JPH0642352B2 - 陰極線管のネツク再生方法 - Google Patents
陰極線管のネツク再生方法Info
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- JPH0642352B2 JPH0642352B2 JP7506385A JP7506385A JPH0642352B2 JP H0642352 B2 JPH0642352 B2 JP H0642352B2 JP 7506385 A JP7506385 A JP 7506385A JP 7506385 A JP7506385 A JP 7506385A JP H0642352 B2 JPH0642352 B2 JP H0642352B2
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- tube
- cathode ray
- ray tube
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/50—Repairing or regenerating used or defective discharge tubes or lamps
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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- H01J9/26—Sealing together parts of vessels
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- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子銃の交換の際にネック管を継ぎ直す所謂
陰極線管のネック再生方法に関する。
陰極線管のネック再生方法に関する。
本発明は、陰極線管体のネック部を切断して再生用ネッ
ク管を熔着する陰極線管のネック再生方法において、管
体を垂直に配し、ファンネルコーン部の最大真円部と残
存ネックの所定部分を基準として管体の中心軸を装置の
基準軸に一致させ、基準軸上に保持した再生用ネック管
を管体の残存ネック端部に衝合させて熔着することによ
って、ネック再生精度を向上させ、且つ自動化できるよ
うにしたものである。
ク管を熔着する陰極線管のネック再生方法において、管
体を垂直に配し、ファンネルコーン部の最大真円部と残
存ネックの所定部分を基準として管体の中心軸を装置の
基準軸に一致させ、基準軸上に保持した再生用ネック管
を管体の残存ネック端部に衝合させて熔着することによ
って、ネック再生精度を向上させ、且つ自動化できるよ
うにしたものである。
陰極線管においては、電子銃の欠陥による不良が生じた
場合、管体のネック部を切断して不良電子銃を取出し、
新たなネック管を熔着し、電子銃を封止するようにした
ネック再生が行われている。
場合、管体のネック部を切断して不良電子銃を取出し、
新たなネック管を熔着し、電子銃を封止するようにした
ネック再生が行われている。
従来のネック再生方法は、第７図に示すような横型の旋
盤を使用して行われていた。即ち、これは、ネック部を
切断し電子銃を取り出した陰極線管体(1)と再生用ネッ
ク管(2)を旋盤の回転軸Ｘ−Ｘ上に固定し、両者を回転
させながらガスバーナ(3)によって両端面を溶かして封
着する方法である。陰極線管体(1)は、パネル(4)の前面
中央部分が突き当て部(6)に当接されると共に、パネル
(4)の側面の４個所（４辺）において夫々保持板(7)〔(7
A)，(7B)，(7C)及び(7D)〕により保持される。４つの保
持板(7)は夫々ハンドル(8)により旋盤の回転軸Ｘ−Ｘと
直交する法線方向に独立に働くように構成され、この保
持板(7)によって管体(1)が位置決めされる。再生用ネッ
ク管(2)はその中心軸が旋盤の回転軸Ｘ−Ｘに一致する
ようにネック保持部(9)によって保持される。なお、(1
0)は駆動モータであり、例えば回転軸(13)、プーリ(11)
及びベルト(12)による伝達機構によって夫々管体(1)及
び再生用ネック管(2)が回転されるように構成される。
そして、この方法は、旋盤の各保持板(7)が個々に独立
に働くことにより、陰極線管体(1)の大きさに依らず、
使用できる利点がある。例えば13インチ管〜20インチ管
まで可能であった。
盤を使用して行われていた。即ち、これは、ネック部を
切断し電子銃を取り出した陰極線管体(1)と再生用ネッ
ク管(2)を旋盤の回転軸Ｘ−Ｘ上に固定し、両者を回転
