JPS62214023A - 自動変速機のコラムシフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車に設けられる自動変速機のコラムシフ
ト装置に関する。

（従来の技術） 従来における自動変速機のコラムシフト装置としては、
例えば特開昭５８−１４１９３１号公報に記載されたも
のが知られている。

この従来装置は、ジャケットチューブの一側にコントロ
ールシャフトが並列的かっ回動可能に取付けられ、この
コントロールシャフトにシフトレバ−及び作動レバーが
取付けられ、がっベルクランクが前記コントロールシャ
フトと同じジャケットチューブの一側に位置して該ジャ
ケットチューブに枢着され、該ベルクランクの一端と作
動レバーの揺動端とが連結ロッドを介して連結されると
共に、ベルクランクの他端とトランスミッションのレン
ジレバーとがコントロールケーブルを介して連結された
構造となっていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上述の従来装置では５作動レバーを有す
るコントロールシャフトと、ベルクランクとが、ジャケ
ットチューブの同じ側に取付けられており、このため全
体の機構がジャケットチューブの片側に片寄ってしまう
ものであった。

従って、このシフト装置を覆うシェルカバーが片側に大
きく膨出し、見栄えを損なうという体裁上の問題があっ
た。

又、各構成部品を片側に集中して配設する必要があるた
め、各構成部品はその取付は位置や形状、大きさ等で相
互に制約し合う結果となる。このため各構成部品、特に
回動動作を伴う作動レバーとベルクランクの長さを短く
すると共に、作動レバーとベルクランクとを連結する連
結ロッドも短くしなければならない。これでは設計の自
由度が低くなり、レバー比決定の自由度が大きく規制さ
れるし、実レバー比がポジションによって大きく変化し
、シフトレバ−の操作感が悪くなってしまうという問題
が生じる。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、そのために本発明のコラムシフト装置
では、ジャケットチューブの一側に該ジャケットチュー
ブに並列してコントロールシャフトが回動可能に設けら
れ、コントロールシャフトにシフトレバ−と作動レバー
が取付けられ、ジャケットチューブの他側に位置してベ
ルクランクがジャケットチューブに枢着され、ベルクラ
ンクの一端と前記作動レバーの揺動端とが連結ロッドを
介して連結され、ベルクランクの他端とトランスミッシ
ョンのレンジレバーとがコントロールケーブルにより連
結された構成とした。

（作用） 本発明のコラムシフト装置では、シフトレバ−と作動レ
バーを有するコントロールシャフトと、ベルクランクと
がジャケットチューブを間に挟んだ反対側に位置して取
付けられる。これに伴って作動レバーの揺動端と方向変
換レバーを連結する連結ロッドがジャケットチューブを
跨いで取付けられる。

従って、全体の機構がジャケットチューブの両側に振り
分けられることから機構がジャケットチューブの片側に
片寄ることはないし、各構成部品、特に回動動作を伴う
作動レバーとベルクランクとが取付は位置や形状、大き
さく長さ）等で相互に制約し合うといったことはなく、
設計の自由度が高くなる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

本実施例のコラムシフト装置Ａは、第１図及び第２図に
示すように、自動車のステアリングコラム１に組付けら
れており、コントロールシャフト２、シフトレバ−３、
作動レバー４、ベルクランク５、連結ロッド６、コント
ロールケーブル７を主要な構成として備えている。

ステアリングコラム１は、上端にステアリングホイール
１１１を設けたステアリングシャフト１１と、該ステア
リングシャフト１１を内部に保持するジャケットチュー
ブ１２とを備え、該ジャケットチューブ１２に設けたコ
ラムブラケット１２１により車体に傾斜状態で固定され
ている。

コントロールシャフト２は、運転席からみてジャケット
チューブ１２の左側に位置して、該ジャケラトチューブ
１２と並列的に設けられている。

この場合、該コントロールシャフト２は、両端がブラケ
ット２１１，２１１を介してジャケットチューブ１２に
取付けられたガイド杆２１に回動可能かつ軸方向に摺動
可能に嵌合されている。

又、コントロールシャフト２の上端部には、トランスミ
ッション（図示せず）の変速操作レバーとなるシフトレ
バ−３が左方向に延出するように取付けられ、かつ下端
部には作動レバー４がジャケットチューブ１２の上端面
より上方に延出するように取付けられている。

ベルクランク５は、前記作動レバー４の動作をトランス
ミッションに伝達し易い向きに変えるための方向変換レ
バーとなるもので、略くの字状に形成され、前記ジャケ
ットチューブ１２を間に挟んだコントロールシャフト２
の反対側（右側）に位置して、ジャケットチューブ１２
にブラケット５１を介してピン５２により枢着されてい
る。

