JPS6044061B2 - 精密鋳造用埋没材組成物 - Google Patents

精密鋳造用埋没材組成物

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JPS6044061B2
JPS6044061B2 JP20248782A JP20248782A JPS6044061B2 JP S6044061 B2 JPS6044061 B2 JP S6044061B2 JP 20248782 A JP20248782 A JP 20248782A JP 20248782 A JP20248782 A JP 20248782A JP S6044061 B2 JPS6044061 B2 JP S6044061B2
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investment
silica
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JP20248782A
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JPS5992144A (ja
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文信 久保
和彦 上新
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TAISEI SHIKA KOGYO KK
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TAISEI SHIKA KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C1/00Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mold Materials And Core Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は精密鋳造用埋没材組成物に関する。
歯冠などの歯科用鋳造品の精密鋳造において、埋没材中
に埋没されたワックス原型を加熱、焼失または溶出させ
て形成された成型空所に溶湯を注入して鋳造する際に、
合金は、その種類によつて異なるが、約1.4〜2.3
%の熱収縮をするため、溶湯注入時の成型空所はあらか
じめ膨張させておく必要があり、この膨張は、埋没材の
硬化時および加熱時において生ずる膨張によつて行なわ
れている。従来の埋没材としては、シリカなどの耐火材
に、結合材としてせつこうを混合したせつこう系埋没材
と、結合材として第1リン酸アンモニウムおよび酸化マ
グネシウムを混合したりリン酸系埋没材とが一般に使用
されており、後者のリン酸塩系埋没材は、前者のせつこ
う系埋没材に比べて、耐熱性が高いのでニッケル、クロ
ム、コバルト合金などの融点の高い合金の鋳造にも使用
することができ、また鋳造時の埋没材の強度が大きいな
どの利点がある。
しカルながら従来のリン酸塩系埋没材は、水で混練する
と、硬化膨張はほとんどなく、加熱膨張が1%程度であ
るので、合金の熱収縮を十分に補償することができない
。このためにリン酸塩系埋没材の混練には、コロイダル
シリカ分散液が使用されており、この場合はコロイダル
シリカ分散液のシリカ濃度を大きくすることによつて硬
化膨張を1%程度まで向上させることができる。このよ
うにしリン酸塩系埋没材をコロイダルシリカ分散液で混
練することによつて埋没材の全膨張率を大きくすること
ができるが、加熱時における昇温速度を大きくすると膨
張速度が大きくなつて埋没材に亀裂を生ずるので、徐々
に昇温して長時間(たとえば3〜7時間)加熱する必要
がある。上記の問題を解決するためには、硬化膨張を大
きくして加熱膨張を小さくし、かつ加熱時の・昇温速度
を大きくしても埋没材に亀裂が生ぜず、短時間にて鋳造
することができるものが要望されている。一方、試作無
膨張埋没材を用いての鋳造体の変形についての研究が報
告されている(報告者筆本ゝ秀和、日本補綴歯科学会雑
誌第24巻第2号第165〜185頁、昭和55月5月
3田発行)。
このの研究報告による埋没材組成物は、けい酸ジリコニ
ウム20〜0重量%、溶融石英5〜3鍾量%、クリスト
バライト20〜45重量%、第1リン酸アンモニウム(
NH4H2PO4)10重量%、酸化マグネシウム(M
gO)1唾量%を混合した埋没材に対して水15重量%
を加えて混練したものであり、この埋没材は硬化膨張は
なく、加熱時の膨張、収縮も非常に小さいものであつて
、鋳造体自体の変形を研究することを目的として試作さ
れたものである。本発明者らは、上記報文による無膨張
埋没材の加熱膨張が非常に小さいことに着目し、この埋
没材をコロイダルシリカ分散液で混練した組成物は、従
来のリン酸塩系埋没材をコロイダルシリカ分散液で混練
した組成物に比べて、硬化膨張がはるかに大きくなり、
しかも加熱膨張が非常に小さいままであることを知見し
、この発明を達成するに至つたのである。すなわちこの
発明は、けい酸ジリコニウム30〜50重量%、溶融石
英15〜3唾量%、シリカ10〜40重量%、第1リン
酸アンモニウム5〜15重量%、酸化マグネシウム5〜
15重量%を混合した埋没材を、コロイダルシリカ分散
液で混練したことを、埋没材100yに対してシリカ濃
度20〜40%のコロイダルシリカ分散液14〜18C
Cで混練してなり、埋没材成型時に硬化膨張が大きく加
熱膨張がほとん−どないことを特徴とする精密鋳造用埋
没材組成物である。
この発明における埋没材成分中のけい酸ジリコニウム、
溶融石英は、加熱時においてほとんど膨張性はないので
、シリカの加熱膨張性を消去する!作用を有する。
埋没材全成分中の混合割合はけい酸ジリコニウム30〜
5呼量%、溶融石英15〜3鍾量%であり、それぞれの
下限値未満であると埋没材の加熱時の膨張性が大きくな
り、またそれぞれ上限値を越えると加熱時に収縮性とな
つて合金の3熱収縮を補なうことができなくなる。埋没
材成分中のシリカは、クリストバライトもしくか石英で
あり、その混合割合は10〜4鍾量%である。シリカの
