JPS62211902A - 異方性複合磁石 - Google Patents

異方性複合磁石

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JPS62211902A
JPS62211902A JP61054238A JP5423886A JPS62211902A JP S62211902 A JPS62211902 A JP S62211902A JP 61054238 A JP61054238 A JP 61054238A JP 5423886 A JP5423886 A JP 5423886A JP S62211902 A JPS62211902 A JP S62211902A
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JP
Japan
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acid amide
magnetic
magnetic powder
powder
composite magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP61054238A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiharu Kokubu
國分 文陽
Mikio Yamamoto
幹夫 山本
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁性粉末と高分子化合物を主体とする複合磁
石に関するものである。
〔従来の技術〕
近年磁粉を高分子化合物で固めたいわゆる複合磁石が注
目を集め、広く実用に供されるようになった。複合磁石
は、磁粉をそのまま焼き固めた焼結磁石と異り、高分子
化合物媒体中に分散した磁粉からなるものであるので、
磁粉の充填密度及び配向度が磁気特性向上にとって重要
な因子である。
そのため、種々の複合磁石材料が提案された。
例えば、特公昭55−32206号公報には、フェライ
ト粉末の充填量を高めるために、フェライト粉末を有機
ケイ素化合物で表面処理することが開示されている。
また、特開昭58−158903号公報は、ナイロン、
磁性粉末、アミノ基を有する有機金属化合物およびビス
アミドを混合してなる複合磁性材料を開示している。
ビスアミドは一般弐R+   C0NI(R2−NHC
OR+  (式中R1は炭素数5〜23の炭化水素基、
R2は炭素数1〜8の炭化水素基である。)により表わ
される。このビスアミドの添加により得られた複合磁性
材料のメルトインデ・ノクス(Ml)は上昇し、成形性
は改善された。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、メルI・インデックスの−」−尻重は最
高でもせいぜい約5倍程度であり、特にナイロンに対す
る割合が20%位だとメルI・インデックスの上昇率は
24@程度にすぎない。このため、この複合磁性材料の
メルトインデックスは必ずしも満足すべきものではなか
った。
−rに、複合磁石のメルトインデックスが高いと磁粉の
配向度が向上し、それに伴って磁気特性が向上するだけ
でなく、低磁場中で十分な異方性化を行うこともできる
。さらに磁粉の充填率を向上することもでき、それによ
り磁気特性の一層の向上が得られる。
従って、本発明の目的は、上述した従来技術の問題点を
解消し、高いメルトインデックスを有することにより磁
気特性の高い異方性複合磁石を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の異方性複合磁石は、磁性粉末、ポリアミド樹脂
、アミノ基を有する有機金属化合物およびモノ脂肪酸ア
ミドを含有することを特徴とする。
〔作 用〕
本発明において、磁性粉末とポリアミド樹脂の混合物に
、更にアミノ基を有する有機金属化合物とモノ脂肪酸ア
ミドが添加された結果、溶融粘度がこれまで以上に著し
く低下し、磁性粉末の充填率が高い場合でも磁気特性、
特に低磁場における磁気特性に優れた異方性複合磁石が
得られる。これはアミノ基を有する有機金属化合物とモ
ノ脂肪酸アミドとを併用して初めて得られるものであり
、いずれか一方を欠いた場合には、この様な顕著な効果
は達成できない。
〔実施例〕
上記の異方性複合磁石に使用される磁性粉末、ポリアミ
ド樹脂、アミノ基を有する有機金属化合物、およびモノ
脂肪酸アミドを具体的に示すと次のようなものが例示で
きる。
磁性粉末としてはBa−フエライ1−1Sr−フェライ
ト等のハードフェライト粉末、アルニコ系磁石粉末、F
e−Cr−Co系合金粉末、希土類コバルト磁石粉末、
希土類・鉄・ホウ素系磁石粉末等の公知の磁性粉末の少
なくとも一種類を使用することができる。
ポリアミド樹脂としては、例えば、6−ナイロン、6.
