JPS62205055A - 新規生理活性物質sk−1894およびその製造法 - Google Patents

新規生理活性物質sk−1894およびその製造法

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JPS62205055A
JPS62205055A JP4423986A JP4423986A JPS62205055A JP S62205055 A JPS62205055 A JP S62205055A JP 4423986 A JP4423986 A JP 4423986A JP 4423986 A JP4423986 A JP 4423986A JP S62205055 A JPS62205055 A JP S62205055A
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智 大村
Hiroshi Koda
洋 供田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アシルコエンザイムA合成酵素阻害として有
用な新規生理活性物ysK−tsq4およびその製造法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、微生物が生産し、生物活性を有するN−ヒドロキ
シトリアゼン系物質としては、ストレプトミセス・オー
レオファシェンスの生産する、式%式% で表わされるWS−1228Aおよび式へΔ〜〜ν1″
″ゞ= N −OH で表わされるWS−1228Bが挙げられ、これらの物
質は血管拡張活性を有することが知られている(J、 
Antibiotics、 Vol、 35+ No、
 2+ 157−163 (1982))。
〔発明が解決しようとする問題点〕
近年、食生活の向上に伴い成人の肥満や脂肪肝など中性
脂肪(トリアジルグリセロール)蓄積に起因する症状が
現代病として問題視されている。
中性脂肪はその生合成の観点からみれば、1分子のグリ
セロール中に3分子の脂肪酸がエステル結合したもので
あるが、その酵素反応は、すべて脂肪酸がコエンザイム
A誘導体という活性化された形で初めて反応が可能とな
る。生体内では、この脂肪酸をコエンザイムA誘導体に
活性化する反応を触媒する酵素がアシルコエンザイムA
合成酵素であり、中性脂肪生合成に深く係わっており、
中性脂肪生合成活性が高い場合、このアシルコエンザイ
ムA合成酵素の活性も高くなっているものと考えられる
かかる実情において、アシルコエンザイムA合成酵素阻
害活性を有する物質を提供することは、ヒトの治療上必
要なことである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは、上記の問題点を解決すべく、新
規な生理活性物質の探索を目的として種々の土壌から菌
株を分離し、その生産する代謝産物について研究を続づ
けた結果、横浜市鶴見区で採取した土壌から分離したS
K−1894菌株の培養物中にアシルコエンザイムA合
成酵素阻害活性を有する吻πが産生されることを見出し
た。次いで、該培養物から該アシルコエンザイムA合成
酵素阻害活性を分離、精製した結果、2種の物質が単離
され、該物質の理化学的性質を調べた結果。
従来の如く化学構造を有することが判った。このような
化学構造を有する物質は他に見当たらないことから、こ
れらの物質を生理活生物質SK−1894と総称し、後
記式(It)で示される物質をSK−1894Cと称し
、後記式(III )で示される物質を物質SK−18
94Dと称することにした。本発明はかかる知見に基い
て完成されたものである。
すなわち、本発明は、式 %式% (式中、=は同時に一重結合ま′たは二重結合を示す)
で表わされる物質SK−1894またはその塩、ならび
にストレプトミセス属に属し、生理活性物質SK−18
94Cおよび(または)Dを生産する能力を有する微生
物を培地に培養し、培養物に生理活生物質SK−189
4Gおよび(または)Dを蓄積せしめ、該培養物から生
理活生物質SK−18,94Cおよび(または)Dを採
取することを特徴とする新規生理活生物質SK−189
4Cおよび(または)Dあるいはそれらの塩の製造法を
提供するものである。
