JPS62203626A - 順送プレス型の素材送り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動プレス型等に使用されるコイル材の・；；
？状素材に形成される送りサンの強度を確保するととも
に、少ない送りサン幅で材料を打抜くようにした順送プ
レス型の素材送り方法に関する。

（従来の技術） 従来、第４図および第６図に示すように、自動順送プレ
ス型は、主に抜きステーション１と成形ステーション２
とからなり、各ステーションの各ステーションへコイル
搬送方向Ｐに沿ってピッチ分送り出しながらプレス加工
し製品を作っている。

この際、コイル材３の幅寸法は、一般的に１０ａｍ程度
のバラツキ公差があり、これをそのまま自動順送りのプ
レス型内に通すと、プレス品の精度に影響を及ぼすこと
になる。

このため、図中、斜線部Ａで示す切断もしくは抜き部分
のうち、コイル幅を所定寸法にするためのコイル端末部
５をνＪ断し、この切断部両端５ａをサイドガイド６で
ささえコイル材３の蛇行を防止している。

また、コイル材３の送りサン部４を補強するため、第５
図に示すように補強ビード７を設けている。

これにより、コイル材３の幅寸法のバラツキを押えると
ともに、送りサン部４の強度を高めてプレス加工品の寸
法精度を図ることができる。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記方法によると、第２図（ａ）に示す
ように切断部Ａは切除されるため、コイル材３の送りサ
ン部４の幅が少くなり、送りサン部４の強度を確保する
ためビード等の補強部を設けることになる。

したがって、必要以上に送りサン部等の製品形状にとっ
ては無駄な部分が多くなり、コイル幅を広くするため材
質の歩留りが低下するという問題点があった。

また、この歩留りの低下を押えるためコイル端末部を切
断しないと、コイル幅公差のバラツキがプレス加工製品
の穴ずれ、変形等の原因となっていた。

このような市情に鑑みて１本発明はプレス送り工程で、
素材幅の両端に形成される送りサン部の強度を確保する
とともに、少ない素材でコイル幅の寸法バラツキを押え
るようにした順送プレス型の素材送り方法を提供するこ
とを［Ｉ的としている。

（問題点を解決するための手段） 上記ｔｈ＋的を達成するために、本発明の素材送り方法
は、帯状の素材を所定のピッチで送るプレス送り工程で
素材の両側端部に形成された送りサンの側端部を相対向
する一対の曲刃で折曲して所定の素材幅に形成し、この
折曲したフランジ側面を型内のサイドガイドで案内する
ことによって素材を順次送り出すことを特徴としている
。

（作用） このような構成としたことから、素材幅のバラツキが送
りサンの端部を曲げて形成されたフランジ側面に吸収さ
れ、かつこの端部の強化により送りサン部が補強される
こととなり、素材幅を必要以上広くとる必要がなくなる
。しかも所定寸法の素材幅となった帯状素材がそのフラ
ンジ側面を案内にして型内のサイドガイドに規定されて
送り出されることになり、素材のズレや蛇行がなくなり
、正確な素材送りが行なわれるので、プレス加工の寸法
精度を安定させることができる。

（実施例） 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図において、本実施例の順送プレス型の素材送り方
法は、まず所定のバラツキがあるコイル材３を従来と同
様にコイル搬送方向Ｐに所定ピッチづつ送り出されるよ
うにプレス機械に取付けられている。

順送プレス型（図示略）は抜きステーションと成形ステ
ーションからなる数没階の送り工程がコイル搬送方向に
並設されている。この型内に送られた帯状の素材３０は
、まず第３図に断面図で示すＬドの曲刃１ｏ、　ｉｔに
て、素材幅の両端に形成される送りサン部４がＬ形状に
折曲げられる。

この両端をＬ形に曲げられた素材３０は、その素材幅が
所定寸法となり、しかも折曲したフランジ側面１２によ
って送りサン部４の端部が補強された状態となる。

さらに、この素材３０はプレス型内に設けたサイドガイ
ド６にガタなく案内されて送り出されるため、素材３０
は確実に決められた所定位置に搬送されて、順次プレス
型の各ステーションで抜き、曲げ、切断等の工程が行な
われる。

このようにして、プレス加工されるため、素材の送りサ
ン幅は第２図にその素材中心から端部までの断面図で示
すように切断部とビード補強部を含む幅広のサン幅を必
要とするが、本実施例では単にＬ字形状に折曲するだけ
で、送りサン部の補強と決められた素材幅を得ることが
できるため、送りサン幅が従来に比べて片側で約（５＋
３ｔ）＋ｎｓ程度少なくてすむことになる。

なお、本実施例ではＬ字曲げをして；シコ材幅寸法を決
定してから順次穴抜き工程以下のプレス加工を行なうも
のであるが、これに限らずＬ字曲げをプレス加工の初段
階に、たとえば穴抜き工程と同時に行なってもよい。

また、Ｌ字曲げは、巾にバラツキのある素材幅を一定の
寸法に整えるために行なうものであるから、曲げ端部の
形状が正確に形成されていればよいので、フランジ側面
は直角に曲げられている必要はない。また本実施例では
上方に向けて折曲したが、これを下方に折曲してもよい
。

（発明の効果） 以」二説明したことから明らかなように、本発明の方法
によれば、送りサンの端部を折曲げることにより、バラ
ツキのある素材幅を一定の寸法に整えるとともに折曲し
たフランジ側部によって送りサン部を補強するので、送
りサン幅を少なくして材料の歩留りを向上させることが
できる。

また送られる素材がサイドガイドにガタなく案内されて
プレス加工を行なうので、寸法精度が維持され常に安定
したプレス品を生産することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるプレス加工時の素材
の送り方法を説明する概略構成図、第２図はプレス加工
される素材の一部断面形状を示すもので、（ａ）は従来
例の送りサン部を形成した断面図であり、（ｂ）は本実
施例の送りサン部を形成した断面図。 第３図は本実施例の曲げ部分を形成するための曲刃の状
態断面図。 第４図は従来例の素材の送り方法を説明する概略構成図
。 第５図は第４図における送りサン部の断面図、 第６図は第４図における素材の加工状態を示す平面図で
ある。 ４・・・送りサン部　　　　６・・・サイドガイド１０
、１１・・・曲刃　　　　　１２・・・フランジ側面３
０・・・素材 第１図 、：Ｉ’、　２　ｒ；ｊ　　　　　　３０　　素１６第
４図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）帯状の素材を所定ピッチで送るプレス送り工程で
   、素材の両側端部に形成された送りサンの側端部を相対
   向する一対の曲刃で折曲して所定の素材幅に形成し、こ
   の折曲したフランジ側面を型内のサイドガイドで案内す
   ることによって素材を順次送り出すことを特徴とした順
   送プレス型の素材送り方法。