JPS62212344A - 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法 - Google Patents

2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造法

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JPS62212344A
JPS62212344A JP61056355A JP5635586A JPS62212344A JP S62212344 A JPS62212344 A JP S62212344A JP 61056355 A JP61056355 A JP 61056355A JP 5635586 A JP5635586 A JP 5635586A JP S62212344 A JPS62212344 A JP S62212344A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はフィルムや合成繊維等の製造原料として有用な
ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル及びポリ
アミドの製造に用いられる2、6−ナフタレンジカルボ
ン酸を高収率かつ高純度で得る方法に関する。
艷泉夏盈I 従来、2.6−ナフタレンジカルボンM(以下2.6−
NDCAと略記する)の製造方法としては2.6−シメ
チルナフタレン又は2.6−ジイソプロピルナフタレン
を酢酸溶媒中でコバルト及び/又はマンガン及び臭素か
らなる触媒の存在下に分子状酸素により酸化する方法が
知られている(fr公昭48−43893号、特公昭5
6−21017号、特公昭59−13495号、特公昭
48−27318号、特開昭48− 34153号、特開昭49−42654号、特開昭52
−17453号、特開昭60−89445号、特開昭6
0−89446号)。
特に、2.6−ジイツプロビルナフタレン又はその酸化
中間体を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン酸を少く
とも50重量%含有する溶媒中でコバルト及び/又はマ
ンガンよりなる重金属及び臭素よりなる触媒の存在下か
つ該重金属を2.6−ジイソプロピルナフタレン又はそ
の酸化中間体1モル当り少くとも0.2モル使用して、
分子状mAにより酸化して2.6−ナフタレンジカルボ
ン酸を製造する方法(特開昭60−89445号)及び
2.6−ジイソプロピルナフタレン又はその酸化中間体
を、炭素数3以下の脂肪族モノカルボン酸を少くとも5
0重量%含有する溶媒中で、コバルト及び/又はマンガ
ンよりなる重金属及び臭素よりなる触媒の存在下かつ該
重金属を溶媒当り少くとも1重量%存在せしめて、分子
状酸素により酸化して2.6−ナフタレンジカルボン酸
を製造する方法(特開昭60−89446号)が提案さ
れている。
しかし、従来の製造方法では多量の不純物、例えばアル
デヒド誘導体、ケトン誘導体、酸化重合物、着色物質及
び核臭化物等を副生ずるだけでなく、ナフタレン環の開
裂によりフタル酸誘導体やトリメリット酸などを多聞に
副生じ、2.6−NDCAの収率を低下すると共に、繁
雑な多段階の精製工程が必要であった。例えば、特公昭
52−20993号、特開昭48−68554号、WI
hl[50−160248号、fFrM昭50−105
639号に記載されている如く、高純度の2.6−ND
CAを得るためには生成混合物をアルカリ水溶液に溶解
し、100〜250℃に加熱し、次いで過マンガン酸ア
ルカリ、又は過ハロゲン酸アルカリ等の酸化剤を用いて
化学処理した後・に、又はパラジウム、白金、ニッケル
等の金属触媒の存在下で接触的に水素化をした侵に炭酸
ガスや亜i酸ガス等を圧入して2.6−NDCAのモノ
アルカリ塩を晶析せしめる方法や、これ等の方法に活性
炭処理等を組み合わせた方法で精製することが必要であ
った。
上述の副生物の中で特にトリメリット酸は酸化反応液で
触媒中の重金属と反応して不溶性のトリメリットR重金
属塩を生じ、2.6−NDCAと共に析出することが知
られている。従って、2゜6−NDCAの精製工程には
トリメリット酸を除去する工程と着色物質やアルデヒド
類等を除去する工程が必要であると共に、トリメリット
酸に同伴される重金属の回収と再生を行う工程も必要で
あり、多大の労力と設備を必要とする。
又、従来の方法(例えば特開昭48−96573号、特
開昭48−68555号の実施例1)により得られる粗
2.6−NDCAには核臭化物が混入するので、臭素が
1000〜2000ppm程度含有されている。本発明
者等の実験においても、従来の方法により2.6−ND
CAを製造した場合に同様の結果が得られ、反応条件に
よっては、2000〜4000ppmの臭素が含有され
ている場合も多くあった。これ等の核臭素化物が混入し
た2、6−NDCAを用いて製造したポリエチレンナフ
タレートは樹脂の軟化点が低下し品質が悪化することが
