JPS62214148A - 非晶質合金 - Google Patents

非晶質合金

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JPS62214148A
JPS62214148A JP5997286A JP5997286A JPS62214148A JP S62214148 A JPS62214148 A JP S62214148A JP 5997286 A JP5997286 A JP 5997286A JP 5997286 A JP5997286 A JP 5997286A JP S62214148 A JPS62214148 A JP S62214148A
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JP
Japan
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alloy
amorphous
hardness
alloys
crystallization temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP5997286A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Yoshitake
務 吉武
Yoshimi Kubo
佳実 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遷移金属をノ1(礎とする非晶質合金に関する
ものである。
(従来の技iM) 近年、各種の非晶質材料が得られ、金属材料の分野でも
多くの注目を集めている。そのなかで、特に、鉄、コバ
ルトおよびニッケル等を主成分とする非晶質合金は、液
体急冷技術より連続な薄帯の形状で製造可能となった。
これらの合金は、従来の結晶合金とは異なり結晶構造を
持たない金属であり、その性質も従来の金属材料にはみ
られないものが多く、強靭性、高硬度、高耐食性の他に
すぐれた磁気的性質、電気的性質をそなえているため、
結晶質金属に代わりうる材料として、各種の用途開発が
行なわれ、さらにその用途に適した材料開発も行なわれ
ている。
例えばFe、Coを主成分とする非晶質合金は、優れた
磁気的性質に注目して磁性材料としての利用が注目され
ている。また、その他に、機械的性質もすぐれており、
Fe−B合金では、ビッカース硬度1080kg/mm
2、引張強さ350kg/mm2と高い値を示すため、
耐摩耗性材料および構造材料等への応用も期待されてい
る。   ゛ また、前記Fe、Co、Ni系合金の他に研究されてい
る非晶質合金も多く、たとえば、Zr系合金、Nb系合
金は有名である。このうち、Nb−Ni二元系合金は、
ビッカース硬度は約900でFe系合金よりは小さいが
、結晶質合金よりも大きいため、Fe系合金と同様に耐
摩耗性材料として期待されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、このような非晶質合金にも、熱的に不安定であ
るという欠点がある。すなわち、非晶質合金は加熱によ
って、その合金に固有の結晶化温度において、より熱的
に安定な結晶質合金に変化してしまい、結晶質合金特有
の性質を失ってしまうことである。例えば、」二記Fe
系合金は、4508C前後の比較的低い温度で結晶化し
てしまう。このため、例えば、耐摩耗性合金として利用
する場合に、温度が、100°C〜200°Cの高温環
境にさらされた状態では経時変化や脆化が問題となって
くる。さらに、前記合金のうち、特に、鉄系非晶質合金
は、酸化しやすいため、耐久性という点でも問題を含ん
でいる。
また、Nb−Ni二元系合金は、結晶化温度は約600
°Cと高く、鉄系非晶質合金よりもすぐれているが、硬
度において劣っている。そこで、硬度も鉄系非晶質合金
の値に近づけることができれば、耐摩耗性材料等への応
用の可能性がより広がってくることが期待される。
本発明は、このような従来技術の問題点を解決して、結
晶化温度が高く、酸化しにくいという特性をそなえてお
り、かつ、耐摩耗性材料として使用可能な高硬度と延性
を有する非晶質合金を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、AxByXzなる式で表わされ、この式にお
いてAはNb、BはNi、 XはB、C,P、Geのう
ちから選択された一つまたは二つ以上の金属であって、
x、y。
2は、それぞれA、B、Xの原子百分率を示し、x =
25−75.y=25〜75.z =0.01〜20で
ある(ただし、x+y+z=100)ことを特徴とする
非晶質合金と、AxByCvなる式で表わされ、この式
において、AはNb、BはNi、 Cは、Ti、V、C
r、Mn、Fe、Co、Cu、Zr、Mo、Hf。
Ta、Wのうちから選択された一つまたは二つ以上の金
属であってx、y、■は原子百分率を示し、X=25〜
75゜y=25〜75.v=0.01〜20である(た
だし、x+y+v=100)ことを特徴とする非晶質合
金である。
(作用) 本発明は上記の構成をとることにより、従来技術の問題
点を改善して、熱的、化学的に安定で、硬度が高く、延
性を有する非晶質合金を得ることが可能となった。この
場合、第1の発明において、Nb、Ni元素の他にB、
C,P、Geのうちからなる一種または二種以上の元素
を添加することにより、Nb−Ni二元系非晶質合金の
結晶化温度および硬度を上昇させることができる。この
場合、二種以上の元素を添加させた場合は、一種類の元
素のみを添加させた場合よりも結晶化温度および硬度の
上昇に有効である。ここで、Xおよびyを示したような
数値に限定したのは、これよりはずれた組成の合金にお
(4′PX いては、非晶質合金が得られなくなるからである。また
、2を示したような数値に限定したのは、z〉20では
、延性が失われてしまうからである。
第2の発明において、Nb、Ni元素の他に遷移金属元
