JPS62204059A - 車両用自動変速機の流体式動力伝達装置の直結機構制御方法 - Google Patents

車両用自動変速機の流体式動力伝達装置の直結機構制御方法

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JPS62204059A
JPS62204059A JP4697686A JP4697686A JPS62204059A JP S62204059 A JPS62204059 A JP S62204059A JP 4697686 A JP4697686 A JP 4697686A JP 4697686 A JP4697686 A JP 4697686A JP S62204059 A JPS62204059 A JP S62204059A
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speed
valve
direct coupling
oil passage
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Application number
JP4697686A
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Inventor
Masao Nishikawa
正雄 西川
Junichi Miyake
三宅 準一
Yoshimi Sakurai
桜井 義美
Yukihiro Fukuda
福田 幸弘
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両用自動変速機の流体式動力伝達装置の直結
機構制御方法に関する。
(従来技術及びその問題点) 一般に自動変速機を搭載した車両は流体式動力伝達装置
、例えば流体式トルクコンバータのトルク増幅作用によ
り、少ない変速歯車段数で充分な駆動力とスムースでイ
ージーな運転感覚が得られる反面、トルクコンバータの
流体滑り損失の為実用燃費が悪く、しかもその流体滑り
分だけエンジン回転速度が高くなり運転音が大きく静粛
性に欠けるきらいがあった。
このため、トルクコンバータのトルク増幅機能を期待す
る必要がない時に、トルクコンバータの人、出力部材を
機械的に結合して動力の伝達効率の向上を計るようにし
た所謂ロックアツプ機構と呼ばれる直結クラッチ機構(
以下、直結機構という)が従来から開発され、既に実用
化されており、これは動力伝達特性及び燃費の向上から
好ましい効果を得ることができるので、可能な限り低速
運転域から直結機構を作動させるようにすることが望ま
しい。ところが、エンジンの回転速度も低くなる低速運
転域でトルクコンバータを完全に直結すれば、エンジン
のトルク変動が大きいために、車体の振動及び騒音を生
じたり、または運転性能が悪くなるという欠点がある。
そこで、こうした低速運転域ではトルクコンバータを完
全に直結するのではなく、トルク変動のピーク値に対し
ては直結機構に滑りを行なわせるように、例えばトルク
コンバータの入力部材と出力部材との回転速度比e、ま
たはスリ・ノブ率(=1−〇)等を算出し、上記低速運
転域においては回転速度比eが1、またはスリップ率が
0とならないように回転速度比e、またはスリ・ノブ率
の実測値をフィードバンクしつつ、直結機構の複数の伝
達容量(係合力)の中から最適な伝達容量を採用して直
結機構の伝達容量を制御することが考えられる。
しかし、斯かる制御方法を実施した場合は次のような問
題を生じる。叩ち、例えば後述する本発明の実施例で伝
達容量を制御する電磁弁がオフの時の、即ち閉弁時の伝
達容M(該伝達容量が制御システムの最大容量となる。
)を比較的属目に設定しておくと、制御が円滑に行なわ
れて車体の振動及び騒音を発生することはない反面燃費
が悪くなり、また逆に燃費の向上を図るために前記伝達
容量を比較的強口に設定すると、時々回転速度比eが1
、またはスリップ率がOに近づくか、或は瞬間的に該回
転速度比e=1、またはスリップ率=0となるため車体
の振動及び騒音を発生する。
これは、いかに電子制御技術であっても回転速度比eま
たはスリップ率の算出には、データサンプリングタイム
を含めである程度の時間を要し、しかもフィードバック
系には油圧機器等のメカニカル部分があるため、制御シ
ステムの応答時間には、ある値以上は早められないとい
う物理的限界があるのに対し、前記伝達容量を強目に設
定した場合には、直結方向(伝達容量増加方向)への移
行速度が高まるために、制御に遅れを生じて回転速度比
e、またはスリップ率が基準範囲値を超えてしまい、こ
の結果を反映して次には基準範囲値に戻すべく必要以上
に伝達容量を減少せしめるように制御が始まるから、再
び回転速度比eまたはスリップ率が大幅に下がり基準範
囲値以下になるという作動を繰り返し、最悪時には発散
してしまう。
なお、制御システム全体の応答時間を短縮してゆけば伝
達容量を強目に設定した場合でも上述のような問題を生
じる虞はないが、現実には前記応答時間の短縮には限界
がある。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、直結機構の
伝達容量を強目に設定した場合でも、発散を起こすこと
なく該伝達容量を正確に制御する必要のある運転領域に
のみ、これを最適値に制御して車体の振動や騒音の発生
を抑制すると共に燃費及び動力伝達特性の向上を図り、
且つ極めて円滑で快適な運転フィーリングが得られるよ
うにした車両用自動変速機の流体式動力伝達装置の直結
機構制御方法を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明においては、流体式
動力伝達装置の人、出力部材の相対的すべり量を表わす
第1の所定のパラメータ値が予め設定された所定基準範
囲値に向かって変化する速度を規定する直結機構の伝達
容量の調整速度を車両の運転モードを表わす第2の所定
のパラメータ値に基づいて、決定するものである。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添附図面に基づいて詳述する。
第1図は本発明を適用する車両用自動変速機の概要を示
し、エンジンEの出力は、そのクランク軸1から流体式
動力伝達装置としてのトルクコンバータT、補助変速機
M、差動装置Drを順次径て、左右の駆動車輪w、w’
に伝達され、これらを駆動する。
トルクコンバータTは、クランク軸1に連結した入力部
材であるポンプ翼車2と、補助変速機Mの入力軸3に連
結した出力部材であるタービン翼車4と、入力軸3上に
相対回転自在に支承されたステータ軸5aに一方向クラ
ッチ6を介して連結したステータ翼車5とにより構成さ
れる。クランク軸1からポンプ翼車2に伝達されるトル
クは流体力学的にタービン翼車4に伝達され、この間に
トルクの増幅作用が行なわれると、公知のように、ステ
ータ翼車5がその反力を負担する。
ポンプ翼車2の右端には、第2図の油圧ポンプPを駆動
するポンプ駆動歯車7が設けられ、またステータ軸5a
の右端には第2図のレギュレータ弁Vrを制御するステ
ータアーム5bが固設されている。
ポンプ翼車2とタービン翼車4との間には、これらを機
械的に結合し得る直結機構としてローラ形式の直結クラ
ッチCdが設けられる。これを第2図及び第3図により
詳細に説明すると、ポンプ翼車2の内周壁2aには、内
周に駆動円錐面8をもった環状の駆動部材9がスプライ
ン嵌合される。
また、タービン翼車4の内周壁4aには、外周に前記駆
動円錐面8と平行に対面する被動円錐面10をもった環
状の被動部材11が軸方向に摺動自在にスプライン嵌合
される。この被動部材11の一端にはピストン12が一
体に形成されており、このピストン12はタービン翼車
4の内周壁4aに設けた油圧シリンダ13に摺合され、
該シリンダ13の内圧とトルクコンバータTの内圧を左
右両端面に同時に受けるようになっている。
駆動及び被動円錐面8,10間には円柱状のクラッチロ
ーラ14が介装され、このクラッチローラ14は、第3
図に示すように、その中心軸線0が百円錐面8,10間
の中央を通る仮想円錐面Ic(第2図参照)の母線gに
対し一定角度θ傾斜するように、環状のりテーナ15に
より保持される。
従って、トルクコンバータTのトルク増幅機能が不要と
なった段階で、トルクコンバータTの内圧より高い油圧
を油圧シリンダ13内に導入すると、ピストン12即ち
被動部材11が駆動部材9に向かって押動される。これ
によりクラッチ、ローラ14は両日錐面8.10に圧接
される。このときエンジンEの出力トルクにより駆動部
材9が被動部材11に対して第3図でX方向に回転され
ると、これに伴いクラッチローラ14が自転するが、こ
のクラッチローラ14は、その中心軸線Oが前述のよう
に傾斜しているので、その自転により両部材9.11に
これらを互いに接近させるような相対的軸方向変位を与
える。その結果、クラッチローラ14は百円錐面8,1
0間に食い込み、両部材9.11間、即ちポンプ翼車2
及びタービン翼車4間を機械的に結合する。直結クラッ
チCdのこのような作動時でも、その結合力を超えてエ
ンジンEの出力トルクが両翼車2.4間に加わった場合
には、クラッチローラ14は各円錐面8.10に対して
滑りを生じ、上記トルクは二分割されて、一部のトルク
は直結クラッチCdを介して機械的に、残りのトルクは
