JPS6221293Y2 - - Google Patents

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JPS6221293Y2
JPS6221293Y2 JP11606783U JP11606783U JPS6221293Y2 JP S6221293 Y2 JPS6221293 Y2 JP S6221293Y2 JP 11606783 U JP11606783 U JP 11606783U JP 11606783 U JP11606783 U JP 11606783U JP S6221293 Y2 JPS6221293 Y2 JP S6221293Y2
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sludge
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JP11606783U
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  • Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動逆洗式過器に関し、詳しく
は、デイーゼル機関の燃料あるいは潤滑油等の
過器において、エレメントに附着したスラツジを
逆洗作用で自動的に除去、排出するようにしたも
のである。
従来技術 この種の逆洗式過器としては、従来一般に、
エレメントを2ケ装備して一方のエレメントを逆
洗中は他方のエレメントで過作用を継続するよ
うにした複式過器が用いられているが、該過
器では流体通路の切換装置も必要でエレメントを
2ケ装備することと併せて構造が極めて複雑とな
り、高価となる欠点があつた。また、エレメント
逆洗時には1ケのエレメント全体を同時に洗滌し
スラツジを排出するため、一般に多量の逆洗流体
が必要となり、このため、あらかじめその損失流
量を見込んでシステムやポンプ等の容量を大きく
計画する必要があるので、不経済となり、多量の
廃油処理で海洋汚染等の問題も生じる。
また、従来提供されている単式逆洗過器で
は、エレメントの内部を6〜10に分割してロータ
リ式切換弁で順次その内の1ケ所づつを逆洗する
ようにしたもの、あるいは、エレメント自身を回
転させたりするようにしたものがあるが、いずれ
も構造が複雑となり、常時逆洗が作動しているの
で廃油量が多くなり、その処理方法が問題とな
る。
さらに、従来の逆洗方式では、エレメントの
過穴の内部および入口附近のスラツジは除去でき
るが、エレメント外面に層状に附着したスラツジ
の除去は困難となる欠点があつた。
考案の目的 この考案は、上記した従来の逆洗式過器の問
題を解消せんとするものであり、エレメントとし
て最近開発されたテーパ多孔板エレメントを採用
し、該エレメントを1ケ装備するだけの単式とし
て構造の簡単化及びコストの低下を図り、かつ、
エレメントを一部づつ順次逆洗していくようにし
て逆洗流量を少なくすると共に、エレメントの
過穴のスラツジ及びエレメント表面に附着するス
ラツジも確実に除去することを目的とするもので
ある。
考案の構成及び作用 この考案は、上記目的を達成するため、テーパ
あるいはストレート多孔板エレメントを円筒状に
成形し、その外周部にエアシリンダのピストンと
ホルダを介して連結され周期的に往復作動するス
ライドケースを設け、該スライドケースにエレメ
ントと摺動自在に当接する上下一対のシールリン
グを設けると共に、該シールリング間の空間部を
スライドケース、連結部のホルダ及びピストンシ
ヤフト内の通路を介してスラツジ排出弁と連通
し、スラツジ排出弁を切換操作してスライドケー
スの上記空間部を大気と連通させることにより、
スライドケースの下降に応じてエレメント内部の
過済圧力流体を逆洗流としてエレメントの過
穴を通つて空間部に流出させ、その際に過穴の
入口及び内面に附着したスラツジを除去すると共
に、シールリングの接触摺動でエレメント外面に
附着したスラツジを除去するようにしたことを特
徴とする自動逆洗式過器を提供するものであ
る。
実施例 以下、この考案を図面に示す実施例により詳細
に説明する。
円筒状の過器ケース1には、側壁上部に流体
導入管2をケース内部と連通させて取付ける一
方、側壁下部に流体導出管3を貫通して取付けて
ケース1の中央部まで突出させ、ケース1の下側
開口を閉塞するように取付けた底板4の中央の穴
4aに流体導出管3を連通させている。上記底板
4上には、ケース1の内周面とは所定の空隙をあ
けると共に上記穴4aを中心として囲繞するよう
に円筒状の過用エレメント5を立設し、上記流
体導出管3をエレメント5の内部と連通してい
る。該エレメント5は、上板5aと下板5bの外
周部をテーパ多孔板5cで連結した形状であり、
テーパ多孔板5cは薄い金属板に半導体、IG等
と同様にフオトエツチング法により内径が0.01〜
0.3mm程度の無数の小さなテーパ過穴5dを穿
設したもので、表面は極めて滑らかになつてい
る。
過器ケース1の上面は、カバー6で密閉し、
該カバー6の上部にはエアシリンダ7を立設して
いる。該エアシリンダ7の内部には、ピストン8
を摺動自在に嵌合すると共に、該ピストン8の下
面にシヤフト9を連結し、該シヤフト9を摺動自
在にカバー6を貫通させケース1の内部中央に突
出させている。上記ピストン8の外周部及びカバ
ー6のシヤフト貫通穴6aの内周部には、それぞ
れリング状のシールパツキン10,11を取付
け、摺動部の気密を保持している。
また、エアシリンダ7の内部には、ピストン8
とカバー6との間にスプリング12を縮装し、ピ
ストン8を上方に付勢する一方、シリンダ7の上
面に空気入口7aを設け、配管13を介して空気
電磁弁14の制御口14aと接続している。該空
気電磁弁14は圧縮空気源15と連通した圧縮空
気入口14b及び大気と連通した排気口14cを
備え、電磁弁14の切換作用で、エアシリンダ7
内のピストン8より上部側の室16には圧縮空気
が導入され、あるいは大気に連通される。また、
エアシリンダ7の側壁下部にスラツジ排出口17
を穿設し、排出管18と接続し、該排出管18を
スラツジ排出弁19を介して排出管20と接続し
ている。該スラツジ排出弁19は、上記空気電磁
弁14と連動して切換作動するように、配管14
より分岐した配管30をスラツジ排出弁19の制
御空気入口19aに接続しており、圧縮空気が導
入されると排出管18と20が連通してスラツジ
が排出されるようにしている。
上記ケース1内に突出したシヤフト9の下端部
には、倒型のパイプ状のホルダ21の上側中央
部と連結し、該ホルダ21の下端部に円環状のス
ライドケース22を取付けている。該スライドケ
ース22は、上記エレメント5の外周を囲繞する
大きさに設定し、ホルダ21に連通したL字状の
通路22aを穿設し、通路22aの先端を内周面
の中央に開口している。該内周面には通路22a
を挟んで上下両側にシールリング23,24を取
付けている。該シールリング23,24の突出し
た内周面はエレメント5の外周面に摺動自在に当
接するように設定している。上記シールリング2
3と24の間の空間部25は上記通路22aを介
してホルダ21と連通すると共に、シヤフト9の
軸芯部に沿つて通路9aを形成し、該通路9aの
下端を上記ホルダ21と連通させている。かつ、
シヤフト9の上端近傍に上記通路9aの上端と直
交して連通する開口部9bを穿設し、該開口部9
bはシリンダ7内のピストン下部室26を介して
スラツジ排出口17と連通される。
次に、上記構造よりなる過器の作用を説明す
る。
流体導入管2よりケース1内に入つた流体は、
エレメント5の外周部より図中矢印X1で示す如
く、過穴5dを通つて内部に流入し、通過する
際に過されて清浄な流体となつて流体導出管3
から流出する。上記流体中に含まれている過穴
5dより大きなスラツジは、エレメント5の外周
表面および過穴5dの入口附近に附着する。該
スラツジはそのまま放置すれば、エレメント5は
汚損し、いわゆる目づまり状態となつて短時間で
過性能は著しく低下することとなる。本装置
は、上記目づまり状態となる前に、空気電磁弁1
4を周期的に励磁し、圧縮空気入口14bと制御
口14aとを連通し、配管13に圧縮空気を導入
してエアシリンダ7の空気入口7aに導入し、ピ
ストン8をスプリング12に抗して下降させると
共に、分岐した配管30を介してスラツジ排出弁
19の制御空気入口19aに圧縮空気を作用させ
て開弁し、排出管18と20を連通する。
上記ピストン8の下降に応じてシヤフト9、ホ
ルダ21を介してスライドケース22も下方に移
動を開始する。同時に、シールリング23と24
でエレメント5の外周面と油密を保持されている
空間部25は、スラツジ排出弁19が開弁して大
気圧と連通するため、エアシリンダ7内の室2
6、シヤフト9の通路9a、ホルダ21、スライ
ドケース22の通路22aを介して大気圧とな
り、よつて、エレメント5の内部の過済圧力流
体が図中矢印X2で示す逆洗流となつて過穴5
dを通過して空間部25へ流入する。従つて、
過穴5dの内周面及び開口縁部に附着していたス
ラツジは逆洗流で除去されて空間部25へ排出さ
れると共に、シールリング23と24がエレメン
ト5の外周面と接触しながら下降することによ
り、外周表面に層状に附着したスラツジもこすり
取られて空間部25へ排出される。空間部25に
排出されたスラツジは通路22a→ホルダ21→
シヤフト9の通路9a→開口部9b→室26→ス
ラツジ排出口17→排出管18→スラツジ排出弁
19→排出管20を通つて、外部へ排出される。
上記作用を行いながら、スライドケース22が
エレメント5の上端より下降し、最下端位置まで
達すると、空気電磁弁14は、ピストン8の下限
位置を検知するリミツトスイツチ(図示せず)等
の検出手段からの信号で消磁し、制御口14aを
排気口14cと連通して、配管13を大気と連通
させる。よつて、エアシリンダ7の空気入口7a
は大気と連通し、スプリング12のバネ力でピス
トン8は上昇し、シヤフト9、ホルダ21を介し
てスライドケース22がエレメント5の最上端位
置まで復帰する。また、配管13の大気が配管3
0を経てスラツジ排出弁19の制御空気入口19
aに作用することにより、スラツジ排出弁19は
閉作動し、排出管18と20の接続は遮断され、
エレメント5に附着したスラツジの自動排出動作
は終了し、休止状態となる。
尚、空気電磁弁14はタイマー等を使用した電
気制御回路(図示せず)で制御し、作動周期をエ
レメント5の目づまり進行状態に応じて適宜調整
するようにしてもよく、また、目づまり状態を流
体導入管2と導出管3の流体圧力によつて作動す
る差圧圧力スイツチで検出して上記空気電磁弁を
作動するようにしてもよい。
さらに、エレメントの過穴は上記テーパ状と
した場合は、過穴の内周面にスラツジが附着し
にくい利点があるが、ストレート過穴としても
よいことは当然である。
また、上記実施例では動力源として圧縮空気を
用いているが、油圧、電動機等の使用も可能であ
る。
効 果 以上の説明より明らかなように、この考案に係
わる過装置によれば、通常の逆洗方式のみでは
除去が困難なエレメント外周表面に層状に附着し
たスラツジをシールリングがエレメント外周表面
に接触摺動することにより除去することができ
る。また、エレメント内部の過済圧力流体によ
る強力な逆洗流で、過穴がテーパ状の場合及び
ストレートの場合のいずれも、内周面に附着した
スラツジを確実に除去することができる。さら
に、スライドケースに上下対向して取付けるシー
ルリングを接近させてその間の空間部の巾をせま
くすることにより、少ない逆洗流量で強力に過
穴のスラツジを除去でき、かつ、エレメントの極
く一部分づつを順次逆洗していくために、逆洗流
量は少なくても効果的にスラツジの除去ができ、
従来の逆洗式の場合に必要とされた多量の逆洗流
体は不要となる。さらにまた、逆洗作用は常時行
わずに必要な周期で行うため廃油量は少なく、廃
油処理上の問題も少ない。また、過作用とスラ
ツジの排出とを同時に行い、流体通路の切換は不
要であるため等により、構造が簡単で、製造が容
易となり安価に提供することができる等の種々の
利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2
図は第1図の要部拡大図である。 1……過器ケース、2……流体導入管、3…
…流体導出管、5……エレメント、7……エアシ
リンダ、8……ピストン、9……シヤフト、14
……空気電磁弁、19……スラツジ排出弁、21
……ホルダ、22……スライドケース、23,2
4……シールリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体導入管と連通した過器ケース内に、多孔
    板エレメントを筒状に成形した過エレメントを
    立設し、該過エレメントの内部と連通する流体
    導出管を設けると共に、上記過エレメントの外
    周部に、シリンダのピストンとシヤフト及びホル
    ダを介して連結し周期的に過エレメントの外周
    に沿つて昇降するスライドケースを設け、該スラ
    イドケースの内周部に空間部をあけて上下一対の
    シールリングを取付けて過エレメントの外周面
    と接触摺動させると共に、上記空間部と連通する
    通路をスライドケース及び上記ホルダ、シヤフト
    の各内部に形成し、該シヤフトの通路を大気と断
    続するスラツジ排出弁と連通させ、上記スライド
    ケースを過エレメントの外周に沿つて移動させ
    ながら空間部に大気を導入した時にエレメント内
    部の過済圧力流体が逆洗流としてエレメントの
    過穴を通り除去したスラツジを上記各通路を経
    てスラツジ排出弁より排出する構成としたことを
    特徴とする自動逆洗式過器。
JP11606783U 1983-07-25 1983-07-25 自動逆洗式濾過器 Granted JPS6024314U (ja)

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JP11606783U JPS6024314U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 自動逆洗式濾過器

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JP11606783U JPS6024314U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 自動逆洗式濾過器

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JPS6024314U JPS6024314U (ja) 1985-02-19
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JP11606783U Granted JPS6024314U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 自動逆洗式濾過器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5340915B2 (ja) * 2007-03-22 2013-11-13 武郎 吉田 濾過器
JP6373711B2 (ja) 2014-10-03 2018-08-15 富士フィルター工業株式会社 濾過装置

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JPS6024314U (ja) 1985-02-19

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