JPH0637793Y2 - 食品調理用液体を加熱して使用する食品調理装置 - Google Patents

食品調理用液体を加熱して使用する食品調理装置

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JPH0637793Y2
JPH0637793Y2 JP1986114424U JP11442486U JPH0637793Y2 JP H0637793 Y2 JPH0637793 Y2 JP H0637793Y2 JP 1986114424 U JP1986114424 U JP 1986114424U JP 11442486 U JP11442486 U JP 11442486U JP H0637793 Y2 JPH0637793 Y2 JP H0637793Y2
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passage
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豊 佐藤
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谷口工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、油や水等の食品調理用液体を加熱して使用す
る食品調理装置、特に、揚げ物機やゆでめん機等の食品
調理装置に関するものである。
従来の技術 添付図面の第4図は、従来の揚げ物機の縦断面を概略的
に示している。この従来の揚げ物機は、油槽12を備えて
おり、この油槽12は、上面を開口していて、油10を入れ
るようになっている。そして、この油槽12には、孔14、
16が形成され、これら孔14、16に炎道管18が固定されて
いる。炎道管18の一端18aは、内部にバーナ20を有する
燃焼室22に接続され、炎道管18の他端18bは、排気室24
に接続されている。そして、バーナ20による熱は、燃焼
室22、炎道管18、排気室24を通って外部に排出され、す
なわち、矢印A→B→C方向に流れ、これにより、油槽
12内の油10は加熱され、約180〜200℃になる。油槽12の
下部には、ドレイン弁26が設けられている。
発明が解決しようとする問題点 前述したような従来の揚げ物機は、油槽12の内部を通し
て熱気を送ることによって、かなり熱効率を良くしてい
るのであるが、燃焼室22からの熱を炎道管18に通すだけ
であるので、まだバーナ20の発生熱を十分に利用し尽く
しているとは言えず、まだ熱効率を改善する余地があ
る。その上、前述の従来の揚げ物機の構造では、油槽12
内の上部の油10aは、加熱されて揚げ物調理に利用され
るが、油槽12内の下部の油10bは、ほとんど加熱され
ず、揚げ物調理に全く利用されない、したがって、調理
用油の利用効率という点でも問題を残しているものであ
る。
本考案の目的は、前述したような問題点を解消した揚げ
物機やゆでめん機等の食品調理装置を提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 本考案によれば、食品調理用液体を収容するための液体
槽と、該液体槽の外部から前記収容された食品調理用液
体を加熱するための加熱源とを備えた食品調理装置にお
いて、前記液体槽は、前記食品調理用液体を収容するた
めのスペースを画定する外周壁部と、前記スペースの下
部を貫く炎道を画定する炎道画定壁部とを有しており、
前記外周壁部と前記炎道画定壁部とは、前記スペース内
の上部に主液体収容部を与え、前記スペースの底側部
に、前記主液体収容部に続く底側液路を与えており、前
記主液体収容部及び前記底側液路の前記炎道の延長方向
における長さは、共に、その炎道の長さと実質的に等し
くされており、前記加熱源は、前記液体槽の下方であっ
て前記底側液路の近傍に沿って且つその底側液路の前記
長さ全体に亘って配設されており、前記加熱源の配設空
間の前記炎道の延長方向における一端には、熱気阻止壁
が設けられ、前記加熱源の配設空間の前記炎道の延長方
向における他端には、前記加熱源による熱気を前記炎道
の一端へと導くための熱気案内壁が設けられ、前記炎道
の他端には、前記炎道からの排気を装置外へ導くための
排気手段が設けられており、前記熱気阻止壁は、前記加
熱源による熱気の前記排気手段への直接の流れを完全に
阻止する形状とされていることを特徴とする。
実施例 次に、添付図面の第1図から第3図に基づいて本考案の
実施例について本考案をより詳細に説明する。
第1図は、本考案の一実施例としての揚げ物機の油槽と