ポンプ翼車2からタービン翼車4に流体力学的に伝達さ
れることになり、前者のトルクと後者のトルクとの比が
クラッチローラ14の滑り度合により変化する。
直結クラッチCdの作動状態において、トルクコンバー
タTに逆負荷が加われば、被動部材11の回転速度が駆
動部材9の回転速度よりも大きくなるので、相対的には
駆動部材9が被動部材11に対して第3図でY方向に回
転し、これに伴いりラッチローラ14は先刻とは反対方
向に自転して、両部材9,11にこれらを互いに離間さ
せるような相対的な軸方向変位を与える。その結果、ク
ラッチローラ14は百円錐面8.10間への食い込みか
ら解除され、空転状態となる。従って、タービン翼車4
からポンプ翼車2への逆負荷の伝達は流体力学的にのみ
行なわれる。
油圧シリンダ13の油圧を解除すれば、ピストン12は
トルクコンバータTの内圧を受けて当初の位置に後退す
るので、直結クラッチCdは非作動状態となる。
再び第1図において、補助変速機Mの相互に平行な人、
出力軸3,16間には第1速歯車列G1、第2速歯車列
G2、第3速歯車列G1 、第4速歯車列G4、及び後
進歯車列Grが並列に設けられる。第1速歯車列G1は
、第1速クラツチC1を介して入力軸3に連結される駆
動歯車17と、該歯車17に噛合し出力軸16に一方向
りラッチCOを介して連結可能な被動歯車18とから成
る。第′  2連山車列G2は、入力軸3に第2速クラ
ツチC2を介して連結可能な駆動歯車19と、出力軸1
6に固設されて上記歯車19と噛合する被動歯車20と
から成る。第3速歯車列G3は、入力軸3に固設した駆
動歯車21と、出力軸16に第3速クラツチC3を介し
て連結されて上記歯車21と噛合可能な被動歯車22と
から成る。また第4速歯車列G4は、第4速クラツチC
4を介して人力軸3に連結された駆動歯車23と、切換
クラッチCsを介して出力軸16に連結され上記歯車2
3に噛合する被動歯車24とから成る。さらに後進歯車
列Qrは、第4速歯車列G4の駆動歯車23と一体的に
設けられた駆動歯車25と、出力軸16に前記切換クラ
ッチCsを介して連結される被動歯車26と両歯車25
.26に噛合するアイドル歯車27とから成る。前記切
換クラッチCsは、第4速歯車列G4の被動歯車24と
アイドル歯車27との中間に設けられ、該クラッチCs
のセレクタスリーブSを第1図で左方の前進位置または
右方の後進位置にシフトすることにより、被動歯車24
とアイドル歯車27を出力軸16に選択的に連結するこ
とができる。一方向クラッチCOは、エンジンEから駆
動車輪w、w’への駆動トルクのみを伝達し、反対方向
のトルクは伝達しない。
而して、セレクタスリーブSが第1図に示すように前進
位置に保持されているとき、第1速クラツチC1のみを
接続すれば、その駆動歯車17が入力軸3に連結されて
第1速歯車列G1が確立し、この歯車列G1を介して入
力軸3から出力軸16にトルクが伝達される。次に第1
速クラツチC1を接続したままで、第2速クラツチC2
を接続すれば、その駆動歯車19が入力軸3に連結され
て第2速歯車列G2が確立し、この歯車列G2を介して
入力軸3から出力軸16にトルクが伝達される。この際
、第1速クラツチC1も係合されているが、一方向クラ
ッチGoの働きによって第1速とはならず第2速歯車列
G2が確立し、これは第3速、第4速のときも同様であ
る。第2速クラツチC2を解除して第3速クラツチC3
を接続すれば、その被動歯車22が出力軸16に連結さ
れて第3速歯車列G3が確立され、また第3速クラツチ
C3を解除して第4速クラツチC4を接続すれば、その
駆動歯車23が入力軸3に連結されて第4速歯車列G4
が確立する。さらに切換クラッチCsのセレクタスリー
ブSを第1図で右動して、第4速クラツチC4のみを接
続すれば、その駆動歯車23が入力軸3に連結され、被
動歯車24が出力軸16に連結されて後進歯車列Grが
確立し、この歯車列Grを介して入力軸3から出力軸1
6に後進トルクが伝達される。
出力軸16に伝達されたトルクは、該軸16の端部に設
けた出力歯車28から差動装置Dfの大径歯車Dcに伝
達される。該歯車DGに固着された歯車Dsに噛合する
歯車29にはスピードメータケーブル30゛の一端が固
着され、該スピードメータケーブル30の他端には車速
検出器31のマグネット31aを介してスピードメータ
32が接続され、該スピードメータ32は歯車Ds、2
9及びケーブル30を介して駆動され、車速を表示する
。また、車速検出器31は前記マグネッ)31aと当該
マグネット31aにより駆動される例えばリードスイッ
チ31bとから成り、前記スピードメータケーブル30
と共に回転するマグネット31aによりリードスイッチ
31bが開閉され、この開閉に伴うオン、オフ信号が後
述する電子制御装置33に供給される。
第2図は本発明を通用する車両用自動変速機の油圧制御
回路を示す。
図において吸入口が油タンクRに接続される油圧ポンプ
Pは油路300を介してレギュレータ弁Vrの入口ボー
ト60a、パイロット圧導入ボー)60b、マニアルシ
フト弁(以下単にマニアル弁という)Vmのボート70
b及びガバナ弁Vgの入口ポート80aに夫々接続され
る。マニアル弁Vmのボート70 a、  70 cは
夫々油路301゜302を介してサーボピストン90の
ボー)90c。
90bに、ボート70cは更に油路303を介してマニ
アル弁Vmのボート70d、減圧弁270の入口ボー)
270a及びスロットル弁Vtのボート100aに、ボ
ート70eは油路304を介してマニアル弁Vmのボー
ト70g1タイミング弁210のボート210d、第1
のアキュムレータ170のボート170a及び第2速ク
ラツチC2に夫々接続される。また、マニアル弁Vmの
ボート70fは途中に絞り350と一方向弁380とが
並列に接続された油路305を介して第2のシフト弁■
2のボート130bに、ボート70hは途中に絞り35
9と一方向弁383が並列に設けられた油路313を介
して第1速クラツチC1に夫々接続される。該油路31
3には絞り369を設けた油路307を介して流11調
整弁400の2つの入口ポート400a、400bが接
続され、該流量調整弁400の1つの出口ボー)400
dは油路307aを介して第1のシフト弁v1のボー)
120bに接続される。流i!調整弁400の第1の入
口ボート400aと油路307との間には絞り370が
介装される。
マニアル弁Vmのボート70iは油路308を介してサ
ーボピストン90のボート90aに、ボート70には油
路309を介してタイミング弁210のボート210 
e、第2のアキュムレータ190のボート190a及び
第4速クラツチC4に、ボート70mは油路310を介
してマニアル弁Vmのボート?On、第2のシフト弁■
2のボート130d。
及び第1の制御弁160のボー)160bに夫々接続さ
れる。油路310と第2のシフト弁v2のボー)130
dとの間には絞り356と一方向弁381が互いに並列
にして配設される。
スロットル開度応動弁Vtのボー)100b、及び10
0cは油路311を介して第1〜第3のアキュムレータ
170,190,180の各ボート170b、190b
、180b、モジュレータ弁220のボート220f、
オン−オフ弁23゛0のボート230c、流量調整弁4
00のボート400c、第1の制御弁160のボー)1
60a、及び第2の制御弁200のボー)200aに夫
々接続され、スロットル開度応動弁Vtのボート100
bと油路311との間には絞り352が介装される。ス
ロットル開度応動弁Vtのボート100dは油路312
を介して第2のシフト弁V2のボート130g及びドレ
ンEXに夫々接続され該油路312とドレンEXとの間
には絞り353が介装される。第3の制御弁110のボ
ー)110aは、油路315を介して第1のシフト弁v
1のボート120a及びドレンEXに夫々接続され、該
油路315とドレンEXとの間には絞り354が介装さ
れる。
第1のシフト弁v1のボート120 c 、 120 
dは夫々油路316,317を介して第2のシフト弁v
2のボート130a、130cに、ボート120eは油
路318を介して第1の制御弁160のボー)160c
及びドレンEXに夫々接続され、該油路318とドレン
EXとの間には絞り355が介装される。第2のシフト
弁■2のボー)130eは油路319を介して第2の制
御弁200のボーh200c及びドレンEXに夫々接続
され、該油路319とドレンEXとの間には絞り357
が介装される。第2のシフト弁v2のボート130fは
途中に絞り358と一方向弁382とが並列に接続され
た油路320を介して第2の制御弁200のボート20
0 b、第3のアキュムレータ180のボート180a
及び第3速クラツチc3に夫々接続される。なお、第2
のシフト弁■2の2つのEXポートのうちの一方には絞
り356aが介装される。
第1のシフト弁■1のポート120fは油路340を介
して第1の電磁弁140の入口ポー) 140aに接続
され、油路340は絞り361を設けた油路341を介
して減圧弁270の出口ポート270bに接続される。
第2のシフト弁■2のボー) 130hは油路322a
を介して第2の電磁弁150の入口ポート150aに接
続されると共に、油路322aは絞り362を介して油
路322に接続され、この油路322はガバナ弁Vgの
出口ポート80bに接続される。
第1及び第2の電磁弁140,150の各弁体141.