素を添加することにより、結晶化温度および硬度をNb
−Ni二元系合金の場合よりも上昇させることができる
。さらに、この場合には、非晶質合金が結晶化温度以前
に延性を消失する温度も高温度に維持することが可能で
ある。ここで、X、y、■のように数値を限定したのは
、これよりはずれた組成の合金では、非晶質合金を得る
ことができないからである。
(実施例1) 第1図は、本発明の合金を製造するのに使用した装置の
一例である。材料1、例えば、Nb5ONi45B5合
金約10gを炉2の中に入れて加熱溶解する。材料が完
全に溶融したとき、炉内をアルゴンガスによって加圧し
、炉先端のノズル3から噴出させることにより、ロール
4に接触させる。ロール4は、例えば、直径300mm
の銅製であり、4000〜7000rpmで回転できる
ようになっている。このため、ロールに接触した融体は
薄くひきのばされ、幅10mm、厚さ30pmのほぼ均
一寸法の薄帯5として製造される。
このようにして得られた薄帯について、X線回折によっ
て構造を評価した結果、結晶による鋭い回折ピークはみ
ちれず、ブロードなハローパターンが得られたことから
、非晶質合金が得られたことが確認された。
第2図に、(Nb5oNi5o)1oo−zBz合金の
結晶化温度のB濃度依存性を示す。B濃度の増加ととも
に結晶化温度が=に昇しているのがみられ、Bの添加に
より、熱的安定性が改善されるのがわかる。
第3図に、(Nb5oNi5o)1oo−zBz合金の
ビッカース硬度のB濃度依存性を示す。B濃度の増加と
ともにビッカース硬度が増加しているのがみられ、B添
加によって、延性を保持したままで、硬度が上昇するの
が確認された。
第1表にXがB、C,P、Geの場合に、各元素を5a
t%添加した合金について、その結晶化温度とビッカー
ス硬度を示す。すべての元素で、結晶化温度および硬度
の上昇が認められる。これらの値は、Fe系合金、例え
ばFeB□B20合金(結晶化温度450°C、ビッカ
ース硬度1080)と比較すると、硬度において同程度
の値を示しており、さらに結晶化温度に関しては、′本
発明の合金はFe系合金よりも200°C以上高第1表 また、本発明によって得られた非晶質合金は、Fe系合
金と比較l−で非常に酸化しにくい非晶質合金である。
(実施例2) Nb47.5Ni47.5F85合金を実施例1の装置
によって製造した。この薄帯について、X線回折によっ
て構造を評価した結果、結晶による鋭い回折ピークはみ
ちれず、ブロードなハローパターンが得られたことから
、非晶質合金が得られたことが確認された。
Nb−Ni−Fe三元系非晶質合金の結晶化温度と硬度
の添加元素(Fe)濃度依存性について検討した結果、
実施例1のBの場合と同様に、添加元素濃度が増加する
につれて、結晶化温度、硬度とともに増加することがわ
かった。
次にFe以外の元素としてTi、V、Cr、Mn、Co
、Cu、Zr。
Mo、Hf、Ta、Wの場合の結晶化温度とビッカース
硬度を示す。結晶化温度はこれらの元素を添加した場合
には、添加しない場合の二元系非晶質合金よりも10°
C〜30°C上昇することがわかった。ビッカース硬度
も無添加の合金よりも上昇することがわかったがこれら
の合金はFe系合金よりも低い値を示した。
本合金も実施例1の合金と同様にFe系非晶質合金と比
較して非常に酸化しにくいという特性を有しているが、
さらに、非晶質合金が延性を消失する温度が約550°
Cと非常に高いという特性をそなえているため、高温環
境下での信頼性の高い合金であるということがわかった
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、第1の発明による合金は
NbとNiの合金にB、C,P、Geの半金属元素を添
加した非晶質合金であり、硬度においてFe系非晶質合
金と同等の値をもち、かつ、結晶化温度においては同合
金をしのぐすぐれた特性をそなえている。また第2の発
明による合金はNbとNiの合金に遷移金属元素を添加
した非晶質合金であり、硬度においてはFe系非晶質合
金よりも少し小さいものの、延性消失温度が高いという
特性をそなえている。さらに、前記2つの非晶質合金は
いずれも耐酸化性においてFe系合金よりもすぐれてい
る。以上のことから、本発明による二種類の非晶質合金
の耐摩耗性材料等に与える効果は大きい。
図面の簡1if−な説明 第1図は本発明の実施例を示す図。
図において、1は材料、2は溶解炉、3はノズル、4は
ロール、5は薄帯である。
第2図は(Nb5ONi50)100 XBX合金の結
晶化温度のB濃度依存性を示す図。
第3図は(Nl)5ONj50)100−xBx合金の
ビッカース硬亭  2  面 all*x

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)AxByXzなる式で表わされ、この式において
    、AはNb、BはNi、XはB、C、P、Geのうちか
    ら選択された一つまたは二つ以上の金属であってx、y
    、zは、それぞれA、B、Xの原子百分率を示し、 x=25〜75、y=25〜75、z=0.01〜20
    である(ただし、x+y+z=100)ことを特徴とす
    る非晶質合金。
  2. (2)AxByCvなる式で表わされ、この式において
    、AはNb、BはNi、Cは、Ti、V、Cr、Mn、
    Fe、Co、Cu、Zr、Mo、Hf、Ta、Wのうち
    から選択された一つまたは二つ以上の金属であってx、
    y、vは原子百分率を示し、x=25〜75、y=25
    〜75、v=0.01〜20である(ただし、x+y+
    v=100)ことを特徴とする非晶質合金。
JP5997286A 1986-03-17 1986-03-17 非晶質合金 Pending JPS62214148A (ja)

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