JPS6221044Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6221044Y2 JPS6221044Y2 JP1981137078U JP13707881U JPS6221044Y2 JP S6221044 Y2 JPS6221044 Y2 JP S6221044Y2 JP 1981137078 U JP1981137078 U JP 1981137078U JP 13707881 U JP13707881 U JP 13707881U JP S6221044 Y2 JPS6221044 Y2 JP S6221044Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coils
- helical
- coupling
- housing
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 25
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 25
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 25
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000006698 induction Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は対をなすヘリカルコイルを同軸的に配
置してなる帯域通過形のヘリカルフイルタに関す
る。
置してなる帯域通過形のヘリカルフイルタに関す
る。
この種、従来のヘリカルフイルタは、第１図に
示すように構成されている。すなわち、同図にお
いて１は入力端子、２は出力端子で、それぞれ結
合コイル３，４が接続されている。そして、上記
結合コイル３，４に対し、対をなすヘリカルコイ
ル５，６が同軸的に設けられる。この場合、ヘリ
カルコイル５，６は、相対向する端部を筐体７に
接地し、他の端部を開放している。このような構
成とすることにより結合コイル３，４は、空間容
量によりヘリカルコイル５，６と静電的に結合
し、このヘリカルコイル５，６間は相互誘導によ
り電磁的に結合する。上記静電的な結合部ａ，ｃ
と、電磁的な結合部ｂは、何れも微少なキヤパシ
タンスと相互インダクタンスであり、このため実
際に製作する場合には各結合部にそれぞれ調整用
ねじを設けて微細な調整を行なわなければなら
ず、構成が複雑化すると共に調整が非常に面倒で
あつた。
示すように構成されている。すなわち、同図にお
いて１は入力端子、２は出力端子で、それぞれ結
合コイル３，４が接続されている。そして、上記
結合コイル３，４に対し、対をなすヘリカルコイ
ル５，６が同軸的に設けられる。この場合、ヘリ
カルコイル５，６は、相対向する端部を筐体７に
接地し、他の端部を開放している。このような構
成とすることにより結合コイル３，４は、空間容
量によりヘリカルコイル５，６と静電的に結合
し、このヘリカルコイル５，６間は相互誘導によ
り電磁的に結合する。上記静電的な結合部ａ，ｃ
と、電磁的な結合部ｂは、何れも微少なキヤパシ
タンスと相互インダクタンスであり、このため実
際に製作する場合には各結合部にそれぞれ調整用
ねじを設けて微細な調整を行なわなければなら
ず、構成が複雑化すると共に調整が非常に面倒で
あつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ヘ
リカルコイル間における調整機構をなくすことが
でき、製作並びに調整が容易なヘリカルフイルタ
を提供することを目的とする。
リカルコイル間における調整機構をなくすことが
でき、製作並びに調整が容易なヘリカルフイルタ
を提供することを目的とする。
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明す
る。第２図は本考案の基本的な構成を示すもの
で、入力端子１、出力端子２に接続されている結
合コイル３，４に対し、対をなすヘリカルコイル
５，６が同軸的に設けられる。この場合、ヘリカ
ルコイル５，６は、相対向する端部を直接接続
し、この接続点をコンデンサCaを介して筐体７
に接続し、コイル５，６間をキヤパシタンス結合