生理活生物質SK−1894Cおよび(または)D(以
下総称する場合には、単に物質SK−1894と称し、
個々に称する場合には、単に物質SK−1894C,物
質SK−1894Dと称する〕を生産する能力を存する
微生物、〔以下単に物[SK−1894生産菌と称する
〕は、ストレプトミセス属に属するが、例えば本発明者
らが分離したストレプトミセス属に属するSK−189
4菌株は、本発明に最も有効に使用される菌株の一例で
あって、本菌株の菌学的性質を示すと次の通りである。
(1’)形態的性質 栄養藺糸は各種寒天培地上でよく発達し、分断は観察さ
れない。気菌糸はイースト・麦芽寒天、スターチ無機塩
寒天等で豊富に着生し、灰色あるいは淡褐色を星する。
顕微鏡下の観察では、気菌糸は直線状あるいは波状を呈
し、20ケ以上の胞子の連鎖が認められる。胞子の大き
さは0.9×0.5μmで円柱状である。胞子の表面は
平滑である。菌核、胞子のうおよび遊走子は見出されな
い。
(II)各種培地上での性状 イー・ビー・シャーリング(E、 B、 Shirli
ng)とデー・ゴツトリーブ(D、Gottlieb)
の方法(インターナショナル・ジャーナル・オブ・シス
ティマチイック、バクテリオロジー、16巻、313頁
、1966年)によって調べた本生産菌の培養性状を第
1表に示す。色調は標準色として、カラー・ハーモニー
・マニュアル第4版(コンテナー・コーポレーション・
オブ・アメリカ・シカゴ。
1958年)を用いて決定し、色票名とともに括弧内に
そのコードを併せて記した。以下は特記しない限り。2
7’C12週間目の各培地における観察の結果である。
第1表 (III )生理学的諸性質 (1)メラニン色素の生成 (イ)チロシン寒天        陰性(ロ)ペプト
ン・イースト鉄寒天  陰性(ハ)グルコース・ペプト
ン・ゼ ラチン培地(21−23”C)   陰性(ニ)トリプ
トン・イースト液   陰性(2)チロシナーゼ反応 (3)硫化水素の生産        陰性(4)硝酸
塩の還元         陽性(5)ゼラチンの液化
(21−23@C)(グルコース・ペプトン・ ゼラチン培地)       陽性 (6)スターチの加水分解      陰性(7)脱脂
乳の凝固(37”C)    陰性(8)脱脂乳のペプ
トン化(37”C)陽性(9)生育温度範囲    1
5−42 °C(10)炭素源の利用性 (ブリーダム・ゴトリーブ寒天 培地) 利用する  :D−グルコース、キシロース、イノシト
ール、 やや利用するニスクロース、フルクトース、セルロース 利用しない :L−アラビノース、L−ラムノース、D
−マンニトー ル、ラフィノース、メリビ オース (m細胞壁組成 細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型である。
以上、本望の菌学的性状を要約すると次の通りである。
細胞壁のジアミノピメリン酸はLL型である。気菌糸の
形態は直線状あるいは波状で、長い胞子鎖を形成する。
胞子の表面は平滑である。
培養上の諸性質としては、栄養菌糸は黄褐色あるいは淡
褐色め色調を呈し、気菌糸は淡褐色、灰色あるいは白色
系の色調を呈する。淡黄褐色の可溶性色素を生産する。
これらの結果から、本菌株はストレプトミセス属に属す
る放線菌であり、プリドハムとトレスナーの分類(バー
ジズ・マニュアル・オブ・デターミネーテイブ・バクテ
リオロジー、第8版、74B−829員、1974年)
によるグレイあるいはレッドシリーズに属する菌種であ
ると考えられる。
なお、本菌株はストレプトミセス・エスピーSK −1
894(Streptomyces sp、SK−18
94として、工業技術院微生物研究所に寄託されている
(微工研菌寄第8655号)。
以上、物[SK−1894生産菌について説明したが、
放線菌の一般的性状として蘭学上の性状は極めて変異し
易く、一定したものではなく、自然的にあるいは通常行
われる紫外線照射または変異誘導体、例えばN−メチル
−N−二トローN−ニトロソグアニジン、エチルメタン
スルホネートなどを用いる人工的変異手段により変異す
ることは周知の事実であり、このような人工的変異株は
勿論、自然変異株も含め、ストレプトミセス属に属し、
物質SK−1894を生産する能力を有する菌株はすべ
