JPS6220323B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6220323B2
JPS6220323B2 JP53081710A JP8171078A JPS6220323B2 JP S6220323 B2 JPS6220323 B2 JP S6220323B2 JP 53081710 A JP53081710 A JP 53081710A JP 8171078 A JP8171078 A JP 8171078A JP S6220323 B2 JPS6220323 B2 JP S6220323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
asphalt
oil
absorbing
mixture
pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53081710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS559934A (en
Inventor
Hiroaki Hata
Hiroshi Mukumoto
Haruo Sakashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOSAKAFU
Original Assignee
OOSAKAFU
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Filing date
Publication date
Application filed by OOSAKAFU filed Critical OOSAKAFU
Priority to JP8171078A priority Critical patent/JPS559934A/ja
Publication of JPS559934A publication Critical patent/JPS559934A/ja
Publication of JPS6220323B2 publication Critical patent/JPS6220323B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はアスフアルト舗装路面の流動を防止す
るために、アスフアルト混合物中に吸油性および
硬化性を有する粒状の物質を添加混合して締め固
め、アスフアルト混合物中の軽質油を徐々に吸収
させながら硬化させ舗装路面を半剛性体とし、温
度の上昇による路面軟化を防止するアスフアルト
舗装路面の安定化工法に関するものである。 一般にアスフアルト舗装路面は、寒暖による影
響が大きいが、殊に夏期高温時における路面温度
は50〜60℃となることから、アスフアルト舗装路
面は軟化の傾向をたどる。そのために、アスフア
ルト舗装道路などは自動車の交通荷重によつて舗
装面が流動を起こし、特に自動車が渋滞する信号
の手前などに於いては轍掘凹入変形をなし、自動
車の安全交通に大きな支障を生ぜしめる欠点があ
るもので、自動車交通量の多い一般舗装道路に於
いてはその欠点を痛感するものである。 現在、これらの対策として一般にアスフアルト
の品質をゴム又は樹脂などによつて改質するか、
又は針入度の小さい、即ち硬いアスフアルトを用
いるなどしてこれに対処しようとしているが、こ
れらはいずれも混合物の感温性を小さくし、かつ
骨材粒子間の付着性を高めることによる流動防止
効果を期待したものである。しかし、前者の改質
アスフアルトは、価格が一般のストレートアスフ
アルトに対して3〜10倍と高価につくばかりか、
アスフアルトの粘度並びに処理温度が高いために
施工がむつかしいという欠点を存し、又後者の針
入度の小さいアスフアルトを用いる場合において
は冬期など低温期の舗装は温度−粘度の関係から
施工がむつかしいという欠点があり、両者とも取
扱性、経済性などからしても満足なものとは云え
ない。尚、特公昭52−616号のようなものも開示
されるが、これは農道等のように自動車交通量の
少ない路面の簡易舗装に於ける上下層路盤を同時
に締付け、上下両層路盤間の密着を良好にするこ
とを特徴とするもので、自動車交通量の多い一般
舗装路面に於ける夏期の昇温時の轍掘凹入変形を
防止せしめるような効果は存しない。該発明中に
も土砂をセメント又は石灰及び骨材とアスフアル
ト乳剤で固めて使用することを開示する所である
が、セメントや石灰等は普通粉状を呈し、飴状の
アスフアルト表層材料中に粉状のセメントを混入
しようとしてもなじまず、容易に混入操作をなす
ことが出来ないものであり、又該発明に開示する
骨材は硬化性及び吸油性を有する骨材でないから
軽質油分を吸収したり、経時的に徐々に油分を吸
収し硬化せしめる効果を存せず自動車交通量の多
い一般舗装路面の夏期昇温時轍掘凹入変形を防止
せしめる効果は存しないものである。 しかし、本発明に於いてはアスフアルト中の軽
質油を吸収する硬化性の粒状物質を添加して、舗
装路面を安定化し、流動を防止するもので、吸油
性物質の添加量の調節によつて、その舗設箇所に
応じた流動防止が容易に行える特長を有するもの
である。又本工法は、一般に用いられているスト
レートアスフアルトや粒度配合が容易に採用でき
るので作業が容易で且つ安価に施工できる。ここ
で云う吸油性物質とは全体がセメント系材料又は
石灰、石膏更にはこれらの成分よりなる粒状化品
を主とするものであるが、天然又は人工の砕石等
の種子石にセメント系粉末等の相当厚を被覆して
粒状化したものも充分吸油性を有し、実施に当た
り使用出来る。又、砕石その他の種子石として用
いる骨材は特に吸油性を必要とせず、該種子石類
を被覆するセメント系材料等にある微細な多孔質
により吸油性効果を存するもので、何れもアスフ
アルト混合物中に混入して圧入したときアスフア
ルト中の軽質油を吸収し、更に水分等によつて硬
化性を有するもので、天然又は人工の砕石にセメ
ント類を被覆して加工したものもこれに包含す
る。これらの吸油性物質は粒径が1〜30mmの粒状
を有するものである。尚、ここに吸油性物質を粒
状にする理由は次のとおりである。 一般にアスフアルト舗装は、あらかじめ砕石、
砂、石粉、アスフアルトをそれぞれ150〜180℃に
加熱し、これをミキサーにて混合した、いわゆる
アスフアルト混合物を舗装するが、このときアス
フアルトはこれらの砕石、砂、石粉などに薄いフ
イルム状に被覆された形になつている。本発明の
吸油性物質は、このアスフアルト混合物に混入す
るのであるが、今このアスフアルト混合物に粉状
の吸油性物質を用いると混合物は急速に硬くな
り、作業性が悪くなり、混合又は散布の均一性を
欠き、あたかもアメ玉を小麦粉でくるんだように
なり、付着力が劣り、舗設した混合物の飛散を招
くことになる。そのため本発明に於いては粉状と
せずに粒状の吸油性物質を用いるからアスフアル
ト混合物への混入が容易であり粉状のように粗骨
