排ガス雰囲気中の特定成分の吸着に主
として依存するためこの雰囲気による影響を最小にする
こと、かくして厚膜式ガス感応体素子の耐久性を改善す
ることなどについての改良を図るのがこの発明の目的で
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記の厚膜式ガス感応体素子のガス感応体膜については
、多層となし得ることを活用してこの発明は、 セラミック基板上に配設した1対の電極を覆うセラミッ
ク半導体と金属触媒よりなるガス感応体厚膜にして、 このガス感応体厚膜がその表面層中を占める金属触媒と
は異種の金属触媒を電極付近に存在させたものである、 ことを特徴とする、rrJ、数式ガス感応体素子である
この発明は表面層中を占める金属触媒がセラミック半導
体に対し0.2モル%以下に当るRhであり、電極付近
に存在する金属触媒中に同じ<0.2モル%をこえ3モ
ル%以下のRhであること、また表面層中を占める金属
触媒が電極付近に存在する金属触媒に比しより粒径の大
きいものであること、さらに表面層中を占める金属触媒
が、粒径0.5μm以上のptであり、電極付近に存在
する金属触媒が粒径0.5μm未満でセラミック半導体
に対し0.2〜3モル%以下に当るRh又はRh合金で
あること、 そしてガス感応体厚膜が、金属塩溶液のセラミ7り半導
体ペースト焼成層への含浸、熱分解による、それぞれ異
種金属触媒の分散に成るセラミック半導体の積層構造で
あること、 そのほかガス感応体厚膜が、セラミック半導体ペースト
中への金属触媒粉末の混入、焼成による、それぞれ異種
金属触媒の分散になるセラミック半導体の積層構造であ
ること、またガス感応体厚膜が、金属塩溶液のセラミッ
ク半導体ペースト焼成層への含浸、熱分解による、金属
触媒の分散になるセラミック半導体と、セラミック半導
体ペースト中への金属触媒粉末の混入焼成による金属触
媒の分散になるセラミック半導体との積層構造であるこ
とが何れも実施態様として推奨される。
ここで上記グリーンセラミック基板としては、通常用い
られるセラミック、例えばアルミナ、ベリリア、ムライ
ト、ステアタイトなどを主成分とし、薄板として焼成す
ることのできるセラミック材料が挙げられる。
また、電極としては、セラミック基板を焼成する際に充
分耐え得る導電体材料であればよいが、通常、金または
白金族元素を主成分としたものなかでも白金はそのまま
電気回路として用いることができ好ましい。
次にガス感応体厚膜はSnug、 Tie、、 Cod
、 ZnO。
Nb、0.、 Cr、0.などの金属酸化物から選んだ
セラミック半導体を用いればよいが、耐熱性の点から5
nOz、 TiO□が好ましく、とくにTiO□を用い
ることが望ましい。
ガス感応体厚膜は0.2〜30モル%の白金族元素を含
み、100〜500μmの厚みで適合する。
こ\で触媒として代表的なptを使用すると優れた感ガ
ス特性を示すが、高温の排ガス中で長時間使用する場合
は、ptが蒸発し耐久劣化をしやすい。
ptのかわりにRh又はRhPt、 RhPd合金を使
用すると、Rhの耐熱性により耐久劣化を大巾に改善で
きた。
しかしRhを全素子域全体に使用すると、Rhが酸化雰
囲気中では酸化しやすいために、一定の雰囲気中に長時
間放置したりすると、Rhの性質が変わり、Rhの酸化
−還元速度が感ガス素子の応答へ影響を及ばずようにな
り、この素子を使用した排ガス制御システムの制御ポイ
ントをずらすことになる。
しかし厚膜素子の場合、感ガス性の中心は素子表面では
なく、むしろ電極近傍が支配的であることを発明者らは
見出したので、厚膜を多層化し電極近傍にのみRh?1
1度を高めることにより、Rhの雰囲気不安定性を最小
にして、素子の耐熱性を高め、耐久性の良い惑ガス素子
を作ることができた。こ\で表面層での、Rh濃度は0
.2モル%未満であり、これ以上になると感ガス素子特
性の雰囲気依存性が大きく、且つ素子の応答性を悪くす
る。
一方電極近傍層ではRh濃度は0.2モル%をこえ3モ
ル%以下が望ましく、0.2モル%以下では、高温で使