151は夫々ソレノイド142,152の消勢(オフ)
時にばばね143,153のばね力により押圧されて入
口ボート140a、150aを閉塞し、ソレノイド14
2,152の付勢(オン)時にはばね力に抗して吸引さ
れて入口ボート140a。
150aを開口する。即ち、第1及び第2の電磁弁14
0,150はソレノイド142,152が消勢されると
閉弁され、付勢されると開弁される。
レギュレータ弁Vrの出口ボート60cは油路325を
介してタイミング弁210のポート210a及びオン−
オフ弁230のボー)230dに夫々接続される。該タ
イミング弁210のボー1−210bは途中に絞り37
1を設けた油路321を介してモジュレータ弁220の
ポート220dに、ボート210cは油路327を介し
てモジュレータ弁220のポート220aに、ボート2
10「は途中に絞り375を設けた油路501aを介し
て油路501に夫々接続される。モジュレータ弁220
のボート220bは途中に絞り372が設けられた油路
326aを介して油路326に接続され、ボート220
cは途中に絞り373を設けた油路353を介してオン
−オフ弁230のポート230bに、ボー) 220e
は途中に絞り366aを設けた油路322に夫々接続さ
れる。オン−オフ弁230のボート230aは油路32
6に、ボート230eは途中に絞り374を設けた油路
501を介して油路334に接続される。
第3の電磁弁240の入口ボー)240aは絞り367
を介して油路326に接続される。この第3の電磁弁2
40の弁体241はソレノイド242の消勢(オフ)時
にばばね243のばね力により押圧されて入口ポート2
40aを閉塞し、ソレノイド242の付勢(オン)時に
はばね力に抗して吸引されて入口ポート240aを開口
する。即ち、第3の電磁弁240はソレノイド242の
消勢時には閉弁され、付勢時には開弁される。
トルクコンバータTのポートTaは絞り368が設けら
れた油路334を介して油路325に、ボートTbは油
路326に、ポートTcは油路335を介して保圧弁2
50の入口ポー)250aに接続される。この保圧弁2
50のパイロット圧導入ボー)250bは油路336を
介して油路322の絞り366aの上流側に、出口ポー
ト250cは油路337及びオイルクーラ260を介し
てドレンEXに夫々接続される。前記各ドレンEXは夫
々油タンクRに接続される。
第1〜第3の電磁弁140,150,240の各ソレノ
イド142,152,242は信号ライン142a、1
52a、242aを夫々介して電子制御装置33に接続
される。該電子制御装置33は車速検出器31、エンジ
ン回転数検出器34、及び変速段位置検出器35等から
の人力信号に基づいて所定の変速マツプに従って、第1
及び第2の電磁弁140、及び150を制御して第1速
〜第4速クラツチC1〜C4の係合、非係合(切離)を
制御して変速制御する。また、電子制御装置33はトル
クコンバータTの人、出力部材の相対的滑り量を表わす
所定のパラメータ値、例えば速度比eを実測すると共に
、該実測値eと所定の基準値とを比較し、該比較結果に
基づいて、直結クラッチC,dの係合力(伝達容量)を
決定して第3の電磁弁240を制御して直結クラッチC
dO係合力を制御する。
以下上述の油圧回路の作動を説明する。
油圧ポンプPは油タンクRの作動油を吸入加圧し、レギ
ュレータ弁Vrで所定圧(以下これをうイン圧PAとい
う)に調圧した後油路300に圧送する。レギュレータ
弁Vrのばね受け61にはステータアーム5b(第1図
参照)が当接しており、トルクコンバータTのステータ
翼車5の反力が所定値を超えるとばね62を圧縮して油
圧ポンプPの吐出圧を高くする。かかる油圧制御は特公
昭45−30861号に詳述されている。レギュレータ
弁Vrで調圧された作動油の一部は絞り368を有する
入口油路344を介してトルクコンバータT内に送られ
てキャビテーションを防止するようにその内部を加圧し
た後保圧弁250、オイルクーラ260を経てタンクR
に還流される。該保圧弁250は車速Uの上昇に伴って
スプール251がガバナ圧Pcにてばね252に抗して
図で右側に移動し、トルクコンバータTの内圧を油タン
クRへ開放する。即ち保圧弁250は車速Uに比例して
トルクコンバータTの内圧を下げる働きをするもので、
そのスプール251はガバナ圧Pcとの差圧で動いてい
るから直結クラッチCdの伝達容量が増える、高速側で
直結クラッチCdの伝達容量の最大値を高めている。
マニアル弁Vmはシフトレバ−の手動切換操作により切
り換えられ、P(パーキング)、R(後退)、N(中立
)、D4(前進4段自動変速)、DI  (TOPを除
く前進3段自動変速)、2(2NDホールド)の6つの
シフト位置を備え、各シフト位置に応じた運転モードが
任意に選択される。
マニアル弁Vmのスプール71が図示のN 位’3にあ
るときには油路300に接続されるボート70bは当該
マニアル弁Vmのスプール71でブロックされ、且つ他
のボート70a、70c〜?Onは全てドレンEXと接
続されて第1速〜第4速の4つのクラッチC1〜C4は
全て非係合状態に置かれ、従ってエンジンのトルクは駆
動輪W、W’(第1図参照)には伝達されない。
マニアル弁Vmのスプール71が図示位置から1コマ左
動してD4位置にあるときは、油路302゜313が共
に油路300と連通して圧油が供給され、且つ油路30
5,304が夫々互いに連通し合う。又油路309は油
路310には連通されるがドレンEX及び油路308か
らは夫々隔絶され、油路301は引き続きドレンEXと
連通ずる。この結果、D4位置(レンジ)ではセレクタ
スリーブS(第1図参照)を移動するためのサーボピス
トン90はそのばね室92にライン圧Plを受は入れて
、スプール91には油圧的にも図示位置に固定され、セ
レクタスリーブSはスプール91の一端に固着されるシ
フトフォーク39により第1図に示す位置に保持される
。これにより、第4速被駆動歯車24は切換クラッチC
sと係合状態に、後退用被駆動歯車26は回転自在に置
かれる。
この状113から更にマニアル弁Vmのスプール71が
1コマ左動してD3位置に置かれても、油路310がボ
ート70m、?Onを介してドレンEXに接続されるこ
と以外は当該マニアル弁Vmに接続される前記各油路の
前記接続関係は変化しない。これらの2.DI 、D+
位置では油路303を介してスロットル開度応動弁Vt
へ圧油が送られる。
スロットル開度応動弁VtはエンジンEの負荷を代表す
るパラメータとしてスロットルペダル(図示せず)の踏
込み量即ち、エンジンEの吸気系に設けられたスロット
ル弁(図示せず)の弁開度に比例して図示位置から反時
計方向に回動するカム104の変位をばね103を介し
て受けて左側のスプール101を左動させてポー) 1
00aを開き側に、その出力ポート1OOcの吐出圧を
、校り352を介してボート100bに加えてスプール
101を右動させてボート100aを閉じ側に駆動させ
るべく構成され、出力油路311にスロットル弁の弁開
度に比例した圧力(以下、スロットル圧Ptという)を
発生させる。またカム104の反時計方向の回動は右側
のスプール102を左動させてボート100dとドレン
EXとの連通を連続的に絞り、第3速(3RD)から第
2速(2ND)へキックダウン時の変速ショックを緩和
する。
カム104と連動する第3の制御弁110のカム113
はスロットル弁の弁開度に応じて反時計方向に回動して
スプール111をばね112のばね力に抗して左動させ
、ボート110aとドl/ンEXとの連通を連続的に絞
り、第4速(TOP)から第3速(3RD)ヘキソクダ
ウン時の変速ショックを緩和する。また、前記スロット
ル圧ptは油路311を介して流量調整弁400のポー
) 400cに送られ、該弁400を制御する。即ち、
流量調整弁400は図示の状態にある時油路307から
絞り370を設けた第1の入口ポート400aのみを通
って出口ポート400dから油路307aを介して第1
のシフト弁v1のボート120bに作動油圧が送られ、
またスロットル圧ptが高まってばね402の力に打ち
勝つとスプール401が左動して第1及び第2の入口ボ
ート400a及び400bの両方を通ることにより、そ
の出口ボート400dから油路307aへの圧油の供給
量を増やし、スロットル弁開度が小さい時のクラッチ共
かみ(2つのクラッチが共にかみ合うような状態となり
、両クラッチの中でエネルギを食ってしまって、それま
での車速以下に下がってしまうこと。)を防止するため
に、一方のクラッチが完全に切れるまで次のクラッチを
つなげないようにする作用を行ない、例えばアクセル戻
しでのシフトアップとか走行停止する時のシフトダウン
のショックを緩和する。
油圧ポンプPの吐出油はガバナ弁Vgの入口ボ)80a
にも導かれ、該ガバナ弁Vgは第1図に示す大径歯車D
Gと噛合する歯車81で車速に比例した速度で自身の軸
82により回転し、点線で示す出力油路322に車速U
に比例した圧力(以下ガバナ圧PGという)を出力する
第1のシフト弁■1は図示の第1の位置にあるときには
入力油路307aを出力油路316に接続し、別の出力
油路317を油路318を介してドレンEXに接続する
。第1のシフト弁V1の弁体121はばね122により
第1位置にシフトされる。第1のシフト弁V1はその右
端面が臨む室120Aに油路341、絞り361及び油
路340を経て減圧弁270から導入されるライン圧P
Rより低い圧力に減圧された油圧によりばね122のば
ね力に抗して左動され第2位置をとることができ、この
第2位置にあるときには出力油路316を油路315を
介してドレンEXに接続し、別の出力油路317を油路
318から切り離して入力油路307aに接続する。
第1のシフト弁■1が前記第1又は第2のいずれの位置
にあるときにも油路313は第1速(LOW )クラッ
チC1に接続されており、従って、マニアル弁VmがD
l又はD4位置にあるときには第1速クラツチC1は常
に加圧係合されていることとなる。この第1のシフト弁
V)のスプール121は第1の電磁弁140により制御
され、該電磁弁140の閉弁時には室120Aに導入さ