としている。そして、結合コイル３，４とヘリカ
ルコイル５，６との結合部分ａ，ｃに空間容量調
整ねじ８，９が設けられる。
る。第２図は本考案の基本的な構成を示すもの
で、入力端子１、出力端子２に接続されている結
合コイル３，４に対し、対をなすヘリカルコイル
５，６が同軸的に設けられる。この場合、ヘリカ
ルコイル５，６は、相対向する端部を直接接続
し、この接続点をコンデンサCaを介して筐体７
に接続し、コイル５，６間をキヤパシタンス結合
としている。そして、結合コイル３，４とヘリカ
ルコイル５，６との結合部分ａ，ｃに空間容量調
整ねじ８，９が設けられる。
このようにヘリカルコイル５，６間を相互誘導
による結合と等価なキヤパシタンス結合とするこ
とによつて比較的値の大きい固定コンデンサCa
を使用でき、その部分の調整機構をなくすことが
できる。すなわち、ヘリカルコイル５，６間にお
いて、インダクタンス結合を行なつた場合、その
結合部分は近似的に第３図ａに示すような特性イ
ンピーダンスがＷで線路の電気長がθLのヘリカ
ル線路と、インダクタンスＬからなる虚ジヤイレ
ータの回路を作つている。そして、特性インピー
ダンスＷを与えると、フイルタの特性と特性イン
ピーダンスＷから虚ジヤイレータの定数Ｇが定ま
り、ヘリカル線路の電気長θLとインダクタンス
Ｌが次式のように与えられる。
による結合と等価なキヤパシタンス結合とするこ
とによつて比較的値の大きい固定コンデンサCa
を使用でき、その部分の調整機構をなくすことが
できる。すなわち、ヘリカルコイル５，６間にお
いて、インダクタンス結合を行なつた場合、その
結合部分は近似的に第３図ａに示すような特性イ
ンピーダンスがＷで線路の電気長がθLのヘリカ
ル線路と、インダクタンスＬからなる虚ジヤイレ
ータの回路を作つている。そして、特性インピー
ダンスＷを与えると、フイルタの特性と特性イン
ピーダンスＷから虚ジヤイレータの定数Ｇが定ま
り、ヘリカル線路の電気長θLとインダクタンス
Ｌが次式のように与えられる。
狭帯域フイルタでは、ヘリカル線路の電気長θ
Lが小さいので、一般にインダクタンスＬの値も
小さくなり、相互インダクタンスが微少なものと
なつて調整機構が必要となる。一方、ヘリカルコ
イル５，６間において、キヤパシタンス結合を行
なつて第３図ｂに示すような特性インピーダンス
Ｗ、ヘリカル線路の電気長θc、キヤパシタンス
Ｃからなる虚ジヤイレータ回路を考え、第３図ａ
のインダクタンス結合の場合と同じ働きをさせる
ものとすれば、ヘリカル線路の電気長θc及びキ
ヤパシタンスＣは次式で与えられる。
Lが小さいので、一般にインダクタンスＬの値も
小さくなり、相互インダクタンスが微少なものと
なつて調整機構が必要となる。一方、ヘリカルコ
イル５，６間において、キヤパシタンス結合を行
なつて第３図ｂに示すような特性インピーダンス
Ｗ、ヘリカル線路の電気長θc、キヤパシタンス
Ｃからなる虚ジヤイレータ回路を考え、第３図ａ
のインダクタンス結合の場合と同じ働きをさせる
ものとすれば、ヘリカル線路の電気長θc及びキ
ヤパシタンスＣは次式で与えられる。
上式において電気長θcは正の値となるが、や
はり小さい値であるので、キヤパシタンスＣの値
は大きくなる。従つて、このキヤパシタンスＣ
は、第２図に示したように固定コンデンサCaに
よつて実現でき、ヘリカルコイル５，６間の結合
調整機構が不要となる。このため調整機構は結合
コイル３，４と、ヘリカルコイル５，６との間の
結合部分ａ，ｃにのみ設ければよい。
はり小さい値であるので、キヤパシタンスＣの値
は大きくなる。従つて、このキヤパシタンスＣ
は、第２図に示したように固定コンデンサCaに
よつて実現でき、ヘリカルコイル５，６間の結合
調整機構が不要となる。このため調整機構は結合
コイル３，４と、ヘリカルコイル５，６との間の
結合部分ａ，ｃにのみ設ければよい。
次に本考案の具体的実施例について説明する。
第４図は、中心周波数300MHz、比帯域0.1、帯域
内リツプル0.5dB、負荷抵抗50Ωのヘリカルフイ
ルタを構成した場合の構造図、第５図はその等価
回路を示したものである。第４図に示すように結
合コイル３，４及びヘリカルコイル５，６は、そ
れぞれ直径９mmのポリスチロールボビン１１にピ
ツチ１mmの溝を作り、その溝に沿つて直径0.4mm
のコイルを10回巻いて構成している。また、コン
