JPS62206067A

JPS62206067A - スポンジステツチ形成装置付き二筒型編機

Info

Publication number: JPS62206067A
Application number: JP62041567A
Authority: JP
Inventors: フランチエスコ・ロナーテイ
Original assignee: Lonati SpA
Current assignee: Lonati SpA
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1987-02-26
Publication date: 1987-09-10
Also published as: IT8619588A1; IT8619588A0; IT1190071B

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、スポンジステッチ形成装置を備え、特にスト
ッキングを編成する二部型編機に関する。

〔従来の技術〕周知の如く、二部型ストッキング編機を使用してスポン
ジステッチを形成するには、針の作動領域にある下部針
筒内に設けられると共に糸のループを形成し、下部針筒
内で作動する針によって形成されたステッチを糸留めす
る複数の糸留シンカーに加えて、上筒内に挿入される特
別なシンカーを設ける必要がある。

スポンジステッチ形成に際しては、二本の糸が針に供給
され、針がこれらの糸を採糸する。この時、一方の糸は
、下部のシンカー上に支持され、他方の糸は上筒のシン
カー上に支持されて、下部のシンカー上に支持されたル
ープよりも長尺のループが形成され、スポンジステッチ
付編物が得られる。

上筒のシンカーは、外端部が上方に湾曲しており、針に
採糸された糸を保持する。又、このシンカーは、上部針
筒から突出すると共に、下部のシンカーと同様に作動を
行うために使用される全く同一のカムによって上部針筒
内に再進入する。

然し、スポンジステッチ形成装置を備える斯かる編機は
種々の欠点を解消していない。

実際、他の型の編物からスポンジステッチ編物を形成す
る場合には、下部に近接する上筒の一部を除去して、別
部品を挿入して特別のシンカー及びこのシンカーを制御
するカムを取り付ける必要がある。この交換作業は、時
間を要する上に、ストッキング編成時にストッキングを
転回する有用な装置を筒部材の内部に設けることが、そ
の大きさのために不可能である等の欠点がある。

更に、シンカーが上筒に戻されて、長尺のループが解き
放たれた時に、針がその上昇時にこれらのループと共に
新しい糸を採糸してしまい製品に欠陥が生じる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明の目的は、上記従来の問題点を解消する大型編機
を提供するもので、この編機は、この種の編機に用いら
れる筒部材の組立て解体を必要とせず、スポンジステッ
チ編物並びに他の種の編物の編成に使用することができ
る。

この目的の範囲内に於いて、本発明の目的は、スポンジ
ステッチ形成中に、編成及び編成後の工程に有用な公知
の型の装置を筒部材の内部に配設する空間の縮少を防ぐ
ことにある。

本発明の別の目的は、製品欠陥の少ない高品質の編物を
編成できる編機を提供することにある。

〔問題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、本発明では、針の作動領
域に於いて下部針筒内に摺動自在に設けられると共にほ
ぼ半径方向に制御ｎされた状態で移動され各針の側部に
該針に採糸された糸を支持するｉ対の支持部を形成する
複数個の糸留シンカーを有するスポンジステッチ形成装
置を備えた、特にストッキングを編成する二部型編機に
おいて、針筒から外方に移動する該シンカーの端部に、
該針に採糸される第一系を支持して所定長さの第一ルー
プを形成する第一編成部と、該第一編成部の上方に設け
られ該第一系の上方に供給され且つ該第一系と共に該針
に採糸される第二糸を支持して該第一ループより長尺の
第二ループを形成する第二編成部とが形成され、該第一
編成部に第一系が係合し且つ該第二編成部に該第二糸が
係合するように該シンカーを移動せしめる制御手段を設
けた。

〔作　　用〕

本発明においては、以下の実施例において詳細に説明す
るように、基礎ステッチを備える編物がシンカー及び針
によって形成することができると共に、シンカーの第一
編成部と第二編成部及び上記第一編成部に第一の糸が係
合し、上記第二編成部に第二の糸が１系６するようにシ
ンカーを作動させる制御手段によって、スポンジステッ
チが形成される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。

図示の如く、本実施例に係る編機（１）は、複数の光音
シンカー（２）を有する。この光音シンカー（２）は、
リング部材（４）に形成された湾曲溝（３）内に摺動自
在に設けられると共に、リング部材（４）は、上面が上
部針筒（６）に対向して配設された下部針筒（５）に協
■する。シンカー（２）は、この型の編機と同様に、講
（７）に対し横方向上方に設けられている。そして、溝
（７）内には針（８）が編成時に上下方向に摺動して採
糸した糸を一対の水子゛支持部で支持する。

本実施例において、シンカー（２）の少なくとも一部、
即ち、スポンジステッチを形成するシンカー（２）は、
第一編成部（９）を存する。この第一編成部（９）は、
簡略化のために図示省略した糸道を介して公知の方法で
供給される糸（１０）を支持すると共に、同系は針に採
糸されて第一ループ（１１）を形成する第一系を支持す
る。なお、第一系の長さは、編機に予め配置された編物
の密度に従って設定されている。更に、シンカー（２）
は、前記第一編成部（９）の上方に設けられ第二糸（１
３）を支持する第二編成部（１２）を有する。第二糸（
１３）は、簡略化のためにＸ示省略された公知の糸道を
介して第一系の上方に供給され且つ、同一の針によって
第一系と共に採糸され第二ループ（１４）を形成する。