れる前記圧力により前記第2位置を、開弁時にばばね1
22により前記第1位置をとる。
第2のシフト弁■2は図示の第1位置にあるときには入
力油路316をブロックして出力ボート130dをドレ
ンEXに接続し、入力油路317を出力油路305に、
又出力油路320を油路312を介してドレンEXに接
続する。第2のシフト弁■2のスプール131はばね1
32により第1位置にシフトされる。このシフト弁v2
はボー) 130hからスプール131の右端面が臨む
室130Aに油路322、絞り362及び油路322a
を介して導入されるガバナ圧Pcにより、ばね132の
ばね力に抗して左動され第2位置をとることができ、該
第2位置にあるときには、出力ボート130dをドレン
EXから切り離して入力油路316に接続し、出力油路
305を油路319を介してドレンEXに接続し、残る
出力油路320を油路312から切り離して入力油路3
17に切換接続する。
この第2のシフト弁■2のスプール131は第2の電磁
弁150により制御され、該電磁弁150の閉弁時には
室130Aに導入されるガバナ圧PGにより前記第2位
置を、開弁時にばばね132により前記第1位置をとる
また、第2のシフト弁V2はその切換動作がオン−オフ
的に行なわれる様にクリックモーション機構133が特
に設けられている。このクリックモーション機構133
は第2の電磁弁150が閉じている時でもガバナ圧PG
の変化に応動してシフト弁v2のスプール位置を前記第
1又は第2の位置のいずれか一方に限定する働きをする
さて、エンジンEが回転している限り油圧ポンプPで加
圧された作動油はガバナ弁Vgへ送られ、該ガバナ弁V
gで車速Uに比例した信号圧力として調圧され第2のシ
フト弁■2の室130Aに導かれると共に、減圧弁27
0で減圧されて第1のシフト弁v1の室120Aに導か
れる。マニアル弁VmがD4  (又はD+)位置の時
これらの2つのシフト弁vl 、V2を図示の第1切換
位置に保持するには2つの電磁弁140.150の各ソ
レノイド142,152を共に付勢して開弁しておけば
よい。これにより第2速〜第4速の各クラッチ02〜C
4は加圧されることなく、第1速クラツチC1のみが加
圧係合され、第1速の減速比が確立する。この第1速と
いうのは概して低速領域をカバーするものであるから、
この低速領域においてはガバナ圧PGそれ自体も低圧で
あり、絞り362を介して第2の電磁弁150から油タ
ンクRへ捨てられる圧油の損失流量もそれだけ少なく経
済的である。この点はストール時(車速=0)の発進の
様にシステム全体の圧力を通常の圧力レベル(ライン圧
PA)より相当に高く保持しなげればならない場合に特
に有利である。
次に、第2の電磁弁150のソレノイド152を付勢し
て該電磁弁150を開弁状態に保持したまま、第1の電
磁弁140のソレノイド142を消勢して該電磁弁14
0を閉弁すると、第1のシフト弁■1の室120Aには
減圧弁270で減圧された油圧が発生し、これによりば
ね122のばね力に抗してシフト弁■1のスプール12
1が左動する。このスプール121の左動により油路3
07aは油路317を経て油路305と接続され、該油
路305はD4位置のときにはマニアル弁Vmのボート
70f、スプール71の切欠71a及びボー)70gを
介して油路304に、又D3位置のときにはボー)70
f、スプール71の環状溝71b。
ボー)70eを介して油路304に夫々接続され、第2
速クラツチC2が加圧係合される。従って、0.2又は
D3位置では第1速クラツチC1及び第2速クラツチC
2が加圧係合される。しかるに第1図に示すように第1
速被駆動歯車18と出力軸16との間にはエンジンEか
らの駆動トルク方向にのみトルク伝達を果たす一方向ク
ラッチCoが介在されているために第2速の減速比が確
立される。
次に、第1の電磁弁140のソレノイド142を消勢し
て該電磁弁140を閉弁した状態で第2の電磁弁150
のソレノイド152を消勢して該電磁弁150を閉弁す
ると、第2のシフト弁v2の室130Aにはその時のガ
バナ圧Peが発生し、ばね132及びクリックモーショ
ン機構133による抵抗力をガバナ圧PGによる左動力
が上まわった時のみスプール131が左動して第2位置
をとる。このスプール131の左動により油路305は
油路319を介してドレンEXに接続され第2速クラツ
チC2の係合が解除され、これと同時に油路320は油
圧源である油路317に接続され、第3速クラツチC3
が加圧係合される。この時も第1速クラツチC1は加圧
係合しているが、一方向クラッチCoの働きにより第3
速の減速比が確立される。
次に、第2の電磁弁150のソレノイド152を消勢し
た状態に保持し、第1の電磁弁140のソレノイド14
2を再び付勢して該電磁弁140を開弁すると、第1の
シフト弁■1のスプール121は右動して図示位置に戻
り、油路317を油路318を介してドレンEXに接続
され第3速クラツチC3の係合が解除され、これと同時
に油路316を油圧源307aに接続し、油路310に
圧油を供給する。
該油路310はD4シフト位置のときマニアル弁Vmの
ポート70m、70kを介して油路309に接続され、
第4速クラツチC4が加圧係合される。この時も第1速
クラツチC1は加圧係合しているが、前述したように一
方向りラッチCOの働きにより第4速の減速比が確立さ
れる。このようにして、第1速〜第4速の自動変速が行
なわれる。
これらの第1速〜第4速の各減速比と第1.第2の電磁
弁140,150の各ソレノイド142゜152との関
係は第1表のように表わされる。
」−」−一部 一方、レギュレータ弁Vrから吐出された油圧ポンプP
の作動油圧の一部は絞り368を設けた油路334を経
てトルクコンバータT内に流入しその内圧を高めると共
にタイミング弁210とオン−オフ弁230に送られる
。このタイミング弁210は室210A、210Bに夫
々第2速クラツチC2、第4速クラツチC4に加えられ
る油圧が導入されており、スプール211は第2速又は
第4速の減速比が確立されているときには、ばね212
のばね力に抗して左動して第2の切換位置を、又第1速
又は第3速の減速比が確立しているときにはばね212
のばね力によりスプール212が右動されて図示の第1
の切換位置をとる。
タイミング弁210はこれらの2つの切換位置のいずれ
の位置にあるときも入力油路325を出力油路327に
接続すると共にモジュレータ弁220のドレン油路32
1をドレンEXに連通するが、再切換位置への遷移中に
あっては、出力油路327を入力油路325から遮断す
ると共に、モジュレータ弁220のドレン油路321を
ドレンEXから遮断する。タイミング弁210の出力油
路327の油圧はモジュレータ弁220へ入力され変調
されてその出力油路353へ出力される。モジュレータ
弁220はガバナ圧PGとスロットル圧Ptとにより作
動油圧をモジュレートして直結クラッチCdの係合力を
作り出すもので、室220A、 220Bに夫々油路3
22,311を介してガバナ圧Pc、スロットル圧pt
が導入されており、これらの2つの圧力とばね222の
ばね力でスプール221を開弁側に左動させ、出力油路
326のフィードバック圧を油路326a、校り372
を介してスプール221の左端面に受けてガバナ圧Pc
、スロットル圧pt及びばね222のばね力に抗してス
プール221を閉弁側に右動させるように構成されてい
る。この結果、出力油路353には車速Uとスロットル
弁の弁開度に比例した強さの圧力が現れる。
このモジュレータ弁220から出力される圧力が高くな
りすぎると、フィードバック圧により該モジュレータ弁
220のスプール221がガバナ圧PG、スロットル圧
Pt及びばね222の合力に抗して図において右動して
該圧をタイミング弁210を経由してドレンEXヘドレ
ンする。そして、変速し′ていない時はタイミング弁2
10を介してモジュレータ弁220のドレン油路321
は必らずドレンEXに接続され、変速途中においてはタ
イミング弁210のスプール211が動いていて、ドレ
ン油路321はドレンEXと遮断され、圧油はどこにも
ドレンされない。
このようにした理由は第3の電磁弁240のみによって
直結クラッチCdO係合力(伝達容量)を制御する必要
上、変速時において直結クラッチCdの係合力が濫りに
低下するのを防止するためである。即ち、変速時は該変
速に関連してアキュムレータが勤(ことによりライン圧
P1が低下してスロットル圧ptも一瞬下がる。このた
めモジュレータ弁220のスプール221が図において
右動し、この時ドレン油路321がドレンEXに接続さ
れると、直結クラッチCdの係合力そのものも下がって
しまう。従って、変速時はタイミング弁210に連動さ
せてモジュレータ弁220のドレン油路321をドレン
EXと遮断して圧油がどこにも抜けないようにすること
により、変速時における直結クラッチCdの係合力の低
下を防止できる。
モジュレータ弁220の出力油路353の圧力は絞り3
73を介してオン−オフ弁230のボー)23Qaから
油路326を介してトルクコンバータT内の直結クラッ
チCdのシリンダ13に導かれる。従って、直結クラッ
チCdO係合力(伝達容量)は第3の電磁弁240が閉
弁している場台車速Uとスロットル弁の弁開度とに応じ
て強められる。オン−オフ弁230は室230Aに油路
311を介してスロットル圧ptを受けて該スロットル
圧ptにてスプール231がばね232のばね力に抗し
て、図で左動し入力油路353を出力油路326に接続
し、スロットル圧ptが無いとき即ち、スロットル弁開
度がアイドル位置のときスプール231がばね232の
ばね力で右動して図の位置に保持されて油路326をド
レンEXへ接続すると共に油路325と油路501とを
接続する働きをする。このオン−オフ弁230はスロッ
トル弁の弁開度がアイドル位置のとき直結クラッチCd
の係合を解除するものである。このアイドル位置におい
ては油路325と油路501とが接続されることにより
、トルクコンバータTの入口ボ−)Taから該トルクコ
ンバータT内へ流入する油量が増えてトルクコンバータ
T内の圧力が増加しピストン13が図中左方向へ押圧さ