デンサCaは、10.6PFの容量のものを使用してい
る。そして、筐体７は、一辺18mmの正方形で長さ
90mmの横長の導体製とし、ヘリカルコイル５，６
間に遮蔽板１２を設けている。この遮蔽板１２
は、ヘリカルコイル５，６間の電磁的結合を防止
するためのもので、コイル５，６間の間隔を広く
した場合には特に設けなくてもよい。しかして、
上記筐体７の上側面には、結合用コイル３，４と
ヘリカルコイル５，６との結合部に対応する位置
にねじ孔を設け、このねじ孔に金属製の調整ねじ
８，９を螺合している。また、筐体７の下側面に
は、上記各コイル３〜６に対応する位置にねじ孔
を設け、このねじ孔に金属製の調整ねじ１３ａ〜
１３ｄを螺合している。この調整ねじ１３ａ〜１
３ｄは、上記各コイル３〜６の線路長を調整する
ためのものである。
第４図は、中心周波数300MHz、比帯域0.1、帯域
内リツプル0.5dB、負荷抵抗50Ωのヘリカルフイ
ルタを構成した場合の構造図、第５図はその等価
回路を示したものである。第４図に示すように結
合コイル３，４及びヘリカルコイル５，６は、そ
れぞれ直径９mmのポリスチロールボビン１１にピ
ツチ１mmの溝を作り、その溝に沿つて直径0.4mm
のコイルを10回巻いて構成している。また、コン
デンサCaは、10.6PFの容量のものを使用してい
る。そして、筐体７は、一辺18mmの正方形で長さ
90mmの横長の導体製とし、ヘリカルコイル５，６
間に遮蔽板１２を設けている。この遮蔽板１２
は、ヘリカルコイル５，６間の電磁的結合を防止
するためのもので、コイル５，６間の間隔を広く
した場合には特に設けなくてもよい。しかして、
上記筐体７の上側面には、結合用コイル３，４と
ヘリカルコイル５，６との結合部に対応する位置
にねじ孔を設け、このねじ孔に金属製の調整ねじ
８，９を螺合している。また、筐体７の下側面に
は、上記各コイル３〜６に対応する位置にねじ孔
を設け、このねじ孔に金属製の調整ねじ１３ａ〜
１３ｄを螺合している。この調整ねじ１３ａ〜１
３ｄは、上記各コイル３〜６の線路長を調整する
ためのものである。
しかして、上記のように構致されたヘリカルフ
イルタは、各素子の値が第５図の等価回路に示す
ように設定される。すなわち、結合コイル３，４
の電気長は86.8゜、ヘリカルコイル５，６の電気
長は89.5゜、コンデンサCaは10.6PF、結合コイ
ル３，４とヘリカルコイル５，６との間の空間容
量Cbは0.0278PF、特性インピーダンスＷは1063
Ωとなつている。
イルタは、各素子の値が第５図の等価回路に示す
ように設定される。すなわち、結合コイル３，４
の電気長は86.8゜、ヘリカルコイル５，６の電気
長は89.5゜、コンデンサCaは10.6PF、結合コイ
ル３，４とヘリカルコイル５，６との間の空間容
量Cbは0.0278PF、特性インピーダンスＷは1063
Ωとなつている。
第６図は上記実施例に示すヘリカルフイルタの
減衰とVSWRの特性図であり、通電帯域は300±
15MHz、挿入損失は0.5dB、通過帯域のVSWRは
約２以下となつている。また、減衰域では300±
25MHzで約23dBの減衰量が得られる。
減衰とVSWRの特性図であり、通電帯域は300±
15MHz、挿入損失は0.5dB、通過帯域のVSWRは
約２以下となつている。また、減衰域では300±
25MHzで約23dBの減衰量が得られる。
なお、上記実施例では、１対のヘリカルコイル
５，６を用いて構成した場合について示したが、
さらに、多段構成とした場合においても上記実施
例と同様にして実施し得るものである。
５，６を用いて構成した場合について示したが、
さらに、多段構成とした場合においても上記実施
例と同様にして実施し得るものである。
以上述べたように本考案によれば、対をなすヘ
リカルコイルを同軸的に配置し、上記コイルの相
対向する端部を直接接続し、この接続部をコンデ
ンサを介して接地することによりキヤパシタンス
結合としたので、この結合部の調整機構を無くす
ことができ、従つて全体の調整個所を減少して製
作並びに調整を極めて容易なものとすることがで
き、生産性を向上し得るものである。
リカルコイルを同軸的に配置し、上記コイルの相
対向する端部を直接接続し、この接続部をコンデ
ンサを介して接地することによりキヤパシタンス
結合としたので、この結合部の調整機構を無くす