させながらガスバーナ(3)によって両端面を溶かして封
着する方法である。陰極線管体(1)は、パネル(4)の前面
中央部分が突き当て部(6)に当接されると共に、パネル
(4)の側面の４個所（４辺）において夫々保持板(7)〔(7
A)，(7B)，(7C)及び(7D)〕により保持される。４つの保
持板(7)は夫々ハンドル(8)により旋盤の回転軸Ｘ−Ｘと
直交する法線方向に独立に働くように構成され、この保
持板(7)によって管体(1)が位置決めされる。再生用ネッ
ク管(2)はその中心軸が旋盤の回転軸Ｘ−Ｘに一致する
ようにネック保持部(9)によって保持される。なお、(1
0)は駆動モータであり、例えば回転軸(13)、プーリ(11)
及びベルト(12)による伝達機構によって夫々管体(1)及
び再生用ネック管(2)が回転されるように構成される。
そして、この方法は、旋盤の各保持板(7)が個々に独立
に働くことにより、陰極線管体(1)の大きさに依らず、
使用できる利点がある。例えば13インチ管〜20インチ管
まで可能であった。
しかし乍ら、上述の横型旋盤を用いたネック再生方法で
は、次のような問題点があった。ネック再生の重要な点
は陰極線管体(1)と再生用ネック管(2)が陰極線管の中心
軸（管軸）上で一直線になる必要がある。しかし、上述
の従来の旋盤は、この点に関して極めて不備であり、作
業者の熟練度に依るところが多い。即ち、管体(1)とし
ては、パネル(4)とファンネル(5)の組立て誤差により第
１図に示すようにパネル(4)の軸(14)とファンネル(5)の
軸(15)とが互いに距離ｄだけずれている場合がある。こ
のため、パネル(4)の側面を基準にして保持板(7A)〜(7
D)を介して管体(1)の位置決めを行う際、組立て誤差ｄ
があると、パネル(4)が旋盤の回転軸Ｘ−Ｘ上に調整さ
れたとしても、ファンネル(5)と再生用ネック管(2)との
間でｄだけ軸ずれが生ずることになる。従って、この状
態で再生用ネック管(2)が熔着されると熔着部分でネッ
ク管がｄだけ軸ずれした状態となる。
は、次のような問題点があった。ネック再生の重要な点
は陰極線管体(1)と再生用ネック管(2)が陰極線管の中心
軸（管軸）上で一直線になる必要がある。しかし、上述
の従来の旋盤は、この点に関して極めて不備であり、作
業者の熟練度に依るところが多い。即ち、管体(1)とし
ては、パネル(4)とファンネル(5)の組立て誤差により第
１図に示すようにパネル(4)の軸(14)とファンネル(5)の
軸(15)とが互いに距離ｄだけずれている場合がある。こ
のため、パネル(4)の側面を基準にして保持板(7A)〜(7
D)を介して管体(1)の位置決めを行う際、組立て誤差ｄ
があると、パネル(4)が旋盤の回転軸Ｘ−Ｘ上に調整さ
れたとしても、ファンネル(5)と再生用ネック管(2)との
間でｄだけ軸ずれが生ずることになる。従って、この状
態で再生用ネック管(2)が熔着されると熔着部分でネッ
ク管がｄだけ軸ずれした状態となる。
又、他の問題点としては、第８図に示すように突き当て
部(6)がパネル前面の中央を受けているが、パネル前面
は曲面状となっているため、管軸(16)が旋盤の回転軸Ｘ
−Ｘより角度θだけずれて管体(1)の保持がなされる場
合がある。この状態で再生用ネック管(2)を熔着すると
ネック管(2)が継ぎ目からθだけ曲がった状態となる。
部(6)がパネル前面の中央を受けているが、パネル前面
は曲面状となっているため、管軸(16)が旋盤の回転軸Ｘ
−Ｘより角度θだけずれて管体(1)の保持がなされる場
合がある。この状態で再生用ネック管(2)を熔着すると
ネック管(2)が継ぎ目からθだけ曲がった状態となる。
これらの誤差を少なくする為に実作業上では熟練者が保
持板(7A)〜(7D)を操作調整して誤差を少なくしている。
持板(7A)〜(7D)を操作調整して誤差を少なくしている。
本発明は、上述の点に鑑み、ネック再生精度を向上し、
且つ自動化をも可能にした陰極線管のネック再生方法を
提供するものである。
且つ自動化をも可能にした陰極線管のネック再生方法を
提供するものである。
本発明は、陰極線管体(1)のネック部を切断して後、再
生用ネック管(2)を熔着する陰極線管のネック再生方法
において、切断された管体(1)を垂直に配して、そのフ
ァンネルコーン部の最大真円部(5a)を第１の規制部(23)
によって位置規制し、その残存しているネック部の所定
部分(21a)を第２の規制部(24)によって位置規制して管
体(1)の中心軸を第１及び第２の規制部(23)及び(24)に
よる基準軸Ｙ−Ｙに一致させる。そして、基準軸Ｙ−Ｙ
上に配した第３の規制部(37)によってその中心軸が基準