れるので、アイドル位置(アクセルペダルを戻した時)
における直結クラッチCdの係合解除が確実に行なえる
第3の電磁弁240は油路326とドレンEXとの間を
開閉制御して直結クラッチ(、dの作動圧、またはピス
トン13の圧力を制御することにより、該クラッチCd
の係合力を制御する働きをし、この第3の電磁弁240
のソレノイド242が付勢されて開弁すると、絞り37
3により油路326の油圧が低下し、直結クラッチCd
の係合力(伝達容量)が弱められる。
この第3の電磁弁240のソレノイド242はトルクコ
ンバータTの人、出力部材間の相対的な実際の速度比e
を計測している前記電子制御装置33により後述する如
く速度比eが基準範囲値内に入るように制御される。第
3の電磁弁240のソレノイド242が消勢して該電磁
弁240が閉弁している状態では、モジュレータ弁22
0の出力そのものが直結クラッチCdの係合力となり、
該出力はオン−オフ弁230及び油路326を介して油
圧シリンダ13に作用するもので該作動圧は、第4図の
実線■で示すように、車速Uに比例して増大する。なお
、第4図では説明の簡略化のためスロットル圧Ptの影
響は省いてあり、前記実線Iで示す作動圧曲線はスロッ
トル弁の弁開度がアイドル時であって、しかもばね22
2を省いたときのものである。
これに反して第3の電磁弁240のソレノイド242が
付勢して該電磁弁240が開弁している状態では、油圧
シリンダ13が油路326、絞り367及び第3の電磁
弁240を介してドレンIEXに開放されて圧力が低下
するため直結クラッチCdの係合力は弱、またはゼロと
なり、その作動圧は第4図の破線■で示す特性となる。
従って、第3の電磁弁240の開弁時間をデユーティ比
制御することにより、直結クラッチCdの作動圧を第4
図の実線Iと破線■との間で任意に作り出せる。
本実施例においては第4図の実線■と破線■との間を「
0〜20」の21段階に分けてデユーティ比制御するも
のであるが、そのうちの代表として第4図に、オン・デ
ユーティ比(以下、単にデユーティ比という。)60%
の時の作動圧を実線■で、デユーティ比30%の時の作
動圧を実線■で夫々示しである。第4図において鎖線■
で示す直線はトルクコンバータTの内圧PTを示すもの
であり、実線I〜■或は破線■等で示す作動圧と前記内
圧PTとの差圧が直結クラッチCdの係合力の強さを規
定する。
(作用) 第5図乃至第7図は本発明方法を示すフローチャトで、
以下このフローチャートに沿って本発明方法の作用を説
明する。
第5図において、まずイグニッションスイッチをオンす
ると電子制御装置33のCPUがイニシャライズされ(
ステップ1)、直結クラッチCdの伝達容量制御に関係
する総ての変数が初期値に設定される。次にステップ2
に進んで車速検出器31、エンジン回転数検出器34、
変速段位置検出器35等からの各入力データを読み込み
、ステップ3で夫々入力される車速パルス信号、エンジ
ン回転数パルス信号の時間間隔を夫々計測して車速U、
エンジン回転数Neを算出し、これらの車速Uと工ンジ
ン回転数Neに基づいて後述するトルクコンバータT(
第1図及び第2図参照)のポンプ翼車2とタービン翼車
4との間の速度比eを演算する(ステップ4)。
この値eは以下のようにして算出する。
タービン翼車回転数をN2とすると、トルクコンバータ
Tの速度比eは次式で表わされる。
−タケ−プル30とは歯車列を介して連結されているた
めに、これら両者間に滑りは存在せず、これら両者間の
減速比をA及びスピードメータケーブル30の回転数を
N3とすると、トルクコンバータ出力軸3の回転数N2
は、 N2=A−N3          ・・・(2)とな
る。この(2)式により(1)式を整理すると、速度比
eは次式で表わされる。
e ここで、補助変速機Mの変速段数が4段である場合には
、上記減速比Aの値は検出した各変速段、即ら第1速〜
第4速の各減速比に対応するA1−A4の値をとり得る
なお、トルクコンバータTの出力側回転数を求めるため
に補助変速tJ31Mの入力軸3に回転数検出器を取り
付けてもよい。
前記ステップ4で速度比の値eを算出した後、ステップ
5に進み、以後第6図に示す直結クラッチCdのコント
ローJL; (Cd、C0NTR0L)ルーチンを実行
する。
第6図においてまず、ステップ1でエンジン回転数Ne
が所定回転数Nc、+  (例えば3.50Orpm)
より大きいか否かを判別し、その答が肯定(Yes )
の場合はステップ16に進んで第3の電磁弁240をオ
フ、即ち閉弁して直結クラッチCdの作動油圧を高め、
該直結クラッチCdO係合力を強める。
これはエンジン回転数Neが3.500rpm以上であ
れば振動等の問題が生じる虞はなく、直結クラッチCd
O係合力を強めることによりクラッチの滑りを抑え、該
直結クラッチCdの寿命及び燃費の向上を夫々図れる。
このときの直結クラッチCdに供給される作動油圧は第
4図の実線■上に保持される。
前記ステップ1の答が否定(NO)の場合は、補助変速
機Mの当該変速段が第4速であるか否かをステップ2で
判別し、その答が肯定(Yes)のときはステップ6に
進み、否定(NO)のときはステップ3に進み、該ステ
ップ3で前記変速段が第3速であるか否かを判別する。
該ステップ3の答が肯定(Yes)の場合、即ち、当該
変速段が第3速のときにはステップ5に、否定(NO)
の場合にはステップ4に夫々進む。
前記ステップ2及び3の判別の結果、第4速のときには
ステップ6において上限車速U32が所定車速U432
(例えば85に+n/h)に、第3速のときにはステッ
プ5において上限車速U32が指定車速Um(例えば4
0km/h)に、第2速以下のときにはステップ4にお
いて上限車速U32が指定車速U7J2(例えば30k
m/h)に夫々設定される。このようにして上限車速U
32を前記U232.  U332.及びU432のい
ずれかの車速に設定後、ステップ7に進み、当該車速U
が前記ステップ4〜6のいずれかのステップにおいて設
定された上限車速U32より大きいか否かを判別し、そ
の答が肯定(Yes)であれば振動等の問題は生じない
のでステップ16に進み、第3の電磁弁240を閉弁し
、直結クラッチCdの係合力を強める。
前記ステップ7の答が否定(No)の場合、叩ち当該車
速Uが下限車速U32より小さいときはステップ8に進
んで当該車速Uが下限車速U31 (例えば6km/h
)より大きいか否かを判別する。その答が否定(No)
、即ち、当該車速Uが下限車速U31よりも小さく、ト
ルクコンバータTのトルク増幅機能を必要とする低車速
域の場合にはステップ18に進んで第3の電磁弁240
をオン、即ち、開弁することにより、直結クラッチCd
の作動圧を下げて該直結クラッチCdO係合力を弱めて
トルクコンバータTの機能を活用する。このときの直結
クラッチCdに供給される作動油圧は第4図の破線■上
に変化する。前記ステップ8の答が肯定(Yes)の場
合、即ち、当該車速Uが下限車速U31より大きいとき
はステップ9に進み、補助変速機Mの当該変速段が第4
速であるか否かを判別する。このステップ9の答が肯定
(Yes)の場合はステップ10において当該車速Uが
所定車速U36(例えば58km/h)より大きいか否
かを判別し、その答が肯定(Yes)の場合、即ち、当
該変速段が第4速で当該車速Uが所定車速LJ3E+よ
り大きいときは、ステップ12において所定の速度比範
囲における判別値e1 (例えば92%)、C2(例え
ば97%)、C3(例えば99.5%)、e、lI(例
えば102%)及び伝達容量調整速度ΔTを決定する後
述のタイマ期間T+ 、T2 、T3及びデユーティ比
調整量Xi 、X21  xl+  x4+x5.x6
等を夫々設定する。判別値e1は直結クラッチCdO係
合力が弱い領域(以下係合力弱領域という)の上限値で
あると同時に基準値に近似した領域(以下基準値近似領
域という)の下限値である。判別値e2は基準値近似領
域の下限値であると同時に基準値領i!3i(目標領域
)の下限値である。判別値e3は基準値領域の上限値で
あると同時に微調整領域の下限値である。判別値e4は
微調整領域の上限値であると同時にソレノイドをオンし
て第3の電磁弁240を開弁する領域(以下ソレノイド
・オン領域という)の下限値である。
ステップ10の答が否定(No)の場合、即ち、当該変
速段が第4速で当該車速Uが所定車速Uaeより小さい
ときは、ステップ13において判別値e1 (例えば8
8%)、C2(例えば94%)、es  (例えば97
.5%)、en(例えば99%)及び伝達容量調整速度
ΔTを決定する後述のタイマ期間T1〜T3及びデユー
ティ比調整量x1〜x6等を夫々設定する。
前記ステップ9の答が否定(No)の場合、即ち、当該
変速段が第4速でないときはステップ11に進んで、当
該変速段が第3速であるか否かを判別する。このステッ
プ11の答が肯定(Yes)の場合、即ち、第3速のと
きはステップ14において、判別値e1 (例えば88
%)、C2(例えば94%)、C3(例えば97.5%
)、C4(例えば99%)及び伝達容量調整速度へTを
決定する後述のタイマ期間T1〜T3及びデユーティ比
調整量x1〜x6等を夫々設定する。
前記ステップ11の答が否定(No)’(7)場合、即
ち当該変速段が第4速及び第3速のいずれでもないとき
は、ステップ15に移って、判別値e1(例えば88%
)、C2(例えば94%)、C3(例えば97.5%)
、e<(例えば99%)及び伝達容量調整速度ΔTを決
定する後述のタイマ期間T1〜T3及びデユーティ比調
整量x1〜x6等を夫々設定する。前記伝達容量調整速
度ΔTは高速段に向かう程遅くなる値となっている。即
ち、高速段はど回転速度比eが1に近づくと車体振動を
発生し易いのでe=1にならないようにする必要があり
、特に回転速度比eが低い値からその伝達容量を増すと
き、その調整速度が早いと車体振動を発生して危険であ
る。一方、低速段では瞬間的にe=lとなっても車体振
動は発生し難くより早く調整しても騒音上の問題は少な
く燃費向上が期待できる。更に、動力性能についても高
速段はど伝達容量増加方向への調整速度を遅くすること