6−ナイロン、6.10−ナイロン、11−ナイロン、
12−ナイロン、6−ナイロンと6.6−ナイロンとの
共重合体、6−ナイロンと12−ナイロン共重合体等を
使用することができる。この中で12−ナイロン、6−
ナイロンが好ましいが、耐湿性の観点から12−ナイロ
ンが特に好ましい。
アミノ基を有する有機金属化合物としては、γ−アミノ
プロビルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−β−(アミノエチル)−r−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミ
ノプロピルメチルジメトキシシラン等の有機ケイ素化合
物、イソプロピルトリ (11−(2−アミノエチル)
−β−アミノエチル〕チタネート、イソプロピルトリア
ントラニルチタネート、4−アミノベンゾイルイソステ
アロイルエチレンチタネート、ジアントラニルエチレン
チタネート、イソプロピル4−アミンベンゼンスルホニ
ルドデシルベンゼンスルホニルチタネート、4−アミノ
ベンゼンスルホニルドデシルベンゼンスルホニルオキシ
アセテートチタネート等の有機チタン化合物、その他ア
ルミニウム、クロム、スズ、ジルコニウム等を金属元素
として用いた有機化合物を使用することができる。特に
好ましいのはN−β−(アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、T−アミノプロピルトリメ
トキシシランである。
モノ脂肪酸アミドとしては、ステアリン酸アミド、ウラ
リン酸アミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミ
ド、ベヘニン酸アミド、オレイン酸アミド、カプロイン
酸アミド、カプリル酸アミド、エイコン酸アミド、エイ
コセン酸アミド、エルシン酸アミド、エルカ酸アミド、
リルイン酸アミド等を使用することができる。このうち
、ステアリン酸アミド、ラウリン酸アミド、オレイン酸
アミド、ベヘニン酸アミド、パルミチン酸アミドが好ま
しい。
磁性粉末およびポリアミド樹脂の配合量は85〜95重
量%および15〜5重景%である。磁粉量が85重量%
未満であると磁気特性が低く、また95重量%を越える
と、コンパウンドの流動性が著しく低下しそのために磁
粉の配向度も低下するために磁気時性はかえって低下す
る。
また有機金属化合物の添加量は磁性粉末100重量部当
り0.1重量部以上でその効果が認められるが、2.0
重量部以下で十分である。
モノ脂肪酸アミドの添加量は磁性粉末100重量当り0
.1重量部〜5.0重量部であるが、機械的強度および
成形加工性を考慮に入れると0.5〜3.0重量部が好
ましい。
次に、この異方性複合磁石の製造方法を具体的に説明す
る。まず、アミン基を有する有機金属化合物で処理され
た磁性粉末とポリアミド樹脂とモノ脂肪酸アミドとを混
合し、次いで加熱混練後ペレタイジングしてペレット状
のコンパウンドを得る。このコンパウンドを周囲に配向
用磁気回路を備えた成形空間内に注入し、磁場を加えか
つ加熱しながら成形し、次いで冷却・固化後金型から成
形体を取出す。異方性化を十分に行なうためには、20
000e以−にの磁場中で成形を行なうことが好ましい
。このようにして得た成形体は、さらに加工する必要な
く異方性方向と同方向に着磁して異方性複合磁石とする
ことができるが、必要に応して外径を所定の寸法に加工
してもよい。また、この複合磁石をマグネットロールや
モーター用ロータ磁石に使用する場合には金型内にシャ
フトを予め挿入してから混練物を注入するいわゆるイン
サート成形を行なってもよい。
以下に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的
に説明する。
実施例1 平均粒径1.30μmのSrフェライ1へ粉末100重
量部をヘンシェルミキサーで攪拌しなからN−β−(ア
ミノエチル)−T−アミノプロピル1−リフトキシシラ
ン0.5重量部を添力11シ、攪拌後80℃でエチルア
ルコールを除去し、表面処理したSrフェライトを得た
。この表面処理されたSrフェライl−87,7重量%
に12−ナイロン11.86重量%とステアリン酸アミ
ド0.44wt%(対磁粉比0.5重里%)≠せ中牛抽
手討を加え、ヘンシェルミキサーで混合した後、加圧型
ニーダ−にて240℃で60分間混練した。この混合物
をペレット状(3〜511m角)に粉砕して、射出温度
280°Cにて所定の磁場異方化用金型(空隙磁束密度
4.000G)に射出成形した。得られた試料の寸試料
にて磁気特性を測定・評価し、またコンパウンドの流動
性をASTMD−1238により280℃、荷重5kg
の条件で測定した。
丈羞忽J− ステアリン酸アミドの代わりに、ううリン酸7ミドを添
加した以外は実施例1と同一の条件で混練及び射出成形
をし、磁気特性などの物性を測定・評価した。