なお、この第二ループ（１４）は、第一ループ（１１）
よりも長尺である。

第二編成部（１２）は、突条部（１５）上に形成されて
いる。突条部（１５）は、針筒から外方に移動するシン
カーの端部近傍から上方に突出し、針筒の軸側に対して
フックの形状に形成され肩部を構成する。

この肩部は、第一編成部（９）の外側に設けられ、必要
に応じて、供給された両糸間に挿入される。

突条部（１５）の上方には、別の肩部（１６）が形成さ
れ、第二編成部（１２）の外側に設けられて編成時に糸
を保持する。

上記シンカーは、下部針筒のほぼ半径方向に動作する。

下部針筒は、公知のシンカーに用いられている操作手段
と同様の手段であるカム（１７）を具備する制御手段を
有する。カム（１７）は、下部針筒内に収設され、シン
カーの端部近ｍに形成された突出部（１８）に係合する
通路を画成する。これらのカム（１７）は、二つの編成
部を有するシンカーの端部を下部針筒から突出及び該針
筒内へ再進入させる。

更に、制御手段は、本装置の所定箇所、通常はシンカー
を供給する糸道の近傍に位置決めされ、且つ、シンカー
の外面に相対向させて設けられた操作装！（１９）を有
する。この操ｆｔ＝装置（１９）には、異形材（シェー
プドプロフィル）（２０）が配設されており、異形材（
２０）がシンカーの外端側に移動して係合又は外端から
離間する方向に移動して離脱することにより、シンカー
が針筒内に戻る。シンカーと異形材を接触させるために
、シンカーの外端には、タブ、即ち切欠き部（２１）が
形成されている。

異形材（２０）を協働させるために、空気圧又は油圧ピ
ストン、或いは、この種の編機に普通用いられているレ
バー装置等の手段を設けてもよい０図示実施例では、空
気圧ピストン（２２）を設けて異形材（２０）を針筒の
軸側に近接する方向に移動させ、一方、戻しバネ（２３
）でもって斯かる異形材を針筒の軸から離間する方向に
移動させるようにしている。空気圧ピストン（２２）は
、編機の種々の工程を制御する電子又は機械制御要素に
よって操作させることができる。

異形材（２０）は、筒の軸を含む面に対して対称に形成
され、装置が連続的に作動、及び重ね合せ部の形成とス
トッキングのつま先部の形成の交互作動時の両イヤ動時
に於けるシンカーの再進入を制御する。

本発明に係る装置を備えた編機の作用を以下に説明する
。

基礎ステッチを備える編物を形成するに際しては、先づ
、糸道を介して供給された一本又は二本の糸を針（８）
が採糸し、この時、シンカー（２１）がカム（１７）に
押圧されて下部針筒（５）から突出する。

針の下降中に、一本又は二本の糸が第一編成部（９）に
支持され、而してループが形成される。前述の如く、ル
ープの長さは、編機で編まれる編物の密度に応じて予め
設定される。しかる後、シンカーが下部針筒に徐々に戻
され、一方、針が再び上昇して別の糸を採糸する。そし
て、タブ〈８ａ）を越えた針のステム上でステッチが編
み終えられると共に、再進入しているシンカーによって
緊張される。

シンカーは糸に係合した後、第３図及び第８図に示すよ
うにその端部が再び下部針筒の外側に移動され新しいル
ープを形成する。

スポンジステッチを備えた編物を形成するために、操作
装置（１９）が用いられる。即ち、異形材（２０）が、
第１図、第２図及び第９図に示すように、筒の軸に近接
する方向に移動され、シンカーの突出タブ（２１）に干
渉する。

最初に、針が上昇して、異なる高さに位置する糸道を介
して供給された両方の糸を採糸し、シンカー（２）が、
前述の編成工程と同様にその端部が下部針筒の外側に移
動される。然し乍ら、後者の場合は、異形材（２０）が
存在するので、シンカーが早目に再進入し、針が第一系
（１０）と第二糸（１３）を結合する前に突条部（１５
）が両糸の間に挿入される。

斯る構成により、シンカーが再進入し針が下降を続はル
ープを形成する間、第二糸（１３）が第二編成部（１２
）に支持されると共に第一系が第一編成部（９）に支持
される（第９図）。

斯様にして形成された第二糸のループは、第一系のルー
プよりも長尺である。即ち、スポンジステッチが形成さ
れる。

新しいループが古いループに結合された後、針が再び上
昇して新しい糸を採糸し、下部針筒に於けるステッチの
緊張並びに、第１０図に示す如く針のステム及びシンカ
ーに沿って針が上昇することによる緊張の緩和の結果と
してループの形成が終了する。