により、回転数Neの高い時間が長くなるので、その向
上が期待できる。
前記ステップ12〜15において各判別値e1〜e4及
び伝達容量調整速度ΔTを決定するタイマ期間T1〜T
3及びデユーティ比調整量x1〜x6等の値を設定した
後はステップ17に進み、第7図に示す電磁弁240の
デユーティ比制御(電磁弁DUTY  C0NTR0L
)ルーチンを実行する。
第7図におけるステップ1. 2. 3.及び7で現在
の速度比eが前記速度比範囲のどの領域にあるのかを判
別している。まず、速度比eが下側から上側に向かって
変化することを考えると、速度比eが係合力弱領域にあ
ればステップ7での速度比eが判別値e1より大きいか
否かという判別の答は否定(No)となり、ステップ8
でタイマ期間T1が経過したか(T=0)否かを判別す
る。
第8図は速度比eが係合力弱領域からその上側の基準値
近似領域を通過して、その上側の基準値領域に入る場合
のデユーティ比制御状態を示し、この図において明らか
なように、速度比eが基準値領域に近づくに従い該直結
クラッチCdの伝達容量の増加速度を減少、即ち、伝達
容量の変化率を小さくするように制御している。
速度比eが係合力弱領域にある場合は、T1(例えば0
.2秒)という期間が経過する毎にxl(補正値、例え
ば1)売手さい段階のデユーティ値で第3の電磁弁24
0の開弁時間をデユーティ比制御することにより直結ク
ラッチCdの係合力を徐々に強めて行く。第7図におい
て前記ステップ8の答が肯定(Yes)の場合、すなわ
ち、タイマ期間(T1)経過したときは(第8図の1+
t2.及びt3時点)その都度改めてステップ9でタイ
マに前記値T1をセントして、ステップ1゜で変数値り
に前回値よりxlだけ小さくした値(D−x+)をセッ
トしてこれを記憶し、D値が示す段階のデユーティ比で
再びT1期間に亘って第3の電磁弁240の開弁時間の
デユーティ比制御(ステップ8〜13)を繰り返す。な
お、ステップ11はリミットチェックであって、変数値
りが0より小さくなるとプログラム制御上不都合が生じ
るので、該変数値りが最小D11im (例えばO)よ
り大きいか否かを判別し、その答が否定(No)の場合
、即ち変数値りがOより小さいときは、ステップ12で
変数値りの値を最小値D1!imに設定し、ステップ1
3に移る。前記ステップ11の答が肯定(Yes)の場
合、部ち、変数値りが0より大きい場合は、ステップ1
2を飛び越してステップ13に移る。
ステップ13では前記ステップ10で設定された変数り
の値を、後で速度比eが基準値領域に入った時等の制御
に使用するために変数D32として記憶しておく。この
後、ステップ14で第3の電磁弁240のソレノイド2
42への通電時間を制御するカウンターを変数値りに対
応する値にセットし、その後は第5図のステップ2に戻
り再び実行し直す。なお、電子制御装置33は第3の電
磁弁240のデユーティ比が新規値に設定されるまでは
同じデユーティ比で即ち一定の周期で第3の電磁弁24
0の開弁を繰り返す。ここに、第3の電磁弁240のデ
ユーティ比は所定時間(例えば100m5)に対するソ
レノイド242への通電時間の比をいうもので、+DO
NO2Oの21段階に設定した場合の1段階当りの通電
時間は5msである。
このようにして、速度比eが係合力弱領域にあるときは
T+ M間毎に直結クラッチCdの係合力がx1宛徐々
に強められる。
次に、速度比eが基準値近似領域に入ると、(第8図の
14時点)ステップ7の答は肯定(Yes )となり、
ステップ15でタイマ期間経過したか否かを判別する。
ここでのタイマ期間とは速度比eが基準値近似領域に入
る直前の係合力弱領域にあるとき、即ち、第8図のt3
時点で設定した値T1である。前記ステップ15の答が
否定(No)即ち、タイマ期間T1が経過しない間はス
テップ16〜19を実行することなく前記ステップ13
及び14を実行し、前記係合力弱領域で設定したデユー
ティ比で引き続き第3の電磁弁240を開弁制御する。
前記ステップ15の答が肯定(Yes)の場合、即ち、
タイマ期間T1を経過したときは(第8図のt5時点)
ステップ16にタイマに係合力弱領域で設定した前記T
1値より大きい所定値T2  (例えば1秒)をセット
して、ステップ17で変数値りに前回値よりX2  (
例えば1)だけ小さくした値(D−X2)をセットして
これを記憶し、D値が示す段階のデユーティ比で再びT
2期間に亘って第3の電磁弁240の開弁時間のデユー
ティ比制御を行なう。そして、再びタイマ期間T2が経
過して、まだ速度比e値が基準値近似領域にあるとき(
第8図のt6の時点)、前述と同様にステップ15〜1
9、及び13を繰り返し実行する。なお、ステップ18
はステップ11と同様のリミットチェックであって、変
数値りが最小値D21im(例えば0)より大きいが否
かを判別し、その答が否定(No)の場合、即ち変数値
りがOより小さいときは、ステップ19で変数りの値を
最小D21imに設定し、ステップ13に移る。
前記ステップ18の答が肯定(Yes)の場合、即ち、
変数値りが0より大きい場合はステップ19を実行する
ことなくステップ13に移る。
速度比eが第8図の1−を時点で基準値領域に入るとス
テップ3での速度比eが判別値e2より大きいか否かと
いう判別の答は肯定(Yes)になり、ステップ20で
後述するフラッグF1を0にしてステップ21に進み、
これも後述するフラッグF3に1が設定されているか否
かを判別する。
速度比eが、より小さい値から基準値領域に入った場合
、フラッグF2及びF3は共に0に設定されており (
ステップ5及び6)、前記ステップ21の答は否定(N
o)となり、次のステップ24でのフラッグF2に1が
設定されているか否かの判別の答も否定(No)となり
、この場合ステップ26に移ってタイマ期間経過したか
否かを判別する。ここでのタイマ期間とは速度比eが基
準値近似領域にあるとき、即ち、第8図のt6時点で設
定した値T2である。前記ステップ26の答が否定(N
o)、即ちタイマ期間T2経過しない間はステップ27
及び28を実行することなく後述するステップ41〜4
6を経てステップ14を実行して前記基準値近似領域で
設定したデユーティ比で引き続き第3の電磁弁240を
開弁制御する。
前記ステップ25の答が肯定(Yes)の場合、部ち、
タイマ期間T2経過したときは(第8図の18時点)、
改めてステップ27でタイマに速度比eが基準値領域に
ある時の特有の値、即ち、Tつ(例えば2秒)という値
をセットして、ステップ28で前回ループにおいてステ
ップ13で変数値D32として記憶された値、即ち、速
度比eが基準値領域に入る直前の基準値近似領域にある
ときに(第8図のt6時点)設定された値をそのままセ
ットする。このように速度比eが基準値領域に入れば、
変数りの値を書き換えることなく該基準値領域に入る直
前(第8図のt6時点)に設定された値を使ってタイマ
期間T3経過するまで(第8図のt9時点)第3の電磁
弁240の開弁時間をデユーティ制御する。t9時点以
降も速度比eが基準値領域に入っている限りは直結クラ
ッチCdの伝達容量を変えないように制御する。
第9図は速度比eが第8図と同様に係合力弱領域から基
準値近似領域を経て基準値領域に入る場合のデユーティ
比制御において、第8図と異なる方法)こよるデユーテ
ィ比制御状態を示す。即ち、第8図の場合は伝達容ii
i整速度ΔTを規定するデユーティ比調整ff1xt及
びx2の値を同じにすると共に、T4 、T2及びTり
の値を夫々異ならせることによって速度比eが基準値領
域に近づくに従って速度比eの時間変化率を小さくした
のに対して、第9図の場合はT、、T2及びT3の値を
総て同じにすると共に、xl及びx2の値を異ならせる
ことによって、速度比eが基準値領域に近づくに従って
速度比eの時間変化率を小さくしたものである。
第10図は速度比eが基準値領域を超えて、該基準値領
域の上側の微調整領域に入り、該微調整領域を超えるこ
となく再び基準値領域に戻ってくる場合のデユーティ比
制御状態を示す。この場合、速度比eが基準値領域にそ
の下側から入ったとすればF4.F、2及びF3のいず
れのフラッグもその値はOとなっている。そこで、速度
比eが第10図の(a)のt1o時点から上昇してt 
11時点で基準値領域を超えてその直上の微調整領域に
入ると、第7図のステップ2での、速度比eが判別値e
3より大きいか否かという判別の答は肯定(Yes)と
なり、ステップ29に移ってフラッグF1に1を設定し
た後ステップ30に進む。該ステップ3゜は、フラッグ
F2が0であるが否かを判別するが、このフラッグF2
はまだOに設定されたままであるから、その判別の答は
肯定(Yes)となり、ステップ31に移ってフラッグ
F2に1を設定する。
次いでステップ32で、変数値D33として変数D32
の値を記憶する。このD32値は、速度比eが基準値領
域に入っているときに使ったD値、即ち、ステップ28
で設定したD値と同じである。なお、第1O図には変数
り、D32及びD33の各種の時間変化が速度比eの変
化と共に示しである。この場合、変数り等の各種は速度
比e値が基準値領域にあるときに設定された値を基準と
してその増減値のみが示しである。次いで、ステップ3
3でタイマに所定値T4 (例えば0.4秒)を設定し
、ステップ34で今回制御に使用する変数値りとし、前
回制御に使用したD33にX6  (例えば6)を加算
した値を設定した後、後述するステップ41〜46及び
14を経て第5図のステップ2に戻り実行し直す。
ここで注目すべきことは、速度比eが微調整領域に入る
直前の基準値領域にあるときに、即ち、第10図の(a
lの1+a時点で設定されたタイマ期間Tりは、t′1
1時点に至るまではタイムアンプしないが、速度比eが
判別値e3、即ち、微調整領域の下限値に達したt 1
1時点でタイマを直ちにT4という値に設定し直しくス
テップ33)、該T4期間経過するまでステップ34で
設定したDの値で制御を繰り返す。斯かる繰り返しでス
テップ30に至ると前回ループにおいて、ステップ31
でフラッグF2を1に設定しであるから、ステップ30
