JPS62213040A - 陰極線管の封着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、陰極線管外囲器におけるパネルとファンネ
ルを封着するための陰極線管の封着方法に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

一般に、カラー陰極線管は、第２図に示すようにバネ／
ｌ’　（１）とファンネ／Ｌ’　（２）とがフリットガ
ラス（３）によシ封着されて外囲器が形成され、ファン
ネル（２）のネック部（４）内に電子銃（５）が封入さ
れ、さらにパネル（１）のフェース内面に形成した螢光
面に、色選択電極であるシャドウマスク（図示せず）が
対向配置されたものである。

ここで、上記螢光面、シャドウマスクおよび電子銃（５
）のそれぞれの相対位置には、極めて高い精度が要求さ
れ、カラー陰極線管の動作特性を左右する大きな因子と
なっている。

すなわち、バネ／Ｌ’　（１）とファンネル（２）を精
度よく整合封着させることは、カラー陰極線管製造上の
最も重要な項目の一つであシ、特にバネ／Ｉ／（１）と
ファンネ／Ｌ／（２）とには、これら両者を精度よく整
合させるためにそれぞれ３個所のパネルアライメント（
６）およびファンネルアライメント（７）が基準点とし
て設けられている。

第３図および第４図において、００）はバネ）ｖ　（１
）とファンネ／Ｌ／（２）とを封着するだめの一般的な
封着治具で、（ｌｌａ）ｊ（ｌｌｂ）、（ｌｌｃ）は３
個所のパネルアライメント（６）に対接するバネルアフ
ィメント支持部材、（１２ａ）、（１２ｂ）。

（１２ｃ）は３個所のファンネルアライメント（７）に
対応するファンネルアライメント支持部材、（１３）は
ヨーク支持部材ｓ　　（１４）はネック支持部材である
。これら支持部材は、バネ／ｌ／　（１１：Ｔｈよびフ
ァンネル（２）の封着面が水平面に対して３〜２０度の
所定角度でパネルアライメント（６）およヒフアンネル
アライメント（７）側へ０傾斜した姿勢になるように封
着治具（２０）に固定されている。

つぎに、上記封着治具（２０）を用いた封着工程を説明
する。フリットガラス（３）を塗布したファンネＩＶ（
２）を封着治具（２０）にセットすると、３個所のファ
ンネルアライメント支持部材（１２ａ　）ｔ（１２ｂ）
、（１２ｃ）、ヨーク支持部材（１３）およびネック支
持部材（１４）でファンネ／ｌ’　＋２）が水平面に対
して上記３〜２０度の角度をもって保持される。さらに
バネμ（１）をこの上にセットすると、３個所のパネル
アライメント支持部材（１１ａ）、（ｌｌｂ）、（ｌｌ
ｃ）で、ファンネ！（２）と同角度をもって保持される
。ついでこれを熱処理部に投入し、予め設定された封着
条件（たとえｉｄ’４４０℃）でフリットガラス（３）
を結晶化させ、パネルは）とファンネ／ｌ’　（２＋を
整合封着させる。なお、バネ／ｌ／（１）およびファン
ネル（２）は水平面に対し３〜２０度の角度をもってア
ライメント側に傾斜しているため、封着処理中、バネ／
ｌ／（１）およびファンネル（２）自身に常にアライメ
ント方向への押しつけ力が働いている。このため、フリ
ットガラス（３）の溶融および振動等でバネｌＶ・ファ
ンネルの整合がずれることが防止され、高精度の封着が
得られる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の封着方法においては、封着治具へのパネ
ル・ファンネルのセットのＨ１Ｍ着面を傾斜させた構造
となっているため、その作業性を著しく悪化させている
。

近年、超大形の陰極線管が作られるようになシ、パネル
・ファンネルの重量の増大とともに従来のように人力の
みではパネル・ファンネルのセットが不可能になってき
ておｉ）、バランサ等の補助具を使う必要が生じてきて
いる。しかしながらバネμ・ファンネルをパランサ等で
吊シ上げた場合、これらは一般に水平に保持されるため
、封着治具ヘファンネ！（２）をセットする際、あるい
はファンネ／Ｌ’　（２）上へのバネ！（１）をセット
する際に傾斜面と水平面で不均衡が生じパネル・ファン
ネルや７リツトガラス（３）に傷や欠は等の欠陥を発生
させやすいという問題点があった。

