JP2000107951A - 陰極線管の組立用治具装置 - Google Patents

陰極線管の組立用治具装置

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JP2000107951A
JP2000107951A JP10275926A JP27592698A JP2000107951A JP 2000107951 A JP2000107951 A JP 2000107951A JP 10275926 A JP10275926 A JP 10275926A JP 27592698 A JP27592698 A JP 27592698A JP 2000107951 A JP2000107951 A JP 2000107951A
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funnel
holding
panel glass
cathode ray
gantry
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Yoshikazu Yokoi
佳和 横井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陰極線管のフリットシール部の溶着工程作業を
行うための架台へのファンネルおよびパネルガラスの装
着、架台からのファンネルおよびパネルガラスの取り外
し作業を行うための陰極線管の組立用治具装置であっ
て、設置スペースが狭小化されかつ低コスト化された組
立用治具装置を提供する。 【解決手段】互いの前記接合面が合わされた状態のファ
ンネルFUおよびパネルガラスPAを水平に把持可能な
把持部8と、把持部8を水平および鉛直方向に移動する
移動手段とを具備する移載装置2と、架台61を保持
し、架台61の保持プレート22が水平になるように架
台61を傾斜させて保持するな位置決めユニット81と
を有する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管を構成す
るパネルガラス部およびファンネル部を接合する工程に
おいて、ファンネルおよびパネルガラスを保持固定する
ための架台へ装着または架台からの取り外しに用いられ
る陰極線管の組立用治具装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、陰極線管の構造の一例を示す図
である。図9に示す陰極線管は、すだれ状のアパーチャ
グリル111が設けられた色選別機構体112と、蛍光
面ストライプが形成されているパネルガラス101と、
電子銃103が封止されているファンネル104とを有
しており、パネルガラス101とファンネル104とは
フリットガラスが溶着接合されたフリットシール部11
0を介して接続されている。
【0003】上記構成の陰極線管におけるパネルガラス
101とファンネル104とを接合する工程では、ファ
ンネル104の接合面とパネルガラス101の接合面と
を合わせた状態で、パネルガラス101とファンネル1
04とを架台に保持固定する。この架台は、フリットシ
ール部110の溶着作業を行う際に、作業の都合上、パ
ネルガラス101とファンネル104との接合面を所定
の角度傾けて行う必要がある。このため、陰極線管のフ
リットシール部の溶着作業を行う際に用いる架台は、フ
ァンネル104を保持する保持部が水平面に対して所定
の角度で傾斜している。このため、架台へのファンネル
104およびパネルガラス101の装着は、たとえば、
2台の多関節ロボットによって行っている。多関節ロボ
ットは、ファンネル104およびパネルガラス101を
多関節ロボットのハンドによってそれぞれ把持し、ファ
ンネル104およびパネルガラス101の姿勢を上記の
架台の傾斜に合わせ、ファンネル104およびパネルガ
ラス101を架台へ装着する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パネル
ガラス101およびファンネル104を架台に装着する
作業および架台からの取り外し作業についてそれぞれ多
関節ロボットを設置すると、多関節ロボットの設置に広
いスペースを要し、また、多関節ロボットの可動範囲に