て本発明に使用することができる。
また、細胞融合、遺伝子操作などの細胞工学的に変異さ
せた菌株も物質SK−1894生産菌として包含される
本発明においては、先ずストレプトミセス属に属する物
質SK−1894生産菌が適当な培地に培養される。本
望の培養においては、通常放線菌の培養法が一般に用い
られる。培地としては、微生物が同化し得る炭素源、資
化し得る窒素源、さらには必要に応じて無機塩などを含
存させた栄養培地が使用される。同化し得る炭素源とし
ては、ブドウ糖、シーJI!、糖蜜、澱粉、デキストリ
ン、セルロース、コーン・ステープ・リカーなどが単独
または組み合わせて用いられる。消化し得る窒素源とし
ては、ペプトン、肉エキス、酵母エキス、乾燥酵母、大
豆粉、コーン・ステーブ・リカー、綿実粕、カゼイン、
大豆蛋白加水分解物、アミノ酸、尿素などの有機窒素源
、硝酸塩、アンモニラ塩などの無機窒素化合物が単独ま
たは組み合わせて用いられる。その他、必要に応じてナ
トリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩、リン酸塩などの無機塩、重金属塩類が添加される。
さらに、培地には、必要に応じて、本菌の生育や物’j
7sK−1894の生産を促進する微量栄養素、発育促
進物質、前駆物質などを適当に添加してもよい。
培養は通常振とうまたは通気攪拌培養などの好気的条件
下で行うのがよい。工業的には深部通気攪拌培養が好ま
しい。培養のpHは中性付近で培養を行うのが好ましい
。培養温度は20−37 ’Cで行い得るが、通常は2
4−30’Cに保つのがよい。培養時間は、液体の場合
、通常3−6日培養を行うと、本物質SK−1894が
生成語積される。好ましくは、培養中の蓄積量が最大に
達した時に、培養を終了すればよい。これらの培地組成
、培地の液性、培養温度、培養速度、通気量などの培養
条件は使用する菌株の種類や外部の条件などに応じて好
ましい結果が得られるように適宜調節、選択されること
番よいうまでもない。液体培養において、発泡があると
きは、シリコン油、植物油、界面活性剤などの消泡剤を
適宜使用できる。
このようにして得られた培養物に蓄積される物質SK−
1894は菌体内および培養濾液中に含有されるので、
培養物を遠心分離して培養濾液と菌体とに分離し、各々
から本物質SK−1894を採取するのが有利である。
培養濾液から物質SK−1894を採取するには、先ず
培養濾液を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの非
親水性有機溶媒で抽出し、抽出液を減圧濃縮して粗製の
物¥tsK−1894が得られる。該粗吻實はさらに脂
溶性物質の精製に通常用いられる公知の方法、例えばシ
リカゲル、アルミナなどの担体を用いるカラムクロマト
グラフィーにより物[SK−1894C1−?よびDを
各々分離精製することができる。
菌体から物1isK−1894を採取するには、菌体を
含水アセトン、含水メタノールなどの含水親水性有機溶
媒で抽出し、得られた抽出液を減圧濃縮し、その濃縮物
を酢酸エチル、酢酸ブチル、ベンゼンなどの非親水性有
機溶媒で抽出し、得られた抽出液は、前記の培養濾液か
ら得た抽出液と合わせて分離精製するか、あるいは前記
と同じ方法により物質SK−,1894GおよびDを各
々分離精製することができる。
次に、本発明の生理活性物質SK−1894CおよびD
の理化学的性状についてのべる。
(I)生理活性物質SK−1894G (1)分子式: C++II+JiO(高分解能マスス
ペクトルでm/2209.294が観 察された)、 (2)分子1;209(マススペクトルよりm/229
(M  )が観察された 〕 (3)比旋光度; 〔α〕180°(C=1、メタノ−
ル) (4)紫外線吸収スペクトル(70%アセトニトリル水
中);第1図の通り、 (5)赤外線吸収スペクトル(クロロホルム中);第2
図の通り、 (6)溶媒に対する溶解性 ;メタノール、エタノール、アセト ニトリル、酢酸エチル、ベンゼン に可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別 ;中性 (8)物質の色、形状、 ;淡黄色針状結晶 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重メタノール中