知られている。
又、従来2.6−NDCAの製造において触媒として使
用されているコバルトは、入手が比較的困難な高価な重
金属である。従ってコバルトの使用量をできるだけ減少
させることが工業的に重要であるが、従来の方法におい
ては、コバルトの使用量を減少させると、トリメリット
酸等の生成量が増し、2.6−NDCAの収率と純度が
低下するのでコバルトを多量に使用することが推奨され
ていた。
発明が解゛しようとする間 前述の如く、従来の製造法では、多量のトリメリット酸
が生成し、又アルデヒド類や着色物質及び核臭化物等も
生成するので、反応で得られた粗2.6−NDCA中に
はトリメリット酸重金属塩や核臭化物等が多量に含有さ
れ、その純度は通常80%程度であった。従って、粗2
.6−NDCAから99%以上の高純度の2.6−ND
CAを製造するためには多段階の繁雑な精製工程が必要
となり、加えて、高価なコバルトを多量に使用している
ため工業的な製造法としては、不満足なものであった。
本発明者等は、これ等の副生物の中で、重金属の回収、
再使用や2.6−NDCAの収率とその精製工程等に重
大な影響を与えるトリメリット酸及び、核臭化物の生成
量を制御し得るとともに従来よりはるかに少量のコバル
ト触媒を用いて2゜6−NDCAを製造する方法につい
て研究を行った結果、従来使用されていたコバルト及び
/又はマンガン及び臭素からなる触媒よりも、コバルト
、セリウム及び臭素からなる触媒がトリメリット酸の副
生を抑制し、2.6−NDCAを収率よく製造できるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を成すに至った
発明の構成 本発明の特徴は、2.6−ジイツプロビルナフタレン(
以下2.6−DIPNと略記する)又はその酸化中間体
を、70重量%以上の低級脂肪族モノカルボン酸を含有
する溶剤中で分子状酸素により酸化して2.6−NDC
Aを製造する方法において、上記酸化をコバルト及びセ
リウムからなる重金属触媒及び臭素触媒の存在下で15
0℃〜220℃の範囲の温度及び0.2〜8kg/aI
(絶対圧)の範囲の酸素分圧下で行なうことにある。
ここでいう“2.6−ジイソプロピルナフタレンの酸化
中間体°゛とは2.6−DIPNの酸化によって生成す
る多種の中間体のうち、更に酸化することにより2.6
−NOOAを生成する中間体を意味する。
従って、本発明の出発物質となる化合物は、下記式(I
)で示される化合物である。
及び−C−CH3よりなる群から選ばれた基であり、−
(00H及び−C)10よりなる群から選ばれた基であ
る。) 本発明の製造法において使用される溶剤は、70重1%
以上の低級脂肪族モノカルボン酸を含む溶剤である。低
級脂肪族モノカルボン酸としては炭素数が4以下のもの
であり、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸などを例示し
得るが、酢酸が最も好ましい。
本発明において、コバルト及びセリウムからなる重金属
触媒としては、酸化反応溶媒に可溶である該重金属元素
の単体又は化合物であればいずれも使用でき、該重金属
元素の金属粉末、酸化物、水酸化物、炭酸塩、ハロゲン
化物、脂肪酸塩等を例示し得るが、特に酢酸塩、炭酸塩
及び水酸化物が好ましい。
又、臭素触媒としては、酸化反応溶媒に溶解し、臭素イ
オンを生成する臭素の単体又は化合物であればいずれも
使用でき、分子状臭素、臭化水素、臭化水素酸、臭化メ
チル及び臭化エチル等の臭化アルキル、臭化アリル等の
臭化アルケニル、及び臭化アルカリや臭化アンモニウム
等の無機塩等を例示し得るが臭化アンモニウム及び臭化
コバルトが好ましい。
酸化反応に使用する分子状酸素としては酸素又はそれを
不活性ガスで希釈した混合ガスが使用されるが工業的に
は圧縮空気を使用するのが好ましい。本発明の酸化反応
は、反応系の酸素分圧が高い程速く進行するが、実用、
トは0.2〜8kg/Cd(絶対圧)の酸素分圧で十分
であり、酸素分圧を8kMm(絶対圧)を越える圧にす
る工業的利点は少ない。又酸化反応に分子状酸素を含有
するガスを使用する場合、その全圧は特に限定されるも
のではないが、通常7〜30ka/cd(絶触圧)であ
ることが好ましい。
酸化反応の温度は150〜220℃好ましくは160〜
200℃特に好ましくは170〜190℃である。反応
温度が220℃を越える場合には低級脂肪族モノカルボ
ン酸が酸化分解されるので好ましくない。
本発明において、該重金属触媒は酸化反応に使用する溶
剤100g当りコバルトとセリウムの合計量が0.03
〜0.2モル、好ましくは0.08〜0.15モルとな
るように使用するのが好ましい。重金属触媒を上記の範
囲を越えて条間に使用しても収率及び純度上の利点はな
く、かえって触媒に同伴される水分による反応速度の低
下や、触媒の析出が起きるので好ましくない。又、上記
の範囲より少量使用される場合には、2.6−NDCA
の収率と純度が低下するので好ましくない。又、コバル
トのセリウムに対する使用瓜は原子比で0.03〜0.
3の範囲で十分であり、純度90%以上の粗2.6−N
DCAが容易に得られる。
臭素触媒の使用邑は、使用される重金属触媒中のコバル
ト及びセリウムの合計団に対し、臭素として原子比で0
.001〜0.2の範囲、特に好ましくは0.005〜
0.1の範囲であり、原子比で0.2を超えて使用する
と粗2.6−NDCA中の臭素の含有量が増加するので
好ましくない。
本発明の製造法を実施するに当っては、重金属触媒及び
臭素触媒を含む低級脂肪族モノカルボン酸溶液に2.6
−DIPN又はその酸化中間体を混合し、酸素又は分子
状w1素を含有するガスを圧入しながら昇温しで酸化反
応を行なうこともできる。しかし副反応を抑制し、2.
6−NDCAを高純度かつ高収率で得るためには、反応
溶媒に酸素又は分子状Il素を含有するガスを圧入しな
がら、重金属触媒、臭素触媒及び2.6−DTPN又は
その酸化中間体を含む低級脂肪族モノカルボン酸溶液を
連続的に供給して酸化反応を行なう方が反応系内の2.
6−DIPN又はその酸化中間体の濃度を低く保つこと
ができるので好ましい。
2.6−DIPN又はその酸化中間体が酸化反応系に高
濃度で存在すると酸化に必要なmrA吊が相対的に不足
し副反応が進行し易くなり、2.6−N[)OAの収率
が純度低下する。従って本発明においては、反応系内の
2.6−DIPN又はその酸化中間体の濃度を低く保つ
ことが必要ひあり、2.6−DIPN又はその酸化中間
体を溶剤100g当り20SF以下になるように反応系
に供給するのが好ましい。
2.6−DIPNを反応系に連続供給し、その液中濃度
を溶剤100g当り5g以下、特に好ましくは0.1〜
1gとするのが最適である。
酸化反応終了後、生成混合物からの2.6−NDCAの
分離、及びその精製は公知の分離法及び精製法に従って
行なうことができる。本発明の酸化反応においては、n
1生成物の生成は極めて少ないので2.6−NDCAの
分離及びその精製に特別な手段、装置等は特に必要とし
ない。
免1立lj 本発明の製造法によるとセリウムに対するコバルトの使
用量は原子比で0.03〜0.3で十分であり、トリメ
リット酸の副生量が多いコバルトの使用量を減少させる
事が出来るので工業的に2゜6・−NDCAを製造する
場合の経済的効果は大きい。
又、本発明の方法により得られる粗2.6−NDCAは
90%以上の純度であり、従来の方法と比べて精製工程
の繁雑さを著しく軽減出来る。特にトリメリット酸の重
金属塩の粗2.6−NDCA中の含有量が5%以下なの
で重金属の回収と再生が従来の製造法よりも著しく容易
となる。
再に粗2.6−NDCAに含まれる臭素元素の量は、従
来の方法による場合が1000〜4000ppmである
のに対し、本発明の方法による場合には3ooppm以
下にする事が出来るので、精製して高純度の2.6−N
DCAを容易に製造することができる。
以下に実施例を示し、本発明の製造法を具体的に説明す
るが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
なお、2.6−NDCA及びトリメリット酸の定量分析
は高速液体クロマトグラフィ=(A)で行ない、重金属
はICP発光分析法(日立306型ICP発光分析計)
で定量し、トリメリット酸と重金属の総量をトリメリッ
ト酸の重金属塩の量とした。又、臭素の分析は螢光X線
分析法(B)で行ない、着色成分の含量は、25%メチ
ルアミン溶液のOD値(C)を指標として表わした。
(A)ウォーターズ社モデル510型HPLC装置 カラム:LiChrosorb (RP−8,5μm、
メルり社)とラジアルバックカートリッジC−8(ウォ
ーターズ社)の連結カラム 移動相: pH3の水/アセトニトリル−45155(
容積比) 流速;0.6CG/分 内部標準物質:2−ナフトエ酸 検出波長:260nm (8)理学電機螢光X線分析装!t(3080E2型) xsi+チューブ二ロジウム、50kV、50mA検出
器:PC検出器 結晶:ゲルマニウム 検出限界:3ppm 試料10gを直径30mの錠剤に成形後、測定した。
(C)25%メチルアミン水溶液10M1に試料19を
溶解し不溶液を除去後10履の石英セルを用いて500
 nmの光で光学密度を測定した。
実施例1 還流冷却器、ガス吹込管及び排出管、温度測定管及び電
vAll痒器を備えたチタンライニングのステンレス製
21オートクレーブに93%酢酸80(1、酢酸コバル
ト四水温20g、酢酸セリウム−水塩150g、臭化ア
ンモニウム0.49及び2.6−DIPN55gを加え
て攪拌下に溶解させた。次いで反応混合物を175〜1
85℃の温度に保ち攪拌下に15〜20kMcdの加圧
下で圧縮空気を6001/時の速度で吹き込みながら約
6.5時間酸化反応を行なった。
反応終了後、生成混合物を60℃に冷却し、析出物をP
別し、更に酢酸で洗浄後乾燥して46.5gの粗結晶を
得た。
この粗結晶について前述の各分析を行なったところ、2
.6・−NDCAの含量は95.7%、トリメリット酸
重金属塩の含有量は1.42%であった。又、着色成分
の含有量の指標となる25%メチルアミン溶液の00値
は0.82であり、臭素の含有量は148ppmであっ
た。2.6−DIPNに対する2、6−NDCAの収率
は−79,5%であった。
実施例2 還流冷却器、ガス吹込管及び排出管、温度測定管及び電
磁攪拌機を備えたチタンライニングのステンレス製5I
オートクレーブに2kgの93%酢酸を入れ、更に50
gの酢酸コバルト四水場、370gの酢酸ヒリウムー水
塩及び1gの臭化アンモニウムを加えて溶解させた。次
いでこの溶液を175〜185℃の温度に保ち攪拌しつ
つ、20kQ/ciの加圧下で圧縮空気を500Il/
時の速度で吹き込み、同時に690gの2.6−DIP
N、25(lの酢酸コバルト四水塩、1.85k(lの
酢酸セリウム−水温及び1(lの臭化アンモニウムを1
0koの93%酢酸に溶解した液を36097時の速度
で連続的に供給した。20時間反応を継続した後、オー
トクレーブ内の反応液とオーバーフロー液を60℃に冷
却し、析出物をP別し、酢酸で洗浄後乾燥して327.
19の粗結晶を得た。この粗結晶について前述の各分析
を行なったところ、2.6−−NDCAの含量は95.
1%、トリメリット酸重金属塩の含有量は1.63%、
臭素含有量は185pI)mであり、OD値は0.77
であった。なお、2.6−DIPNに対する2、6−N
DCAの収率は78.8%であった。
比較例 実施例1と同一・の反応装置に、93%酢酸800g、
酢酸コバルト四水塩7C)g、酢酸マンガン四水塩13
C1、臭化アンモニウム6g、2゜6−DIPN55g
を入れて、実施例1と同一・条件で反応させた後、同様
に処理すると50.5!?の粗2.6−NDCAが得ら
れた。この粗2.6−NDCAについて実施例1と同様
に各分析を行なったところ、純度は78.5%、トリメ
リット酸重金属塩の含有量は18.5%、臭素の含有量
は3765ppm、OD値は0.85であった。
2.6−DIPNに対する2、6−NDCAの収率は7
0.8%であった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2,6−ジイソプロピルナフタレン又はその酸化
    中間体を、70重量%以上の低級脂肪族モノカルボン酸
    を含有する溶剤中で分子状酸素により酸化して2,6−
    ナフタレンジカルボン酸を製造する方法において、該酸
    化を (1)(i)コバルト及びセリウムからなる重金属及び
    (ii)臭素からなる触媒の存在下に
  2. (2)150℃〜220℃の範囲の温度及び(3)0.
    2〜8kg/cm^2(絶対圧)の範囲の酸素分圧下で
    行なうことを特徴とする2,6−ナフタレンジカルボン
    酸の製造法。 (2)セリウムに対するコバルトの原子比が0.03〜
    0.3であり、且つ該重金属に対する臭素の原子比が0
    .001〜0.2である触媒の存在下で該酸化を行なう
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項の製造法。
  3. (3)該重金属を該溶剤100g当り0.03〜0.2
    モル使用して該酸化を行なうことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項の製造法。
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CA000532056A CA1303059C (en) 1986-03-14 1987-03-13 Process for producing 2,6-naphthalenedicarboxylic acid by oxidizing 2,6-diisopropylnaphthalene
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