ことができ、従つて全体の調整個所を減少して製
作並びに調整を極めて容易なものとすることがで
き、生産性を向上し得るものである。
第１図は従来のヘリカルフイルタを示す回路構
成図、第２図は本考案の基本的構成を示す回路構
成図、第３図ａ，ｂはヘリカルコイルの結合部を
示す図、第４図は本考案の具体的実施例を示す構
造図、第５図は第４図の等価回路図、第６図は第
４図に示すフイルタの減衰特性及びVSWRの特性
を示す図である。 １……入力端子、２……出力端子、３，４……
結合コイル、５，６……ヘリカルコイル、７……
筐体、８，９，１３ａ〜１３ｄ……調整ねじ。
成図、第２図は本考案の基本的構成を示す回路構
成図、第３図ａ，ｂはヘリカルコイルの結合部を
示す図、第４図は本考案の具体的実施例を示す構
造図、第５図は第４図の等価回路図、第６図は第
４図に示すフイルタの減衰特性及びVSWRの特性
を示す図である。 １……入力端子、２……出力端子、３，４……
結合コイル、５，６……ヘリカルコイル、７……
筐体、８，９，１３ａ〜１３ｄ……調整ねじ。
Claims (1)
- 筐体と、この筐体に設けられた入出力端子と、
上記筐体内に同軸的に配置された対をなす1/4波
長のヘリカルコイルと、この各コイルの相対向す
る端部を接続すると共にこの接続部をコンデンサ
を介して上記筐体に接地することにより上記各コ
イル間をキヤパシタンス結合する手段と、上記コ
イルと同軸的に設けられ、上記コイルと電磁的あ
るいは静電的に結合して上記入出力端子に接続さ
れる入出力インダクタンス素子とを具備したこと
を特徴とするヘリカルフイルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13707881U JPS5843001U (ja) | 1981-09-17 | 1981-09-17 | ヘリカルフイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13707881U JPS5843001U (ja) | 1981-09-17 | 1981-09-17 | ヘリカルフイルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5843001U JPS5843001U (ja) | 1983-03-23 |
| JPS6221044Y2 true JPS6221044Y2 (ja) | 1987-05-28 |
Family
ID=29930372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13707881U Granted JPS5843001U (ja) | 1981-09-17 | 1981-09-17 | ヘリカルフイルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5843001U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS523539A (en) * | 1975-06-26 | 1977-01-12 | Kobe Steel Ltd | Marking off device for automatically profiling weld line |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5413000Y2 (ja) * | 1971-03-23 | 1979-06-05 |
-
1981
- 1981-09-17 JP JP13707881U patent/JPS5843001U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS523539A (en) * | 1975-06-26 | 1977-01-12 | Kobe Steel Ltd | Marking off device for automatically profiling weld line |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5843001U (ja) | 1983-03-23 |
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