);第3図の通り、 (10)化学構造 N  −N  :  N −OH ハAA/’ツノ (I I) 〔2〕生理活性物質SK−1894D (1)分子式: C++H+sN*O(高分解能マスス
ペクトルでm/z205.262が観 察された)、 (2)分子1;205 (マススペクトルよりm/” 
  2205(M  )が観察された〕 (3)比旋光度; 〔α〕180°(C−1、メタノ−
ル) (4)紫外線吸収スペクトル(70%アセトニド   
  ′リル水中) ;第4図の通り、。
(5)赤外線吸収スペクトル(KBr法);第5図の通
り、 (6)溶媒に対する溶解性 ;メタノール、エタノール、アセト ニトリル、酢酸エチル、ベンゼン に可溶、水に不溶 (7)塩基性、酸性、中性の区別 ;中性 (8)物質の色、形状、 ;黄色針状結晶 (9)プロトン核磁気共鳴スペクトル(重メタノール中
);第6図の通り、 〔発明の効果〕 次に、本発明の物質SK−1894CおよびDの生物学
的性質および毒性について述べる。
(1)微生物由来アシルコエンザイムA合成酵素に対す
る阻害作用 アシルコエンザイムへ合成酵素活性に対する影響は遊離
脂肪酸定量用キット(和光純薬社製、NEFAC−Te
st)を用い、その使用方法に従って測定した。アシル
コエンザイムA合成酵素を予め薬剤で10分間室温で保
温後、上記キットに添付されているオレイン酸標準液(
1rn E q / Il)を50all添加して反応
させ、アシルコエンザイムへ合成酵素活性を測定した。
本酵素に対する50%阻害する濃度を算定した結果は、
次の通りである。
物質SK−1894c    6.4pg1me物′R
8K−1894D 〉30 物質WS−1228A    3.2 物質WS−1228B  >30 以上の通り、本発明の生理活性物fltSK−1894
はアシルコエンザイムA合成酵素活性をするだけでなく
、公知の物質WS−1228AおよびBも該阻害活性を
示した。
(2)動物細胞由来アシルコエンザイムA合成酵素に対
する影響。
バーキットリンパ腫由来Raji細胞は外部より与えら
れた脂肪酸をアシルコエンザイムA合成酵素によりコエ
ンザイムA誘導体に活性化後、直ちに、中性脂肪、ホス
ファチジルコリンおよびホスファチジルエタノールに変
換することが知られている。
0.2%ゼラチン含有リン酸緩衝液(G−PBS)0.
6m6中にRajt細胞を2X10’個となるように調
整し、G−PBSで希釈した薬剤を0.2mff1加え
る。薬剤の最終濃度は4.8゜16μg / m 1と
なるように調整した。この濃度では薬剤のRaji細胞
に対する障害は見られない。この混合物を37’Cで3
0分間保温後、〔′!H〕−オレイン酸を1μg、  
(5xlO’ apm)を加え、さらに37’Cで30
分間反応させた。脂質の抽出は、ブライとダイヤの方法
〔(Canadian J、 Biochem、 Ph
ys、+ 37 + 991 (1959)〕に従って
行った。脂質抽出物はシリカゲル薄層クロマト用プレー
ト(メルク社製、60Fzs4)にスポットし、クロロ
ホルム−メタノール−濃アンモニア水(60:35:5
)で展開し、放射活性をラジオスキャナー(ベルトルト
社製)で測定した。
その結果、物’lSK−1894Ct−jヨびDは脂肪
酸の脂質への取り込みを阻害し、その50%阻害濃度は
、各々、8ttg/mlおよび16.crg/mlと測
定された。また物質WS−1228AおよびBも同程度
の阻害活性が測定された。物質SK−1894Cおよび
DのRaji細胞での脂肪酸の脂質への取り込み阻害活
性は、アシルコエンザイムA合成酵素を阻害することに
由来すると考えられる。
(3)毒性 物WSK−1894CおよびDを各々100mg/kg
をマウス腹腔内に投与したが、何ら毒性は認められなか
った。
以上のように、本発明の生理活性物質SK−1894C
およびDは毒性が低く、アシルコエンザイムA合成酵素
に対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトの中性脂