この時、新しいループの形成が開始される。

〔発明の効果〕

本発明に係る装置を備えた編機は、普通のステッチを有
する編物及びスポンジステッチの形成用に使用した場合
に、解体操作をすることなく所要の目的を完全に達成で
きることが理解されよう。

ある種の編物を形成する時にシンカーを変換する必要が
ある場きでも、公知の編機に要するよりもより迅速に下
部を処理できるので所要時間が少なくてすむ。

更に、スポンジステッチ形成時にあってもシリンダー内
部の空間が増大することがないので、逆転装置等の補助
装置をシリンダー内に設けることができる。

以上述べたスポンジステッチ形成装置付き編機には種々
の変更が可能である。従って、斯がる変更は全て本発明
の範囲内とみなす、更に、全ての構成要件は、物等物で
代用される。

実際、使用した材料並びに寸法は、当該技術分野のレベ
ルに於いて任意である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、スポンジステッチの形成時に作動し且つシン
カーに係合するスポンジステッチ形成装置を備えた編機
の一部を針筒の軸な通過する面に沿って見た本発明の一
実施例の断面図、第２図は、スポンジステッチ形成終了
時に作動し且つシンカーに係合するスポンジステッチ形
成装置の作動状況を示す第１図に類似の断面図、第３図
は、装置非作動時に於けるシンカーと針の正面概略図、
第４ｒ：ｆ！Ｉは、装置ｆ￥−動時に於けるシンカーと
針の正面概略図、第５図は、装置非作動時に於ける上記
編機の縮尺平面図、第６［２Ｉは、装置作動時に於ける
上記ｌｉＲの縮尺平面図、第７図は、本実施例に於ける
シンカーの斜視図、第８図は、ループ形成時のシンカー
と針の略側面図、第９図は、スポンジステッチのためめ
ループを形成中であるシンカーと針の側面図、第１Ｏ図
は、スポンジステッチ形成時の本実施例に係る針とシン
カ一群の一部切欠斜視図である。２・・・シンカー　　　　５・・・下部針筒６・・・上
部針筒　　　　８・・・針９・・・第一編成部　　　１０・・・第一系１１・・・
第一ループ　　　１２・・・第二編成部１３・・・第二
糸　　　　　１４・・・第二ループ１５・・・突条部　
　　　　１６・・・肩部１７・・・カム　　　　　　１
８・・・突出部１９・・・操作装置ｆ！　　　　　２０
・・・異形材２１・・・突出タブ代理人　　弁理士　　　坂　間　　　暁外３名第５７　　　　　　　　第６！

Claims

【特許請求の範囲】

（１）針の作動領域に於いて下部針筒内に摺動自在に設
けられると共にほぼ半径方向に制御された状態で移動さ
れ各針の側部に該針に採糸された糸を支持する一対の支
持部を形成する複数個の糸留シンカーを有するスポンジ
ステッチ形成装置を備えた、特にストッキングを編成す
る二筒型編機において、該シンカーは、該針に採糸され
る第一系を支持して所定長さの第一ループを形成する第
一編成部と、該第一編成部の上方に設けられた該第一糸
の上方に供給され且つ該第一糸と共に該針に採糸される
第二糸を支持して該第一ループより長尺の第二ループを
形成する第二編成部を該針筒の外側に移動するその端部
に有し、該第一編成部に第一糸が係合し且つ該第二編成
部に該第二糸が係合する係合位置に該シンカーを移動せ
しめる制御手段を設けたことを特徴とするスポンジステ
ッチ形成装置付き二筒型編機。
（２）該第二編成部は、該下部針筒から外方に移動する
該シンカーの該第一編成部上方の端部近傍の突条部に形
成され、該突条部は、編機の軸に対してほぼフック状で
あつて該シンカーの該端部が該下部針筒に再進入した際
該第一糸と該第二糸間に貫入することを特徴とする特許
請求の範囲第１項に記載のスポンジステッチ形成装置付
き二筒型編機。
（３）該突条部は該シンカーのステムに係合する部分に
該第一編成部の肩部と、該第一編成部の上方で編機の外
方側に第二編成部の肩部とを有することを特徴とする特
許請求の範囲第１項及び第２項に記載のスポンジステッ
チ形成装置付き二筒型編機。
（４）該制御手段は、該下部針筒内に設けられると共に
、該下部針筒内で該シンカーの端部から伸長する突出部
が係合する通路を画成する複数のカムから成り、該突出
部は該シンカーの外端部を該下部針筒から所定距離突出
させ且つ該針筒に再進入させることを特徴とする特許請
求の範囲第１項に記載のスポンジステッチ形成装置付き
二部型編機。
（５）該制御手段は、編機の所定位置に配置されると共
に該シンカーの外端部に相対向する操作装置から成り、
該操作装置は、異形材を有し制御された状態で移動して
該シンカーに係合すると共に離脱して該下部針筒内に再
進入することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
スポンジステッチ形成装置付き二部型編機。
（６）該シンカーは、外端部に該異形材に係合する突出
タブを有することを特徴とする特許請求の範囲第１項及
び第５項に記載のスポンジステッチ形成装置付き二部型
編機。