又、前記ベルクランク５と作動レバー４とは連結ロッド
６を介して連結されており、この場合、ジャケットチュ
ーブ１２の上方を跨ぐ状態で、作動レバー４の揺動端４
１とベルクランク５の一端５３の間に連結ロッド６が渡
されている。

又、ベルクランク５の他端５４にはプッシュプルワイヤ
によるコントロールケーブル７の基端が接続され、該コ
ントロールケーブル７の先端はトランスミッションのレ
ンジレバー（図示せず）に接続されている。尚、７１は
ケーブルマウントブラケットである。

次に、本実施例に作用を説明する。

シフトレバ−３による変速操作に際し、該シフトレバ−
３の動作はジャケットチューブ１２の左側位置に設けら
れたコントロールシャフト２により作動レバー４に伝達
され、この作動レバー４から連結ロッド６を介してジャ
ケットチューブ１２の右側位置に設けられたベルクラン
ク５に伝達され、そしてこのベルクランク５によって方
向変換されたのち、コントロールケーブル７を介してト
ランスミッションのレンジレバーに伝達され、トランス
ミッションが変速操作されることになる。

この場合、コラムシフト装［Ａの構成部品のうち、シフ
トレバ−３と、コントロールシャフト２と、作動レバー
４とがジャケットチューブ１２の左側に位置して配設さ
れ、ベルクランク５がジャケットチューブ１２の右側に
位置して配設され、連結ロッド６がジャケットチューブ
１２を跨いで配設されている。

従って、コラムシフト装［Ａは全体の機構がジャケット
チューブ１２の片側に片寄ることはないし、各構成部品
同士、特に回動動作を伴う作動レバー４とベルクランク
５とがジャケットチューブ１２を間に挟んで反対側に振
り分られて位置することから、相互に取付は位置や形状
、大きさく長さ）等を制約し合うといったことはない。

次に、本発明の第２実施例を第３図により説明する。

この第２実施例では、方向変換レバーとなるベルクラン
ク５０がストレート杆に形成されて、ジャケットチュー
ブ１２と平行に取付けられた点に特徴がある。

従って、ベルクランク５０のジャケットチューブ１２か
らの張出し量が小さくなり、それだけコンパクトに組み
付けることができる。

尚、この第２実施例において、第１実施例と同じ構成に
ついては図面の符号を同一にしてその説明を省略し、作
用についても第１実施例と同様であるので説明を省略す
る。

以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発明
の具体的な構成は前記実施例に限定されることはなく、
発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発
明に含まれる。

例えば、実施例では、コントロールシャフトをジャケッ
トチューブの左側に設け、ベルクランクをジャケットチ
ューブの右側に設けたが左右逆でもよい。

又、連結ロッドは、ジャケットチューブの下側を通るよ
うに設けてもよい。

（発明の効果） 以上説明してきたように、本発明のコラムシフト装置で
は、構成部品がジャケットチューブの左右に振り分けら
れてジャケットチューブの片側に片寄ることがないので
、これを覆うシェルカバーが片側にのみ大きく膨出する
といった体裁の悪さがない。

又、作動レバーとベルクランクがジャケットチューブを
間に挟んで反対側に位置し、連結ロッドがジャケットチ
ューブを跨いで取付けられるので、各構成部品同士がそ
の取付は位置や形状、大きさく長さ）等を制約し合うこ
とがなく、設計上の自由度が得られてレバー比決定の自
由度が高くなると共に、更には作動レバー、ベルクラン
クのレバー長さ及び連結ロッドの長さを長く形成するこ
とが可能となるので、各ポジションでの実レバー比の変
化が少なくなり、シフトレバ−の操作感が向上するとい
う効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例のコラムシフト装置を示す平
面図、第２図は該第１実施例装置の側面図、第３図は本
発明第２実施例のコラム装置を示す平面図である。 Ａ：コラムシフト装置 ２：コン１−ロールシャフト ３：シフトレバ− ４：作動レバー ５：ベルクランク ６：連結ロッド ７：コントロールケーブル １２：ジャケットチューブ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ジャケットチューブの一側に該ジャケットチューブ
   に並列してコントロールシャフトが回動可能に設けられ
   、 コントロールシャフトにシフトレバーと作動レバーが取
   付けられ、 ジャケットチューブの他側に位置してベルクランクがジ
   ャケットチューブに枢着され、 ベルクランクの一端と前記作動レバーの揺動端とが連結
   ロッドを介して連結され、 ベルクランクの他端とトランスミッションのレンジレバ
   ーとがコントロールケーブルにより連結されていること
   を特徴とする自動変速機のコラムシフト装置。