JPS62217012A - 箱型調理器の排気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は排気を必要とする箱型の調理器の排気装置に関
するものである。

従来の技術 近年、箱型調理器は大型化し多量の排気を必要とする反
面、庫内温度を制御する電気制御部やガス通路部は、そ
の安全性向上のため、許容される限界温度がきびしくな
る傾向にある。

以下、図面を参照しながら、上述した従来の箱型調理器
の排気装置の一例について説明する。

第３図は従来の箱型調理器の排気装置の縦断面図、第４
図は従来の箱型調理器の排気装置の器具後方からの正面
図である。第３図、第４図において、１は加熱室、２は
断熱層、３はその内部【電気制御部やガス通路部をもつ
制御室、４は背板、４ａは排気孔、４ｂは断熱層２に設
けた放熱孔、４Ｃは制御室に設けた放熱孔、６は加熱室
裏板、６は加熱室天板、７は断熱材、８は遮熱板、９は
器具天板、１０は排気ガイド、１１は排気筒、１２は放
熱ガイドである。第３図よりわかるよう、加熱室１の上
方に、加熱室天板６と遮熱板８とにはさまれた空間であ
る断熱層２があυ、その断熱層２の上方に、遮熱板８と
器具天板９とにはさまれた空間である制御室３がある。

背板４には、加熱室１の上後方に対向して排気孔４ａが
、断熱層２の後方に対向した複数の放熱孔４ｂが、制御
室３の後方に対向した複数の放熱孔４Ｃが排気孔４ａを
除いて並設されている。排気孔４ａにはその下端から上
方に向かって箱状の排気筒１１が背板４に取り付けられ
ており、この排気筒１１と背板４とで排気通路を成して
いる。そして、第４図よりわかるよう、中央に１つ、左
右に２つずつ計６つある断熱層２の放熱孔４ｂの中央の
１つ４ｂ１が、排気筒１１の内部に位置し、他の４つの
断熱層の放熱孔４ｂに対し排気ガイド１０が、排気筒１
１にまたがるように背板４に取り付けられている。

また、第３図の制御室３の放熱孔４Ｃに対して背板４に
設けられている放熱ガイド１２は、排気筒１１の出口の
すぐ上方に位置するが、その器具前後方向の長さは、上
視して、排気筒出口の前後方向の長さに満たないように
設定しである。

以上のように構成された箱型調理器の排気装置について
、以下その動作について説明する。

加熱室１からの排気の主流１３は第３図の矢印の径路を
通る。そのとき断熱層２の放熱孔４ｂ。

４ｂ１　からの放熱流れ１４をうながし、この前記２つ
の流れが制御室３の放熱孔４Ｃに入り込まぬよう案内の
役目をしているのが放熱ガイド１２である。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、排気の主流１３
の分岐流れ１３ａがより低圧状態の断熱層２内に、断熱
層２の放熱孔４ｂ１　より入シ込み、また、調理物を加
熱室１内で加熱すると、調理物から出る煙や蒸気のため
排気の量が増加するため、排気の主流１３より分岐した
流れが、より低圧状、嘘の断熱層２に入υ込もうと、矢
印１４の径路を矢印とは逆向きに流れたシ、放熱ガイド
１２のすぐ上方に達した排気の主流１３は、また分岐し
て矢印１６のように制御室３の放熱孔４ｃより、排気の
主流１３に比べより低圧の制御室３内に入り込む。この
ように、排気の量が増大すると、断熱層２からの放熱が
少なくなシ断熱層２内の温度が上昇し、この断熱層２と
隣接する制御室３は断熱層２からの伝導熱で温度が上昇
するのに加えて、排気の一部が制御室３の放熱孔４ｃよ
り入り込むことで一層その温度が上昇する。ひいては、
その温度上昇のために制御室３内の電気制御部やガス通
路部に支障をきたす危険性があるという問題点を有して
いた。