安全柵等を設置する必要があり、そのためにデッドスペ
ースが広くなる。また、ファンネル104およびパネル
ガラス101のそれぞれを架台に移載するために2台の
多関節ロボットを設置した場合には、2台の多関節ロボ
ットが干渉しないように、設置ピッチを広くとる必要が
あり、多関節ロボットの設置のためにさらに広いスペー
スを要する。また、各種寸法の陰極線管に対応するに
は、寸法が大きな陰極線管に対応可能な大型の多関節ロ
ボットが必要になり、広い設置スペースを要し、高コス
トとなる。
【0005】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、陰極線管のフリットシール部の溶着工程
作業を行うための架台へのファンネルおよびパネルガラ
スの装着、架台からのファンネルおよびパネルガラスの
取り外し作業を行うための陰極線管の組立用治具装置で
あって、設置スペースが狭小化されかつ低コスト化され
た組立用治具装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、陰極線管を構
成するファンネルとパネルガラスの接合面が水平面に対
して所定の角度で傾斜するように、前記ファンネルおよ
びパネルガラスを保持固定する保持部を有する架台への
前記ファンネルおよびパネルガラスの装着または前記架
台からの取り外しに用いられる陰極線管の組立用治具装
置であって、互いの前記接合面が合わされた状態の前記
ファンネルおよびパネルガラスを水平に把持可能な把持
部と、前記把持部を水平および鉛直方向に移動する移動
手段とを具備する移載手段と、前記架台を保持し、前記
ファンネルとパネルガラスの接合面を水平になるように
前記架台を傾斜可能な傾斜保持手段とを有する。
【0007】本発明では、架台へファンネルおよびパネ
ルガラスを装着する際には、傾斜保持手段によって架台
が保持部の傾斜がファンネルとパネルガラスの接合面が
水平となるように傾斜される。移載手段はファンネルお
よびパネルガラスを水平に把持した状態で水平および鉛
直方向に移動して傾斜が是正された架台に装着する。ま
た、傾斜保持手段は接合が完了したファンネルおよびパ
ネルガラスが装着された架台の傾斜を是正し、移載手段
は水平状態となったファンネルおよびパネルガラスを把
持して架台から取り外す。移載手段の把持部は移動手段
によって水平方向および鉛直方向に移動されるのみで、
多関節ロボットのハンド部のように、姿勢および位置を
関節の駆動およびアームの旋回によって変化させる必要
がなく、設置スペースが狭く、また、移載手段を構成す
る機構も小型化することができる。
【0008】前記傾斜保持手段は、前記架台を所定の位
置に保持する保持プレートと、前記保持プレートを昇降
させる昇降手段と、前記保持プレートの所定の箇所に設
けられ、当該保持プレートを所定の回転軸を中心に回動
自在に固定する回転保持部材とを有する。
【0009】前記移載手段の把持部は、水平方向に載置
された前記パネルガラスを把持するパネル把持部と、前
記移動部に設けられ、水平方向に載置された前記ファン
ネルを、前記パネル把持部に把持されたパネルガラスに
対して所定の位置に当該ファンネル部が位置決めされる
ように把持するファンネル把持部とを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1および図2は、本発明
が適用されたファンネルおよびパネルガラスを架台に装
着するための組立用治具装置であって、図1は平面図で
あり、図2は側面図である。本実施形態に係る組立用治
具装置は、移載装置2と、ファンネルおよびパネルガラ
スPAを装着する架台を位置決めする位置決めユニット
81とを有する。移載装置2は、並行に配置された架台
61を搬送する搬送装置CV1とファンネルFUを搬送
する搬送装置CV2とパネルガラスPAを搬送する搬送
装置CV3とを跨ぐように配置されている。
【0011】搬送装置CV1には、2台の陰極線管を搬
送装置CV1の搬送路上でそれぞれ位置決めするよう
に、搬送路に沿って2台の位置決めユニット81が配設
されている。搬送装置CV2には、搬送装置CV2の搬
送路を搬送されてきた2台のファンネルFUを搬送路上