実瀞讃■−−−4」 ステアリン酸アミドの量をそれぞれ対磁粉比1.0.1
.5.2.0重量%とじた以外は実施例1と同一の条件
で混練及び射出成形をし、磁気特性などの物性を測定・
評価した。
失扇貫」よ7,8,9.10 表面処理されたSrフェライトの充@量をそれぞれ88
.5. 89.5. 90.5. 91.5. 92.
5重量%とじた以外は、実施例1と同一の条件で混練及
び射出成形をし、磁気特性などの物性を測定・評価した
北較炎上−姿 ステアリン酸アミドの代わりに、それぞれN。
N′−エチレンビスステアリン酸アミド、N、N’−エ
チレンビスラウリン酸アミドを添加した以外は実施例1
と同一の条件で混練及び射出成形をし、磁気特性などの
物性を測定・評価した。
北較±^ 脂肪酸アミドを添加しない以外は実施例1と同一の条件
で混練及び射出成形をし、磁気特性などの物性を測定・
評価した。
比較例4 SrフェライI・粉末を表面処理しない以外は実施例1
と同一の条件で混練及び射出成形をし、磁気持性などの
物性を測定・評価した。
表1は、実施例1〜10及び比較例1〜4にて得られた
異方性複合磁石の磁気特性およびコンパウンドのMl値
を測定・評価した結果である。
表1から、実施例1〜10てはアミノ基を有する有機金
属化合物とモノ脂肪酸アミドを併用することにより、コ
ンパウンドのMl値が高く、磁気特性、特に低磁場にお
りる磁気特性の十分高い結果が得られているごとがわか
る。また磁粉の高充填の場合も、モノ脂肪酸アミドの量
を増やすことにより、同様の1−分満足すべき結果が得
られていることがわかる。
これに対して、既知組成である比較例1.2ではコンパ
ウンドのMl値、磁気特性ともに、本発明に比較して劣
ることがわかる。また、比較例3では脂肪酸アミ1゛を
添加しないために、比較例4ては、磁性粉末のアミン基
を有する有機金属化合物による表面処理をしていないた
めに、コンパウンドのMl値、磁気特性共に低いことが
わかり、両者の4tt用しま欠くことのできないことが
わかる。
〔発明の効果〕 以上に述べたように、本発明によれば磁粉の充填量が例
えば90重量%以上と高くても、コンパウンドの流動性
は従来に比へて十分に高く、磁粉1・3 の配向、特に低磁場における配向も従来に比べ大幅に向
上した。これにより、磁気特性、特に低磁場における磁
気特性の高い異方性複合磁石を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁性粉末、ポリアミド樹脂、アミノ基を有する有
    機金属化合物およびモノ脂肪酸アミドを含有することを
    特徴とする異方性複合磁石。
JP61054238A 1986-03-12 1986-03-12 異方性複合磁石 Pending JPS62211902A (ja)

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JP61054238A JPS62211902A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 異方性複合磁石

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JP61054238A JPS62211902A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 異方性複合磁石

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JPS62211902A true JPS62211902A (ja) 1987-09-17

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JP61054238A Pending JPS62211902A (ja) 1986-03-12 1986-03-12 異方性複合磁石

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0318408U (ja) * 1989-06-29 1991-02-22
US5230818A (en) * 1991-12-20 1993-07-27 Eastman Kodak Company Coating compositions for master media for anhysteretic recording

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5910202A (ja) * 1982-07-09 1984-01-19 Dainippon Ink & Chem Inc 複合磁性材料

Patent Citations (1)

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