本発明は上記問題点に鑑み、排気の量が増大した場合で
も、制御室内の制御機器の温度を上昇させない箱型調理
器の排気装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の箱型調理器の排気
装置は箱状の排気ガイドの出口先端部を斜め上後方に折
り曲げ、そのすぐ下方に排気筒出口が位置するよう排気
筒を排気孔下端より前記排気ガイドにのり上げるように
取り付け、かつ、放熱ガイドのガイド面の器具前後方向
の長さを、前記排気ガイドと前記排気筒の双方の出口を
おおいかくしてしまう長さに設定したものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、いかなる場合でも、排
気の主流と、断熱層の放熱孔からの流れを分離し、排気
の主流が断熱層の放熱孔から断熱層内や、制御室の放熱
孔から制御室内へ入シ込まなくなり、制御室内の制御機
器の温度を上昇させないこととなる。

実施例 以下、本発明の一実施例の箱型調理器の排気装置につい
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の一
実施例における箱型調理器の排気装置の縦断面図、第２
図はその器具後方からの背面図である。

第１図よりわかるように、加熱室２１の上方に、加熱室
天板２６と遮熱板２８とにはさまれた空間である断熱層
２２があり、その断熱層２２の上方に、遮熱板２８と器
具天板２９とにはさまれた空間である制御室２３がある
。背板２４には、加熱室２１の上後方中央に対向して１
個の排気孔２４＆が、断熱層２２の後方に対向して並設
する複数の放熱孔２４ｂが、制御室２３の後方に対向し
て並設する複数の放熱孔２４ｃが設けられている。断熱
層２２の放熱孔２４ｂには、背板２４上の排気孔２４ａ
と断熱層２２の放熱孔２４ｂとの間から上方に向かって
箱状の排気ガイド３０が背板２４に取シ付けられておシ
、背板２４とで、断熱層２２の放熱流れの通路を形成し
、その出口先端３０ａは上後方にわずか・に折り曲げら
れている。３１は排気筒であり、その出口が、排気ガイ
ド３０の先端の折り曲げ部３０　ａの直下に位置するよ
う、排気孔２４ａの下端から上方に向かって排気ガイド
３０にのり上げて、背板２４に取シ付けられている。こ
の排気筒３１と排気ガイド３ｏで排気通路を形成する。

３２は放熱ガイドであり、制御室２３の放熱孔２４ｃの
下端より上後方に向かって傾斜し、背板２４に取９つけ
られている。放熱ガイド３２の器具前後方向の長さは、
上層すれば排気ガイド３０と排気筒３１の双方の出口を
おおいかくしてしまうほど十分に長い。第２図よりわか
るよう、排気ガイド３０は、中央をはさんで左右に２つ
ずつ計６つの断熱層２２の放熱孔２４ｂに対して取りつ
けられているのに対し、排気筒３１は器具の横方向中央
にある１つの排気孔２４ａに対して取シつけられている
ので、排気ガイド３０に比べて横方向に相当短くなって
いる。放熱ガイド３２は舷、４つの制御室放熱孔２４Ｇ
に対して取シつけられておシ、その横方向の長さは排気
ガイド３Ｑに等しい。

以上のように構成さ、れた箱型調理器の排気装置につい
て、以下その動作について説明する。

第１図より、加熱室２１からの排気の主流３３は矢印の
径路を通υ、断熱層２２からの放熱流れは矢印３４の径
路を通シ、両者は空間３６で初めて混合する。しかも排
気ガイド３０の先端の折り曲げ部３０　ａにより排気の
主流３３は上後方に曲折されるので、排気の量が変化し
ても排気の主流３３が断熱層２２の中へ流れ込むことは
ない。また、空間３５で、排気の主流３３と断熱層２２
からの放熱流れ３４とが合流するが、高温の排気の主流
３３が下層に、排気の主流３３に比べ低温の断熱層２２
からの放熱流れ３４が上層となって合流するので、空間
３６で、その温度差による自然かくはんがおこり、両流
れの混合流れは乱流となって流速を増し、図中の矢印３
６の径路を通る。