でそれぞれ位置決めし載置する載置部51が搬送路に沿
って2ヵ所設けられている。
【0012】移載装置2は、搬送装置CV1〜CV3の
搬送路の上方を横切って設けられた4本のレール11,
12,13および14に移動自在に保持された移動部3
と、移動部3に設けられファンネルFUおよびパネルガ
ラスPAを把持する把持部4とを有する。把持部4は、
移動部3の水平方向(矢印A1およびA2方向)の移動
の際に、2ヵ所の載置部51および2台の位置決めユニ
ット81の上方に位置するように設けられている。
【0013】把持部4には、鉛直方向(矢印B1および
B2方向)に昇降する昇降部8が設けられており、昇降
部8は昇降部8に連結された連結軸8aが図示しない駆
動手段によって昇降されることにより昇降する。この昇
降部8には、パネルガラスPAの正面部に設けられた装
着部7に装着されてパネルガラスPAを把持するパネル
ガラス把持部6と、水平方向にそれぞれ駆動されてファ
ンネルFUの側面を把持する先端が内側に向けて屈曲さ
れたグリッパ部5とが設けられている。グリッパ部5の
中途の内側にはそれぞれパネルガラスPAとファンネル
FUとの接合部に当接する当接部5aが形成されてい
る。
【0014】搬送装置CV2の載置部51の近傍の組立
治具装置のフレームFLには、昇降装置9が設けられて
いる。昇降装置9は、搬送装置CV2の載置部51に載
置されたファンネルFUを所定の位置まで上昇させる装
置である。昇降装置9には、図示しない駆動装置によっ
て昇降される保持アーム9aが設けられ、保持アーム9
aの先端に設けられた保持部9bにファンネルFUのネ
ック部が挿入されることによってファンネルFUが保持
されるようになっている。
【0015】図3〜図5は、ファンネルFUおよびパネ
ルガラスPAが装着される架台61の構成例を示す図で
あって、図3は平面図であり、図4は正面図であり、図
5は側面図である。架台61は、ベースフレーム30と
保持プレート22とを有しており、保持プレート22は
ベースフレーム30との間に設けられた各支持部材31
によってベースフレーム30に支持されている。保持プ
レート22は、図4に示すように、横方向(X軸方向)
の一端部がベースフレームに対して角度α1で傾斜して
おり、図5に示すように、縦方向(Y軸方向)の一端部
がベースフレームに対して角度α2で傾斜するように支
持されている。保持プレート22は、陰極線管を構成す
るパネルガラスPAおよびファンネルFUを支持するた
めの支持装置24〜29を固定する領域を確保する形状
に形成されており、保持プレート22の上面の各位置に
は、支持装置24〜27がそれぞれ固定され、保持プレ
ート22の下面には支持装置28および29が固定され
ている。
【0016】支持装置24は、接合部が互いに合わされ
た状態のパネルガラスPAおよびファンネルFUの一側
面に当接して支持する2つの支持部24aおよび24b
を有しており、これら支持部24aおよび24bは、支
持装置24の支柱に関して異なる向きおよび異なる長さ
に形成されている。支持部24aおよび24bは、陰極
線管の寸法に応じて支持部24aおよび24bを支柱の
回りに回動させることにより、異なる寸法の陰極線管T
V1およびTV2に対応可能となっている。支持装置2
5および27も支持装置24と同様の構成となってお
り、パネルガラスPAおよびファンネルFUの一側面に
当接して支持する2つの支持部25a,25bおよび2
7a,27bがそれぞれ設けられている。
【0017】支持装置26は、保持プレート22に形成
されたファンネルFUのネック部を挿入するための半円
状の挿入部22aの近傍に設けられており、ファンネル
FUのネック部に当接して支持する支持部26aおよび
26bを有している。支持装置26は、陰極線管の寸法
に応じて支持部26aおよび26bを支柱の回りに18
0度回動させることにより、異なる寸法の陰極線管TV
1およびTV2に対応可能となっている。支持装置27
は、保持プレート22の下面の挿入部22aの近傍に設
けられており、ファンネルFUのネック部に当接して支
持する先端が凹状に形成された支持部27aおよび27
bを有している。支持装置27は、陰極線管の寸法に応
じて支持部27aおよび27bを支柱の回りに90度回
