JPS62204741A - 歯科鋳造用鋳型及びその製造方法 - Google Patents

歯科鋳造用鋳型及びその製造方法

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JPS62204741A
JPS62204741A JP61278170A JP27817086A JPS62204741A JP S62204741 A JPS62204741 A JP S62204741A JP 61278170 A JP61278170 A JP 61278170A JP 27817086 A JP27817086 A JP 27817086A JP S62204741 A JPS62204741 A JP S62204741A
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JP
Japan
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mold
casting
dental
wax pattern
casting mold
Prior art date
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Application number
JP61278170A
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English (en)
Inventor
康治 袴塚
一博 渡辺
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クラウン、インレーなどの歯冠修9復用材料
を鋳造するための歯科鋳造用鋳型およびその製造方法に
関する。
[従来の技術] 罹患した歯あるいは脱落した歯を修復する場合に用いら
れるインレー、クラウンなどの歯冠修復用材料としては
、金合金、金銀パラジウム合金、コバルトクロム合金な
どの歯科用合金を鋳造したものが利用されている。
第2因は、文献[新しい歯科材料:長谷用二部編」15
5頁に記載されている歯科鋳造における操作工程を示す
図である。図中、(1)はワックスアップ、(2)はス
プルー線植立、(3)は円錐台に固定、(4)は鋳造リ
ングの設置、(5)は鋳型材でワックスパターン埋設、
(6)は鋳型の強化、(7)は鋳型の加熱(ワックス焼
却)、(8)は合金溶解、(9)は鋳込み、(10)は
鋳造完了、の各工程を示している。この図から明らかな
ように、最初に歯の模型にワックスを圧接してワックス
パターン1を形成し、スプルー*<Va道道線線2を植
立し、円錐台3に固定した後、鋳造リング4を設置する
そして、せつこう系鋳型材5でワックスバタ−ン1を埋
入硬化させ、次に加熱してワックスパターン1を焼却し
て形成された鋳型6に、鋳造用材料7として歯科用合金
を溶解し、加圧しながら又は遠心鋳造機にて遠心力を加
えながら鋳造を完了する。
上記鋳造工程に用いられる鋳型材5としては、石英鋳型
材、クリストバライト鋳型材等の石こう系鋳型材、およ
びリン酸塩系鋳型材等の酸化物系材料がある。
金属を鋳造する場合の鋳型材には下記のような条件が必
要とされる。
■ 練和に際して均一な泥状となること、■ 硬化時間
が適当であること、 ■ 粉末は微細で鋳造面が滑らかであること、■ 耐熱
性を有し加熱したとき分解しないこと、■ 加熱により
亀裂を生じないこと、 ■ 金属の鋳造縮少を補うだけの十分な硬化膨張と熱膨
張をすること、 ■ 薇械的強度が十分あること、 ■ 通気性を有すること、 したがって歯科鋳造用鋳型材としては、せつこう系鋳型
材、リン酸塩系およびエチルシリケート系鋳型材等が多
用されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記の様な歯科鋳造用鋳型材および鋳造方法は金属(合
金)を鋳造することを前提としたものであり、鋳型材は
酸化物材料で構成されていた。
ところで最近、歯冠修復用材料として、歯科用合金のか
わりにガラスセラミック(例えばマイカ結晶系セラミッ
クス等)が用いられるようになってきた。
しかし、このようなガラスセラミックスを上記酸化物材
料で構成された鋳型材により歯冠を鋳造すると、鋳型材
とガラスセラミックスとがその境界面で反応し、「焼き
ばめ」現象が発生し、鋳造成形品を得る場合に種々障害
が起こる。
そこで本発明は、ガラスセラミックスを歯冠修復材料と
して鋳造した場合でも、鋳型材とガラスセラミックスと
の反応が起り難く、高品質な歯冠修復用材料を鋳造可能
とする歯科鋳造用鋳型を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明は上記問題点を解決し目的を達成するため
に、次のような手段を講じた。
(A>歯科鋳造用鋳型の少なくとも境界面部をガラスセ
ラミックスと反応しにくい窒化物系材料で形成するよう
にする。
(B)窒素化物微粉末を解膠材と警混合してスラリー化
してワックスパターンに塗布し、乾燥後鋳型材で埋没し
、ワックスパターンを焼却して鋳型をつくるようにする
[作用] 上記(A)の手段を講じたことにより、鋳型材とガラス
セラミックスとの反応がほとんどなくなり、上記反応に
よる障害が発生しないものとなる。