加熱源としてのバーナとの関係を示す部分概略斜視図で
あり、第2図は、第1図の揚げ物機の全体の概略横断面
図であり、第3図は、第2図のX−X線断面図である。
これら図に示されるように、本実施例の揚げ物機は、食
品調理用液体としての食用油を収容するための油槽100
と、この油槽100の外部からそこに収容された油10を加
熱するための加熱源としてのバーナ120とを備えてい
る。油槽100は、油10を収容するためのスペースを画定
する外周壁部101と、そのスペースの下部を貫く炎道100
を画定する炎道画定壁部102とを有している。この実施
例では、炎道画定壁部102は、ほぼ平行に対向して一対
設けられている。
外周壁部101と炎道画定壁部102とは、前記スペース内の
上部に主油収容部103を与え、前記スペースの底側部
に、主油収容部103に続く底側油路105を両側に与えてい
る。また、一対の炎道画定壁部102の間には、主油収容
部103と各底側油路105の下端部をつなぐ中央油路104が
与えられている。バーナ120は、油槽100の下方であって
各底側油路105の近傍に沿ってそれぞれ配設されてい
る。
第2図及び第3図に示されるように、油槽100およびバ
ーナ120は、前面壁141、後面壁142、底面壁143、左側面
壁145、右上側面壁146および右下側面壁144を含む装置
外壁140によって取り囲まれている。装置外壁140のう
ち、特に、右下側面壁144は、バーナ120の配設空間の炎
道110の延長方向における右端において、バーナ120によ
る熱気のさらに右方向への流れを阻止するための熱気阻
止壁として作用する。また、左側面壁145は、バーナ120
の配設空間の炎道110の延長方向における左端におい
て、バーナ120による熱気を炎道110の左端へと導くため
の熱気案内壁として作用する。さらにまた、右上側面壁
146は、炎道110の他端において、炎道110からの排気を
装置外へ導くための排気手段として作用する。第3図に
よく示されるように、熱気阻止壁として作用する右下側
面壁144は、バーナー120による熱気の排気手段146への
直接の流れを完全に阻止する形状とされている。
本実施例の揚げ物機においては、バーナ120による熱
は、第2図および第3図にて矢印Cで示す如く、油槽10
0の両側の底側油路105に下側から直接的に加えられる
他、第1図および第3図に示す矢印121の如く炎道110へ
も伝えられる。従って、第2図および第3図に矢印Bで
示す如く、主油収容部103内の油、中央油路104内の油お
よび底側油路105内の油は、炎道110の側からも加熱され
ることになる。バーナ120による熱は、このようにし
て、十分に利用し尽くされて、第1図および第3図に矢
印122で示す如く、装置外へ排気される。バーナ120によ
るこのような加熱のため、油槽100内の油10は、第2図
に矢印Aで示す如く、中央油路104を下降し、各底側油
路105を上昇して主油収容部103へと対流しながら加熱さ
れていく。
中央油路104の下端には、ドレイン弁160を設けておくと
よい。主油収容部103内の油が中央油路104を通して下降
してくるとき、それに含まれた揚げ屑や油カス等は、そ
の中央油路104の下端の方へ落ちる傾向が強いので、こ
のようなドレイン弁160の配置は、それらカスを油から
除去する上で効果的である。
なお、前述した実施例は、揚げ物機に本考案を適用した
場合であったが、本考案は、これに限らず、その他の食
品調理用液体を加熱して使用する他の食品調理装置にも
同様に適用して効果の有るものであり、例えば、食品調
理用液体を油に代えて水とすれば、ゆでめん機として使
用しうるものである。
考案の効果 本考案の食品調理装置においては、前述したような構造
であるため、特に、加熱源による熱気の排気手段への直
接の流れは熱気阻止壁によって完全に阻止される構造で
あるため、加熱源であるバーナによる熱のすべてが、液
体槽の底側部および炎道を通して液体槽内の食品調理用
液体の各部へ分散して加えられることになり、結局、加
熱源での燃焼による熱気を導く炎道の実効的長さが長く
なるので、非常に熱効率よく食品調理用液体を加熱する
ことができる。特に、底側液路における食品調理用液体
は、その質量が主液体収容部における食品調理用液体の
質量に比較して非常に小さいので、急速に加熱され、主
液体収容部の方へと上昇して液体槽内の食品調理用液体
の対流を促すので、より熱効率の良い食品調理用液体の
加熱を行うことができる。また、本考案の食品調理装置
においては、前述したような熱の流れのため自然排気が