この発明は上記従来の問題点を解消するためになされた
もので、パネル・ファンネｐやフリットガラスに欠陥を
生じさせることなく１作業性の良い陰極線管の封着方法
を提供することを目的とする０ 〔問題点を解決するだめの手段〕 この発明に係る陰極線管の封着方法は、封着治具へのパ
ネルまたはファンネルのセットに際して、封着面が水平
面となるよう封着治具な傾斜させ、ついで封着処理中は
封着面と水平面とが３〜２０度の角度を持って封着する
ことを特徴とする。

〔昨月〕

この発明においては、パネル・ファンネルのセット時は
封着面が水平に支持されるため、その作業性は著しく向
上し、バネ〃・ファンネルやフリットガラスに欠陥を生
じさせることなく、高精度の封着が可能となる。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示す正面図で、従来のも
のと同一部所には同一符号を付して説明を省略する。図
において％　（２１）は図示しない駆動機構で駆動され
て封着治具（２０）を搬送する搬送ローフ、（２２）は
搬送ヨーク（２１）上の封着治具（２０）に対する傾動
機構である。またＡ、Ｂ、Ｃは説明上付加した動作ポジ
ション塩である。

まず、封着治具（２０）は、搬送ローラ（２１）の回転
によシ、ポジションＡからポジションＢへと移動する。

ポジションＢ上の封着治具は傾動機構（２２）によシ傾
けられる。この時の傾斜角度はバネｆｉ／（１）とファ
ンネ／Ｉ’　（２）の封着面が丁度水平となるようあら
かじめ設定されている。ここで、ファンネ／Ｉ／（２）
およびバネ／ｌ’　（１）が水平状態で封着治具にセッ
トされ、しかる後に再び傾動機構（２２）によシ封着治
具（２０）は元の角度に戻される。

ついで、バネ１ｖ（１１やファンネ／Ｌ’　（２）がセ
ラ）された封着治具（２０）はポジションＣに移され、
さらに熱処理炉へと搬送されていく。

このように封着面を水平にしてバネ！・ファンネルを封
着治具（２０）にセットするため、作業性が良くなシ、
大型のものであっても封着面を傷つけるおそれがなくな
る。

なお、上記実施例では、パネル（１）とファンネル（２
）のセットを同一ポジションで行なっているが、ライン
の構成上、別ポジＶヨンでセットするようにしてもよい
。

また、この発明の方法はパネル（１）およびファンネｆ
ｉ７（２）のセットのいずれか一方に適用することも当
然可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、封着治具ヘパネルお
よびファンネ〃の一方もしくは双方をセットする際、封
着面が水平面となるよう封着治具を傾斜させ、ついで封
着処理中は封着面と水平面とが３〜２０度の角度をもっ
て封着することにしたので、その作業性が著しく向上し
、パネルやファンネル、さらにフリットガラスに欠陥を
生じさせることなく、高精度の封着が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る陰極線管の封着方法の適用例を
示す正面図、第２図はカラー陰極線管の概略構造を示す
斜視図、第３図は従来の封着治具を示す正面図、第４図
は同封着治具の平面図である０ （１）・・・バネ、ｕ、（２）・・・ファンネル、（３
）・・・フリットガラス、（４）・・・ネック部、（６
）・・・バネμアフィメント、（７）・・・ファンネル
アライメント、（１，１＆）、（１１ｂ）、（１１ａ）
・・・パネルアライメント支持部材、（１２！Ｌ）、（
１２ｂ）、（１２ｃ）−・−ファンネルアライメント支
持部材、（工３）・・・ヨーク支持部材、（１４）・・
・ネック支持部材Ｓ　　（２０）・・・封着治具、（２
１）・・・搬送ローフ、（２２）・・・傾動機構。 なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、パネルおよびファンネルにそれぞれ設けられた
   アライメントに対接するアライメント支持部材と、ヨー
   ク部に対接するヨーク支持部材と、ネック部に対接する
   ネック支持部材を有し、これら各支持部材を上記パネル
   およびファンネルの封着面と水平面のなす傾斜角が所定
   角度となるように配設してなる封着治具を用いて上記パ
   ネルとファンネルとをフリットガラスを介して封着する
   陰極線管の封着方法において、上記パネルおよびファン
   ネルの封着面が水平面となるよう上記封着治具を傾斜さ
   せた状態で上記パネルおよびファンネルをセットし、つ
   いで上記パネルおよびファンネルの封着面と水平面のな
   す傾斜角が所定角度となるように上記封着治具の傾斜を
   戻して封着することを特徴とする陰極線管の封着方法。