の答は否定(No)となってステップ35に移り、タイ
マ期間T4はまだタイムアツプしていないから、該ステ
ップ35でのタイマ期間経過したか否かという判別の答
は否定(NO)となり、ステップ36で変数値D32と
して前記ステップ32で設定したD33値にXI  (
例えば1)を加算した値を記憶する。前回ループにおけ
るステップ32で変数値D33として値D]2を設定し
たから速度比eが基準値領域にあるときに設定した値を
DOとすれば、D32値として新しく記憶される値はこ
の値DOにx3だけ加算した値に等しい。
速度比eがタイマ期間T4を経過しないうちに、即ち、
t 12時点で再び基準値領域に戻ってきた場合は、ス
テップ3での答が肯定(Yes)になり、ステップ20
に移ってフラッグF1をOにし、次のステップ21は、
この場合フラッグF3が0に設定されたままであるから
通り越してステップ24に移る。前記ステップ31でフ
ラッグF2に1を設定したから、ステップ24の答は肯
定(Yes)となり、ステップ25に移ってフラッグF
2をOにして、ステップ26を飛び越してステップ27
に移り、タイマに前記所定値T3を設定する。即ち、ス
テップ26を飛び越してステップ27に移るということ
は、速度比eが基準値領域に戻ったら直ちにタイマをリ
セットすることを意味するものである。
次いでステップ28で変数値りに前回ループにおけるス
テップ36で記憶した値D32を設定し、Dη値が示す
段階のデユーティ比で第3の電磁弁240の開弁時間の
デユーティ比制御を行なう。
そして、速度比eがタイマ期間T3経過したt13時点
においても、基準値領域に入っている限りは再びタイマ
にT3値が設定される(ステップ27)と共にD値も変
わらないで1++時点以降も同じ値D32(ステップ2
8)でデユーティ比制御する。
第10図の(a)の場合は速度比eが基準値領域を超え
て微調整領域に短期間(タイマ期間T、4より短い期間
)だけ入った場合である。即ち、速度比eが微調整領域
に入ったことにより、t11時点で値x6という大きな
値で補正をかけた結果、タイマ期間T4経過しないt1
2時点で直ちに基準値領域に戻ったということはX6値
が大きすぎることであり、従って、基準値領域に戻った
t12時点で、基準値領域を超える直前の基準値領域に
おいて、即ち100時点で設定した変数り値に小さな補
正値x3を加算した値を使用してデユーティ比制御する
ことにより、速度比eを基準値領域に保持するものであ
る。
第10図の(b)の場合には、速度比eがt15時点か
ら上昇して基準値領域を超えて微調整領域に入ったこと
によりt1B時点で値x6という大きな値で補正をかけ
たが、直ちに基準値領域に戻らず微調整領域に長く (
タイマ期間T4より長い時間)留まっている場合である
。この場合は基準値領域を超えて微調整領域に入る直前
において、即ち、tls時点で設定したD値にX6値を
加えた値に、速度比e値が微調整領域に留っている時間
長さに応じた値を加えた値を使用してデユーティ比制御
することにより速度比eを基準値領域に保持する。
従って、この第10図の(b)の場合は、tte時点で
第10図の(a)の1++時点の場合と同様にステップ
29乃至34が夫々実行され、ti6時点からt17時
点に達するまでは、前記ステップ29,30゜35及び
36が夫々実行される。そしてt+’r時点に達した時
タイマ期間T4が最初にタイムアツプすることにより、
前記ステップ35の答が肯定(Yes)になり、ステッ
プ37に移ってフラッグF3に1を設定し、次いで、ス
テップ38で変数値としてD33に前回ループで使用し
た値りを記憶する。そして、ステップ39で再びタイマ
にT4値を設定し、ステップ40でD値に値XI  (
例えば1)だけ加算した値を設定する。そしてt+e時
点で更にタイマ期間T4がタイムアツプするまでは再び
ステップ29..30.35及び36が夫々実行され該
ステップ36でD32値としてD33値に前記値Xりを
加えた値を記憶する。tie時点で依然として速度比e
が微調整領域にあれば、前記と同様にステップ37.3
8を夫々実行する。このステップ37゜38が実行され
るということは、D33値が値X3を加算した値に更新
されるものであり、ステップ40でD値に更に値x3が
加算されることにより再びデユーティ値が上がり、この
値でデユーティ比制御を繰り返す。そして、tie時点
で速度比eが基C−値領領域戻るとステップ20及び2
1を実行する。該ステップ21の答は、前記ステップ3
7でフラッグF3に1を設定したから、肯定(Yes)
となり、ステップ22でフラッグF3を0に、ステップ
23でフラッグF2をOにして、ステップ24を飛び越
してステップ26に進んでタイマ期間T4がタイムアツ
プしたか否かを判別する。該ステップ24を飛び越すと
いうことは、即ち、フラッグF2の判別を行なわないと
いうことは速度比eの変化状態が緩やかであることを意
味する。速度比eが緩やかに変化している場合は前回ル
ープで設定したデユーティ値をそのまま使う。即ちタイ
マ期間T4が経過するまで、つまりt°19時点に至る
まで待って前回ループで設定したデユーティ値をそのま
ま使ってデユーティ制御する。そして、t′19時点に
至った時、ステップ26の答が肯定(Yes)になり、
ステップ27でタイマに前記T3値を設定し、ステップ
28で変数値りに値D32を設定する。このD32値は
ステップ36で設定した微調整領域を抜は出す直前に設
定した値である。
このようにして速度比eが基準値領域に戻ると変数値り
により引き続きデユーティ比制御が行なわれ速度比eが
基準値領域に入っている限りは、t 20時点以降もそ
の値を保持してデユーティ比制御する。
第11図は速度比eが基準値領域から微調整領域を超え
てソレノイド・オン領域に入った後再び基準値領域に戻
ってくる場合の制御状態を示す。
なお、第11図においては速度比eが判別値e4より大
きい範囲、部ち、ソレノイド・オン領域に入った状態を
示している。
第11図の(a)は速度比eが微調整領域を短時間のう
ちに通過してソレノイドをオンする領域に入る場合を、
第11図の(blは速度比eが微調整領域を長時間かか
って通過してソレノイドをオンする領域に入る場合を夫
々示す。第11図の(al、 (b)のいずれの場合も
速度比eが上限値1,0(en)に近づくため車体振動
の発生の危険があるからデユーティ比は最高のD20(
第3の電磁弁240のソレノイド242をオンにして該
電磁弁240を開弁する)にするが、速度比eがソレノ
イド・オン領域から微調整領域に再び戻ってきた場合の
デユーティ値は第11図の(MlO方を(blの方より
大きな値に設定する。
即ち、第11図の(a)において速度比eがt 29時
点から上昇してt3Q時点で微調整領域に入ると、まず
、第7図のステップ2の答が肯定(Yes)となり第1
0図で説明したのと同様にステップ29〜34を夫々実
行する。このときD値、D33値は夫々前回値に対して
十X6  (例えば4)、±0である。
そして次のループでステップ29,30.35及び36
が夫々実行され、該ステップ36でD33値に値x+ 
 (例えば1)を加算した値がD32値として記憶され
る。このとき、フラッグF3は0のままである。この状
態で速度比eがタイマ期間T4の経過前に微調整領域を
超えると(t31時点)、第7図のステップ1での速度
比eが判別値e4より大きいか否かという判別の答は肯
定(Yes)となり、ステップ47に移ってフラッグF
2に1を設定し、ステップ48でフラッグF3に1が設
定しであるか否かを判別する。前述の通り、フラッグF
3がOのままで速度比eが微調整領域を出てソレノイド
・オン領域に入ったのでステップ48の答は否定(No
)となり、ステップ50に移ってD3]値に値x5 (
例えば6)を加算した値をD値として記憶する。次いで
ステップ51でD値がDFO値(=20)より大きいか
否かを判別(リミットチェック)する。その答が肯定(
Yes)であればステップ52でD値を値DFOに設定
してステップ53に移り、否定(NO)であればステッ
プ52を飛び越してステップ53に移る。酸ステップ5
3でステップ51で設定されたD値(例えば+6)をD
32値として記憶しステップ54でタイマをOに設定し
、ステップ55で第3の電磁弁240のソレノイド24
2をオンして該電磁弁240を開弁状態に保持する一方
、ステップ56で電子制御装置33による第3の電磁弁
240の開弁デユーティ比制御を停止させ、再び第5図
のステップ2に戻る。
そして、速度比eが第11図の(a)のt32時点で再
び微調整領域に入ると、第7図のステップ2の答が肯定
(Yes)となりステップ29でフラッグF1に1を設
定し、ステップ30の答は前回ループのステップ47で
フラッグF2に1を設定したから否定(No)となり、
ステップ35に移る。
該ステップ35の答は、前回ループのステップ54でタ
イマは0に設定されているから肯定(Yes)となり、
ステップ37でフラッグF3を1に設定し、次のステッ
プ38でD値(+X5、即ち+6)をD33値として記
憶する。そして、ステップ39でタイマに前記所定値T
4を設定し、ステップ40でD+X3の値(即ち+(、
+l=+7)を新たなり値として記憶し、次のループの
ステップ36でD33+x3の値(即ち+6+1=+7
)をD32値として記憶する。
その後、t 33時点では速度比eが微調整領域に引き
続いて入っているから、ステップ29,30゜35.3
7〜40を夫々実行する。ステップ38でD値(+7)
をD33値として記憶し、ステップ40でD+x3の値
(+8)をD値として記憶する。そして、再びステップ
35の答が否定(No)となってステップ36に移り、
D33+13の値(+8)をD32値として記憶する。
次にt°33時点で速度比eが基準値領域に入ると、前
述の第10図の(blのt+q〜t°19時点と同様の
作用にて制御されてj34時点に至り、以後、速度比e
が基準値領域に入っている限り、D値を変えないでデユ
ーティ比制御する。
第11図の(blの場合は、t35時点で速度比eが微
調整領域に入ると、第11図の(alのt 30時点と
同様に第7図のステップ29〜34を夫々実行し、ステ
ップ32でD32、即ち+0に、ステップ34でD’1
3+Xt1>の値(+4)をD値として記憶し、次のル
ープのステップ36でD33+X]  (+1)をD3
2値として記憶する。T4期間経過したt36時点で速
度比eは引き続いて微調整領域にあるから、ステップ2
9,30.35及び37を夫々実行し、次のステップ3
8でD値(+4)をD33値として記憶し、ステップ3
9.40を夫々実行して、該ステップ40でD+x3の
値(+5)をD値として記憶する。
そして、t37時点で速度比eが微調整領域を出てソレ
ノイド・オン領域に入ると第7図のステップlの答が肯
定(Yes)となり、ステップ47及び48を夫々実行
する。この場合、速度比eがt 35時点から最初のT
4期間経過して次のT4期間の途中のt37時点に至る
までの間、微調整領域に入っていたから、速度比eの変
化状態は緩やかであり、フラッグF3に1が設定されて
いる。従って、前記ステップ48の答は肯定(Yes)
となり、ステップ49に移ってD33+X4の値、即ち
、+5をD値として設定し、次いでステップ52を実行
し、その答が肯定(Yes)であればステップ53に移
り、否定(NO)であればステップ52を飛び越してス
テップ53に移る。該ステップ53でステップ49にて
設定したD値、即ち、+5をD32値として記憶し、以
降ステップ53〜56を夫々実行して、第5図のステッ
プ2に戻り実行し直す。
そして、t39時点で速度比eが再び微調整領域に入る
とステップ29,30.35及び37を夫々実行し、次
のステップ38でD値(D33+X4=+5)をD33
値として記憶する。次いで、ステップ40でD値にD3
3+x3=+6なる値をD32値として記憶する。
その後、T4期間経過しないt 39時点で速度比eが
基準値領域に入ると、前述の第10図の(a)のtT2
〜t13時点と同様の作用にて制御されてt 40時点
を経てta時点に至り、以降、速度比eが基準値領域に
入っている限り、Dの値を変えないでデユーティ比制御
する。
なお、第7図中ステップ4にF1=1とあるのは、速度
比eが基準値領域から微調整領域に一度入り、次のルー
プにおける速度比eが基準値領域を通り越してその下の
係合力弱領域に入った時、即ち、速度比eが急激に変化
した時は、フラッグF1に1が設定されているから前回
の微調整領域で設定したD値で制御を行なえということ
である。
また、ステップ41〜46はリミットチェックでり、D
32及びD33の各種がDFO値(例えば20)より大
きければ、これら各種を夫々値DFOに書き換えるもの
である。
なお、上記実施例においては流体式動力伝達装置として
流体式トルクコンバータTを採用した場合について説明
したが、本発明は他の形式のフルイドカップリング等を
備える車両用自動変速機であれば適用可能である。
また、流体式動力伝達装置の人、出力部材の相対的滑り
量を表わす所定のパラメータとしては、人、出力部材の
蕃回転速度の差であってもよい。
麺に、伝達容量調整速度は変速段位置のみならず、シフ
トレバ−(セレクトレバー)位置に基づいて決定しても
よい。この場合第6図のステップ2及び9はシフトレバ
−位置がD4であるか否かを、ステップ3及び11はシ
フトレバ−位置がDっであるか否かを夫々判別するよう
にすると共に、第2図の変速段位置検出器35に代えて
シフトレバ−位置検出器を設けるものである。
(発明の効果) 以上詳述した如(本発明の車両用自動変速機の流体式動
力伝達装置の直結機構制御方法によれば流体式動力伝達
装置の人、出力部材の相対的滑り量を表わす第1の所定
のパラメータ値が予め設定された所定基準範囲値に向か
って変化する速度を規定する直結機構の伝達容量の調整
速度を、車両の運転モードを表わす第2の所定のパラメ
ータ値に基づいて決定するものである。
従って、直結機構の伝達容量を細目に設定した場合でも
発散を起こすことなく、安定且つ迅速に伝達容量を基準
値(目標値)領域に制御することができ、車体の振動や
騒音の発生が抑制されると共に、燃費及び動力伝達特性
の向上が図られ、且つ極めて円滑で快適な運転フィーリ
ングが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の直結機構制御方法を適用する車両用自
動変速機の概要図、第2図は同車両用自動変速機の油圧
制御回路図、第3図は第2図の直結クラッチの要部展開
図、第4図は直結クラッチの作動油圧と車速との関係を
示すグラフ、第5図は直結クラッチの作動油圧(伝達容
量)の制御手順を示すメインフローチャート、第6図は
第5図のステップ5で行なわれる制御手順を示すサブフ
ローチャート、第7図は第6図のステップ■7で行なわ
れる制御手順を示すサブフローチャート、第8図はデユ
ーティ比の補正値を同一にしてタイマ期間を異ならせ、
速度比が係合力弱領域から基準値近似領域を通って基準
値領域に入る場合の制御における速度比とデユーティ比
の関係を示すグラフ、第9図はデユーティ比の補正値を
異ならせ、タイマ期間を同一にして、速度比が係合力弱
領域から基準値近似領域を通って基準値領域に入る場合
の制御における速度比とデユーティ比の関係を示すグラ
フ、第10図は速度比が基準値領域を超えて、該基準値
領域の上側の微調整領域に入り、該微調整領域を超える
ことな(再び基準値領域に戻る場合の制御における速度
比とデユーティ比の関係を示すグラフ、第11図は速度
比が基準値領域から微調整領域を超えてソレノイドをオ
ンにする領域に入った後、再び基準値領域に戻る場合の
制御における速度比とデユーティ比の関係を示すグラフ
である。 T・・・トルクコンバータ(流体式動力伝達装置)、2
・・・ポンプ翼車(入力部材)、4・・・タービン翼車
(出力部材)、Cd・・・直結クラッチ(直結機構)。 出願人   本田技研工業株式会社 代理人  弁理士 渡 部 敏 彦 ′lA3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力部材と出力部材を有する流体式動力伝達装置の
    前記入、出力部材の相対的すべり量を表わす第1の所定
    のパラメータ値が、予め設定された所定基準範囲内の値
    になるように、前記入、出力部材を機械的に係合する直
    結機構の伝達容量を可変制御する車両用自動変速機の流
    体式動力伝達装置の直結機構制御方法において、前記第
    1の所定のパラメータ値が前記所定基準範囲値に向かっ
    て変化する速度を規定する前記伝達容量の調整速度を前
    記車両の運転モードを表わす第2の所定のパラメータ値
    に基づいて決定することを特徴とする車両用自動変速機
    の流体式動力伝達装置の直結機構制御方法。 2、前記第1の所定のパラメータは前記入力部材及び出
    力部材の各回転速度の比であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の車両用自動変速機の流体式動力伝
    達装置の直結機構制御方法。 3、前記第1の所定のパラメータは前記入力部材及び出
    力部材の各回転速度の差であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の車両用自動変速機の流体式動力伝
    達装置の直結機構制御方法。 4、前記第2の所定のパラメータは前記自動変速機の変
    速段位置であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の車両用自動変速機の流体式動力伝達装置の直結機
    構制御方法。 5、前記第2の所定のパラメータは前記自動変速機の変
    速段の確立可能範囲を規定するシフトレバー位置である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両用自
    動変速機の流体式動力伝達装置の直結機構制御方法。
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US06/872,969 US4700819A (en) 1985-06-13 1986-06-11 Method of controlling transmission capacity of a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means of an automatic transmission for automotive vehicles in accordance with vehicle operation mode
DE3619873A DE3619873C2 (de) 1985-06-13 1986-06-13 Verfahren zur Steuerung des Drehmomentübertragungsvermögens einer Überbrückungskupplung
FR868608599A FR2583492B1 (fr) 1985-06-13 1986-06-13 Procede de commande de prise directe pour vehicule automobile a transmission hydraulique automatique
GB8614483A GB2176853B (en) 1985-06-13 1986-06-13 Control method for a direct-coupling mechanism in hydraulic power transmission means of an automatic transmission for automotive vehicles

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WO2007142318A1 (ja) 2006-06-02 2007-12-13 Teijin Fibers Limited 歯付きベルト用帆布及びそれを含む歯付きベルト

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