肪蓄積に起因する疾病の予防および治療に有用である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明の物’lSK−1894C
およびDの製造例を具体的に説明する。
実施例 500m6容三角フラスコにグルコース0. 1%、ス
ターチ2.4%、ペプトン0.3%、牛肉0.3%、酵
母エキス0.5%、炭酸カルシウム0.4%を含む培地
(pH7,0に調整) 100m1を仕込み、綿栓後、
蒸気滅菌し、寒天培地上に生育させたストレプトミセス
・エスピーSK−1894(FERM−P  No、8
655)を白金耳にて無菌的に接種し、276Cで48
時間振とう培養して種培養液を得た。
一方、301ジャーファーメンタ−1基にグルコース1
.0%、可溶性スターチ1.0%、コーン・ステイープ
・リカー0.3%、オートミール1.0%、ファーマメ
ディア1.0%、塩基性炭酸マグネシウム0.5%を含
む培地(pH6,5に調整)を仕込み、蒸気滅菌冷却後
、種培養した種培養液200mj!を無菌的に移植し、
攪拌速度250rpm、通気量10121分の培養条件
下で27°Cで68時間通気攪拌培養した。
培養後、培養液を遠心分離して上清121と菌体に分離
し、菌体は80%アセトン水1.51で抽出し、抽出液
を約11迄減圧濃縮後、そのtla Kg液を上澄に加
えた。これを酢酸エチル131で抽出し、抽出液を減圧
tl縮して粗製物5.5gを得た。この粗製物を酢酸エ
チル30mfに懸濁し、シリカゲル(250g、 、メ
ルク社製、Ar t。
9385)のカラムにチャージし、クロロホルム−メタ
ノール(75: 1)で溶出するカラムクロマトグラフ
ィーを行った。各フラクションは20、mlづつ分画し
、活性成分を含むフラクションを集め、減圧乾固して粗
油性物質60 Qmgを得た。これを40回に分けて高
速液体クロマトグラフィーにより分離精製した。装置は
トリロータ■(日本分光社製)を用い、カラムはYMC
−PacK  A−343(ODS系樹脂、山村化学研
究所部)を用い、溶媒系は、60%より80%のアセト
ニトリル水の直線グラジェント(30分)を用い、検出
はUV300nm、流速は8mIt/分で行った。その
結果SK−1894cとDを各々7mgおよびSmgJ
tc単離した。
【図面の簡単な説明】
第1図は生理活性物質SK−1894Cの紫外線吸収ス
ペクトル、第2図は該物質の赤外線吸収スペクトル、第
3図は該物質のプロトン核磁気共鳴スペクトルを示し、
第4図は生理活性物質SK−1894Dの紫外線吸収ス
ペクトル、第5図は該物質の赤外線吸収スペクトル、第
6図は該物質のプロトン核磁気共鳴スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、▲数式、化学式、表等があります▼は同時に一
    重結合または二重結合を示す)で表わされる物質SK−
    1894またはその塩。 2)、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされるれる物質SK−1894Cである特許請求
    の範囲第1項記載の物質SK−1894またはその塩。 3)、ストレプトミセス属に属しかつ式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる物質SK−1894Dである特許請求の範
    囲第1項記載の物質SK−1894またはその塩。 4)、ストレプトミセス属に属し、生理活性物質SK−
    1894Cおよび(または)Dを生産する能力を有する
    微生物を培地に培養し、培養中に生理活性物質SK−1
    894Cおよび(または)Dを蓄積せしめ、該培養物か
    ら生理活性物質SK−1894Cおよび(または)Dを
    採取することを特徴とする新規生理活性物質SK−18
    94Cおよび(または)Dあるいはそれらの塩の製造法
    。 5)、ストレプトミセス属に属し、生理活性物質SK−
    1894Cおよび(または)Dを生産する能力を有する
    微生物がストレプトミセス・エスピーSK−1894(
    FERM−P No.8655)である特許請求の範囲
    第4項記載の製造法。
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