軸Ｙ−Ｙに一致するように保持した再生用ネック管(2)
を、管体(1)の残存せるネック端部に衝合させて熔着す
るようになす。
生用ネック管(2)を熔着する陰極線管のネック再生方法
において、切断された管体(1)を垂直に配して、そのフ
ァンネルコーン部の最大真円部(5a)を第１の規制部(23)
によって位置規制し、その残存しているネック部の所定
部分(21a)を第２の規制部(24)によって位置規制して管
体(1)の中心軸を第１及び第２の規制部(23)及び(24)に
よる基準軸Ｙ−Ｙに一致させる。そして、基準軸Ｙ−Ｙ
上に配した第３の規制部(37)によってその中心軸が基準
軸Ｙ−Ｙに一致するように保持した再生用ネック管(2)
を、管体(1)の残存せるネック端部に衝合させて熔着す
るようになす。
第１の規制部(23)はファンネルコーン部の真円度の最も
高い領域即ち最大真円部(5a)が挿入され支持されるよう
に円環状に構成される。また第２の規制部(24)は残存ネ
ック部(21)の所定部分(21a)の外周側を３点或いは４点
で支持するような構成となっている。これら第１及び第
２の規制部(23)及び(24)は、夫々の中心を結ぶ基準軸Ｙ
−Ｙが垂直線上に存するように配置される。そして、第
３の規制部(37)はその中心がこの基準軸Ｙ−Ｙの延長上
に在るように配置される。
高い領域即ち最大真円部(5a)が挿入され支持されるよう
に円環状に構成される。また第２の規制部(24)は残存ネ
ック部(21)の所定部分(21a)の外周側を３点或いは４点
で支持するような構成となっている。これら第１及び第
２の規制部(23)及び(24)は、夫々の中心を結ぶ基準軸Ｙ
−Ｙが垂直線上に存するように配置される。そして、第
３の規制部(37)はその中心がこの基準軸Ｙ−Ｙの延長上
に在るように配置される。
ネックを切断した管体(1)が、第１及び第２の規制部(2
3)及び(24)に対して垂直に配置される。このとき、第１
の基準とされるファンネルコーン部の最大真円部(5a)が
第１の規制部(23)によって位置規制され、また第２の基
準とされる残存ネック部の所定部分(21a)が第２の規制
部(24)によって位置規制される。これによってファンネ
ル(5)のコーン部の中心と残存ネック部(21)の中心を結
ぶ管体(1)の中心軸（管軸）が自動的に基準軸Ｙ−Ｙに
一致する。
3)及び(24)に対して垂直に配置される。このとき、第１
の基準とされるファンネルコーン部の最大真円部(5a)が
第１の規制部(23)によって位置規制され、また第２の基
準とされる残存ネック部の所定部分(21a)が第２の規制
部(24)によって位置規制される。これによってファンネ
ル(5)のコーン部の中心と残存ネック部(21)の中心を結
ぶ管体(1)の中心軸（管軸）が自動的に基準軸Ｙ−Ｙに
一致する。
一方、第３の規制部(37)によって、再生用ネック管(2)
はその中心軸が基準軸Ｙ−Ｙと一致して配される。そし
て、管体(1)の中心軸と再生用ネック管(2)の中心軸が一
致した状態で熔着されるため、高精度のネック再生が行
える。同時にネック再生の自動化も可能となる。
はその中心軸が基準軸Ｙ−Ｙと一致して配される。そし
て、管体(1)の中心軸と再生用ネック管(2)の中心軸が一
致した状態で熔着されるため、高精度のネック再生が行
える。同時にネック再生の自動化も可能となる。
以下、図面を参照して本発明による陰極線管のネック再
生方法の実施例を説明する。
生方法の実施例を説明する。
先ず、本発明方法に用いられる装置について述べる。こ
の装置は、第１図及び第２図に示すように、陰極線管体
(1)のファンネル(5)のコーン部における最大真円部(5a)
の中心と、残存するネック部(21)の中心とを一致させる
位置規制手段(22)が設けられる。位置規制手段(22)はフ
ァンネルコーン部の最大真円部(5a)が嵌挿されてその中
心が求まる第１の規制部(23)と、残存するネック部(21)
の所定部分(21a)が外周側より挟持されてその中心が求
まる第２の規制部(24)とから構成される。
の装置は、第１図及び第２図に示すように、陰極線管体
(1)のファンネル(5)のコーン部における最大真円部(5a)
の中心と、残存するネック部(21)の中心とを一致させる
位置規制手段(22)が設けられる。位置規制手段(22)はフ
ァンネルコーン部の最大真円部(5a)が嵌挿されてその中
心が求まる第１の規制部(23)と、残存するネック部(21)
の所定部分(21a)が外周側より挟持されてその中心が求
まる第２の規制部(24)とから構成される。
第１の規制部(23)は第３図に示すようにコーン部の最大
真円部(5a)と接する上端内縁にアールＲが付された円環