また、<8)の手段を講じたことにより、ワックスパタ
ーンに窒化物微粉末のスラリーを塗布して鋳型材に埋没
させるという簡単な方法で上記鋳型を製作できる。
[実施例〕 以下図示の実施例により本発明を説明する。
第1図は本発明により製造される鋳型を用いた歯冠の鋳
造工程を示す図である。[従来の技術]で説明した部材
と同じ部材には同一の符号を付す。
(1)の工程で歯冠を型どってワックスアップしワック
スパターン1を形成し、(2)の工程でスプルー12を
植立する。(3)の工程で、窒化物機、粉末(窒化硼素
h−B N )とポリアクリル酸アンモニウム塩などの
解膠剤とを超音波混合してスラリー化したh−B Nス
ラリーをスプレN1118を形成する。これを室温から
40″C程度の温度下で乾燥させ、乾燥後、その表面に
アルコールと界面活性剤を混合した溶液を塗布する。
そして、(4)の工程で上記ワックスパターン1を円錐
台3に固定し、(5)の工程で鋳造りング4を設置し、
(6)の工程で従来と同じ様に石こう系鋳型材、若しく
はリン酸塩系鋳型材等の鋳型材5を注入し、ワックスパ
ターン1を埋没させる。次に(7)の工程で40℃程度
の温度で数時間乾燥を行ない、しかるのち70〜80℃
の温度で1〜2時間硬化させる。その後、(8)の工程
で650℃で加熱し、ワックスパターン1を焼却し鋳型
6が形成される。このとき、(3)の工程でワックスパ
ターン1の表面に塗布されて形成されたh−BNNa3
、加熱により焼却されずに界面活性剤により鋳型材と反
応して鋳型6の境界面においてh−BNNa3形成する
。このようにして作製された鋳型6により、(9)の工
程で鋳造用材料として溶液化したガラスセラミックス9
を加圧しながら、又は遠心鋳造機により遠心力を加えな
がら鋳造し、(10)の工程で放冷し鋳造完了する。
上記のように、境界面にh−B N層8を有する鋳型6
により鋳造されたガラスセラミックス9は、鋳型6には
全く焼付かず、クリーンで寸法精度の高いガラスセラミ
ックス成型品が得られた。
なお、この鋳型は金属鋳造品にも使用可能であり、従来
の鋳型よりも品質のよい金a製クラウンを得ることがで
きた。
本発明は上記実施例に限定されるものではない。たとえ
ば、上記実施例では、ワックスパターン1を埋没する鋳
型材5として、従来用いられている石こう系鋳型材又は
リン酸塩系鋳型材を使用したが、ワックスパターン1に
塗布したものと同じ窒化物微粉末(窒化硼素h−B N
 )のスラリーを鋳型材としてもよい。このようにして
作製した鋳型においても上記実施例と同様に、ガラスセ
ラミックス材は鋳型材には焼付かず、クリーンで寸法精
度の高いガラスセラミックス成型品が得られた。なお、
このように窒化物微粉末(h−BN>スラリーを鋳型材
として用いる場合には、ワックスパターン1にh−BN
スラリーを塗布する工程を省略することができる。
又、ワックスパターン1の表面にh−BNスラリーを塗
布する手段としては、スプレーコーティングのほか、デ
ィッピング等の手段を用いるようにしてもよい。またガ
ラスセラミックス材料としては、リン酸塩系、ケイ酸塩
系、ホウ酸塩系の材料を単独または混合したものを用い
てもよい。このほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施可能であるのは勿論である。
[発明の効果] 本発明によれば、鋳型の少なくとも境界面を、ガラスセ
ラミックスとの反応が生じ難い窒化物系材料により、形
成するようにしたので、ガラスセラミックス材料を歯冠
材料として用いた場合でも鋳型材との反応がなく、高品
質なりラウンを鋳造可能な鋳型を提供できる。
また、本発明によれば、窒化物微粉末とカイコラ剤を混
合してスラリー化した1ものをワックスパターンに塗布
し、これを乾燥させて鋳型材をつくるようにしたので、
鋳型を容易に製造可能な製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明により製造される鋳型を用いた歯科鋳
造の操作工程の一実施例を示す図、第2図は、従来の歯
科鋳造の操作工程を示す図である。“

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)歯科鋳造用鋳型において、この鋳型の少なくとも
    、鋳造用材料と鋳型材が接する境界面部が窒化物材料で
    形成されていることを特徴とする歯科鋳造用鋳型。
  2. (2)窒化物系微粉末を解膠材と混合してスラリー化し
    、このスラリーを、ワックスパターン表面に塗布し、乾
    燥後、歯科鋳造用鋳型材で埋没し、ワックスパターンを
    焼却して、境界面に窒化物層が形成された鋳型を形成す
    ることを特徴とする歯科鋳造用鋳型の製造方法。
JP61278170A 1985-11-21 1986-11-21 歯科鋳造用鋳型及びその製造方法 Pending JPS62204741A (ja)

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JP60-261863 1985-11-21
JP26186385 1985-11-21

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