可能となり、特別な排気用のブロワーを設ける必要をな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例としての揚げ物機の油槽と
加熱源としてのバーナとの関係を示す部分概略斜視図、
第2図は、第1図の揚げ物機の全体の概略横断面図、第
3図は、第2図のX−X線断面図、第4図は、従来の揚
げ物機を概略的に示す縦断面図である。 10……油、100……油槽。 101……外周壁部、102……炎道画定壁部、 103……主油収容部、104……中央油路、 105……底側油路、110……炎道、 120……バーナ、140……装置外壁、 141……前面壁、142……後面壁、 143……底面壁、144……右下側面壁、 145……左側面壁、146……右上側面壁、 160……ドレイン弁。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品調理用液体を収容するための液体槽
    と、該液体槽の外部から前記収容された食品調理用液体
    を加熱するための加熱源とを備えた食品調理装置におい
    て、前記液体槽は、前記食品調理用液体を収容するため
    のスペースを画定する外周壁部と、前記スペースの下部
    を貫く炎道を画定する炎道画定壁部とを有しており、前
    記外周壁部と前記炎道画定壁部とは、前記スペース内の
    上部に主液体収容部を与え、前記スペースの底側部に、
    前記主液体収容部に続く底側液路を与えており、前記主
    液体収容部及び前記底側液路の前記炎道の延長方向にお
    ける長さは、共に、その炎道の長さと実質的に等しくさ
    れており、前記加熱源は、前記液体槽の下方であって前
    記底側液路の近傍に沿って且つその底側液路の前記長さ
    全体に亘って配設されており、前記加熱源の配設空間の
    前記炎道の延長方向における一端には、熱気阻止壁が設
    けられ、前記加熱源の配設空間の前記炎道の延長方向に
    おける他端には、前記加熱源による熱気を前記炎道の一
    端へと導くための熱気案内壁が設けられ、前記炎道の他
    端には、前記炎道からの排気を装置外へ導くための排気
    手段が設けられており、前記熱気阻止壁は、前記加熱源
    による熱気の前記排気手段への直接の流れを完全に阻止
    する形状とされていることを特徴とする食品調理装置。
  2. 【請求項2】前記炎道画定壁部は、ほぼ平行に対向して
    一対設けられており、前記底側液路は、前記各炎道画定
    壁部の相対向する壁部とは反対の側にそれぞれ与えられ
    ており、前記各炎道画定壁部の前記相対向する壁部の間
    には、前記主液体収容部と前記各底側液路の下端部をつ
    なぐ中央液路が与えられている実用新案登録請求の範囲
    第(1)項記載の食品調理装置。
  3. 【請求項3】前記中央液路の下端には、ドレイン弁が設
    けられている実用新案登録請求の範囲第(2)項記載の
    食品調理装置。
  4. 【請求項4】前記食品調理用液体は、油である実用新案
    登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項又は(3)項
    記載の食品調理装置。
  5. 【請求項5】前記食品調理用液体は、水である実用新案
    登録請求の範囲第(1)項又は第(2)項又は第(3)
    項記載の食品調理装置。
JP1986114424U 1986-07-25 1986-07-25 食品調理用液体を加熱して使用する食品調理装置 Expired - Lifetime JPH0637793Y2 (ja)

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JPS6322826U JPS6322826U (ja) 1988-02-15
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0737454Y2 (ja) * 1988-08-26 1995-08-30 多木農工具株式会社 目皿式繰出装置
JP6596322B2 (ja) * 2015-12-16 2019-10-23 ホシザキ株式会社 液体加熱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5823096A (ja) * 1981-08-04 1983-02-10 株式会社サンエス商工 合成排気音発生装置

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