動させることにより、異なる寸法の陰極線管TV1およ
びTV2に対応可能となっている。支持部材29は、保
持プレート22の下面側に設けられており、支柱29b
に設けられた保持プレート29aの突起にファンネルF
Uのネック部の先端中心部が嵌合するようになってい
る。
【0018】上記構成の架台61では、支持装置26,
27および29によって陰極線管のファンネルFUのネ
ック部が支持され、支持装置24、25、27によって
陰極線管のファンネルFUおよびパネルガラスPAの側
面が支持される。
【0019】図6〜図8は、本実施形態の組立用治具装
置に係る位置決めユニット81の構成例を示す図であっ
て、図6は平面図であり、図7は搬送路方向から見た図
であり、図8は図6のA−A線方向から見た図である。
位置決めユニット81は、搬送装置CV1の搬送路を構
成する2本の搬送レールRL1およびRL2が設けられ
た筐体200の設置空間H内に設けられており、リフト
ベース95と、固定プレート99と、第1エアシリンダ
装置96と、第2エアシリンダ装置97とを有する。
【0020】第2エアシリンダ装置97は、筐体200
の底面に固定されており、第2エアシリンダ装置97に
内蔵されたピストンと連結された可動プレート97aが
固定プレート99に固定されている。第2エアシリンダ
装置97は固定プレート99に対して2ヵ所に設置され
ている。第1エアシリンダ装置96は、固定プレート9
9に固定されているとともに、第1エアシリンダ装置9
6のピストンロッド98の一端部は、連結部110によ
ってリフトベース95の下面の図6に示すA−A線上に
沿って設けられており、リフトベース95は、連結部1
10の回転軸110aを中心に回動可能となっている。
また、第1エアシリンダ装置96のピストンロッド98
の他端部は、筐体200を貫通しており、この他端部に
はピストンロッド98のストローク調整用のナット98
aが螺合されている。
【0021】リフトベース95と固定プレート99と
は、図6に示すA−A線上に沿って設けられた連結部2
01によって互いに連結されている。連結部201は、
リフトベース95の下面に固定された連結部材202と
固定プレート99に固定された連結部材203とを回転
軸204を介して回転自在に連結している。
【0022】リフトベース95上には、架台61のベー
スフレーム30を載置するための載置部93が四隅に設
けられている。また、リフトベース95上には、ベース
フレーム30をリフトベース4上の所定の位置に位置決
めするための位置決めピン部94と、ベースフレーム3
0をリフトベース95に固定するためのエアシリンダ装
置82、85、88および90が設けられている。エア
シリンダ装置82および85は、X軸方向に沿ってベー
スフレーム30の対向する内周面にそれぞれ向いて設け
られ、エアシリンダ装置88および90は、Y軸方向に
沿って位置決めピン部94とは逆方向のベースフレーム
30の内周面に向いて設けられている。
【0023】エアシリンダ装置82は、エアシリンダ装
置82に設けられたピストンロッドに連結された可動部
83を有しており、この可動部83には回転自在に保持
された2つのローラ部材83aが設けられている。エア
シリンダ装置85は、エアシリンダ装置82と同様の構
成であり、ピストンロッドに連結された可動部86を有
しており、この可動部86には回転自在に保持された2
つのローラ部材86aが設けられている。エアシリンダ
装置88および91は、共に同一の構成であり、それぞ
れピストンロッドに連結された可動部89および91を
有しており、これら可動部89および91にはローラ部
材89aおよび91aが設けられている。
【0024】上記構成の位置決めユニット81では、搬
送レールRL1およびRL2上を搬送されてきた架台6
1は、位置決めユニット81上で停止される。この状態
で、位置決めユニット81の第2エアシリンダ装置97
が作動することにより、リフトベース95および固定プ
レート99が所定の位置まで上昇し、リフトベース95
上の載置部93に架台61のベースフレーム30が載置
される。
【0025】次いで、エアシリンダ装置82、85、8
8および90が作動することにより、エアシリンダ装置
82、85、88および90の各ローラ部材がベースフ