状体(31)、又は第４図に示すようにコーン部の最大真円
部(5a)の外周が複数個所例えば３個所で接するように等
角間隔に３つの突出部分(32)を有した円環状体(33)にて
構成される。
真円部(5a)と接する上端内縁にアールＲが付された円環
状体(31)、又は第４図に示すようにコーン部の最大真円
部(5a)の外周が複数個所例えば３個所で接するように等
角間隔に３つの突出部分(32)を有した円環状体(33)にて
構成される。
また、第２の規制部(24)は第５図に示すようにＶ字溝(3
4)を有した１対の挟持体(35)及び(36)より成り、ネック
部(21)の外周側を４点で支持するように構成される。な
お、挟持体としては４点支持に限らず３点支持となるよ
うな構成でもよい。そして、この１対の挟持体(35)及び
(36)はネック部(21)の半径方向に移動可能に配される。
一方、第１の規制部(23)を構成する円環状体(31)（又は
(33)）の中心と第２の規制部(24)を構成する挟持体(35)
及び(36)のＶ字溝(34)にて形成される空間の中心を結ぶ
基準軸Ｙ−Ｙの延長線上に、再生用ネック管(2)の中心
軸が基準軸Ｙ−Ｙと一致するように保持する第３の規制
部(37)が設けられる。この第３の規制部(37)は、第６図
に示すように再生用ネック管(2)内に挿入して管内側に
よりネック管(2)を保持する１対の支持体(38)及び(39)
にて構成される。この１対の支持体(38)及び(39)は再生
用ネック管(2)の半径方向に基準軸Ｙ−Ｙから互いに等
距離をもって移動可能に、且つ垂直方向に移動可能に配
される。(40)は再生用ネック管(2)の内側壁に当接する
支持体(38)(39)の突き当て部である。
4)を有した１対の挟持体(35)及び(36)より成り、ネック
部(21)の外周側を４点で支持するように構成される。な
お、挟持体としては４点支持に限らず３点支持となるよ
うな構成でもよい。そして、この１対の挟持体(35)及び
(36)はネック部(21)の半径方向に移動可能に配される。
一方、第１の規制部(23)を構成する円環状体(31)（又は
(33)）の中心と第２の規制部(24)を構成する挟持体(35)
及び(36)のＶ字溝(34)にて形成される空間の中心を結ぶ
基準軸Ｙ−Ｙの延長線上に、再生用ネック管(2)の中心
軸が基準軸Ｙ−Ｙと一致するように保持する第３の規制
部(37)が設けられる。この第３の規制部(37)は、第６図
に示すように再生用ネック管(2)内に挿入して管内側に
よりネック管(2)を保持する１対の支持体(38)及び(39)
にて構成される。この１対の支持体(38)及び(39)は再生
用ネック管(2)の半径方向に基準軸Ｙ−Ｙから互いに等
距離をもって移動可能に、且つ垂直方向に移動可能に配
される。(40)は再生用ネック管(2)の内側壁に当接する
支持体(38)(39)の突き当て部である。
これら第１、第２及び第３の規制部(23)，(24)及び(37)
は、回転伝達機構(42)を介して駆動モータ(10)からの回
転が伝達され基準軸Ｙ−Ｙを中心に回転するように構成
される。(3)はガスバーナである。
は、回転伝達機構(42)を介して駆動モータ(10)からの回
転が伝達され基準軸Ｙ−Ｙを中心に回転するように構成
される。(3)はガスバーナである。
而して本例においては、上述した装置を用いてネック再
生を行なうものである。即ち、ネック部を切断し電子銃
を取り出した陰極線管体(1)を、第１図及び第２図に示
すように装置の位置規制手段(22)に垂直に配置する。こ
のとき、ファンネルコーナ部の最大真円部(5a)が第１の
規制部(23)を構成する例えば円環状体(31)内に嵌挿され
て支持され、また残存ネック部(21)の所定部分(21a)が
外周側より第２の規制部(24)を構成する１対の挟持体(3
5)及び(36)にて挟持的に支持される。これにより、ファ
ンネルコーン部の最大真円部(5a)の中心と残存ネック部
(21)の中心が定まり、両中心を結ぶ管体(1)の中心軸が
基準軸Ｙ−Ｙと一致する。即ち管体(1)の中心軸が決定
される。
生を行なうものである。即ち、ネック部を切断し電子銃
を取り出した陰極線管体(1)を、第１図及び第２図に示
すように装置の位置規制手段(22)に垂直に配置する。こ
のとき、ファンネルコーナ部の最大真円部(5a)が第１の
規制部(23)を構成する例えば円環状体(31)内に嵌挿され
て支持され、また残存ネック部(21)の所定部分(21a)が
外周側より第２の規制部(24)を構成する１対の挟持体(3
5)及び(36)にて挟持的に支持される。これにより、ファ