用した場合の耐久性が不足し、3モル%をこえるとガス
感応体素子の応答性が、劣化する。
Rh以外の触媒では、通常で使われるPt、 Pdが補
助触媒として単独又はRhとの合金によって使用される
が、全体として30モル%以下であることが必要であり
それ以上ではガス感応体素子の応答性が劣化する。
表面層と電極近傍層の厚みは、実使用の用途に応じて使
いわけるべきであるが、制御空燃比の耐久中の安定性、
感ガス性の安定性から各々50μm以上全体で100〜
500μmが望ましく、100μm未満では耐久性が不
充分であり、500μmをこえると、素子の応答性が悪
くなり、使用条件によっては、基板と素子膜との熱膨張
差による熱応力により、膜がはがれやすくなる。
一方表面層の触媒は、排ガス中の被毒物質をトラップす
る性質がある為、被毒の可能性の用途にはPtをある程
度、表面層に添加しておくと良い。
このとき、表面のptが使用中に変質すると、感ガス特
性に影響を与え、排ガス制御点をリーン側(希薄側)ヘ
シフトさせる、これを防止する為には、表面中には、粒
径が電極近傍層より大きい望ましくは0.5μm以上の
ptを主体とすることにより、このシフトを最小にする
ことができる。0.5μm以下の触媒は、使用中に蒸発
しやすく凝縮する為に触媒特性が変化し、これが感ガス
特性のシフトとして作用するためである。0.5μm以
上のものを使うことにより、始めから特性を前記使用后
の条件にずらせておき、以降の使用時には変化が少ない
安定した製品を得ることができた。
金属触媒の添加方法としては金属触媒粉末の添加法と、
金属塩溶液を含浸させその後熱分解させ金属を析出させ
る含浸法とがあるが、電極近傍の金属触媒は惑ガス性を
高めるために微細な触媒が望ましく、このためには含浸
法の方が適している。
熱分解は、バーナー、電気炉中で反応させることができ
るが、この発明の場合、電極近傍に析出させる為には還
元炉中で熱分解するのが望ましい。
電極部付近での金属触媒の粒径を細(するには、触媒粉
末混合法で出発原料を微細なものとしてもよいがこの場
合にはかなり、均一分散がむつかしく実際上、特性の安
定なものをつくりにくいのでむしろ熱分解によって金属
触媒となる金属塩溶液をとくにその溶液状態で用い、予
めセラミック基板上に塗布、焼成を施したセラミック半
導体の焼成層中に含浸させ、その後に比較的低温で熱分
解させる方法がより好ましく、一方粗い金属触媒は粉末
方式の方が作りやす(有利であるが、含浸法によっても
良く、この場合熱分解温度を変え金属触媒の粒径を調整
できる。この発明の場合、これらの特長を組合わせて厚
膜式ガス感応体素子を作ることができる。
なお厚膜式ガス感応素子はある程度温度が高くないと充
分な惑ガス特性を得ることができないことから、周囲温
度が低い場合にはヒータなどを用いる加熱を必要とする
場合があり、この際センサを小型化したり生産性を向上
させる上で、セラミック基板にヒータ層を設けることが
望ましい。このヒータ層としてはガス検出素子の耐食性
を劣化させないために、ガス検出素子層を500℃以上
に加熱できるようにする。
さてこの発明の厚膜式感応体素子を内燃機関排気中の酸
素濃度を検出する酸素センサに適用した例について、そ
の構造を具体的に説明する。
第1図に素子センサの部分断面をあられし、図において
10は、セラミック基板上に配設した1対の電極を覆う
ガス感応体厚膜よりなる検出素子11をそなえ、これに
より酸素濃度を検出するための検出部であり、12は、
検出部IOを把持して、酸素センサを内燃機関に取り付
けるための筒状に形成された主体金具、また、13は主
体金具12の内燃機関側先端部12aに取り付けた、検
出部10の保護を司るプロテクタ、そして14は主体金
具12と共に検出部10を把持する内筒である。
検出部10はスペーサ15、充填粉末16及びガラスシ
ール17を介して主体金具12及び内筒14に把持する
また主体金具12の外周には内燃機関取付用のねじ12
bを刻み、その内燃機関壁面に当る取付は壁には排気が
漏れないようにガスケット18を設ける。
ここで充填粉末16は滑石及びガラスの1:1の混合粉
末からなり、検出部1oを内筒14内に固定する。
またガラスシール17は低融点ガラスがらなり、検出ガ
スの漏れを防止すると共に検出部10の端子を保護する
ように、検出部1oの基板の一部及び後述する白金リー
ド線と端子との接続部を覆い内筒14内に充填する。
19は内筒14を覆うように主体金具12に取り付けた
外筒、また20はシリコンゴムからなるシール材であっ
て、リード線21ないし23と、第2図に示すガラスシ
ール17より突出する検出部1oがらの端子31ないし
33との接続部を絶縁保護する。このリード線21ない
し23と端子31ないし33とは、第3図に示すように
、予め外筒19内にシール材2o及びリード線21ない
し23を収めると共に、各リード線21ないし23の先
端にかしめ金具24ないし26を設けて、このかしめ金
具24ないし26を端子31ないし33と接続すること
により導通させる。
次に検出部10は、第4図ないし第8図に示す手順に従
って作成するがここに第4図ないし第8図に示す(イ)
は検出部10の正面、(El)はA−A線断面をあられ
す。
ここで上記第4図ないし第8図の各図において40及び
41は、平均粒径1.5μmの41□0,92重量%、
5in24重量%、Ca02重量%及びMg02重量%
からなる混合粉末100重量部に対してブチラール樹脂
12重量部及びジブチルフタレート(DBP)  6重
量部を添加し、有機溶剤中で混合してスラリーとし、ド
クターブレードを用いて形成したセラミック基手反のグ
リーンシートであり、グリーンシート4oは厚さ1鶴、
グリーンシート41は厚さ0.3IIIに作成したもの
である。
また42ないし47はptに対し7%の^hO:+を添
加した白金ペーストにて厚膜印刷したパターンであって
、そのうち42及び43は、検出素子11の電極となる
電極パターン、また44は検出素子11を加熱するため
の発熱抵抗体パターン、そして45ないし47は発熱抵
抗体パターン44や検出素子11に電源を印加あるいは
検出信号を抽出するための導電パターンである。
第4図に示す如く、まずグリーンシート40上に各パタ
ーン42〜47を白金ペーストで厚膜印刷し、次いで第
5図に示すように、電極パターン45ないし47上に直
径0.2鰭の白金リード線48ないし50を夫々配設す
る。なお発熱抵抗体パターン44を厚膜印刷する際には
、この発熱抵抗体パターン44への所定電圧印加によっ
て、検出素子11を、加熱できるよう、パターン幅を調
整するのはいうまでもない。
次に第6図から明らかなように、予めグリーンシート4
1には、電極パターン42及び43の先端部が露出する
よう打ち抜きによって開口51を形成しておき、電極パ
ターン42及び43の先端部を除く全てのパターンを覆
って、グリーンシート40上にグリーンシート41を積
層熱圧着する。
このようにして、白金リード線48ないし50の一部が
突出し、電極パターン42及び43の先端部が開口51
に露出した積層板を作成し、引続き、この積層板の開口
51上にグリーンシー1−40.41と同一の材質から
なる80〜150メツシユの球形造粒粒子(2次粒子)
52を分散付着させ、1500℃の大気中に2時間放置
することによって、第6図(ハ)に拡大図示すように各
粒子52が一重に分散してできた凹凸面を有するセラミ
ック基板を形成させ、ここに粒子52でできた凸部52
′間における凹部52“が末広がりとなって、後述のガ
ス検知性金属酸化物ペーストを塗布焼付けしたとき、そ
のガス検知性金属酸化物層が上記四部52″にくい込ん
で積層され、セラミック基板に対し強固に固着されるよ
うにする。
次に第7図に示すように、セラミック基板の開口51に
検出素子11を積層させる。
検出素子11は次のようにして製造した。
(1)  TiO□素子ペースト (1)の作成Tie
、原料粉末500gを大気中12oo℃テ1時間仮焼し
素子用粉末とする。次にこの粉末100 gに対してブ
チルカルピトール1°00gを加えボールミル内で24
hr粉砕混合した後バインダーとしてブチラールをTi
0z 100 gに対して2g添加しlhr混合しペー
ストが完成する。
(2)  T i O2素子(1)の形成Tl)のペー
ストを、基板上の凹部に塗付乾燥し、1100℃で2時
間焼成する。
(3)金属触媒(口の担持 (2)で得られたTi(h素子(I)に金属塩溶液を含
浸させる。この溶液の種類、濃度は希望する触媒種及び
量によっ決定する。例えばPt5モル%、Rh 0.5
モル%担持する場合はPt 20h/ 1、Rh 20
g/ lの塩化白金酸、ロジウム酸水溶液をTiO□膜
厚100μmに対して1μl使用する。このようにして
含浸した後100〜150℃にてlhr乾燥させた後、
電気炉中800℃で熱分解し約0.1μmのPtをTi
1tに焼付ける。
以上の処置によって電極近辺の素子形成が終了する。
(41Ti0z素子ペースト (If)の作製Ti0z
原料粉末に(1)とは異なる種類の触媒金属、例えばp
tを10モル%担持させるために、1.2 μmのpt
ブラックを10モル%混練するか(粉末法)、あるいは
塩化白金酸溶液をPtで10モル%相当を含浸させ20
0〜250℃で24hr乾燥した後電気炉中1200℃
で1時間焼成し、素子粉末に1.3μmのptを焼付け
る(含浸法)。次にこの粉末100gに対してブチルカ
ルピトール100gを加えボールミル内で24hr扮砕
混合した後ブチラール樹脂を2g添加1hr混合しペー
ストが完成する。
(5)  TiO□素子(U)の形成 (4)のペーストを第8図に示す如く素子(1)の上に
塗付乾燥し、電気炉中1100℃で2hr焼成し、素子
形成が完了する。
以上(11〜(5)の処置によってTiO□素子膜は表
層と電極近傍層で異なる触媒を持つことになり、その触
媒の種類、世は金属粉末および金属塩溶液を選択するこ
とにより任意にコントロールでき、またその触媒を有す
るTie、層の厚さも塗付するペーストの量によりコン
トロールできる。尚金属触媒の担持方法は上記の含浸法
、粉末混練法のいずれでも良く担持量が同じであれば同
じ効果を発揮し、TiO□素子(1)に粉末混練法を用
いTi0z素子(II)に含浸法を用いても良い。
このようにして作成した検出部10は、その外部に突出
した白金リード線48ないし50を第9図に示すとおり
端子31ないし33と接続した。尚、図において(イ)
は正面、(O)は右側面を示している。
第9図に示した、端子31ないし33は予め厚さ0゜5
1■程度のニッケル仮にエツチング加工によって一体形
成しておき、各端子には白金リード線48ないし50を
それぞれのせて、その部分をスポット溶接することによ
って端子の接合を行なってから、検出部IOを主体金具
12及び内筒14内に固定した後、鎖線で示すように所
定の長さに切断すると取扱い易い。
その後第3図に示したリード線24.25.26を端子
31.32.33にそれぞれ接続し、シール材20、外
筒19をはめ合わせて溶接し、第1図のようにセンサを
組立てる。
センサは市販の21のIEFI付き3元触媒車に、第1
0図のように取り付け、米国EPA HOT TRAN
SIENTMODEを走行し、走行中の排ガス量をCv
Sにてエミッション量を測定した。
第10図において60は供試エンジン、61は排気管、
61aはセンサ取付は部、Sがセンサであり、65は制
御ユニット、67は3元触媒である。第11図に制御ユ
ニット65の回路構成を示し、70は電源、72はヒー
ター、74は感ガス素子、76は比較抵抗である。
(実施例) 第12図に示す耐久パターンでエンジン排ガス中、30
0HRの耐久供用をして劣化を生じさせ、その後に再び
上記エミッション量を測定し、センサの制御空燃比のシ
フトを測定し、耐久供用前後にわたる変化量を観測し、
評価とした。
結果を表1に示すように、従来品は耐久供用前後でのN
OxOxエミッション変動が大きくとくに耐久後にNO
xが多く排出され制御点がリーンヘシフトしたことを示
す。
これに対し、この発明によるセンサは初期と耐久後の変
動が少く安定した排ガスシステムを作ることができる。
以上この発明の実施例では、2層構造の例にて説明した
が3層以上の場合ももらろん、表面層上へさらに絶縁性
コーティング層を設ける場合でも、上記したところと同
様の効果が得られる。
(発明の効果) この発明によれば厚膜式ガス感応体素子のとくに表面層
における金属触媒の劣化が激減し、触媒劣化に由来する
変調を来す不利がなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの発明に従う厚膜式ガス感応体
素子を酸素センサに適用する実施例を示し、 第1図は酸素センサの全体構成を示す要部の断面図、 第2図は内筒14及びガラスシール17より突出する端
子31ないし33部分を断面とした分解図、第3図は外
筒19及び予め外筒19内に収納したシール材20の関
係を断面で示す分解図、第4図ないし第8図は検出部1
0の組立て工程順序の説明図、 第9図は端子31〜33の接続要領説明図、第10図及
び第11図は酸素センサを内燃機関に使用する耐久実験
要領説明図、 第12図は耐久パターン図である。 40、41・・・セラミック基板 42、43・・・電極パターン 11・・・検出部(ガス感応体厚膜) 特許出願人 日本特殊同業株式会社 第2図   第3図 第4図   第5図   第6図 を畦畔71121 @7図      @8図 第9図 (イ)        (p) 第1O図 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セラミック基板上に配設した1対の電極を覆うセラ
    ミック半導体と金属触媒よりなるガス感応体厚膜にして
    、 このガス感応体厚膜がその表面層中を占め る金属触媒とは異種の金属触媒を電極付近に存在させた
    ものである、 ことを特徴とする、厚膜式ガス感応体素子。 2、表面層中を占める金属触媒中に、セラミック半導体
    に対し0.2モル%以下に当るRhを含み、電極付近に
    存在する金属触媒中に同じく0.2モル%をこえ3モル
    %以下のRhを含む、1記載の素子。 3、表面層中を占める金属触媒が電極付近に存在する金
    属触媒に比しより粒径の大きいものである1又は2記載
    の素子。 4、表面層中を占める金属触媒が、粒径0.5μm以上
    のPtであり、電極付近に存在する金属触媒が粒径0.
    5μm未満でセラミック半導体に対し0.2モル%をこ
    え3モル%以下に当るRh又はその合金を含むものであ
    る1又は3記載の素子。 5、ガス感応体厚膜が、金属塩溶液のセラミック半導体
    ペースト焼成層への含浸、熱分解による、それぞれ異種
    金属触媒の分散に成るセラミック半導体の積層構造であ
    る、1、2、3又は4記載の素子。 6、ガス感応体厚膜が、セラミック半導体ペースト中へ
    の金属触媒粉末の混入、焼成による、それぞれ異種金属
    触媒の分散になるセラミック半導体の積層構造である、
    1、2、3又は4記載の素子。 7、ガス感応体厚膜が、金属塩溶液のセラミック半導体
    ペースト焼成層への含浸、熱分解による、金属触媒の分
    散になるセラミック半導体と、セラミック半導体ペース
    ト中への金属触媒粉末の混入焼成による金属触媒の分散
    になるセラミック半導体との積層構造である、1、2、
    3又は4記載の素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6480845A (en) * 1987-09-24 1989-03-27 Toyota Motor Corp Catalyst carrying method for oxygen sensor
JPH01212342A (ja) * 1988-02-19 1989-08-25 Ngk Spark Plug Co Ltd ガス検出器およびその製造法

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