JPS62216437A - 信号伝送方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は各種の計測システム、或は制御システム等に
用いることができる信号伝送方式に関する。

「発明の背景」 各種の計測システム或は制御システムにおいて信号にノ
イズが重畳しても誤まりなく信号を伝送できるよ５に第
５図に示すよ５に正及び負極性の信号ＰＡとＰＢを対に
して伝送する信号伝送方式受信側では信号ＰＡとＰＢの
交叉点Ｍを信号Ｐ八ＰＢの変換点としてとらえ、この交
叉点を基準タイミングとして各種の回路を動作させてい
る。

例えば第６図に示すように一つの信号源１から複数の回
路２八〜２Ｎに信号ＰＡ及びＦＢを送出し、各回路２八
〜２Ｎにおいて信号ＰＡとＰＢを受信すると共に信号Ｐ
ＡとＰＢの交叉点Ｍを求めて動作の基準タイミングを得
るように構成した場合、各伝送路の違い、反射量の違い
等によって各回路２八〜２Ｎに到着する信号の形状が第
７図にＰ　Ａ１．　ＰＡ２及びＰＢｌ、ＦＢ２　　とし
て示すようにまちまちになる。このために各回路２Ａ〜
２Ｎにおいて受信した信号ＰＡ、ＰＢの交叉点がＭｌと
Ｍ２として示すよ５にずれが生じ、各回路２八〜２Ｎの
動作タイミングにずれが生じる。

回路２Ｎ〜２Ｎが例えばＩＣテスト装置における各回路
ブロックとし、各回路プロ・ンクで被試験ＩＣに与える
パターン信号を発生したり、期待値パターン信号を出力
したり、被試験ＩＣに書込及び読出指令を与えたり、期
待値パターン信号と被試験ＩＣから読出した信号を比較
するタイミング信号を出力させた場合、各回路ブロック
２八〜２Ｎの動作タイミングに差が生じるとこれらの各
部の動作が正常に行われなくなる不都合がある。

「従来技術」 このため従来は信号路３　Ａ、　　３　Ｂ、、、３　Ｎ
に信号の劣化が少ないケーブルを用いたり、その他コネ
クタ、受信回路側の終端抵抗等において反射等が発生し
ないような良質の部品を使って構成している。

「発明が解決しようとする問題点」 信号の伝送路に反射が起きないように高価な部品を使っ
たとしても、完全に反射を抑えることはむずかしい。ま
た高価な部品を使うためコストも高（なる不都合もある
。

この発明は安価に、然も確実にタイミングのずれを少な
くすることができる信号伝送方式を提供しようとするも
のである。

「問題点を解決するための手段」 この発明では正極性と負極性の信号を対にし、この対に
した信号が交叉する時点を基準タイミングとして利用す
る信号伝送方式において、正極性と負極性の信号の直流
レベルをずらし、信号の立上り及び立下りの開始点から
可及的に短がい時間内に信号の交叉点を得るようにし、
この交叉点を基準タイミングとして利用するようにした
ものである。

この発明の信号伝送方式によれば正極性と負極性の信号
の双方または何れか一方の直流レベルをずらすことによ
り信号の立上りまたは立下りの開始から可及的に短かい
時間内に信号相互の交叉点を得ることができる。

この結果反射或は信号の劣化によって波形が多少部れて
も信号の立上りまたは立下りの開始点直後は波形の乱れ
による影響は小さい。よって受信側において信号の交叉
点を基準タイミングとして利用することにより各受信回
路における基準タイミンクのずれを小さくすることがで
きる。

またこの発明によれば伝送回路において多少反射等が発
生し、波形が乱れたとしてもその影響は小さい。よって
ケーブル或はコネクタ等を特に高価なものを使わなくて
も済むためコストを低減させることができる。

「実施例」 第１図にこの発明の一実施例を示す。図中ＰＡ。

ＦＢは正極性と負極性の信号を示す。この発明において
は信号ＰＡとＰＢの何れか一方または双方の直流レベル
をずらして二つの信号ＰＡとＦＢを伝送する方式とした
ものである。第１図の例では負極性の信号ＰＢの直流レ
ベルをＶ。カラＶＤＯタ’ｉｆ負方向にずらした場合を
示す。

この発明の信号伝送方式によれば信号ＰＡとＰＢの一周
期毎に信号ＦＡとＦＢの立下り及び立上りの開始点Ｔｏ
から可及的に短かい時間τ１で信号ＰＡとＦＢの交叉点
Ｍを得ることができる。

従って信号ＰＡとＦＢの波形が例えば第２図に示すよう
に歪を受けたとしても信号ＰＡ、とＰＢの立下り及び立
上りの開始直後は歪みの影響は小さい。よって交叉点Ｍ
のタイミングのずれ量を小さくすることができ、第１図
の時間７゛１と第２図の時間τ゛２をτ゛１−τ２　と
することができる。よって複数の回路における基準タイ
ミングのずれ量を小さくすることができる。なお直流レ
ベルをずらす方向は第３図に示すよ５に正極性の信号Ｐ
Ａの直流レベルをプラス方向にＶＤＯだけずらすように
してもよい。

第４図に直流レベルをずらすための具体例を示す。信号
ＰＡとＰＢを送出する信号源１には差動出力形のドライ
バ４を設け、受信回路２人、　　２Ｂ・・・には差動入
力形増幅器５を設ける。ドライバ４と差動増幅器５の間
をそれぞれケーブル３Ａ、３Ｂ・・・で接続し、ドライ
バ４の一方の出力側に定電流回路６を接続した場合を示
す。

定電流回路６の他端は゛例えば負極電源に接続すること
によりケーブル３Ａ、３Ｂ・・・の各一方の伝送線から
電流を吸引する。この電流の吸込により一方の信号、例
えばＰＢの直流レベルがずらされて、第１図及び第２図
に示すように信号の立下り及び立上りのタイミングＴ０
から短かい時間”ｌ＋τ、□ｔで交叉点Ｍを得ることが
できる。なお定電流源６を正極電圧側に接続しても同様
に信号ＰＢの直流レベルをずらすことができる。また信
号ＰＡとＰＢの両方の直流レベルをずらすように構成す
ることもできる。

「発明の作用効果」 以上説明したようにこの発明によれば信号の立上りまた
は立下りの開始時点から極く短かい時間内に信号の交叉
点Ｍを得るようにしたからこの交叉点Ｍのタイミングは
波形が乱れても大きく変化することはない。よってこの
交叉点Ｍを基準タイミングとして利用することにより複
数の回路の動作タイミングを揃えることができる。

またこの発明によればケーブル或はコネクタ等に高価な
ものを用いなくてもよいためコストを低減できる効果も
ある。更にケーブルの長さを変えても交叉点Ｍのタイミ
ングが大きく変化することもない。よって設置条件の変
化に対応して調整を行わなくて済む利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明による信号伝送方式を説明するための
波形図、第２図はこの発明の詳細な説明するための波形
図、第３図はこの発明の変形実施例を説明するための波
形図、第４図はこの発明による信号伝送方式を実現する
ための装置を説明するための接続図、第５図は従来の信
号伝送方式を説明するための波形図、第６図は従来技術
の不都合を説明するためのブロック図、第７図は従来技
術の欠点を説明するための波形図である。 ＰＡ：正極性の信号、ＰＢ：負極性の信号、Ｍ：交叉点
、ＶＤＯ：直流レベル、Ｔｏ：信号の立上り及び立下り
の開始点。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）正極性の信号と負極性の信号を対にし、この対に
   した信号が交叉する時点を基準タイミングとして利用す
   る信号伝送方式において、上記正極性と負極性の信号の
   直流レベルをずらし、信号の立上り及び立下りの開始点
   から可及的に短かい時間内に信号の交叉点を得るように
   しこの交叉点を基準タイミングとして利用するようにし
   た信号伝送方式。