ンネルコーン部の最大真円部(5a)の中心と残存ネック部
(21)の中心が定まり、両中心を結ぶ管体(1)の中心軸が
基準軸Ｙ−Ｙと一致する。即ち管体(1)の中心軸が決定
される。
一方、再生用ネック管(2)が第３の規制部(37)を構成す
る一対の支持体(38)及び(39)に配される。この場合、再
生用ネック管(2)はその管内に支持体(38)及び(39)を挿
入するように配され、その支持体(38)及び(39)の突き当
て部(40)がネック管(2)の内側壁に当接されることによ
ってネック管(2)の保持がなされる。これにより、再生
用ネック管(2)の中心軸は、基準軸Ｙ−Ｙ従って上記管
体(2)の中心軸と一致する。この状態で支持体(38)及び
(39)を上方に移動して再生用ネック管(2)と管体(1)側の
ネック部(21)の端面とを衝合させる。そして駆動モータ
(10)、及び回転軸(41)を含む回転伝達機構(42)を介し
て、管体(1)及び再生用ネック管(2)を基準軸Ｙ−Ｙ上で
回転させながらガスバーナ(3)で熔着する。なお、管体
(1)及び再生用ネック管(2)を固定とし、ガスバーナ(3)
を回転させて熔着してもよい。
る一対の支持体(38)及び(39)に配される。この場合、再
生用ネック管(2)はその管内に支持体(38)及び(39)を挿
入するように配され、その支持体(38)及び(39)の突き当
て部(40)がネック管(2)の内側壁に当接されることによ
ってネック管(2)の保持がなされる。これにより、再生
用ネック管(2)の中心軸は、基準軸Ｙ−Ｙ従って上記管
体(2)の中心軸と一致する。この状態で支持体(38)及び
(39)を上方に移動して再生用ネック管(2)と管体(1)側の
ネック部(21)の端面とを衝合させる。そして駆動モータ
(10)、及び回転軸(41)を含む回転伝達機構(42)を介し
て、管体(1)及び再生用ネック管(2)を基準軸Ｙ−Ｙ上で
回転させながらガスバーナ(3)で熔着する。なお、管体
(1)及び再生用ネック管(2)を固定とし、ガスバーナ(3)
を回転させて熔着してもよい。
上述したように、陰極線管体(1)を位置規制手段(22)に
垂直に搭載するだけで、基準となるファンネルコーン部
の最大真円部(5a)と残存ネック部(21)の所定部分(21a)
とが位置決めされ、自動的に管体(1)の中心軸が装置の
基準軸Ｙ−Ｙに一致する。このため、パネル(4)及びフ
ァンネル(5)のフリットシール時の組立て誤差ｄに影響
されることなく、また第８図で示すような回転誤差θも
無くなり、正しい位置に管体(1)が配される。従って、
ネック再生の精度が向上し、且つネック再生の自動化も
可能となる。
垂直に搭載するだけで、基準となるファンネルコーン部
の最大真円部(5a)と残存ネック部(21)の所定部分(21a)
とが位置決めされ、自動的に管体(1)の中心軸が装置の
基準軸Ｙ−Ｙに一致する。このため、パネル(4)及びフ
ァンネル(5)のフリットシール時の組立て誤差ｄに影響
されることなく、また第８図で示すような回転誤差θも
無くなり、正しい位置に管体(1)が配される。従って、
ネック再生の精度が向上し、且つネック再生の自動化も
可能となる。
なお、管体(1)及び再生用ネック管(2)が垂直に保持され
るので、熔着の際に流動性の高くなったガラスが重力に
より下側に流れる。この現象によって熔着部分では上側
（管体(1)側）が薄く、下側（ネック管(2)側）が厚く偏
肉する問題がある。しかしこの問題は、ガスバーナ(3)
の火力を高くし、火先を鋭くして、短時間に焼込みを行
なうことにより解決できる。
るので、熔着の際に流動性の高くなったガラスが重力に
より下側に流れる。この現象によって熔着部分では上側
（管体(1)側）が薄く、下側（ネック管(2)側）が厚く偏
肉する問題がある。しかしこの問題は、ガスバーナ(3)
の火力を高くし、火先を鋭くして、短時間に焼込みを行
なうことにより解決できる。
本発明によれば、ネックを切断し、電子銃を取り出した
陰極線管体(1)を垂直に保持し、そのファンネルコーン
部の最大真円部(5a)と残存ネック部(21)の所定部分(21
a)を基準として管体(1)が位置決めされるので、ファン
ネルコーン部の最大真円部(5a)の中心と残存ネック部(2
1)の中心を結ぶ管体(1)の中心軸が装置側の基準軸Ｙ−
Ｙに一致する。従って、この基準軸Ｙ−Ｙの延長線上に
配した再生用ネック管(2)を管体(1)のネック部(21)に衝
合して熔着することにより、高精度にネック再生ができ
る。また管体(1)位置出しが簡単になるため、作業の熟
練度が不要になりネック再生の自動化も可能になる。
陰極線管体(1)を垂直に保持し、そのファンネルコーン