レーム30の対応する内周面を押圧する。また、ベース
フレーム30の対応する内周面は、リフトベース95上
の位置決めピン部94とも係合する。これにより、架台
61のベースフレーム30の4つの内周面は拘束され、
ベースフレーム30は、リフトベース95上の所定の位
置に位置決めされるとともに、リフトベース95に対し
て固定される。
【0026】次いで、第1エアシリンダ装置96が作動
することにより、所定のストロークでピストンロッド9
8が上昇し、リフトベース95が、図8に示すように、
所定の角度αで傾斜する。角度αは、図4および図5に
示した架台61の保持プレート22の各側端部の傾斜角
度α1およびα2を打ち消して保持プレート22を水平
にする角度となっている。このため、リフトベース95
に位置決め固定された架台61の保持プレート22は水
平な姿勢となる。
【0027】次に、上記構成の組立用治具装置の動作に
ついて説明する。図2に示したように、搬送装置CV3
によって水平状態で搬送されてきたパネルガラスPA
は、移載装置2の昇降部8が下降してパネルガラスPA
の装着部7に昇降部8に設けられたパネルガラス把持部
6が装着される。この状態で、昇降部8は再び上昇し、
移載装置2の移動部4全体が水平方向に移動して搬送装
置CV2の上方に移動する。搬送装置CV2の載置部5
1には、ファンネルFUが位置決めされており、昇降装
置9によってファンネルFUが所定の位置まで上昇され
る。ファンネルFUが昇降装置9によって保持された状
態で、パネルガラスPAを把持した昇降部8がパネルガ
ラスPAの接合面部がファンネルFUの接合面部に接触
する位置まで下降する。
【0028】この状態で、昇降部8のグリッパ部5がフ
ァンネルFUおよびパネルガラスPAに接近する方向に
駆動され、グリッパ部5の先端部によってファンネルF
Uの側面が把持された状態となる。このとき、グリッパ
部5に形成された当接部5aは、パネルガラスPAとフ
ァンネルFUの接合部に当接し、パネルガラスPAとフ
ァンネルFUとは位置決めされた状態となる。
【0029】パネルガラスPAとファンネルFUは、上
記の位置から、上昇され、搬送装置CV3に設けられた
位置決めユニット81の上方に移載される。位置決めユ
ニット81には、すでに架台61が搬送されて、上記し
た動作にしたがって位置決めされている。架台61は位
置決めユニット81のリフトベース95に位置決め固定
されているだけなので、架台61の保持プレート22は
各側端部が角度α1およびα2で傾斜した状態にある。
【0030】この状態から、位置決めユニット81の第
1エアシリンダ装置96が作動する。第1エアシリンダ
装置96が作動すると、リフトベース95は所定の角度
αで傾斜し、リフトベース95上に位置決め固定された
架台61の保持プレート22は水平な姿勢となる。
【0031】移載装置2の昇降部8のグリッパ5によっ
て水平な姿勢で把持されたパネルガラスPAとファンネ
ルFUは、位置決めユニット81に固定された架台61
に対して下降し、ファンネルFUのネック部が架台61
の保持プレート22の挿入部22aに挿入され、ファン
ネルFUのネック部の先端が支持装置29の保持部29
aによって保持された状態となり、また、他の各支持装
置のファンネルFUおよびパネルガラスPAの寸法に応
じた支持部がそれぞれ当接することにより、ファンネル
FUおよびパネルガラスPAからなる陰極線管が架台6
1に装着される。
【0032】陰極線管が装着された架台61の保持プレ
ート22は、位置決めユニット81の第1エアシリンダ
装置96のピストンロッド98が下降することにより、
再度傾斜した状態となる。この状態で、位置決めユニッ
ト81による架台61の拘束を解放し、第2エアシリン
ダ装置97によって固定プレート99が所定の位置まで
下降すると、架台61は搬送レールRL1およびRL2
上に乗せられ、ファンネルFUおよびパネルガラスPA
の接合部にフリットガラスが溶着される接合工程に搬送
される。
【0033】以上のように、本実施形態によれば、位置
決めユニット81によって架台61の保持プレート22
を水平な姿勢にすることができるため、移載装置2によ
るファンネルFUおよびパネルガラスPAの架台61へ