混合割合が1唾量%未満であると結合材の加熱収縮を補
なうことができず、また4鍾量%を越4えると埋没材の
加熱膨張性が大きくなる。埋没材成分中の第1リン酸ア
ンモニウムと酸化マグネシウムとは結合材であり、それ
ぞれの混合割合は5〜15重量%である。それぞれの混
合割合が5重量%未満てあると硬化性が低下して混練組
成物の硬化に長時間を要すると共に加熱後の埋没材の強
度が低下し、また15重量%を越えると加熱後の埋没材
の強度が大きくなり過ぎて鋳造品の取出し作業が困難と
なる。上記埋没材の各成分の割合は、コロイダルシリカ
分散液で混練した際の硬化時および加熱時の膨張性によ
つて適宜調節される。
概していえば、シリカの混合割合が増加するにつれてけ
い酸ジリコフニウムに対する溶融石英の割合を小さくす
ることが好ましい。なお、けい酸ジリコニウムと溶融石
英との割合はいずれが大きくてもよい。この発明の特長
とすることは、上記埋没材をコロイダルシリカ分散液で
混練することによつて、・硬化膨張を高め、加熱膨張を
ほとんどなくすことにある。埋没材100yに対するコ
ロイダルシリカ分散液の混合量は14〜18CCでり、
混合量が小さ過ぎると均一な混練が困難となり、混合量
が多過ぎると硬化時間が長くなり、硬化膨張や強度が小
さくなるので好ましくない。重要なことはコロイダルシ
リカ分散液の濃度であり、濃度が大きくなるにつれて硬
化膨張が大きくなり、この発明においては硬化膨張を4
%程度まて向上させることができる。従つてコロイダル
シリカ分散液の濃度を適宜に選ぶことによつて、合金の
異なる熱収縮性を十分に補償することができる。コロイ
ダルシリカ分散液は、シリカ濃度20〜40%の範囲の
ものが市販されているので、所望の硬化膨張を得るには
、市販のコロイダルシリカ分散液をそのままの濃度で使
用するか、若しくは水て希釈して使用することができる
。この発明によれば、硬化膨張を4%程度にまで高める
とができ、またコロイダルシリカ分散液のシリカ濃度に
よつて硬化膨張を任意に調節することができるので、熱
収縮性の大きい合金についても十分に熱収縮を補償する
ことができる。
また加熱膨張はほとんどないので、加熱時に昇温速度を
大きくしても埋没材に亀裂を生ずることがなく、従つて
加熱時間を短縮することができ、また700℃の焼成炉
中に直接供給することができ、その結果鋳造工程時間が
短くなる。以下にこの発明の実施例を説明する。
実施例1 けい酸ジリコニウム(粒度74〜500μm1アゾシエ
ーテツド・ミネラルス・コンサリデーテツド社製)4唾
量%、溶融石英(ふるい44μmを90%バス、74μ
mを92%バス、149μmで1%残留の粒度分布、商
品名二ツカンコートW.P.El本ルツボ社製)25重
量%、クリストバライト(粒度74μm以下、大成歯科
工業社調製)15重量%、第1リン酸アンモニウム(粒
度74μm以下、片山化学社製)m重量%、酸化マグネ
シウム(粒度74μm以下、大成歯科工業社製)1唾量
%を混合器で3紛間混合して埋没材を調製し、この埋没
材100yに対してコロイダルシリカ分散液(シリカ濃
度30%、商品名カタロイドSC−301触媒化成工業
社製)16CCの割合で添加し、真空練和器(G−C社
製)で混練速度350rpmで混練した。
この埋没材組成物を、前記筆本秀和氏の研究報告の測定
法に準じて硬化膨張、加熱膨張を測定し、その結果を第
1図のグラフで示した。第1図のグラフAはコロイダル
シリカ分散液のシリカ濃度30%のものであり、硬化膨
張率は4.0%に向上し、加熱時における膨張はみられ
なかつた。第1図のグラフBは、上記のカタロイドSC
−30を水て希釈し、シリカ濃度20%としたものを使
用した場合で、グラフBにおいては硬化膨張率は1.7
%であり、加熱時における膨張はみられない。実施例2 上記実施例1において、カタロイドSC−30のシリカ
濃度を15,20,25,30%に変化させた場合の硬
化膨張率を測定し、その結果を第2図のグラフC(実線
)で示した。
上記実施例1において、コロイダルシリカ分散液として
、商品名スノーテツクス40(シリカ濃度40%、日産
化学工業社製)を使用し、シリカ濃度を10,20,3
0,40%に変化させた場合の硬化膨張率の変化を測定
し、その結果を第2図のグラフD(点線)で示した。上
記第2図のグラフで示すように、コロイダルシリカ分散
液のシリカ濃度が大きくなるにつれて硬化膨張率は大き
くなり、またメーカの相違によつて硬化膨張率は若干差
異がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の膨張率の変化を示すグフjフ、第2
図は硬化膨張率とコロイダルシリカ分散液のシリカ濃度
の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 けい酸ジリコニウム30〜50重量%、溶融石英1
    5〜30重量%、シリカ10〜40重量%、第1リン酸
    アンモニウム5〜15重量%、酸化マグネシウム5〜1
    5重量%を混合した埋没材を、埋没材100gに対して
    シリカ濃度20〜40%のコロイダルシリカ分散液14
    〜18ccで混練してなり、埋没材成形時に硬化膨張が
    大きく加熱膨張がほとんどないことを特徴とする精密鋳
    造用埋没材組成物。
JP20248782A 1982-11-18 1982-11-18 精密鋳造用埋没材組成物 Expired JPS6044061B2 (ja)

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JPS61262775A (ja) * 1985-05-17 1986-11-20 Sharp Corp 合成複写機能を有する複写機の定着装置

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DE59914938D1 (de) * 1999-04-09 2009-02-05 Shera Werkstofftechnologie Gmb Verfahren zur Herstellung von Gusswerkstücken

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