部の最大真円部(5a)と残存ネック部(21)の所定部分(21
a)を基準として管体(1)が位置決めされるので、ファン
ネルコーン部の最大真円部(5a)の中心と残存ネック部(2
1)の中心を結ぶ管体(1)の中心軸が装置側の基準軸Ｙ−
Ｙに一致する。従って、この基準軸Ｙ−Ｙの延長線上に
配した再生用ネック管(2)を管体(1)のネック部(21)に衝
合して熔着することにより、高精度にネック再生ができ
る。また管体(1)位置出しが簡単になるため、作業の熟
練度が不要になりネック再生の自動化も可能になる。
第１図は本発明のネック再生方法に用いる装置の一例を
示す構成図、第２図はその要部の平面図、第３図及び第
４図は夫々第１の規制部の例を示す斜視図、第５図は第
２の規制部を示す斜視図、第６図は第３の規制部の例を
示す側面図、第７図は従来のネック再生方法に用いる横
型旋盤の例を示す構成図、第８図は管体の配置状態を示
す側面図である。 (1)は陰極線管体、(2)は再生用ネック管、(3)はガスバ
ーナ、(4)はパネル、(5)はファンネル、(5a)は最大真円
部、(21)は残存ネック部、(23)は第１の規制部、(24)は
第２の規制部、(37)は第３の規制部である。
示す構成図、第２図はその要部の平面図、第３図及び第
４図は夫々第１の規制部の例を示す斜視図、第５図は第
２の規制部を示す斜視図、第６図は第３の規制部の例を
示す側面図、第７図は従来のネック再生方法に用いる横
型旋盤の例を示す構成図、第８図は管体の配置状態を示
す側面図である。 (1)は陰極線管体、(2)は再生用ネック管、(3)はガスバ
ーナ、(4)はパネル、(5)はファンネル、(5a)は最大真円
部、(21)は残存ネック部、(23)は第１の規制部、(24)は
第２の規制部、(37)は第３の規制部である。
Claims (1)
- 【請求項１】陰極線管体のネック部を切断して後、再生
用ネック管を熔着する陰極線管のネック再生方法に於
て、 切断された管体を垂直に配し、第１の規制部によりファ
ンネルコーン部の最大真円部を位置規制し、第２の規制
部により残存ネックの所定部分を位置規制して前記管体
の中心軸を前記第１及び第２の規制部による基準軸に一
致させ、 前記基準軸上に配した第３の規制部にてその中心軸が前
記基準軸に一致するように保持された再生用ネック管を
前記管体の残存ネック端部に衝合させて熔着することを
特徴とする陰極線管のネック再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7506385A JPH0642352B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 陰極線管のネツク再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7506385A JPH0642352B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 陰極線管のネツク再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61233929A JPS61233929A (ja) | 1986-10-18 |
| JPH0642352B2 true JPH0642352B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=13565370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7506385A Expired - Fee Related JPH0642352B2 (ja) | 1985-04-09 | 1985-04-09 | 陰極線管のネツク再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5383948A (en) * | 1993-07-06 | 1995-01-24 | Corning Incorporated | Method and apparatus for crackoff and neck sealing of cathode ray tube funnels |
-
1985
- 1985-04-09 JP JP7506385A patent/JPH0642352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61233929A (ja) | 1986-10-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |