JPS62212322A - 医薬組成物および処置法 - Google Patents

医薬組成物および処置法

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JPS62212322A
JPS62212322A JP61053527A JP5352786A JPS62212322A JP S62212322 A JPS62212322 A JP S62212322A JP 61053527 A JP61053527 A JP 61053527A JP 5352786 A JP5352786 A JP 5352786A JP S62212322 A JPS62212322 A JP S62212322A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は哺乳類における睡眠障害および他の異常の処
置において有効な化学療法化合物および組成物に関する
ものである。
[先行技術] 睡眠障害は多数の人々にとって問題になっている。睡眠
発作および不眠症は広範囲に見られる。
ところが、効果があり、しかも安全で習慣性がな(、持
続性のある薬剤は入手できない。現在この目的のために
用いられている各種薬剤は重大な欠点を持っている。例
えば、バルビッール酸エステル類は習慣性があり、中枢
神経系に対して抑制剤として働き、しかも不適当な用量
では致死の可能性がある。ベンゾジアゼピン類は効果が
低く、しかも使用を継続すればその鎮静効果が減少する
傾向にある。
γ−ヒドロキシブチレートは睡眠発作の処置に効果があ
り、かなり強力な筋弛緩剤であるが、はんの短時間の作
用(例えば2〜3時間)しかない。
このことは、追加投与するために患者を頻繁に再覚醒さ
せる必要があるという重大な欠点に結びつく。
ノルドマン(N ordman)等の仏閣医薬特許M、
 7593号は、化合物4−アセトキシブタン酸エチル
を包含し、その化合物の鎮痛剤としての性質を報告して
いる。しかし、この化合物を含む組成物の催眠剤または
筋弛緩剤としての性質のようなその他の関連しない医薬
的性質についてはこの特許では何も述べていない。上記
化合物は、赤ぶどう酒に微量成分としておそらく芳香化
合物として検出されている。[スクリーエル(S ch
reier)著、「ワインの芳香性組成物、赤ぶどう酒
の付加的揮発性成分の同定」[ジャーナル・オブ・アグ
リカルチャー・アンド・フード・ケミストリー(J。
Agric、 Food Chem、 )、1980年
、28巻、926〜928頁コ参照。コ ラボリット(L aborit)等著、「γ−ヒドロキ
シ酪酸エチルグリコレートの医薬的研究」[アゲレスソ
ロジー(Agressologie) 1974年、1
5巻、31〜37頁]ではグリコール酸とγ−ブロモ酪
酸エチルを反応させることによって式 %式% で示され、グリコール酸の持つ筋弛緩作用および抗振せ
ん作用とガンマ−・ヒドロキシ酪酸(GHB)ナトリウ
ムの持つ催眠作用および脳ドーパミン増加作用を兼ね備
え得る標記化合物を製造する試みがなされた。しかし、
上記文献にはラボリット(L aborit)等が目的
化合物を実際に製造したという正確な記載がない。そこ
に、記載されている合成法を追試する試みは成功してい
ない。
[発明の記載] この1発明は哺乳類の動物およびひとにおいで睡眠発作
および不眠症のような睡眠障害の処置に使用し、筋弛緩
に役立つ化合物および組成物を提供する。それらは動物
、特に小動物における麻酔剤として働く。この化合物お
よび組成物は哺乳類においてパーキンソン病、精神分裂
症および晩期連動異常症のような他のドーパミン関連疾
患の処置においても有用である。睡眠障害の処置に際し
ては、この化合物は十分長い作用持続時間を有し、γ−
ヒドロキシブチレート(GI−IB)に見られる一連の
欠点をもたないものである。この化合物は一般式 %式% (式中、Xはプロピレン基(−CHyCHtCHt  
)またはアリレン基(−CH=CH−C Hz)であり、これらは所望によりフッ素またはC1−
8低級アルキルで置換されてよく、 Rは炭素原子1−6個を有する低級アルキル基、アリー
ル基および炭素原子7 −12個を有するアラルキル基から選 択される基、 R1は炭素原子1−6個を有する低級アルキル基および
ベンジルから選択される 基である。) に該当する。
この発明で使用される有効成分の中で好ましいものは、
上述の一般式中、Xが非置換C,メチレン鎖、例えばプ
ロピレンを意味し、RがC,−C。
低級アルキルまたはフェニルで、RIがC,−C。
低級アルキルのものである。
この発明に使用される化合物のうち代表的でしかも好ま
しいものは、式、 CH3CO0CHzCI4tCH2COOC2H5で示
される4−アセトキシブタン酸エチル(4−一〇−アセ
チルヒドロキシブタン酸エヂルとらいう)である。
従って、この化合物を引用してこの発明をさらに詳細に
述べる。
一つの見方からすると、4−アセチルブタン酸エチルは
、酸および水酸官能基が保護されて1,1mるγ−ヒド
ロキシブチレート(GHB)の化学修飾・化学保護形と
考え得る。GHBは臨床試験によって睡眠発作の処置剤
および強力な筋弛緩剤として安全な経口用薬剤であるこ
とが立証された。しかし、その効果は、生物学的利用能
が低いため短かすぎる。細胞の中に入った後、この発明
の化合物4−アセトキシブタン酸エチルは徐々に加水分
解されて生体内でGHBまたは類似の化合物を形成し、
より長期間それらの治療上の効果を及ぼすことが可能で
ある。何れにせよ、同等の用量水準では4−アセトキシ
ブタン酸エチルはGHBよりかなり長期間効果を持続す
ることが分った。このことはこの化合物を、これまで入
手できるいかなる化合物よりも睡眠発作に対する効果的
な処置をもたらすものにした。実際にその効果は著しく
長く続くので、4−アセトキシブタン酸エチルがGHB
が少ししかまたは全く使われていない症状または疾患を
持っている患者の処置に使われる可能性を示している。
例えば慢性不眠症の場合、この発明の化合物の十分量を
投与して、耐性の発生を招くことなくあるいは副作用な
しに一晩じゅう眠むり続けることができる。現在入手で
きる化学療法剤は上述のようにはいかない。この発明の
化合物は、毎晩患者に投与するための安全で強力な催眠
剤を構成する。4−アセトキシブタン酸エチルの妥当な
投与量で処置した動物、特に小型動物は、大変深く眠る
ので長期間仰向けになって寝る。従って、4−アセトキ
シブタン酸エチルは獣医学上の麻酔剤として、特に小型
動物に対して有用である。
起きたときに悪影響を認められることはない。この化合
物は筋肉痙直を含む多種類の症状の処置に使用するため
の強力な筋弛緩剤でもある。
さらに、4−アセトキシブタン酸エチルは脳内ドーパミ
ン放出を阻害し、精神分裂症および晩期運動異常症のよ
うなドーパミン放出およびドーパミン感受性の異常に関
連する症状の処置に有用である。この発明の化合物が処
置に使用され得る他のドーパミン関連疾患はパーキンソ
ン病であるが、その用途の根拠は多少異っている。パー
キンソン病はドーパミン生産および放出細胞の変性が少
なくとも一部の原因であることが分っており、患者に対
してドーパミンの投与をすることによって常套的に処置
される。一方、4−ヒドロキシブタン酸エチルを夜間の
睡眠に先立って投与すると、睡眠時間中ドーパミン生成
細胞からのドーパミンの放出を一時的に阻害する。従っ
てドーパミンは睡眠中細胞内に保存され、4−ヒドロキ
シブタン酸エチルの効果が徐々になくなった時、例えば
パーキンラン病の制御が最も必要である、起きている時
間中に放出される。
多量投与は毒性なしに作用の非常に長い持続時間(12
時間以上)をもたらし得る。作用の持続時間は投与量に
よって制御することができる。
この発明の医薬である4−アセトキシブタン酸エチルは
一般的にGHB(ナトリウムオキシベート、商標名[ア
ネタミン(A netamine) Jおよび「ソムサ
ミット(S omsanit) Jとして販売されてい
る)を使用する用量と同程度の用量水準で製剤し投与し
得る。着香剤、賦形剤、またはでんぷん、ショ糖などの
担体等と混合してカプセルとして経口的に投与できる。
経口投与では、通常のゼラチンカプセルまたはゼラチン
軟カプセル、すなわち担体を構成するゼラチンと共にま
たはカプセル中の非反応性溶媒に懸濁した純物質として
含まれ得る。
溶液または乳液として経口的に摂取し得る。滅菌緩衝溶
液または乳液(例えば水または生理食塩水中)として腹
腔内または腸管外注射することができる。体重IKg当
り、夜間での投与で5〜100mgのオーダーの量をひ
とに投与し、動物用ではさらに多量の投与(3倍以上)
が適当なことが明白である。−晩に投与する単独投与単
位は成人で0゜1−10g、好ましくは0.25〜5g
、およびさらに好ましくは250〜1000mgの範囲
であるのが適当である。
動物モデルで行った試験によると、この化合物4−アセ
トキシブタン酸エチルは極めて低レベルの毒性しか示さ
なかった。下記記載の実験用ラットで行った試験による
と、毒性規準に達するまでに体重IKg当り3000m
gに及ぶ高い水準の投与が必要であった。
この発明で使用する化合物の合成法は、先行技術から公
知である。例えば、酸性下で適当なラクトンを適当なア
ルコールと反応させてヒドロキシ化合物を作り、その後
ピリジン中で酸無水物と反応さ仕ることによって、ラク
トンから合成することができる。例えば、4−アセトキ
シブタン酸エチルの製造の場合、ブチロラクトンを硫酸
の存在下で適当にエタノールと反応させ、次いでピリジ
ン中で無水酢酸と反応させることによって行われる。エ
タノールの代りにメタノールを用いて同様に行なうとメ
ヂルエステルを生じる。別途合成には適当なカルボン酸
塩と4−ハロエステルとの反応がある。すなわち、この
方法では4−アセトキシブタン酸エチルは、メルシュコ
フスキー(Mereschkowsky)の一般的方法
[アンナーレン・デル・ヘミ−(Arusalen C
hew、 )431巻、231頁(1923年)]およ
びゲスト(Guest)による論文[ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサイアテ(−(J 、 A
m、 Chem、 Sac、 、69巻、300−30
2頁(1947年)]に従って、無水酢酸または酢酸中
で4−クロロブタン酸エチルを酢酸カリウムと反応させ
て製造できる。
[実施例] この発明を次に示す実施例によりさらに説明する。
[実施例1コ 4−アセトキシブタン酸エチル(4−0−アセチル−4
−ヒドロキシブタン酸エチルとも言う)の製造法 これはスペンサー(S pencer)およびライト(
Wright)[ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミ
カル・ソサイアティ−(J 、 Am、 Chem、 
Soc、、63巻12B頁(1941年)]とフユック
ス(Fuchs)、ザーセ(S asse)、シュロッ
ツ(S chrodt)およびシュビル(Sptlle
) [ヘミッシエ・ベリヒテ(CheIll、 Ber
ichte)、89巻、2060頁(1956年)コの
方法を修正したものである。
1リツトル用エルレンマイヤーフラスコにブチロラクト
ン80gを99%硫酸8gを含んでいる無水エタノール
500m1.に溶解した。5日後、粉末の炭酸ナトリウ
ムを加えた(加えた物が発泡しなくなるまで注意深く加
える)。その後無水硫酸ナトリウム20gを加え、溶液
を乾燥した。溶液をy過し、炉液を2克丸底フラスコ中
で回転濃縮器で濃縮した。蟲縮物を水300m児に取り
、クロロホルム200 aILで3回抽出した。クロロ
ホルム抽出物を集めて硫酸マグネシウムで乾燥し、溶液
を別の容器に移し、回転濃縮器で濃縮した。
濃縮物を水浴中に保持した1リツトルフラスコに入れ、
無水酢酸80gおよびピリジン100Jを加えた。添加
完了後、栓をしたフラスコを水と共に一液放置してとか
した。濃塩酸(12モル)100mji:、水100+
n4および水200gから成る溶液を作り、注意深くフ
ラスコに加えた。2つの層が生成し、これにクロロポル
ム100m、iを加えた。水層をクロロホルム100J
、で3回抽出した。非水層をクロロホルム中に入れ抽出
物と合せた。抽出物を分岐ロート中で飽和重炭酸ナトリ
ウム水溶液を用いて注意深く処理し、振とうし、その後
水層を除去した。次に4−クロロホルム層を飽和塩化ナ
トリウム溶液で抽出し、その後無水硫酸マグネシウムで
乾燥し濾過した。乾燥した溶液を回転濃縮器で濃縮し、
その後1cmxlOcm減圧被覆カラムによって0.1
トルで蒸留した。生成物を56℃で集め、その後NMR
スペクトルにより純粋な4−アセトキシブタン酸エチル
であることを確認した。収量35g0 エタノールの代りにメタノールを用いる以外は上記方法
を繰り返すことによって、4−アセトキシブタン酸メチ
ルが同様に製造された。
[実施例2] 4−アセトキシブタン酸メチルの製造。
テフラックス器具を備えた500J丸底フラスコで、酢
酸カリウム14.7g(0,15モル)を185m、i
無水酢酸に溶かした、よう化カリウム1.87g(0,
0113モル)をこの異性分から成る混合物に十分溶か
した。4−クロロブタン酸メチル18.3m+克(0,
15モル)を加えた後、混合物を24時間静かに還流し
た。還流完了後器具を室温になるまでゆっくり冷やし、
沈澱物を吸引V過(15トル)によって除去し、酢酸エ
チルで洗浄した。回転濃縮(15トル)後、オレンジ色
の溶液を減圧下(1,5)ル)で蒸留して3つの両分を
得た。
(1)無水酢酸、35〜40℃、 (2)無水酢酸および生成物、41〜80℃、(3)生
成物81〜92℃(92℃で横ばい状態)画分2を再蒸
留しく3)と合せて4−アセトキシブタン酸メチル22
.96gを得た。(理論収率の96%)。
[実施例3コ 4−ベンゾイルオキシブタン酸メチルの製造安息香酸ナ
トリウム21.6gを500m、i丸底フラスコ中でジ
メチルホルムアミド240gに撹拌しながらゆっくりと
加えた。よう化カリウム1.87g(0,0113モル
)を加えた後、4−クロロブタン酸メチル18.3 m
4(0,15モル)を加え、混合物を24時間静かに還
流した。
還流後反応容器を室温までゆっくり冷やし、沈澱物を吸
引濾過(15トル)によって除去し、酢酸エチルで洗浄
した。回転濃縮し酢酸エチルを除去した後、減圧下で蒸
留して3つ別個の両分を得た。
(1)35°C,DMF (2)65〜72℃、DMF (3)生成物110〜150°C(148℃で横ばい状
態) 生成物採取の間、生成物の結晶化を防ぐために冷却器を
切っておく必要がある。4−ベンゾイルブタン酸メチル
の収量は26.86gであった(理論収率の80.6%
) [実施例4] この発明に関する好ましい化合物を実験用ラットに投与
し、薬剤によって誘導された動物の睡眠を脳波計を使っ
て探知した。
化合物4−アセトキシブタン酸エチルは、−回の投与量
体重IKg当り250mgで口から投与すると1時間2
8分間睡眠を誘発した。−回の投与fi1Kg重当り5
00mgで口から投与した場合および腹腔内注射した場
合では、睡眠は4時間起った。全ての場合において四肢
および他の接合部位は完全にゆるみ、高度の筋弛緩を示
していた。目ざめた時に病的影響を示した動物はいなか
った。
対照として、同様の実験用ラットに一回の投与量、体重
IKg当り500+ngのG HI3を腹腔内注射で投
与した場合は睡眠を僅か1時間59分だけ誘発した。
[実施例5] 先行技術の化合物ヒドロキシ酪酸ナトリウム塩(GHB
)およびこの発明に関する4−アセトキシブタノエート
(EAB)の経口および腹腔的投与についての睡眠およ
び起立時間における効果を実験用ラット行を使用して決
定した。
最初の実験ではGHI3を高投与水準[25ミリモル/
Kg (体重)または3グラム/Kg (体重)コで経
口的に3匹の動物に投与した。睡った動物はなく、この
ことはG HBが高投与量で経口的に投与しても効果が
ないという報告を追認している。
もっともありそうな理由としては経口投与したときGH
Bは吸収が悪いということである。
2番目の実験ではGHBおよびEABの各々を同様に経
口投与で、より低い一回投与量水準であるlOミリモル
/Kg (、体重)でそれぞれ12および11の別の動
物群に投与した。その結果を以下の第1表に示す。表中
、星印はその動物を示された時間仰向けにしておけたこ
とを示し、AVGIは眠っていた群の動物のみに基づい
た睡眠の平均時間であり、およびAVG2は眠っていた
かいないかにかかわりなく全てのラットの平均睡眠時間
である。(DNS(i睡口1テせずを意味する。)これ
らの結果は高用量の経口投与CI−I Bは効果が弱い
ことを示している。12動物の内わずか5匹が睡眠に入
り、抑向けになることができたものはなかった。それに
匹敵する用量のEABは全てのラットを眠らせ、11匹
の内4匹は5時間以上仰向けにしておけた。このことは
深い水準の睡眠、および動物麻酔薬としての投与の有効
性を示している。この実験はEABを口から投与した場
合効果があること、およびそれが長く続くことを示して
いる。さらに、EABを投与した動物の四肢および低接
合部位が睡眠中解放されゆるんでいることが観察された
。このことは高度の筋弛緩を示している。EAI3で処
置した動物には何の毒性の証拠も観察されなかった。も
しこの化合物が何らかの毒性を少しでも示すとすれば、
それは有効用量水準以上の高水準で与えたときである。
[実施例6] GHBおよびEABの同等用量[5ミリモル/Kg(体
重)]を2つに分けたラット群(1群当り6匹)に腹腔
的投与した。そしてその睡眠および起立時間における効
果を測定した。結果を以下の第2表に示し、この表は第
1表と同様の記号を有している。
これらのデータは、腹腔的投与の場合でさえEAI3の
効果はより強力で長時間持続することを示している。す
なわち、EABの体内からの排出はG HBのものより
ゆっくりしている。さらに、EAB影響下での動物の睡
眠は高度の筋弛緩性を示した。目ざめた際に病的影響を
示したらのはなかった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 RCOOXCOOR^1 [式中、Xはプロピレン基またはアリレン基であり、所
    望によりフッ素またはC_1−_6低級アルキル基で置
    換されていてもよく、Rは炭素原子1−6個を有する低
    級アルキル基、アリール基および炭素原子7−12個を
    有するアラルキル基から選択される基、R^1は炭素原
    子1−6個を有する低級アルキル基およびベンジルから
    選択される基である。] で示される化合物を有効成分として含む睡眠誘発・睡眠
    レベル修正組成物。
  2. (2)有効成分化合物を4−アセトキシブタン酸エチル
    、4−アセトキシブタン酸メチルおよび4−ベンゾイル
    オキシブタン酸メチルから選択した特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。
  3. (3)有効成分化合物が4−アセトキシブタン酸エチル
    である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  4. (4)一般式 RCOOXCOOR^1 [式中、Xはプロピレン基またはアリレン基であり、所
    望によりフッ素またはC_1−_■低級アルキル基で置
    換されていてもよく、Rは炭素原子1−6個を有する低
    級アルキル基、アリール基および炭素原子7−12個を
    有するアラルキル基から選択される基、R^1は炭素原
    子1−6個を有する低級アルキル基およびベンジルから
    選択される基である。 ] で示される化合物を有効成分として含む筋弛緩誘発組成
    物。
  5. (5)有効成分が4−アセトキシブタン酸エチルである
    特許請求の範囲第4項記載の組成物。
  6. (6)一般式 RCOOXCOOR^1 [式中、Xはプロピレン基またはアリレン基であり、所
    望によりフッ素またはC_1−_6低級アルキル基で置
    換されていてもよく、Rは炭素原子1−6個を有する低
    級アルキル基、アリール基および炭素原子7−12個を
    有するアラルキル基から選択される基、R^1は炭素原
    子1−6個を有する低級アルキル基およびベンジルから
    選択される基である。] で示される化合物を有効成分として含むドーパミン分泌
    調節組成物。
  7. (7)化合物が4−アセトキシブタン酸エチルである特
    許請求の範囲第6項記載の組成物。
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