この混合流れ３６が乱流となって流速を増すだめ、その
負圧により断熱層２２からの放熱流れ３４が助長され、
その量を増す。放熱流れ３４の量が増せば断熱層２２の
内部の温度が下がることになる。

次に、排気の混合流れ３６は、制御室２３からの放熱流
れ３７と空間３８で合流する。ここでも空間３６と同様
な現象がおき、高温の排気の混合流れｑ６が下層に、比
較的低温の制御室２３かもの放熱流れ３７が上層に位置
するので、空間３８でｆｉ台÷（両者が自然かくはんを
起こしながら合流して、乱流状態となって流速を増しな
がら総排気流れ３９となる。その流速の増加のため、負
圧で制御室２３からの放熱流れ３７が引かれ、その量を
増す。また、放熱ガイド３２の器具前後方向の長さが十
分に長いので、排気の混合流れ３６が制御室内に流入す
ることはなくなる。

以上のように結果的に、断熱層２２の放熱流れ３４と制
御室２３の放熱流れ３７双方ともその流速、流量を増す
ので、調理時等に排気の量が増しても、断熱層２２内や
制御室２３内の温度がさほど上昇しなくなり、制御室２
３内の制御機器に温度による悪影響を及ぼす危険性は低
くなる。

発明の効果 以上のように本発明は、断熱層の放熱孔に対向した箱状
の排気ガイ、ドの上面に位置する出口先端部を斜め上後
方に打り曲げ、そのすぐ下方に出口が位置するように加
熱室の排気孔に対向して排気筒を排気孔下端よυ前記排
気ガイドにのり上げて取り付け、この排気筒、排気ガイ
ドの上方で制御室放熱孔に対向して上面を出口とした放
熱ガイドの器具前後方向の長さを、前記排気ガイドと前
記排気筒の双方の出口をおおいかぐしてしまうように設
定したもので、加熱室からの排気流によって円滑に断熱
層、制御室からの放熱流を誘引でき、制御室内の制御機
器の温度上昇を十分低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における箱型調理器の排気装
置の縦断面図、第２図は第１図の器具後方からの背面図
、第３図は従来の箱型調理器の排気装置の縦断面図、第
４図は第３図の器具後方からの背面図である。 ２１・・・・・・加熱室、２２・・・・・・断熱層、２
３・・・・・・制御室、２４・・・・・・背板、２４ａ
・・・・・・排気孔、２４ｂ・・・・・・断熱層の放熱
孔、２４ｃ・・・・・・制御室の放熱孔、３ｏ・・・・
・・排気ガイド、３０ａ・・・・・・排気ガイド先端の
折り曲げ部、３１・・・・・・排気筒、３２・・・・・
・放熱ガイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 器具の背板上に排気孔をもつ加熱室と、前記加熱室の上
   方にあり、その内部にガス器具せんや電気制御部をもち
   、背板上に放熱孔をもつ制御室と、前記加熱室と前記制
   御室との中間にあり、背板上に放熱孔をもつ断熱層と、
   前記断熱層の放熱孔に相対向して背板に設け、かつ上面
   を出口とした箱状の排気ガイドと、前記排気孔に相対向
   して背板に設け、かつ上面を出口とした箱状の排気筒と
   、前記制御室の放熱孔に相対向して背板に設け、その放
   熱流れの案内面が器具の背板と鋭角をなす放熱ガイドと
   を備え、前記箱状の排気ガイドの出口先端部を斜め上後
   方に折り曲げ、そのすぐ下方に前記排気筒の出口が位置
   するように前記排気筒を前記排気孔下端より前記排気ガ
   イドにのり上げるように配置し、かつ、前記放熱ガイド
   の放熱流れの案内面の器具前後方向への長さを、前記排
   気ガイドと前記排気筒の双方の出口をおおいかくすよう
   に設定した箱型調理器の排気装置。