材間の付着をそこなうことがないものである。 次に本安定工法の適用について説明する。 本発明実施に際してはアスフアルトプラントの
ミキサーでアスフアルト混合物を十分に練り上げ
た後、吸油性物質3を投入し軽く混合してからホ
ツパーを開いてトラツクに積み込む、後は一般の
アスフアルト混合物と同様に施工する。又、舗設
現場でアスフアルト混合物を、アスフアルトフイ
ニツシヤーによつて敷均することもできる。例え
ばフイニツシヤーのスクリユー部分に吸油性物質
を投入して、アスフアルト混合物と同時に敷均
し、後は一般の施工方法に準じて行う。このよう
にして舗設したアスフアルト混合物は時間の経過
と共に吸油性物質によつて徐々にアスフアルト中
の軽質油を吸収し、粗骨材1間隙にあるモルタル
の塑性を改良する。 そしてアスフアルト舗装盤は交通荷重等により
密度の増加を図りながら舗装盤全体を安定させる
ことができる。次に実施例によつて説明する。 実施例 1 道路を舗装するにあたり、アスフアルト舗装要
綱に示されている密粒度アスフアルト混合物
(Max−13mm)の粒度配合において、マーシヤル
安定度試験方法で求めた最適アスフアルト(針入
度72のストレートアスフアルト)を重量にして
5.7%を加え、150℃の加熱混合物を製造した。こ
の加熱混合物に、セメントを主成分とする粒径5
mmの吸油性物質を重量にして6%及び12%を添加
混合し直にホイールトラツキング試験用供試体
(30cm×30cm×5cm)を成型した。10日後におい
てホイールトラツキング試験を60℃の恒温室内で
試験をしたところ、次表に示すような安定効果を
得ることができた。
【表】
【表】 実施例 2 本実施例はアスフアルト舗装道路で、重交通荷
重のためにわだち掘れの発生した路面を吸油性硬
化材を使つて路上表層再生工法により補修した。
まず、リペーバー(舗装再生機械)のチヤーヂヤ
ーヒーターによつて路面を90〜100℃に加熱した
後、軟化した路面をスカリフアイヤーによつて約
30mmかき起こした。その上に吸油性硬化材を、か
き起こした古いアスフアルト混合物に対し、重量
比で約6%となるよう均一に散布し、ロータリー
ミキサーでよく撹拌、混合して敷均し、ローラー
で締固めて補修を完了した。 次表に補修前、後、1年後における路面性状、
並びに現場でカツトした切取供試体によるホイー
ルトラツキング試験結果を示す。
【表】 上記結果に見られるように、わだち掘れ量が30
〜45mmと流動変形の激しかつた路面を吸油性硬化
材を用いて路上表層再生工法による補修を実施し
たところ、施工1年後においても舗装路面の変形
は殆ど認められず、すぐれた耐流動効果が得られ
ることが判つた。 本発明の施工による路面は良好な安全性を有す
るから夏期路面昇温時に自動車交通頻度の大きい
一般舗装路面に於いても、轍堀凹入変形のおそれ
がなく、該変形による交通の支障を来すことがな
く効果誠に顕著である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明による実施の一例を示すもの
で、混合式でアスフアルト舗装体に分散した吸油
性物質の点在状況を示すものである。 1……骨材、2……アスフアルト被膜、3……
吸油性物質。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アスフアルト混合物を充分練り上げた後、セ
    メント系材料又は石灰、石膏等の加工品である吸
    油性および硬化性のある粒径1〜30mmの粒状物質
    を混合して締め固め、舗装後アスフアルト中の軽
    質油を徐々に吸収させながら硬化させることを特
    徴とするアスフアルト舗装路面の安定化工法。
JP8171078A 1978-07-04 1978-07-04 Method of stabilizing asphlttpaved road surface Granted JPS559934A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8171078A JPS559934A (en) 1978-07-04 1978-07-04 Method of stabilizing asphlttpaved road surface

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8171078A JPS559934A (en) 1978-07-04 1978-07-04 Method of stabilizing asphlttpaved road surface

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS559934A JPS559934A (en) 1980-01-24
JPS6220323B2 true JPS6220323B2 (ja) 1987-05-06

Family

ID=13753937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8171078A Granted JPS559934A (en) 1978-07-04 1978-07-04 Method of stabilizing asphlttpaved road surface

Country Status (1)

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JP (1) JPS559934A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5812329B1 (ja) * 1980-03-25 1983-03-08 Hitachi Metals Ltd
JPS57126014A (en) * 1981-01-29 1982-08-05 Matsushita Electric Works Ltd Slide contact device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52616A (en) * 1975-06-23 1977-01-06 Yoshiaki Mikuni Rice straw gathering apparatus

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52616A (en) * 1975-06-23 1977-01-06 Yoshiaki Mikuni Rice straw gathering apparatus

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Publication number Publication date
JPS559934A (en) 1980-01-24

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