の装着が可能になる。移載装置2は、昇降部8を鉛直方
向および水平方向に移動位置決めするだけの構成である
ため、たとえば、多関節ロボットと比較すると構成が簡
単であり、装置の寸法も小さくてすむ。この結果、本実
施形態によれば、ファンネルFUおよびパネルガラスP
Aを架台61に装着するための組立治具装置の寸法を縮
小化することができ、また、設置スペースも狭小化する
ことが可能になる。
【0034】なお、本実施形態では、組立治具装置によ
ってファンネルFUおよびパネルガラスPAを架台61
に装着する場合について説明したが、フリットガラスに
よって接合された後のファンネルFUおよびパネルガラ
スPAからなる陰極線管を架台61から取り外す作業
も、上記構成の組立治具装置によって同様に行うことが
できる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、陰極線管のフリットシ
ール部の溶着工程作業を行うための架台へのファンネル
およびパネルガラスの装着、架台からのファンネルおよ
びパネルガラスの取り外し作業を行うため陰極線管の組
立用治具装置の設置スペースを狭小化することができ、
かつ低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたファンネルおよびパネルガ
ラスを架台に装着するための組立用治具装置の平面図で
ある。
【図2】図1の組立用治具装置の側面図である。
【図3】ファンネルFUおよびパネルガラスPAが装着
される架台の構成例を示す平面図である。
【図4】図3の架台の正面図である。
【図5】図4の架台の側面図である。
【図6】本発明の一実施形態の組立用治具装置に係る位
置決めユニットの構成例を示す平面図である。
【図7】図6の位置決めユニットを搬送路方向から見た
図である。
【図8】図6の位置決めユニットをA−A線方向から見
た図である。
【図9】陰極線管の構造の一例を示す図である。
【符号の説明】
2…移載装置、61…架台、81…位置決めユニット、
FU…ファンネル、PA…パネルガラス、CV1〜CV
3…搬送装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陰極線管を構成するファンネルとパネルガ
    ラスの接合面が水平面に対して所定の角度で傾斜するよ
    うに、前記ファンネルおよびパネルガラスを保持固定す
    る保持部を有する架台への前記ファンネルおよびパネル
    ガラスの装着または前記架台からの取り外しに用いられ
    る陰極線管の組立用治具装置であって、 互いの前記接合面が合わされた状態の前記ファンネルお
    よびパネルガラスを水平に把持可能な把持部と、前記把
    持部を水平および鉛直方向に移動する移動手段とを具備
    する移載手段と、 前記架台を保持し、前記ファンネルとパネルガラスの接
    合面が水平になるように前記架台の保持部を傾斜させて
    当該架台を保持する傾斜保持手段とを有する陰極線管の
    組立用治具装置。
  2. 【請求項2】前記傾斜保持手段は、前記架台を所定の位
    置に保持する保持プレートと、 前記保持プレートを昇降させる昇降手段と、 前記保持プレートの所定の箇所に設けられ、当該保持プ
    レートを所定の回転軸を中心に回動自在に固定する回転
    保持部材とを有する請求項1に記載の陰極線管の組立用
    治具装置。
  3. 【請求項3】前記移載手段の把持部は、水平方向に載置
    された前記パネルガラスを把持するパネル把持部と、 前記移動部に設けられ、水平方向に載置された前記ファ
    ンネルを、前記パネル把持部に把持されたパネルガラス
    に対して所定の位置に当該ファンネル部が位置決めされ
    るように把持するファンネル把持部とを有する請求項1
    に記載の陰極線管の組立用治具装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107583832A (zh) * 2017-10-11 2018-01-16 佛山市新鹏机器人技术有限公司 一种奖杯的自动涂胶固化系统

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